JP2012028845A - 拡声装置および拡声方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺の状況に応じて、住民が重要な放送を聞き逃したり、放送内容を把握できなかったりすることを防ぐ。
【解決手段】風力検出部220が拡声装置200の周囲の風向きおよび風速を測定し、音圧検出部230が拡声装置200の周辺雑音の雑音レベルを測定し、それぞれが測定した風向きと風速と雑音レベルとに基づいて、制御部240がパラメトリック・スピーカー270の位置および出力音量を算出し、パラメトリック・スピーカー270の位置を算出した位置に移動させ、増幅部250が、親局装置100から送信されてきた音声信号を、制御部240が算出した出力音量へ増幅し、パラメトリック・スピーカー270が増幅部250が増幅した出力音量で音声信号を拡声する。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋外にて拡声放送を行う拡声装置および拡声方法に関する。
一般的に使用されている同報無線システムの屋外拡声子局の拡声放送は、入り組んだ住宅街や遮音性の高い構造のマンションの屋内などにおいて、住民に届かないことがある。
一方、放送が届きにくい住宅の住民が十分聞こえる程度に音量を上げて拡声を行うと、他の住民からのクレームになることがある。
そこで、複数の種類(例えば、2種類)のスピーカーを用いて、拡声を行う技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭62−008699号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような技術においては、周辺の風力や周辺雑音によって音声が届きにくい地域が出てきてしまうおそれがある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する拡声装置および拡声方法を提供することである。
本発明の拡声装置は、
屋外に設置される拡声装置であって、
親局装置から送信されてきた放送するための音声信号を拡声するパラメトリック・スピーカーと、
当該拡声装置の周囲の風向きおよび風速を測定する風力検出部と、
当該拡声装置の周辺雑音の雑音レベルを測定する音圧検出部と、
前記風力検出部が測定した風向きおよび風速と、前記音圧検出部が測定した雑音レベルとに基づいて、前記パラメトリック・スピーカーの位置および出力音量を算出し、前記パラメトリック・スピーカーの位置を該算出した位置に移動させる制御部と、
前記音声信号を、前記制御部が算出した出力音量へ増幅する増幅部とを有し、
前記パラメトリック・スピーカーは、前記増幅部が増幅した出力音量で前記音声信号を拡声する。
また、本発明の拡声方法は、
屋外に設置される拡声装置における拡声方法あって、
当該拡声装置の周囲の風向きを測定する処理と、
当該拡声装置の周囲の風速を測定する処理と、
当該拡声装置の周辺雑音の雑音レベルを測定する処理と、
前記測定した風向きおよび風速と雑音レベルとに基づいて、当該拡声装置に設けられたパラメトリック・スピーカーの位置および出力音量を算出する処理と、
親局装置から送信されてきた放送するための音声信号を、該算出した出力音量へ増幅する処理と、
前記パラメトリック・スピーカーの位置を、該算出した位置に移動させる処理と、
前記パラメトリック・スピーカーに、該増幅した出力音量で前記音声信号を拡声させる処理とを行う。
以上説明したように、本発明においては、周辺の状況に応じて、住民が重要な放送を聞き逃したり、放送内容を把握できなかったりすることを防ぐことができる。
本発明の拡声装置が設けられた放送システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示した制御部に記憶されている、パラメトリック・スピーカーの位置(向き)に関する基準情報の一例を示す図である。 図1に示した制御部に記憶されている、パラメトリック・スピーカーの出力音量に関する基準情報の一例を示す図である。 図1に示した形態における拡声方法を説明するためのシーケンス図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の拡声装置が設けられた放送システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、親局装置100と、本発明の拡声装置200とから構成されている。
親局装置100は、所定の一括放送を行う無線放送装置である。また、親局装置100は、放送を行う際、その旨を示す無線呼び出し信号を拡声装置200へ送信する。
また、親局装置100には図1に示すように、入力部110と、無線部120とが設けられている。
入力部110は、親局装置100を操作する操作者からの入力を受け付ける。また、入力部110は、一般的に用いられている操作部と呼び出し選択部とから構成される操作卓であっても良い。また、入力部110は、入力された信号を無線部120へ出力する。具体的には、入力部110は、放送を行うための入力がされると、無線呼び出し信号を無線部120へ出力する。また、入力部110は、放送する内容が入力されると、入力された内容を放送する。
無線部120は、入力部110から出力されてきた信号を無線信号として送信(放送)する。
また、拡声装置200は、親局装置100から送信されてきた放送するための音声信号を受信し、拡声して放音する。ここで放音とは、スピーカー等の拡声器を用いて外部へ音を出力することである。なお、拡声装置200は、屋外に設置されている。
また、拡声装置200には図1に示すように、無線部210と、風力検出部220と、音圧検出部230と、制御部240と、増幅部250と、トランペットスピーカー260と、パラメトリック・スピーカー270とが設けられている。
無線部210は、親局装置100から送信されてきた無線信号を受信する。また、無線部210は、受信した無線信号を制御部240へ出力する。
風力検出部220は、拡声装置200の周囲の風向きおよび風速を測定する。ここで、風力検出部220は、親局装置100から送信されてきた無線呼び出し信号を無線部210が受信した際、当該測定を行うものであっても良い。また、風力検出部220は、測定した結果を制御部240へ出力する。なお、風力検出部220には、一般的な風力計が含まれている。
音圧検出部230は、拡声装置200の周辺雑音の雑音レベルを測定する。ここで、音圧検出部230は、親局装置100から送信されてきた無線呼び出し信号を無線部210が受信した際、当該測定を行うものであっても良い。また、音圧検出部230は、測定した結果を制御部240へ出力する。なお、音圧検出部230には、一般的な音圧計が含まれている。
制御部240は、風力検出部220から出力されてきた風向きおよび風速と、音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルとに基づいて、パラメトリック・スピーカー270の位置および出力音量を算出する。なお、ここで「位置」とは、パラメトリック・スピーカー270の「向き」や「角度」も含む。
例えば、風力検出部220から出力されてきた風向きと同じ方角をパラメトリック・スピーカー270の向きとする算出をしても良い。また、風力検出部220から出力されてきた風速が速ければ速いほど、出力音量を大きな値として算出するものであっても良い。また、音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが高ければ高いほど、出力音量を大きな値として算出するものであっても良い。なお、これらの算出基準となる基準情報が制御部240にあらかじめ記憶されており、その基準情報に基づいて算出するものであっても良い。この基準情報は、風力検出部220にて測定された風向きおよび風速、音圧検出部230にて測定された雑音レベルに応じて、パラメトリック・スピーカー270の位置や出力音量をあらかじめ調整して、適当な位置や出力音量の統計を取っておき、その統計情報に基づいて作成されるものが好ましい。
図2は、図1に示した制御部240に記憶されている、パラメトリック・スピーカー270の位置(向き)に関する基準情報の一例を示す図である。
図2に示すように、制御部240には、風向きとパラメトリック・スピーカー270の向きとが対応付けられて基準情報として記憶されている。
例えば、風向き「北」とパラメトリック・スピーカー270の向き「北」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風向きが「北」である場合、パラメトリック・スピーカー270の向きを「北」とする算出を行うことを示している。
また、風向き「北東」とパラメトリック・スピーカー270の向き「北東」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風向きが「北東」である場合、パラメトリック・スピーカー270の向きを「北東」とする算出を行うことを示している。
また、風向き「東」とパラメトリック・スピーカー270の向き「東」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風向きが「東」である場合、パラメトリック・スピーカー270の向きを「東」とする算出を行うことを示している。
また、風向き「南東」とパラメトリック・スピーカー270の向き「南東」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風向きが「南東」である場合、パラメトリック・スピーカー270の向きを「南東」とする算出を行うことを示している。
また、風向き「南」とパラメトリック・スピーカー270の向き「南」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風向きが「南」である場合、パラメトリック・スピーカー270の向きを「南」とする算出を行うことを示している。
また、風向き「南西」とパラメトリック・スピーカー270の向き「南西」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風向きが「南西」である場合、パラメトリック・スピーカー270の向きを「南西」とする算出を行うことを示している。
また、風向き「西」とパラメトリック・スピーカー270の向き「西」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風向きが「西」である場合、パラメトリック・スピーカー270の向きを「西」とする算出を行うことを示している。
また、風向き「北西」とパラメトリック・スピーカー270の向き「北西」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風向きが「北西」である場合、パラメトリック・スピーカー270の向きを「北西」とする算出を行うことを示している。
なお、図3には、向きとして「東西南北」の方角のみを示したが、さらなる細かな方角(南南西等)や、上下方向(地面に対して垂直方向)の角度についての基準情報を用いるものであっても良い。また、向き以外の位置として、高さ等の拡声装置200における位置を用いるものであっても良い。
図3は、図1に示した制御部240に記憶されている、パラメトリック・スピーカー270の出力音量に関する基準情報の一例を示す図である。
図3に示すように、制御部240には、風速(m/s)と雑音レベルと出力音量とが対応付けられて基準情報として記憶されている。なお、図3に示した雑音レベルの「A」〜「C」および出力音量の「1」〜「7」は、説明の便宜上示した文字または数値であり、実際は、雑音レベルや出力音量に相当する数値が記憶される。ここでは、雑音レベルの大きさは「A<B<C」とし、また出力音量の大きさは「1<2<3<4<5<5<6<7」とする。
例えば、風速「0以上5未満」と雑音レベル「A」と出力音量「1」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「0m/s以上5m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「A」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「1」とする算出を行うことを示している。
また、風速「0以上5未満」と雑音レベル「B」と出力音量「2」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「0m/s以上5m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「B」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「2」とする算出を行うことを示している。
また、風速「0以上5未満」と雑音レベル「C」と出力音量「3」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「0m/s以上5m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「C」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「3」とする算出を行うことを示している。
また、風速「5以上10未満」と雑音レベル「A」と出力音量「2」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「5m/s以上10m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「A」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「2」とする算出を行うことを示している。
また、風速「5以上10未満」と雑音レベル「B」と出力音量「3」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「5m/s以上10m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「B」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「3」とする算出を行うことを示している。
また、風速「5以上10未満」と雑音レベル「C」と出力音量「4」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「5m/s以上10m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「C」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「4」とする算出を行うことを示している。
また、風速「10以上15未満」と雑音レベル「A」と出力音量「3」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「10m/s以上15m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「A」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「3」とする算出を行うことを示している。
また、風速「10以上15未満」と雑音レベル「B」と出力音量「4」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「10m/s以上15m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「B」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「4」とする算出を行うことを示している。
また、風速「10以上15未満」と雑音レベル「C」と出力音量「5」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「10m/s以上15m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「C」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「5」とする算出を行うことを示している。
また、風速「15以上20未満」と雑音レベル「A」と出力音量「4」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「15m/s以上20m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「A」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「4」とする算出を行うことを示している。
また、風速「15以上20未満」と雑音レベル「B」と出力音量「5」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「15m/s以上20m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「B」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「5」とする算出を行うことを示している。
また、風速「15以上20未満」と雑音レベル「C」と出力音量「6」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「15m/s以上20m/s未満」であり、且つ音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルが「C」である場合、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「6」とする算出を行うことを示している。
また、風速「20以上」と雑音レベル「A,B,C」と出力音量「7」とが対応付けられて記憶されている。これは、風力検出部220から出力されてきた風速が「20m/s以上」である場合は、音圧検出部230から出力されてきた雑音レベルに関係なく、パラメトリック・スピーカー270の出力音量を「7」とする算出を行うことを示している。
また、拡声装置200が拡声する地域の地図情報をデータベースに登録しておき、当該地図情報から得られる建物や地形等に基づいて、位置や出力音量を算出するものであっても良い。
また、制御部240は、パラメトリック・スピーカー270の位置を、算出した位置に移動させる。また、制御部240は、算出した出力音量を示す音量情報を増幅部250へ出力する。
増幅部250は、親局装置100から送信されてきた音声信号を、制御部240から出力されてきた音量情報が示す出力音量へ増幅する。また、増幅部250は、増幅した音声信号をパラメトリック・スピーカー270へ出力する。
トランペットスピーカー260は、親局装置100から送信されてきた音声信号を所定の増幅率で増幅して拡声する。ここで、所定の増幅率は、あらかじめ設定されているものであっても良いし、親局装置100の入力部110に指定されたものであっても良い。
パラメトリック・スピーカー270は、親局装置100から送信されてきた音声信号を拡声する鋭い指向性を持つ拡声器である。具体的には、パラメトリック・スピーカー270は、増幅部250から出力されてきた音声信号を拡声する。
なお、拡声装置200には、パラメトリック・スピーカー270が複数設けられていても良い。
以下に、本形態における拡声方法について説明する。
図4は、図1に示した形態における拡声方法を説明するためのシーケンス図である。
まず、入力部110に、放送を行うための操作が行われることにより、所定の情報が入力されると(ステップS1)、無線呼び出し信号が無線部120から拡声装置200へ送信される(ステップS2)。
親局装置100から送信されてきた無線呼び出し信号が拡声装置200の無線部210にて受信されると(ステップS3)、風力検出部220にて、拡声装置200の周囲の風向きおよび風速が測定される(ステップS4)。
また、音圧検出部230にて、拡声装置200の周辺雑音の雑音レベルが測定される(ステップS5)。
すると、それらが制御部240へ出力され、制御部240にてそれらに基づいて、パラメトリック・スピーカー270の位置および出力音量が算出される(ステップS6)。算出方法は、上述した通りである。
続いて、制御部240によって、パラメトリック・スピーカー270の位置が、算出された位置に移動させられる(ステップS7)。
また、無線部120から放送が行われ(ステップS8)、それを受信した拡声装置200によって、当該放送が拡声される(ステップS9)。この拡声は、トランペットスピーカー260およびパラメトリック・スピーカー270から行われる。
また、ステップS2の処理は、放送の最初の処理であるため、ステップS2の処理が行われるタイミングはステップS8の処理が行われるタイミングよりも、時間的に早いタイミングである。これらの処理が行われる互いの時間差は、あらかじめ設定されたもの、もしくは、親局装置100の処理能力に基づくものである。
なお、風力検出部220における風向きや風速以外に、他の気象条件(例えば、天候や気温、湿度等)に基づいて、パラメトリック・スピーカー270の位置および出力音量を制御(算出)するものであっても良い。
また、拡声装置200にパラメトリック・スピーカー270が複数設置されている場合、互いに異なる制御が行われるものであっても良い。例えば、互いに異なる向きに移動させ、それぞれが異なる音量で拡声するものであっても良い。
上述したように、一般的に用いられている同報無線システムの屋外拡声子局の拡声音量は一定であるが、本発明にて鋭い指向性を持つパラメトリック・スピーカー270を用いることで、例えば、入り組んだ住宅街の中心部のみを対象として音量を調節し、放送することができる。また、遮音性の高い構造のマンションに対しても、そのマンションに対してのみ大音量で放送することができる。この結果、騒音問題に配慮した上での住民への防災放送サービスを提供することができる。また、音量だけでなく、パラメトリック・スピーカー270の位置を制御することで、音量の大小だけでは改善できない事案に対して、柔軟に対応することができる。
100 親局装置
110 入力部
120,210 無線部
200 拡声装置
220 風力検出部
230 音圧検出部
240 制御部
250 増幅部
260 トランペットスピーカー
270 パラメトリック・スピーカー

Claims (7)

  1. 屋外に設置される拡声装置であって、
    親局装置から送信されてきた放送するための音声信号を拡声するパラメトリック・スピーカーと、
    当該拡声装置の周囲の風向きおよび風速を測定する風力検出部と、
    当該拡声装置の周辺雑音の雑音レベルを測定する音圧検出部と、
    前記風力検出部が測定した風向きおよび風速と、前記音圧検出部が測定した雑音レベルとに基づいて、前記パラメトリック・スピーカーの位置および出力音量を算出し、前記パラメトリック・スピーカーの位置を該算出した位置に移動させる制御部と、
    前記音声信号を、前記制御部が算出した出力音量へ増幅する増幅部とを有し、
    前記パラメトリック・スピーカーは、前記増幅部が増幅した出力音量で前記音声信号を拡声する拡声装置。
  2. 請求項1に記載の拡声装置において、
    前記音声信号を所定の増幅率で増幅して拡声するトランペットスピーカーを有することを特徴とする拡声装置。
  3. 請求項1に記載の拡声装置において、
    前記風力検出部は、前記親局装置から前記放送をする際に送信されてきた無線呼び出し信号を受信した際、前記風向きおよび前記風速を測定することを特徴とする拡声装置。
  4. 請求項1に記載の拡声装置において、
    前記音圧検出部は、前記親局装置から前記放送をする際に送信されてきた無線呼び出し信号を受信した際、前記周辺雑音の雑音レベルを測定することを特徴とする拡声装置。
  5. 請求項1に記載の拡声装置において、
    複数の前記パラメトリック・スピーカーを有することを特徴とする拡声装置。
  6. 請求項1に記載の拡声装置において、
    前記制御部は、前記雑音レベルが高いほど、前記出力音量を大きな値として算出することを特徴とする拡声装置。
  7. 屋外に設置される拡声装置における拡声方法あって、
    当該拡声装置の周囲の風向きを測定する処理と、
    当該拡声装置の周囲の風速を測定する処理と、
    当該拡声装置の周辺雑音の雑音レベルを測定する処理と、
    前記測定した風向きおよび風速と雑音レベルとに基づいて、当該拡声装置に設けられたパラメトリック・スピーカーの位置および出力音量を算出する処理と、
    親局装置から送信されてきた放送するための音声信号を、該算出した出力音量へ増幅する処理と、
    前記パラメトリック・スピーカーの位置を、該算出した位置に移動させる処理と、
    前記パラメトリック・スピーカーに、該増幅した出力音量で前記音声信号を拡声させる処理とを行う拡声方法。
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