JP2012027107A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コントラスト比を高めることができる表示装置を提供すること。
【解決手段】リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料に剪断応力かけることによって該色素の分子を配向させて形成された偏光層PLを有する表示装置1において、前記偏光層PLの下地を形成する下地膜ULを有し、前記色素の分子は、スルホ基を有し、前記下地膜ULは、塩基性の表面官能基を有する材料からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料に剪断応力をかけて、色素分子を配向させた偏光層を有する表示装置に関する。
従来、リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料に剪断応力をかけて、色素分子を配向させた偏光層を有する偏光素子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、リオトロピック液晶性とは溶媒に溶かした溶液状態で液晶とよく似た性質を示すことである。リオトロピック液晶性を有する色素は、例えば、溶媒として好適に用いられる水に対して可溶である。また、リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料は、溶液状態で下地に塗布する際に剪断応力をかけられることによって色素分子を一方向に配向され、下地に塗布された後に乾燥されて偏光層として完成される。このようなリオトロピック液晶性を有する色素を含む材料は、溶液状態で下地に塗布する際に大きい剪断応力をかけるほど色素分子の配向性が向上する。
特許文献1に記載された偏光素子は、リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料を溶液状態で下地となる基板上に塗布する際に、該材料に対して剪断応力をかけている。この偏光素子は、色素分子の配向性を向上させるため、前記材料を乾燥させる際、溶媒の蒸発速度を制御するようにしている。このようにして得られた偏光素子は、高い光学的特性を得ることができるため、例えば、表示装置に適用される。
特開2007−240906号公報
しかしながら、特許文献1に記載の偏光素子を適用した表示装置では、リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料を基板上に塗布する際に、該材料に対して大きい剪断応力をかけると、該材料が基板と離れてしまうため、該材料に対して大きい剪断応力をかけることが難しく、結果的にコントラスト比を高めることが難しいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コントラスト比を高めることができる表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1にかかる表示装置は、リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料に剪断応力かけることによって該色素の分子を配向させて形成された偏光層を有する表示装置において、前記偏光層の下地を形成する下地膜を有し、前記下地膜は、塩基性の表面官能基を有する材料からなることを特徴とする。
本発明の請求項2にかかる表示装置は、上記の発明において、前記偏光層の色素材料がリオトロピック液晶であり、色素分子には少なくとも一つ以上の酸性基である官能基を有することを特徴とする。前記色素は、アントラキノン系色素、フタロシアニン系色素、ポルフィリン系色素、ナフタロシアニン系色素、キナクリドン系色素、ジオキサジン系色素、インダンスレン系色素、アクリジン系色素、ペリレン系色素、ピラゾロン系色素、アクリドン系色素、ピランスロン系色素、およびイソビオラントロン系色素の色素群の少なくとも一つから選択されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3にかかる表示装置は、上記の発明において、前記塩基性の表面官能基を有する材料が、シランカップリング剤であることを特徴とする。
本発明にかかる表示装置は、リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料に剪断応力かけることによって該色素の分子を配向させて形成された偏光層を有する表示装置において、前記偏光層の下地を形成する下地膜を有し、前記色素の分子は少なくとも一つ以上の酸性基を有し、前記下地膜は、塩基性の表面官能基を有する材料からなるので、前記色素の分子が有する酸性基と、前記下地膜の表面官能基である塩基性基との間に酸−塩基相互作用が生じて、前記下地膜の表面と前記リオトロピック液晶性を有する色素の分子との固定化される力が強くなる。このため、前記材料に対して大きい剪断応力をかけることができるので前記偏光層の色素配向性が向上し、結果的にコントラスト比を高めることができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の構成を模式的に示した図である。 図2は、シランカップリング剤Aを用いた下地膜の形成条件を示す条件表である。 図3は、偏光層の形成条件を示す条件表である。 図4は、図1に示した塗布型偏光板および従来の塗布型偏光板の全光線透過率とコントラスト比との関係を示す図である。 図5は、従来の塗布型偏光板の構成を模式的に示した図である。 図6は、シランカップリング剤Bを用いた下地膜を有する塗布型偏光板の構成を模式的に示した図である。 図7は、図1に示した塗布型偏光板、および図5に示した塗布型偏光板の全光線透過率とコントラスト比との関係を示す図である。 図8は、全光線透過率40%の場合のコントラスト比の比較を示した表である。 図9は、本発明の実施の形態の変形例であるOLED表示装置の一部断面を模式的に示した図である。
以下、図面を参照して、本発明にかかる表示装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態
図1は、本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置1の構成を示した模式図である。液晶表示装置1は、アクティブマトリックス駆動方式の液晶表示装置であり、図1に示すように、液晶表示パネル10と、バックライト11と、制御部12とを有する。なお、図1中で液晶パネル10は、要部断面を示している。
液晶表示パネル10は、TFT基板20と、カラーファイルタ基板30とを有し、TFT基板20とカラーファイルタ基板30とによって液晶材料40をはさんでいる。
TFT基板20は、ガラス基板SUBと、薄膜トランジスタTFT(Thin Flilm Transistor)と、画素電極PXと、蓄積容量CPと、配向膜ALとを有する。
ガラス基板SUBは、ガラス材である透明な基板である。薄膜トランジスタTFTは、液晶駆動用のスイッチング素子である。画素電極PXは、画素となる表示用のITO(Indium Tin Oxide)電極である。蓄積容量CPは、薄膜トランジスタTFTがオフになった際にも画素電極PXの電圧を保持させる信号保持容量である。配向膜ALは、ポリイミド等の薄膜であり、液晶を配向させる。
カラーファイルタ基板30は、ガラス基板SUBと、カラーフィルタCFと、ブラックマトリクスBMと、オーバーコート膜OCと、共通電極CTと、配向膜ALとを有する。
カラーフィルタCFは、赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色をもつ染料あるいは顔料を含んだ樹脂膜である。ブラックマトリクスBMは、カラーフィルタCFの画素間に配置される遮光膜である。オーバーコート膜OCは、カラーフィルタCFを保護する樹脂膜である。共通電極CTは、ITO(Indium Tin Oxide)電極である。
また、液晶表示パネル10は、下地膜ULおよび偏光層PLを有する。下地膜ULはガラス基板SUBに塗布される膜である。下地膜ULは、塩基性の表面官能基を有する材料からなる。ここで、塩基性基とは、不活性支持電解質を0.1〜3mol/dm加えた水溶液中でそれぞれ7以上のPkaを有する官能基のことである。なお、Pkaとは濃度酸解離定数kaの逆数の対数値、すなわち−log(ka)である(化学便覧基礎編II、P.331に記載)。塩基性基の例としてはアミノ基、スルホニウム基、ピロール基、3−ピロリン基、ピロリジン基、ピラゾール基、2−ピラゾリン基、ピラゾリジン基、イミダゾール基、ピリジン基、ピリダジン基、ペピリジン基、ピラジン基、ピリミジン基、トリアジン基、他がある。
この実施の形態では、下地膜ULとしてシランカップリング剤を用いている。シランカップリング剤としては、表面官能基がアミノ基である信越化学製KBM573(以下、シランカップリング剤Aという。)を用いた下地膜UL1を下地膜ULとして適用している。シランカップリング剤Aは、一つの分子中にアミノ基およびメトキシ基を備える。ガラス基板SUBにシランカップリング剤Aを形成すると、メトキシ基がガラス基板SUB表面の水酸基と結合する。これにより、ガラス基板SUBの表面官能基は、アミノ基で覆われる。
つぎに、シランカップリング剤Aを用いた下地膜UL1の形成条件について説明する。図2は、シランカップリング剤Aを用いた下地膜UL1の形成条件を示す条件表である。下地膜UL1は、スピンコータによってガラス基板SUBに塗布され、温度100度にて5分間乾燥される。下地膜UL1の厚さは、例えば、2〜3nmに設定される。なお、この下地膜UL1の形成条件は、一例を示すものであり、これに限定されるものではない。すなわち、温度、時間、厚さ等の各パラメータは適宜設定するとよい。例えば、乾燥方法として自然乾燥を適用してもよい。
偏光層PLは、下地膜UL1を下地として形成される層であり、特定の偏光成分を透過または吸収するものである。偏光層PLは、リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料としてのコーティング液によって形成される。リオトロピック液晶の色素には、酸性であるスルホ基が存在している。これは、水の濃度によって相状態が変化するリオトロピック液晶材料が水に溶解しやすくなるためである。リオトロピック液晶性色素は、例えば、アントラキノン系色素、フタロシアニン系色素、ポルフィリン系色素、ナフタロシアニン系色素、キナクリドン系色素、ジオキサジン系色素、インダンスレン系色素、アクリジン系色素、ペリレン系色素、ピラゾロン系色素、アクリドン系色素、ピランスロン系色素、およびイソビオラントロン系色素からなる群より選ばれる色素を挙げることができる。これらは、1種が単独で含まれていてもよく、2種以上が任意の比率及び組み合わせで含まれていてもよい。
つぎに、偏光層PLの形成条件について説明する。図3は、偏光層PLの形成条件を示す条件表である。図3に示すように、塗布機としてアプリケーターを用いている。アプリケーターは、ギャップを6μm、塗工速度を125mm/sに設定される。このアプリケーターによって、上述したコーティング液を、ガラス基板SUBに形成された下地膜UL1に滴下し、アプリケーターを塗布方向に移動させることによって偏光層PLが形成される。この移動によってコーティング液に対して剪断応力がかかり、応力方向に色素が配向する。なお、この偏光層PLの形成条件は、一例を示すものであり、これに限定されるものではない。すなわち、ギャップ、塗工速度等の各パラメータは適宜設定するとよい。また、塗布機としてアプリケーターを例示したが、これに限定されるものではない。塗布機は、剪断応力を加えてコーティング液を塗布することができればよく、例えば、バーコーター、スリットコーターを用いてもよい。
このような構成を有する液晶表示装置1は、図1に示すように、ガラス基板SUBと、下地膜UL1と、偏光層PLとを有する塗布型偏光板50を備えている。
ここで、塗布型偏光板50および従来の塗布型偏光板の全光線透過率とコントラスト比との関係を示し、シランカップリング剤Aを用いた下地膜UL1を有する塗布型偏光板50と従来の塗布型偏光板とのコントラスト比の比較を行う。図4は、図1に示した塗布型偏光板50および従来の塗布型偏光板の全光線透過率とコントラスト比との関係を示す図である。図5は、従来の塗布型偏光板60の構成を模式的に示した図である。ここで、コントラスト比は、二枚の塗布型偏光板50の吸収軸を平行及び直交にした場合の輝度の比(白輝度/黒輝度)である。また、従来の塗布型偏光板とは、図5に示すように、ガラス基板SUBに下地膜ULを介さず直接に偏光層PLを形成した塗布型偏光板60である。図4に示した結果によると、全光線透過率40%における塗布型偏光板50のコントラスト比は2000となり、従来の塗布型偏光板60のコントラスト比である1200よりも約1.7倍のコントラスト比が得られる。
次に、シランカップリング剤Aを用いた下地膜UL1を有する塗布型偏光板50と、表面官能基がアミノ基であり、シランカップリング剤Aよりも表面官能基の塩基性が強い信越化学製KBM903(以下、シランカップリング剤Bという。)を適用した塗布型偏光板とのコントラスト比の比較を行う。図6は、シランカップリング剤Bを用いた下地膜UL2を有する塗布型偏光板70の構成を模式的に示した図である。図7は、塗布型偏光板50、および塗布型偏光板70の全光線透過率とコントラスト比との関係を示す図である。シランカップリング剤Bを用いた下地膜U2を有する塗布型偏光板70は、図6に示すように、ガラス基板SUBと、シランカップリング剤Bを用いてガラス基板SUBに形成された下地膜UL2と、下地膜UL2を介してガラス基板SUBに形成された偏光層PLとを有する。
ここで、塩基性の強さは窒素原子上の非共有電子対の濃度(電子密度)に関係する。シランカップリング剤Aは非共有電子対がベンゼン環に流れ込んでしまうため、その結果電子密度が低くなる。一方、シランカップリング剤Bにはベンゼン環が存在しない。このことから、シランカップリング剤Bの電子密度はシランカップリング剤Aよりも高くなり、塩基性が強くなる。この結果、全光線透過率40%におけるシランカップリング剤Bの塗布型偏光板70のコントラスト比は、図7に示すように、シランカップリング剤Aの塗布型偏光板50のコントラスト比よりも高いコントラスト比が得られる。
つぎに、シランカップリング剤Aを用いた下地膜UL1を有する塗布型偏光板50、シランカップリング剤Bを用いた下地膜UL2を有する塗布型偏光板70および従来の塗布型偏光板60のコントラスト比の比較を行う。図8は、全光線透過率40%の場合のコントラスト比の比較を示した表である。この図8に示した結果によると、塩基性が強いシランカップリング剤Bを用いた下地膜U2を有する塗布型偏光板70のコントラスト比は、シランカップリング剤Aを用いた下地膜U1を有する塗布型偏光板50のコントラスト比の約1.2倍となった。また、シランカップリング剤Bを用いた下地膜U2を有する塗布型偏光板70のコントラスト比は従来の塗布型偏光板60のコントラスト比の1.9倍となった。これらのことから、偏光層PLの下地膜ULとして強い塩基性の表面官能基を設けることによって、偏光層PLの色素配向性が向上し、高いコントラスト比が得られることがわかる。
この結果は、偏光層PLに含まれるリオトロピック液晶性を有する色素の色素分子が有するスルホ基と、下地膜ULの表面官能基である塩基性基との間に酸−塩基相互作用が生じて、下地膜ULの表面と偏光層PLとの固定化される力が強くなったことに起因すると考えられる。ここで、塗布型偏光板50,60,70は、液晶表示装置1のコントラスト比を決定する要因の一つである。このため、塗布型偏光板50,60,70の光学特性が二倍になれば、液晶表示装置1のコントラスト比もほぼ二倍になる。
本発明の実施の形態では、液晶表示装置1が、偏光層PLの下地を形成する下地膜ULを有し、偏光層PLが、色素の分子にスルホ基を有するリオトロピック液晶性を有する色素を含むコーティング液によって形成され、下地膜ULが、塩基性の表面官能基を有するので、色素の分子が有するスルホ基と、下地膜ULの表面官能基である塩基性基との間に酸−塩基相互作用が生じて、下地膜ULの表面と偏光層PLとの固定化される力が強くなる。このため、コーティング液に対して大きい剪断応力をかけることができるので偏光層PLの色素配向性が向上し、結果的に、コントラスト比を高めることができる。
また、本発明の実施の形態では、偏光層PLが形成される際、リオトロピック液晶性色素を材料として含むコーティング液がガラス基板SUBに対してはじかれにくくなるため、ガラス基板SUB上での面内均一性が向上し、結果的に歩留まりを向上することができる。
(変形例)
つぎに、本発明の実施の形態の変形例について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態の変形例を示した図である。本発明の実施の形態では、液晶表示装置1が、下地膜ULを下地とした偏光層PLを有するものを例示したが、下地膜ULを下地とした偏光層PLを有する表示装置であれば、3D表示装置等の表示装置に適用してもよい。そこで、この変形例では、下地膜ULを下地とした偏光層PLを有するOLED(Organic Light Emitting Device)表示装置を例示する。
OLED表示装置は、図9に示すように、OLEDパネル80およびλ/4板ORBを有する。OLEDパネル80は、有機EL層が形成された基板である。λ/4板ORBは、ポリカーボネイト等からなる位相差板である。λ/4板ORBは、OLEDパネル80がアルミニウム等からなる電極を用いているため、外光がOLEDパネル80内で反射し、表示性能が著しく落ちてしまうので、外光反射を抑制する。この変形例では、下地膜ULがλ/4板ORBに形成され、この下地膜ULを下地として偏光層PLが形成される。このため、OLED表示装置は、液晶表示装置1と同様に、コントラスト比を高めることができる。
なお、本発明の実施の形態では、下地膜ULとしてシランカップリング剤A,Bを用いるものを例示したが、これに限らず、下地膜ULは、塩基性の表面官能基を有する材料からなればよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 液晶表示装置
10 液晶表示パネル
20 TFT基板
30 カラーフィルタ基板
40 液晶材料
50、60、70 塗布型偏光板
80 OLEDパネル
SUB ガラス基板
TFT 薄型トランジスタ
PX 画素電極
CP 蓄積容量
AL 配向膜
CF カラーフィルタ
BM ブラックマトリクス
OC オーバーコート層
CT 共通電極
UL、UL1、UL2 下地膜
ORB λ/4板

Claims (3)

  1. リオトロピック液晶性を有する色素を含む材料に剪断応力かけることによって該色素の分子を配向させて形成された偏光層を有する表示装置において、
    前記偏光層の下地を形成する下地膜を有し、
    前記色素の分子は、少なくとも一つ以上の酸性基を有し、
    前記下地膜は、塩基性の表面官能基を有する材料からなることを特徴とする表示装置。
  2. 前記色素は、アントラキノン系色素、フタロシアニン系色素、ポルフィリン系色素、ナフタロシアニン系色素、キナクリドン系色素、ジオキサジン系色素、インダンスレン系色素、アクリジン系色素、ペリレン系色素、ピラゾロン系色素、アクリドン系色素、ピランスロン系色素、およびイソビオラントロン系色素の色素群の少なくとも一つから選択されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記塩基性の表面官能基を有する材料は、シランカップリング剤であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
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