JP2012030706A - 車載動力伝達装置 - Google Patents
車載動力伝達装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012030706A JP2012030706A JP2010172529A JP2010172529A JP2012030706A JP 2012030706 A JP2012030706 A JP 2012030706A JP 2010172529 A JP2010172529 A JP 2010172529A JP 2010172529 A JP2010172529 A JP 2010172529A JP 2012030706 A JP2012030706 A JP 2012030706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- rotating
- drive source
- ratio
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/7072—Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
Landscapes
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】動力分割機構20は、1の遊星歯車機構にて構成される。動力分割機構20のサンギアSには、CVT22を介してモータジェネレータ10が機械的に連結されるとともに、CVT22、クラッチC1、ギアG2α,G2βを介してキャリアCに機械的に連結されている。また、リングギアRには、ギアG5,G6およびディファレンシャルギア24を介して駆動輪14に機械的に連結されている。こうした構成において、クラッチC1を締結状態とすることで、サンギアSおよびキャリアC間で動力循環が生じる。駆動輪14を反転させる場合、モータジェネレータ10の回転方向を反転させる。
【選択図】 図1
Description
以下、本発明にかかる車載動力伝達装置の第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
「モード1」
図2に、本実施形態にかかるモータジェネレータ10による車両の発進処理について説明する。ここで、図2(a)に、発進時における動力伝達経路を示し、図2(b)に、このときの動力分割機構20の共線図を、エンジン12の回転速度とともに示す。なお、図2(b)において、リングギアRの回転速度の負方向を前進と定義しているが、これは、ギアG5がカウンタギアであるためである。また、共線図において、矢印は、トルクの向きを示すものである。
「モード2」
図3(a)に、モード2において、特にモータジェネレータ10のみによって車両を走行させるいわゆるEV走行時の動力伝達経路を示し、図3(b)に、その際の共線図を示す。なお、この際、クラッチC3は、解除状態とされている。
「モード1からモード2への切替」
図6(a)に、エンジン12から駆動輪14までのトータルの変速比と、CVT22の変速比との関係を示し、図6(b)に、モータジェネレータ10から駆動輪14までのトータルの変速比と、CVT22の変速比との関係を示す。図示されるように、モード1において、CVT22の変速比を連続的に変化させていくことで、極低速から高速側へと変化させることができる。そして、所定の変速比となることで、モード2へと切り替える。これにより、エンジン12に関してはトータルの変速比の可変領域を拡大することができる。
「車両の後退処理」
図6(a)および図6(b)に示すように、本実施形態では、モード1において動力循環が生じるにもかかわらずトータル変速比の符号が反転しないような設定とする。
より詳しくは、ギアードニュートラル状態を実現することもできないように、トータル変速比の最低値をゼロよりも僅かに大きく(マージン量Δだけ大きく)設定する。これは、CVT22に要求される耐量を低減するための設定である。すなわち、車両に要求される最高速の変速比が定まっていることに鑑みれば、モード1の最高変速比(切替点Pにおける変速比)もおのずと制約を受け、これをむやみに低減することはできない。このため、モード1においてトータル変速比の符号を反転させ駆動輪14の反転までをも賄う場合には、モード1におけるトータル変速比の可変量が大きくなる。一方、トータル変速比の可変量が大きくなるほどCVT22に加わるトルクが大きくなることが発明者らによって見出されている。このため、トータル変速比の可変量を低減することで、CVT22の耐量を低減することができる。ちなみに、トータル変速比の可変量が大きくなるほどCVT22に加わるトルクが大きくなることの定量的な説明は、明細書最後部の備考における「トータル変速比の可変量とCVT耐量との関係について」に記載してある。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<第4の実施形態>
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<第5の実施形態>
以下、第5の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<第6の実施形態>
以下、第6の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<第7の実施形態>
以下、第7の実施形態について、先の第6の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
「双方向制御手段について」
双方向制御手段としては、モード1において行うものに限らず、例えばモード2において行うものであってもよい。
「反転手段について」
反転手段としては、上記各実施形態において例示したものに限らない。例えば、共線図において、モータジェネレータ10に機械的に連結される一対の回転体の回転速度と駆動輪14に機械的に連結される回転体の回転速度とが1直線上に並ぶものにおいて、上記直線の傾きを変更するよう一対の回転体間に介在する変速比固定の変速手段のギア比を変更するものであってもよい。図15(a)に、上記第1の実施形態においてこうした手法を採用した例を示す。すなわち、クラッチC1等に並列に、クラッチC4およびギアG7を接続し、このギアG7を、モータジェネレータ10側の回転速度よりもキャリアC側の回転速度が大きくなる設定とする(特に、ギアG2βも同様のギアの場合、これよりも上記大きくなる度合いを大きくする)。これにより、クラッチC1,C2を解除状態として且つクラッチC4を締結状態とすることで、図15(b)に示す動力伝達経路が形成され、図15(c)に示すように、モータジェネレータ10を反転させることなく後退処理を行うことができる。
「トータル変速比の可変範囲の設定について」
トータル変速比の最低値が正となる設定としては、従来のAT車程度のクリープ力を生成するものに限らない。例えばギア比の設定によっては最低値をゼロに設定することが物理的に不可能な場合がある。この場合、最低値が正となるように設定するなら、クリープ力が駆動輪14を反転させるものとなることを回避することができる。
「補機に機械的に連結される動力分割用回転体について」
例えば、図11に示した構成に代えて、図19に示した構成を採用してもよい。ここでは、モータジェネレータ10とCVT22との間にコンプレッサ50を機械的に連結する例を示した。この構成は、モータジェネレータ10からコンプレッサ50への動力伝達効率を向上させるうえで優れている。すなわち、CVT22を介して動力伝達を行う場合、その効率が低下しやすい。このため、図19に例示するように、CVT22を介在させないようにすることで、伝達効率を向上させることができる。
「動力分割用回転体の回転力を駆動源とする補機について」
この種の補機としては、車載空調装置のコンプレッサに限らない。例えば駆動輪14等に制動力を付与するための油圧を生成するブレーキポンプや、エンジン12の冷却水用のウォータポンプ、冷却ファン等であってもよい。
「第1動力伝達制御手段について」
エンジン12を起動すべくエンジン12と動力分割機構20の起動用回転体との間のトルクの伝達および遮断を行う動力伝達制御手段としては、クラッチC3およびワンウェイベアリング26を備えて構成されるものに限らない。例えば、クラッチC3のみを備えるものであってもよい。この場合、例えばエンジン12の回転軸12aに初期回転を付与した後、エンジン12の燃焼開始に先立ちクラッチC3を遮断するなら、エンジン12における燃焼開始時に急増するトルクが動力分割機構20に伝達されることを好適に回避することができる。また例えばワンウェイベアリング26のみを備えるものであってもよい。
「第2動力伝達制御手段について」
エンジン12のトルクを駆動輪14に付与すべく動力分割機構20の伝達用回転体とエンジン12との間の動力の伝達を制御する第2動力伝達制御手段としては、クラッチ28に限らない。例えばワンウェイクラッチやワンウェイベアリング等の一方向伝達機構であってもよい。図20(a)に、上記第1の実施形態においてワンウェイベアリング29を追加した例を示し、図20(b)に、上記第1の実施形態においてクラッチ28をワンウェイベアリング29に変更した例を示す。なお、図20(b)に示した例では、後退処理時においてエンジン12が逆回転方向に連れまわされるため、逆回転時であっても潤滑用オイルを潤滑可能な構成とすることが望ましい。さらに、エンジン12の負荷を低減すべく、吸気バルブや排気バルブを電磁駆動バルブとして且つ、後退処理時においてこれら双方を開弁状態に固定してもよい。
「動力分割機構について」
動力分割機構としては、上記各実施形態に例示したものに限らない。例えば、先の図1や、図12、図13に例示した構成において、サンギアS、キャリアCおよびリングギアRを入れ替えてもよい。この場合であっても、遊星歯車機構とモータジェネレータ10、エンジン12、駆動輪14との間に介在するギアの設定によって、上記各実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。
「動力分割用回転体について」
上記実施形態では、動力分割用回転体を構成する遊星歯車機構として、サンギアSとリングギアRの回転速度の符号が互いに相違する場合にキャリアCの回転速度がゼロとなりうるものを採用したが、これに限らない。例えば、サンギアSとリングギアRとの回転速度の符号が同一である場合にキャリアCの回転速度がゼロとなり得るものを用いてもよい。この遊星歯車機構は、いわゆるダブルピニオンを有する遊星歯車機構(例えば特開2001−108073号公報参照)によって実現できる。
「変速装置の種類について」
機械式の無段変速装置としては、ベルト式のものに限らず、例えばトラクションドライブ式のものであってもよい。また、機械式のものに限らず、油圧式のものであってもよい。更に、無段変速装置にも限らず、有段変速装置であってもよい。
「その他」
・モード1とモード2との間の切り替えに際し、トルク抜けが生じる設定であっても上記第1の実施形態の(1)等の効果を得ることはできる。この場合、クラッチC1,C2のうち解除状態から締結状態へと切り替える側において、締結力を漸増させることで半クラッチを利用すればよい。もっとも、フェールセーフ処理時等、モード切替に伴うショック等よりも迅速なモード切替の優先度の方が高い状況下にあっては、モード1とモード2とでトータル変速比が相違するCVT30の変速比において、上記締結力の漸増処理を行うことなく強制的にモード切替を行なってもよい。
<備考>
上記第1の実施形態に記載の構成について、様々な関係を導出する場合、図21に示す一般的な構成において導出すれば足りる。ここで、ギアG1は、CVT22に対応している。ちなみに、図21に示す構成と第1の実施形態に示す構成との相違は、第1の実施形態にはギアG4が無く、ギアG2a、G2bを有する点である。図の構成は、第1の実施形態の構成を一般化したものであるにもかかわらず、ギアG2a,G2bをギアG2にまとめることとしたのは、クラッチC1およびキャリアC間に介在するギアをギアG2として一般化することができるためである。すなわち、この図の構成から第1の構成にいたるには、第1の実施形態のギアG2a,G2bのトータルのギア比を図21の構成のギアG2のギア比r2として且つ、ギアG4のギア比r4を「1」とすればよい。なお、ギア比ri(i=1〜6)は、図中、aの回転速度に対するbの回転速度の比である。
Ts=−ρTc/(1+ρ) …(c2)
ρwS−(1+ρ)wC+wR=0 …(c3)
「モード1における高トルクの生成について」
モータジェネレータ10を駆動源とする場合、図中、IN2が供給動力となる。今、モータジェネレータ10のトルクをトルクTmとし、先の図2(c)に示した関係からエネルギ保存則を立てると、以下の式が成立する(ただし、ギアG2の質量を無視する理想化を行っている)。
上記の式(c1)および式(c2)を用いて上記式(c4)からトルクTs,Tcを消去することで、下記の式(c5)を得る。
上記の式(c5)によれば、比「wS/wC」を「r2(1+ρ)/ρ」に近似させることで、リングギアRのトルクTrは、非常に大きなものとなり得ることがわかる。換言すれば、駆動輪14に伝達されるトルクが非常に大きなものとなり得ることがわかる。
1.駆動源がエンジンの場合
モード1においては、サンギアSの回転速度wSと、キャリアCの回転速度wCとの間には、以下の式(c6)にて表現される関係がある。
一方、ギアG6の出力側の回転速度wG6bは、以下の式(c7)にて表現できる。
上記の式(c6)、(c7)を上記の式(c3)に代入することで以下の式(c8)を得る。
したがって、トータルの変速比は、以下の式(c9)となる。
2.駆動源がモータジェネレータ10の場合
この場合、入力軸がギアG1の出力側となるため、上記の式(c8)の右辺のwSをギア比r1で除算したものを用いることで、以下の式が導出できる。
「モード2のトータル変速比について」
モード2においては、駆動源がエンジンの場合、ギアG1,G4,G6の経路を考えることで、トータル変速比は、以下の式(c11)となる。
「トルク抜けの生じない切替条件」
ギアG1の回転速度wG1bが、ギアG2の回転速度wG2aとギアG4の回転速度wG4aとの双方と一致することが条件となる。これは、以下の式にて表現することができる。
上記の式(c12)において、例えばサンギアSおよびリングギアRの回転速度wS,wRをキャリアCの回転速度wCで表現して且つ、上記の式(c3)に代入することで以下の式(c13)を得る。
すなわち、CVT22(ギアG1)のギア比r1が上記の式(c13)の右辺の値をとりうる設定とすれば、上記(c13)の条件成立時においてトルク抜けを回避した切替を行うことができる。
これは、トータルの変速比を従属変数としギア比r1を独立変数とする関数をギア比r1によって微分した値についてのモード1とモード2との積が負であることを条件とすればよい。
すなわち、r5・r4・r2<0 …(c14)
ちなみに、上記第1の実施形態では、ギアG5やギアG2a、G2bをカウンタギアとしたため、ギア比r2>0、ギア比r5<0であり、またギアG4を除いたため、ギア比r4=1であり、この条件を満たす。
この考察は、ギアードニュートラルを実現可能とし、ギアードニュートラルが実現される場合にCVT22に加わるトルクを算出することが簡易な手法である。なぜなら、駆動源の出力が一定であるとすると、エネルギ保存則の関係から駆動輪14に加わるトルクが最大となるのは、ギアードニュートラル状態となるときであると考えられるため、CVT22に加わるトルクが最大となるのもギアードニュートラル状態であると考えられるためである。
T(G1b)=T(G1a)/r1=ρr5r6TOUT/r1 …(c16)
ここで、上記の式(c10)からわかるように、トータル変速比の可変量は、「ρr5r6」に比例する。一方、上記トルクT(G1a)、T(G1b)も「ρr5r6」に比例する。このため、トータル変速比の可変量を大きくするほどCVT22に加わるトルクが大きくなる。
Claims (20)
- 駆動源および駆動輪間の動力分割のための回転体であって且つ互いに連動して回転する複数の動力分割用回転体と、該動力分割用回転体に機械的に連結される変速装置とを備える車載動力伝達装置において、
前記動力分割用回転体は、前記駆動輪に機械的に連結される回転体と、該回転体以外の一対の回転体とを備え、
前記動力分割用回転体のうちの他の回転体を介して前記駆動輪に機械的に連結される回転体へと前記駆動源の動力を前記駆動輪に伝達可能な状態において前記駆動源から動力を出力することで前記一対の回転体の一方から他方に動力が流動する動力循環が生じて且つ、この際の前記駆動源の回転軸の回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の比である変速比として利用する値を、ゼロを境とした正および負のいずれか1の領域内に制限したことを特徴とする車載動力伝達装置。 - 前記動力分割用回転体のうちの他の回転体を介して前記駆動輪に機械的に連結される回転体へと前記駆動源の動力を前記駆動輪に伝達可能な状態において前記駆動源から動力を出力することで前記一対の回転体の一方から他方に動力が流動する動力循環が生じて且つ、この際の前記駆動源の回転軸の回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の比である変速比が構造上とり得る値を、ゼロを境とした正および負のいずれか1の領域内に設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項1記載の車載動力伝達装置。
- 前記駆動源は、回転電機であることを特徴とする請求項2記載の車載動力伝達装置。
- 前記回転電機の回転方向を双方向とする双方向制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の車載動力伝達装置。
- 前記駆動源および前記駆動輪の少なくとも一方と前記動力分割用回転体との間の機械的な連結態様を変更することで、前記変速比の符号を反転させる反転手段をさらに備えることを特徴とする請求項2または3記載の車載動力伝達装置。
- 前記設定手段は、前記いずれか1の領域における前記変速比の絶対値の最低値をゼロよりも大きく設定するものであることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の車載動力伝達装置。
- 前記変速装置は、プーリとベルトとを備えるベルト式の無段変速装置であり、
前記設定手段は、経年変化によって、前記いずれか1の領域における前記変速比の絶対値の最小値とゼロとの間の距離が拡大するように前記変速装置を構成することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の車載動力伝達装置。 - 駆動源としての回転電機および駆動輪間の動力分割のための回転体であって且つ互いに連動して回転する複数の動力分割用回転体と、該動力分割用回転体に機械的に連結される変速装置とを備える車載動力伝達装置において、
前記動力分割用回転体は、前記駆動輪に機械的に連結される回転体と、該回転体以外の一対の回転体とを備え、
前記動力分割用回転体のうちの他の回転体を介して前記駆動輪に機械的に連結される回転体へと前記駆動源の動力を前記駆動輪に伝達可能な状態において前記駆動源から動力を出力することで前記一対の回転体の一方から他方へ動力が流動する動力循環を実現するように前記一対の回転体の符号を互いに逆となるように設定する手段と、
前記回転電機の回転方向を双方向とする双方向制御手段とを備えることを特徴とする車載動力伝達装置。 - 駆動源および駆動輪間の動力分割のための回転体であって且つ互いに連動して回転する複数の動力分割用回転体と、該動力分割用回転体に機械的に連結される変速装置とを備える車載動力伝達装置において、
前記動力分割用回転体のうちの他の回転体を介して前記駆動輪に機械的に連結される回転体へと前記駆動源の動力を前記駆動輪に伝達可能な状態において前記駆動源から動力を出力することで前記一対の回転体の一方から他方へ動力が流動する動力循環を実現すべく前記一対の回転体の符号を互いに逆となるように設定する手段と、
前記駆動源および前記駆動輪の少なくとも一方と前記動力分割用回転体との間の機械的な連結態様を変更することで、前記駆動源の回転軸の回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の比である変速比の符号を反転させる反転手段とを備えることを特徴とする車載動力伝達装置。 - 前記駆動源は、回転電機であることを特徴とする請求項9記載の車載動力伝達装置。
- 前記駆動源の回転軸の回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の比である変速比として利用する範囲を、ゼロを境とした正および負のいずれか1の領域内とする変速比制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の車載動力伝達装置。
- 前記動力分割用回転体のうち前記駆動輪の回転速度がゼロとなる際に回転可能な回転体に、車載補機が機械的に連結されていることを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の車載動力伝達装置。
- 前記動力分割用回転体のうちの他の回転体を介して前記駆動輪に機械的に連結される回転体へと前記駆動源の動力を前記駆動輪に伝達可能な状態において前記駆動源から動力を出力することで前記一対の回転体の一方から他方へと動力が流動する動力循環が生じて且つ、この際の前記駆動源の回転軸の回転速度に対する前記駆動輪の回転速度の比である変速比が構造上とり得る値の範囲が、ゼロを境とする双方の領域にまたがることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の車載動力伝達装置。
- 前記駆動源は、回転電機であり、
前記動力分割用回転体のうちの1の回転体には、前記回転電機以外の駆動源としての内燃機関が機械的に連結され、
前記内燃機関と前記1の回転体との間の動力の伝達および遮断を制御する動力伝達制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項2〜13のいずれか1項に記載の車載動力伝達装置。 - 前記動力伝達制御手段は、前記1の回転体と前記内燃機関との動力の伝達を遮断するための電子制御式の遮断手段を備えることを特徴とする請求項14記載の車載動力伝達装置。
- 前記動力伝達制御手段は、前記遮断手段とは別に、前記内燃機関側である出力側に対する前記1の回転体側である入力側の相対回転速度が負でないことを条件に動力を伝達させる一方向伝達機構を備えることを特徴とする請求項15記載の車載動力伝達装置。
- 前記内燃機関と前記1の回転体との間の動力の伝達および遮断を制御する動力伝達制御手段である第1動力伝達制御手段に加えて、
前記動力分割用回転体のうちの前記1の回転体以外の回転体と前記内燃機関との間の動力の伝達を制御する第2動力伝達制御手段を更に備えることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の車載動力伝達装置。 - 前記動力分割用回転体は、遊星歯車機構を構成するサンギア、キャリアおよびリングギアであることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の車載動力伝達装置。
- 前記動力分割用回転体は、前記一対の回転体としての第1の回転体および第2の回転体と、前記駆動輪に機械的に連結される第3の回転体とを備え、
前記第1の回転体および前記第2の回転体が他の動力分割用回転体を介すことなく互いに連動して回転するための機械的な結合経路として、前記変速装置を備える経路を備え、
前記駆動源は、前記変速装置を備える経路に機械的に連結されていることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の車載動力伝達装置。 - 前記第1の回転体および前記第2の回転体に機械的に連結される前記駆動源は、回転電機であり、
前記動力分割用回転体のうちの1の回転体に、前記回転電機とは別の駆動源としての内燃機関が機械的に連結され、
前記第1の回転体、前記第2の回転体および前記第3の回転体が1の遊星歯車機構を構成し、
前記第1の回転体および前記第2の回転体の双方に変速装置を機械的に連結した第1モードと、前記第2の回転体および前記第3の回転体の双方に変速装置を機械的に連結した第2モードとを切り替える切替機構をさらに備え、
前記内燃機関から前記駆動輪までの変速比を従属変数とし前記変速装置の変速比を独立変数とする関数について、前記第1モードおよび前記第2モードのそれぞれにおける前記独立変数による前記関数の1階の微分値同士の符号が互いに逆となるように設定されていることを特徴とする請求項19記載の車載動力伝達装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010172529A JP5059173B2 (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 車載動力伝達装置 |
CN201110289349.8A CN102398512B (zh) | 2010-07-30 | 2011-07-29 | 车辆动力传动装置 |
DE102011080081A DE102011080081A1 (de) | 2010-07-30 | 2011-07-29 | Fahrzeugleistungsübertragungsvorrichtung |
US13/194,082 US8900080B2 (en) | 2010-07-30 | 2011-07-29 | Vehicle power transmission device |
CN201510208010.9A CN104773069A (zh) | 2010-07-30 | 2011-07-29 | 车辆动力传动装置 |
US14/523,414 US9545842B2 (en) | 2010-07-30 | 2014-10-24 | Vehicle power transmission device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010172529A JP5059173B2 (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 車載動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012030706A true JP2012030706A (ja) | 2012-02-16 |
JP5059173B2 JP5059173B2 (ja) | 2012-10-24 |
Family
ID=45844664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010172529A Active JP5059173B2 (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 車載動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5059173B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014013050A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Nippon Soken Inc | 車載動力伝達装置 |
JP2014061725A (ja) * | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Hino Motors Ltd | ハイブリッド車両 |
JP2014196772A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用駆動装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004175320A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-06-24 | Equos Research Co Ltd | ハイブリッド車用駆動装置 |
JP2005297786A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車の駆動装置 |
JP2008247192A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Honda Motor Co Ltd | 動力装置 |
JP2009190455A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Toyota Motor Corp | 動力出力装置および車両 |
-
2010
- 2010-07-30 JP JP2010172529A patent/JP5059173B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004175320A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-06-24 | Equos Research Co Ltd | ハイブリッド車用駆動装置 |
JP2005297786A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車の駆動装置 |
JP2008247192A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Honda Motor Co Ltd | 動力装置 |
JP2009190455A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Toyota Motor Corp | 動力出力装置および車両 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014013050A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Nippon Soken Inc | 車載動力伝達装置 |
JP2014061725A (ja) * | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Hino Motors Ltd | ハイブリッド車両 |
JP2014196772A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5059173B2 (ja) | 2012-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5026496B2 (ja) | 車載動力伝達装置および車載動力伝達制御システム | |
JP5037589B2 (ja) | 車載動力伝達装置および車載動力伝達制御システム | |
JP5203332B2 (ja) | 車載動力伝達装置及び車両用駆動装置 | |
JP5372648B2 (ja) | 動力伝達装置および動力伝達制御システム | |
CN109555853B (zh) | 电动车 | |
CN102398512B (zh) | 车辆动力传动装置 | |
JP5800088B2 (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JP5861778B2 (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
WO2013176208A1 (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
US10618400B2 (en) | Hybrid vehicle | |
CN109941098B (zh) | 用于运行机动车的动力传动设备的方法及动力传动设备 | |
CN109990053A (zh) | 变速器、动力驱动系统及车辆 | |
JP5861777B2 (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JP2016175575A (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP5378052B2 (ja) | 車載動力伝達装置、車両用動力制御システム、及び車載補機の動力源の選択方法 | |
JP5059173B2 (ja) | 車載動力伝達装置 | |
JP5115465B2 (ja) | 駆動装置 | |
JP2014199105A (ja) | 車両の駆動装置 | |
JP5275409B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP2018118616A (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP2021024496A (ja) | 駆動ユニット及び動力伝達装置 | |
JP5230874B2 (ja) | 車載動力伝達装置 | |
JP5236709B2 (ja) | 車載動力伝達装置 | |
JP2015113057A (ja) | ハイブリッド車両及びその後進走行方法 | |
JP7300936B2 (ja) | 動力伝達装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120410 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20120423 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20120423 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120611 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120703 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5059173 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |