JP2012031773A - アイドルストップ車の制御装置 - Google Patents

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Shinji Yamashita
真司 山下
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Abstract

【課題】坂道等での車両のずり下がりのないアイドルストップのエンジンの自動停止を、不足する制動力を自動的に補う装置を設けたりすることなく安価に実現する。
【解決手段】傾斜センサ9により検出された走行路の路面勾配に対して、ブレーキ液圧センサ3により検出されるブレーキ液圧が、エンジンが停止してクリープ力がなくなってもずり下がりの生じない制動力以上であることを条件に、制御処理部10の判断手段が制動条件を満たすと判断してエンジン停止条件が成立し、アイドルストップのエンジンの自動停止を行なうことにより、ブレーキ液圧センサ3が検出するブレーキ液圧が、エンジンが停止してクリープ力がなくなるとずり下がりの生じる可能性がある液圧であれば、アイドルストップのエンジンの自動停止を行なわないようにしてずり下がりの発生を確実に防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車速が0である等の所定のエンジン停止条件の成立によりアイドルストップのエンジンの自動停止を行なうアイドルストップ車の制御装置に関し、詳しくは、坂道等でのずり下がりの防止に関する。
従来、アイドルストップ車の制御装置においては、少なくともブレーキペダルが踏み込まれて車両の走行が完全に停止し、車速が0になることをエンジン停止条件とし、このエンジン停止条件の成立によりエンジンを自動停止している。
さらに、この種のアイドルストップ車により登坂路のような坂道等で車速が0になってからエンジンを自動停止する際には、とくに上り坂の坂道等での車両のずり下がり(転がり)を防止するため、車両が移動しないだけの制動力が加わっていればエンジンを停止することが提案されている。すなわち、エンジンが停止する前にブレーキペダルの操作による制動力が路面傾斜角に応じた車両の移動を阻止する制動力以上か否かを判断し、車両の移動を阻止する制動力以上の制動力が加わっていればエンジンを自動停止することが提案されている(例えば、特許文献1(段落[0034]−[0038]、図1、図4等)参照)。
特開2000−8905号公報
特許文献1に記載のアイドルストップの制御では、エンジンが自動停止する前にかけられている制動力から、坂道等でエンジンを自動停止するか否かを判断しているので、上り坂の坂道等での車両のずり下がり(転がり)を確実に防止することができない。
すなわち、アイドルストップ車のエンジンが停止するまでは、エンジンによるクリープ力が発生し、このクリープ力もずり下がりに抗する制動力となる。そして、特許文献1に記載のアイドルストップの制御では、このクリープ力を含んだ制動力が、車両が移動しないだけの制動力か否かを判断している。しかしながら、エンンジンが自動停止するとクリープ力が無くなるので、とくに上り坂の坂道等においては、ドライバのブレーキペダルの操作が弱いと、エンジンの停止によりクリープ力が無くなった際に制動力が足りなくなって車両がずり下がる可能性かある。
本発明は、坂道等での車両のずり下がりのないアイドルストップのエンジンの自動停止を、不足する制動力を自動的に補う装置を設けたりすることなく安価に実現することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のアイドルストップ車の制御装置は、所定のエンジン停止条件の成立によりアイドルストップのエンジンの自動停止を行なうアイドルストップ車の制御装置であって、路面勾配を検出する勾配検出手段と、ドライバの制動操作による制動力を検出する制動力検出手段と、前記制動力検出手段により検出される制動力が、クリープ力がなくなっても前記勾配検出手段が検出した路面勾配でずり下がりの生じない制動力以上であるという制動条件を満たすか否かを判断する判断手段とを備え、前記エンジン停止条件の成立は、前記判断手段により前記制動条件を満たすと判断されることを含むことを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る本発明のアイドルストップ車の制御装置の場合、勾配検出手段により検出された走行路の路面勾配に対して、制動力検出手段により検出される制動力が、エンジンが停止してクリープ力がなくなってもずり下がりの生じない制動力以上であることを条件に、判断手段が制動条件を満たすと判断てエンジン停止条件が成立し、アイドルストップのエンジンの自動停止を行なうため、制動力検出手段が検出する制動力が、エンジンが停止してクリープ力がなくなるとずり下がりの生じる可能性がある液圧であれば、エンジン停止条件が成立せず、アイドルストップのエンジンの自動停止を行なわないようにしてずり下がりの発生を確実に防止することができる。この場合、不足する制動力を自動的に補う装置を設けたりすることなく、坂道等での車両のずり下がりのないアイドルストップのエンジンの自動停止を実現することができ、コストを削減しつつ、車両の性能を確保することができる。
本発明の一実施形態のアイドルストップ車の制御装置のブロック図である。 図1のアイドルストップ車が上り坂で制動停止する際の力の説明図である。 図1のアイドルストップ車がエンジンを停止してもずり下がりが発生しないための路面勾配とブレーキ液圧の関係の説明図である。 図1の動作説明用のフローチャートである。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、一実施形態について、図1〜図4を参照して詳述する。
図1は本発明のアイドルストップ車1の制御装置の構成を示し、同図において、2は車速を検出する車速センサ、3はブレーキ機構4のマスタシリンダ5のブレーキ液圧を検出するブレーキ液圧センサであり、本発明の制動力検出手段を形成する。なお、ドライバがブレーキペダルを踏むことによって発生するマスタシリンダのブレーキ液圧は、前輪の左右のホイルシリンダ6FL、6FRおよび後輪の左右のホイルシリンダ6RR、6RLにブレーキ力として付与される。なお、本実施形態のアイドルストップ車1はトルクコンバータや無段変速機(CVT)を含んで構成されている。
7はストップランプ(図示せず)の点灯中にオンするストップランプスイッチ、8はエンジン(図示せず)の回転数を検出するエンジン回転数センサ、9は走行路の路面勾配を検出する傾斜センサである。
10はマイクロコンピュータ等からなるECU構成の制御処理部であり、予め設定されたアイドルストップ制御の各種プログラムを実行し、本発明の判断手段手段を形成する。11はスタータ、12はエンジンの始動、停止等の制御を行なうエンジン制御のECU(E/G ECU)である。
図2は登坂路のような上り坂Lでブレーキペダルを踏むときにアイドルストップ車1に加わる力を示し、下向きの矢印線aは重力によるずり下がりの力であり、上向きの矢印線bはエンジンのクリープ力、上向きの矢印線cはマスタシリンダ5のブレーキ液圧で示されるブレーキ制動力である。
そして、坂道Lでアイドルストップ車1がずり下がらずに停止するには、「(ブレーキ制動力+クリープ力)≧重力によるずり下がりの力」の条件を満たす必要があり、ECU12の制御によりエンジンが停止すると、クリープ力が0になるので、それでもアイドルストップ車1がずり下がらずに停止するには、「ブレーキ制動力≧重力によるずり下がりの力」の条件を満たす必要がある。
そして、制御処理部10は、アイドルストップのエンジンの自動停止を行なう際に、ストップランプスイッチ7のオン(ストップランプ点灯)、車速センサ2の検出車速が0(実際には所定許可車速以下)、エンジン回転数センサ8の検出回転数が0でない等の所定のエンジン停止条件に、さらに、ブレーキ液圧センサ3が検出するブレーキ液圧が、クリープ力がなくなっても勾配センサ9が検出した路面勾配でずり下がりの生じない制動力以上のブレーキ液圧であることを加え、これらの条件を満たすか否かを判断手段によって判断し、上記条件を満たせば、ECU12を介してエンジンを自動停止する。
図3は走行停止後にエンジンを停止してもずり下がりが発生しないための路面勾配とブレーキ液圧の関係を示し、図中のしきい値線dが、各路面勾配において前記したブレーキ制動力と重力によるずり下がりの力がつり合うブレーキ液圧を示し、実験等によって予め求められ、そのデータがエンジンを自動停止するブレーキ液圧のマップ値として制御処理部10に保持される。
そして、しきい値線dは、上り坂にあっては前記クリープ力が消失した状態(エンジンが停止した状態)でブレーキ制動力と重力によるずり下がりの力がつり合うブレーキ液圧を示し、勾配が大きくなるとともに高く設定される。
一方、下りの坂にあっては前記クリープ力は重力によるずり下がりの力と同じ向きの力であり、走行が停止するブレーキ制動力のブレーキ液圧を維持すれば、エンジンが停止してもずりさがることはない。言い換えれば、下り坂でブレーキペダルを踏んで走行が停止すれば、そのブレーキ液圧を維持することにより、エンジンが停止してクリープ力が消失してもアイドルストップ車1はずり下がることがない。そして、下り坂で車速が0になるということは既にそのようなブレーキ液圧になっているということであるので、しきい値線dは、下り坂にあってはブレーキペダルが踏まれてブレーキ液圧が発生していることの確認のしきい値を示す。
そして、しきい値線dは、上記した上り坂の勾配に応じた線分と下り坂の所定値の線分とを合成して形成され、斜線を施したしきい値線dよりブレーキ液圧の高い範囲がエンジンを停止してもずり下がりが生じない範囲である。
図4は制御処理部10のエンジン自動停止可否の処理工程を示し、図4の処理は例えばイグニッションキーがオンされてからオフされるまでくり返し行なわれ、車速センサ2の検出車速が0になり、ブレーキ液圧を除くその他の所定のエンジン停止条件が成立し、アイドルストップ車1が走行停止の状態になると、ステップS1をYESで通過し、ステップS2により傾斜センサ9が検出する路面勾配を判定する。さらに、ブレーキ液圧センサ3の液圧と、しきい値線dの判定した路面勾配の液圧(マップ値)とを比較し、ブレーキ液圧センサ3の液圧が前記マップ値以上であれば、エンジンが停止してクリープ力がなくなっても勾配センサ9が検出した路面勾配でずり下がりの生じない制動力以上であるという制動条件を満たと判断し、アイドルストップのエンジン停止を許可し、ECU12に停止を指令してエンジンを停止する。
なお、車速が0でないときおよび、ブレーキ液圧センサ3の液圧が前記マップ値より小さく、エンジンが停止しするとずり下がりが生じる可能性があるときには、ステップS1、S3をNOで通過してステップS5に移行し、エンジンの停止を禁止してアイドルストップを行なわないようにする。
また、エンジンの自動停止後、ドライバがブレーキペダルから足を外す等の所定のエンジン再始動条件が成立すると、制御処理部10はスタータ11を始動してECU12にエンジンの始動を指令し、エンジンを再始動する。
したがって、前記実施形態の場合、傾斜センサ9により検出された走行路の路面勾配に対して、ブレーキ液圧センサ3により検出されるブレーキ液圧が、エンジンが停止してクリープ力がなくなってもずり下がりの生じない制動力以上であることを条件に、制御処理部10の判断手段が制動条件を満たすと判断してエンジン停止条件が成立し、ECU12にエンジンの停止を指令してアイドルストップのエンジンの自動停止を行なっため、ブレーキ液圧センサ3により検出されるブレーキ液圧が、エンジンが停止してクリープ力がなくなるとずり下がりの生じる可能性のある液圧であれば、エンジン停止条件が成立せず、アイドルストップのエンジンの自動停止を行なわないようにしてずり下がりの発生を確実に防止することができる。
そして、エンジン停止条件が成立しないときに、自動的にブレーキ液圧を高めて不足する制動力を自動的に補うようにしてもよいが、そのような自動昇圧の装置を設けたりすることなく、とくに上り坂等でのずり下がりのないアイドルストップのエンジンの自動停止を実現することができ、コストを削減しつつ、車両の性能を確保することができる。
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能であり、しきい値線dの特性等は実験等に基づいて適当に設定すればよく、図3の特性等に限るものではない。
また、勾配検出手段、制動力検出手段等の構成はどのようであってもよく、制御処理部10の判断手段の処理手順等も図4の手順等に限るものではない。
そして、本発明は、種々のアイドルストップ車の制御装置に適用できる。
1 アイドルストップ車
3 ブレーキ液圧センサ
9 傾斜センサ
10 制御処理部

Claims (1)

  1. 所定のエンジン停止条件の成立によりアイドルストップのエンジンの自動停止を行なうアイドルストップ車の制御装置であって、
    路面勾配を検出する勾配検出手段と、
    ドライバの制動操作による制動力を検出する制動力検出手段と、
    前記制動力検出手段により検出される制動力が、クリープ力がなくなっても前記勾配検出手段が検出した路面勾配でずり下がりの生じない制動力以上であるという制動条件を満たすか否かを判断する判断手段とを備え、
    前記エンジン停止条件の成立は、前記判断手段により前記制動条件を満たすと判断されることを含むことを特徴とするアイドルストップ車の制御装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000008905A (ja) * 1998-06-19 2000-01-11 Denso Corp 車両におけるエンジン自動停止・始動装置
JP2005105894A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Mitsubishi Motors Corp 車両のエンジン自動停止装置

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