JP2012027402A - 光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法 - Google Patents

光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、コア周囲を空孔で囲んだ構造を有するようなフォトニック結晶ファイバやフォトニックバンドギャップファイバを用いた場合を含めて、所望の性能を有するカプラを製造することができる光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】2本の光ファイバ10から構成される方向性結合器の製造方法であって、
前記2本の光ファイバの各々の側面の一部を研磨により除去し、除去面15を形成する研磨工程と、
前記除去面同士を対向させて接合させる接合工程とを有し、
前記研磨工程において、前記光ファイバのコア11中に参照光を伝搬させ、該参照光の出力光強度を測定しながら前記研磨を行い、該出力光強度が所定の強度まで減衰したときに前記研磨を終了することを特徴とする。
【選択図】図5A

Description

本発明は、光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法に関し、特に、2本の光ファイバから構成される方向性結合器の製造方法に関する。
従来から、光に対して高い透過率を有する石英ガラスやプラスチックを用い、中心のコアの屈折率を周囲のクラッドよりも高くした標準単一モードの光ファイバ2本を用いた方向性結合器(カプラ)が知られている。
図1は、従来から知られている一般的な光ファイバを用いた方向性結合器の構成を示す図である。図1において、方向性結合器は、2本の光ファイバ110が、結合部114において結合されて構成される。結合部114において、光ファイバ110のコアがお互いに接近して配置され、一方の光ファイバ110を伝搬する光が他の光ファイバ110に移行し、光信号の分岐や合波が行われる。
従来実用化されている光ファイバカプラの作製法としては、光ファイバを二本密着したのち加熱して融着し、延伸することで結合部を構成する手法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
一方、近年、コアの周囲を格子状に配列した空孔が囲む構造を有するフォトニック結晶ファイバ(Photonic Crystal Fiber、PCF)やフォトニックバンドギャップファイバ(Photonic Bandgap Fiber、PBF)が利用されはじめている。しかしながら、従来の融着延伸技術を用いてフォトニック結晶ファイバ(PCF)やフォトニックバンドギャップファイバ(PBF)のカプラを作製しようとすると、融着時にファイバの空孔がつぶれてしまい、所望の性能を有するカプラが作製できないという問題点があった。
光ファイバカプラを作製する他の方法として、側面を研磨によって一部取り除いた構造を有する偏波保持ファイバを2本、お互いに取り除いた部分が対向するように結合させ、結合部を構成する手法も知られている(例えば、非特許文献2参照)。かかる作製方法では、加熱延伸作業が不要であるため、フォトニック結晶ファイバやフォトニックバンドギャップファイバのカプラも作製可能である。
[平成22年6月25日検索]、インターネット<URL: http://www.tatsuta.co.jp/products/electronics/optical_coupler.html> [平成22年6月25日検索]、インターネット<URL: http://www.hanamuraoptics.com/device/cir/cirfixedcoupler904p.htm>
しかしながら、上述の非特許文献2の方法において光ファイバの側面を研磨する場合、ファイバを外側からコアに研磨していく過程のどの時点で研磨を完了するのかを判定するのが困難であった。すなわち、従来は、研磨速度を経験的に会得して、研磨する深さに必要な研磨時間を割り出して研磨する方法が用いられていたため、研磨する深さに多少の誤差が生じる可能性があった。
かかる誤差が生じたとしても、光ファイバとしてガラスコアとガラスクラッドのシングルモードファイバを用いた場合には、コアの屈折率が周囲のクラッドに比べて高いため、多少研磨の深さに誤差が生じても方向性結合器の特性に与える影響は大きくなかった。しかしながら、空気がコアであり、クラッドに空孔を有するフォトニックバンドギャップファイバを用いた場合、あるいは、コアは固体であるが、やはりクラッドに空孔を有するフォトニック結晶ファイバを用いた場合には、コア近辺の形状の変化はその特性に大きな影響を与える。そして、研磨の深さに誤差があるファイバを用いた場合には、方向性結合器として機能しなくなってしまうため、研磨の深さを極めて精密に制御しなければならない。
しかしながら、上述の研磨時間を経験的に割り出す方法では、研磨の深さを高精度に制御するのは極めて困難であり、クラッドに空孔を有するフォトニックバンドギャップファイバやフォトニック結晶ファイバの研磨には対応できず、所望の性能を有する方向性結合器を製造するのが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、コア周囲を空孔で囲んだ構造を有するようなフォトニック結晶ファイバやフォトニックバンドギャップファイバを用いた場合を含めて、所望の性能を有するカプラを製造することができる光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る方向性結合器の製造方法は、2本の光ファイバから構成される方向性結合器の製造方法であって、
前記2本の光ファイバの各々の側面の一部を研磨により除去し、除去面を形成する研磨工程と、
前記除去面同士を対向させて接合させる接合工程とを有し、
前記研磨工程において、前記光ファイバのコア中に参照光を伝搬させ、該参照光の出力光強度を測定しながら前記研磨を行い、該出力光強度が所定の強度まで低下したときに前記研磨を終了することを特徴とする。
これにより、2本の光ファイバを、所望の光強度を有する深さで研磨を終了することができ、所定の光パワーの結合比を有する方向性結合器を製造することができる。
第2の発明は、第1の発明に係る方向性結合器の製造方法において、
前記2本の光ファイバのうち少なくとも1本は、中空コアと、該中空コアの周囲に配置され、フォトニックバンドギャップ構造の回折格子を備えたクラッドとを有し、該回折格子はブラッグ回折格子を形成するために規則的に配置された複数の格子部からなり、各格子部は前記光ファイバの長手方向に伸びる空孔により構成されるフォトニックバンドギャップファイバであることを特徴とする。
これにより、研磨対象のクラッドに空孔により構成される回折格子が配置され、所望の光強度を出力するように研磨することが困難なフォトニックバンドギャップファイバについて、所望の光出力強度を有するように研磨加工を行うことができ、所定の光パワーの結合比を有する方向性結合器を製造することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る方向性結合器の製造方法において、
前記2本の光ファイバのうち少なくとも1本は、コアと、該コアの周囲に規則的に配列され、前記光ファイバの長手方向に伸びる複数の空孔を備えるクラッドとを有するフォトニック結晶ファイバであることを特徴とする。
これにより、フォトニックバンドギャップファイバと同様にクラッドに空孔を有するフォトニック結晶ファイバについても所定の光出力強度を有するように研磨加工を行うことができ、所定の光パワーの結合比を有する方向性結合器を製造することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明に係る方向性結合器の製造方法において、
前記2本の光ファイバのうち少なくとも1本は、コアと、該コアの周囲に配置され、該コアよりも屈折率が低いクラッドとを有する標準単一モードファイバであることを特徴とする。
これにより、従来から用いられている標準単一モードファイバについても、正確な光パワーの結合比を有する方向性結合器を製造することが可能となる。
第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明に係る方向性結合器の製造方法において、
前記2本の光ファイバは、互いに材質又は構造が異なることを特徴とする。
これにより、異なる種類の光ファイバ同士、又は同じ種類の光ファイバ同士で材質や構造が異なるものを結合することができ、種々の幅広い用途に応じた方向性結合器を製造することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれかの発明に係る方向性結合器の製造方法において、
前記光ファイバは、前記研磨が行われる部分が周囲から固定部材に固定された状態で、該固定部材とともに前記研磨が行われることを特徴とする。
これにより、光ファイバを補強及び固定した状態で研磨することができ、安定した状態で確実に研磨を行うことができる。
第7の発明は、第6の発明に係る方向性結合器の製造方法において、
前記固定部材は、接着剤であることを特徴とする。
これにより、容易に入手できるとともに、取り扱い容易な接着剤を用いて光ファイバを固定することができ、安価かつ容易に確実な研磨を行うことができる。
第8の発明は、第6又は第7の発明に係る方向性結合器の製造方法において、
前記接合工程は、前記2本の光ファイバを固定している前記固定部材同士を接合することにより前記2本の光ファイバを接合固定することを特徴とする。
これにより、光ファイバ同士を容易に接合固定することができ、方向性結合器を容易に製造することができる。
本発明によれば、一定の性能を有する方向性結合器を高精度に確実に製造することができる。
従来から知られている光ファイバを用いた方向性結合器の構成図である。 フォトニックバンドギャップファイバの断面構成図である。 フォトニック結晶ファイバの断面構成図である。 標準単一モードファイバの断面構成図である。 本実施例に係る方向性結合器の製造方法の研磨工程の一例を示した図である。 本実施例に係る方向性結合器の製造方法の接合工程の一例を示した図である。 2本のフォトニックバンドギャップファイバから構成される方向性結合器の一例を示した断面構成図である。 2本のフォトニック結晶ファイバから構成される方向性結合器の一例を示した断面構成図である。 フォトニックバンドギャップファイバとフォトニック結晶ファイバとから構成される方向性結合器の一例を示した断面構成図である。 フォトニックバンドギャップファイバと標準単一モードファイバとから構成される方向性結合器の一例を示した断面構成図である。 フォトニック結晶ファイバと標準単一モードファイバとから構成される方向性結合器の一例を示した断面構成図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図2は、本発明の光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法に用いられる光ファイバの一例として、フォトニックバンドギャップファイバ20を示した断面構成図である。
図2において、フォトニックバンドギャップファイバ20は、中空コア21と、空孔23が形成されたクラッド22とを備える。中空コア21は、文字通り中空に構成され、空気で構成されたコアであり、中心に配置される。中空コア21の周囲には、空孔23が中空コア21を取り囲むように規則的に配列されている。図2においては、フォトニックバンドギャップファイバ20の断面構成が示されているが、空孔23は、フォトニックバンドギャップファイバ20の長手方向(軸方向)に延伸して存在する。かかる空孔23の配列は、ブラッグ回折格子を構成し、かかる回折格子により、中空コア21の周囲にクラッド22が構成されている。中空コア21の屈折率は、周囲のクラッド22の等価屈折率よりも低く、屈折率差による光の閉じ込め機構は存在しない。フォトニックバンドギャップファイバ20で光の閉じ込めを実現するのは、中空コア21の周囲部分に配置されたブラッグ回折格子によって形成されるフォトニックバンドギャップ構造である。フォトニックバンドギャップは、特定の波長の光を遮断するバンドギャップであり、中空コア21を伝搬する光の波長を遮断するようにクラッド22を構成することにより、中空コア21への特定波長の光の閉じ込めを実現することができる。このフォトニックバンドギャップを形成するブラッグ回折格子は、中空コア21の周囲に周期的に配置された空孔23によって形成される。この空孔23は、フォトニックバンドギャップファイバの長手方向に対しては一定の形状を保持している。空孔23の格子配置や空孔23間の間隔を適当に選択すると、フォトニックバンドギャップファイバ20に、任意の波長を中心波長とし、ある程度の帯域を有するフォトニックバンドギャップが生成される。このとき、中空コア21を伝播する光はフォトニックバンドギャップの効果でコア部分に閉じ込められ、フォトニックバンドギャップファイバ20内に光を閉じ込めて伝播させることが可能となる。
このような、中空コア21と、規則的に配列された空孔23によりブラッグ回折格子を構成するクラッド22とを有するフォトニックバンドギャップファイバ20を用いて、方向性結合器を製造することができる。
図3は、本発明の光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法に用いる光ファイバの一例として、フォトニック結晶ファイバ30を示した断面構成図である。
図3において、フォトニック結晶ファイバ30は、コア31と、クラッド32と、空孔33とを備える。中心にコア31が配置され、コア31の周囲に空孔33を備えるクラッド32が配置される点は、図2に示したフォトニックバンドギャップファイバ20と同様である。フォトニック結晶ファイバ30は、固体のコア31を有する点で、図2に示したフォトニックバンドギャップファイバ20と異なる。コア31には、光に対して透過性の高い石英ガラス等が用いられてよい。クラッド32も、コア31と同様の材料が用いられるが、規則正しく周期的に配列された空孔33により、等価的に屈折率が低下している。かかるクラッド32の等価的な屈折率の低下により、コア31の屈折率が相対的に高くなり、屈折率差による全反射により、光はコア31内に閉じ込められ、フォトニック結晶ファイバ30中を伝搬する。なお、空孔33は、フォトニックバンドギャップファイバ20の場合と同様に、フォトニック結晶ファイバ30の長手方向(軸方向)に延伸して存在する。
このように、固体のコア31を有し、クラッド32に空孔33を有するフォトニック結晶ファイバ30を用いる場合にも、本発明の光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法を好適に適用することができる。
図4は、本発明の光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法に用いる光ファイバの一例として、標準単一モードファイバ40の断面構成を示した図である。図4において、標準単一モードファイバ40は、コア41と、クラッド42とを有し、中心に配置されたコア41の周囲に、クラッド42が配置される。コア41は、光に対して透過性の高い石英ガラスやプラスチック等の高屈折率を有する材料が用いられる。また、クラッド42には、添加物が添加され、コア41よりも低屈折率を有するように構成されている。よって、標準単一モードファイバ40においても、コア41とクラッド42との屈折率差を利用した全反射により、光が標準単一モードファイバ40の中を伝搬する。
このように、本発明の光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法は、従来から用いられている標準単一モードファイバ40にも適用することができる。
次いで、図5A及び図5Bを用いて、本発明の実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法の一例について説明する。
図5Aは、本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法の研磨工程の一例を示した図である。図5Aにおいて、光ファイバ10が、固定部材16に周囲から包囲されて固定され、用意された状態が示されている。また、研磨工程を行うのに用いられる設備として、光源51と、パワーメータ52と、研磨板53が示されている。また、研磨板53の上には、必要に応じて、研磨粉等の研磨材54が用意される。
光ファイバ10には、図2乃至図4において説明した、フォトニックバンドギャップファイバ20、フォトニック結晶ファイバ30又は標準単一モードファイバ40を含む種々の光ファイバ10が用いられる。本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法は、クラッド22、32に空孔23、33を有するフォトニックバンドギャップファイバ20又はフォトニック結晶ファイバ30を用いて方向性結合器を製造する場合に特に適するが、標準単一モードファイバ40を含む種々の光ファイバ10を用いる場合にも適用することができる。よって、図5Aにおいては、適用する光ファイバ10の種類を限定せずに、総括的に光ファイバ10として示している。また、光ファイバ10の断面中心に、やはり総括的にコア11が示され、コア11の周囲にやはり総括的にクラッド12が示されている。
固定部材16は、光ファイバ10を固定して補強するための部材であり、必要に応じて用いる。固定部材16は、光ファイバ10を固定し、光ファイバ10とともに研磨して除去することが可能であれば、種々の部材が用いられてよい。図5Aにおいては、固定部材16には接着剤が用いられており、光ファイバ10は、両端を一部残し、中央部分を接着剤の中に埋め込んでして固化(モールド)させてある。図5Aにおいて、固定部材16は、下面が平坦な直方体の形状をしているので、固定部材16の下面を研磨板53に接触させて押圧し、研磨板53を回転させることにより、光ファイバ10を固定部材16とともに精度よく研磨して、光ファイバ10の側面(図5Aにおいては下面)を研磨除去することが可能となる。
光源51は、光ファイバ10のコア11に参照光を入力するための手段である。光源31は、通常はレーザ光を用いるが、光ファイバ10のコア11を伝搬する光を発生させる光源であれば、発光ダイオード等の他の光源を用いてもよく、用途に応じて種々の光源を用いることができる。
光源51は、光ファイバ10のコア11に入力する参照光の光強度を調整できることが好ましい。光ファイバ10の種類、用途は様々であり、参照光の光強度を調整することができれば、種々の光ファイバ10の研磨に共通の光源51を利用することができる。
パワーメータ52は、参照光が光ファイバ10のコア11を伝搬して出力された出力光の強度を測定する手段である。これにより、参照光の入力強度に対する出力光強度を知ることができ、研磨する光ファイバ10を所望の光パワーを有する性能とすることができる。
研磨板35は、摩擦により光ファイバ10の側面の一部を除去する研磨手段である。研磨板35が回転することにより、研磨面に接触した部分が摩擦により研磨除去される。図5Aに示すように、光ファイバ10の中央部分のみを固定部材16で固定し、固定部材16の存在する光ファイバ10の中央部分のみ研磨板35に接触させ、他の部分は研磨板53と接触しないようにすることにより、光ファイバ10の中央部分のみを研磨除去することができる。
また、研磨板35により研磨を行う際には、必要に応じて研磨材54が用いられてよい。研磨材54は、例えば、アルミナ等の研磨粉等が用途に応じて用いられてよく、研磨板53の上に、紙ヤスリのように研磨粉が塗布されて用いられてよい。
次に、研磨工程の具体的な処理内容について説明する。研磨工程においては、まず、光ファイバ10の一方の端面に、光源31から発射された参照光が入力され、光ファイバ10の他方の端面から出力した光のパワーがパワーメータ52で測定される。
この状態で、モールドした接着剤からなる固定部材16の一面を研磨板53で研磨し、固定部材16および光ファイバ10の側面の一部を取り除いていく。このとき、研磨板53の上には、紙ヤスリのように研磨材54の研磨粉が塗布されていてよい。研磨が進んでいくと光ファイバ10の側面が削られて、光ファイバ10のコア11近くのクラッド12が研磨されるようになる。そうすると、光ファイバ10のコア11を伝搬する光の一部が漏れ出して、パワーメータ52の出力が低下する。この研磨の深さとパワーメータ52の出力低下の間には一定の関係があり、パワーメータ52の出力の低下をモニタすることによって、光ファイバ10の側面の研磨深さを正確に知ることができる。そして、パワーメータ52で測定される参照光に対応する出力光の光強度が、所定の値の強度まで低下したときに研磨を終了する。
このような研磨工程を、2本の光ファイバ10に対して行うことにより、正確な研磨深さで側面が除去され、所定の光パワーを有する2本の光ファイバ10を用意することができる。2本の光ファイバ10が、所定の光パワーを有するので、これらから所定の結合比を有する方向性結合器を作製することが可能となる。
図5Bは、本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法の接合工程の一例を示した図である。図5Bにおいて、2本の光ファイバ10が、結合部14で結合されている。結合部14において、2本の光ファイバ10が対向している面は、研磨工程で側面の一部が除去されて形成された除去面15である。つまり、除去面15同士が対向し、接合することにより、結合部14が構成される。除去面15は、クラッド12がコア11付近まで除去されているので、除去面15同士を接合することによりコア11同士が接近した構造となり、2本の光ファイバ10が有効に結合され、方向性結合器が構成される。
このように、接合工程においては、研磨工程で2本の光ファイバ10の各々の側面の一部が除去されて形成された除去面15同士を対向させて接合し、方向性結合器を形成する。このとき、2本の光ファイバ10同士の接合固定は、例えば、固定部材16同士を接合することにより行うようにしてもよい。2本の光ファイバ10のコア11付近のクラッド12同士は、必ずしも強い接合力を有する訳ではないので、そのような場合には、2本の光ファイバ10を固定している固定部材16同士を接合することにより、2本の光ファイバ10同士を接合固定することができる。なお、固定部材16同士は、接着剤を用いて接合するようにしてもよいし、その他の手法や手段によってもよい。例えば、固定部材16が、加熱することにより複数回接着力を発揮する性質を有する接着剤であれば、そのような性質を有する接着剤を用いて、2本の光ファイバ10同士を接合固定するようにしてもよい。また、ガラス基板等の基板を固定部材16とし、基板で両側から対向する2本の光ファイバ10を挟み、基板同士を固定したり接合したりするような構成としてもよい。
このように、研磨工程及び接合工程を行うことにより、所定の性能を有する光ファイバ10を用いた方向性結合器を製造することができる。
次に、本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法により製造される方向性結合器の具体例について説明する。
図6は、2本のフォトニックバンドギャップファイバ20を用いて製造した方向性結合器の一例を示した断面構成図である。なお、図6において、固定部材16は省略されているが、紙面の都合上、以後の実施例においても、固定部材16は省略して示すものとする。図6において、2本のフォトニックバンドギャップファイバ20とも、接合固定されている除去面25が、中空コア21付近ではあるが、中空コア21までには到達しない微妙な研磨深さに形成されている。これにより、中空コア21間のエネルギー結合を実現することができる。このように、側面が研磨された2本のフォトニックバンドギャップファイバ20を対向させて接着させるとフォトニックバンドギャップファイバカプラとなるが、当該カプラの光パワーの結合比はこの研磨深さによって決定される。よって、所望の分岐比を有するカプラを再現性よく作製するためには、研磨深さを高精度で所望の値にする必要がある。本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法では、光パワーをモニタすることによって研磨中に常時研磨深さを知ることができるため、光パワーが所定の値になったところで研磨を終了すれば、研磨しすぎる危険を回避することができる。そして、本方法によって、フォトニックバンドギャップファイバ20によるカプラを所望の性能で作製することが可能となる。
図7は、2本のフォトニック結晶ファイバ30を用いて製造した方向性結合器の一例を示した断面構成図である。図7において、2本のフォトニック結晶ファイバ30が、除去面35で接合されており、各々のコア31が、中央で接近した状態で接合されている。フォトニック結晶ファイバ30の場合も、クラッド32が空孔33を有するため、所望の分岐比を有するカプラを再現性よく作製するためには、研磨深さを高い正確性で所望の値にする必要があるが、研磨中に光パワーを監視することにより、研磨深さを正確に知り、高精度の研磨を行うことができる。
このように、2本のフォトニック結晶ファイバ30同士の接合においても、本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法によれば、空孔33を有するクラッド32を適切な深さに研磨し、所望の分岐性能を有する方向性結合器を製造することができる。
なお、2本の標準単一モードファイバ40同士を接合した方向性結合器については、特に図示はしないが、図6及び図7と同様に、適切な研磨深さの除去面が形成された、所望の分岐比を有する方向性結合器を製造することができる。
図8は、フォトニックバンドギャップファイバ20とフォトニック結晶ファイバ30とから構成される方向性結合器の一例を示した断面構成図である。本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法は、光ファイバ10の種類、材質、構造等が異なった2本の光ファイバを用いた場合にも適用することができる。
図8において、フォトニックバンドギャップファイバ20の除去面25と、フォトニック結晶ファイバ30の除去面35が対向して接合され、方向性結合器を構成している。フォトニックバンドギャップファイバ20の中空コア21と、フォトニック結晶ファイバ30のコア31は接近して配置されているが、微妙に残った互いのクラッド22、32を介して配置されている。両者とも、クラッド22、23に空孔23、33が存在し、正確な分岐比を達成するためには、微妙な研磨深さの精度が要求されるが、研磨中に参照光が伝搬した出力強度を測定することにより、正確な研磨深さで除去面25、35を形成することができる。
このように、互いに種類、構造が異なる2本の光ファイバ20、30を用いた場合であっても、本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法によれば、所望の分岐比を有する方向性結合器を製造することができる。
図9は、フォトニックバンドギャップファイバ20と標準単一モードファイバ40とから構成される方向性結合器の一例を示した断面構成図である。図9において、フォトニックバンドギャップファイバ20の除去面25と、標準単一モードファイバ40との除去面45とが接合された方向性結合器が示されている。フォトニックバンドギャップファイバ20の中空コア21と、標準単一モードファイバ40のコア41が接近して配置されているが、除去面25が中空コア21、除去面45がコア41に到達しない程度で研磨が終了している点は、今までの実施例と同様である。
このように、近年開発されたフォトニックバンドギャップファイバ20と、従来から用いられている標準単一モードファイバ40とによる2本の光ファイバ20、40を用いた場合にも、本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法を適用することができる。既に配設された光ファイバ40と、新たに設ける最新の光ファイバ20との光信号の分岐や合波は、実用的にも十分考えられる用途であり、本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法によれば、そのような用途に適切に対応できる高精度の方向性結合器を製造することができる。
図10は、フォトニック結晶ファイバ30と標準単一モードファイバ40とから構成される方向性結合器の一例を示した断面構成図である。図10において、フォトニック結晶ファイバ30の除去面35と、標準単一モードファイバ40との除去面45とが接合された方向性結合器が示されている。フォトニック結晶ファイバ30のコア31と、標準単一モードファイバ40のコア41が接近して配置されているが、除去面35がコア31、除去面45がコア41に到達しない程度で研磨が終了している点は、今までの実施例と同様である。
図9の場合と同様に、近年開発されたフォトニック結晶ファイバ30と、従来から用いられている標準単一モードファイバ40との2本の光ファイバ30、40同士の光信号の分岐や合波は、今後も十分予想される用途である。本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法によれば、かかる用途に適切に対応した方向性結合器を製造することができる。
以上説明したように、本実施例に係る光ファイバを用いた方向性結合器の製造方法は、フォトニックバンドギャップファイバ20のみならず、フォトニック結晶ファイバ30、従来の石英コアを用いた標準単一モードファイバ40等のファイバ2本の組み合わせにも適用することができる。更に、種類や材質が異なったファイバ2本、例えば、従来の石英コアの標準単一モードファイバ40とフォトニックバンドギャップファイバ20や、石英コアの標準単一モードファイバ40と他の材質と構造の光ファイバ10を用いても、容易に所望の分岐性能でカプラを作成することができる。
なお、光ファイバを用いた方向性結合器は、光ファイバ通信や光ファイバセンサにおいて最も基本的なデバイスであり、広く使われている。本発明によれば、今までにないフォトニックバンドギャップファイバカプラやフォトニック結晶ファイバカプラ、更に、2本異なった種類や材質を有する光ファイバを用いたカプラを容易に且つ所望の分岐性能で作製することが可能となり、光ファイバ通信や光ファイバセンサ分野に応用する価値が大きい。
例えば、空気コアを有するフォトニックバンドギャップファイバのコアを直接接合させ、所望の性能で光ファイバカプラが作製できるため、このカプラを用いて、フォトニック結晶ファイバのみによる光ファイバジャイロなどの光ファイバセンサを構成することができ、従来の空間系カップリング手法に比べると、安定性の向上と空気コアと空間系ガラス表面における光の反射をなくす効果が得られ、ファイバジャイロの高性能化に効果が大きい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。特に、本実施例においては、3種類の光ファイバ20、30、40を用いた例のみを挙げて説明したが、今後新たに開発される新種の光ファイバにも本発明を適用することができ、種々の光ファイバに本発明を応用することができる。
本発明は、種々の光ファイバを用いた光ファイバカプラに利用することができ、更に光ファイバカプラを用いた光ファイバジャイロ等の光ファイバセンサに利用することができる。
10 光ファイバ
11、31、41 コア
12、22、32、42 クラッド
14 結合部
15、25、35、45 除去面
16 固定部材
20 フォトニックバンドギャップファイバ
21 中空コア
23、33 空孔
30 フォトニック結晶ファイバ
40 標準単一モードファイバ
51 光源
52 パワーメータ
53 研磨板
54 研磨材

Claims (8)

  1. 2本の光ファイバから構成される方向性結合器の製造方法であって、
    前記2本の光ファイバの各々の側面の一部を研磨により除去し、除去面を形成する研磨工程と、
    前記除去面同士を対向させて接合させる接合工程とを有し、
    前記研磨工程において、前記光ファイバのコア中に参照光を伝搬させ、該参照光の出力光強度を測定しながら前記研磨を行い、該出力光強度が所定の強度まで低下したときに前記研磨を終了することを特徴とする方向性結合器の製造方法。
  2. 前記2本の光ファイバのうち少なくとも1本は、中空コアと、該中空コアの周囲に配置され、フォトニックバンドギャップ構造の回折格子を備えたクラッドとを有し、該回折格子はブラッグ回折格子を形成するために規則的に配置された複数の格子部からなり、各格子部は前記光ファイバの長手方向に伸びる空孔により構成されるフォトニックバンドギャップファイバであることを特徴とする請求項1に記載の方向性結合器の製造方法。
  3. 前記2本の光ファイバのうち少なくとも1本は、コアと、該コアの周囲に規則的に配列され、前記光ファイバの長手方向に伸びる複数の空孔を備えるクラッドとを有するフォトニック結晶ファイバであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方向性結合器の製造方法。
  4. 前記2本の光ファイバのうち少なくとも1本は、コアと、該コアの周囲に配置され、該コアよりも屈折率が低いクラッドとを有する標準単一モードファイバであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方向性結合器の製造方法。
  5. 前記2本の光ファイバは、互いに材質又は構造が異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方向性結合器の製造方法。
  6. 前記光ファイバは、前記研磨が行われる部分が周囲から固定部材に固定された状態で、該固定部材とともに前記研磨が行われることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方向性結合器の製造方法。
  7. 前記固定部材は、接着剤であることを特徴とする請求項6に記載の方向性結合器の製造方法。
  8. 前記接合工程は、前記2本の光ファイバを固定している前記固定部材同士を接合することにより前記2本の光ファイバを接合固定することを特徴とする請求項6又は7に記載の方向性結合器の製造方法。
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