JP2012032996A - 産業機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】 制御装置の機種の増加を抑えることができてコスト増を防止できる産業機械を提供する。
【解決手段】 三次元測定機1は、複数の軸方向へ制御対象物を移動させる移動機構2と、移動機構2に接続されて移動機構2を各軸方向に制御する各軸の制御信号を送受信する第1ポート321と第2ポート322と第3ポート323とを有し、移動機構2を制御する制御装置3とを備えるものであって、制御装置3は、各軸の制御信号を生成する制御信号生成部324と、各ポート321〜323で送受信する各軸の制御信号をそれぞれ設定させる設定部325とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】 三次元測定機1は、複数の軸方向へ制御対象物を移動させる移動機構2と、移動機構2に接続されて移動機構2を各軸方向に制御する各軸の制御信号を送受信する第1ポート321と第2ポート322と第3ポート323とを有し、移動機構2を制御する制御装置3とを備えるものであって、制御装置3は、各軸の制御信号を生成する制御信号生成部324と、各ポート321〜323で送受信する各軸の制御信号をそれぞれ設定させる設定部325とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は産業機械に関する。
従来、被測定物を測定するために設けられた制御対象物としてのプローブを互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動させる移動機構と、移動機構を制御する制御装置とを備える産業機械としての三次元測定機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
移動機構は、各軸方向に移動するX軸方向移動機構とY軸方向移動機構とZ軸方向移動機構とを備える。各軸方向移動機構はそれぞれの軸方向移動機構に設けられた駆動モータによって駆動される。
各軸方向移動機構は、駆動モータのモータ速度に基づくフィードバック信号が制御装置に送信されるフィードバック信号線と、駆動モータのモータ速度を制御する駆動信号が制御装置から送信される駆動信号線とが入った各軸のケーブルを介して制御装置に接続される。以下では、このフィードバック信号と駆動信号とをあわせて制御信号とする。
制御装置は、各軸のケーブルを介して各軸方向移動機構に接続されて制御信号を送受信するX軸ポートとY軸ポートとZ軸ポートとを備える。
各軸方向移動機構は、駆動モータのモータ速度に基づくフィードバック信号が制御装置に送信されるフィードバック信号線と、駆動モータのモータ速度を制御する駆動信号が制御装置から送信される駆動信号線とが入った各軸のケーブルを介して制御装置に接続される。以下では、このフィードバック信号と駆動信号とをあわせて制御信号とする。
制御装置は、各軸のケーブルを介して各軸方向移動機構に接続されて制御信号を送受信するX軸ポートとY軸ポートとZ軸ポートとを備える。
この三次元測定機では、制御装置で生成された各軸の制御信号が、各ポートから各軸ケーブルを介して各軸方向移動機構に送信され、この制御信号に基づいて各軸方向移動機構が制御される。
例えば、X軸方向移動機構自体の重量が大きい場合には、制御装置はX軸方向移動機構に大きな出力の制御信号を送信する必要があり、X軸方向移動機構が接続されるX軸ポートの出力が一番大きくなっている。
例えば、X軸方向移動機構自体の重量が大きい場合には、制御装置はX軸方向移動機構に大きな出力の制御信号を送信する必要があり、X軸方向移動機構が接続されるX軸ポートの出力が一番大きくなっている。
しかし、従来の三次元測定機において、例えば、X軸ポートの出力が一番大きい場合に、Y軸方向移動機構に一番大きな出力の制御信号を送信させるには、Y軸方向移動機構をケーブルを介してX軸ポートに接続し、X軸方向移動機構をケーブルを介してY軸ポートに接続することが考えられる。このとき、X軸ポートは、Y軸方向移動機構を駆動する駆動モータから、Y軸方向移動機構を制御するY軸制御信号を受信し、X軸ポートからはX軸方向移動機構を制御するX軸制御信号が送信されるため、Y軸方向移動機構は適切に制御されない。
また、制御装置内部の配線を変えて、Y軸制御信号がX軸ポートから送受信されるようにする方法もあるが、配線を変える作業は煩雑となる。
以上のことを避けるためには、Y軸ポートの出力が一番大きい別の制御装置が必要となり、制御装置の機種が増えてコストがかかってしまう。そして、制御装置の機種が増えると、ポートの仕様が異なる制御装置を誤って接続してしまうことも起きる。
また、制御装置内部の配線を変えて、Y軸制御信号がX軸ポートから送受信されるようにする方法もあるが、配線を変える作業は煩雑となる。
以上のことを避けるためには、Y軸ポートの出力が一番大きい別の制御装置が必要となり、制御装置の機種が増えてコストがかかってしまう。そして、制御装置の機種が増えると、ポートの仕様が異なる制御装置を誤って接続してしまうことも起きる。
本発明の目的は、制御装置の機種の増加を抑えることができてコスト増を防止できる産業機械を提供することである。
本発明の産業機械は、複数の軸方向へ制御対象物を移動させる移動機構と、前記移動機構に接続されて前記移動機構を各軸方向に制御する各軸の制御信号を送受信する複数のポートを有し、前記移動機構を制御する制御装置とを備える産業機械であって、前記制御装置は、前記各軸の制御信号を生成する制御信号生成部と、前記各ポートで送受信する前記各軸の制御信号をそれぞれ設定させる設定部とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、制御装置は、各ポートで送受信する各軸の制御信号をそれぞれ設定させる設定部を備えるため、各ポートで送受信する各軸の制御信号を容易に設定でき、各ポートにケーブルを介していずれの軸方向移動機構を接続しても、各軸の制御信号を各軸方向移動機構から各ポートで受信でき、かつ各ポートから各軸方向移動機構に適切に送信できて、各軸方向移動機構を適切に制御できる。また、ポートの仕様を異なるものにした別の制御装置が不要となり、制御装置の機種の増加を抑えることができてコスト増を防止できる。さらに、制御装置の機種の増加を抑えることによって、ポートの仕様が異なる制御装置を誤って接続してしまうことを防止できる。
本発明の産業機械において、前記複数のポートのうち、少なくともいずれか1つのポートの出力が他のポートの出力とは異なっていることが好ましい。
このような構成によれば、産業機械の使用者が、各軸方向移動機構に必要な出力に応じて、各軸方向移動機構を接続するポートを選ぶことができ、産業機械を用途に応じて使用しやすくなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す産業機械としての三次元測定機1は、図示しない被測定物を測定するために三次元測定機1に設けられた制御対象物としてのプローブを移動させる移動機構2と、移動機構2を制御する制御装置3とを備える。
移動機構2は、プローブをX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に沿って移動させるX軸方向移動機構21とY軸方向移動機構22とZ軸方向移動機構23とを備えている。
図1に示す産業機械としての三次元測定機1は、図示しない被測定物を測定するために三次元測定機1に設けられた制御対象物としてのプローブを移動させる移動機構2と、移動機構2を制御する制御装置3とを備える。
移動機構2は、プローブをX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に沿って移動させるX軸方向移動機構21とY軸方向移動機構22とZ軸方向移動機構23とを備えている。
制御装置3は、CPUやメモリ等を備えたホストコンピュータ31と、ホストコンピュータ31から所定の指令を受け取って移動機構2の位置制御を実行するモーションコントローラ32とを備える。
ホストコンピュータ31は指令部311を備える。指令部311は、各軸方向移動機構21〜23の移動を制御する各軸の軸指令値をモーションコントローラ32に出力する。
ホストコンピュータ31は指令部311を備える。指令部311は、各軸方向移動機構21〜23の移動を制御する各軸の軸指令値をモーションコントローラ32に出力する。
モーションコントローラ32は、第1ポート321と第2ポート322と第3ポート323とを備え、また制御信号生成部324と設定部325とを備えている。
各ポート321〜323はケーブル41〜43を介して各軸方向移動機構21〜23に接続されて、移動機構2を各軸方向に制御する各軸の制御信号をケーブル41〜43を介して各軸方向移動機構21〜23から受信し、また各軸方向移動機構21〜23に送信する。また、第1ポート321の出力が、第2ポート322および第3ポート323の出力と比べて一番大きくなっている。
各ポート321〜323はケーブル41〜43を介して各軸方向移動機構21〜23に接続されて、移動機構2を各軸方向に制御する各軸の制御信号をケーブル41〜43を介して各軸方向移動機構21〜23から受信し、また各軸方向移動機構21〜23に送信する。また、第1ポート321の出力が、第2ポート322および第3ポート323の出力と比べて一番大きくなっている。
制御信号生成部324は、指令部311から出力された各軸の軸指令値と、各ポート321〜323が受信した各軸方向移動機構21〜23からの制御信号とに基づいて、移動機構2を各軸方向に制御する各軸の制御信号を生成する。
設定部325は、各ポート321〜323で送受信する各軸の制御信号をそれぞれ設定させる。このように設定された各軸の制御信号は各ポート321〜323から各軸方向移動機構21〜23に送信される。
設定部325は、各ポート321〜323で送受信する各軸の制御信号をそれぞれ設定させる。このように設定された各軸の制御信号は各ポート321〜323から各軸方向移動機構21〜23に送信される。
次に、以上のような三次元測定機1の制御方法について図2に基づいて説明する。
S1の制御信号生成工程では、制御信号生成部324が、指令部311から出力された各軸の軸指令値と、各ポート321〜323が受信した各軸方向移動機構21〜23からの制御信号とに基づいて、移動機構2を各軸方向に制御する各軸の制御信号を生成する。具体的には、制御信号生成部324は、X軸方向移動機構21を制御するためのX軸制御信号と、Y軸方向移動機構22を制御するためのY軸制御信号と、Z軸方向移動機構23を制御するためのZ軸制御信号とを生成する。
S1の制御信号生成工程では、制御信号生成部324が、指令部311から出力された各軸の軸指令値と、各ポート321〜323が受信した各軸方向移動機構21〜23からの制御信号とに基づいて、移動機構2を各軸方向に制御する各軸の制御信号を生成する。具体的には、制御信号生成部324は、X軸方向移動機構21を制御するためのX軸制御信号と、Y軸方向移動機構22を制御するためのY軸制御信号と、Z軸方向移動機構23を制御するためのZ軸制御信号とを生成する。
S2の設定工程では、設定部325が、各ポート321〜323で送受信する各軸の制御信号をそれぞれ設定させる。具体的には、まず、産業機械の使用者が、ホストコンピュータ31を介して、各ポート321〜323で送受信する各軸の制御信号をそれぞれ入力して設定する。そして、設定部325は、その入力情報に基づいて、各ポート321〜323で送受信する各軸の制御信号をそれぞれ設定する。このようにすると、例えば、Y軸方向移動機構22を制御するY軸制御信号を一番大きな出力で送信させる場合には、ケーブル42を介してY軸方向移動機構22を第1ポート321に接続することにより、Y軸制御信号が第1ポート321からケーブル42を介してY軸方向移動機構22に送信される。よって、第1ポート321からY軸方向移動機構22に一番大きい出力のY軸制御信号が送信され、このY軸制御信号に基づいてY軸方向移動機構22が制御される。
以上のような本実施形態の三次元測定機1では、以下の効果がある。
本実施形態の三次元測定機1では、制御装置3が設定部325を備えるため、各ポート321〜323で送受信する各軸の制御信号を容易に設定でき、各ポート321〜323にケーブル41〜43を介していずれの軸方向移動機構21〜23を接続しても、各軸の制御信号を各軸方向移動機構21〜23から各ポート321〜323で受信でき、かつ各ポート321〜323から各軸方向移動機構21〜23に適切に送信できて、各軸方向移動機構21〜23を適切に制御できる。また、ポートの仕様を異なるものにした別の制御装置が不要となり、制御装置の機種の増加を抑えることができてコスト増を防止できる。さらに、制御装置の機種の増加を抑えることによって、ポートの仕様が異なる制御装置を誤って接続してしまうことを防止できる。
本実施形態の三次元測定機1では、制御装置3が設定部325を備えるため、各ポート321〜323で送受信する各軸の制御信号を容易に設定でき、各ポート321〜323にケーブル41〜43を介していずれの軸方向移動機構21〜23を接続しても、各軸の制御信号を各軸方向移動機構21〜23から各ポート321〜323で受信でき、かつ各ポート321〜323から各軸方向移動機構21〜23に適切に送信できて、各軸方向移動機構21〜23を適切に制御できる。また、ポートの仕様を異なるものにした別の制御装置が不要となり、制御装置の機種の増加を抑えることができてコスト増を防止できる。さらに、制御装置の機種の増加を抑えることによって、ポートの仕様が異なる制御装置を誤って接続してしまうことを防止できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、プローブをX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に沿って移動させる三次元測定機1について説明したが、プローブを少なくとも2軸方向、例えばX軸方向とY軸方向とに移動させる産業ロボットなどであってもよい。
また、前記実施形態では、第1ポート321の出力が一番大きな出力とされているが、第2ポート322の出力または第3ポート323の出力が一番大きな出力とされていてもよい。この場合に、少なくともいずれか1つのポートの出力が他のポートの出力と異なっていればよく、例えば、一番大きな出力のポート以外の他のポートの出力は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
前記実施形態では、プローブをX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に沿って移動させる三次元測定機1について説明したが、プローブを少なくとも2軸方向、例えばX軸方向とY軸方向とに移動させる産業ロボットなどであってもよい。
また、前記実施形態では、第1ポート321の出力が一番大きな出力とされているが、第2ポート322の出力または第3ポート323の出力が一番大きな出力とされていてもよい。この場合に、少なくともいずれか1つのポートの出力が他のポートの出力と異なっていればよく、例えば、一番大きな出力のポート以外の他のポートの出力は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本発明は産業機械に利用することができる。
1…三次元測定機(産業機械)
2…移動機構
3…制御装置
321…第1ポート
322…第2ポート
323…第3ポート
324…制御信号生成部
325…設定部
2…移動機構
3…制御装置
321…第1ポート
322…第2ポート
323…第3ポート
324…制御信号生成部
325…設定部
Claims (2)
- 複数の軸方向へ制御対象物を移動させる移動機構と、前記移動機構に接続されて前記移動機構を各軸方向に制御する各軸の制御信号を送受信する複数のポートを有し、前記移動機構を制御する制御装置とを備える産業機械であって、
前記制御装置は、前記各軸の制御信号を生成する制御信号生成部と、前記各ポートで送受信する前記各軸の制御信号をそれぞれ設定させる設定部とを備えることを特徴とする産業機械。 - 請求項1に記載の産業機械において、
前記複数のポートのうち、少なくともいずれか1つのポートの出力が他のポートの出力とは異なっていることを特徴とする産業機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010171891A JP2012032996A (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 産業機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010171891A JP2012032996A (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 産業機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012032996A true JP2012032996A (ja) | 2012-02-16 |
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ID=45846333
Family Applications (1)
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JP2010171891A Pending JP2012032996A (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 産業機械 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63159715U (ja) * | 1987-04-06 | 1988-10-19 | ||
JP2004287475A (ja) * | 2003-01-27 | 2004-10-14 | Fujitsu Ten Ltd | 電子制御装置および電子駆動装置 |
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2010
- 2010-07-30 JP JP2010171891A patent/JP2012032996A/ja active Pending
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