JP2012027328A - カラーフィルタ、これを用いた液晶表示装置、カラーフィルタの製造方法及びこれに用いられるフォトマスクセット - Google Patents

カラーフィルタ、これを用いた液晶表示装置、カラーフィルタの製造方法及びこれに用いられるフォトマスクセット Download PDF

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Abstract

【課題】共取り方式によりサイズの異なる2種類のカラーフィルタを同一基板上に形成するカラーフィルタの製造方法であって、2色の着色層を形成するためのフォトマスクを共通版にし、PS及びサブPSの高さの差を調整して各カラーフィルタを形成できる製造方法を提供する。
【解決手段】カラーフィルタは、基板10と、基板10上に設けられる赤色の着色層、緑色の着色層41G及び青色の着色層と、赤色の着色層及び緑色の着色層41G上に形成されるPS61と、赤色の着色層及び緑色の着色層41G上に形成されるサブPS71とを備える。PS61は、青色の着色層と同一材料からなるレイヤー81と、レイヤー81を覆う樹脂層83とから構成される。サブPS71は、青色の着色層と同一材料からなり、レイヤー81より表面積が小さいレイヤー82と、レイヤー82を覆う樹脂層84とから構成される。樹脂層84の厚みd2は樹脂層83の厚みd1より小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置等に用いられるカラーフィルタに関する。
一般的にカラーフィルタには、カラーフィルタと対向部材との間隔を一定に保持するためのフォトスペーサー(以下、「PS」という)が設けられる。近年、液晶パネルの薄型化に起因する基板のたわみの増大やタッチパネル用途に用いられた際の押圧によって、PSに加わる外力が大きくなっている。これによって、PSが破損する虞がある。
これを防止するために、PSと共に、PSより高さ寸法が小さいサブフォトスペーサー(以下、「サブPS」という)をカラーフィルタ上に設けられることがある。PS及びサブPSは、製造コストを抑えるために、カラーフィルタの着色層と同一の露光工程にて形成されることが多い。
また、カラーフィルタを作製するには、カラーフィルタよりサイズの大きい基板上に、複数のカラーフィルタを同一工程で作製することでコストダウンが図られている。カラーフィルタを基板上に複数配置した場合、基板のサイズによって、カラーフィルタが形成されずに無駄となる余白部分が生じる。この余白部分に、サイズの異なる(例えば、カラーフィルタの仕上がり寸法、着色層の幅及び隣接する着色層の間隔が小さく設計されているもの)カラーフィルタを配置(いわゆる共取り)して、基板を有効活用することが一般的に行われている。
特開2009−92973号公報 特開2009−116068号公報 特開2009−163036号公報 特開2009−180784号公報
図14は、従来の共取り方式によるカラーフィルタの露光方法の一例を示す図である。尚、図14は基板及びフォトマスクの一部を示している。ここでは、基板上に3色(赤・緑・青)の着色層を設けたカラーフィルタを例に挙げて説明する。
共取り方式による露光方法では、基板910の全体を有効に利用するために、サイズの異なる2種類以上のカラーフィルタを敷き詰めて形成する。基板910上の領域911には第1のカラーフィルタを形成し、領域912には、第1のカラーフィルタより小さな第2のカラーフィルタを形成する。
更に、図14に示す露光方法では、カラーフィルタの形成領域より小さな複数のフォトマスク921a〜921eを使用する。ここで、フォトマスク921a〜921dは第1のカラーフィルタを露光するためのものであり、フォトマスク921eは、第2のカラーフィルタを露光するためのものである。フォトマスク921a〜921dには、Y軸方向に延びる開口部931aがX軸方向に整列したスリットが形成されている。フォトマスク921eには、X軸方向に延びる開口部931eがY軸方向に整列したスリット形成されている。
1色目(例えば赤)または2色目(例えば緑)の着色層形成時には、図14に示したフォトマスク921a〜921eに対して基板をY軸正方向に搬送しながら、領域911及び912上に着色層のストライプパターンを露光する。この際、基板910の搬送距離は、フォトマスク921eのスリット長に応じて調整される。また、1色目と2色目の着色層は、同一のフォトマスク921a〜921eを用いて形成する。その後、3色目(例えば青)の着色層を、領域911及び912のそれぞれを一括して露光できる大きさのフォトマスク(図示せず)を用いて形成する。
図15は、従来のカラーフィルタの一部を拡大した平面図であり、図16は、図15に示すカラーフィルタの部分断面図である。より特定的には、図16(a)は、図15に示すカラーフィルタのIII−III線に沿った断面図であり、図16(b)は、図15に示すカラーフィルタのIV−IV線に沿った断面図である。
図16に示すカラーフィルタ901は、基板910上に、ブラックマトリクス950と、赤色の着色層941Rと、緑色の着色層941Gと、青色の着色層941Bと、透明電極膜952と、PS960及びサブPS970とを形成したものである。図15に示すように、ブラックマトリクス950は、各画素を区画する格子状の領域と、PS960及びサブPS970を配置するために各画素に対応して設けられる領域951とを有する。PS960及びサブPS970は、領域951を覆う赤色の着色層941R及び緑色の着色層941G上に設けられる。PS960は、青色の着色層と同一材料からなるレイヤー981と、レイヤー981を覆う樹脂層982とから構成される。サブPS970は、樹脂層983のみで構成されている。
上記したように、赤色の着色層941R及び緑色の着色層941Gを形成するためのフォトマスクを共通版にしているため、青色の着色層と同時に形成されるレイヤー981を設けるか否かによって、PS960とサブPS970とを作り分けている。しかし、レイヤー981の有無のみでPS960とサブPS970との高さを変える場合、PS960とサブPS970との高さの差が大きくなり過ぎてしまう。そのため、対向部材(図示せず)からPS960に加えられる外力を、サブPS970に分散させることができず、PS960が破損するという問題がある。
それ故に、本発明は、同一基板上にサイズの異なる2種類以上のカラーフィルタを形成する場合に、2色以上の着色層を共通のフォトマスクを用いて形成することができ、かつ、PS及びサブPSの高さの差を所望の値に調整できるカラーフィルタ及びその製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、カラーフィルタを用いた液晶表示装置及びカラーフィルタの製造に用いられるフォトマスクセットを提供することも目的とする。
本発明は、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタに関する。カラーフィルタは、基板と、基板上に設けられ、互いに色が異なる第1〜第3の着色層と、第1または第2の着色層上に形成される第1のフォトスペーサーと、第1または第2の着色層上に形成され、第1のフォトスペーサーより低い第2のフォトスペーサーとを備える。第1のフォトスペーサーは、第3の着色層と同一材料よりなる第1のレイヤーと、第1のレイヤーを覆う第1の樹脂層とからなる。第2のフォトスペーサーは、第3の着色層と同一材料よりなり、第1のレイヤーより表面積が小さい第2のレイヤーと、第2のレイヤーを覆う第2の樹脂層とからなる。第2のレイヤー上における第2の樹脂層の厚みは、第1のレイヤー上における第1の樹脂層の厚みより小さい。
また、本発明は、液晶表示装置に関する。液晶表示装置は、上記のカラーフィルタと、カラーフィルタと対向する対向基板と、カラーフィルタ及び対向基板の間に封入される液晶とを備える。
更に、本発明は、カラーフィルタの製造方法に関する。より特定的には、互いに色が異なる第1〜第3の着色層と、第1のフォトスペーサーと、前記第1のフォトスペーサーより低い第2のフォトスペーサーとを有し、互いにサイズが異なる第1のカラーフィルタ及び第2のカラーフィルタを基板上に形成する。具体的には、第1のフォトマスクを用いて、基板上の第1のカラーフィルタを形成する領域と、第2のカラーフィルタを形成する領域とに第1の着色層を形成する工程と、第1のフォトマスクと基板との位置を相対的にずらして、基板上の第1のカラーフィルタを形成する領域と、第2のカラーフィルタを形成する領域とに第2の着色層を形成する工程と、第2のフォトマスクを用いて、基板上の第1のカラーフィルタを形成する領域と、第2のカラーフィルタを形成する領域とに第3の着色層を形成すると共に、第1又は第2の着色層上に第3の着色層と同一材料よりなる第1のレイヤーと、第1のレイヤーより面積が小さい第2のレイヤーとを形成する工程と、第3のフォトマスクを用いて、第1のレイヤーを覆う第1の樹脂層と、第2のレイヤーを覆い、第1の樹脂層より厚みが小さい第2の樹脂層とを同時に形成する工程とを備える。
本発明によると、同一基板上にサイズの異なる2種類以上のカラーフィルタを形成する場合に、2色以上の着色層を共通のフォトマスクを用いて形成することができ、かつ、PS及びサブPSの高さの差を所望の値に調整できる。
第1の実施形態に係るカラーフィルタの一部を示す図 図1に示すカラーフィルタの断面図 第1の実施形態に係るカラーフィルタの赤色及び緑色の着色層の露光方法を示す図 図3のA部に対応する部分の拡大図であって、赤色及び緑色の着色層形成後の状態を示す図 図3のB部に対応する部分の拡大図であって、赤色及び緑色の着色層形成後の状態を示す図 図3のC部に対応する部分の拡大図であって、赤色及び緑色の着色層形成後の状態を示す図 図3のD部に対応する部分の拡大図であって、赤色及び緑色の着色層形成後の状態を示す図 第1の実施形態に係るカラーフィルタの青色の着色層の露光方法を示す図 第2のフォトマスクの平面図 第3のフォトマスクの平面図 第2の実施形態に係るカラーフィルタの部分断面図 第2の実施形態に係る第2のフォトマスクの平面図 第2の実施形態に係る第3のフォトマスクの平面図 第3の実施形態に係る第3のフォトマスク上の遮光部を示す図 第1の変形例に係る第3のフォトマスク上の遮光部を示す図 第2の変形例に係る第3のフォトマスク上の遮光部を示す図 従来の共取り方式によるカラーフィルタの露光方法の一例を示す図 従来のカラーフィルタの一部を示す図 図15に示すカラーフィルタの断面図
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るカラーフィルタの一部を示す平面図であり、図2は、図1に示すカラーフィルタの断面図ある。より特定的には、図2(a)は、図1に示すカラーフィルタのI−I線に沿った断面図であり、図2(b)は、図1に示すカラーフィルタのII−II線に沿った断面図である。
カラーフィルタ1は、基板10と、ブラックマトリクス50と、着色層41R、41G及び41Bと、透明電極膜52と、フォトスペーサー(以下「PS」という)61と、サブフォトスペーサー(以下「サブPS」という)71とを備える。
基板10上のブラックマトリクス50は、各画素を区画するための格子状の領域と、各画素に対応してPS61及びサブPS71を配置するための領域51とを有している。
着色層41R、41G及び41Bの各々は、Y軸方向に延びるように形成されており、同一列に整列する画素を覆っている。また、着色層41R、41G及び41Bは、X軸方向に、赤、緑、青色(RGB)の並びで繰り返し配列されている。
PS61は、基板10とこれに対向して配置される対向部材(図示せず)との間隔を規制するためのものであり、領域51と着色層41R及び41Gとの重なり部分に設けられている。PS61は、青色の着色層41Bと同一材料よりなるレイヤー81と、レイヤー81を覆う樹脂層83とから構成される。
サブPS71は、領域51と着色層41R及び41Gとの重なり部分に設けられている。サブPS71は、青色の着色層41Bと同一材料よりなり、レイヤー81より表面積が小さいレイヤー82と、レイヤー82を覆う樹脂層84とから構成される。レイヤー82上の樹脂層84の厚みd2は、レイヤー81上の樹脂層83の厚みd1より小さい。
図3は、第1の実施形態に係るカラーフィルタの赤色及び緑色の着色層の露光方法を示す図である。図4A〜図4Dは、図3のA〜D部に対応する部分の拡大図であって、赤色及び緑色の着色層形成後の状態を示す図である。尚、他の領域11b〜11l及び12b〜12eのうち、A〜D部に対応する箇所には、図4A〜4Dと同様に着色層が形成されている。また、図4A〜4Dでは、ブラックマトリクスの記載を省略している。
第1の実施形態に係る製造方法では、同一基板上に、仕上がり寸法・着色層の寸法(幅、長さ)・隣接する着色層の間隔が異なる2種類のカラーフィルタを形成する。具体的には、図3に示すように、基板10上に、4行×3列の12枚の第1のカラーフィルタが形成される領域11a〜11lと、5行×1列の5枚の第2のカラーフィルタが形成される領域12a〜12eとが設けられる。ここで、第1のカラーフィルタのサイズは第2のカラーフィルタのサイズより大きい。
図3に示す露光方法では、カラーフィルタよりサイズが小さい複数のフォトマスクを用いてY軸方向に繰り返し露光を行う。更に、これらのフォトマスクを共通版として用いて、基板10上に赤色及び緑色の着色層を形成する。基板10に対して、2行に分けて並べた12枚のフォトマスク21a〜21jが配置されている。より詳細には、1行目(基板20の投入側)には、所定間隔を空けてフォトマスク21a、21c、21e、21g、21iが配置され、2行目には、1行目のフォトマスクの間隔部分に対応して、フォトマスク21b、21d、21f、21h、21jが相補的に配置されている。フォトマスク21a〜21iは、第1のカラーフィルタを露光するためのものであり、各々、Y軸方向に延びる複数の開口部31aがX軸方向に整列したスリットを有する。フォトマスク21jは、第2のカラーフィルタを露光するためのものであり、X軸方向に伸びる複数の開口部31jがY軸方向に整列したスリットを有する。
カラーフィルタを形成するには、まず、基板10上の領域11a〜11l及び12a〜12eに格子状の領域と、PS及びサブPSを配置するための領域51とを有するブラックマトリクス50を形成する。ブラックマトリクス50の形成方法は特に限定されず、様々な手法を採用できる。
次に、光源下に配置した第1のフォトマスク21a〜21jに対して、赤色のカラーレジストを塗布した基板10をY軸正方向(図の白抜き矢印方向)に搬送しながら間欠的に複数回の露光を行う。これにより、領域11a〜11l及び領域12a〜12e上に赤色の着色層のパターンを形成する。露光の際、基板10の搬送距離はフォトマスク21jのスリット幅と一致するように調整される。露光が終了した後、基板10を現像することで、領域11a〜11lには、Y軸方向に延びる複数の赤色の着色層41Rが形成される。一方、領域12a〜12eには、X軸方向に延びる複数の赤色の着色層42Rが形成される。
次に、同じフォトマスク21a〜21jを用いて、緑色のカラーレジストを基板10に形成する。このとき、領域11a〜11lの着色層41Rに隣接して緑色の着色層41Gを形成するため、フォトマスク21a〜21jに対して基板10の位置を、第1のカラーフィルタ上の1画素列分の距離ΔxだけX軸負方向にシフトさせる。更に、領域12a〜12eに形成された赤色の着色層に隣接して緑色の着色層42Gを形成するため、フォトマスク21a〜21jに対して基板10を、第2のカラーフィルタ上の1画素行分の距離ΔyだけY軸負方向にシフトさせる。その後、1色目と同様の露光及び現像を行うことで、領域11a〜11l及び12a〜12eに、赤色の着色層に隣接して緑色の着色層を形成する。
この結果、図4A及び4Bに示すように、領域11a〜11lにおいては、赤色の着色層41Rの端部と緑色の着色層41Gの端部とがY軸方向に距離Δyだけずれている。一方、図4C及び4Dに示すように、領域12a〜12eにおいては、赤色の着色層42Rの端部と緑色の着色層42Gの端部とがX軸方向に距離Δxだけずれている。但し、着色層の端部を表示領域の外側に形成することにより、カラーフィルタの表示品質へ悪影響を与えることが無い。
図5は、第1の実施形態に係るカラーフィルタの青色の着色層の露光方法を示す図であり、図6は、第2のフォトマスクの平面図である。尚、図6では、図を見易くするために、開口部の一部のみを簡略的に示している。
次に、基板10に青色のレジストを塗布する。そして、第2のフォトマスク221を用いて露光を行う。第2のフォトマスク221は、領域11a〜11lの各々を一括して露光するためのものであり、青色の着色層41Bを形成するための複数の開口部32と、PS61を構成するレイヤー81を形成するための複数の開口部33と、サブPS71を構成するレイヤー82を形成するための複数の開口部34とを有する。開口部34の面積は、開口部33の面積より小さく設計されている。
青色の着色層41Bとレイヤー81及び82とは、第2のフォトマスク221を用いて、一度に露光される(いわゆる一括露光)。具体的には、図5に示すように、領域11a全域に第2のフォトマスク221が対向するように、基板10と第2のフォトマスク221との位置合わせを行う。そして、光源からの光を1回照射し、領域11aに青色の着色層41B、レイヤー81及びレイヤー82を露光する。
露光後、基板10をY軸正方向に移動させて、領域11bと第2のフォトマスク221との位置合わせを行った上で、同様の露光を行う。以降、基板10の移動と露光とを繰り返し行い(以下、「ステップ露光」という)、領域11a〜11lの全てに青色の着色層41B、レイヤー81及びレイヤー82を順次露光する。領域12a〜12eに対しても、第2のカラーフィルタに対応するフォトマスク(図示せず)を用いて、同様にステップ露光を行い、青色の着色層とPS及びサブPSを構成する各レイヤーのパターンとを露光する。
露光を終了した基板10の現像及び洗浄を行うと、領域11a〜11lには、青色の着色層41Bと、着色層41Bと同一材料よりなるレイヤー81及び82とが形成される。レイヤー82の表面積は、レイヤー81の表面積より小さく形成される。尚、領域12a〜12eにおいても、同様に、青色の着色層と表面積が異なる2種類のレイヤーとを形成しても良い。
次に、基板10の全面を覆うように、透明電極膜52を形成する。透明電極膜51には例えば、インジウム酸化錫(ITO)を用いることができる。
図7は、第3のフォトマスクの平面図である。尚、図7では、図を見易くするために、遮光部の一部のみを簡略的に示している。
次に、基板10にポジ型のフォトレジストを塗布する。そして、第3のフォトマスク231を用いて露光を行う。第3のフォトマスク231は、領域11a〜11l内のPS61を構成する樹脂層83と、サブPS62を構成する樹脂層84とを形成するための複数の遮光部35を有する。遮光部35の各々の面積は一定である。
第3のフォトマスク231を用いて、上述と同様のステップ露光方式により、領域11a〜11l内にレイヤー81を覆うように樹脂層83のパターンを露光し、レイヤー82を覆うように樹脂層84のパターンを露光する。領域12a〜12eに対しても、第2のカラーフィルタに対応する第3のフォトマスク(図示せず)を用いて、同様にステップ露光を行い、各レイヤーを覆うように樹脂層のパターンを露光しても良い。
露光後、基板10を現像すると、領域11a〜11l内には、レイヤー81を覆うように樹脂層83が形成され、レイヤー82を覆うように樹脂層84が形成される。レイヤー82の表面積はレイヤー81の表面積より小さいため、図2に示したように、レイヤー82上に塗布されるポジ型フォトレジストの厚みが、レイヤー81上に塗布されるポジ型フォトレジストの厚みより小さくなる。これによって、レイヤー82を覆う樹脂層84の厚みd2は、レイヤー81を覆う樹脂層83の厚みd1より小さく形成される。この結果、PS61とサブPS71とを同一の層構成で高さを変えることができる。尚、領域12a〜12eにおいても、同様に高さの異なるPS及びサブPSを形成できる。
第1の実施形態の露光方法を用いれば、サイズの異なる2種類のカラーフィルタを共取り方式により同一基板上に形成する場合でも、2色以上の着色層形成に共通のフォトマスクを用いつつ、PS及びサブPSの高さの差を任意の値に調整することが可能となる。
ここで、PS61とサブPS71との高さの差を具体的な数値で示すと、例えば、第1のカラーフィルタにおいて、レイヤー81は、基板平面方向において、対向する一対の辺の間隔が30μmである正八角形状(厚み1.5μm)に形成され、レイヤー82は、対向する一対の辺の間隔が16μmである正八角形状(厚み1.5μm)に形成される。その上に、ポジ型フォトレジストを厚み2μmで塗布し、第3のフォトマスク231を用いて露光を行うと、樹脂層83の厚みが2.8μmで形成され、樹脂層84の厚みが2.39μmで形成される。従って、PS61とサブPS71との高さの差は0.41μmとなる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係るカラーフィルタの部分断面図である。より特定的には、図8(a)は、図1に示すI−I線に沿った断面に相当する一部分を示し、図8(b)は、図1に示すII−II線に沿った断面に相当する一部分を示す。尚、第1の実施形態と同様の構成については、同じ符号を用いて詳細な説明は省略する。
第2の実施形態に係るカラーフィルタでは、サブPS72を構成するレイヤー81の表面積は、PS62を構成するレイヤー81の表面積と同じであるが、樹脂層85の厚みd4を樹脂層83の厚みd3より小さくすることによりPS62とサブPS72との高さを変えている。以下、この樹脂層83及び樹脂層85の形成方法を中心に説明する。
図9は、第2の実施形態に係る第2のフォトマスクの平面図であり、図10は、第2の実施形態に係る第3のフォトマスクの平面図である。尚、図9に示す開口部及び図10に示す遮光部については、図を見易くするために、各々実際に設けられる数より少なくして簡略的に示している。
第2の実施形態では、第1の実施形態と比べて、第2のフォトマスク221及び第3のフォトマスク231の代わりに、第2のフォトマスク222及び第3のフォトマスク232を用いる点のみが異なる。
第2のフォトマスク222は、青色の着色層41Bを形成するための複数の開口部32と、レイヤー81を形成するための複数の開口部33とを有する。開口部33の各々の面積は一定である。したがって、第2の実施形態においては、PS62を構成するレイヤー81とサブPS72を構成するレイヤー81とが同じ表面積を有するように形成される。
第3のフォトマスク232は、樹脂層83を形成するための遮光部35と、樹脂層85を形成するための半透過部36とを有するハーフトーンマスクである。ここで、遮光部35と半透過部36とは光の透過率が異なる。例えば、遮光部35は照射光を完全に遮光する材料により形成され、半透過部36は照射光の一部を透過する材料により形成されている。或いは、遮光部35と遮光部36とを同材料により形成し、各々の厚み(照射光の光軸方向)が異なるように形成しても良い。この半透過部36により樹脂層85が形成される部分のレジストに中間階調の光が照射され、樹脂層85の厚みが、樹脂層83の厚みより小さく形成される。
遮光部35及び半透過部36の光の透過率と、PS62とサブPS72との高さの差とを具体的に示すと、例えば、第3のフォトマスク232には、遮光部35の光の透過率を0%、半透過部36の光の透過率を20%に設計したものが用いられる。レイヤー81は、対向する一対の辺の間隔幅が30μmの正八角形状(厚み1.5μm)に形成する。その上に、ポジ型フォトレジストを厚み2.1μmで塗布し、第3のフォトマスク232を用いてステップ露光を行う。これによって、樹脂層83の厚みが3.6μmで形成され、樹脂層85の厚みが3.12μmで形成される。従って、サブPS72の高さが、PS62の高さより0.48μmだけ低く形成される。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態に係る第3のフォトマスク上の遮光部を示す図である。より特定的には、図11(a)は、PSを形成するための遮光部を示し、図11(b)は、サブPSを形成するための遮光部を示す。尚、第1及び2の実施形態と同様の構成については、同じ符号を用いて記載を省略する。
第3の実施形態に係る製造方法で用いられる第3のフォトマスクには、半透過部36(図10)の代わりに半透過部37が設けられる。尚、遮光部35は、第2の実施形態と同様である。
半透過部37は、遮光部35と同一寸法の正八角形状に形成されているが、幅がW1の環状のスリット91が設けられたグレートーンマスクである。
露光時には、スリット91を透過した照射光が回折を起こし、照射光が基板平面方向に拡散される。これによって、スリット91に対向する部分のみならず、半透過部37全体に対向するレジストに対して中間調の光が照射される。
半透過部37の各部の寸法と、PSとサブPSとの高さの差とを具体的に示すと、例えば、幅(W3)が40μmの半透過部37には、端縁からの距離(W2)が1.5μmの位置に、幅W1が4.0μmのスリット91が設けられている。レイヤー81は、対向する一対の辺の間隔が30μmである正八角形状(厚み1.5μm)に形成する。その上に、ポジ型フォトレジストを厚み2.1μmで塗布し、第3のフォトマスクと基板との間隔(ギャップ)を200μmに設定して、ステップ露光を行う。これによって、PSを構成する樹脂層の厚みが3.6μmで形成され、サブPSを構成する樹脂層の厚みが3.15μmで形成される。従って、サブPSの高さは、PSの高さより0.45μm低く形成される。
(第1の変形例)
図12は、第1の変形例に係る第3のフォトマスク上の半透過部を示す図である。
尚、第3の実施形態に係る第3のフォトマスクの半透過部37の代わりに、半透過部38を用いても良い。具体的には、半透過部38は、半透過部37の中央部分に、更に、幅がW5の環状のスリット92が設けられたものである。
露光時においては、スリット91及び92を透過した照射光が回折を起こす。このように、半透過部38の開口面積は、半透過部37と比べて大きい。従って、半透過部38は、これと対向する部分のレジストに、半透過部37より多くの光を照射することができる。
半透過部38の各部の寸法と、PSとサブPSとの高さの差とを具体的に示すと、例えば、第3のフォトマスクには、スリット91から間隔(W4)を12μm設けて、幅(W5)が2μmのスリット92を設けている。レイヤー81は、対向する1辺の間隔が30μmである正八角形状(厚み1.5μm)に形成する。その上に、ポジ型フォトレジストを厚み2.1μmで塗布し、第3のフォトマスクと基板との間隔(ギャップ)を200μmに設定して、ステップ露光を行う。これによって、PSを構成する樹脂層の厚みが3.6μmで形成され、サブPSを構成する樹脂層の厚みが3.15μmで形成される。従って、サブPSの高さは、PSの高さより0.45μm低く形成される。
(第2の変形例)
図13は、第2の変形例に係る第3のフォトマスク上の半透過部を示す図である。
尚、第3の実施形態に係る第3のフォトマスクの半透過部37の代わりに、半透過部39を用いても良い。具体的には、半透過部39は、半透過部37の中心に、更に、対向する1辺の間隔がW7の正八角状のスリット93が設けられたものである。
露光時においては、スリット91及び93を透過した照射光が回折を起こす。このように、遮光部の中央に八角形状のスリットを設けても、半透過部37に比べて、より多くの光を透過することができる。
半透過部39の各部の寸法と、PSとサブPSとの高さの差とを具体的に示すと、例えば、第3のフォトマスクには、スリット91から間隔(W6)を12μm設けて、幅(W7)が6μmのスリット93を設けている。レイヤー81は、対向する1辺の間隔が30μmである正八角形状(厚み1.5μm)に形成する。その上に、ポジ型フォトレジストを厚み2.1μmで塗布し、第3のフォトマスクと基板との間隔(ギャップ)を200μmに設定して、ステップ露光を行う。これによって、PSを構成する樹脂層の厚みが3.6μmで形成され、サブPSを構成する樹脂層の厚みが3.19μmで形成される。従って、サブPSの高さは、PSの高さより0.41μm低く形成される。
尚、上記の第1〜第3の実施形態では、カラーフィルタの形成領域のサイズと各々のフォトマスクのサイズとの関係が特定されているが、フォトマスクのサイズは、上記の例に限定されるものではない。例えば、図3に示す各フォトマスクのX軸方向の寸法は任意に変更しても良いし、図6及び7に示すフォトマスクのサイズも任意に変更しても良い。
また、上記の第1及び第2の実施形態では、樹脂層の形成には、ポジ型フォトレジストを用いているが、ネガ型フォトレジストを用いても良い。その場合は、図7及び10に示す各々のフォトマスクにおいて、遮光部と開口部とを反転(ネガポジ反転)したものを用いれば良い。
更に、上記の第1〜第3の実施形態では、使用されるフォトマスクの組み合わせを特定しているが、この組み合わせは特に限定されない。例えば、第1の実施形態に係る、表面積の異なるレイヤーを形成するための開口部33及び34を有するフォトマスク(図6)と、異なる厚みの樹脂層を形成するための遮光部35と半透過部36とを有するフォトマスク(図10)とを組み合わせても良い。この場合、PSは、1層目の第1のレイヤーとその上に積層される第1の樹脂層とからなり、サブPSは、第1のレイヤーより表面積の小さい1層目の第2のレイヤーと、その上に積層され、第2の樹脂層より厚みが小さい第2の樹脂層とからなる。このように、1層目のレイヤーの表面積と、2層目の樹脂層の厚みとを同時に調整することにより、PSとサブPSとの高さの差をより細かく制御することが可能となる。
更に、上記の第1〜第3の実施形態では、赤色及び緑色の着色層の形成には、カラーフィルタよりサイズの小さい第1のフォトマスクを用いて基板を搬送しながら露光する手法を採用しているが、露光方法はこれに限定されるものではない。例えば、図5に示す一括露光で、共通版のフォトマスクを用いて、赤色及び緑色の着色層を各々形成しても良い。
更に、上記の第3の実施形態では、第3のフォトマスクを図11〜13に示すものに特定しているが、スリットの数・形状・寸法は任意である。
更に、上記の第2の実施形態では、第3のフォトマスクにおける第1のパターン及び第2のパターンの光の透過率の一例を示しているが、特に限定されるものではない。従って、カラーフィルタの製造に用いられるレジストの種類や露光条件等によって、適宜最適な透過率を選択することができる。
更に、上記の第1〜第3の実施形態では、着色層の色数、着色層の形成順序を特定しているが、これらは特に限定されない。例えば、1〜3色の着色層に加えて、4色目の着色層を形成しても良い。その場合、4色目の着色層を形成するフォトマスクと、1色目及び2色目の着色層を形成するフォトマスクとを共通版にして、1、2及び4色目の着色層を形成した後、3色目の着色層を形成しながらレイヤーを1、2及び4色目の着色層の上に形成しても良い。
上記の第1〜第3の実施形態に係るカラーフィルタを用いた液晶表示装置は、カラーフィルタとこれに対向する対向基板とを貼り合わせ、両基板の間に液晶を封入することによって作製できる。また、液晶表示装置以外の表示装置に本発明のカラーフィルタを使用しても良い。
本発明は、液晶表示装置等に用いられるカラーフィルタを製造するために利用できる。
1 カラーフィルタ
10 基板
11,12 第1のカラーフィルタ形成領域、第2のカラーフィルタ形成領域
21a〜21j 第1のフォトマスク
221、222 第2のフォトマスク
231、232 第3のフォトマスク
31〜34 開口部
35 遮光部
36〜39 半透過部
41、42 着色層
50 BM
51 領域
61、62 PS
71、72 サブPS
81、82 レイヤー
83〜85 樹脂層
91〜93 スリット

Claims (9)

  1. 液晶表示装置に用いられるカラーフィルタであって、
    基板と、
    前記基板上に設けられ、互いに色が異なる第1〜第3の着色層と、
    前記第1または第2の着色層上に形成される第1のフォトスペーサーと、
    前記第1または第2の着色層上に形成され、前記第1のフォトスペーサーより低い第2のフォトスペーサーとを備え、
    前記第1のフォトスペーサーは、前記第3の着色層と同一材料よりなる第1のレイヤーと、前記第1のレイヤーを覆う第1の樹脂層とからなり、
    前記第2のフォトスペーサーは、前記第3の着色層と同一材料よりなり、前記第1のレイヤーより表面積が小さい第2のレイヤーと、前記第2のレイヤーを覆う第2の樹脂層とからなり、
    前記第2のレイヤー上における前記第2の樹脂層の厚みは、前記第1のレイヤー上における前記第1の樹脂層の厚みより小さい、カラーフィルタ。
  2. 液晶表示装置であって、
    カラーフィルタと、
    前記カラーフィルタと対向する対向基板と、
    前記カラーフィルタ及び前記対向基板の間に封入される液晶とを備え、
    前記カラーフィルタは、
    基板と、
    前記基板上に設けられ、互いに色が異なる第1〜第3の着色層と、
    前記第1または第2の着色層上に形成される第1のフォトスペーサーと、
    前記第1または第2の着色層上に形成され、前記第1のフォトスペーサーより低い第2のフォトスペーサーとを備え、
    前記第1のフォトスペーサーは、前記第3の着色層と同一材料よりなる第1のレイヤーと、前記第1のレイヤーを覆う第1の樹脂層とからなり、
    前記第2のフォトスペーサーは、前記第3の着色層と同一材料よりなり、前記第1のレイヤーより表面積が小さい第2のレイヤーと、前記第2のレイヤーを覆う第2の樹脂層とからなり、
    前記第2のレイヤー上における前記第2の樹脂層の厚みは、前記第1のレイヤー上における前記第1の樹脂層の厚みより小さい、液晶表示装置。
  3. 互いに色が異なる第1〜第3の着色層と、第1のフォトスペーサーと、前記第1のフォトスペーサーより低い第2のフォトスペーサーとを有し、互いにサイズが異なる第1のカラーフィルタ及び第2のカラーフィルタを基板上に形成するカラーフィルタの製造方法であって、
    第1のフォトマスクを用いて、前記基板上の前記第1のカラーフィルタを形成する領域と、前記第2のカラーフィルタを形成する領域とに前記第1の着色層を形成する工程と、
    前記第1のフォトマスクと前記基板との位置を相対的にずらして、前記基板上の前記第1のカラーフィルタを形成する領域と、前記第2のカラーフィルタを形成する領域とに前記第2の着色層を形成する工程と、
    第2のフォトマスクを用いて、前記基板上の前記第1のカラーフィルタを形成する領域と、前記第2のカラーフィルタを形成する領域とに第3の着色層を形成すると共に、前記第1又は第2の着色層上に前記第3の着色層と同一材料よりなる第1のレイヤーと、前記第1のレイヤーより面積が小さい第2のレイヤーとを形成する工程と、
    第3のフォトマスクを用いて、前記第1のレイヤーを覆う第1の樹脂層と、前記第2のレイヤーを覆い、前記第1の樹脂層より厚みが小さい第2の樹脂層とを同時に形成する工程とを備える、カラーフィルタの製造方法。
  4. 請求項3に記載のカラーフィルタの製造方法に用いられるフォトマスクセットであって、
    前記第1および第2の着色層に対応する複数の第1の開口を有する前記第1のフォトマスクと、
    前記第3の着色層に対応する複数の第2の開口と、前記第1のレイヤーに対応する複数の第3の開口と、前記第2のレイヤーに対応し、前記第3の開口より面積が小さい複数の第4の開口とを有する前記第2のフォトマスクと、
    前記第1の樹脂層に対応する部分と、前記第2の樹脂層に対応する部分とで光の透過率が等しい前記第3のフォトマスクとを備える、フォトマスクセット。
  5. 液晶表示装置に用いられるカラーフィルタであって、
    基板と、
    前記基板上に設けられ、互いに色が異なる第1〜第3の着色層と、
    前記第1または第2の着色層上に形成される第1のフォトスペーサーと、
    前記第1または第2の着色層上に形成され、前記第1のフォトスペーサーより低い第2のフォトスペーサーとを備え、
    前記第1のフォトスペーサーは、前記第3の着色層と同一材料よりなる第1のレイヤーと、前記第1のレイヤーを覆う第1の樹脂層とからなり、
    前記第2のフォトスペーサーは、前記第3の着色層と同一材料よりなり、前記第1のレイヤーと表面積が同じである第2のレイヤーと、前記第2のレイヤーを覆う第2の樹脂層とからなり、
    前記第2のレイヤー上における前記第2の樹脂層の厚みは、前記第1のレイヤー上における前記第1の樹脂層の厚みより小さい、カラーフィルタ。
  6. 液晶表示装置であって、
    カラーフィルタと、
    前記カラーフィルタと対向する対向基板と、
    前記カラーフィルタ及び前記対向基板の間に封入される液晶とを備え、
    前記カラーフィルタは、
    基板と、
    前記基板上に設けられ、互いに色が異なる第1〜第3の着色層と、
    前記第1または第2の着色層上に形成される第1のフォトスペーサーと、
    前記第1または第2の着色層上に形成され、前記第1のフォトスペーサーより低い第2のフォトスペーサーとを備え、
    前記第1のフォトスペーサーは、前記第3の着色層と同一材料よりなる第1のレイヤーと、前記第1のレイヤーを覆う第1の樹脂層とからなり、
    前記第2のフォトスペーサーは、前記第3の着色層と同一材料よりなり、前記第1のレイヤーと表面積が同じである第2のレイヤーと、前記第2のレイヤーを覆う第2の樹脂層とからなり、
    前記第2のレイヤー上における前記第2の樹脂層の厚みは、前記第1のレイヤー上における前記第1の樹脂層の厚みより小さい、液晶表示装置。
  7. 互いに色が異なる第1〜第3の着色層と、第1のフォトスペーサーと、前記第1のフォトスペーサーより低い第2のフォトスペーサーとを有し、互いにサイズが異なる第1のカラーフィルタ及び第2のカラーフィルタを基板上に形成するカラーフィルタの製造方法であって、
    第1のフォトマスクを用いて、前記基板上の前記第1のカラーフィルタを形成する領域と、前記第2のカラーフィルタを形成する領域とに前記第1の着色層を形成する工程と、
    前記第1のフォトマスクと前記基板との位置を相対的にずらして、前記基板上の前記第1のカラーフィルタを形成する領域と、前記第2のカラーフィルタを形成する領域とに前記第2の着色層を形成する工程と、
    第2のフォトマスクを用いて、前記基板上の前記第1のカラーフィルタを形成する領域と、前記第2のカラーフィルタを形成する領域とに第3の着色層を形成すると共に、前記第1又は第2の着色層上に前記第3の着色層と同一材料よりなる第1のレイヤーと、第2のレイヤーとを形成する工程と、
    光の透過率が異なる部分を有する第3のフォトマスクを用いて、前記第1のレイヤーを覆う第1の樹脂層と、前記第2のレイヤーを覆い、前記第1の樹脂層より厚みが小さい第2の樹脂層とを同時に形成する工程とを備える、カラーフィルタの製造方法。
  8. 請求項7に記載のカラーフィルタの製造方法に用いられるフォトマスクであって、
    前記第1および第2の着色層に対応する複数の第1の開口を有する前記第1のフォトマスクと、
    前記第3の着色層に対応する複数の第2の開口と、前記第1のレイヤーに対応する複数の第3の開口と、前記第2のレイヤーに対応する複数の第4の開口とを有する前記第2のフォトマスクと、
    前記第1の樹脂層に対応する部分と、前記第2の樹脂層に対応する部分とで光の透過率が異なる前記第3のフォトマスクとを備える、フォトマスクセット。
  9. 請求項7に記載のカラーフィルタの製造方法に用いられるフォトマスクであって、
    前記第1および第2の着色層に対応する複数の第1の開口を有する前記第1のフォトマスクと、
    前記第3の着色層に対応する複数の第2の開口と、前記第1のレイヤーに対応する複数の第3の開口と、前記第2のレイヤーに対応する複数の第4の開口とを有する前記第2のフォトマスクと、
    前記第1の樹脂層に対応する複数の遮光部と、前記第2の樹脂層に対応し、内部にスリットを有する複数の半透過部とを有する前記第3のフォトマスクとを備える、フォトマスクセット。
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