JP2012027603A - サーバ装置、掲載判定方法、掲載判定プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性が低い投稿情報が掲載されることを防止する。
【解決手段】端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段と、端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得手段と、取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段と、抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段と、取得された投稿対象視聴覚情報と取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づいて、取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段と、端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得手段と、取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段と、抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段と、取得された投稿対象視聴覚情報と取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づいて、取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、ユーザから投稿された不適切な情報の掲載を防止するサーバ装置、掲載判定方法、掲載判定プログラム及び記録媒体の技術分野に関する。
近年、インターネットにおいて、例えば、ブログ、ミニブログ、口コミサイト等といった、ユーザからの投稿によって成立する投稿サイトが注目されている。このような投稿サイトでは、ユーザからの投稿情報が他者からの閲覧が可能なようにWebページに掲載される。この仕組みを利用することにより、ユーザは、情報を自由に発信することができる。ところが、投稿情報の中には、掲載するには不適切な情報も存在する。そこで、従来、不適切な情報の掲載を防止する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、判定者による掲載可否の判定結果に基づいて、投稿情報を掲載するか否かを決定し、掲載が許可された投稿情報を閲覧した閲覧者による掲載禁止の判断結果に基づいて、投稿情報の掲載を継続するか否かを決定する技術が記載されている。
投稿サイトのユーザは、ある場所に存在する物や起きた出来事を投稿対象として投稿することがある。こうした投稿のうち、投稿対象をユーザが直接見聞きした場合と見聞きしていない場合とでは、投稿された情報の信頼性に差があると考えられる。つまり、投稿対象をユーザが直接見聞きした場合、ユーザは投稿対象についての直接的な情報を得て投稿したと考えられる。一方、投稿対象をユーザが直接見聞きしなかった場合、ユーザは投稿対象についての間接的な情報に基づいて投稿したと考えられる。従って、後者の場合の情報の方が、信頼性としては劣る傾向がある。
投稿サイトにおいては、ユーザからの情報が公開されることから、掲載された情報によって投稿対象に与える影響を考慮すると、信頼性が低い情報が掲載されることは適切ではない。
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、人間が投稿情報を見て掲載可否の判断を行うことから、投稿情報の信頼性を有効に判断することができない。そもそも内容の信頼性が疑わしいかもしれない投稿情報から、投稿対象をユーザが直接見聞きした上で投稿した情報であるか否かを判断することは困難だからである。
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、信頼性が低い投稿情報が掲載されることを防止することができるサーバ装置、掲載判定方法、掲載判定プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段と、前記端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得手段と、前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段と、前記抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段と、前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、投稿情報から特定された投稿対象の音または画像と、投稿情報の取得先の端末装置から取得された音または画像と、が比較され、この比較結果に基づいて、投稿情報の掲載許否が決定される。そのため、ユーザが投稿対象を直接見聞きしたのであれば、投稿対象の音を入力し、または、投稿対象の画像を撮影することができるはずであることから、音または画像に基づいて、ユーザが投稿対象を直接見聞きしたか否かを判定することができる。従って、ユーザが投稿対象を直接見聞きしないで投稿した信頼性の低い情報が掲載されることを防止することができる。
請求項2に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段と、前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段と、音または画像の少なくとも何れか一方を示す情報として前記端末装置により送信させる端末視聴覚情報の条件を、前記抽出された特定情報に基づいて決定する条件決定手段と、前記決定された条件を前記端末装置により通知させるための制御情報を、前記端末装置に送信する制御情報送信手段と、前記端末装置から送信された前記端末視聴覚情報を受信する端末情報取得手段と、前記抽出された特定情報と、前記決定された条件と、に対応する音または画像を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段と、前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、投稿情報から特定された投稿対象に応じた条件に対応する音または画像と、決定された条件を通知した端末装置から取得された音または画像と、が比較され、この比較結果に基づいて、投稿情報の掲載許否が決定される。そのため、ユーザが投稿対象を直接見聞きしたのであれば、投稿対象に応じた条件を満たす音を入力し、または、投稿対象に応じた条件を満たす画像を撮影することができるはずであることから、音または画像に基づいて、ユーザが投稿対象を直接見聞きしたか否かを判定することができる。従って、ユーザが投稿対象を直接見聞きしないで投稿した信頼性の低い情報が掲載されることを防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のサーバ装置において、前記投稿対象視聴覚情報を前記特定情報に対応付けて記憶する記憶装置に、前記抽出された特定情報に対応する前記投稿対象視聴覚情報が記憶されているか否かを判定する判定手段と、前記抽出された特定情報に対応する前記投稿対象視聴覚情報が記憶されていないと判定された場合には、前記取得された端末視聴覚情報を前記投稿対象視聴覚情報として、当該特定情報に対応付けて前記記憶装置に記憶させる記憶手段と、を更に備え、前記投稿対象情報取得手段は、前記記憶装置に記憶された前記投稿対象視聴覚情報を、前記比較手段による比較に用いられる前記投稿対象視聴覚情報として取得することを特徴とする。
この発明によれば、投稿情報の掲載許否の決定のために用いられるべき投稿対象の視聴覚情報が記憶されていない場合には、端末装置から取得された視聴覚情報が投稿対象の視聴覚情報として記憶されて、投稿情報の掲載許否の決定のために用いられる。従って、例えば事件や事故等のように、いつどこで起きるか予め知ることができない事物を投稿対象として投稿が行われた場合でも、投稿情報の掲載許否を判定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のサーバ装置において、前記判定手段は、前記抽出された特定情報に対応する前記投稿対象視聴覚情報が、前記記憶装置に予め定められた数以上記憶されているか否かを判定し、前記抽出された特定情報に対応する前記投稿対象視聴覚情報が予め定められた数以上記憶されていると判定された場合には、当該投稿対象視聴覚情報同士を比較する投稿対象情報比較手段と、前記投稿対象情報比較手段による比較結果に基づいて、前記比較手段による比較に用いられる前記投稿対象視聴覚情報を決定する投稿対象情報決定手段と、を更に備え、前記投稿対象情報取得手段は、前記投稿対象情報決定手段により決定された前記投稿対象視聴覚情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、端末装置から取得された視聴覚情報が所定数以上記憶されると、端末装置から取得された視聴覚情報同士が比較されて、この比較結果に基づいて、投稿情報の掲載許否の決定のために用いられる投稿対象の視聴覚情報が決定される。従って、複数の視聴覚情報を用いて投稿対象の視聴覚情報が決定されることで、投稿対象の視聴覚情報の信頼性を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載のサーバ装置において、前記投稿情報取得手段が前記投稿情報を取得する都度変化し得る変化情報を取得する変化情報取得手段を更に備え、前記条件決定手段は、前記取得された変化情報に基づいて、前記端末装置により送信させる前記端末視聴覚情報の条件を、予め定められた複数の条件の中から決定することを特徴とする。
この発明によれば、随時変化する情報に基づいて、ユーザに入力させる音または撮影させる画像の条件を変更することができる。そのため、例えば、ユーザが同じ視聴覚データを使用する等の不正を防止することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載のサーバ装置において、前記比較手段は、前記取得された端末視聴覚情報が示す音または画像の少なくとも何れか一方の特徴を示す端末特徴情報を生成する端末特徴情報生成手段と、前記取得された投稿対象視聴覚情報が示す音または画像の少なくとも何れか一方の特徴を示す投稿対象特徴情報を生成する投稿対象特徴情報生成手段と、前記生成された端末特徴情報と前記生成された投稿対象特徴情報との一致度を算出する特徴一致度算出手段と、を備え、前記決定手段は、前記算出された一致度に基づいて、掲載許否を決定することを特徴とする。
この発明によれば、端末装置において入力された音または撮影された画像の特徴と、投稿対象の音または画像の特徴と、の一致の程度に基づいて、投稿対象をユーザが直接見聞きしたか否かを判定することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のサーバ装置において、前記比較手段は、前記取得された端末視聴覚情報が示す音から発話語を認識し、当該発話語を示す端末発話語情報を生成する端末発話語情報生成手段と、前記取得された投稿対象視聴覚情報が示す音から発話語を認識し、当該発話語を示す投稿対象発話語情報を生成する投稿対象発話語情報生成手段と、前記生成された端末発話語情報と前記生成された投稿対象発話語情報との一致度を算出する発話語一致度算出手段と、を更に備え、前記決定手段は、前記特徴一致度算出手段により算出された一致度と、前記発話語一致度算出手段により算出された一致度と、に基づいて、掲載許否を決定することを特徴とする。
この発明によれば、端末装置に入力された声を発した話者と、投稿対象の音としての声を発した話者と、の一致の程度に基づいて、投稿対象をユーザが直接見聞きしたか否かを判定することができるとともに、端末装置に入力された声が示す語と、投稿対象の音が示す語と、の一致の程度に基づいて、投稿対象をユーザが直接見聞きしたか否かを判定することができる。
請求項8に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置における掲載判定方法であって、前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得ステップと、前記端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得ステップと、前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出ステップと、前記抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得ステップと、前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較ステップと、前記比較ステップにおける比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置における掲載判定方法であって、前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得ステップと、前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出ステップと、音または画像の少なくとも何れか一方を示す情報として前記端末装置により送信させる端末視聴覚情報の条件を、前記抽出された特定情報に基づいて決定する条件決定ステップと、前記決定された条件を前記端末装置により通知させるための制御情報を、前記端末装置に送信する制御情報送信ステップと、前記端末装置から送信された前記端末視聴覚情報を受信する端末情報取得ステップと、前記抽出された特定情報と、前記決定された条件と、に対応する音または画像を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得ステップと、前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較ステップと、前記比較ステップにおける比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段、前記端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得手段、前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段、前記抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段、前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段、及び、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段、として機能させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段、前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段、音または画像の少なくとも何れか一方を示す情報として前記端末装置により送信させる端末視聴覚情報の条件を、前記抽出された特定情報に基づいて決定する条件決定手段、前記決定された条件を前記端末装置により通知させるための制御情報を、前記端末装置に送信する制御情報送信手段、前記端末装置から送信された前記端末視聴覚情報を受信する端末情報取得手段、前記抽出された特定情報と、前記決定された条件と、に対応する音または画像を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段、前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段、及び、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段、として機能させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段、前記端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得手段、前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段、前記抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段、前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段、及び、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段、として機能させる掲載判定プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段、前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段、音または画像の少なくとも何れか一方を示す情報として前記端末装置により送信させる端末視聴覚情報の条件を、前記抽出された特定情報に基づいて決定する条件決定手段、前記決定された条件を前記端末装置により通知させるための制御情報を、前記端末装置に送信する制御情報送信手段、前記端末装置から送信された前記端末視聴覚情報を受信する端末情報取得手段、前記抽出された特定情報と、前記決定された条件と、に対応する音または画像を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段、前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段、及び、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段、として機能させる掲載判定プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
本発明によれば、端末装置から取得された視聴覚情報が示す音または画像に基づいて、ユーザが投稿対象を直接見聞きしたか否かを判定することができる。従って、ユーザが投稿対象を直接見聞きしないで投稿した信頼性の低い情報が掲載されることを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、投稿システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.投稿システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る投稿システムSの構成及び概要機能について、図1及び図2を用いて説明する。
先ず、本実施形態に係る投稿システムSの構成及び概要機能について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る投稿システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、投稿システムSは、サーバ装置の一例としての投稿情報管理サーバ1と、端末装置の一例としての複数のユーザ端末2とを含んで構成されている。そして、投稿情報管理サーバ1と各ユーザ端末2とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
投稿情報管理サーバ1は、ユーザから投稿されてくる投稿情報を受け付けて、投稿情報をWebページ上に掲載する投稿サイトを構成するWebサーバである。このような投稿サイトとしては、例えば、ブログ、ミニブログ、SNS(Social Network Service)、口コミサイト、電子掲示板、ユーザから投稿されたニュースにより成り立っているニュースサイト等がある。
ユーザ端末2は、ユーザが投稿サイトに情報を投稿したり、投稿された情報を閲覧したりするために、ユーザにより使用される端末装置である。このユーザ端末2には、Webページを閲覧するためのブラウザが組み込まれている。また、ユーザ端末2には、音声入力のためのマイクロフォン及び画像を撮影するためのカメラが組み込まれている。ユーザ端末2としては、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン等の携帯情報端末または携帯電話機等が用いられる。
このような構成の投稿システムSにおいて、投稿情報管理サーバ1は、ユーザからの投稿情報を全てWebページ上に掲載するのではなく、所定の条件を満たした投稿情報のみ掲載を許可する。投稿情報は、ある事物を題材としたり話題の対象としたりして投稿される情報である。この投稿対象となり得る事物は、例えば、ある場所に存在する物(例えば、山等の自然物、建築物、店等)であったり、ある場所で起きた出来事(例えば、事件、事故、行事等)であったりする。ある場所に存在しまたは起きた事物を、ユーザ自身が体験もせず、且つ、直接見聞きもせずに、その事物を投稿対象として投稿を行っているのであれば、その投稿情報の信頼性は低いと考えられる。また、ユーザが実際にはその場にはいなかったのに、あたかも投稿対象をユーザ自身が体験したり見聞きしたりしたかのような虚偽の内容をユーザが投稿する可能性がある。
そこで、投稿情報管理サーバ1は、投稿対象をユーザが体験したり直接見聞きしたりした証拠として、ユーザにより投稿対象からの音を入力させて音声データとして送信させ、または、ユーザにより投稿対象を撮影させて画像データとして送信させる。このようにして、投稿情報管理サーバ1は、ユーザ端末2から音声データまたは画像データの少なくとも何れか一方(以下、「視聴覚データ」と称する)を取得する。そして、投稿情報管理サーバ1は、取得した視聴覚データ(端末視聴覚情報の一例)が証拠としての条件を満たす場合に、投稿情報の掲載を許可する。
投稿対象からの音としては、投稿対象が事件または事故である場合、例えば、事件または事故に駆けつけてきた救急車のサイレンの音等が該当する。また、投稿対象が店である場合、例えば、店員の声、店内アナウンス等が該当する。
投稿対象の画像としては、例えば、投稿対象が建築物である場合、その建築物の画像が該当する。また投稿対象が事件または事故である場合、例えば、事件または事故の様子を映した画像等が該当する。また、投稿対象が店である場合、例えば、店の建物の画像、店の看板の画像、店員の顔の画像等が該当する。なお、画像は静止画であっても良いし、動画であっても良い。
投稿対象の音や画像は、投稿対象そのものではなくとも、投稿対象の一部とみなすことができるものの音や画像であっても良い。また、投稿対象が、例えば事故を起こした事故車両である場合、例えば、その事故車両が存在する現場に向かってきたパトカーや救急車の画像であったり、パトカーや救急車のサイレンの音であったりしても良い。つまり、投稿対象と同じ場所に存在する事物であったり、投稿対象のすぐ近くにあって投稿対象に直接関与した事物等であっても良い。どのような音または画像を証拠とするかは、投稿対象や投稿対象が属するカテゴリーに基づいて、後述する認証条件として決定される。
図2は、本実施形態に係る投稿システムSにおける基本的な処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図2に示すように、ユーザは、ユーザ端末2を操作してテキストを入力することにより、投稿情報としてのテキストデータ(以下、「投稿データ」と称する)を作成すると(ステップS1)、ユーザ端末2は、投稿データを投稿情報管理サーバ1に送信する(ステップS2)。
投稿情報管理サーバ1は、受信した投稿データを、後述する投稿情報DB(データベース)12bに登録する(ステップS3)。次いで、投稿情報管理サーバ1は、投稿データから、投稿対象を示す語(以下、「投稿対象ワード」と称する)を抽出し、投稿対象を特定する(ステップS4)。
次いで、投稿情報管理サーバ1は、認証条件を決定する(ステップS5)。認証条件とは、ユーザ端末2に送信させる視聴覚データの条件である。例えば、認証条件は、音声データの方を要求するものであったり、画像データの方を要求するものであったりする。また、例えば、認証条件は、投稿対象が属するカテゴリー(例えば、事件/事故、行事、建築物、店等)によって異なったりする。また、認証条件は、例えば、投稿時刻、ユーザの投稿回数、投稿対象の被投稿回数等に応じて変化したりする。
投稿情報管理サーバ1は、所定の条件に基づいて認証条件を変更することにより、例えば、視聴覚データの使い回し(例えば、録音や撮影によって取得された視聴覚データを次回以降の投稿の際にも投稿情報管理サーバ1に送信すること等)や、ユーザが自ら録音しまたは撮影した以外の方法で視聴覚データを入手する等の、投稿するユーザによる不正を防止する。
次いで、投稿情報管理サーバ1は、後述する音声・画像DB12dに登録されている正解データとしての投稿対象の視聴覚データ(投稿対象視聴覚情報の一例)のうち、決定した認証条件に対応する視聴覚データを取得する(ステップS6)。
次いで、投稿情報管理サーバ1は、ユーザ端末2から視聴覚データを取得すべく、ユーザ端末2に視聴覚データ送信要求(制御情報の一例)を送信する(ステップS7)。
視聴覚データ送信要求を受信したユーザ端末2は、ユーザに対して、認証条件として如何なる視聴覚データを取得すべきかをユーザに通知する(ステップS8)。これに応じて、ユーザが録音を行ったり、撮影を行ったりすることにより、ユーザ端末2は、視聴覚データを取得する(ステップS9)。そして、ユーザ端末2は、取得した視聴覚データを投稿情報管理サーバ1に送信する(ステップS10)。
投稿情報管理サーバ1は、ユーザ端末2から取得した視聴覚データと、正解データである投稿対象の視聴覚データとを比較してデータ間の一致度を算出する(ステップS11)。そして、投稿情報管理サーバ1は、比較結果に基づいて、投稿データの掲載許否を決定する(ステップS12)。
ここで、投稿情報管理サーバ1は、一致度が所定の閾値以上である場合には、掲載を許可する。つまり、投稿情報管理サーバ1は、ユーザが録音した音または撮影した画像が、投稿対象の音または画像であると判定した場合には、掲載を許可する。この場合、投稿情報管理サーバ1は、例えば、投稿データの内容をWebページに追加して、投稿データが閲覧可能なようにする。
一方、投稿情報管理サーバ1は、一致度が所定の閾値未満である場合には、掲載を禁止する。この場合、投稿情報管理サーバ1は、例えば、投稿データを投稿情報DB12bから削除する。
ところで、図2に示す処理は、正解データとしての投稿対象の視聴覚データが既に登録されていることを前提としているが、投稿対象によってはその視聴覚データを事前に登録しておくことができない場合がある。例えば、投稿対象が、事件や事故等の偶発的な出来事である場合、その出来事が起きた場所を事前に知ることができない。また、投稿対象の様子(例えば、投稿対象から発する音や投稿対象の外観等)が時の経過とともに変化する場合があるので、古いままの正解データでは、現状の投稿対象に対応することができない場合がある。また、認証条件と関連して、同じ正解データを長い間使用し続けると、ユーザによる視聴覚データの使い回し等の行為を誘発する場合がある。こうしたことを防止するためには、投稿対象の視聴覚データを常時新しいデータに更新する必要があるが、人手でこの作業を行うには負担が大きい。
そこで、投稿情報管理サーバ1は、認証条件に対応する投稿対象の視聴覚データが音声・画像DB12dに登録されていない場合には、ユーザ端末2から取得した視聴覚データの中から、正解データとしての投稿対象の視聴覚データを決定する。具体的に、投稿情報管理サーバ1は、ユーザ端末2から取得した視聴覚データを仮登録視聴覚データとして、音声・画像DB12dに登録する。そして、投稿情報管理サーバ1は、仮登録視聴覚データが所定数登録されると、複数の仮登録視聴覚データ同士を比較して、最も投稿対象の視聴覚データらしいと判定した仮登録視聴覚データを、正解データとして決定する。
投稿情報管理サーバ1は、正解データとしての視聴覚データが決定された以降は、その視聴覚データを用いて投稿データの掲載許否を決定する。既に投稿情報DB12bに登録されている投稿データについては、投稿対象の視聴覚データが決定されるまで、掲載許否の決定が保留される。
投稿情報管理サーバ1は、音声・画像DB12dに登録されている投稿対象の視聴覚データを新しくするために、音声・画像DB12dから定期的に投稿対象の視聴覚データ及び仮登録視聴覚データを削除しても良い。視聴覚データが削除された後、投稿対象の視聴覚データが改めて決定される。
[2.投稿情報管理サーバの構成]
次に、投稿情報管理サーバ1の構成について、図3乃至図5を用いて説明する。
次に、投稿情報管理サーバ1の構成について、図3乃至図5を用いて説明する。
図3は、本実施形態に係る投稿情報管理サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。また、図4(a)は、会員情報DB12aに登録される内容の一例を示す図である。また、図4(b)は、投稿情報DB12bに登録される内容の一例を示す図である。また、図4(c)は、認証条件DB12cに登録される内容の一例を示す図である。また、図4(d)は、音声・画像DB12dに登録される内容の一例を示す図である。
図3に示すように、投稿情報管理サーバ1は、通信部11と、記憶部12と、入出力インターフェース13と、システム制御部14と、を備えている。そして、システム制御部14と入出力インターフェース13とは、システムバス15を介して接続されている。
通信部11は、ネットワークNWに接続して、ユーザ端末2等との通信状態を制御するようになっている。
記憶部12(記憶装置の一例)は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部12には、会員情報DB12a、投稿情報DB12b、認証条件DB12c及び音声・画像DB12dが構築されている。
会員情報DB12aには、投稿サイトSに会員登録しているユーザに関する情報が登録されている。具体的に、会員情報DB12aには、図4(a)に示すように、ユーザの識別情報であるユーザID、パスワード、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス等が、ユーザ毎に対応付けて登録される。
投稿情報DB12bには、ユーザから投稿された投稿情報が登録されている。具体的に、投稿情報DB12bには、図4(b)に示すように、投稿情報としての投稿データに対して投稿順に付与されるシリアルナンバー、投稿日時、投稿したユーザのユーザID、投稿データ、投稿対象を示すキーワードである投稿対象ワード(特定情報の一例)、及び掲載フラグが、投稿1件毎に対応付けて登録されている。
掲載フラグは、投稿データの掲載許否の状態を示すフラグである。認証条件に対応する投稿対象の視聴覚データがまだ決定されておらず、掲載許否の決定が保留されている場合、掲載フラグは「保留中」に設定され、掲載が許可された場合、掲載フラグは「許可」に設定される。なお、掲載が禁止された場合、投稿データは、投稿情報DB12bから削除される。
認証条件DB12cには、認証条件が登録されている。具体的に、認証条件DB12cには、図4(c)に示すように、認証条件の識別情報である条件ID、認証条件を示す認証条件情報及び条件通知情報が登録されている。
図5(a)乃至(d)は、認証条件情報の登録例を示す図である。
認証条件には、基準条件、認証条件及びデータ種別が含まれている。基準条件は、認証条件を決定する上での基準となる条件である。基準条件をその観点で大別すると、例えば、投稿対象が属するカテゴリー、投稿時刻、ユーザの掲載許可回数、投稿対象の被投稿回数等がある。認証条件は、基準条件に対応した条件が登録される。データ種別は、認証条件に対応した視聴覚データの種類として、音声または画像を示す。なお、投稿時刻、掲載許可回数及び被投稿回数は、それぞれ変化情報の一例である。
例えば、投稿対象のカテゴリーによって認証条件を設定すると、認証条件情報を、例えば、図5(a)に示す内容とすることができる。例えば、事件/事故に対して、「事件/事故の様子の音声」、「事件/事故の様子の画像」という認証条件が設定されている。このようにデータ種別だけを変えることができる。
また、店に対して、「店の看板の画像」、「特定の店員の声」、「特定の店員の顔の画像」、「店のレシートの画像」及び「店の天井の画像」という認証条件が設定されている。1つのカテゴリーに対して複数の認証条件が設定されている場合、任意の認証条件を選択することができる。なお、天井は、その模様が店毎に異なっていたり、天井に設置されている照明の配置が店毎に異なっていたりするので、天井の画像は、その店を特定するための情報となり得る。
投稿時刻によって認証条件を設定すると、認証条件情報を、例えば、図5(b)に示す内容とすることができる。例えば、奇数時刻に対して「音声」が設定され、偶数時刻に対して「画像」が設定される。また、例えば、午前に対して「音声」が設定され、午後に対して「画像」が設定されても良い。
掲載許可回数は、同一のユーザが同一の投稿対象に対して行った投稿について、掲載が許可された回数である。掲載許可回数によって認証条件を設定すると、認証条件情報を、例えば、図5(c)に示す内容とすることができる。例えば、掲載許可回数が0回、すなわち、ある投稿対象に対してユーザが初めて投稿する場合に対して、何らかの基準に基づいて決定されることが認証条件として設定されている。これは、例えば、カテゴリー、投稿時刻等に基づいて決定されても良いし、ランダムに決定されても良い。掲載許可回数がM回以下である場合に対しては、前回の認証条件と同じ条件を選択することが認証条件として設定されている。掲載許可回数がM回より多い場合に対しては、前回の認証条件と異なる条件を選択することが認証条件として設定されている。
例えば、ある店についてユーザが初めて投稿する場合、認証条件として、例えば、「特定の店員の声」が選択される。その後、ユーザが同じ店についてM回投稿するまでは、認証条件として「特定の店員の声」が選択される。そして、掲載許可回数がM回を超えると、認証条件として、例えば、「店の看板の画像」が選択される。このとき、掲載許可回数は0回にリセットされても良い。
このような認証条件としているのは、次に述べる理由による。ある投稿対象についてユーザが投稿を行った後、その投稿対象について更に連続的に投稿する場合がある。このような場合、投稿の回数を重ねるに従って、ユーザがその投稿対象の位置から離れていく可能性が高くなるものと考えられる。そうすると、ユーザは、投稿対象を直接録音したり撮影したりすることができなくなる。しかしながら、一度掲載が許可されたユーザは、ある程度信頼できるユーザと考えられるから、そのような場合でも掲載を許可しても良い。そこで、掲載許可回数が所定回数になるまでは、視聴覚データの使い回しを許容する。ただし、投稿の回数を重ねると、使い回されている視聴覚データが古くなり、この視聴覚データの信頼性が低下するものと考えられる。そこで、掲載許可回数が所定回数を超えると認証条件が変更されることにより、視聴覚データの使い回しに一定の制限を設けている。
なお、掲載許可回数を、同一のユーザが全ての投稿対象に対して行った投稿について、掲載が許可された回数としても良い。この場合、例えば、上述した認証条件とは異なる認証条件が設定される。
被投稿回数は、同一の投稿対象に対して行われた投稿の総数である。被投稿回数によって認証条件を設定すると、認証条件情報を、例えば、図5(d)に示す内容とすることができる。例えば、被投稿回数が0回、すなわち、ある投稿対象に対しての初めての投稿に対して、何らかの基準に基づいて決定されることが認証条件として設定されている。被投稿回数がN回以下である場合に対しては、前回の認証条件と同じ条件を選択することが認証条件として設定されている。被投稿回数がN回より多い場合に対しては、前回の認証条件と異なる条件を選択することが認証条件として設定されている。
被投稿回数による認証条件自体は、掲載許可回数と同様であるが、このような認証条件としている理由は掲載許可回数の場合とは異なる。投稿対象の視聴覚データを、ユーザ端末2から取得した視聴覚データの中から採用する場合、1つの認証条件について、ユーザ端末2からの視聴覚データが所定数集まらないと、投稿対象の視聴覚データを決定することができない。更に、投稿対象の視聴覚データを決定するまでは、投稿データの掲載許否を決定することができない。そこで、投稿データの掲載許否の決定を早い段階で行うことができるように、被投稿回数が所定回数になるまでは、認証条件を変更しない。
なお、掲載許可回数や被投稿回数については、例えば、所定期間内(例えば、1日間)の回数に限定されても良い。
また、カテゴリー、投稿時刻、ユーザの投稿回数、投稿対象の中から複数の条件を組み合わせて認証条件を設定することもできる。例えば、投稿対象がある店である場合、投稿時刻が午前であるときには、認証条件として「店のレシートの画像」が設定され、投稿時刻が午後であるときには、認証条件として「店の天井の画像」が設定されても良い。
また、認証条件が、例えば、「特定の店員の声」等の、特定の人物の声である場合には、認証条件として、特定の人物に話させるフレーズ(以下、「認証ワード」と称する)も合わせて設定されても良い。認証ワードとして、例えば、「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」や、特定の合い言葉等がある。この場合、認証ワードの内容は、話させる特定の人物に対して予め通知されるようにする。例えば、投稿対象が店である場合、投稿情報管理サーバ1は、認証ワードの内容を記載した電子メールを、対象の店宛てに送信しても良い。その一方で、投稿情報管理サーバ1は、投稿するユーザに対しては、認証ワードの内容を通知しない。これにより、ユーザが直接見聞きした投稿対象について投稿を行ったか否かを、より的確に判定することができる。
また、認証条件を、例えば、「特定の店員の声及び顔」とし、データ種別として、音声及び画像の両方が設定されても良い。この認証条件の場合、投稿情報管理サーバ1は、ユーザ端末2から、視聴覚データとして音声データ及び画像データの両方を送信させ、受信した音声データ及び画像データについて、投稿対象の音声データ及び画像データとそれぞれ比較し、それぞれの一致度に基づいて、投稿データの掲載許否を決定しても良い。
条件通知情報は、決定された認証条件をユーザに対して通知するメッセージを示すテキストデータ、音声データまたは画像データ等である。例えば、認証条件が「店の看板の画像」である場合、メッセージの内容は、例えば、「お店の看板を撮影して下さい。」等となる。また、例えば、認証条件が「特定の店員の声」である場合、メッセージの内容は、例えば、「○○さんというお店の人の声を入力して下さい。」等となる。
音声・画像DB12dには、事物の視聴覚データや、仮登録視聴覚データが登録されている。具体的に、音声・画像DB12dには、図4(d)に示すように、事物を示す語である事物ワード、認証条件の条件ID、視聴覚データ、及び状態フラグが対応付けて登録されている。
状態フラグは、登録されている視聴覚データが、事物の正解データであるか否かを示すフラグである。登録されている視聴覚データが正解データである場合、状態フラグは「正式登録」に設定され、登録されている視聴覚データが事物の正解データではない場合、状態フラグは「仮登録」に設定される。状態フラグが「正式登録」に設定されている視聴覚データは、例えば、投稿サイトの管理者によって予め登録された正解データであるか、または、ユーザ端末2から取得された視聴覚データのうち、正解データとして決定された視聴覚データである。状態フラグが「仮登録」に設定されている視聴覚データは、仮登録視聴覚データである。
状態フラグが「仮登録」に設定されている場合、音声・画像DB12dには、仮登録視聴覚データに対応付けて、投稿データに対して付与されたシリアルナンバーが登録される。投稿対象の正解データがまだ決定されていない場合、ユーザが入力した投稿データは、投稿情報DB12bに登録はされるが、掲載許否の決定は保留される。このような投稿データについては、後で掲載許否を決定する必要がある。そこで、仮登録視聴覚データとしてユーザ端末2から取得された視聴覚データと、ユーザが入力した投稿データとをシリアルナンバーで紐付けることにより、掲載許否の決定が保留されている投稿データを特定することができるようにしている。
記憶部12には、また、Webページを構成するHTML(Hyper Text Markup Language)文書、XML(Extensible Markup Language)文書、画像データ、テキストデータ、電子文書等の各種データが記憶されている。
また、記憶部12には、オペレーティングシステム及びWWW(World Wide Web)サーバプログラムが記憶されている。また、記憶部12には、投稿情報管理プログラム(掲載判定プログラムの一例)が記憶されている。この投稿情報管理プログラムは、投稿情報管理サーバ1が、ユーザ端末2から投稿情報を受信したときに、この投稿情報の掲載の許否を決定するためのプログラムである。なお、投稿情報管理プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしても良い。
入出力インターフェース13は、通信部11及び記憶部12とシステム制御部14との間のインターフェース処理を行うようになっている。
システム制御部14は、CPU(Central Processing Unit)14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c等により構成されている。そして、システム制御部14は、CPU14aが、投稿情報管理プログラムを読み出し実行することにより、本発明における投稿情報取得手段、端末情報取得手段、抽出手段、投稿対象情報取得手段、比較手段、決定手段、判定手段、記憶手段、投稿対象情報比較手段、投稿対象情報決定手段、条件決定手段、制御情報送信手段、端末特徴情報生成手段、投稿対象特徴情報生成手段、特徴一致度算出手段、端末発話語情報生成手段、投稿対象発話語情報生成手段及び発話語一致度算出手段として機能するようになっている。
なお、投稿情報管理サーバが、複数のサーバ装置で構成されても良い。例えば、投稿情報を受け付けて掲載許否を決定するサーバ装置、ユーザ端末2からのリクエストに応じて投稿情報が掲載されたWebページを送信するサーバ装置、会員情報DB12a、投稿情報DB12b、認証条件DB12c及び画像・音声DB12d等のデータベースを管理するサーバ装置が、互いにLAN(Local Area Network)等で接続されても良い。
[3.投稿システムの動作]
次に、投稿システムSの動作について、図6乃至図8を用いて説明する。
次に、投稿システムSの動作について、図6乃至図8を用いて説明する。
図6及び図7は、本実施形態に係る投稿情報管理サーバ1のシステム制御部14の投稿データ受信時処理における処理例を示すフローチャートである。
ユーザは、投稿サイトへ投稿するため、ユーザ端末2を操作する。すると、ユーザ端末2から投稿情報管理サーバ1にリクエストが送信され、これに応じて、投稿情報管理サーバ1は、投稿用のWebページを送信する。ユーザは、ユーザ端末2の画面に表示された投稿用のWebページに対して投稿データを入力する。すると、ユーザ端末2は、入力された投稿データを投稿情報管理サーバ1に送信する。
投稿データ受信時処理は、システム制御部14が、投稿情報取得手段としてユーザ端末2から投稿データを受信したときに開始される。
図6に示すように、システム制御部14は、識別情報取得手段として、投稿データを送信してきたユーザ端末2のユーザのユーザIDを取得する(ステップS51)。例えば、システム制御部14は、投稿サイトへのログインの際にユーザが入力したユーザID及びパスワードをユーザ端末2から受信し、これらの情報を、会員情報DB12aに登録されている情報と照合してユーザの認証を行う。認証が成功すると、システム制御部14は、受信したユーザIDをセッション情報と対応付けてRAM14cに保持しておく。そして、システム制御部14は、ユーザ端末2が投稿データとともに送信してきたセッション情報を受信し、受信したセッション情報に対応するユーザIDを取得する。なお、システム制御部14は、ユーザを特定する情報として、ユーザIDに代えてユーザ端末2の識別情報を、ユーザ端末2から取得しても良い。ユーザ端末2の識別情報としては、例えば、ユーザ端末2が携帯電話機である場合、SIM(Subscriber Identity Module)カードに記憶されているIMSI(International Mobile Subscriber Identity)等がある。
次いで、システム制御部14は、投稿情報記憶手段として、投稿データ、ユーザID等の情報を登録する(ステップS52)。具体的に、システム制御部14は、新たなシリアルナンバーを生成し、現在の日時を投稿日時として取得する。そして、システム制御部14は、シリアルナンバー、投稿日時、ユーザID、投稿データ、及び「保留中」に設定された掲載フラグを対応付けて、投稿情報DB12bに登録する。
次いで、システム制御部14は、抽出手段として、投稿データから投稿対象を特定する(ステップS53)。具体的に、システム制御部14は、投稿データに対して形態素解析等を実行することにより、投稿対象ワードを抽出する。なお、形態素解析等に基づいてキーワードを抽出する技術自体は公知であるので、キーワードを抽出する処理の詳細な説明は省略する。システム制御部14は、抽出した投稿対象ワードを、生成したシリアルナンバーに対応付けて投稿情報DB12bに登録する。
次いで、システム制御部14は、条件決定手段として、認証条件を決定する(ステップS54)。具体的に、システム制御部14は、カテゴリーに基づいて認証条件を決定する場合には、抽出した投稿対象ワードに基づいて、特定した投稿対象が属するカテゴリーを特定する。また、システム制御部14は、投稿時刻に基づいて認証条件を決定する場合には、変化情報取得手段として、現在時刻を取得する。また、システム制御部14は、掲載許可回数に基づいて認証条件を決定する場合には、投稿情報DB12bに登録されている投稿データの中から、取得したユーザID及び抽出した投稿対象ワードに対応する投稿データを抽出する。そして、システム制御部14は、変化情報取得手段として、抽出した投稿データのうち、掲載フラグが「許可」に設定されている投稿データの個数を、掲載許可回数として計算する。また、システム制御部14は、被投稿回数に基づいて認証条件を決定する場合には、変化情報取得手段として、投稿情報DB12bに登録されている投稿データの中から、抽出した投稿対象ワードに対応する投稿データの個数を、被投稿回数として計算する。そして、システム制御部14は、カテゴリー、投稿時刻、掲載許可回数または被投稿回数のうち1つ以上の条件と、認証条件DB12cに登録されている認証条件情報とに基づいて、認証条件を選択する。そして、システム制御部14は、選択した認証条件の条件ID、認証条件情報及び条件通知情報を、認証条件DB12cから取得する。
次いで、システム制御部14は、判定手段として、選択した認証条件に対応する投稿対象の視聴覚データが音声・画像DB12dに登録されているか否かを判定する(ステップS55)。具体的に、システム制御部14は、音声・画像DB12dに登録されている視聴覚データの中から、対応付けられている事物ワードが、抽出した投稿対象ワードと一致し、且つ、対応付けられている条件IDが、認証条件DB12cから取得した条件IDと一致する視聴覚データを検索する。該当する視聴覚データが検索された場合、システム制御部14は、検索された視聴覚データの中に、対応付けられている状態フラグが「正式登録」に設定されている視聴覚データが存在するか否かを判定する。
このとき、システム制御部14は、状態フラグが「正式登録」に設定されている視聴覚データが存在する場合には、選択した認証条件に対応する投稿対象の視聴覚データが登録されていると判定する(ステップS55:YES)。この場合、システム制御部14は、投稿対象情報取得手段として、状態フラグが「正式登録」に設定されている視聴覚データを、認証条件に対応する投稿対象の視聴覚データとして、音声・画像DB12dから取得する(ステップS56)。
次いで、システム制御部14は、後述する端末視聴覚データ取得処理を実行する(ステップS57)。端末視聴覚データ取得処理では、投稿データを送信してきたユーザ端末2から視聴覚データが取得される。
次いで、システム制御部14は、比較手段として、ユーザ端末2から取得した視聴覚データと、音声・画像DB12dから取得した視聴覚データとを比較して、一致度を算出する(ステップS58)。具体的に、システム制御部14は、視聴覚データが音声データである場合には、音声データに対して高速フーリエ変換等を施して、音響的な特徴部分を抽出し、その特徴量(端末特徴情報、投稿対象特徴情報の一例)を算出する。また、システム制御部14は、視聴覚データが画像データである場合には、画像データから画像の特徴部分を抽出し、その特徴量(端末特徴情報、投稿対象特徴情報の一例)を算出する。画像の特徴部分の抽出方法としては、例えば、SIFT(登録商標:Scale Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded-Up Robust Features)等がある。また、例えば、色相や彩度や明度や物体の輪郭線をエッジとして抽出し、エッジの集中度に基づいて、特徴部分を抽出しても良い。または、視覚的な注意を集める強度を示す顕著度に基づいて、特徴部分を抽出しても良い。なお、これらの方法は、公知であるため、詳細な説明は省略する。システム制御部14は、特徴量を算出すると、ユーザ端末2から取得した視聴覚データの特徴量と、音声・画像DB12dから取得した視聴覚データの特徴量とに基づいて、両者の一致度を算出する。
次いで、システム制御部14は、算出した一致度の値が、予め設定されている閾値以上であるか否かを判定する(ステップS59)。このとき、システム制御部14は、一致度の値が閾値以上であると判定した場合には(ステップS59:YES)、決定手段として、投稿データの掲載を許可すると決定する(ステップS60)。このとき、システム制御部14は、生成したシリアルナンバーに対応する投稿データの掲載フラグを「許可」に設定する。また、システム制御部14は、記憶部12に記憶されている投稿サイトのWebページのHTML文書に、投稿データを所定の形式で追加することによりHTML文書を更新する。
一方、システム制御部14は、一致度の値が閾値未満であると判定した場合には(ステップS59:NO)、決定手段として、投稿データの掲載を禁止すると決定する(ステップS61)。このとき、システム制御部14は、生成したシリアルナンバーに対応する投稿データを、投稿情報DB12bから削除する。
また、システム制御部14は、今回ユーザ端末2から取得した視聴覚データと、今回のユーザと同一ユーザからの同一の投稿対象に対する同一の認証条件について過去に取得した視聴覚データとを比較し、この比較結果に基づいて、今回の投稿データの掲載を禁止すると決定しても良い。具体的に、システム制御部14は、今回取得した視聴覚データと過去に取得した視聴覚データとの一致度を算出し、両方の視聴覚データが完全に一致すると考えられる程度に一致度が高い場合には、投稿データの掲載を禁止する。この場合、システム制御部14は、ユーザによる視聴覚データの使い回しを禁止する。
また、認証条件が、「特定の店員の声」等の特定の人物の声であり、且つ、特定の人物に話させる認証ワードの内容が決められている場合、システム制御部14は、話されているフレーズを比較しても良い。例えば、システム制御部14は、音声データを、所定時間間隔毎に区切ってそれぞれの特徴量を算出し、隠れマルコフモデル等に基づいて、話されているフレーズを抽出して、テキストデータ(端末発話語情報、投稿対象発話語情報の一例)として出力する。つまり、システム制御部14は、音声認識(話者認識を含まない意味での音声認識)を行う。なお、音声認識の方法は、公知であるため、詳細な説明は省略する。システム制御部14は、ユーザ端末2から取得した視聴覚データから生成したテキストデータと、音声・画像DB12dから取得した視聴覚データから抽出したテキストデータとを比較することにより、フレーズの一致度を算出する。そして、システム制御部14は、音響的な特徴量の一致度と、フレーズの一致度とが、それぞれの閾値以上であると判定した場合に、投稿データの掲載を許可すると決定する。この場合、実際に話した人物が、認証条件により指定された特定の人物と同一人物であり、且つ、話されたフレーズが、認証ワードとほぼ同一である場合に、掲載が許可されることになる。
システム制御部14は、ステップS60またはS61の処理を終えると、投稿データ受信時処理を終了させる。
ステップS55において、システム制御部14は、選択した認証条件に対応する投稿対象の視聴覚データが登録されていないと判定した場合には(ステップS55:NO)、図7に示すように、端末視聴覚データ取得処理を実行する(ステップS62)。
次いで、システム制御部14は、判定手段として、仮登録視聴覚データが所定数以上登録されているか否かを判定する(ステップS63)。具体的に、システム制御部14は、音声・画像DB12dに登録されている視聴覚データの中から、対応付けられている事物ワードが、抽出した投稿対象ワードと一致し、且つ、対応付けられている条件IDが、認証条件DB12cから取得した条件IDと一致する視聴覚データを検索する。次いで、システム制御部14は、検索された視聴覚データの個数を算出する。なお、このときに検索される視聴覚データは、全て仮登録視聴覚データである(状態フラグが「仮登録」に設定されている)。
このとき、システム制御部14は、仮登録視聴覚データが所定数以上登録されていないと判定した場合には(ステップS63:NO)、投稿対象の正解データとしての視聴覚データを決定せず、また、投稿データの掲載許否の決定を行わない。そのため、システム制御部14は、投稿データ受信時処理を終了させる。
一方、システム制御部14は、仮登録視聴覚データが所定数以上登録されていると判定した場合には(ステップS63:YES)、比較手段及び投稿対象情報比較手段として、検索された各仮登録視聴覚データを音声・画像DB12dから取得して、取得した仮登録視聴覚データ同士を比較する。そして、システム制御部14は、各仮登録視聴覚データ間の一致度を算出する(ステップS64)。このときの各仮登録視聴覚データの特徴量の算出方法及び一致度の算出方法は、ステップS58の場合と同様である。
次いで、システム制御部14は、投稿対象情報決定手段として、仮登録視聴覚データ同士の比較結果に基づいて、投稿対象の正解データとしての視聴覚データを決定する(ステップS65)。例えば、システム制御部14は、複数の仮登録視聴覚データのうち、平均的に他のどの仮登録視聴覚データとも特徴量が近い、すなわち、平均して一致度が高い仮登録視聴覚データを、投稿対象の視聴覚データとする。具体的に、システム制御部14は、各仮登録視聴覚データにつき、他の各仮登録視聴覚データとの一致度の平均値を計算する。ここで、システム制御部14は、計算した一致度の平均値が所定値よりも低い仮登録視聴覚データは、投稿対象とは関係がない視聴覚データとして、投稿対象の視聴覚データの候補から除外して、残りの仮登録視聴覚データについて、一致度の平均値を再計算する。そして、システム制御部14は、計算した一致度の平均値が最も大きい仮登録データを、投稿対象の視聴覚データとする。
次いで、システム制御部14は、投稿対象の視聴覚データとして決定した視聴覚データに対応するシリアルナンバーを、音声・画像DB12dから取得する(ステップS66)。次いで、システム制御部14は、決定手段として、取得したシリアルナンバーに対応する投稿データの掲載を許可する(ステップS67)。つまり、システム制御部14は、正解データとして決定された視聴覚データを送信してきたユーザ端末2がそのときに送信してきた投稿データの掲載を許可する。なお、このときの処理内容は、ステップS60と同様である。
次いで、システム制御部14は、投稿対象の視聴覚データとして決定した視聴覚データを除いて、抽出した投稿対象ワード及び取得した条件IDに対応する仮登録視聴覚データを1つ特定する(ステップS68)。
次いで、システム制御部14は、特定した仮登録視聴覚データに対応するシリアルナンバーを、音声・画像DB12dから取得する(ステップS69)。
次いで、システム制御部14は、特定した仮登録視聴覚データと、投稿対象の視聴覚データとして決定した視聴覚データとの間の一致度の値が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS70)。なお、この場合の一致度は、ステップS64において算出済みである。このとき、システム制御部14は、一致度の値が閾値以上であると判定した場合には(ステップS70:YES)、決定手段として、取得したシリアルナンバーに対応する投稿データの掲載を許可する(ステップS67)。つまり、システム制御部14は、仮登録視聴覚データとしての視聴覚データを送信してきたユーザ端末2がそのときに送信してきた投稿データの掲載を許可する。このときの処理内容も、ステップS60と同様である。
一方、システム制御部14は、一致度の値が閾値未満であると判定した場合には(ステップS70:NO)、決定手段として、取得したシリアルナンバーに対応する投稿データの掲載を禁止すると決定する(ステップS72)。このときの処理内容も、ステップS61と同様である。
システム制御部14は、ステップS71またはS72の処理を終えると、抽出した投稿対象ワード及び取得した条件IDに対応する仮登録視聴覚データを全て特定したか否かを判定する(ステップS73)。このとき、システム制御部14は、まだ特定していない仮登録視聴覚データが存在すると判定した場合には(ステップS73:NO)、次の仮登録視聴覚データを特定して(ステップS74)、ステップS69に移行する。
システム制御部14は、ステップS69〜S74の処理を繰り返すことにより、特定した投稿対象及び選択した認証条件について、これまで掲載許否の決定を保留してきた投稿データの掲載許否を決定する。そして、システム制御部14は、仮登録視聴覚データを全て特定したと判定した場合には(ステップS74:YES)、投稿データ受信時処理を終了させる。なお、システム制御部14は、投稿対象の視聴覚データとして決定した視聴覚データを除いて、仮登録視聴覚データを音声・画像DB12dから削除しても良い。
システム制御部14は、ユーザ端末2からWebページのリクエストを受信すると、リクエストに対応するHTML文書を、記憶部12から取得してユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2が、受信したHTML文書に基づいてWebページを画面に表示することにより、掲載が許可された投稿データがWebページ内に表示される。
なお、システム制御部14は、掲載を許可すると決定した時点で投稿データをHTML文書に追加しなくても良い。この場合、システム制御部14は、例えば、ユーザ端末2からWebページのリクエストを受信したとき、投稿情報DB12bに登録されている投稿データのうち、掲載フラグが「許可」に設定されている投稿データを用いてHTMLを作成しても良い。
また、システム制御部14は、掲載を禁止すると決定した時点で投稿データを削除しなくても良い。この場合、システム制御部14は、例えば、掲載フラグを「禁止」に設定すること等により、掲載を禁止すると決定した投稿データがWebページに掲載されないように処理すれば良い。
図8は、本実施形態に係る投稿情報管理サーバ1のシステム制御部14の端末視聴覚データ取得処理における処理例を示すフローチャートである。
図8に示すように、システム制御部14は、制御情報送信手段として、選択した認証条件に対応する条件通知情報を含む視聴覚データ送信要求を、投稿データを送信してきたユーザ端末2に送信する(ステップS101)。具体的に、システム制御部14は、認証条件DB12cから取得した条件通知情報をユーザ端末2に送信する。視聴覚データ送信要求を受信したユーザ端末2は、視聴覚データ送信要求に含まれる条件通知情報に基づいて、選択された認証条件を示すメッセージを、例えば画面に表示したり音声出力したりする。ユーザは、メッセージを見たり聞いたりすると、基本的にはメッセージに従って音声入力したり画像の撮影を行ったりする。すると、ユーザ端末2は、音声入力や画像撮影によって生成された視聴覚データを投稿情報管理サーバ1に送信する。
なお、システム制御部14は、視聴覚データの使い回しの防止のため、認証条件がユーザに通知された後に音声入力されたり画像撮影されたりして生成された視聴覚データのみをユーザ端末2が送信可能なようにしても良い。また、システム制御部14は、所定時間内に音声入力や画像撮影が行われなかった場合には、投稿データの掲載を禁止しても良い。具体的に、システム制御部14は、視聴覚データ送信要求として、例えば、認証条件を表示するWebページのHTML文書をユーザ端末2に送信する。このとき、システム制御部14は、制御用のスクリプトを含むHTML文書を送信する。ユーザ端末2は、受信したHTML文書に基づいてWebページを表示する。ここで、ユーザが、Webページ内に表示された所定のボタンを選択すると、ユーザ端末2がスクリプトを実行することにより、認証条件に応じて音声入力または画像撮影を行う。また、ユーザ端末2は、音声入力または画像撮影によって生成された視聴覚データを、投稿情報管理サーバ1に送信する。システム制御部14は、HTML文書を送信してから所定時間が経過しても、視聴覚データを受信しなかった場合には、投稿データの掲載を禁止すると決定する。
システム制御部14は、視聴覚データ送信要求を送信した後、端末情報取得手段としてユーザ端末2から視聴覚データを受信する(ステップS102)。次いで、システム制御部14は、記憶手段として、受信した視聴覚データを、仮登録視聴覚データとして、音声・画像DB12dに登録する(ステップS103)。具体的に、システム制御部14は、抽出した投稿対象ワード(事物ワード)、選択した認証条件の条件ID、ユーザ端末2から受信した視聴覚データ、「仮登録」に設定された状態フラグ、及び投稿データの登録時に生成したシリアルナンバーを対応付けて、音声・画像DB12dに登録する。システム制御部14は、ステップS103の処理を終えると、端末視聴データ取得処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、ユーザ端末2から投稿データと視聴覚データとを取得し、取得した投稿データから投稿対象ワードを抽出し、抽出した投稿対象ワードにより特定される投稿対象の視聴覚データを音声・画像DB12dから取得し、ユーザ端末2から取得した視聴覚データと、音声・画像DB12dから取得した投稿対象の視聴覚データとを比較し、比較結果に基づいて、取得した投稿データの掲載許否を決定する。従って、ユーザが投稿対象を直接見聞きしないで投稿した信頼性の低い情報が掲載されることを防止することができる。
また、システム制御部14が、ユーザ端末2により送信させる視聴覚データの条件としての認証条件を、抽出した投稿対象ワードに基づいて決定する。具体的に、システム制御部14は、投稿対象ワードにより特定される投稿対象が属するカテゴリーに基づいて、認証条件を決定する。そして、システム制御部14は、決定した認証条件をユーザに通知するための視聴覚データ送信要求を、ユーザ端末2に送信し、決定した認証条件を通知したユーザ端末2から送信された視聴覚データを受信し、抽出した投稿対象ワードと、決定した認証条件と、に対応する投稿対象の視聴覚データを音声・画像DB12dから取得し、音声・画像DB12dから取得した投稿対象の視聴覚データと、ユーザ端末2から受信した視聴覚データとを比較する。従って、ユーザが投稿対象を直接見聞きしないで投稿した信頼性の低い情報が掲載されることを防止することができる。
また、システム制御部14が、抽出した投稿対象ワードに対応する投稿対象の視聴覚データが投稿情報DB12bに登録されているか否かを判定し、抽出した投稿対象ワードに対応する投稿対象の視聴覚データが登録されていないと判定した場合には、取得した視聴覚データを仮登録視聴覚データとして、当該投稿対象ワードに対応付けて投稿情報DB12bに登録し、投稿対象の視聴覚データとして決定された仮登録視聴覚データを、投稿データの掲載許否の決定に用いる投稿対象の視聴覚データとして取得する。従って、例えば事件や事故等のように、いつどこで起きるか予め知ることができない事物を投稿対象として投稿が行われた場合でも、投稿データの掲載許否を判定することができる。
また、システム制御部14が、抽出した投稿対象ワードに対応する投稿対象の視聴覚データが、音声・画像DB12dに所定数以上登録されているか否かを判定し、抽出した投稿対象ワードに対応する投稿対象の視聴覚データが所定数以上登録されていると判定した場合には、当該視聴覚データ同士を比較し、比較結果に基づいて、投稿対象の視聴覚データを決定する。従って、複数の視聴覚データを用いて投稿対象の視聴覚データが決定されることで、投稿対象の視聴覚データの信頼性を高めることができる。
また、システム制御部14が、投稿データを取得する都度前回の投稿データの取得時と内容が異なる可能性がある情報として、投稿時刻、掲載許可回数または被投稿回数を取得し、取得した情報に基づいて、認証条件を選択する。従って、例えば、ユーザが同じ視聴覚データを使用する等の不正を防止することができる。
また、システム制御部14が、ユーザ端末2から取得した視聴覚データが示す音または画像の少なくとも何れか一方の特徴を示す特徴量を算出し、投稿対象の視聴覚データが示す音または画像の少なくとも何れか一方の特徴を示す特徴量を算出し、特徴量間の一致度を算出し、一致度に基づいて掲載許否を決定する。従って、ユーザ端末2において入力した音または撮影した画像の特徴と、投稿対象の音または画像の特徴との一致の程度に基づいて、ユーザが投稿対象を直接見聞きしたか否かを判定することができる。
また、システム制御部14が、ユーザ端末2から取得した音声データが示す音から、発話されたフレーズを認識し、認識したフレーズを示すテキストデータを生成し、投稿対象の音声データが示す音から、発話されたフレーズとしての認証ワードを認識し、当該認証ワードを示すテキストデータを生成し、生成したテキストデータ同士の一致度をフレーズ同士の一致度として算出し、音響的な特徴量同士の一致度と、フレーズ同士の一致度とに基づいて、掲載許否を決定する。従って、ユーザ端末2に入力した音を発した話者と、投稿対象の音としての音声を発した話者との一致の程度に基づいて、ユーザが投稿対象を直接見聞きしたか否かを判定することができるとともに、ユーザ端末2に入力した音が示すフレーズと、投稿対象の音が示す認証ワードとの一致の程度に基づいて、ユーザが投稿対象を直接見聞きしたか否かを判定することができる。
なお、システム制御部14は、投稿データから投稿対象ワードを抽出するとき、複数の投稿対象ワードを抽出することで、複数の投稿対象を特定しても良い。この場合、システム制御部14は、特定した投稿対象毎に投稿対象の視聴覚データを音声・画像DB12dから取得し、取得した投稿対象の視聴覚データをそれぞれユーザ端末2から取得した視聴覚データと比較して一致度を算出する。そして、システム制御部14は、特定した複数の投稿対象のうち、一致度の値が最も大きい投稿対象の視聴覚データと、ユーザ端末2から取得された視聴覚データとの比較結果に基づいて、投稿データの掲載許否を決定しても良い。これにより、複数の事物を投稿対象としてユーザが投稿した場合であっても、掲載許否を適切に決定することができる。
また、上記実施形態においては、システム制御部14が、認証条件を選択した後、ユーザ端末2から視聴覚データを送信させていたが、投稿データの送信と同時に視聴覚データを送信させても良い。この場合、システム制御部14は、ユーザ端末2から受信した視聴覚データが認証条件に適合しない視聴覚データである場合(例えば、認証条件のデータ種別が画像であるときに、ユーザ端末2から音声データを受信していた場合)には、ユーザ端末2に対して別の視聴覚データの送信の要求を行っても良い。
また、投稿情報を音声データに適用し、マイクロフォンを備えるユーザ端末2によって、ユーザが投稿内容を音声で入力することができるようにしても良い。この場合、システム制御部14は、音声入力によって生成された投稿情報としての音声データをユーザ端末2から受信し、この音声データを投稿情報DB12bに登録する。また、システム制御部14は、音声認識処理によって、音声データから、ユーザが話した言葉をテキストデータとして抽出する。そして、システム制御部14は、このテキストデータから投稿対象ワードを抽出して、投稿対象を特定する。また、システム制御部14は、掲載を許可した音声データを、投稿サイトを閲覧するユーザが再生可能なように、WebページのHTML文書を生成する。
また、認証条件のデータ種別が音声である場合、投稿情報としてユーザ端末2から送信された音声データを、投稿対象の音声データと比較する音声データとしても良い。具体的に、ユーザが投稿内容を音声で入力するとき、投稿対象からの音も合わせて入力する。システム制御部14は、ユーザ端末2から受信した投稿情報としての音声データからユーザの音声成分を除去することにより、比較用の音声データを生成する。例えば、ユーザの会員登録時等に、ユーザの音声を入力させて、その音声の特徴量を算出して会員DB12aに登録しておくと、この登録されている特徴量に基づいて、ユーザの音声成分を特定することができる。システム制御部14は、ユーザの音声成分が除去された比較用の音声データと投稿対象の音声データとを比較することにより、投稿情報としての音声データの掲載許否を決定する。
また、投稿情報を、音声データを含む動画データに適用し、マイクロフォン及びカメラを備えるユーザ端末2によって、ユーザが投稿内容を音声及び画像で入力することができるようにしても良い。この場合の投稿対象の特定方法は、音声データの場合と同様である。
また、認証条件のデータ種別が音声である場合、投稿情報としてユーザ端末2から送信された動画データに含まれる音声データを、投稿対象の音声データと比較する音声データとしても良い。また、認証条件のデータ種別が画像である場合、投稿情報としてユーザ端末2から送信された動画データに含まれるフレーム画像のデータを、投稿対象の画像データと比較する画像データとしても良い。
また、上記実施形態においては、ユーザ端末2により送信させる視聴覚データが、選択された認証条件によって音声データであったり画像データであったりしていたが、音声データまたは画像データの何れか一方のみを対象としても良い。
また、認証条件は、1つの条件に固定されていても良い。この場合、システム制御部14は、ユーザ端末2により認証条件をユーザに対して通知させるようにしなくても良い。
1 投稿情報管理サーバ
2 ユーザ端末
11 通信部
12 記憶部
12a 会員情報DB
12b 投稿情報DB
12c 認証条件DB
12d 音声・画像DB
13 入出力インターフェース
14 システム制御部
14a CPU
14b ROM
14c RAM
15 システムバス
NW ネットワーク
S 投稿システム
2 ユーザ端末
11 通信部
12 記憶部
12a 会員情報DB
12b 投稿情報DB
12c 認証条件DB
12d 音声・画像DB
13 入出力インターフェース
14 システム制御部
14a CPU
14b ROM
14c RAM
15 システムバス
NW ネットワーク
S 投稿システム
Claims (13)
- 端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段と、
前記端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得手段と、
前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段と、
前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段と、
前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段と、
音または画像の少なくとも何れか一方を示す情報として前記端末装置により送信させる端末視聴覚情報の条件を、前記抽出された特定情報に基づいて決定する条件決定手段と、
前記決定された条件を前記端末装置により通知させるための制御情報を、前記端末装置に送信する制御情報送信手段と、
前記端末装置から送信された前記端末視聴覚情報を受信する端末情報取得手段と、
前記抽出された特定情報と、前記決定された条件と、に対応する音または画像を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段と、
前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 請求項1または請求項2に記載のサーバ装置において、
前記投稿対象視聴覚情報を前記特定情報に対応付けて記憶する記憶装置に、前記抽出された特定情報に対応する前記投稿対象視聴覚情報が記憶されているか否かを判定する判定手段と、
前記抽出された特定情報に対応する前記投稿対象視聴覚情報が記憶されていないと判定された場合には、前記取得された端末視聴覚情報を前記投稿対象視聴覚情報として、当該特定情報に対応付けて前記記憶装置に記憶させる記憶手段と、
を更に備え、
前記投稿対象情報取得手段は、前記記憶装置に記憶された前記投稿対象視聴覚情報を、前記比較手段による比較に用いられる前記投稿対象視聴覚情報として取得することを特徴とするサーバ装置。 - 請求項3に記載のサーバ装置において、
前記判定手段は、前記抽出された特定情報に対応する前記投稿対象視聴覚情報が、前記記憶装置に予め定められた数以上記憶されているか否かを判定し、
前記抽出された特定情報に対応する前記投稿対象視聴覚情報が予め定められた数以上記憶されていると判定された場合には、当該投稿対象視聴覚情報同士を比較する投稿対象情報比較手段と、
前記投稿対象情報比較手段による比較結果に基づいて、前記比較手段による比較に用いられる前記投稿対象視聴覚情報を決定する投稿対象情報決定手段と、
を更に備え、
前記投稿対象情報取得手段は、前記投稿対象情報決定手段により決定された前記投稿対象視聴覚情報を取得することを特徴とするサーバ装置。 - 請求項2に記載のサーバ装置において、
前記投稿情報取得手段が前記投稿情報を取得する都度変化し得る変化情報を取得する変化情報取得手段を更に備え、
前記決定手段は、前記取得された変化情報に基づいて、前記端末装置により送信させる前記端末視聴覚情報の条件を、予め定められた複数の条件の中から決定することを特徴とするサーバ装置。 - 請求項1乃至5の何れか1項に記載のサーバ装置において、
前記比較手段は、
前記取得された端末視聴覚情報が示す音または画像の少なくとも何れか一方の特徴を示す端末特徴情報を生成する端末特徴情報生成手段と、
前記取得された投稿対象視聴覚情報が示す音または画像の少なくとも何れか一方の特徴を示す投稿対象特徴情報を生成する投稿対象特徴情報生成手段と、
前記生成された端末特徴情報と前記生成された投稿対象特徴情報との一致度を算出する特徴一致度算出手段と、
を備え、
前記決定手段は、前記算出された一致度に基づいて、掲載許否を決定することを特徴とするサーバ装置。 - 請求項6に記載のサーバ装置において、
前記比較手段は、
前記取得された端末視聴覚情報が示す音から発話語を認識し、当該発話語を示す端末発話語情報を生成する端末発話語情報生成手段と、
前記取得された投稿対象視聴覚情報が示す音から発話語を認識し、当該発話語を示す投稿対象発話語情報を生成する投稿対象発話語情報生成手段と、
前記生成された端末発話語情報と前記生成された投稿対象発話語情報との一致度を算出する発話語一致度算出手段と、
を更に備え、
前記決定手段は、前記特徴一致度算出手段により算出された一致度と、前記発話語一致度算出手段により算出された一致度と、に基づいて、掲載許否を決定することを特徴とするサーバ装置。 - 端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置における掲載判定方法であって、
前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得ステップと、
前記端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得ステップと、
前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出ステップと、
前記抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得ステップと、
前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較ステップと、
前記比較ステップにおける比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定ステップと、
を含むことを特徴とする掲載判定方法。 - 端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置における掲載判定方法であって、
前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得ステップと、
前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出ステップと、
音または画像の少なくとも何れか一方を示す情報として前記端末装置により送信させる端末視聴覚情報の条件を、前記抽出された特定情報に基づいて決定する条件決定ステップと、
前記決定された条件を前記端末装置により通知させるための制御情報を、前記端末装置に送信する制御情報送信ステップと、
前記端末装置から送信された前記端末視聴覚情報を受信する端末情報取得ステップと、
前記抽出された特定情報と、前記決定された条件と、に対応する音または画像を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得ステップと、
前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較ステップと、
前記比較ステップにおける比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定ステップと、
を含むことを特徴とする掲載判定方法。 - 端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、
前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段、
前記端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得手段、
前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段、
前記抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段、
前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段、及び、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段、
として機能させることを特徴とする掲載判定プログラム。 - 端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、
前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段、
前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段、
音または画像の少なくとも何れか一方を示す情報として前記端末装置により送信させる端末視聴覚情報の条件を、前記抽出された特定情報に基づいて決定する条件決定手段、
前記決定された条件を前記端末装置により通知させるための制御情報を、前記端末装置に送信する制御情報送信手段、
前記端末装置から送信された前記端末視聴覚情報を受信する端末情報取得手段、
前記抽出された特定情報と、前記決定された条件と、に対応する音または画像を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段、
前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段、及び、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段、
として機能させることを特徴とする掲載判定プログラム。 - 端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、
前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段、
前記端末装置から音または画像の少なくとも何れか一方を示す端末視聴覚情報を取得する端末情報取得手段、
前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段、
前記抽出された特定情報により特定される投稿対象の音または画像の少なくとも何れか一方を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段、
前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段、及び、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段、
として機能させる掲載判定プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。 - 端末装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、
前記端末装置から投稿情報を取得する投稿情報取得手段、
前記取得された投稿情報から投稿対象を特定可能な特定情報を抽出する抽出手段、
音または画像の少なくとも何れか一方を示す情報として前記端末装置により送信させる端末視聴覚情報の条件を、前記抽出された特定情報に基づいて決定する条件決定手段、
前記決定された条件を前記端末装置により通知させるための制御情報を、前記端末装置に送信する制御情報送信手段、
前記端末装置から送信された前記端末視聴覚情報を受信する端末情報取得手段、
前記抽出された特定情報と、前記決定された条件と、に対応する音または画像を示す投稿対象視聴覚情報を取得する投稿対象情報取得手段、
前記取得された投稿対象視聴覚情報と前記取得された端末視聴覚情報とを比較する比較手段、及び、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記取得された投稿情報の掲載許否を決定する決定手段、
として機能させる掲載判定プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010164096A JP2012027603A (ja) | 2010-07-21 | 2010-07-21 | サーバ装置、掲載判定方法、掲載判定プログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010164096A JP2012027603A (ja) | 2010-07-21 | 2010-07-21 | サーバ装置、掲載判定方法、掲載判定プログラム及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010164096A Pending JP2012027603A (ja) | 2010-07-21 | 2010-07-21 | サーバ装置、掲載判定方法、掲載判定プログラム及び記録媒体 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5605891B1 (ja) * | 2014-03-25 | 2014-10-15 | 楽天株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体 |
JP2021009534A (ja) * | 2019-07-01 | 2021-01-28 | みんとる合同会社 | ライブ配信システム、ライブ配信方法、及びサーバ装置 |
JP2022051923A (ja) * | 2018-08-17 | 2022-04-01 | ネイバー コーポレーション | 関心地点リストの購読とレビュー情報とに基づいて報酬を提供する方法およびシステム |
-
2010
- 2010-07-21 JP JP2010164096A patent/JP2012027603A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5605891B1 (ja) * | 2014-03-25 | 2014-10-15 | 楽天株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体 |
WO2015145564A1 (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-01 | 楽天株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体 |
US10776835B2 (en) | 2014-03-25 | 2020-09-15 | Rakuten, Inc. | Information processing apparatus, information processing method, program, and recording medium |
JP2022051923A (ja) * | 2018-08-17 | 2022-04-01 | ネイバー コーポレーション | 関心地点リストの購読とレビュー情報とに基づいて報酬を提供する方法およびシステム |
JP7284302B2 (ja) | 2018-08-17 | 2023-05-30 | ネイバー コーポレーション | 関心地点リストの購読とレビュー情報とに基づいて報酬を提供する方法およびシステム |
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