JP2012032507A - 偏光眼鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明基板(10L、10R)と、該基板上に、少なくとも1種の二色性色素を含む液晶性組成物を配向状態に固定してなる光吸収異方性膜(14L、14R)とを有する、右眼用及び左眼用それぞれの鑑賞用部材を有することを特徴とする偏光眼鏡である。
【選択図】図1
Description
3D画像を観察した際に生じるクロストークの軽減のためには、二色比を高める必要があるが、上記構成の偏光子では、二色比の向上のためには、膜厚を大きくする必要があり、軽量化・薄型化の観点では好ましくない。また、偏光眼鏡には、透過率が高いことが要求されるが、上記構成の偏光子では、二色比を低下させずに、透過率を改善することは困難である。
また、本発明は、二色比が高く、しかも透過度も高い偏光眼鏡を提供することを課題とする。
[1] 透明基板と、該基板上に、少なくとも1種の二色性色素を含む液晶性組成物を配向状態に固定してなる光吸収異方性膜とを有する、右眼用及び左眼用それぞれの鑑賞用部材を有することを特徴とする偏光眼鏡。
[2] 前記光吸収異方性膜が、前記液晶性組成物を、塗布手段、吹き付け手段及び滴下手段のいずれかの手段により、適用してなることを特徴とする[1]の偏光眼鏡。
[3] 前記少なくとも1種の二色性色素が、アゾ系色素化合物又は縮合多環系色素化合物であることを特徴とする[1]又は[2]の偏光眼鏡。
[4] 前記少なくとも1種の二色性色素が、液晶性化合物であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかの偏光眼鏡。
[5] 前記少なくとも1種の二色性色素が、サーモトロピック液晶性化合物であることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかの偏光眼鏡。
[6] 前記光吸収異方性膜が、配向処理された表面上に形成されていることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかの偏光眼鏡。
[9] 更に屈折率異方性層を備えてなることを特徴とする[1]〜[8]のいずれかの偏光眼鏡。
[10] 動画立体画像の立体視用であることを特徴とする[1]〜[9]のいずれかの偏光眼鏡。
[11] 静止画立体画像の立体視用であることを特徴とする[1]〜[9]のいずれかの偏光眼鏡。
また、本発明によれば、二色比が高く、しかも透過度も高い偏光眼鏡を提供することができる。本発明の偏光眼鏡を用いることにより、クロストークのない、明るい、静止画又は動画の立体画像を観察できる。
また、本明細書では、「クロストーク」及び「ゴースト像」とは、左右画像の分離が不完全である場合に、二重像として認識されること、及び目的画像以外の像として認識されることをいう。
図1に示す偏光眼鏡は、左眼用及び右眼用のフレーム20の部分にそれぞれ、透明基板10L及び10R、その表面に、光吸収性異方性膜12L及び12R、さらにその上に、屈折率異方性層16L及び16Rを有する、左眼用及び右眼用の観賞用部材をそれぞれ有する。光吸収性異方性膜12L及び12Rは、それぞれ二色性色素を含有する液晶性組成物の配向状態を固定して形成された膜であり、その配向状態に応じて、吸収軸14L及び14Rが決定される。光吸収性異方性膜12L及び12Rの吸収軸14L及び14Rは、屈折率異方性層16L及び16Rの面内遅相軸18L及び18Rとそれぞれ±45°で交差していて、それぞれに入射する光は、いずれか一方が右円偏光に、他方が左円偏光に変換される。この偏光眼鏡を介して、左眼用及び右眼用の円偏光画像からなる立体視用画像を観察すると、左眼には、左眼用の円偏光画像のみが入射し、右眼には、反対向きの右眼用の円偏光画像のみが入射し、立体画像として認識できる。
図2に示す偏光眼鏡は、左眼用及び右眼用のフレーム20の部分にそれぞれ、透明基板10L及び10R、その表面に、光吸収性異方性膜12’L及び12’Rを有する、左眼用及び右眼用の観賞用部材をそれぞれ有する。光吸収性異方性膜12’L及び12’Rは、それぞれ二色性色素を含有する液晶性組成物の配向状態を固定して形成された膜であり、その配向状態に応じて、吸収軸14’L及び14’Rが決定される。光吸収性異方性膜12’L及び12’Rの吸収軸14’L及び14’Rは、互いに直交していて、例えば、吸収軸14’Lは水平方向であり、吸収軸14’Rは上下方向である。この偏光眼鏡を介して、左眼用及び右眼用の直線偏光画像からなる立体視用画像を観察すると、左眼には、左眼用の直線偏光画像のみが入射し、右眼には、それに直交する右眼用の直線偏光画像のみが入射し、立体画像として認識できる。
図2の偏光眼鏡は、光吸収異方性膜12’L及び12’Rの表面に、さらに保護膜を有しているのが好ましい。保護膜は、光学等方性のフィルムであるのが好ましい。
(1)光吸収異方性膜
本発明の偏光眼鏡は、少なくとも1種の二色性色素を含有する液晶性組成物からなる光吸収異方性膜を有する。本発明に係わる光吸収異方性膜は、前記液晶性組成物を、塗布手段、吹き付け手段及び滴下手段のいずれかの適用手段により、基板又は基板上の配向膜表面に適用し、所望の配向状態とし、その配向状態に固定した膜であるのが好ましい。前記光吸収異方性膜は、ヨウ素又は二色性色素を、一軸延伸等により分子配向させたPVAシートに浸透させ、当該分子配向に沿ってヨウ素又は二色性色素を追従的に配向させた従来の偏光子と比較して、高い二色比を薄層で達成可能である。
前記液晶性組成物は、少なくとも1種の二色性色素を含有する。本発明では、二色性色素として、それ自身が配向能を示す液晶化合物を少なくとも1種用いることが好ましい。非液晶性の二色性色素を用いてもよいが、液晶性二色性色素の割合は二色性色素の全質量に対して、30%以上であることが好ましく、さらに好ましくは50%以上であり、特に好ましくは70%以上である。液晶性二色性色素の割合が高いほど、二色比が高まり、クロストークやゴースト像のより軽減が可能となるので好ましい。また、従前のGHモードで利用されているように、非着色性液晶化合物(高分子であっても低分子であってもよい)を添加することで、二色性色素の配向性がより改善される場合もあるが、非着色性液晶化合物の存在は、二色比を低下させる傾向があるので、添加しないほうが好ましい。よって、非着色性液晶化合物を含有する態様であっても、液晶性二色性色素の割合は組成物の固形分の全質量に対して、30%以上であることが好ましく、さらに好ましくは50%以上であり、特に好ましくは70%以上である。
さらに、前記サーモトロピック液晶性二色性色素は、ネマチック液晶性を有するアゾ系二色性色素であるのが好ましい。本発明において、「二色性色素」とは、方向によって吸光度が異なる色素を意味する。また、「二色性」および「二色比」は、液晶性組成物を光吸収異方性膜としたときの、偏光軸方向の偏光の吸光度に対する、吸収軸方向の偏光の吸光度の比で計算される。
アルキル基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜12、特に好ましくは炭素数1〜8のアルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ヘキサデシル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられる)、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜12、特に好ましくは炭素数2〜8のアルケニル基であり、例えば、ビニル基、アリール基、2−ブテニル基、3−ペンテニル基などが挙げられる)、アルキニル基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜12、特に好ましくは炭素数2〜8のアルキニル基であり、例えば、プロパルギル基、3−ペンチニル基などが挙げられる)、アリール基(好ましくは炭素数6〜30、より好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜12のアリール基であり、例えば、フェニル基、2,6−ジエチルフェニル基、3,5−ジトリフルオロメチルフェニル基、ナフチル基、ビフェニル基などが挙げられる)、置換もしくは無置換のアミノ基(好ましくは炭素数0〜20、より好ましくは炭素数0〜10、特に好ましくは炭素数0〜6のアミノ基であり、例えば、無置換アミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、アニリノ基などが挙げられる)、
これらの置換基はさらにこれらの置換基によって置換されていてもよい。また、置換基が二つ以上有する場合は、同じでも異なってもよい。また、可能な場合には互いに結合して環を形成していてもよい。
該フェニル基又は該ナフチル基が有していてもよい置換基としては、アゾ化合物の溶解性やネマチック液晶性を高めるために導入される基、色素としての色調を調節するために導入される電子供与性や電子吸引性を有する基、又は配向を固定化するために導入される重合性基を有する基が好ましく、具体的には、前記R11〜R14で表される置換基と同義である。好ましくは、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいオキシカルボニル基、置換基を有していてもよいアシルオキシ基、置換基を有していてもよいアシルアミノ基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換基を有していてもよいスルホニルアミノ基、置換基を有していてもよいスルファモイル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいスルホニル基、置換基を有していてもよいウレイド基、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基、イミノ基、アゾ基、ハロゲン原子であり、特に好ましくは、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいオキシカルボニル基、置換基を有していてもよいアシルオキシ基、ニトロ基、イミノ基、アゾ基である。これらの置換基のうち、炭素原子を有するものについては、炭素原子数の好ましい範囲は、R11〜R14で表される置換基についての炭素原子数の好ましい範囲と同様である。
該芳香族複素環基が有していてもよい置換基としては、メチル基、及びエチル基等のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基;無置換あるいはメチルアミノ基等のアミノ基;アセチルアミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基、ハロゲン原子等が挙げられる。これらの置換基のうち、炭素原子を有するものについては、炭素原子数の好ましい範囲は、R11〜R14で表される置換基についての炭素原子数の好ましい範囲と同様である。
重合性基は分子末端に位置するのが好ましく、即ち、式(I)中では、R15及び/又はR16の置換基として、並びにAr11の置換基として、存在するのが好ましい。
以下に、−L22−の例を示すが、以下の例に限定されるものではない。下記式中、qは1以上の数であり、1〜10であるのが好ましく、2〜6であるのがより好ましい。また、rは5〜30であり、好ましくは10〜30であり、より好ましくは10〜20である。
−(OCH2CH2)p−
−(OCH2CH2)p−O−(CH2)q−
−(OCH2CH2)p−OC(=O)−(CH2)q−
−(OCH2CH2)p−OC(=O)NH−(CH2)q−
−O(CH2)r−
−(CH2)r−
L22とYとの組合せにより、−L22−Yの末端は、例えばカルボキシル基やアミノ基、アンモニウム基などの分子間相互作用を強める置換基となり得るし、またスルホニルオキシ基、ハロゲン原子等の脱離基にもなり得る。
また、−L22−Yの末端は、架橋性基、重合性基など、他分子と共有結合を形成する置換基であってもよく、例えば、−O−C(=O)CH=CH2、及び−O−C(=O)C(CH3)=CH2等の重合性基であってもよい。
R36及びR37で表される基としては、特に好ましくは水素原子又はアルキル基であり、さらに好ましくは水素原子、メチル基又はエチル基である。
Q31で表される基が有していてもよい置換基としては、アゾ化合物の溶解性やネマチック液晶性を高めるために導入される基、色素としての色調を調節するために導入される電子供与性や電子吸引性を有する基、又は配向を固定化するために導入される重合性基を有する基が好ましく、具体的には、前記R31〜R35で表される置換基と同義である。好ましくは、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいオキシカルボニル基、置換基を有していてもよいアシルオキシ基、置換基を有していてもよいアシルアミノ基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換基を有していてもよいスルホニルアミノ基、置換基を有していてもよいスルファモイル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいスルホニル基、置換基を有していてもよいウレイド基、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基、イミノ基、アゾ基、ハロゲン原子であり、特に好ましくは、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいオキシカルボニル基、置換基を有していてもよいアシルオキシ基、ニトロ基、イミノ基、アゾ基である。これらの置換基のうち、炭素原子を有するものについては、炭素原子数の好ましい範囲は、R31〜R35で表される置換基についての炭素原子数の好ましい範囲と同様である。
芳香族複素環基としては、ピリジル基、キノリル基、チアゾリル基、ベンゾチアゾリ基、チアジアゾリル基、又はチエノチアゾリル基が好ましく、ピリジル基、ベンゾチアゾリル基、チアジアゾリル基、又はチエノチアゾリル基が特に好ましく、ピリジル基、ベンゾチアゾリル基、又はチエノチアゾリル基が最も好ましい。
重合性基は分子末端に位置するのが好ましく、即ち、式(III)中では、R36及び/又はR37の置換基として、並びにQ1の置換基として、存在するのが好ましい。
前記一般式(IIIa)において、L32はアゾ基、アシルオキシ基、オキシカルボニル基、又はイミノ基を表し、好ましくはアゾ基又はアシルオキシ基、オキシカルボニル基であり、より好ましくはアゾ基である。
R41とR42が互いに連結して形成する環状基は、好ましくはベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環であり、より好ましくはベンゼン環又はピリジン環であり、もっとも好ましくはピリジン環である。
R41とR42は互いに連結して形成する環状基は置換基を有していてもよく、その範囲はR1、R2で表される基と同様であり、好ましい範囲も同様である。
Ar4で表される基は、好ましくはベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、キノリン環、チオフェン環であり、より好ましくはベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、チオフェン環であり、もっとも好ましくはベンゼン環である。
Ar4は置換基を有していてもよく、その範囲は前記R41、R42で表される基と同様である。
Ar4が有していてもよい置換基は、好ましくは、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子であり、より好ましくは水素原子、アルキル基、アルコキシ基であり、よりさらに好ましくは、メチル基である。Ar4は無置換であるのも好ましい。
R43とR44からなる環状基として具体的には、3−ピロリン環、ピロリジン環、3−イミダゾリン環、イミダゾリジン環、4−オキサゾリン環、オキサゾリジン環、4−チアゾリン環、チアゾリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、チオモルホリン環、アゼパン環、アゾカン環などが挙げられる。
R43とR44からなる環状基は、好ましくはピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環であり、より好ましくはピペリジン環、ピペラジン環であり、もっとも好ましくはピペラジン環である。
一般式(IVa)において、Ar4で表される2価の芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基の範囲は、一般式(IV)におけるAr4と同様であり、好ましい範囲も同様である。
一般式(IVa)において、A41は好ましくは窒素原子である。
L42で表される連結基としては、好ましくは単結合、アルキレン基、アルケニレン基、オキシカルボニル基、アシル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、イミノ基、アゾ基、アゾキシ基であり、より好ましくは単結合、オキシカルボニル基、アシルオキシ基、イミノ基、アゾ基、アゾキシ基であり、さらに好ましくは単結合、オキシカルボニル基、アシルオキシ基である。
一般式(IVa)中、窒素原子、メチレン基、R45、R46、A41で形成される環の構成原子数は、R45及びR46によって決定し、例えば、R45及びR46がいずれも単結合である場合は、4員環になり得;いずれか一方が単結合であり、他方がメチレン基である場合は、5員環になり得;さらに、R45及びR46いずれもメチレン基である場合は、6員環になり得る。
一般式(IVa)中、窒素原子、メチレン基、R45、R46、A41で形成される環は、好ましくは6員環又は5員環であり、より好ましくは6員環である。
Q41で表される芳香族複素環基としては、単環又は二環性の複素環由来の基が好ましい。芳香族複素環基を構成する炭素以外の原子としては、窒素原子、硫黄原子及び酸素原子が挙げられる。芳香族複素環基が炭素以外の環を構成する原子を複数有する場合、これらは同一であっても異なっていてもよい。芳香族複素環基として具体的には、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、キノリン環、チオフェン環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、チアジアゾール環、キノロン環、ナフタルイミド環、チエノチアゾール環などが挙げられる。
Q41で表される基は、好ましくはベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、チアジアゾール環、キノリン環、チエノチアゾール環、シクロヘキサン環であり、より好ましくはベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、チアジアゾール環、シクロヘキサン環であり、もっとも好ましくはベンゼン環、ピリジン環、シクロヘキサン環である。
Q41が有していてもよい置換基は、好ましくは、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいオキシカルボニル基、置換基を有していてもよいアシルオキシ基、置換基を有していてもよいアシルアミノ基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換基を有していてもよいスルホニルアミノ基、置換基を有していてもよいスルファモイル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいスルホニル基、置換基を有していてもよいウレイド基、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基、イミノ基、アゾ基、ハロゲン原子であり、より好ましくは、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいオキシカルボニル基、置換基を有していてもよいアシルオキシ基、ニトロ基、イミノ基、アゾ基である。これらの置換基のうち、炭素原子を有するものについては、炭素原子数の好ましい範囲は、前記R41、R42で表される基についての炭素原子数の好ましい範囲と同様である。
Q42で表される2価の環状炭化水素基は、芳香族性であっても、非芳香族性であってもよい。2価の環状炭化水素基の好ましい例には、芳香族炭化水素基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜10であり、例えば、フェニル基、ナフチル基などが挙げられる)、及びシクロヘキサン環基が含まれる。
Q42で表される2価の環状複素環基も、芳香族性であっても非芳香族性であってもよい。複素環基としては、単環又は二環性の複素環由来の基が好ましい。複素環基を構成する炭素以外の原子としては、窒素原子、硫黄原子及び酸素原子が挙げられる。複素環基が炭素以外の環を構成する原子を複数有する場合、これらは同一であっても異なっていてもよい。複素環基として具体的には、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、キノリン環、チオフェン環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、チアジアゾール環、キノロン環、ナフタルイミド環、チエノチアゾール環、3−ピロリン環、ピロリジン環、3−イミダゾリン環、イミダゾリジン環、4−オキサゾリン環、オキサゾリジン環、4−チアゾリン環、チアゾリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、チオモルホリン環、アゼパン環、アゾカン環などが挙げられる。
Q42で表される基は、好ましくはベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、キノリン環、チオフェン環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、チアジアゾール環、キノロン環、ナフタルイミド環、チエノチアゾール環、シクロヘキサン環であり、より好ましくはベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、チアゾール環、チアジアゾール環、シクロヘキサン環であり、よりさらに好ましくは、ベンゼン環、シクロヘキサン環、ピペラジン環である。
Q42が有していてもよい置換基の範囲は、前記Ar4が有していてもよい置換基と同様であり、好ましい範囲も同様である。
Q42とL41及びL42、又は二つのL42との結合は、平行であることが、分子の直線性を高め、より大きな分子長及びアスペクト比を得られるため好ましい。
一般式(IVb)において、A41は好ましくは窒素原子である。
また、本発明における前記一般式(I)、(II)、(III)、又は(IV)で表されるアゾ色素は、Journal of Materials Chemistry (1999), 9(11), 2755-2763等に記載の方法に準じて容易に合成することができる。
前記一般式(I)、(II)、(III)、又は(IV)で表されるアゾ色素は、分子の平面性が高いため強い分子間相互作用が働き、分子同士が会合状態を形成しやすい性質も有している。
前記液晶性組成物は二色比(D)を15以上に高めることができ、好ましい(D)は18以上である。
前記一般式(Ia)で表わされるアゾ色素は、マゼンタのアゾ色素であり、一般式(Ib)及び(II)で表わされるアゾ色素は、イエロー又はマゼンタのアゾ色素であり、一般式(III)及び(IV)で表わされるアゾ色素は、シアンのアゾ色素である。これらのマゼンタ、イエロー及びシアンの色素を混合することにより、高い偏光度の光吸収異方性膜が得られる。
特に、以下の例が好ましい。
式A−1中、Rcは−N(Rc1)(Rc2)であり、Rc1及びRc2はそれぞれ、水素原子、又は置換もしくは無置換の炭素数1〜10の置換もしくは無置換のアルキル基を表わし、Rb及びRdが水素原子であり、即ち、下記式A−1aで表される基である。
式A−2中、Reがヒドロキシ基であり、即ち、下記式A−2aで表される基である。
式A−3中、Reがヒドロキシ基であり、Rc及びRdが水素原子であり、即ち、下記式A−3aで表される基である。
式A−4中、Rgがヒドロキシ基であり、Ra、Rb、Re及びRfが水素原子であり、即ち、下記式A−4aで表される基である。
式A−5中、Rgがヒドロキシ基であり、即ち、下記式A−5aで表される基である。
A−6〜A−43中、Rcはヒドロキシ基(OH)又はヒドロチオキシ基(SH)であるのが好ましい。
置換基群G:
炭素数1〜18(好ましくは炭素数1〜8)の置換もしくは無置換の直鎖状、分岐鎖状又は環状のアルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、シクロヘキシル、メトキシエチル、エトキシカルボニルエチル、シアノエチル、ジエチルアミノエチル、ヒドロキシエチル、クロロエチル、アセトキシエチル、トリフルオロメチル等);炭素数7〜18(好ましくは炭素数7〜12)の置換もしくは無置換のアラルキル基(例、ベンジル、カルボキシベンジル等);炭素数2〜18(好ましくは炭素数2〜8)の置換もしくは無置換のアルケニル基(例、ビニル等);炭素数2〜18(好ましくは炭素数2〜8)の置換もしくは無置換のアルキニル基(例、エチニル等);炭素数6〜18(好ましくは炭素数6〜10)の置換もしくは無置換のアリール基(例、フェニル、4−メチルフェニル、4−メトキシフェニル、4−カルボキシフェニル、3、5−ジカルボキシフェニル等);
ここで分子長とは、化合物中で最大の原子間距離に両端の2原子のファンデルワールス半径を加えた値である。アスペクト比とは分子長/分子幅であり、分子幅とは、分子長軸に垂直な面に各原子を投影したときの最大の原子間距離に両端の2原子のファンデルワールス半径を加えた値である。
また、配向膜側の二色性色素のチルト角は、配向膜チルト角制御剤等により制御することができる。
光吸収異方性膜の厚さは、0.01〜2μmであることが好ましく、0.05〜1μmであることがさらに好ましく、0.05〜0.5μmであることが最も好ましい。
前記光吸収異方性膜は、前記組成物を、塗布手段、吹き付け手段及び滴下手段のいずれかの適用手段により形成された膜であるのが好ましい。これらの手段を利用して膜を形成する態様では、前記組成物を液状組成物として調製するのが好ましい。液状組成物の調製に利用可能な有機溶媒の例には、アミド(例、N,N−ジメチルホルムアミド)、スルホキシド(例、ジメチルスルホキシド)、ヘテロ環化合物(例、ピリジン)、炭化水素(例、ベンゼン、ヘキサン)、アルキルハライド(例、クロロホルム、ジクロロメタン)、エステル(例、酢酸メチル、酢酸ブチル)、ケトン(例、アセトン、メチルエチルケトン)、エーテル(例、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン)が含まれる。2種類以上の有機溶媒を併用してもよい。
なお、配向は、前記組成物を、基板等の表面に適用させる工程において同時に達成されていてもよい。
本発明の偏光眼鏡を構成する基板は、透明基板である。前記基板は、フレームにそのまま組み込まれるレンズそのものであってもよい。また、視力矯正用の曲面を有するレンズであってもよい。基板の材料は、光学性能透明性、機械的強度、熱安定性、水分遮蔽性、等方性などに優れるポリマーが好ましい。例えば、セルロースエステル(例、セルロースアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート)、ポリオレフィン(例、ノルボルネン系ポリマー)、ポリ(メタ)アクリル酸エステル(例、ポリメチルメタクリレート)、ポリカーボネート、ポリエステル及びポリスルホンが含まれる。製造工程において光学特性を検査する目的には、透明支持体は低複屈折の材料が好ましく、低複屈折性の観点からはセルロースエステル及びノルボルネン系が好ましい。市販のノルボルネン系ポリマーとしては、アートン(JSR(株)製)、ゼオネックス、ゼオノア(以上、日本ゼオン(株)製)などを用いることができる。また安価なポリカーボネートやポリエチレンテレフタレート等も好ましく用いられる。
上記基板材料には、種々の添加剤(例えば、光学的異方性を低下する化合物、波長分散調整剤、微粒子、可塑剤、紫外線防止剤、劣化防止剤、剥離剤、光学特性調整剤など)を加えることができる。
本発明の偏光眼鏡は、更に屈折率異方性層を備えていてもよい。
偏光を利用した立体視表示方式には直線偏光を利用したものと円偏光を利用したものがあるが、円偏光を利用した方式では、左右の眼にそれぞれ逆の円偏光性を有する円偏光板を備えていることが求められる。円偏光板は一般的には、1/4波長板と呼ばれる屈折率異方性層と偏光子(光吸収異方性膜)を、各々の遅相軸と吸収軸とを45°の角度で交差させて積層することで構成される。但し、本発明の偏光眼鏡は、この構成に限定されるものではない。光吸収異方性膜の光学的特性に応じて、他の光学特性の屈折率異方性層と組み合わせてもよいし、また吸収軸と面内遅相軸との角度が45°以外で積層してもよい。また、屈折率異方性層は、直線偏光を円偏光に変換する目的以外に積層されていてもよい。
また、前記屈折率異方性層は、液晶組成物の配向状態を固定して形成される層であってもよい。
クロロホルムに下記色素を各所定部加え、撹拌溶解後濾過して二色性色素組成物塗布液を調製した。なお、下記の組成の組成物は、サーモトロピック液晶性を有しており、そのアイソトロピック転位温度は240℃であった。
イエローアゾ色素A2−3 0.24質量部
マゼンタアゾ色素A−46 0.33質量部
シアンアゾ色素A3−1 0.37質量部
シアンスクアリリウム色素VI−5 0.06質量部
クロロホルム(溶媒) 99質量部
得られた光吸収異方性膜は厚さ0.4μmであった。
また、得られた光吸収異方性膜における膜面内の透過軸方向の光学濃度および膜面内の吸収軸方向の光学濃度を測定波長550nmにて測定した。これらの値から二色比(D)を求めたところ、測定波長550nmにおける二色比は42であった。この光吸収異方性膜1と、セルロースアセテートフィルムとの積層体を、偏光板1として用いた。
二色性色素組成物塗布液を下記組成に変更し、室温でクロロホルムを乾燥した後、170℃で30秒間加熱熟成した以外、偏光板1と同様の方法にて偏光板2を作製した。なお、下記の組成の組成物は、サーモトロピック液晶性を有しており、そのアイソトロピック転位温度は208℃であった。
イエローアゾ色素A2−3 0.15質量部
マゼンタアゾ色素A−46 0.30質量部
シアンアゾ色素A3−1 0.15質量部
シアンアゾ色素A4−120 0.40質量部
クロロホルム(溶媒) 99質量部
二色性色素組成物塗布液を下記組成に変更した以外、偏光板1と同様の方法にて偏光板3を作製した。
イエローアゾ色素A2−3 0.20質量部
マゼンタアゾ色素C−9 0.40質量部
シアンアゾ色素A3−1 0.40質量部
クロロホルム(溶媒) 99質量部
二色性色素組成物塗布液を下記組成に変更した以外、偏光板1と同様の方法にて偏光板4を作製した。
マゼンタアゾ色素A−16 1.20質量部
マゼンタアゾ色素B−4 0.80質量部
クロロホルム(溶媒) 98質量部
下記式(I)で表される1,8−ナフトイレン−1’,2’−ベンゾイミダゾール誘導体(オプティバ社製、商品名「Y105」λmax=390nm)1.2質量部と、下記式(II)で表されるペリレン誘導体(オプティバ社製、商品名「Blue Optiva LCP dye」λmax=640nm)10質量部とを混合し、水に溶解させて固形分濃度10質量%の溶液を調製した。この溶液を偏光顕微鏡で観察したところ、ネマチック液晶相を示していた。
得られた光吸収異方性膜は、厚み0.4μmであった。
得られた光吸収異方性膜における膜面内の透過軸方向の光学濃度および膜面内の吸収軸方向の光学濃度を測定波長550nmにて測定した。これらの値から二色比(D)を求めたところ、測定波長550nmにおける二色比は29であった。この光吸収異方性膜5と、ポリマーフィルムとの積層体を、偏光板5として用いた。
3M社製ヨウ素偏光板HN42について、実施例1と同様に透過軸光学濃度、吸収軸光学濃度を測定波長550nmにて測定した。またその値から二色比を求めたところ、28であった。また、この偏光板の厚みは、250μmであった。これを偏光板C1として用いた。
ポラテクノ社製二色性色素偏光板THC−12Uについて、実施例1と同様に透過軸光学濃度、吸収軸光学濃度を測定波長550nmにて測定した。またその値から二色比を求めたところ、20であった。また、この偏光板の厚みは、215μmであった。これを偏光板C2として用いた。
上記で作製した偏光板1及び1/4波長板を用いて、図1に示す構成の偏光眼鏡を作製した。なお、1/4波長板としては、延伸ポリカーボネートフィルムを用いた。
具体的には、偏光眼鏡は観察者の左眼側にあたる位置に、1/4波長板を16Lとして、上記で作製した偏光板1の光吸収異方性膜1を12L、及びセルロースアセテートフィルムを10Lとして積層し、右眼側にあたる位置に、1/4波長板を16Rとして、上記で作製した偏光板1の光吸収異方性膜1を12R、及びセルロースアセテートフィルムを10Rとして積層し、図1に示す構成の偏光眼鏡を作製した。
1/4波長板16Lについては、面内遅相軸18Lを水平方向に、1/4波長板16Rについては、面内遅相軸18Lを垂直方向にして配置し、並びに光吸収異方性膜12L及び12Rについては、それぞれ吸収軸方向を左斜め45度の方向にして配置した。
作製した偏光眼鏡を用いて3Dモニター(Zalman ZM−215W)に表示された立体画像を観察したところ、明るく、かつクロストークが少ない鮮明な立体画像を観察することができた。
偏光板1を、上記で作製した偏光板5に替えた以外は、実施例1と同様にして、偏光眼鏡を作製した。
作製した偏光眼鏡を用いて3Dモニター(Zalman ZM−215W)に表示された立体画像を観察したところ、明るく、クロストークが少ない鮮明な立体画像を観察することができた。但し、画像の明るさは、実施例1の偏光眼鏡を用いて観察した場合と比較して若干暗かった。
上記偏光板1を、上記で作製した比較例用の偏光板C1に替えた以外は、実施例1と同様にして、偏光眼鏡を作製した。
作製した偏光眼鏡を用いて3Dモニター(Zalman ZM−215W)に表示された立体画像を観察したところ、明るさは実施例1および2の偏光眼鏡と比較して劣り、クロストークが感じられる立体画像が観察された。
上記偏光板1を、上記で作製した比較例用の偏光板C2に替えた以外は、実施例1と同様にして、偏光眼鏡を作製した。
作製した偏光眼鏡を用いて3Dモニター(Zalman ZM−215W)に表示された立体画像を観察したところ、クロストークは実施例1及び2の偏光眼鏡を用いた場合と同等だが、明るさは実施例1及び2の偏光眼鏡を用いた場合と比較して劣っていた。
12L、12’L、12R、12’R 光吸収異方性膜
14L、14’L、14R、14’R 吸収軸
16L、16R 屈折率異方性層
18L、18’L、18R、18’R 面内遅相軸
20 フレーム
Claims (11)
- 透明基板と、該基板上に、少なくとも1種の二色性色素を含む液晶性組成物を配向状態に固定してなる光吸収異方性膜とを有する、右眼用及び左眼用それぞれの鑑賞用部材を有することを特徴とする偏光眼鏡。
- 前記光吸収異方性膜が、前記液晶性組成物を、塗布手段、吹き付け手段及び滴下手段のいずれかの手段により、適用してなることを特徴とする請求項1に記載の偏光眼鏡。
- 前記少なくとも1種の二色性色素が、アゾ系色素化合物又は縮合多環系色素化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光眼鏡。
- 前記少なくとも1種の二色性色素が、液晶性化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の偏光眼鏡。
- 前記少なくとも1種の二色性色素が、サーモトロピック液晶性化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の偏光眼鏡。
- 前記光吸収異方性膜が、配向処理された表面上に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の偏光眼鏡。
- 前記組成物が、下記一般式(I)、下記一般式(II)、下記一般式(III)、下記一般式(IV)、又は下記一般式(VI)で表わされる二色性色素から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の偏光眼鏡。
−Yで表される置換基を表すが、但し、少なくとも一方は、水素原子以外の基を表し;L
22は、アルキレン基を表すが、アルキレン基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基はそれぞれ−O−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−NRCOO−、−OCONR−、−CO−、−S−、−SO2−、−NR−、−NRSO2−、又は−SO2NR−(Rは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す)に置換されていてもよく;Yは、水素原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、又は重合性基を表し;L21はそれぞれ、アゾ基(−N=N−)、カルボニルオキシ基(−C(=O)O−)、オキシカルボニル基(−O−C(=O)−)、イミノ基(−N=CH−)、及びビニレン基(−C=C−)からなる群から選ばれる連結基を表し;Dyeはそれぞれ、下記一般式(IIa)で表されるアゾ色素残基を表し;
- 前記光吸収性異方性膜の厚みが、0.01〜2μmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の偏光眼鏡。
- 更に屈折率異方性層を備えてなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の偏光眼鏡。
- 動画立体画像の立体視用であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の偏光眼鏡。
- 静止画立体画像の立体視用であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の偏光眼鏡。
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