JP2012027234A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体の誤動作を防止することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】
並列配置された複数の感光ドラム15を有し、本体ケーシング2に収容される収容位置と、本体ケーシング2から引き出される引出位置とにスライド可能なプロセスユニット10と、本体ケーシング2内に設けられ、各感光ドラム15に向かってレーザービームを出射するスキャナユニット9とを備えるカラーレーザプリンタ1において、各感光ドラム15に対応するように、プロセスユニット10着脱自在に設けられる複数のトナーカートリッジ14に、スキャナユニット9から感光ドラム15へのレーザービームを遮蔽する第1位置と、スキャナユニット9から感光ドラム15へのレーザービームを遮蔽しない第2位置とに移動可能な第1把持部88を備える。
【選択図】図11

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式のカラープリンタとして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーに対応して並列配置される複数の感光体と、各感光体に対応して、トナーを供給する複数の現像カートリッジとを備えるタンデム型カラーレーザプリンタが知られている。
このようなタンデム型カラーレーザプリンタに備えられる現像カートリッジとして、例えば、複数の感光ドラムを一体的に保持するドロワユニットに対して、着脱自在に設けられる現像カートリッジが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
この現像カートリッジは、現像ローラが感光ドラムに画像形成可能に接触される接触位置と、現像ローラが感光ドラムから離間した離間位置とに移動可能に設けられる。
特開2010−128342号公報
しかるに、上記した特許文献1では、現像ローラが離間位置に配置された状態で、ドロワユニットが本体ケーシング内に収容される場合がある。
そして、その状態で画像形成動作が実施された場合には、正常な画像を形成することができないという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、装置本体の誤動作を防止することができる画像形成装置を提供することにある。
上記した目的を達成するため、本発明は、画像形成装置であって、装置本体と、並列配置された複数の感光体を有し、前記装置本体に収容される収容位置と、前記装置本体から引き出される引出位置とにスライド可能な画像形成ユニットと、各前記感光体に対応するように、前記画像形成ユニットに対して着脱自在に設けられ、現像剤を収容する複数の現像剤カートリッジと、前記装置本体内に設けられ、各前記感光体に向かってレーザービームを出射する露光手段とを備え、前記現像剤カートリッジは、前記露光手段から前記感光体へのレーザービームを遮蔽する第1位置と、前記露光手段から前記感光体へのレーザービームを遮蔽しない第2位置とに移動可能な遮蔽部材を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、現像剤カートリッジが、露光手段から感光体へのレーザービームを遮蔽する第1位置と、露光手段から感光体へのレーザービームを遮蔽しない第2位置とに移動可能な遮蔽部材を備えている。
そのため、現像剤カートリッジが画像形成不能に装置本体に装着されている場合に、遮蔽部材が第1位置に配置されるようにすれば、遮蔽部材によって露光手段から感光体へのレーザービームを遮蔽することができ、画像形成を制限することができる。
その結果、現像剤カートリッジが画像形成不能に装置本体に装着されたときに、装置本体の誤動作を防止することができる。
本発明の画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタを示す側断面図である。 図1に示すドロワユニットの左上から見た斜視図である。 図2に示すドロワユニットの側断面図である。 図2に示すドロワユニットの平面図である。 図1に示すトナーカートリッジの閉状態を示し、(a)は、左下から見た斜視図であり、(b)は、左側面図である。 図1に示すトナーカートリッジの開状態を示す左下から見た斜視図である。 図1に示すトナーカートリッジの取っ手部材を起立させた状態を示し、(a)は、左前から見た斜視図であり、(b)は、左側面図である。 ドロワユニットに対するトナーカートリッジの装着を説明するための説明図である。 本体ケーシングに装着されたプロセスユニットを示し、(a)は、プロセスユニットを右下から見た斜視図であり、(b)は、プロセスユニットの正面図である。 本体ケーシングに装着されたプロセスユニットを説明するための説明図であって、(a)は、すべての現像器が、対応する離間カムによって押圧されている状態を示し、(b)は、すべての現像ローラが、対応する感光ドラムから離間されている状態を示す。 カラーレーザプリンタのテストパターン読取動作を説明するための説明図である。 カラーレーザプリンタのカラーモードによる画像形成動作を説明するための説明図であって、プロセスユニットを右下から見た斜視図を示す。 カラーレーザプリンタのカラーモードによる画像形成動作を説明するための説明図であって、(a)は、すべての現像器が、対応する離間カムによる押圧が解除されている状態を示し、(b)は、すべての現像ローラが、対応する感光ドラムに接触されている状態を示す。 カラーレーザプリンタのモノクロモードによる画像形成動作を説明するための説明図であって、プロセスユニットを右下から見た斜視図を示す。 カラーレーザプリンタのモノクロモードによる画像形成動作を説明するための説明図であって、(a)は、ブラック現像器の、対応する離間カムによる押圧が解除されるとともに、ブラック以外の現像器が、対応する離間カムによって押圧されている状態を示し、(b)は、ブラックの現像ローラが、対応する感光ドラムに接触されるとともに、ブラック以外の現像ローラが、対応する感光ドラムから離間されている状態を示す。
1.カラーレーザプリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラーレーザプリンタである。カラーレーザプリンタ1は、装置本体の一例としての本体ケーシング2内に、用紙Pを給紙するための給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部4とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、給紙部3および画像形成部4を収容する側面視略矩形状のボックス状に形成されており、その一方側壁には、後述するプロセスユニット10を着脱させるためのフロントカバー5が形成されている。フロントカバー5は、本体ケーシング2に対して下端部を支点として揺動自在に設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー5が設けられる側(図1における紙面右側)を前側とし、その反対側(図1における紙面左側)を後側とする。また、カラーレーザプリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が左側であり、紙面奥側が右側である。
(2)給紙部
給紙部3は、用紙Pを収容する給紙トレイ6を備えている。給紙トレイ6は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着されている。給紙トレイ6の前端部上側には、1対の給紙ローラ7が設けられている。また、両給紙ローラ7の上側には、1対のレジストローラ8が設けられている。
給紙トレイ6に収容されている用紙Pは、両給紙ローラ7の回転により、両レジストローラ8間に向けて1枚ずつ給紙され、所定のタイミングで、画像形成部4(感光ドラム15(後述)と搬送ベルト24(後述)との間)に向けて搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部4は、露光手段の一例としてのスキャナユニット9、画像形成ユニットの一例としてのプロセスユニット10、転写ユニット11、および定着ユニット12を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット9は、本体ケーシング2の上部に配置され、下端部において、4つの感光ドラム15(後述)に対応するように、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置される4つの出射口17を備えている。スキャナユニット9は、実線で示すように、各出射口17から、対応するトナーカートリッジ14(後述)の後側を通過して各感光ドラム15(後述)に向かうように、画像データに基づいて、レーザービームをそれぞれ出射し、感光ドラム15(後述)を露光する。
(3−2)プロセスユニット
(3−2−1)プロセスユニットの構成
プロセスユニット10は、スキャナユニット9の下側であって、転写ユニット11の上側に配置されており、1つの感光体ユニットの一例としてのドロワユニット13と、各色に対応する4つの現像剤カートリッジの一例としてのトナーカートリッジ14とを備えている。また、プロセスユニット10は、本体ケーシング2に収容される収容位置と、本体ケーシング2から引き出される引出位置とにスライド可能に設けられている。
ドロワユニット13は、本体ケーシング2に対して、前後方向に沿ってスライド可能に設けられ、感光体の一例としての感光ドラム15、スコロトロン型帯電器16および現像器18を備えている。
感光ドラム15は、左右方向に長手の円筒形状に形成されており、左右に沿って設けられ、前後方向に互いに間隔を隔てて、4つ並列配置されている。具体的には、前側から後側に向かって、ブラック感光ドラム15K、イエロー感光ドラム15Y、マゼンタ感光ドラム15Mおよびシアン感光ドラム15Cが、順次配置されている。
各スコロトロン型帯電器16は、各感光ドラム15に対応するように、感光ドラム15の斜め後側上側に、感光ドラム15と間隔を隔てて対向配置されている。
各現像器18は、各感光ドラム15に対応するように、感光ドラム15の上側において、ドロワユニット13に支持されている。具体的には、前側から後側に向かって、ブラック現像器18K、イエロー現像器18Y、マゼンタ現像器18Mおよびシアン現像器18Cが、順次配置されている。また、各現像器18は、それぞれ、現像剤担持体の一例としての現像ローラ19を備えている。
現像ローラ19は、後述するが、現像器18の下端において、後側から露出されるように回転可能に支持されており、感光ドラム15に対して前上側から対向し、接触されている。
なお、現像器18は、現像ローラ19にトナーを供給する供給ローラ20、現像ローラ19に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード21を備えている。
トナーカートリッジ14は、各現像器18に対応するように、現像器18の上側においてドロワユニット13に支持されている。具体的には、前側から後側に向かって、ブラックトナーカートリッジ14K、イエロートナーカートリッジ14Y、マゼンタトナーカートリッジ14Mおよびシアントナーカートリッジ14Cが、順次配置されている。ドロワユニット13に着脱可能に支持されている。トナーカートリッジ14には、各色に対応する現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
(3−2−2)プロセスユニットでの現像動作
トナーカートリッジ14内のトナーは、現像器18の供給ローラ20に供給され、さらに、現像ローラ19に供給される。
現像ローラ19に供給されたトナーは、現像ローラ19の回転に伴って、層厚規制ブレード21によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ19の表面に担持される。また、現像ローラ19に供給されたトナーは、層厚規制ブレード21と現像ローラ19との間で正極性に摩擦帯電される。
一方、感光ドラム15の表面は、感光ドラム15の回転に伴って、スコロトロン型帯電器16により一様に正帯電された後、スキャナユニット9からのレーザービーム(図1破線参照。)の高速走査により露光される。これにより、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が感光ドラム15の表面に形成される。
感光ドラム15がさらに回転すると、現像ローラ19の表面に担持され、かつ、正帯電されているトナーが、感光ドラム15の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム15の静電潜像は可視像化され、感光ドラム15の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
(3−3)転写ユニット
転写ユニット11は、本体ケーシング2内において、給紙部3の上側であって、プロセスユニット10の下側において、前後方向に沿って配置されている。この転写ユニット11は、駆動ローラ22、従動ローラ23、搬送ベルト24、および4つの転写ローラ25を備えている。
駆動ローラ22および従動ローラ23は、前後方向に間隔を隔てて対向配置されている。
搬送ベルト24は、各感光ドラム15に対して上下方向に対向し、その上側部分が各感光ドラム15と接触するように、駆動ローラ22および従動ローラ23の周りに巻回されている。また、搬送ベルト24は、駆動ローラ22の駆動により、各感光ドラム15と接触する搬送ベルト24の上側部分が前側から後側に向かって移動するように、周回移動されている。
各転写ローラ25は、各感光ドラム15と、それぞれ搬送ベルト24の上側部分を挟んで対向するように、設けられている。
そして、給紙部3から給紙された用紙Pは、搬送ベルト24によって、前側から後側に向かって、各感光ドラム15と各転写ローラ25とが対向する転写位置を順次通過するように搬送される。その搬送中に、各感光ドラム15に担持されている各色のトナー像が、用紙Pに順次転写され、カラー画像が形成される。
(3−4)定着ユニット
定着ユニット12は、転写ユニット11の後側に配置され、加熱ローラ26、および加熱ローラ26に対向する加圧ローラ27を備えている。転写ユニット11において、用紙Pに転写されたカラー画像は、用紙Pが加熱ローラ26と加圧ローラ27との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙Pに熱定着される。
(4)排紙
トナー像が定着した用紙Pは、各排紙ローラ28によって、図示しないUターンパスを通過するように搬送され、スキャナユニット9の上側に形成される排紙トレイ29上に排紙される。
2.プロセスユニットの詳細
(1)ドロワユニット
ドロワユニット13は、図2に示すように、平面視略矩形枠形状のドロワフレーム31と、ドロワフレーム31に支持される各現像器18とを備えている。
(1−1)ドロワフレーム
ドロワフレーム31は、左右1対の側板32、両側板32の前端部間に架設されるフロントビーム33、および、両側板32の後端部間に架設されるリヤビーム34を備えている。
両側板32は、前後方向に長手の側面視略矩形状に形成され、左右において互いに間隔を隔てて対向配置されている。両側板32間には、各感光ドラム15、各スコロトロン型帯電器16および各現像器18が、左右両側から挟まれるように支持されている。
また、両側板32には、ガイド溝の一例としてのカートリッジガイド溝35、離間カム収容部36、および、1対の現像器支持溝39(図3参照)が形成されている。
カートリッジガイド溝35は、側板32の左右内側において、側板32の上端部から下方に向かって、現像器18の手前まで切り欠かれ、上端部が開放された側面視略Y字形状に形成されている。カートリッジガイド溝35は、トナーカートリッジ14のカートリッジ支持部95(後述)を受け入れ可能な溝幅に形成されている。
また、カートリッジガイド溝35の前方には、外側筐体嵌合溝37が、カートリッジガイド溝35に連通されるように形成されている。
外側筐体嵌合溝37は、カートリッジガイド溝35の前端部から連続して、前下側に向かって湾曲する側面視略円弧形状に切り欠き形成されている。また、外側筐体嵌合溝37は、外側筐体82(後述)の係合片98(後述)を、わずかに遊びを有するように受け入れ可能な溝幅に形成されている。
離間カム収容部36は、カートリッジガイド溝35の下側、かつ、現像器18の左右外側において、側板32の左右内面から、側板32の左右途中まで切り欠かれる側面視略矩形状に形成されている。
離間カム収容部36には、離間カム露出穴40および現像ローラ軸挿通穴43が形成されており(図2および図9参照)、離間部材の一例としての離間カム38が収容されている。
離間カム露出穴40は、側板32の上端部において、上下方向に延びる長穴として、左右に貫通形成されている。離間カム露出穴40は、左右内側端部において、離間カム収容部36の上端部に連通されている。
現像ローラ軸挿通穴43は、側板32の上下方向略中央において、離間カム露出穴40の後下側に配置され、前後方向に延びる長穴として、左右に貫通形成されている。現像ローラ軸挿通穴43は、左右内側端部において、離間カム収容部36の下端部に連通されている。
離間カム38は、図10(a)に示すように、略円柱形状の支点部46、支点部46から連続して下方に向かって延びる押圧杆47、および、支点部46から連続して前方に延びる操作杆48を一体的に備え、側面視略L字形状に形成されている。
支点部46は、左右に投影したときに、現像ローラ19の上方に配置されるように、離間カム収容部36内に回転自在に支持されている。
押圧杆47は、支点部46から下方に向かって、現像ローラ軸69(後述)の前方まで延び、下端部において、現像ローラ軸69(後述)に後方から対向されている。また、押圧杆47の下端部には、現像ローラ軸69(後述)に当接される側面視略矩形状の当接部50が、前方に向かって突出するように形成されている。
操作杆48は、支点部46から前方に向かって延びている。また操作杆48の前端部には、左右外側に向かって延びる略円柱形状の操作部49が設けられている。操作部49は、その左右外側端部が側板32よりも左右外側に露出されるように、離間カム収容部36の離間カム露出穴40に内側から挿通されている。操作杆48は、その前端部において、圧縮ばね51により、常には、下側から上側に向かって付勢されている。
現像器支持溝39は、図3に示すように、側板32の左右内側において、離間カム収容部36の上端部を前後から挟むように、前後方向に互いに間隔を隔てて配置されている。両現像器支持溝39は、側面視において、カートリッジガイド溝35の下端部を中心とする円周に沿って延びる長穴として形成されている。両現像器支持溝39は、現像器18の現像器支持ボス70(後述)を受け入れ可能な溝幅に形成されている。
(1−2)現像器
現像器18は、図3および図4に示すように、現像器本体の一例としての現像フレーム61と、第2シャッタ部材の一例としての現像シャッタ62とを備えている。
現像フレーム61は、左右に延び、後下側へ向かう頂角を有する側面視略二等辺三角形のボックス形状に形成されている。また、現像フレーム61の下端部は、後側へ向かって開放されている。現像フレーム61の下端部には、現像ローラ19が回転自在に支持されている。
現像フレーム61の上壁は、対応するトナーカートリッジ14の外周面に沿うように、上方に向かって開放された側面視略円弧形状に形成されている。また、現像フレーム61の上端部には、3つの第2開口の一例としての現像開口64と、左右1対のカートリッジ固定穴65とが形成されている。
各現像開口64は、現像フレーム61の上壁を上下方向に貫通するように、左右に延びる平面視略矩形状に形成されており、左右に互いに間隔を隔てて直列配置されている。各現像開口64は、トナーの通過を許容する。
カートリッジ固定穴65は、現像フレーム61の左右両端部の上壁において、平面視略矩形状に形成されている。カートリッジ固定穴65は、トナーカートリッジ14のカートリッジ固定突起91(後述)と嵌合可能に形成されている。
現像シャッタ62は、現像フレーム61の上壁に前後方向にスライド可能に支持され、対応するトナーカートリッジ14の外周面に沿うように、上方に向かって開放された側面視略円弧状の平板形状に形成されている。
また、現像シャッタ62には、3つの現像シャッタ開口66、左右1対のカートリッジ固定突起挿通穴68、および、左右1対のシャッタ固定穴67が形成されている。
各現像シャッタ開口66は、現像開口64に対応するように、平面視略矩形状に形成され、左右に互いに間隔を隔てて直列配置されている。
カートリッジ固定突起挿通穴68は、現像シャッタ62の左右両端部において、現像器18のカートリッジ固定穴65に対応するように配置されており、現像シャッタ62のスライド距離とほぼ同等の前後方向長さの平面視略矩形状に形成されている。カートリッジ固定突起挿通穴68は、現像シャッタ62がスライドされるときには、常に、カートリッジ固定穴65を露出させる。
シャッタ固定穴67は、カートリッジ固定突起挿通穴68の後端部の左右内側に配置され、平面視略矩形状に貫通形成されている。シャッタ固定穴67は、外側筐体82(後述)のシャッタ固定突起85(後述)を受け入れ可能に形成されている。
現像シャッタ62は、各現像開口64を閉鎖する閉位置(図3参照)と、閉位置から後方にスライドされ、各現像開口64を開放する開位置(図10(b)参照)とに移動される。
現像シャッタ62が閉位置にあるときには、各現像シャッタ開口66が各現像開口64よりも前方に配置され、現像シャッタ62によって各現像開口64が被覆され、トナーの通過が規制されている。
また、現像シャッタ62が開位置にあるときには、各現像シャッタ開口66が各現像開口64に対向配置され、各現像開口64が露出され、トナーの通過が許容される。
また、現像フレーム61内には、オーガ71が配置されている。
オーガ71は、左右に延び、現像開口64の下方において回転自在に設けられている。オーガ71は、回転することにより、トナーカートリッジ14から現像フレーム61に供給されたトナーを左右に搬送する。
また、現像フレーム61内には、上記したように、オーガ71に対して上下方向にわずかな間隔を隔てて対向する供給ローラ20、供給ローラ20に対して後方斜め下方から接触される現像ローラ19、現像ローラ19に上方から接触される層厚規制ブレード21が設けられている。
なお、現像ローラ19は、回転軸として、現像ローラ軸69を備えている。
現像ローラ軸69は、その左右両端部において、現像器18に回転自在に支持されている。また、現像ローラ軸69の左右両端部は、現像器18の左右両側壁を貫通してドロワフレーム31の両側板32に向かって突出され、離間カム収容部36の下端部内に配置されている。
また、現像フレーム61は、前後1対の現像器支持ボス70を備えている。
各現像器支持ボス70は、現像フレーム61の上壁において、左右両端部から左右外側へ向かって突出する略円筒形状に形成されている。
そして、各現像器支持ボス70が、それぞれ、対応する現像器支持溝39にスライド可能に嵌合されることにより、現像器18が、ドロワフレーム31に対して、カートリッジガイド溝35の下端部を中心として、前後方向に揺動可能に保持されている。現像器18は、前側に向かって揺動されることにより、感光ドラム15に接触され、後側に向かって揺動されることにより、感光ドラム15から離間される。
(2)トナーカートリッジ
トナーカートリッジ14は、図5(a)に示すように、左右に延びる略円筒形状に形成されている。トナーカートリッジ14は、収容部材本体および筐体の一例としての内側筐体81、第1シャッタ部材およびシャッタの一例としての外側筐体82、および、把持部87を備えている。
(2−1)内側筐体
内側筐体81は、図5(a)および図6に示すように、左右に延びる中空の略円柱形状に形成されている。内側筐体81は、内部にトナーを収容している。
内側筐体81には、被支持部の一例としてのカートリッジ支持部95、第1固定部材の一例としてのカートリッジ固定突起91、および、被押圧部94が設けられ、3つの第1開口および開口の一例としてのカートリッジ開口83が形成されている。
カートリッジ支持部95は、内側筐体81の中心軸線上に設けられ、内側筐体81の左右両端部から左右外側へ向かって延びる略円柱形状に形成されている。
カートリッジ開口83は、内側筐体81の下端部において、現像開口64に対応するように、平面視略矩形状に形成され、左右に互いに間隔を隔てて直列配置されている。
カートリッジ固定突起91は、内側筐体81の左右両端部において、下端部から下方に突出する略角柱形状に形成されている。
被押圧部94は、内側筐体81の上端部において、前側に向かって突出するように、前上側に向かう頂部を有し、上端部が前後方向に延びる側面視略三角形状に形成されている。
また、図8に示すように、内側筐体81の外周面には、カートリッジ開口83の周囲を取り囲むようにトナーシール100が貼付されている。トナーシール100は、内側筐体81と外側筐体82との間を、トナーが漏れないようにシールしている。
(2−2)外側筐体
外側筐体82は、内側筐体81の外周面を被覆する中空の略円柱形状に形成され、内側筐体81を相対回転自在に収容している。すなわち、外側筐体82は、内側筐体81の外周に沿う断面視略円弧形状に形成されている。
また、外側筐体82には、3つの外側筐体開口84、左右1対のカートリッジ固定突起挿通穴96およびカートリッジ支持部挿通穴99が形成されている。また、外側筐体82には、上端部において、前側に向かって開放され、内側筐体81の被押圧部94が挿通される被押圧部挿通穴(図示せず)が形成されている。
また、外側筐体82は、左右1対のシャッタ固定突起85、および、左右1対の係合片98を備えている。
各外側筐体開口84は、現像開口64に対応するように、平面視略矩形状に形成され、左右に互いに間隔を隔てて直列配置されている。
両カートリッジ固定突起挿通穴96は、外側筐体82の左右両端部において、内側筐体81のカートリッジ固定突起91に対応するように配置されており、現像シャッタ62のカートリッジ固定突起挿通穴68とほぼ同等の前後方向長さの平面視略矩形状に形成されている。カートリッジ固定突起挿通穴96には、カートリッジ固定突起91が挿通されている。
カートリッジ支持部挿通穴99は、外側筐体82の左右両端面において、外側筐体82の中心軸線上に配置され、内側筐体81のカートリッジ支持部95を受け入れ可能な側面視略円形状に貫通形成されている。カートリッジ支持部挿通穴99には、内側筐体81のカートリッジ支持部95が左右内側から相対回転自在に挿通されている。
両シャッタ固定突起85は、カートリッジ固定突起挿通穴96の後端部の左右内側に配置され、下方に突出する略角柱形状に形成されている。
係合片98は、カートリッジ支持部挿通穴99の上側において、外側筐体82の左右両面からそれぞれ突出するとともに前後に伸びる突条であり、外側筐体82と中心軸線を共有する側面視略円弧形状に湾曲形成されている。
外側筐体82は、外側筐体開口84を閉鎖する閉位置(図5(a)参照)と、閉位置から左側面視時計周りに回動され、外側筐体開口84を開放する開位置(図6参照)とに移動される。
外側筐体82が閉位置にあるときには、外側筐体開口84がカートリッジ開口83よりも前方に配置され、カートリッジ開口83が、外側筐体82の内壁面により被覆されている(図5(a)参照)。これにより、カートリッジ開口83に対するトナーの通過が規制される。
外側筐体82が開位置にあるときには、外側筐体開口84がカートリッジ開口83に対向され、露出されている(図6参照)。これにより、カートリッジ開口83に対するトナーの通過が許容される。
(2−3)把持部
把持部87は、図7(a)に示すように、把持部材の一例としての第1把持部88と第2把持部89とを備えている。
第1把持部88は、外側筐体82の後端部の左右方向略中央において、左右に延びる突条であって、外側筐体82が閉位置に配置されているときに後側に向かって突出するように形成されている。
第1把持部88は、外側筐体82が閉位置に配置されているときには、後側に向かって延びる第1位置に配置され、外側筐体82が開位置に配置されているときには、後上側に向かって延びる第2位置に配置される。
また、第1把持部88は、本体ケーシング2内において第1位置に配置されたときに、レーザービームの出射軌跡内に進出し(図11のブラックトナーカートリッジ14K参照)、本体ケーシング2内において第2位置に配置されたときに、レーザービームの出射軌跡から退避する(図11のブラック以外のトナーカートリッジ14参照)ような突出長さに形成されている。
第2把持部89は、取っ手部材101と、左右1対の規制部材102とを備えている。
取っ手部材101は、後側が開放された平面視略U字形の平板形状に形成されており、その後端部において、第1把持部88の後端部に回動自在に連結されている。また、取っ手部材101には、左右両面において、規制部材102の後端部を受け入れるスライド溝103が、前後方向に延びるように形成されている。
両規制部材102は、前後方向に湾曲しながら延びる杆状に形成されており、その前端部は、外側筐体82の上端部に回動自在に連結されており、その後端部は、取っ手部材101のスライド溝103にスライド可能に嵌合されている。
第2把持部89は、取っ手部材101が外側筐体82の外周に接触されるように傾倒される傾倒状態と、取っ手部材101が外側筐体82の外周から離間されるように起立される起立状態とに動作される。
詳しくは、第2把持部89は、図5(b)に示すように、傾倒状態にあるときには、両規制部材102が取っ手部材101のスライド溝103の後端部に嵌合され、左右方向に投影したときに、取っ手部材101と両規制部材102とが、ほぼ完全に重なるように傾倒される。
また、第2把持部89は、図7(b)に示すように、起立状態にあるときには、両規制部材102が取っ手部材101のスライド溝103の前端部に嵌合され、左右方向に投影したときに、取っ手部材101と両規制部材102とが、略L字形状を形成するように起立される。
3.本体ケーシング内の構成
本体ケーシング2は、図1に示すように、押圧部材111、読取部材の一例としてのパッチセンサ112、情報判断部材の一例としてのCPU113、および、押圧カム114(図9(a)参照)を備えている。
(1)押圧部材
押圧部材111は、本体ケーシング2の上端部において、トナーカートリッジ14の被押圧部94に対応するように4つ設けられ、被押圧部94を上側から押圧する。
(2)パッチセンサおよびCPU
パッチセンサ112は、転写ユニット11の駆動ローラ22の斜め下側に設けられている。CPU113は、パッチセンサ112に接続されている。
(3)押圧カム
押圧カム114は、図9に示すように、本体ケーシング2の左右両端部において、プロセスユニット10に隣接するように設けられている。押圧カム114は、ブラック押圧カム115と、カラー押圧カム116とを備えている。
ブラック押圧カム115は、ブラック現像器18Kに対応する離間カム38に隣接するように配置され、ブラック現像器18Kに対応する離間カム38の操作部49を上側から押圧する。ブラック押圧カム115は、駆動軸117とレバー部材118とを備えている。
駆動軸117は、前後方向に延び、本体ケーシング2内に回転自在に支持されている。駆動軸117は、本体ケーシング2から駆動力が入力されることにより回転される。
レバー部材118は、前後方向に延びる円筒部119と、円筒部119の周面から接線方向に延びるレバー部120とを一体的に備えている。
そして、レバー部材118の円筒部119に駆動軸117が相対回転不能に挿通されている。
カラー押圧カム116は、各色(イエロー、マゼンタ、シアン)の現像器18に対応する離間カム38に隣接するように配置され、各色の現像器18に対応する離間カム38の操作部49を上側から押圧する。カラー押圧カム116は、1つの長尺な駆動軸117と、各色に対応する3つのレバー部材118とを備えている。
そして、各レバー部材118の円筒部119に、駆動軸117が相対回転不能に挿通され、1つの駆動軸117に各レバー部材118が一体的に保持されている。
4.本体ケーシングに対するトナーカートリッジの着脱
次いで、図8を参照して、本体ケーシングに対するトナーカートリッジの着脱を説明する。なお、予め、現像器18の現像シャッタ62、および、トナーカートリッジ14の外側筐体82は、ともに閉位置に配置されているものとする。
本体ケーシング2にトナーカートリッジ14を装着するには、まず、ドロワユニット13を本体ケーシング2から引き出して引出位置に配置させ、ドロワユニット13にトナーカートリッジ14を装着する。
ドロワユニット13にトナーカートリッジ14を装着するには、まず、被押圧部94が前側に配置されるとともに、カートリッジ固定突起91およびシャッタ固定突起85が下側に配置されるように、トナーカートリッジ14の第2把持部89(起立状態)を把持して、カートリッジ支持部95をカートリッジガイド溝35の上に位置合わせし、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に上から挿入する。
すると、図8においてブラックトナーカートリッジ14Kとして示すように、カートリッジ支持部95がカートリッジガイド溝35に嵌合され、トナーカートリッジ14がドロワユニット13に装着される。
このとき、内側筐体81のカートリッジ固定突起91が、現像シャッタ62のカートリッジ固定突起挿通穴に挿通されて、現像器18のカートリッジ固定穴65に嵌合され、内側筐体81と現像器18とが固定される。また、外側筐体82のシャッタ固定突起85が、現像シャッタ62のシャッタ固定穴67に嵌合され、外側筐体82と現像シャッタ62とが固定される。また、外側筐体82の係合片98が、ドロワフレーム31の外側筐体嵌合溝37に対して前後方向に対向される。
次いで、トナーカートリッジ14の第2把持部89を、傾倒状態にする。詳しくは、規制部材102の後端部を、取っ手部材101のスライド溝103内を後方にスライドさせながら、取っ手部材101を傾倒させる。
次いで、トナーカートリッジ14の第1把持部87を把持し、外側筐体82を前方に向かって回動させる。
すると、図8においてブラック以外のトナーカートリッジ14として示すように、外側筐体82が、内側筐体81のカートリッジ支持部95を中心として回動され、開位置に配置される。また、外側筐体82とともに、現像シャッタ62も開位置に配置される。
これにより、内側筐体81のカートリッジ開口83、外側筐体82の外側筐体開口84、現像シャッタ62の現像シャッタ開口66、および、現像器18の現像開口64がすべて連通され、内側筐体81から現像器18へのトナーの通過が許容される。
また、外側筐体82の係合片98が、ドロワフレーム31の外側筐体嵌合溝37に遊嵌される。
そして、トナーカートリッジ14が装着されたドロワユニット13を、本体ケーシング2内に収容して収容位置に配置させると、本体ケーシング2へのトナーカートリッジ14の装着が完了される。
なお、本体ケーシング2からトナーカートリッジ14を離脱させるには、トナーカートリッジ14を本体ケーシング2に装着したときと逆の手順で操作する。
つまり、ドロワユニット13を引出位置に配置させた後、まず、第1把持部88を把持してトナーカートリッジ14を後方へ向かって回動させる。次いで、第2把持部89の取っ手部材101を引き上げて第2把持部89を起立状態にさせ、引き続き、トナーカートリッジ14を上側に引き抜き、ドロワユニット13から離脱させる。
本体ケーシング2へのトナーカートリッジ14の装着が完了されると、図9(a)および図9(b)に示すように、各色に対応する離間カム38の操作部49の上に、それぞれ、対応する押圧カム114のレバー部120が配置される。
また、図10(a)に示すように、各トナーカートリッジ14の被押圧部94が、本体ケーシング2の押圧部材111によって上側から押圧される。
このとき、トナーカートリッジ14は、現像器18に対して一体的に装着されている。そのため、トナーカートリッジ14の被押圧部94が押圧されると、トナーカートリッジ14とともに現像器18が感光ドラム15に向かって押圧される。
一方、離間カム38の操作杆48に対する圧縮ばね51の付勢力は、押圧部材111が被押圧部94を押圧する押圧力よりも大きく設定されている。
そのため、離間カム38は、常には、圧縮ばね51の付勢力により、左側面視反時計回りに回動され、当接部50において、現像器18の現像ローラ軸69を前方に向かって押圧している。
これにより、図10(b)に示すように、現像器18は、常には、感光ドラム15から離間されている。
すなわち、離間カム38が、現像器18を感光ドラム15から離間させるときに現像器18を押圧する押圧力は、押圧部材111が、現像器18を押圧する押圧力よりも大きい。
5.外側筐体の開閉検知
本体ケーシング2にトナーカートリッジ14が装着されると、まず、上述した現像動作および転写動作により、搬送ベルト24の表面に直接トナーを転写し、テストパターン(パッチ)を形成する。
そして、搬送ベルト24の周回移動により、テストパターンがパッチセンサ112と対向すると、パッチセンサ112は、テストパターンを読み取り、各色の位置ずれや画像濃度を計測する。
このようにして、各色の位置ずれや画像濃度が計測される。
このとき、同時に、トナーカートリッジ14の外側筐体82の開閉を検知する。
詳しくは、図11に示すように、外側筐体82が開位置に配置されているとき(ブラック以外のトナーカートリッジ14参照)には、第1把持部88は、後上側に向かって延びる第2位置に配置されており、レーザービームの出射軌跡から前方に退避されている。
これにより、第1把持部88は、スキャナユニット9から感光ドラム15へのレーザービームを遮蔽しない。そのため、レーザービームが感光ドラム15に照射され、テストパターンを形成することができる。
対して、外側筐体82が閉位置に配置されているとき(ブラックトナーカートリッジ14K参照)には、第1把持部88は、後側に向かって延びる第1位置に配置されており、レーザービームの出射軌跡内に進出されている。すなわち、外側筐体82の開閉は、第1把持部88の移動に連動している。
これにより、第1把持部88は、スキャナユニット9から感光ドラム15へのレーザービームを遮蔽する。そのため、レーザービームが感光ドラム15に照射されず、テストパターンを形成することができない。
つまり、第1把持部88は、遮蔽部材としても機能し、外側筐体82が閉位置に配置されているトナーカートリッジ14に対応する色のみ、テストパターンを形成することができない。
そして、パッチセンサ112において読み取ったテストパターンに欠如している色があれば、パッチセンサ112からCPU113に欠如している色の情報が送信される。
すると、CPU113は、パッチセンサ112から受信した欠如している色の情報に基づいて、その色に対応するトナーカートリッジ14の第1把持部88が第2位置に配置されておらず、すなわち、その色に対応する外側筐体82が開位置に配置されていないと判断する。
なお、CPU113が欠如している色の情報を受信しないときには、CPU113は、すべての色に対応する外側筐体82が開位置に配置されていると判断する。
これらの情報は、図示しない表示パネルなどにエラーとして表示される。
6.現像器の接離
カラーレーザプリンタ1では、カラー画像を形成するカラーモードと、黒色の画像を形成するモノクロモードとを切り替えることができる。
(1)カラーモード
カラーモードでは、図13(b)に示すように、すべての現像器18の現像ローラ19と、すべての感光ドラム15とが接触される。
すべての現像器18の現像ローラ19と、すべての感光ドラム15とを接触させるには、図12に示すように、ブラック押圧カム115とカラー押圧カム116とを両方回動させる。
すると、各押圧カム114のレバー部120が、対応する離間カム38の操作部49に上側から当接され、離間カム38の操作部49が、圧縮ばね51の付勢力に抗して下方へ移動される。
すると、図13(a)に示すように、各離間カム38が左側面視時計回りに回動されることにより、各当接部50が対応する現像ローラ軸69から後方に退避され、各当接部50の対応する現像ローラ軸69に対する押圧が解除される。
すると、各押圧部材111の押圧力により、各現像器18が、トナーカートリッジ14のカートリッジ支持部95を回転中心として、トナーカートリッジ14と一体的に、左側面視時計回りに揺動される。
これにより、すべての現像器18の現像ローラ19と、すべての感光ドラム15とが互いに接触される。すなわち、各離間カム38は、対応する現像ローラ軸69に対する押圧を解除することにより、現像器18の現像ローラ19の感光ドラム15への接触を許可する。
(2)モノクロモード
モノクロモードでは、図15(b)に示すように、ブラック現像器18Kの現像ローラ19と、ブラック感光ドラム15Kとが接触されるとともに、ブラック以外の現像器18の現像ローラ19と、ブラック以外の感光ドラム15とが離間される。
この場合には、図14に示すように、ブラック押圧カム115を回動させ、カラー押圧カム116を回動させない。
すると、図15(a)に示すように、ブラック現像器18Kに対応する離間カム38のみが左側面視時計回りに回動され、ブラック現像器18Kに対応する当接部50の現像ローラ軸69に対する押圧が解除される。
すると、押圧部材111の押圧力により、ブラック現像器18Kが、ブラックトナーカートリッジ14Kのカートリッジ支持部95を回転中心として、ブラックトナーカートリッジ14Kと一体的に、左側面視時計回りに揺動される。
なお、ブラック以外の現像器18の現像ローラ19は、対応する離間カム38の押圧により、対応する感光ドラム15から離間されている。
これにより、ブラック現像器18Kの現像ローラ19と、ブラック感光ドラム15Kとが接触されるとともに、ブラック以外の現像器18の現像ローラ19と、ブラック以外の感光ドラム15とが離間される。
7.作用効果
(1)このカラーレーザプリンタ1によれば、図15に示すように、トナーカートリッジ14は、ドロワユニット13に支持されるカートリッジ支持部95を備え、現像器18がトナーカートリッジ14のカートリッジ支持部95を中心として揺動されることにより、現像ローラ19が感光ドラム15に対して接触または離間される。
そのため、カートリッジ支持部95において、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に対して容易に位置決めすることができ、位置決めされたトナーカートリッジ14のカートリッジ支持部95を中心として、すなわち、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に対して位置固定した状態で、現像器18を揺動させることができる。
その結果、現像器18の現像ローラ19が感光ドラム15に対して接離可能に構成されている場合であっても、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に対して容易に着脱させることができる。
(2)このカラーレーザプリンタ1によれば、図15に示すように、現像器18は、トナーカートリッジ14と一体的に揺動される。
そのため、現像器18を揺動させたときに、現像器18とトナーカートリッジ14との間からトナーが漏れることを防止することができる。
(3)このカラーレーザプリンタ1によれば、図1に示すように、現像器18を感光ドラム15に向かって押圧する押圧部材111を備えている。
そのため、現像器18の現像ローラ19と、感光ドラム15とを確実に接触させることができる。
(4)このカラーレーザプリンタ1によれば、図15に示すように、現像器18の現像ローラ19を感光ドラム15に対して離間させる離間カム38は、当接部50において現像器18を押圧することにより、現像器18の現像ローラ19を感光ドラム15から離間させ、当接部50における現像器18に対する押圧を解除することにより、現像器18の現像ローラ19の感光ドラム15に対する接触を許可する。
そのため、離間カム38の現像器18に対する押圧または押圧解除により、確実に、現像器18の現像ローラ19を感光ドラム15に対して接触または離間させることができる。
(5)このカラーレーザプリンタ1によれば、離間カム38が、現像器18の現像ローラ19を感光ドラム15から離間させるときに現像器18を押圧する押圧力は、押圧部材111が、現像器18を押圧する押圧力よりも大きい。
そのため、押圧部材111によって現像器18を感光ドラム15に向かって押圧できながら、離間カム38によって現像器18を押圧したときには、確実に、現像器18の現像ローラ19を感光ドラム15から離間させることができる。
(6)このカラーレーザプリンタ1によれば、図5に示すように、中空の略円柱形状のトナーカートリッジ14の中心軸線上に、カートリッジ支持部95が設けられている。
そのため、カートリッジ支持部95を中心として、トナーカートリッジ14の外周に沿うように、現像器18を揺動させることができる。
その結果、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に対して位置固定した状態で、現像器18を揺動させることができる。
(7)このカラーレーザプリンタ1によれば、図5および図6に示すように、トナーカートリッジ14は、内側筐体81のカートリッジ開口83を露出してトナーの通過を許容する開位置と、内側筐体81のカートリッジ開口83を被覆してトナーの通過を規制する閉位置とに移動可能な外側筐体82を備え、外側筐体82は把持部87を備えている。
そのため、把持部87を操作することにより、確実に外側筐体82を開閉させることができ、トナーカートリッジ14をドロワユニット13から離脱させるときには、外側筐体82を閉位置に配置してトナーの通過を規制することができ、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に装着したときには、外側筐体82を開位置に配置してトナーの通過を許容することができる。
その結果、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に対して着脱させるときに、トナーが漏れることを確実に防止することができる。
(8)このカラーレーザプリンタ1によれば、図5および図6に示すように、トナーカートリッジ14は、トナーカートリッジ14が感光体ユニットに装着されたときに内側筐体81を現像フレーム61に固定するためのカートリッジ固定突起91を備えている。
そのため、トナーカートリッジ14がドロワユニット13に装着されたときに、トナーカートリッジ14と現像フレーム61とを互いに固定することができる。
その結果、確実に、現像器18とトナーカートリッジ14とを一体的に揺動させることができる。
(9)このカラーレーザプリンタ1によれば、図5および図6に示すように、現像器18は、現像フレーム61の現像開口64を露出してトナーの通過を許容する開位置と、現像フレーム61の現像開口64を被覆してトナーの通過を規制する閉位置とに移動可能な現像シャッタ62を備え、トナーカートリッジ14は、トナーカートリッジ14がドロワユニット13に装着されたときに外側筐体82を現像シャッタ62に固定するためのシャッタ固定突起85を備えている。
そのため、現像シャッタ62を外側筐体82と一体的に開閉させることができ、トナーカートリッジ14をドロワユニット13から離脱させるときには、外側筐体82とともに現像シャッタ62を閉位置に配置してトナーの通過を規制することができ、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に装着したときには、外側筐体82とともに現像シャッタ62を開位置に配置してトナーの通過を許容することができる。
その結果、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に対して着脱させるときに、トナーが漏れることをより確実に防止することができる。
(10)このカラーレーザプリンタ1によれば、図5および図6に示すように、内側筐体81は、中空の略円柱形状に形成されており、外側筐体82は、内側筐体81の外周に沿う断面略円弧形状に形成され、内側筐体81に対して回動されることにより開閉される。
そのため、外側筐体82を、内側筐体81の外周に沿って回動させることによって、開閉させることができる。
その結果、外側筐体82を開閉させる空間を、内側筐体81の外周に効率よく設けることができ、省スペース化を図ることができる。
(11)このカラーレーザプリンタ1によれば、図5および図6に示すように、外側筐体82は、カートリッジ支持部95を中心として回動される。
そのため、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に対して位置固定した状態で、外側筐体82を開閉させることができる。
(12)このカラーレーザプリンタ1によれば、ドロワユニット13の側板32に形成されるカートリッジガイド溝35に、トナーカートリッジ14のカートリッジ支持部95が支持され、トナーカートリッジ14の着脱が案内される。
そのため、トナーカートリッジ14をドロワユニット13に対して確実に着脱させ、位置決めすることができる。
(13)このカラーレーザプリンタ1によれば、図3に示すように、ドロワユニット13の1対の側板32には、現像器18を揺動可能に保持する1対の現像器支持溝39が形成されている。
そのため、現像器支持溝39に沿って、現像器18を確実に揺動させることができる。
(14)このカラーレーザプリンタ1によれば、図11に示すように、トナーカートリッジ14の外側筐体82が、閉位置に配置されているときには、第1把持部88が、スキャナユニット9から感光ドラム15へのレーザービームを遮蔽する第1位置に配置され、トナーカートリッジ14の外側筐体82が、開位置に配置されているときには、第1把持部88が、スキャナユニット9から感光ドラム15へのレーザービームを遮蔽しない第2位置に配置される。
そのため、トナーカートリッジ14の外側筐体82が閉位置に配置されているときには、第1把持部88によって、スキャナユニット9から感光ドラム15へのレーザービームを遮蔽することができ、画像形成を制限することができる。
その結果、外側筐体82が閉位置に配置された状態で、トナーカートリッジ14が本体ケーシング2に装着されたときに、本体ケーシング2の誤動作を防止することができる。
(15)このカラーレーザプリンタ1によれば、図11に示すように、第1把持部88は、遮蔽部材として機能する。
そのため、別途、遮蔽部材を備えることなく、第1把持部88を遮蔽部材とすることができ、トナーカートリッジ14の部品点数を低減させることができる。
(16)このカラーレーザプリンタ1によれば、図1に示すように、テストパターンを読み取るパッチセンサ112と、パッチセンサ112が読み取ったテストパターンに基づいて、第1把持部88が第2位置に配置されているか否かを判断するCPU113とを備えている。
そのため、テストパターンの読取動作を利用して、第1把持部88が第2位置に配置されているか否かを判断することができる。
(17)このカラーレーザプリンタ1によれば、図11に示すように、外側筐体82の開閉は、第1把持部88の移動に連動している。
そのため、外側筐体82を開位置に配置したときに、確実に、第1把持部88をレーザービームの出射軌跡内から退避させることができる。
その結果、外側筐体82を開位置に配置したときに、確実に画像形成動作を実施することができる。
1 カラーレーザプリンタ
2 本体ケーシング
9 スキャナユニット
10 プロセスユニット
13 ドロワユニット
14 トナーカートリッジ
15 感光ドラム
18 現像器
19 現像ローラ
35 カートリッジガイド溝
38 離間カム
39 現像器支持溝
61 現像フレーム
62 現像シャッタ
64 現像開口
81 内側筐体
82 外側筐体
83 カートリッジ開口
85 シャッタ固定突起
87 把持部
91 カートリッジ固定突起
95 カートリッジ支持部
111 押圧部材
112 パッチセンサ
113 CPU

Claims (4)

  1. 装置本体と、
    並列配置された複数の感光体を有し、前記装置本体に収容される収容位置と、前記装置本体から引き出される引出位置とにスライド可能な画像形成ユニットと、
    各前記感光体に対応するように、前記画像形成ユニットに対して着脱自在に設けられ、現像剤を収容する複数の現像剤カートリッジと、
    前記装置本体内に設けられ、各前記感光体に向かってレーザービームを出射する露光手段と
    を備え、
    前記現像剤カートリッジは、
    前記露光手段から前記感光体へのレーザービームを遮蔽する第1位置と、
    前記露光手段から前記感光体へのレーザービームを遮蔽しない第2位置と
    に移動可能な遮蔽部材を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記遮蔽部材は、把持部材を兼ねることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. テストパターンを読み取る読取部材と、
    前記読取部材が読み取ったテストパターンに基づいて、前記遮蔽部材が前記第2位置に配置されているか否かを判断する情報判断部材とを備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤カートリッジは、現像剤を外部に排出する開口が形成された筐体と、前記開口を開閉するシャッタとを有し、
    前記シャッタの開閉は、前記遮蔽部材の移動に連動していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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