JP2012031112A - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】毛髪化粧料組成物は、酸化染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として構成され、振とうにより発泡させることによって泡状の剤型で毛髪に適用される。毛髪化粧料組成物は、セルロース系増粘剤を粉末の形態で含有する主剤と、水及び低級アルコールを含有するとともに前記主剤と使用時に混合される副剤とを備えている。副剤のpHは5〜8である。毛髪化粧料組成物中における低級アルコールの含有量は、0.1〜10.0質量%であることが好ましい。低級アルコールに対するセルロース系増粘剤の質量比は、0.2〜25の範囲であることが好ましい。
【選択図】図1
Description
以下、本発明を毛髪脱色剤として構成される毛髪化粧料組成物に具体化した第1の実施形態について詳細に説明する。
酸化剤は、毛髪に含まれるメラニンを脱色する。本実施形態では、25℃(常温)で固体状の酸化剤が使用される。酸化剤の具体例は、例えば、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、及びピロリン酸塩の過酸化水素付加物を含む。
酸化剤の含有量は、毛髪脱色剤中において0.01〜20質量%であることが好ましい。
副剤に含有される水は、剤型を泡状とするための基材である。毛髪脱色剤中における水の含有量は、好ましくは50質量%以上であり、より好ましくは60質量%以上である。
毛髪脱色剤中における低級アルコールの含有量は、セルロース系増粘剤の溶解又は膨潤を促進させる効果が顕著に得られ易くなるという観点から、好ましく0.1〜10.0質量%、より好ましくは0.15〜4.5質量%である。この毛髪脱色剤中における低級アルコールの含有量が10.0質量%を超える場合、発泡状態が維持され難くなる。
毛髪脱色剤は、必要に応じてカチオン性界面活性剤、油性成分、水溶性高分子化合物、キレート剤、無機塩、又は分散剤をさらに含有してもよい。
油脂の具体例は、例えば、ラノリン、オリーブ油、ツバキ油、シア脂、アーモンド油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、ブドウ種子油、アボカド油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、ヤシ油、及び月見草油を含む。ロウの具体例は、例えば、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、及びラノリンを含む。高級アルコールの具体例は、例えば、セチルアルコール(セタノール)、2−ヘキシルデカノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−オクチルドデカノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、デシルテトラデカノール、及びラノリンアルコールを含む。
本実施形態の発泡用具は、毛髪脱色剤を液密に閉塞可能とする閉塞可能容器である。図1(a)に示されるように、閉塞可能容器20は、有底筒状の容器本体21と、容器本体21の開口部を閉塞する蓋体22とを備えている。
続いて、泡状の毛髪脱色剤14を例えば手で取り出して毛髪に塗布する。このとき、毛髪脱色剤は泡状をなしているため、毛髪に容易に馴染ませることができる。こうして毛髪脱色剤が塗布された毛髪を所定時間放置することで、毛髪が脱色される。続いて、毛髪上の毛髪脱色剤を水又は温水で洗い流すことで、脱色処理が完了される。
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
以下、本発明を毛髪脱色剤として構成される毛髪化粧料組成物に具体化した第2の実施形態について、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。本実施形態では、第1の実施形態における副剤の構成が異なっている。
・前記実施形態の毛髪化粧料組成物は、毛髪脱色剤として構成されているが、その毛髪脱色剤は、毛髪脱染剤として用いることもできる。また、前記毛髪脱色剤は、常法に従って、上記主剤に酸化染料を含有させることで、酸化染毛剤に変更することができる。
染料中間体の具体例は、例えば、フェニレンジアミン類(但し、メタフェニレンジアミンを除く。)、アミノフェノール類(但し、メタアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール及びパラメチルアミノフェノールを除く。)、トルイレンジアミン類(但し、トルエン−3,4−ジアミン及びトルエン−2,4−ジアミンを除く。)、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン類(但し、2,6−ジアミノピリジンを除く。)、及びそれらの塩類を含む。塩類の具体例は、例えば、塩酸塩、硫酸塩、及び酢酸塩を含む。使用される染料中間体は一種類のみであってもよいし、二種類以上の染料中間体を組み合わせて使用してもよい。
以下、特に断りのない限り、毛髪化粧料組成物は、酸化染毛剤及び毛髪脱色・脱染剤を含むことを意味する。
(イ)酸化染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として構成されてなり、使用時に泡状の剤型とされ、その泡状の剤型で毛髪に適用される毛髪化粧料組成物の使用方法であって、前記毛髪化粧料組成物に空気を振り混ぜる発泡操作を実施することで前記泡状の剤型とする毛髪化粧料組成物の使用方法。
(実施例1〜5、比較例1〜3)
各例では、表1に示される各成分を混合することにより、主剤及び副剤からなる毛髪脱色剤を調製した。主剤の剤型は粉末状であり、副剤の剤型は液状である。なお、比較例5については、毛髪に適用される毛髪脱色剤のpHを調整するために、主剤及び副剤とは別に、pH調整剤を微量配合している。以下、カルボキシメチルセルロースナトリウムは粒子径が300μm以下のものを用いた。
次に、閉塞可能容器を用いて、各例の毛髪脱色剤の発泡操作を行った。閉塞可能容器の容量は770mLであり、高さは17cmであり、内径は7cm〜8cmである。その閉塞可能容器内に、主剤及び副剤の混合物として150gとなるように各剤を投入して、閉塞可能容器を上下に20回振った。こうした発泡操作を行うことで、泡状の剤型とした。
パネラー20人中「高い」と答えた人が17人以上であった場合には“5”、パネラー20人中「高い」と答えた人が13〜16人の場合には“4”、パネラー20人中「高い」と答えた人が9〜12人の場合には“3”、パネラー20人中「高い」と答えた人が5〜8人の場合には“2”、パネラー20人中「高い」と答えた人が2〜4人の場合には“1”、パネラー20人中「高い」と答えた人が0〜1人の場合には“0”と評価を下した。
実施例6においては、表2に示される配合に変更した以外は、上記実施例1と同様に酸化染毛剤を調製した。実施例6は、主剤としての第1剤、及び副剤としての第2剤からなる酸化染毛剤である。第1剤は、アルカリ剤を含有する固体状の剤である。第2剤は、酸化剤を含有する液状の剤である。実施例6について、上記<評価>欄に記載した評価を行った。それら評価結果を表1と同様に表2の各欄に示している。
実施例7〜11においては、副剤のみを表3に示されるように変更した以外は、実施例1と同様に毛髪脱色剤を調製した。具体的には、各実施例では、低級アルコールの含有量を変更することで、低級アルコールに対するセルロース系増粘剤の質量比を変更している。なお、表3は、主剤の組成を省略している。各実施例について、上記<評価>欄に記載した評価を行った。それら評価結果を表1と同様に表3の各欄に示している。
実施例12〜15においては、表4に示されるように変更した以外は、実施例1と同様に毛髪脱色剤を調製した。具体的には、実施例12に対して実施例13〜15では、セルロース系増粘剤の種類、又は低級アルコールの種類を変更している。なお、ヒドロキシエチルセルロースは粒子径が300μm以下のものを用いた。各実施例について、上記<評価>欄に記載した評価を行った。それら評価結果を表1と同様に表4の各欄に示している。
Claims (4)
- 酸化染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として構成され、振とうにより発泡させることによって泡状の剤型で毛髪に適用される毛髪化粧料組成物であって、
セルロース系増粘剤を粉末の形態で含有する主剤と、水及び低級アルコールを含有するとともに前記主剤と使用時に混合される副剤と、を備え、前記副剤のpHは5〜8であることを特徴とする毛髪化粧料組成物。 - 酸化染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として構成され、振とうにより発泡させることによって泡状の剤型で毛髪に適用される毛髪化粧料組成物であって、
セルロース系増粘剤を粉末の形態で含有する主剤と、低級アルコールを含有するとともに前記主剤と使用時に混合される副剤と、を備え、
前記主剤は、pHが5〜8の水系分散媒に混合された後に前記副剤と混合されることを特徴とする毛髪化粧料組成物。 - 前記毛髪化粧料組成物中における前記低級アルコールの含有量が0.1〜10.0質量%であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料組成物。
- 前記低級アルコールに対する前記セルロース系増粘剤の質量比が0.2〜25の範囲であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の毛髪化粧料組成物。
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