JP2012028345A - リチウムイオン二次電池用負極材の製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用負極材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リチウムと合金を形成する金属或いはその酸化物を用いた負極材におけるサイクル劣化、大きな不可逆容量を改良したリチウムイオン二次電池用負極材の製造方法を提供する。
【解決手段】リチウムと合金成形可能な金属(Ma)の酸化物とリチウムと合金を形成しない金属(Mc)と金属(Mb)を不活性雰囲気中でメカニカルアロイング処理する工程を含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極材の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用負極材の製造方法に関する。
携帯電子機器の小型軽量化、多機能化に伴い、高エネルギー密度を有する電池、特に二次電池に対する要求が高くなっている。リチウムイオン二次電池は、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池と比較して高電圧、高容量を有し、しかも軽量であるため、上記携帯電子機器に多く使用されるようになってきている。
リチウムイオン二次電池の負極活物質には、現在、黒鉛質負極材が一般的に使用されている。黒鉛質負極材の放電容量は、せいぜい360mAh/gであり、より高い放電容量を有する負極材が求められている。
高い放電容量を有する負極材として、Si、Sn、Al、Pb等のリチウムと合金を形成する金属が検討されている。これらは、例えばSiは4000mAh/gという非常に大きな放電容量が得られるが、充放電(リチウムとの合金形成、分解)時に大きな体積変化を伴うため、粒子が崩壊・微粒子化し、その結果として充放電容量が大きく低下するという問題がある。この問題を解決する方策として、銅集電体表面にメッキ法によりSn薄膜を形成した電極(特許文献1)、銅集電体表面にスパッタ法によりSi薄膜を形成した電極が提案されている(特許文献2)。これらの方法によりサイクル特性はかなり改善されるが、前者ではSn層を厚膜化した場合サイクル劣化が大きくなる、入出力特性が低いという課題があり、後者は高価な設備が必要という問題がある。
金属Si微粒子と炭素、黒鉛粒子を一体化した複合材粒子が提案されている(特許文献3)。金属Siを微粒子とすることにより、充放電時の粒子の崩壊を抑制し、さらに炭素、黒鉛粒子と一体化することによりリチウムイオン、電子の移動経路を確保し、結果としてサイクル劣化を抑制するものである。本手法でもサイクル劣化はかなり改善されるが、充放電サイクルにおいて複合材中の金属Si微粒子が膨張・収縮し、その結果として複合材粒子が膨張、さらに崩壊するため、長期的な信頼性に欠けるという課題がある。
リチウムと合金を形成する金属の酸化物を負極材として用いることが提案されている。例えば、SSiO・炭素・黒鉛複合材(特許文献4)が挙げられる。これらは、金属Siを用いた複合材と比較して良好なサイクル特性を示すが、不可逆容量が大きいという課題がある。この大きな不可逆容量はそれぞれの酸化物が金属Siに還元されるために生じるものと考えられている。
特開2003−157833号公報 特開2001−210319号公報 特開2000−268824号公報 特開2000−203818号公報
本発明は、リチウムと合金を形成する金属或いはその酸化物を用いた負極材におけるサイクル劣化、大きな不可逆容量を改良したリチウムイオン二次電池用負極材の製造方法を提供する。
本発明は、下記(1)〜(2)に記載の事項をその特徴とするものである。
(1)リチウムと合金成形可能な金属(Ma)の酸化物とリチウムと合金を形成しない金属(Mc)と金属(Mb)を不活性雰囲気中でメカニカルアロイング処理する工程を含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極材の製造方法。
(2)リチウムと合金形成可能な金属(Ma)の酸化物が、SiO、SnO、SnOであることを特徴とする上記(1)に記載のリチウムイオン二次電池用負極材の製造方法。
本発明の製造方法で作製されたリチウムイオン二次電池用負極材、或いは本発明のリチウムイオン二次電池用負極を用いることにより、高容量で且つ充放電サイクル性に優れたリチウムイオン二次電池を作製することができる。
本発明の製造方法で作製されたリチウムイオン二次電池用負極材は、リチウムと合金形成可能な金属(Ma)と金属(Mb)の酸化物が一体化された複合材を含む。このような複合材は、リチウムと合金形成可能な金属(Ma)の酸化物と金属(Mb)を不活性雰囲気中でメカニカルアロイング処理して作製され、金属(Ma)は極めて微細な粒子として当該複合材中に分散するため、リチウムとの合金形成時の膨張が抑制され、その結果としてサイクル性が改善されるものと推定される。また、金属(Ma)の酸化物を用いた場合と比較して不可逆容量が大幅に低減でき、電池の高容量化が得られる。
また、上記メカニカルアロイング処理において、金属(Ma)の酸化物、金属(Mb)と共にリチウムと合金を形成しない金属(Mc)を共存させることにより、メカニカルアロイング処理における金属(Ma)の酸化物の還元反応を促進することができ、また、得られる複合材において金属(Ma)が金属(Mc)と合金を形成するため、リチウムとの合金形成時の膨張が抑制されると共に、導電性が向上し、サイクル性、充放電速度が改善させる。
本発明の製造方法で作製されたリチウムイオン二次電池用負極材は、リチウムと合金形成可能な金属(Ma)と金属(Mb)の酸化物が一体化された複合材を含む。さらに、本発明のリチウムイオン二次電池用負極材は、リチウムと合金を形成しない金属(Mc)と合金化したリチウムと合金形成可能な金属(Ma)と金属(Mb)が一体化した複合材を含む。本発明のこのような複合材は、リチウムと合金形成可能な金属(Ma)の酸化物と金属(Mb)、又はリチウムと合金形成可能な金属(Ma)の酸化物と金属(Mb)、金属(Mc)を不活性雰囲気中でメカニカルアロイング処理して作製される。
金属(Ma)としては、Snを用いることができ、金属(Mb)としてはAl、Mgを用いることが出来る。金属(Ma)の酸化物としてはSnO、SnOを用いることが出来る。金属(Mc)としてはCo等を用いることができ、金属(Ma)としてSnと組合せると好適である。
これらの金属酸化物及び金属を不活性雰囲気中でメカニカルアロイング処理すると、金属(Ma)の酸化物は金属(Mb)によって還元され、金属(Mb)の酸化物と金属(Ma)が一体化した複合材、或いは金属(Mb)の酸化物と金属(Mc)と合金化した金属(Ma)が一体化した複合材が得られる。これらの存在は、複合材の広角X線回折図より確認することが出来る。当複合材中で金属(Ma)は非常に小さな微粒子として存在していると考えられ、複合材の広角X線回折線の半値幅より求められた結晶子サイズは数nm〜数十nmである。得られる複合材の粒子径は1〜20μmである。
メカニカルアロイング処理における金属(Ma)の酸化物に対する金属(Mb)の比率は、金属(Ma)の酸化物をすべて還元するのに必要な量(化学量論比)、若しくは若干過剰とすることが好ましい。化学量論比よりも少ない場合、得られる複合材中には金属(Ma)の酸化物が残留し、リチウムイオン二次電池用負極材として用いた場合、不可逆容量が大きくなる。一方、過剰に多い場合には得られる複合材中に非常に活性な金属(Mb)が残留するため、取扱いに危険が伴うようになるため好ましくない。好ましい比率は1.0〜1.6である。
メカニカルアロイング処理には、強い圧縮、せん断力が発生する公知の設備を使用することができ、例えば遊星ボールミル、振動ボールミル、ロッドミル、ボールミル等を用いることが出来る。
メカニカルアロイング処理において、処理環境(処理容器内)の雰囲気は、金属(Mb)及び生成する金属(Ma)の酸化を抑制するため、不活性雰囲気とすることが好ましい。窒素、アルゴン、ヘリウム等が使用できる。
メカニカルアロイング処理の時間は、処理によって生じる反応の進み具合を観察することによって決定されるべきものであり、1時間〜数十時間の範囲である。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極材において、リチウムと合金形成可能な金属(Ma)がリチウムと合金を形成しない金属(Mc)と合金を形成していても良い。金属(Ma)としてSn、金属(Mc)としてCoを用いることが好適である。金属(Ma)が金属(Mc)との合金となることにより、リチウムとの合金形成(充電時)の膨張が更に抑制されると共に、導電性が向上し、リチウムイオン二次電池用負極材として用いた場合、サイクル性、充放電速度が向上する。
上記のリチウムと合金形成可能な金属(Ma)がリチウムと合金を形成しない金属(Mc)との合金となっている複合材は、メカニカルアロイング処理において、金属(Ma)の酸化物、金属(Mb)と共に金属(Mc)を処理に供することによって作製することができる。メカニカルアロイング処理において金属(Mc)を共存させると、上記の複合材特性の改善が図れると共に、金属(Ma)の酸化物の還元反応が促進されるため、メカニカルアロイング処理時間の短縮、或いは金属(Ma)の酸化物の残留が抑制され、不可逆容量の低減ができる。金属(Ma)としてはSn、その酸化物としてはSnO、SnOを用いることができ、金属(Mc)としてはCoが好適である。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極材では、リチウムと合金形成可能な金属(Ma)と金属(Mb)の酸化物が一体化された複合材を更に炭素、或いは炭素及び黒鉛粒子と複合化することが出来る。金属(Ma)としてはSiが好適である。複合材をさらに炭素、或いは炭素及び黒鉛粒子と複合化することにより、充放電時の複合材粒子の膨張収縮が抑制され、その結果としてサイクル性が改善され、また、導電性が向上するため充放電速度が向上する。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極材は、電解液中での膨潤度が5%以下の樹脂からなるバインダを用いて集電体に結着して負極とすることにより、リチウムイオン二次電池として更に優れた特性を発揮することが出来る。電解液中での膨潤度は、以下のようにして求めることができる。バインダーを含む溶液をテフロン(登録商標)コーティングしたステンレス板上に塗布、80℃で1時間、乾燥し、形成されたバインダ樹脂フィルムを剥離し、120℃、真空中、5時間乾燥する。得られたバインダ樹脂フィルムを電解液{1M LiPF、EC/DMC/DEC(1/1/1)}に浸漬し、50℃で24時間放置する。膨潤度は、この電解液浸漬前後での重量変化より算出される。膨潤度が大きな樹脂からなるバインダを用いた場合、電池内でバインダが膨潤、結着力が低下し、負極材の充放電時の膨張収縮によって負極材粒子間、負極材/集電体間の接合が破壊され、容量低下が生じる。上記のような樹脂からなるバインダは、例えば、LSR7(日立化成工業株式会社製)、LA132(Chengdu Indigo Power Sources Co., LtD製)として入手可能である。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、本発明のリチウムイオン二次電池用負極材と前記バインダ樹脂、溶剤、導電助材を十分混練し、銅箔等の集電体に塗布、乾燥、プレスして作製することができる。導電助材としては、アセチレンブラック、ケッチェンブラック等のカーボンブラック、黒鉛粉を用いることができる。また、本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、本発明のリチウムイオン二次電池用負極材と黒鉛質リチウムイオン二次電池用負極材と前記バインダ樹脂、溶剤を十分混練し、銅箔等の集電体に塗布、乾燥、プレスして作製することができる。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極材或いは負極を用いてリチウムイオン二次電池を作製する場合、正極材料は特に限定されず、公知の材料、例えばLiCoO、LiNiO、LiMn等のリチウム含有酸化物を使用することができる。正極は、粉末状のこれら正極材料にバインダの他、必要であれば導電材、溶剤等を添加して十分混練後、アルミニウム箔等の集電体に塗布、乾燥、プレスして作製することができる。
また、セパレータについても特に限定はなく、公知の材料を使用することが可能である。
電解質用溶媒としては、公知のリチウム塩を溶解できる非プロトン性、低誘電率の溶媒を使用することができる。例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、メチル・エチルカーボネート、アセトニトリル、プロピオニトリル、テトラヒドロフラン、γ―ブチロラクトン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、ニトロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の溶媒を単独、或いは複数混合して使用することができる。
電解質として用いるリチウム塩としては、LiClO、LiAsF、LiPF、LiBF、LiB(C、LiCl、CHSOLi、CFSOLi等があり、これらの塩を単独、或いは複数混合して使用することができる。
また、リチウム固体二次電池、ポリマーリチウム二次電池を作成する場合においては、公知の正極、ポリマー電解質、固体電解質と共に、本発明のリチウムイオン二次電池用負極材或いは負極を用いることにより、安全性が高く、高容量の二次電池を作製することができる。
〔実施例1〕
遊星ボールミル{Planetary Mono Mill P-6(Fritsch Germany)、容器:ステンレス製、容積80ml、ステンレス製ボール(φ10mm、10個)}の容器にSnO、Al(200mesh以下)、Coを重量比1:0.27:0.16で秤量、投入した。
容器内をアルゴンガスでパージした後、密閉し、450rpmで10時間、メカニカルアロイング処理を行った。得られた複合材の広角X線回折図にはCoSn、Al及び少量の未反応のCoが観察された。
〔実施例2〕
遊星ボールミルの容器にSnO、Al、Coを重量比で1:0.176:0.148で秤量し、実施例1と同様にしてメカニカルアロイング処理を行った。得られた複合材の広角X線回折図にはCoSnとAlが観察された。
〔実施例3〕
遊星ボールミルの容器にSnO、Alを重量比で1:0.27で秤量し、実施例1と同様にしてメカニカルアロイング処理を行った。得られた複合材の広角X線回折図にはSn、Alの他、少量の未反応のSnO、Alが観察された。
〔実施例4〕
遊星ボールミルの容器にSnO、Mg、Coを重量比で1:0.235:0.148で秤量し、実施例1と同様にしてメカニカルアロイング処理を行った。得られた複合材の広角X線回折図にはCoSnとMgOが観察された。
〔比較例1〕
遊星ボールミルの容器にSnO、Al、Sbを重量比で1:0.176:0.9で秤量し、実施例1と同様にしてメカニカルアロイング処理を行った。得られた複合材の広角X線回折図にはSn、SnSb、Al、Sb、Alが観察された。
〔充放電特性評価〕
実施例1〜4で作製した複合材について、複合材87%に対し、5%のアセチレンブラック、及びバインダーとして8%のポリ弗化ビニリデン(呉羽化学製、KF1120)、及び溶媒としてN−メチル−ピロリドンを添加、混練しスラリーとした。得られたスラリーを銅箔に塗布、乾燥後、プレスして負極を作製した。
得られた負極を打ち抜き、対極として金属リチウム、電解液として1M LiPF/EC+DMC(容積比1:1)を用い、コインセル(CR2016型)を用いて電池を組みたてた。電流密度0.3mA/cm、カットオフ電圧を金属リチウム電位に対して充電時0.0V、放電時1.4Vとして充放電を行った。表1に各複合材の充放電評価結果を示す。同表には、比較例としてSnO(比較例2)、及びSnO(比較例3)について、同様にして測定した充放電評価結果を示す。
本発明のリチウムイオン二次電池は、金属酸化物を負極材として用いた場合(比較例3、4)と比較し、初回充放電効率が高く、また3サイクル後での容量維持率が大きいことが分かる。
また、メカニカルアロイング処理時、リチウムと合金形成可能な金属(Ma)の酸化物、金属(Mb)と共にリチウムと合金を形成しない金属(Mc)を共存、且つMcをCoとすることにより、初回充放電効率が高く、3サイクル後での容量維持率が大きくなることが分かる。
〔炭素との複合化〕
〔実施例5〕
遊星ボールミルの容器にSiOとAlを重量比で1:0.6で秤量し、実施例1と同様にしてメカニカルアロイング処理を行った。得られた複合材の広角X線回折図にはSi、Alが観察された。得られた複合材をサッカロース水溶液に超音波を印可しながら分散させた。次いで溶液を攪拌しながら加熱し、溶液をシロップ状とした。得られたシロップ状溶液に濃硫酸を攪拌しながら徐々に滴下し、サッカロースを脱水炭化した。得られた固形物を純水でろ液pHが6〜8となるまでろ過・洗浄し、次いで120℃で乾燥した。得られた複合材を窒素中、900℃で加熱し、Si/Al/炭素複合材を得た。
得られた複合材中の炭素の割合は40重量%であった。
〔実施例6〕
実施例5で得られたSi/Al/炭素複合材と黒鉛粉、コールタールピッチを重量比で1:0.2:0.6で秤量し、遊星ボールミル容器に投入、250rpmで1時間、混合した。得られた混合物をアルゴン・水素混合ガス中、900℃で2時間加熱し、Si/Al/炭素・黒鉛複合材を得た。
実施例5、6の複合材について、実施例2と同様にして充放電特性の評価を行った。結果を表2に示す。
〔実施例7、8〕
実施例2で作製した複合材について、バインダーをPVdFからLA132(Chengdu
Indigo Power Sources Co., Ltd.製)(実施例7)、LSR7(日立化成工業株式会社製
)(実施例8)に替え、実施例2と同様にして充放電特性の評価を行った。結果を表2に示す。

バインダ添加量:固形分濃度

Claims (2)

  1. リチウムと合金成形可能な金属(Ma)の酸化物とリチウムと合金を形成しない金属(Mc)と金属(Mb)を不活性雰囲気中でメカニカルアロイング処理する工程を含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極材の製造方法。
  2. リチウムと合金形成可能な金属(Ma)の酸化物が、SiO、SnO、SnOであることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用負極材の製造方法。
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