JP2012033025A - 車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法 - Google Patents

車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012033025A
JP2012033025A JP2010172446A JP2010172446A JP2012033025A JP 2012033025 A JP2012033025 A JP 2012033025A JP 2010172446 A JP2010172446 A JP 2010172446A JP 2010172446 A JP2010172446 A JP 2010172446A JP 2012033025 A JP2012033025 A JP 2012033025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
identification code
drive recorder
event
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010172446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5557386B2 (ja
Inventor
善夫 ▲濱▼田
Yoshio Hamada
Masato Miyamoto
真人 宮本
Hiroyuki Oishi
啓之 大石
Masahiko Matsumiya
昌彦 松宮
Kazuhide Masuda
一英 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2010172446A priority Critical patent/JP5557386B2/ja
Publication of JP2012033025A publication Critical patent/JP2012033025A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5557386B2 publication Critical patent/JP5557386B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】記録された運行データ中の欠落箇所の把握を容易にすると共に、欠落箇所に該当するデータの所在の把握を容易にする。
【解決手段】互いに通信可能なドライブレコーダとデジタルタコグラフとで構成され、車両の異常をイベント発生として検出すると共にイベント発生毎にイベントデータを生成するイベントデータ生成部と、デジタルタコグラフ側で運行データが発生した時に未処理のイベントデータが存在する場合は該当データにイベント毎に異なる第1の識別コードを付加する第1識別コード付加部とをドライブレコーダ上に設け、未処理の運行データが存在する時に、前記ドライブレコーダ側に未処理の前記イベントデータが存在する場合には前記第1の識別コードと対応関係にある第2の識別コードを該当する運行データに付加する第2識別コード付加部をデジタルタコグラフ上に設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像のデータを記録するドライブレコーダと、車両の運行状況に関するデータを記録するデジタルタコグラフとで構成される車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法に関する。
従来より、例えばトラック、バス、タクシーのような業務用車両には、車両の運行状況を記録する運行記録装置としてデジタルタコグラフが搭載され、記録されたデータは運転者の安全管理などに利用されている。一般的なデジタルタコグラフは、車両の速度やエンジンの回転数の情報を定期的に取得し、車両の走行時間、走行距離、最高速度、平均速度、速度オーバー時間、速度オーバー回数、エンジンオーバー時間、エンジンオーバー回数、急発進、急加速、急減速、アイドリング時間などの車両の走行状況を数値化した運行データを時系列情報として所定の記録媒体に自動的に記録する。記録媒体としては、例えばメモリカードのように車載器に対して着脱自在な不揮発性のメモリを搭載した記憶装置が用いられる場合が多い。
一方、運行記録装置の一種であるドライブレコーダを搭載した車両も増えている。車両用のドライブレコーダは、一般的に交通事故のような異常が発生した時を含む短い時間帯の状況を画像の情報として自動的に記録し保存する。すなわち、車載カメラにより撮影された車両周辺の映像を画像データとして記録媒体に記録する。長時間の画像データを記録するためには大容量の記録媒体が必要になるが、一般的に画像データの記録媒体として用いられるメモリカード等は記録容量が限られている。従って、交通事故のような異常が発生した短い時間帯のみ画像データを記録媒体に保存する場合が多い。交通事故などの異常発生の有無については、加速度センサなどを用いることにより自動的に識別することが可能である。
このようなドライブレコーダは、自動車の運転中に危険な状況が発生した時や実際に交通事故が発生したような場合には、その時点の前後のタイミングにおける状況を画像として確実に記録することができる。従って、ドライブレコーダによって記録された情報は、事故の状況を調査する際に証拠として利用したり、安全運転の管理や分析のために利用することができる。
ところで、近年では1台の車両上に上述のデジタルタコグラフとドライブレコーダの両者を搭載する可能性が高まっている。従って、デジタルタコグラフの動作とドライブレコーダの動作とを連係させることも試みられている。
例えば、特許文献1においては、事故等のイベント発生時前後の時間帯について、デジタルタコグラフとドライブレコーダの双方が生成するデータを関連付けて記録し、その後の解析等に有用なデータを提供することを提案している。具体的には、特許文献1は次に示すような技術を開示している。
1.デジタルタコグラフとドライブレコーダを通信可能な状態で接続すると共に、デジタルタコグラフ側にのみ記録媒体を装着する。ドライブレコーダ側で事故等のイベントが発生した時には、イベント発生情報と画像データをドライブレコーダからデジタルタコグラフに送信する。デジタルタコグラフは、イベント発生情報を受信した時に、時刻とイベント情報番号を記録し、更に受信した画像データをイベント情報番号と共に記録媒体に記録する。
2.デジタルタコグラフとドライブレコーダを通信可能な状態で接続すると共に、ドライブレコーダ側にのみ記録媒体を装着する。ドライブレコーダ側で事故等のイベントが発生した時には、イベント発生情報をドライブレコーダからデジタルタコグラフに送信し、ドライブレコーダはイベント発生情報と画像情報イベント番号を記録する。デジタルタコグラフは、イベント発生情報を受信した時に送信可能な運行データがあれば、この運行データをデータ通信によりドライブレコーダに送信する。ドライブレコーダは、受信した運行データと画像情報イベント番号を記録する。
特開2010−55272号公報
特許文献1の技術を採用すれば、デジタルタコグラフのデータとドライブレコーダのデータとを同期させた状態で記録できるので、記録媒体を一元化することが可能である。すなわち、メモリカードのように取り外し可能な記録媒体はデジタルタコグラフとドライブレコーダのいずれか一方にだけ装着すれば良いし、乗務員毎の情報を管理するために各乗務員が複数の記録媒体、つまりデジタルタコグラフ用の記録媒体とドライブレコーダ用の記録媒体とを所持する必要もなくなる。
しかしながら、ドライブレコーダ側に装着した記録媒体上に、ドライブレコーダが取得した画像データとデジタルタコグラフが取得した運行データとの両者を同期させて記録させようとする場合には、部分的にデータの欠落や不連続が生じる可能性がある。
すなわち、ドライブレコーダは情報量の大きい画像データを扱うので、特に交通事故などの異常(イベント)が発生した時には制御用のコンピュータの処理の負荷が非常に大きくなり余裕がほとんどなくなる。つまり、取得した画像データの圧縮処理や記録処理を高速で連続的に実行する必要があるので、それ以外の処理を実行できない期間が生じる。そのため、イベントが発生した時には、ドライブレコーダのコンピュータは画像データの処理を優先的に行うように設計される。
従って、例えば、デジタルタコグラフが取得した運行データを定期的にドライブレコーダ側に送信し、ドライブレコーダ側に装着された記録媒体上に運行データも記録しようとすると、イベントが発生した時間帯では、ドライブレコーダのコンピュータは優先度の低い処理である運行データの受信や記録を省略してしまう。その結果、記録媒体上に記録される運行データについては、イベントが発生した時間帯だけ該当する運行データが欠落してしまう。
例えば、デジタルタコグラフとドライブレコーダの双方にそれぞれ記録媒体を装着し、デジタルタコグラフ側の記録媒体には取得した運行データのバックアップを作成しておくことも考えられる。この場合、ドライブレコーダの記録媒体上で部分的に運行データが欠落していても、欠落した運行データはバックアップの記録媒体上に保存されているので、2つの記録媒体に記録された運行データをつきあわせることにより、欠落した箇所の運行データ補完することが可能である。
しかし、デジタルタコグラフが管理している時刻とドライブレコーダが管理している時刻とが同期しているわけではないので、ドライブレコーダ側の記録媒体上でどの部分のデータが欠落しているのか、ならびに該当するデータがデジタルタコグラフ側の記録媒体上でどの箇所に存在するのかを把握するのは容易ではない。
例えば、ドライブレコーダ側でイベントが発生している時間帯を避けて、デジタルタコグラフからドライブレコーダに適切なタイミングで運行データを送信することも考えられる。しかし、ドライブレコーダのコンピュータが運行データを処理できない時間帯の長さは比較的長い(例えば20秒間)ので、1回に送信する運行データのデータ容量が増えて通信時間が長くなってしまう。また、例えば短い周期でイベントが複数回繰り返し発生するような状況であれば、データの欠落は避けられない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録された運行データ中の欠落箇所の把握を容易にすると共に、欠落箇所に該当するデータの所在の把握を容易にすることが可能な車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用情報記録システムは、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 車両に搭載され少なくとも前記車両上のカメラで撮影して得られた画像のデータを記録するドライブレコーダと、前記車両に搭載され前記車両の運行状況に関する少なくとも車速のデータを記録するデジタルタコグラフとで構成される車両用情報記録システムであって、
前記ドライブレコーダと前記デジタルタコグラフとの間でデータ通信を可能にするデータ通信部と、
前記ドライブレコーダ上に配置され画像のデータおよび前記デジタルタコグラフから受信した運行データを第1の記録媒体上に記録する第1データ書き込み部と、
前記デジタルタコグラフ上に配置され、周期的に生成される運行データを前記ドライブレコーダに送信する運行データ送信部と、前記運行データを第2の記録媒体上に記録する第2データ書き込み部と、
前記ドライブレコーダ上に配置され前記車両に関する所定の異常状態の発生をイベント発生として検出すると共に前記イベントの発生毎にイベントデータを生成するイベントデータ生成部と、
前記ドライブレコーダ上に配置され前記デジタルタコグラフ側で運行データが発生した時に未処理の前記イベントデータが存在する場合には該当するイベントデータに対してイベント毎に異なる第1の識別コードを付加する第1識別コード付加部と、
前記デジタルタコグラフ上に配置され、未処理の運行データが存在する時に、前記ドライブレコーダ側に未処理の前記イベントデータが存在する場合には前記第1の識別コードと対応関係にある第2の識別コードを該当する運行データに対して付加する第2識別コード付加部と
を備えたこと。
(2) 上記(1)に記載の車両用情報記録システムであって、
前記第1識別コード付加部および第2識別コード付加部は、前記第1の識別コードおよび第2の識別コードとして共通のコードを割り当てること。
(3) 上記(1)に記載の車両用情報記録システムであって、
前記イベントデータ生成部は、前記デジタルタコグラフとドライブレコーダとの通信の際に通信エラーの発生を検知した場合には通信エラーのイベントデータを生成し、前記第1識別コード付加部および前記第2識別コード付加部は、前記第1の識別コードおよび第2の識別コードとして通信エラー用コードを割り当てること。
(4) 上記(1)に記載の車両用情報記録システムであって、
前記ドライブレコーダは、所定の条件を満たす時に、前記第1の記録媒体上に記録されているイベントデータの中から前記第1の識別コードが付加されている欠落データを検索し、欠落データが見つかった場合には、前記第1の識別コードに対応する特定の運行データを前記第1の識別コードを利用して前記デジタルタコグラフから取得し、前記欠落データの内容を自動的に補完する欠落データ補完処理部を更に備えること。
(5) 上記(4)に記載の車両用情報記録システムであって、
前記デジタルタコグラフは、前記第2の記録媒体上に記録されている運行データの中から前記第2の識別コードが付加されている不整合データを検索し、前記不整合データが見つかった場合には、前記第2の識別コードと共に前記不整合データを前記ドライブレコーダに送信する不整合データ送信処理部を更に備えること。
(6) 上記(4)に記載の車両用情報記録システムであって、
前記欠落データ補完処理部は、前記車両の停止状態およびイグニッションオフ状態の少なくとも一方の条件を満たしたことを認識した後で処理を開始すること。
上記(1)の構成の車両用情報記録システムによれば、イベントの発生により前記第1の記録媒体に記録されたデータの中に運行データの欠落が生じた場合に、欠落が生じていることを前記第1の識別コードの存在により認識できる。また、前記第1の記録媒体上で欠落している特定の運行データを含む全ての運行データが前記第2の記録媒体上に記録されているので、前記第2の記録媒体から欠落した運行データを取得できる。更に、前記第1の識別コードと第2の識別コードとが対応関係にあるので、前記第1の記録媒体上で欠落している特定の運行データに該当するデータを、前記第2の識別コードを参照して前記第2の記録媒体上で特定できる。
また、上記(2)の構成の車両用情報記録システムによれば、前記第1の識別コードと第2の識別コードとが共通のコードなので、前記第1の記録媒体上で欠落している特定の運行データの所在を前記第2の記録媒体上で容易に特定できる。
また、上記(3)の構成の車両用情報記録システムによれば、通信エラーの発生によってデータの欠落が生じた場合にも、欠落したデータの有無を識別できる。また、欠落したデータの所在を前記第2の記録媒体上で特定できる。
また、上記(4)の構成の車両用情報記録システムによれば、前記第1の記録媒体上でデータの欠落が生じた場合であっても、前記欠落データ補完処理部の制御によって欠落したデータが自動的に補完されるので、各乗務員が使用する記録媒体を、前記第1の記録媒体のみに一元化することができ、前記第2の記録媒体を取り外して持ち歩く必要がなくなる。
また、上記(5)の構成の車両用情報記録システムによれば、前記第1の記録媒体上に存在しない運行データを、前記デジタルタコグラフから前記ドライブレコーダに送信し、前記前記第1の記録媒体に記録することができる。
また、上記(6)の構成の車両用情報記録システムによれば、新たなイベントが発生する可能性がない状態でのみ処理を開始するので、容量の大きいデータを転送したり比較的複雑な処理を行う場合であっても問題は生じにくい。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用情報記録方法は、下記(7)〜(8)を特徴としている。
(7) 車両に搭載され少なくとも前記車両上のカメラで撮影して得られた画像のデータを記録するドライブレコーダと、前記車両に搭載され前記車両の運行状況に関する少なくとも車速のデータを記録するデジタルタコグラフとで構成される車両用情報記録システムを制御するための車両用情報記録方法であって、
前記ドライブレコーダと前記デジタルタコグラフとをデータ通信可能な状態で接続し、
前記ドライブレコーダに装備された第1の記録媒体上に、前記ドライブレコーダが生成する画像のデータおよび前記デジタルタコグラフから送信される運行データを書き込み、
前記デジタルタコグラフ側で周期的に生成される運行データを前記デジタルタコグラフに装備された第2の記録媒体上に書き込むと共に前記ドライブレコーダに送信し、
前記ドライブレコーダが前記車両に関する所定の異常状態の発生をイベント発生として検出した時に、前記イベントの発生毎にイベントデータを生成し、
前記デジタルタコグラフ側で運行データが発生した時に未処理の前記イベントデータが存在する場合には該当するイベントデータに対してイベント毎に異なる第1の識別コードを付加し、
前記デジタルタコグラフ上に未処理の運行データが存在する時に、前記ドライブレコーダ側に未処理の前記イベントデータが存在する場合には前記第1の識別コードと対応関係にある第2の識別コードを該当する運行データに対して付加すること。
(8) 上記(7)に記載の車両用情報記録方法であって、
所定の条件を満たす時に、前記第1の記録媒体上に記録されているイベントデータの中から前記第1の識別コードが付加されている欠落データを検索し、欠落データが見つかった場合には、前記第1の識別コードに対応する特定の運行データを前記第1の識別コードを利用して前記デジタルタコグラフから取得し、前記欠落データの内容を自動的に補完すること。
上記(7)の構成の車両用情報記録方法によれば、イベントの発生により前記第1の記録媒体に記録されたデータの中に運行データの欠落が生じた場合に、欠落が生じていることを前記第1の識別コードの存在により認識できる。また、前記第1の記録媒体上で欠落している特定の運行データを含む全ての運行データが前記第2の記録媒体上に記録されているので、前記第2の記録媒体から欠落した運行データを取得できる。更に、前記第1の識別コードと第2の識別コードとが対応関係にあるので、前記第1の記録媒体上で欠落している特定の運行データに該当するデータを、前記第2の識別コードを参照して前記第2の記録媒体上で特定できる。
また、上記(8)の構成の車両用情報記録方法によれば、前記第1の記録媒体上でデータの欠落が生じた場合であっても、前記欠落データ補完処理部の制御によって欠落したデータが自動的に補完されるので、各乗務員が使用する記録媒体を、前記第1の記録媒体のみに一元化することができ、前記第2の記録媒体を取り外して持ち歩く必要がなくなる。
本発明の車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法によれば、記録された運行データ中の欠落箇所の把握が容易になる。更に、欠落箇所に相当するデータの所在の把握が容易になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
実施形態の車両用情報記録システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1に示した車両用情報記録システムの主要部に関する機能上の構成を示すブロック図である。 図1に示した車両用情報記録システムの主要な動作を表すシーケンス図である。 イベントデータテーブル及び運行データテーブルの具体例を示す模式図である。 各記録媒体に記録されるデータの例を表すタイムチャートである。 図2に示した車両用情報記録システムの変形例を示すブロック図である。 図6に示した車両用情報記録システムの主要な動作を表すシーケンス図である。 図6に示した車両用情報記録システムにおいて各記録媒体に記録されるデータの例を表すタイムチャートである。
本発明の車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法に関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本実施形態の車両用情報記録システムのハードウェア構成例が図1に示されている。図1に示すように、この車両用情報記録システムは、互いに通信可能な状態で接続されるドライブレコーダ100とデジタルタコグラフ200とで構成されている。
ドライブレコーダ100は、この車載器を搭載した車両に交通事故が発生したような異常な状態を検出した時に、その時間帯の状況を車載カメラで撮影し、得られた画像のデータを所定の記録媒体上に自動的に記録し保存するための装置である。デジタルタコグラフ200は、この車載器を搭載した車両の運行状況を表す車速やエンジン回転数などの情報を周期的に収集し運行データとして所定の記録媒体上に自動的に記録し保存するための装置である。
ドライブレコーダ100は、図1に示すようにマイクロコンピュータ(CPU)11、インタフェース(I/F)15、16、17、CFカード18、読み書きメモリ(SDRAM)19、通信インタフェース20を備えている。また、インタフェース15の入力には車載カメラ12が接続され、インタフェース16の入力には加速度(G)センサ13が接続され、インタフェース17の入力には車速(速度)センサ14が接続されている。
車載カメラ12は、車両上に固定され、交通事故等の状況を把握するために利用可能な映像を撮影できるように配置される。例えば、車載カメラ12の撮影方向を車両の進行方向に向けることにより、自車両の前方を走行する先行車両や対向車両や歩行者などを撮影することができる。
加速度センサ13は、車両に加わった前後方向や横方向の加速度の大きさを表す電気信号を出力する。加速度センサ13が出力する電気信号は、交通事故等の異常時に発生する異常に大きな加速度の有無を識別するために利用される。
車速センサ14は、車両の変速機の出力軸の回転状態を検出し、車輪が所定量回転する毎に1つのパルス信号(車速パルス)を出力する。従って、例えば所定時間内に発生した車速パルスのパルス数を計数することにより現在の車速を把握できる。
マイクロコンピュータ11は、内部メモリ上に予め用意されているプログラムを実行することにより、ドライブレコーダ100の動作に関する様々な制御を実施する。制御の内容については後で説明する。
CFカード18は、ドライブレコーダ100に対して着脱自在なメモリカードであり、不揮発性の半導体メモリを搭載している。このCFカード18は、交通事故発生時に生成される画像データ等を記録し保存するための記録媒体として利用される。本実施形態のようにドライブレコーダ100とデジタルタコグラフ200とを接続したシステムの場合には、デジタルタコグラフ200側で生成された運行データもCFカード18上に記録することができる。
読み書きメモリ(SDRAM)19は、データの読み出し及び書き込みが可能な半導体メモリであり、一時的なデータの記録に利用される。通信インタフェース20は、ドライブレコーダ100とデジタルタコグラフ200との間のデータ通信を可能にする。ドライブレコーダ100とデジタルタコグラフ200との間は、所定の通信ケーブル300を介して接続される。
ドライブレコーダ100が単体で動作する場合の基本的な動作については、一般的なドライブレコーダの場合と同様である。すなわち、加速度センサ13が出力する加速度の大きさを常時監視し、所定以上に大きい加速度を検出すると交通事故等のイベントが発生したものとみなす。イベントが発生すると、車載カメラ12の撮影によって得られた画像のデータを所定時間(例えば10秒間)に渡って記録媒体であるCFカード18上に記録する。
また、イベントが発生した時点よりも前のタイミングで得られる画像も重要であるので、イベントが発生した時点の前の所定時間(例えば10秒間)についても画像をCFカード18上に記録する。この動作を可能にするために、過去所定時間以内に撮影された画像についてはデータを読み書きメモリ19上又はCFカード18上の一時記憶領域に常時記録し、所定時間を経過して古くなったデータは新しいデータで上書きするように制御している。従って、イベントが発生した時点で、その前に撮影された過去所定時間の画像のデータを前記一時記憶領域から取り出して保存することができる。なお、ドライブレコーダ100における特徴的な動作については後で説明する。
図1に示すように、デジタルタコグラフ200はマイクロコンピュータ(CPU)31、不揮発性メモリ32、揮発性メモリ33、CFカードインタフェース(I/F)34、CFカード35、シャッタスイッチ36、音声インタフェース37、時計回路(RTC:リアルタイムクロック)38、読み出し専用メモリ(EEPROM)39、スイッチ入力部40、表示器(LCD)コントローラ41、通信インタフェース42、速度/エンジン回転インタフェース51、速度/エンジン回転警報部52、外部入力インタフェース53、アナログ入力インタフェース54、外部出力インタフェース55、ETCインタフェース56、プリンタインタフェース57、GPSインタフェース58、CANインタフェース59、通信端末インタフェース60、電源部61を備えている。
マイクロコンピュータ(CPU)31は、読み出し専用メモリ39上に保持されているプログラムを実行することにより、デジタルタコグラフ200を制御するために必要な処理を行う。主要な制御の内容として、マイクロコンピュータ31は車両の営業運行中に、運行状態を表す様々な情報を収集し、得られたデジタルデータを運行データとして記録し保存する。それ以外の特徴的な制御については、後で詳細に説明する。
不揮発性メモリ32は、電源部61から供給される電源電力が遮断された時でも記憶された情報を保持することのできる記憶装置であり、情報の書き込み及び読み出しが可能である。不揮発性メモリ32は、例えば予め定めた定数などのデータを保持するために利用される。
揮発性メモリ33は、情報の書き込み及び読み出しが可能な半導体メモリであり、電源部61から電源電力が供給されている時に、一時的に使用するデータの書き込み及び読み出しのためにマイクロコンピュータ31によってアクセスされる。
CFカードインタフェース34は、記録媒体であるCFカード35を装着可能なカードスロットを備えており、装着されたCFカード35に対してマイクロコンピュータ31がアクセスするためのインタフェースとして機能する。CFカード35はカードスロットに着脱自在であり、不揮発性の半導体メモリを搭載している。
音声インタフェース37は、音声の入出力を行うためのインタフェースである。すなわち、乗務員等が発声する音声等の音響を電気信号として入力し、デジタルデータに変換して音声情報として収集したり、アナウンスなどの音声信号を合成して音響として出力することができる。
時計回路38は、所定のクロックパルスを常時計数しており、現在の日付および時刻を把握してその情報を出力することができる。
スイッチ入力部40は、乗務員が操作可能な複数のスイッチを有している。乗務員が各スイッチのボタンを操作した場合には、該当するスイッチの状態を表す信号がスイッチ入力部40からマイクロコンピュータ31に入力される。
図示しないが、デジタルタコグラフ200はその筐体の前面パネルに配置された表示画面を有する液晶表示器を搭載している。表示器コントローラ41は、この液晶表示器の表示を制御する回路である。マイクロコンピュータ31は、表示器コントローラ41を介して液晶表示器の表示内容を制御することができる。
通信インタフェース42は、デジタルタコグラフ200とドライブレコーダ100との間でデータ通信を行うために用いるインタフェースである。
速度/エンジン回転インタフェース51は、車速やエンジンの回転数を把握するための各種電気信号をマイクロコンピュータ31に入力するためのインタフェースである。例えば、車両の車輪の回転量(回転速度)に応じてパルス信号を発生する車速センサの出力や、エンジン駆動部の回転量に応じた信号を出力するエンジン回転センサの出力が速度/エンジン回転インタフェース51の入力に接続される。
速度/エンジン回転警報部52は、検出した車速やエンジン回転数(rpm)が異常な状態になった場合に、警報音を出力するために用いられる。
外部入力インタフェース53は、オプションとして用意された外部機器、例えばスイッチユニットのような入力機器を接続するために利用される。アナログ入力インタフェース54は、アナログ電気信号を入力するために利用される。アナログ入力インタフェース54はアナログ/デジタル変換器を内蔵している。外部出力インタフェース55は、オプションとして用意された外部機器を接続するために利用される。
ETCインタフェース56は、オプションとして用意されたETC(Electronic Toll Collection System)車載器を接続するために利用される。プリンタインタフェース57は、オプションとして用意されたプリンタを接続するために利用される。GPSインタフェース58は、GPS受信機を接続するために利用される。GPS受信機はGPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して車両の現在位置を表す位置情報を出力することができる。
CANインタフェース59は、車両上に搭載されている他の装置との間で、CANの通信規格に従ったデータ通信を行うためのインタフェースである。通信端末インタフェース60は、所定の通信端末とデジタルタコグラフ200とを接続するためのインタフェースである。
電源部61は、車両の電源回路(バッテリーの出力)の電圧をマイクロコンピュータ31が電源として利用可能な所定の電圧に変換するための電源回路である。
デジタルタコグラフ200が単体で動作する場合の基本的な動作については、一般的なデジタルタコグラフの場合と同様である。すなわち、速度/エンジン回転インタフェース51からマイクロコンピュータ31に入力される電気信号を監視して現在の車速およびエンジン回転数を把握すると共に、これらの情報を含む運行データを時系列データとして一定の周期で記録媒体であるCFカード35上に記録する。
図1に示した車両用情報記録システムのようにドライブレコーダ100とデジタルタコグラフ200とを接続してこれらを使用する場合には、上述の動作の他に、ドライブレコーダ100およびデジタルタコグラフ200はそれぞれ特別な動作を行う。この特別な動作を実現するために備わっている機能上の主要な構成が図2に示されている。また、ドライブレコーダ100およびデジタルタコグラフ200の特徴的な動作の概要が図3に示されている。
図2を参照すると、ドライブレコーダ100上には、イベントデータ生成部101、第1識別コード付加部102、第1データ書き込み部103、データ通信部104および第1の記録媒体105が備わっている。なお、イベントデータ生成部101、第1識別コード付加部102、第1データ書き込み部103およびデータ通信部104の動作は、図1に示したマイクロコンピュータ11の処理によって実現する。また、第1の記録媒体105はCFカード18に相当する。
一方、デジタルタコグラフ200上には、運行データ生成部201、運行データ送信部202、第2データ書き込み部203、第2識別コード付加部204、データ通信部205および第2の記録媒体207が備わっている。なお、運行データ生成部201、運行データ送信部202、第2データ書き込み部203、第2識別コード付加部204およびデータ通信部205の動作は、図1に示したマイクロコンピュータ31の処理によって実現する。また、第2の記録媒体207はCFカード35に相当する。
まずドライブレコーダ100側の動作について説明する。図2に示すように、第1の記録媒体105上には、イベントデータテーブル111、映像データファイル112および運行データファイル113が記録される。
映像データファイル112は、車載カメラ12の撮影により得られる映像の静止画データの集合、あるいは所定時間の動画のデータを圧縮した状態で保持するファイルである。イベント、すなわち交通事故等の異常な状態が発生する毎に、その時間帯の状況を撮影して得られた映像のデータが1つもしくは複数の映像データファイル112として記録される。
運行データファイル113は、デジタルタコグラフ200側で生成された運行データと同等の内容を保持するファイルである。ドライブレコーダ100は、デジタルタコグラフ200から受け取った運行データを運行データファイル113として第1の記録媒体105上に記録する。
イベントデータテーブル111は、イベントが発生する毎に生成されるイベントデータを順番に記録するための領域である。イベントデータテーブル111の構成の具体例が図4に示されている。図4に示すようにイベントデータテーブル111上には複数のイベントデータED1、ED2、ED3、・・・を書き込むことができる。各々のイベントデータを記録する領域には、「アドレス」111a、「時刻」(日付及び時刻)111b、「映像データ」111c、「ドライブレコーダ上の運行データ」111d、「コード」111e等を書き込む項目が設けてある。各イベントデータにおける「時刻」111bの内容は、イベント等が発生した時刻を表す。また、「映像データ」111cは、該当するイベントの映像データを記録した特定の映像データファイル112の所在やファイル名を表す情報である。また、「ドライブレコーダ上の運行データ」111dは、該当するイベントと同時刻に取得した運行データを記録した運行データファイル113の所在やファイル名を表す情報である。「コード」111eについては後で説明する。
イベントデータ生成部101は、イベントが発生した時に、すなわち異常に大きい加速度の発生を検出した時にイベントデータを生成し、このイベントデータをイベントデータテーブル111に書き込む。また、この例ではデータ通信部104で通信エラーが発生した時にもイベントデータ生成部101はイベントデータをイベントデータテーブル111に書き込む。
イベントが発生した時には、第1データ書き込み部103は車載カメラ12の撮影により得られた映像データ(画像データとも言う)を圧縮処理して映像データファイル112を生成しこのファイルを第1の記録媒体105上に書き込む。また、データ通信部104がデジタルタコグラフ200から送信された運行データを受信した場合には、この運行データを第1データ書き込み部103が運行データファイル113として第1の記録媒体105上に書き込む。
第1識別コード付加部102は、デジタルタコグラフ200がドライブレコーダ100に対して運行データを送信しようとしている時に、未処理のイベントデータがイベントデータテーブル111上に存在していれば、特別な第1識別コードを生成し、これを該当するイベントデータの「コード」111eの項目に書き込む。また、通信エラーの発生を検出した時には、第1識別コード付加部102は通信エラーであることを表すコードを該当するイベントデータの「コード」111eの項目に書き込む。
データ通信部104は、通信インタフェース20を利用してドライブレコーダ100とデジタルタコグラフ200との間のデータ通信処理を行う。
次に、デジタルタコグラフ200側の動作について説明する。図2に示すように、第2の記録媒体207上には、運行データテーブル211および運行データファイル212が記録される。
運行データファイル212は、デジタルタコグラフ200上で一定の周期(例えば10秒間隔)で収集される運行データ(車速やエンジン回転数の情報)を収集した時刻毎にまとめて1つの集合としてそれぞれ保持するファイルである。運行データテーブル211は、第2の記録媒体207上に記録された運行データファイル212の内容を管理するための情報を保持している。
運行データファイル212の構成に関する具体例が図4に示されている。図4に示すように、運行データテーブル211上には多数の運行データ管理情報UD1、UD2、UD3、・・・を順番に記録できる。各々の運行データ管理情報を記録する領域には、「アドレス」211a、「時刻」211b、「タコグラフ上の運行データ」211c、「コード」211d等を書き込む項目が設けてある。各運行データ管理情報における「時刻」211bは、該当する運行データの取得日時を表す。また、「タコグラフ上の運行データ」211cは、該当する運行データを含む特定の運行データファイル212に関する所在やファイル名を表す。「コード」211dについては後で説明する。
運行データ生成部201は、車速やエンジン回転数などの情報を一定の周期で繰り返し収集し、収集した時刻毎にまとめて運行データを生成する。生成された運行データは運行データ送信部202、第2データ書き込み部203にそれぞれ入力される。
運行データ送信部202は、運行データ生成部201で生成された運行データを、データ通信部205を介してドライブレコーダ100に送信する。データ通信部205は、通信インタフェース42を用いてドライブレコーダ100とデジタルタコグラフ200との間でデータ通信を行う。
第2データ書き込み部203は、運行データ生成部201から入力される運行データを運行データファイル212として第2の記録媒体207に書き込むと共に、該当する運行データを管理するための運行データ管理情報を生成しこれを運行データテーブル211に書き込む。
第2識別コード付加部204は、運行データ送信部202が1つの運行データをドライブレコーダ100に送信する前に、未処理のイベントデータがドライブレコーダ100上に存在することを検出すると、第2識別コードを生成し、これを該当する運行データ管理情報の「コード」211dの項目に書き込む。本実施形態では、第2識別コード付加部204が生成する第2識別コードは、ドライブレコーダ100側の第1識別コード付加部102が生成する第1識別コードと共通である。なお、前記第1識別コードと第2識別コードとの関係については、必ずしも同一でなくても、一方の内容から他方を特定できるように対応付けしてあればよい。また、データ通信部205で通信エラーが発生した場合には、第2識別コード付加部204は通信エラーの発生を表す第2識別コードを生成し、これを該当する運行データ管理情報の「コード」211dの項目に書き込む。
ドライブレコーダ100およびデジタルタコグラフ200の特徴的な動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。
デジタルタコグラフ200側で新たな運行データが運行データ生成部201によって生成されると、この運行データは第2データ書き込み部203によって第2の記録媒体207上に書き込まれる。また、運行データ送信部202は生成された運行データをドライブレコーダ100に送信する必要があるが、運行データの本体を送信する前に、予告として運行データ送信部202はステップS22で「運行データ発生情報」をドライブレコーダ100に送信する。
ドライブレコーダ100側では、ステップS11で前記「運行データ発生情報」を受信すると、次のステップS12で未処理のイベントデータがイベントデータテーブル111上に存在するか否かを第1識別コード付加部102が識別する。未処理のイベントデータが存在しない場合はステップS13に進み、存在する場合はステップS14に進む。
ステップS13では、第1データ書き込み部103が、必要に応じて第1の記録媒体105上の映像データファイル112や運行データファイル113に関するデータの書き込みを行う。但し、イベントが発生した時間帯、つまり未処理のイベントデータが存在する時には、映像データファイル112を生成する処理の負荷が非常に大きいので、この処理を優先的に行い、優先度の低い運行データの受信や運行データファイル113の作成は省略される場合もある。
ステップS14では、第1識別コード付加部102が、イベントデータテーブル111上の最後尾にある未処理のイベントデータの「コード」111eの項目に、第1識別コードを書き込む。この第1識別コードは第1の記録媒体105上で「運行データ」の欠落が生じる可能性が高いことを表すものであり、第1識別コードには、イベントデータ毎に異なる値が割り当てられる。例えば、図4に示したイベントデータテーブル111上では、イベントデータED1、ED4に第1識別コードとしてそれぞれ「00」、「F1」が書き込まれている。
なお、通信エラーが発生した場合は通信エラーの発生であることが分かる値が第1識別コードに割り当てられる。また、ステップS14で第1識別コード付加部102が生成した第1識別コードの値は、データ通信部104を介してデジタルタコグラフ200に通知される。
デジタルタコグラフ200は、ステップS22で「運行データ発生情報」を送信した後、ステップS23でドライブレコーダ100からの通知をデータ通信部205で受け取り、ドライブレコーダ100側に未処理のイベントデータが存在するか否かを識別する。未処理のイベントデータが存在する場合はステップS26に進み、存在しない場合はステップS24に進む。
ステップS24では、ステップS21で検出した最後の「運行データ」を運行データ送信部202がデータ通信部205を介してドライブレコーダ100に送信する。また、ステップS25では第2データ書き込み部203が同じ「運行データ」を第2の記録媒体207上の運行データファイル212として書き込む。また、書き込んだ運行データファイル212を管理するための運行データ管理情報が運行データテーブル211に書き込まれる。
ステップS26では、ステップS25と同様に、第2データ書き込み部203が運行データを運行データファイル212として書き込むと共に、この運行データを管理する運行データ管理情報を運行データテーブル211に書き込む。更に、第2識別コード付加部204が第2識別コードを生成し、該当する運行データ管理情報の「コード」211dの項目に書き込む。本実施形態では、第2識別コード付加部204が生成する第2識別コードはドライブレコーダ100から通知される第1識別コードの値と共通である。
従って、例えばある時点でドライブレコーダ100側にイベントが発生し、図4に示すイベントデータテーブル111上のイベントデータED4が生成され、これが未処理である時には、イベントデータED4の「コード」111eの項目に、第1識別コードである「F1」が書き込まれる。一方、それと同じ時間帯にデジタルタコグラフ200側で「運行データ」が生成され、図4に示す運行データテーブル211上にn番目の運行データ管理情報UDnが書き込まれた時に、この運行データ管理情報UDnの「コード」211dの項目には第2識別コードとして「F1」、つまりドライブレコーダ100側が使用した第1識別コードと対応する値が書き込まれる。
ドライブレコーダ100側の第1の記録媒体105に記録されるデータおよびデジタルタコグラフ200側の第2の記録媒体207に記録されるデータの時系列変化の例が図5に示されている。
図5に示すように、通常、すなわちドライブレコーダ100側で事故発生等を表すイベントが発生していない状況であれば、デジタルタコグラフ200側で生成された運行データがデジタルタコグラフ200上の第2の記録媒体207に記録され、同じ運行データがドライブレコーダ100上の第1の記録媒体105にも記録される。
しかし、図5に示す例では、時刻t1でドライブレコーダ100側にイベントが発生したため、時刻t1からしばらくの間は、ドライブレコーダ100は映像データの処理を優先的に行う。その結果、第1の記録媒体105上に記録される運行データには部分的な欠落が発生する。しかし、欠落した箇所に相当するイベントデータには、前述のように第1識別コードが書き込まれる。また、デジタルタコグラフ200側では、該当する運行データの運行データ管理情報に前述のように第2識別コードが書き込まれる。また、イベントが発生していなくても、通信エラーが発生した場合には、イベント発生の場合と同様に第1の記録媒体105上に第1識別コードが書き込まれ、第2の記録媒体207上に第2識別コードが書き込まれる。
図5に示したような状況では、第1の記録媒体105上では運行データの一部分が欠落し不完全であるが、第2の記録媒体207上には全ての運行データが記録されている。従って、第1の記録媒体105上で欠落している一部分の運行データを第2の記録媒体207上から取り出して補完することが可能である。
上記のデータの補完処理を行う場合には、通常は、第1の記録媒体105および第2の記録媒体207を車両上のドライブレコーダ100およびデジタルタコグラフ200から取り外し、事務所に設置された管理用のコンピュータを用いて、第1の記録媒体105の記録データおよび第2の記録媒体207の記録データをそれぞれ読み取りデータの解析を行うことが想定される。
この場合、第1の記録媒体105上のデータの中で、イベントデータテーブル111上を検索し、「コード」111eの項目に第1識別コードが存在するか否かを調べることで、欠落しているデータの有無およびその箇所を自動的に検出できる。また、第1の記録媒体105上で欠落している運行データについては、第2の記録媒体207上を検索して自動的に見つけることができる。すなわち、第2の記録媒体207上の運行データテーブル211を検索し、多数の運行データ管理情報の中から「コード」211dの項目に第2識別コードが付加されているデータを見つければよい。そして、欠落しているデータの第1識別コードと一致する第2識別コードが付加されている運行データを目的の運行データとして抽出し、欠落しているデータの代わりに使用する。
上記のような方法では、データの補完処理を行う際に、第1の記録媒体105と第2の記録媒体207の2つの記録媒体を使用する必要があるし、データ解析用のコンピュータも必要になる。しかし、このようなデータの補完処理は、第1の記録媒体105および第2の記録媒体207を取り外すことなく、図1に示したシステムを用いるだけで、自動的に行うこともできる。これを実現する変形列について以下に説明する。
図2に示した車両用情報記録システムの変形例の構成が図6に示されている。また、図6に示した車両用情報記録システムの主要な動作が図7に示されている。更に、図6に示した車両用情報記録システムにおいて各記録媒体に記録されるデータの例が図8に示されている。
図6に示した車両用情報記録システムにおいては、ドライブレコーダ100に欠落データ補完処理部121が追加され、デジタルタコグラフ200に不整合データ送信処理部221が追加されている。それ以外の構成については図2に示した車両用情報記録システムと同様である。追加された欠落データ補完処理部121及び不整合データ送信処理部221について以下に説明する。
欠落データ補完処理部121は、図7に示す各ステップS31〜S35のような動作に関する制御を行うものである。また、不整合データ送信処理部221は、図7に示す各ステップS41〜S44のような動作に関する制御を行うものである。なお、欠落データ補完処理部121の機能はマイクロコンピュータ11が所定のプログラムを実行することにより実現し、不整合データ送信処理部221の機能はマイクロコンピュータ31が所定のプログラムを実行することにより実現する。
欠落データ補完処理部121は、現在の車速により車両停止を検出している状態と、イグニッションスイッチがオフになった状態とのいずれか一方又は両方の状態を検出すると、図7のステップS31を実行し、外部データの受付状態になる。
すなわち、車両停止状態や車両のイグニッションオフ状態(エンジン停止状態)では、ドライブレコーダ100が新たな映像データを収集する必要もないし、デジタルタコグラフ200が新たな運行データを収集する必要もないので、ドライブレコーダ100を制御するマイクロコンピュータ11やデジタルタコグラフ200を制御するマイクロコンピュータ31の処理は負荷が非常に小さいアイドリング状態である。従って、このタイミングを利用すれば、通常のドライブレコーダ100の動作およびデジタルタコグラフ200の動作に影響を与えることなく、欠落データの補完処理を行うことができる。
欠落データ補完処理部121は、ステップS31でドライブレコーダ100が「外部データ受付状態」であることをデータ通信部104を介してデジタルタコグラフ200に通知する。デジタルタコグラフ200の不整合データ送信処理部221は、ドライブレコーダ100から「外部データ受付状態」であることを通知されると、これをステップS41で受け付けて、ステップS42以降の処理を実行する。
ステップS32では、欠落データ補完処理部121は、第1の記録媒体105上で欠落データの有無を識別する。すなわち、前述のように、イベントデータテーブル111上でイベントデータを検索し、「コード」111eの項目に第1識別コードが存在するイベントデータの有無を調べる。欠落データがある場合はステップS33に進み、欠落データがない場合はそれをデジタルタコグラフ200に通知する。
不整合データ送信処理部221は、運行データテーブル211上で多数の運行データ管理情報の中に「コード」211dの項目に第2識別コードが付加されているデータが存在するか否かを識別する。第2識別コードが付加された運行データが見つかった場合にはステップS43に進む。
ステップS33では、欠落データ補完処理部121は、第1の記録媒体105上で欠落している運行データを、第2の記録媒体207上の運行データと整合させるための処理を行う。すなわち、欠落データ補完処理部121は欠落している運行データに対応する特定のイベントデータに付加されている第1識別コードをデジタルタコグラフ200に送信して該当する運行データの送信を要求する。
ステップS43では、不整合データ送信処理部221は、第2の記録媒体207上で見つけた特別な運行データ、つまり第2識別コードが付加された運行データについて、第1の記録媒体105上の運行データと整合させるための処理を行う。すなわち、不整合データ送信処理部221はドライブレコーダ100から送信を要求された運行データに関する第1識別コードから、これと対応する第2識別コードが付加された特定の運行データを抽出する。そして、抽出した運行データを次のステップS44でドライブレコーダ100に送信する。なお、欠落した運行データが複数ある場合には、ステップS43、S44の処理を繰り返し実行する。
欠落データ補完処理部121は、ステップS33で要求した運行データを、ステップS34でデジタルタコグラフ200から受信する。そして、受信した運行データを時系列順に従って第1の記録媒体105上に書き込む。すなわち、欠落した運行データの位置はイベントデータテーブル111上の第1識別コードの値により特定できるので、該当する位置に受信した運行データを書き込む。
ドライブレコーダ100側の第1の記録媒体105に記録されたデータおよびデジタルタコグラフ200側の第2の記録媒体207に記録されたデータの例が図8に示されている。図5に示したデータの場合と同様に、図8に示したデータにおいては、イベントデータの発生時や、通信エラーの発生時に第1の記録媒体105上の運行データに欠落が生じている。
しかし、第1の記録媒体105上で欠落している運行データの箇所のイベントデータには、前述の第1識別コードが付加されている。また、該当する運行データは、第2の記録媒体207上で第2識別コードが付加された状態で管理されている。
従って、図6に示した欠落データ補完処理部121は、第1識別コードにより第1の記録媒体105上で欠落している運行データの箇所を見つけ、不整合データ送信処理部221は第2の記録媒体207上で欠落データの補完に利用できる特定の運行データの所在を第2識別コードにより見つけることができる。
そして、図7に示した各ステップS33,S34,S35,S43,S44の処理を実行することにより、第1の記録媒体105上で欠落した運行データをデジタルタコグラフ200からドライブレコーダ100に転送し、第1の記録媒体105上の運行データを自動的に補完することができる。
従って、例えば第2の記録媒体207についてはメモリカードのように着脱自在な記録媒体である必要はない。つまり、記録媒体を第1の記録媒体105だけに一元化することも可能であり、1枚の第1の記録媒体105だけで各乗務員の運行データや映像データを管理することができる。
以上のように、本発明の車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法は、画像のデータを記録するドライブレコーダと、車両の運行状況に関するデータを記録するデジタルタコグラフとで構成される車両用情報記録システムやそれを制御するための車両用情報記録方法に利用できる。本発明を実施することにより、各乗務員の情報を管理する記録媒体を一元化することが可能であり、データの欠落も防止できる。
11 マイクロコンピュータ
12 車載カメラ
13 加速度センサ
14 車速センサ
15,16,17 インタフェース
18 CFカード
19 読み書きメモリ
20 通信インタフェース
31 マイクロコンピュータ
32 不揮発性メモリ
33 揮発性メモリ
34 CFカードインタフェース
35 CFカード
36 シャッタスイッチ
37 音声インタフェース
38 時計回路
39 読み出し専用メモリ
40 スイッチ入力部
41 表示器コントローラ
42 通信インタフェース
51 速度/エンジン回転インタフェース
52 速度/エンジン回転警報部
53 外部入力インタフェース
54 アナログ入力インタフェース
55 外部出力インタフェース
56 ETCインタフェース
57 プリンタインタフェース
58 GPSインタフェース
59 CANインタフェース
60 通信端末インタフェース
61 電源部
100 ドライブレコーダ
101 イベントデータ生成部
102 第1識別コード付加部
103 第1データ書き込み部
104 データ通信部
105 第1の記録媒体
111 イベントデータテーブル
112 映像データファイル
113 運行データファイル
121 欠落データ補完処理部
200 デジタルタコグラフ
201 運行データ生成部
202 運行データ送信部
203 第2データ書き込み部
204 第2識別コード付加部
205 データ通信部
207 第2の記録媒体
211 運行データテーブル
212 運行データファイル
221 不整合データ送信処理部

Claims (8)

  1. 車両に搭載され少なくとも前記車両上のカメラで撮影して得られた画像のデータを記録するドライブレコーダと、前記車両に搭載され前記車両の運行状況に関する少なくとも車速のデータを記録するデジタルタコグラフとで構成される車両用情報記録システムであって、
    前記ドライブレコーダと前記デジタルタコグラフとの間でデータ通信を可能にするデータ通信部と、
    前記ドライブレコーダ上に配置され画像のデータおよび前記デジタルタコグラフから受信した運行データを第1の記録媒体上に記録する第1データ書き込み部と、
    前記デジタルタコグラフ上に配置され、周期的に生成される運行データを前記ドライブレコーダに送信する運行データ送信部と、前記運行データを第2の記録媒体上に記録する第2データ書き込み部と、
    前記ドライブレコーダ上に配置され前記車両に関する所定の異常状態の発生をイベント発生として検出すると共に前記イベントの発生毎にイベントデータを生成するイベントデータ生成部と、
    前記ドライブレコーダ上に配置され前記デジタルタコグラフ側で運行データが発生した時に未処理の前記イベントデータが存在する場合には該当するイベントデータに対してイベント毎に異なる第1の識別コードを付加する第1識別コード付加部と、
    前記デジタルタコグラフ上に配置され、未処理の運行データが存在する時に、前記ドライブレコーダ側に未処理の前記イベントデータが存在する場合には前記第1の識別コードと対応関係にある第2の識別コードを該当する運行データに対して付加する第2識別コード付加部と
    を備えたことを特徴とする車両用情報記録システム。
  2. 前記第1識別コード付加部および第2識別コード付加部は、前記第1の識別コードおよび第2の識別コードとして共通のコードを割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用情報記録システム。
  3. 前記イベントデータ生成部は、前記デジタルタコグラフとドライブレコーダとの通信の際に通信エラーの発生を検知した場合には通信エラーのイベントデータを生成し、前記第1識別コード付加部および前記第2識別コード付加部は、前記第1の識別コードおよび第2の識別コードとして通信エラー用コードを割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用情報記録システム。
  4. 前記ドライブレコーダは、所定の条件を満たす時に、前記第1の記録媒体上に記録されているイベントデータの中から前記第1の識別コードが付加されている欠落データを検索し、欠落データが見つかった場合には、前記第1の識別コードに対応する特定の運行データを前記第1の識別コードを利用して前記デジタルタコグラフから取得し、前記欠落データの内容を自動的に補完する欠落データ補完処理部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用情報記録システム。
  5. 前記デジタルタコグラフは、前記第2の記録媒体上に記録されている運行データの中から前記第2の識別コードが付加されている不整合データを検索し、前記不整合データが見つかった場合には、前記第2の識別コードと共に前記不整合データを前記ドライブレコーダに送信する不整合データ送信処理部を更に備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用情報記録システム。
  6. 前記欠落データ補完処理部は、前記車両の停止状態およびイグニッションオフ状態の少なくとも一方の条件を満たしたことを認識した後で処理を開始する
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用情報記録システム。
  7. 車両に搭載され少なくとも前記車両上のカメラで撮影して得られた画像のデータを記録するドライブレコーダと、前記車両に搭載され前記車両の運行状況に関する少なくとも車速のデータを記録するデジタルタコグラフとで構成される車両用情報記録システムを制御するための車両用情報記録方法であって、
    前記ドライブレコーダと前記デジタルタコグラフとをデータ通信可能な状態で接続し、
    前記ドライブレコーダに装備された第1の記録媒体上に、前記ドライブレコーダが生成する画像のデータおよび前記デジタルタコグラフから送信される運行データを書き込み、
    前記デジタルタコグラフ側で周期的に生成される運行データを前記デジタルタコグラフに装備された第2の記録媒体上に書き込むと共に前記ドライブレコーダに送信し、
    前記ドライブレコーダが前記車両に関する所定の異常状態の発生をイベント発生として検出した時に、前記イベントの発生毎にイベントデータを生成し、
    前記デジタルタコグラフ側で運行データが発生した時に未処理の前記イベントデータが存在する場合には該当するイベントデータに対してイベント毎に異なる第1の識別コードを付加し、
    前記デジタルタコグラフ上に未処理の運行データが存在する時に、前記ドライブレコーダ側に未処理の前記イベントデータが存在する場合には前記第1の識別コードと対応関係にある第2の識別コードを該当する運行データに対して付加する
    ことを特徴とする車両用情報記録方法。
  8. 所定の条件を満たす時に、前記第1の記録媒体上に記録されているイベントデータの中から前記第1の識別コードが付加されている欠落データを検索し、欠落データが見つかった場合には、前記第1の識別コードに対応する特定の運行データを前記第1の識別コードを利用して前記デジタルタコグラフから取得し、前記欠落データの内容を自動的に補完する
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両用情報記録方法。
JP2010172446A 2010-07-30 2010-07-30 車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法 Active JP5557386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010172446A JP5557386B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010172446A JP5557386B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012033025A true JP2012033025A (ja) 2012-02-16
JP5557386B2 JP5557386B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=45846352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010172446A Active JP5557386B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5557386B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013225219A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Yazaki Energy System Corp ドライブレコーダ
JP2014215875A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 株式会社マルチウエーブ 緊急発報機能付きデジタルタコグラフ
JP2014220803A (ja) * 2013-04-09 2014-11-20 株式会社ユピテル 画像記録装置、画像記録システム、及びプログラム
JP7233443B2 (ja) 2018-12-17 2023-03-06 住友精化株式会社 吸水性樹脂、吸収体、吸収性物品、及び吸水性樹脂の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11125534A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Yazaki Corp 運転状況記録装置および運転状況解析装置
GB2451485A (en) * 2007-08-01 2009-02-04 Airmax Group Plc Vehicle monitoring system
JP2010055272A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Yazaki Corp 車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11125534A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Yazaki Corp 運転状況記録装置および運転状況解析装置
GB2451485A (en) * 2007-08-01 2009-02-04 Airmax Group Plc Vehicle monitoring system
JP2010055272A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Yazaki Corp 車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013225219A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Yazaki Energy System Corp ドライブレコーダ
JP2014220803A (ja) * 2013-04-09 2014-11-20 株式会社ユピテル 画像記録装置、画像記録システム、及びプログラム
JP2014215875A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 株式会社マルチウエーブ 緊急発報機能付きデジタルタコグラフ
JP7233443B2 (ja) 2018-12-17 2023-03-06 住友精化株式会社 吸水性樹脂、吸収体、吸収性物品、及び吸水性樹脂の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5557386B2 (ja) 2014-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5820190B2 (ja) イベント監視用車載器
US8421864B2 (en) Operation management device to be mounted to a moving object, portable information terminal, operation management server, and computer program
US8421862B2 (en) Drive recorder
JP5530146B2 (ja) データ管理装置、データ読取方法及びプログラム
US11425673B2 (en) Time synchronization for sensor data recording devices
US20100201819A1 (en) Drive recorder, drive recorder system, method of controlling drive recorder, and program
JP5769437B2 (ja) 移動体用情報記録装置
US20100129064A1 (en) Drive recorder
US20100134623A1 (en) Method of processing continuously recorded image, computer-readable medium for processing continuously recorded image, drive recorder and reproduction device
US20100194549A1 (en) Drive Recorder
JP2009093253A (ja) ドライブレコーダ、ドライブレコーダシステム、ドライブレコーダの制御方法およびプログラム
JP5557386B2 (ja) 車両用情報記録システム及び車両用情報記録方法
CN101625772A (zh) 车载导航与视频记录一体化系统及方法
JP2009093255A (ja) ドライブレコーダ、ドライブレコーダシステム、ドライブレコーダの制御方法およびプログラム
JP2015118669A (ja) 運行情報管理システム
JP5528182B2 (ja) ドライブレコーダおよびドライブレコーダの記録方法
EP2949510A1 (en) Method, system and apparatus for road safety
JP2010182209A (ja) ドライブレコーダ
JP5424861B2 (ja) ドライブレコーダ、記録方法及びプログラム
JP5635307B2 (ja) 車両用ドライブレコーダおよび運行記録システムならびに運行記録制御方法
CN201463902U (zh) 车载导航与视频记录一体化装置
JP3683388B2 (ja) 車両事故記録装置
KR20140147298A (ko) 디지털 운행기록 장치
JPH10177663A (ja) データ収集装置
JP2020149518A (ja) 特定映像収集システム、特定映像収集方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120926

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5557386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250