JP2012026694A - さすまた - Google Patents

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Takuji Hori
卓爾 堀
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SHIMAMATSU YOSHINOBU
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SHIMAMATSU YOSHINOBU
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Abstract

【課題】可動腕の作動機構が簡便である、さすまたを提供する。
【解決手段】アーム体2にそれぞれ回動可能なタックアーム体6を取り付けると共に、該タックアーム体6を常時開方向に付勢するバネ8を設け、前記アーム体2に操作棒3を取り付けてあり、操作棒内に内装の内装棒16に胴当て体15を設け、一対のタックルアーム体6と胴当て体15を引張体18で結んである。抑制すべき相手の身柄を拘束しようとする場合、胴当て体15の移動によって、タックアーム体6が胴体を抱え、内装棒16を固定すると、タックルアーム体6から逃れることができない
【選択図】図1

Description

本願発明は、さすまたに関する。
現代社会において、年々治安悪化が進み社会問題となっている。悪人が弱者を脅かすと事件が発生し、勇気を持って立ち向かうにしても、相手が刃物等を所持したりしている場合には、被害を被ることが多い。
そこで、係る場合に対処する道具として「さすまた」があり、例えば、特許文献1に開示してある。この特許文献1に開示のさすまたは、抑制すべき相手の身柄を拘束しようとする場合、湾曲状のふたまた部本体内に突出用圧縮バネが収縮した状態で可動腕が挿入されている。そして、常時は、前記突出用バネは施錠爪によって、収縮状態であるが、抑制すべき相手をふたまた部内で確保した時点で、相手の身体を利用して、作動板に押圧を加えられると、前記施錠爪が解錠され、圧縮バネが伸長し、可動腕がふたまた部本体内から突出して、相手の身体を包み込み、行動の自由を奪って抑制できるものである。
特開2006-329602号公報
前記開示のさすまたは、相手の身体を包み込む可動腕が突出する機構が突出用圧縮バネの反発力を利用すると共に、施錠爪の解除を行う機構が必要であり、可動腕の操作機構が複雑である。
そこで、本願は、可動腕の作動機構が簡便であるさすまたを提供するものである。
請求項1のさすまたは、アーム体の端部に、それぞれ回動可能なタックアーム体が取り付けてあると共に該タックアーム体は常時開方向に付勢しているためのバネが設けてある。また、前記アーム体には操作棒が取り付けてある。
そして、前記操作棒内に内装の内装棒の端部には、胴当て体が設けてあり、一対のタックルアーム体と胴当て体は引張体で結んである。
そのため、胴当て体の移動によって、タックアーム体が胴体を抱え、内装棒を固定すると、タックルアーム体から逃れることができない。
又、請求項2のさすまたは、一対のタックアーム体にそれぞれ回動可能な閉鎖アーム体が取り付けてあると共に該閉鎖アーム体を常時開方向に付勢のバネが設けてある。また、閉鎖アーム体は引張体に結んであるので、胴当て体の移動によって、タックアーム体と閉鎖アーム体が胴体を抱え、内装棒を固定すると、タックルアーム体と閉鎖アーム体から逃れることができない。
又、請求項3のさすまたは、内装棒にロック、アンロック機構を備えることによって、一旦、胴当て体が移動すると、タックアーム体と閉鎖アーム体が胴体を抱えてロック状態になるので逃れることができないし、アンロックにすることによって、胴当て体を元の状態にすることができる。
又、請求項4のさすまたは、アーム体に胸当てが形成されているので、前方に向かってくる場合に備えることができる。
本願の請求項1のさすまたは、胴当て体の移動によって、タックアーム体が胴体を抱え、内装棒を固定すると、タックルアーム体から逃れることができない。
又、請求項2のさすまたは、タックアーム体と閉鎖アーム体から逃れることができない。
又、請求項3のさすまたは、一旦、胴当て体が移動すると、ロック状態になるので逃れることができないし、アンロックにすることによって、胴当て体を元の状態にすることができる。
又、請求項4のさつまたは、アーム体に胸当てが形成されているので、前方に向かってくる場合に備えることができる。
さすまたの胸当てを省略した平面図である。 図1の左側面図と部分拡大断面図である。 はさすまたの正面図である。
本発明について、図面を参照して説明する。図1はさすまたの胸当てを削除した平面図、図2は図1の左側面図と部分拡大断面図、図3はさすまたの正面図である。
さすまた1は、半円状,Y字状等の形状のアーム体2と、そのアーム体2に連結されている円筒の操作棒3からなる。尚、前記アーム体2と操作棒3の材質は、金属、木材等、種々選定できるし、断面形状は四角状でも丸状であってもよい。
また、前記アーム体2のそれぞれの先端部には、アーム体固定軸5が垂設してあり、このアーム体固定軸5には回動可能なタックルアーム体6が取り付けてある。また、このアーム体固定軸5には、ねじりコイルバネ8が挿入してあり、そのねじりコイルバネ8の端部は、タックルアーム体6とアーム体2の側壁を押圧し、タックルアーム体6はアーム体2に対して、常時、開方向に、即ち、右側のタックルアーム体6は時計方向に、左側のタックルアーム体6は反時計方向に、付勢されている。
尚、前記タックルアーム体6は、身体の腰辺りを包み込み可能な円弧状であり、材質は金属等から選定する。又、前記ねじりコイルバネ8は板バネ等で構成してもよい。
また、前記タックルアーム体6のそれぞれの先端部には、閉鎖固定軸10が垂設してあり、この閉鎖固定軸10には閉鎖アーム体11が回動可能に取り付けてある。また、この閉鎖固定軸10には、ねじりコイルバネ12が取り付けてあり、そのねじりコイルバネ12の端部は、タックルアーム体6と閉鎖アーム体11の側壁を押圧し、閉鎖アーム体11はタックルアーム体6に対して、常時、開方向に、即ち、右側の閉鎖アーム体11は時計方向に、左側の閉鎖アーム体11は反時計方向に、付勢されている。
なお、この閉鎖アーム体11は、相手の腰の周りを更に囲うためのものであり、前記タックルアーム体6の形状によっては、必ずしも必要ではない。又、前記ねじりコイルバネ12は板バネ等で構成してもよい。
また、前記アーム体2とアーム体2の中心、即ち、操作棒3に対応する位置には、丸棒、板状等の胴当て体15が設けてあり、この胴当て体15はねじ等(図示略)を介して内装棒16が取り付けてある。そして、この内装棒16は、前記操作棒3に内挿してある。
また、引張体(ワイヤー、紐等)18は、前記右側の閉鎖アーム体11の端部に取り付けられ、前記右側のタックルアーム体6のほぼ中央に取り付けられている支持軸19に掛けられて、胴当て体15を介して、左側のタックルアーム体6のほぼ中央に取り付けられている支持軸19に掛けられて、左側の閉鎖アーム体11の端部に取り付けられている。従って、胴当て体15がアーム体2に近づくように移動すると(図1の破線で示す胴当て体15’)、前記引張体18によって、タックルアーム体6はねじりコイルバネ8の付勢力に打ち勝って、アーム体固定軸5で胴当て体15’に近づくように回動すると共に、閉鎖アーム体11もねじりコイルバネ12に打ち勝って、閉鎖固定軸10で胴当て体15’に近づくように回動する。
即ち、胴当て体15がアーム体2に近づくように移動すると、閉鎖アーム体11とタックルアーム体6は、胴体を囲うように作用するので、内装棒16を固定すると、もはや、閉鎖アーム体11とタックルアーム体6から逃れることができない。
尚、前記内装棒16の右端部には、胴当て体15のロック、アンロック機構が設けてある。前記内装棒16には爪20が取り付けてあると共に前記爪20と係止する係止孔21が穿設の係止体22が操作棒3の片側に突出して取りつけてある。
即ち、前記爪20の傾斜方向は、前記係止孔21に対して、胴当て体15がアーム体2に近づくように移動して、内装棒16が操作棒3の右端部側に挿入されるときには、抵抗なく挿入可能であるが、反対に、胴当て体15がアーム体2から離脱する方向には、爪20が係止孔21に係止して移動できないように、胴当て体15側に傾斜していて、所謂、ラチェット機構を構成している。
従って、一旦、胴当て体15がアーム体2に近づくように移動して胴当て体15’の位置になると、閉鎖アーム体11とタックルアーム体6は、胴体を囲むように図1の破線状態になり、もはや、閉鎖アーム体11とタックルアーム体6から逃れることができない。
又、前記内装棒16とアーム体2の間には操作杆27が取り付けてあり、その操作杆27にはバネ25が内挿してあり、爪20が、常時、係止孔21の上縁21aに係止可能となるように、前記バネ25によって付勢されている。
又、前記胴当て体15のロック状態を解除するために、前記係止体22に回動軸29を設け、前記操作杆27に連結のレバー30が取りつけてある。このレバー30をアーム体2とで握ると、レバー30は前記回動軸29を支点に、操作杆27を下方向に、即ち、内装棒16を下方向に移動させるので、爪20は係止孔21から離脱する。そのため、補胴当て体15(内装棒16)は、左方向に移動可能となり、図1に示す破線で示す補胴当て体15から実線で示す胴当て体15に戻すことができる。
又、このさすまたには、アーチ状の胸当て体40が形成されていて、この胸当て体40は、前記一対のアーム体2から、側面視、後方側に突き出す形状であり、正面視、アーチ状の胸アーム41が立設してあり、そのサポートとして、胸アーム41の頂部からサポート体42が操作棒3に取りつけてある。
次に、前記構成のさすまたの使用方法について説明する。なお、さすまたの胴当て体15は、図1の実線の位置である。
操作棒3を持って、タックルアーム体6(又は閉鎖アーム体11)を相手の腹部をめがけて突くと、閉鎖アーム体11はねじりコイルバネ(又は、板バネ)8の反発力に打ち勝って、内側に回動して腹部を閉鎖アーム体11及びタックルアーム体6内に受け入れる。
そして、前記胴当て体15が腹部に当たり、更に、操作棒3を相手の胴体を押すと、その胴当て体15の移動によって、内装棒16に形成の爪20は係止孔21の上縁21aに係止しながら右方向に挿入され、引張体18はタックルアーム体6をアーム体固定軸5で閉側に回動し、相手の胴体を囲うと、閉鎖アーム体11が付設の場合には、ねじりコイルバネ(又は、板バネ)12の付勢力により元の開状態になり、閉鎖アーム体11とタックルアーム体6とで胴体を囲うことになる。
このように胴体をさすまたで囲われたとき、相手は、逃れようとして後ろに下がって閉鎖アーム体11やタックルアーム体6から離脱しようとするが、前記内装棒16に形成の爪20が係止孔21の上縁21aに係止しているラチェット機構によって、前記胴当て体15(内装棒16)はアーム体2から離脱する元の状態には移動せず、捕捉された状態を維持する。即ち、一度、さすまたが、胴体を捕捉すると、もはや逃れることができない。
また、補足されたとき、相手が前方側(把持者側)に向かってくる場合には、操作棒3を操って、胸当て体40を相手の胸に押し当てると、相手は反り返り、把持者に向かってくることができない。
以上のように、このさすまたは、一端、補足すると、後ろへ逃れようとしても、ラチェット機構により閉鎖アーム体11とタックルアーム体6から逃れることはできないし、把持者に向かってくる場合には、胸当て体40を相手の胸に押し当てると、相手は反り返り向かってくることができない。
尚、相手を補足した後に、さすまたから逃れるためには、アンロック状態にすればよく、このアンロック状態にするには、レバー30をアーム体2とで握って操作杆27を下方向に移動させて、爪20を係止孔21から離脱させることによって、胴当て体15(内装棒16)は、アーム体2から離脱する左方向に移動させることができ、元の状態に戻すことができる。
2 アーム体
3 操作棒
6 タックアーム体
8 ねじりコイルバネ
11 閉鎖アーム体
12 ねじりコイルバネ
16 内装棒
18 引張体
20 爪
21 係止孔
22 係止体
25 バネ
27 操作杆
30 レバー
40 胸当て体

Claims (4)

  1. アーム体にそれぞれ回動可能なタックアーム体を取り付けると共に該タックアーム体を常時開方向に付勢のバネを設け、前記アーム体に操作棒を取り付けてあるさすまたであって、
    前記操作棒内に内装の内装棒に胴当て体を設け、
    一対のタックルアーム体と胴当て体を引張体で結ぶことを特徴とするさすまた。
  2. 一対のタックアーム体にそれぞれ回動可能な閉鎖アーム体を取り付けると共に該閉鎖アーム体を常時開方向に付勢のバネを設け、閉鎖アーム体を引張体で結ぶことを特徴とする請求項1のさすまた。
  3. 内装棒にロック、アンロック機構を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2のさすまた。
  4. アーム体に胸当てが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項のさすまた。
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