JP2012026525A - 多方切換弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化やコストアップを招くことなく、流路切換用モータの発生トルクを増大させ得るようにされた多方切換弁を提供する。
【構成】弁ハウジング20内に低温低圧冷媒を充満させるとともに、流路切換用モータを構成するロータ16及びステータコイル17を前記弁ハウジング20内に配在してそれら双方を前記低温低圧冷媒中に浸すようにされ、かつ、ロータとステータコイルとの間にキャン等の遮蔽物を配在しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクル(ヒートポンプ)等に用いられる三方切換弁や四方切換弁等の多方切換弁に係り、特に、流路の切り換えをモーター等のアクチュエータで弁体を回動させることにより行うロータリ式の多方向切換弁に関する。
この種の多方切換弁として、本願の出願人は、先に、図3、図4に示される如くの多方切換弁を提案している(特許文献1、2等を参照)。以下、図示の多方切換弁を簡単に説明する。
図示例の多方切換弁10’は、高圧流体導入ポート11、第1入出ポート12、第2入出ポート13、及び低圧流体導出ポート14を有する、ヒートポンプ装置等に用いられるロータリー式の四方切換弁であり、流体として冷媒が使用されるもので、流路切換用アクチュエータとしてのステッピングモータ15と、該ステッピングモータ15により回動せしめられる弁体50と、この弁体50を回動可能に保持する弁ハウジング60と、を備えている。
モータ15は、冷媒密封用のキャン18と、このキャン18の内周側に配在されたロータ16と、キャン18の外周に外嵌固定されたステータコイル17とからなっており、ステータコイル17とロータ16との間には、キャン18の肉厚分を含むエアギャップαが形成されている。なお、モータ15内には、遊星歯車式減速機構40が付設され、モータ15の出力軸(遊星歯車式減速機構40の出力軸45)の回転が前記弁体50に直接伝達されるようになっている。符号49は、出力軸45及び後述の小径軸部51を挿通すると共に、遊星歯車式減速機構40の固定内歯ギアを支持する厚肉円筒状のガイド部である。
弁ハウジング60は、例えば、3本のボルト93により気密的に締結された上側箱状体(上側分割体)60Aと下側蓋状体(下側分割体)60Bとからなり、これら上側箱状体60Aと下側蓋状体60Bとで円筒状の弁室61が画成されている。
上側箱状体60Aは、概略凸状の上側基体部60aと該上側基体部60aの下面外周部から下側に突出する主として弁室61の周壁部を画成する円筒状壁部60bとからなり、上側基体部60aには、横穴と縦穴とからなる断面逆L形状の第1入出ポート12と第2入出ポート13(図4参照、図3には仮想位置が示されている)が設けられ、また、円筒状壁部60bの上部の前面側には、前記弁室61に連なる低圧流体導出ポート14が設けられている。
一方、下側蓋状体60Bは、上記円筒状壁部60bの下端部が外嵌される段付き厚板状とされ、その中央(回転軸線O上)には、それを貫通して前記弁室61に開口する高圧流体導入ポート11が設けられている。なお、軽量化等を図るため、弁ハウジング60(上側箱状体60Aと下側蓋状体60B)の材料にはアルミニウムが使用されている。
前記弁室61の天井部には、第1入出ポート12と第2入出ポート13の下端開口部が形成された、円形板状の弁シート65が配設(ねじ止め)されている。
前記弁体50は、上から順に、モータ15内の遊星歯車式減速機構40の出力軸45に一体回転可能に連結された小径軸部51、上側箱状体60Aに形成された中央挿通穴67及び弁シート65の中央に形成された開口69に挿通せしめられた中央軸部52、及び高圧流体導入ポート11内に挿入された大径円筒軸部53を有するステンレス(SUS)製の弁軸部材50Aと、該弁軸部材50Aの、前記弁室61内に位置する中央軸部52の下端部から大径円筒軸部53の中央肉厚部53a上端に至る段付き部分に外嵌固定された軸外部材54とからなり、弁室61内に位置する部分(中央軸部52の下部、大径円筒軸部53及び軸外部材54)が逆L形ないしクランク状の切換弁体部50Bとなっている。
前記弁軸部材50Aの中央軸部52と大径円筒軸部53の下端部は、それぞれスリーブ状の軸受部材81、82により摺動回転自在に支持されている。また、大径円筒軸部53における中央肉厚部53aの下部円錐面部と高圧流体導入ポート11の内周面との間には、テフロン(登録商標)製のリップシール83が介装されている。
前記切換弁体部50B内には、その外形に相似する逆L形ないしクランク状の弁体内通路55が設けられている。
この弁体内通路55の出口側端部には、弁シート65に気密的に圧接するように、シール材としてのOリング74と角形リング75とが装着されている。Oリング74は、弁体内通路55を流れる高圧流体により半径方向外方に押圧されて断面が円形から楕円状に変化するが、このOリング74の形状変化を利用して角形リング75の一端面を弁シート65に押し付けてシール効果を得る構成となっている。
なお、前記下側蓋状体60Bの上面中央部に突設された円筒状突壁部60dの外周には、前記弁体内通路55の出口側端部(角形リング75)を弁シート65に押し付けるべく、前記弁体50を上向きに付勢するコイルばね92が縮装されている。また、流体の不所望な漏れが生じないようにすべく、各部材の対接面間等の要所、例えば、上側箱状体60Aの円筒状壁部60bの下部内周面と下側蓋状体60Bの上部外周面との間には、Oリング95等のシール材が装着されている。
かかる構成を有する多方切換弁(四方切換弁)10’では、弁体50がモータ15により回動せしめられて、弁体内通路55の出口側端部(角形リング75)が弁シート65の第1入出ポート12(の下端)の真下位置に達すると(図4(B)に示される状態)、高圧流体導入ポート11と第1入出ポート12とが弁体内通路55を介して連通し、高温高圧の流体は、弁体内通路55を介して第1入出ポート12へと流れ、一方、第2入出ポート13からの低温低圧の流体は、弁室61を介して低温流体導出ポート14へと流れる。
上記とは逆に、弁体内通路55の出口側端部(角形リング75)が弁シート65の第2入出ポート13(の下端)の真下位置に回動せしめられると(図4(A)に示される状態)、高圧流体導入ポート11と第2入出ポート13とが弁体内通路55を介して連通し、高温高圧の流体は、弁体内通路55を介して第2入出ポート13へと流れ、一方、第1入出ポート12からの低温低圧の流体は、弁室61を介して低圧流体導出ポート14へと流れる。
このように図示例の多方切換弁10’は、弁体50を回動させることによって、弁体内通路55及び弁室61を介して第1入出ポート12及び第2入出ポート13のいずれかと高圧流体導入ポート11及び低圧流体導出ポート14のいずれかとを選択的に連通させることにより、流路の切り換えを行うようになっている。
なお、上記四方切換弁10’では、第1入出ポート12及び第2入出ポート13を介して弁室61に導入される低温低圧の冷媒は、弁シート65に形成された開口69、中央挿通穴67に部分に形成された連通孔76、ホルダ47やガイド49に形成された開口77や均圧孔78等を介して前記キャン18内にも導入され、キャン18内は低温低圧の冷媒が充満するようになっている。
特願2010−010309号 特願2009−203926号
上記した如くのロータリ式の多方切換弁が用いられる冷凍サイクル(ヒートポンプ)においては、回路内を同時に流される高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒との温度差、圧力差を大きくすればするほど、その熱効率(冷凍能力)を高めることができるが、圧力差が大きくなると、弁体を回動させるための駆動トルクを増大させることが必要となる。つまり、圧力差が大きくなればなるほど、弁体(弁体内通路の出口側端部)を弁シートに強く押し付けることが要求され(漏出防止のため)、弁体を弁シートに強く押し付けると、弁体と弁シートとの間の摩擦抵抗が増大するため、弁体を円滑に回動させるためには、流路切換用モータとして発生トルクがより大きなものを採用する必要がある。
しかしながら、一般に、モータの発生トルクの大きさは、ステータコイル部分の大きさに比例するので、発生トルクを増大させるには、流路切換用モータの大型化、ひいては、装置(多方切換弁)の大型化やコストアップを招いてしまう。
本発明は、前記した如くの事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、大型化やコストアップを招くことなく、流路切換用モータの発生トルクを増大させ得るようにされた多方切換弁を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る多方切換弁の一つは、基本的には、複数個の流体入出ポートが開口する弁シート及び低圧流体導出ポートが開口する弁室を有する弁ハウジングと、前記弁シートに接触しながら回動せしめられる弁体と、該弁体を回転駆動する流路切換用モータとを備え、前記弁ハウジングに高圧流体導入ポートが設けられるとともに、前記弁体内に、前記高圧流体導入ポートと前記複数個の流体入出ポートとを選択的に連通させるための通路が形成され、前記流路切換用モータにより前記弁体を回動させて、前記高圧流体導入ポートと前記複数個の入出ポートのいずれかとを前記弁体内通路を介して選択的に連通させることにより流路の切り換えを行なうようにされ、前記弁ハウジング内に低圧流体が充満するようにされるとともに、前記流路切換用モータを構成するロータ及びステータコイルが前記弁ハウジング内に配在されてそれら双方が前記低圧流体中に浸されるようにされていることを特徴としている。
好ましい態様では、前記ロータとステータコイルとの間にキャン等の遮蔽物が配在されないようにされる。
他の好ましい態様では、前記弁ハウジング内は、前記弁シートを挟んで一方側に前記弁体が配在される弁室が形成され、他方側に前記モータが配在されるモータ室が形成され、前記弁室と前記モータ室とは前記弁シートに形成された開口を介して連通するようにされる。
他の好ましい態様では、前記弁体の回転軸線は、前記モータの出力軸の回転軸線から側方に所定の距離だけ偏心せしめられる。
他の好ましい態様では、前記モータの回転駆動力は、歯車列を介して前記弁体に伝達されるように構成される。
本発明に係る多方切換弁では、弁ハウジング内に低圧流体が充満するようにされるとともに、流路切換用モータを構成するロータ及びステータコイルが弁ハウジング内に配在されてそれら双方が前記低圧流体中に浸されるようにされるので、キャンが不要となって、エアギャップをキャンの肉厚相当分狭くすることが可能となり、エアギャップを狭くすることにより、大型化やコストアップを招くことなく、モータの発生トルクを増大させることができる。
本発明に係る多方切換弁(四方切換弁)の一実施例を示す縦断面図。 図1に示される四方切換弁の底面図。 先に提案されている多方切換弁(四方切換弁)の一例を示す縦断面図。 図4のXーX矢視線に従う断面図。
以下、本発明の多方切換弁の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る多方切換弁の一実施例を示す縦断面図、図2は、図1に示される多方切換弁の底面図である。各図において、前述した図3、図4に示される多方切換弁10’の各部に対応する部分には同一の符号を付してその説明を簡略にする。
図示例の多方切換弁10も、図3、図4に示されるものと同様に、高圧流体導入ポート11、第1入出ポート12、第2入出ポート13、及び低圧流体導出ポート14を有する、ヒートポンプに使用されるロータリー式の四方切換弁であり、流体として冷媒が用いられるもので、流路切換用モータ15’と、該モータ15’により回動せしめられる弁体30と、この弁体30を回動可能に保持する弁ハウジング20と、を備えている。
弁ハウジング20は、円筒状本体20Aとこの円筒状本体20Aの上下に密封結合された上蓋体20C及び下蓋体20Bとからなり、その上下方向中央付近には円板状の弁シート25が適宜の手法(ろう付け、ねじ止め、溶接、圧入等)で固定されている。弁ハウジング20内は、第1入出ポート12と第2入出ポート13の上端開口12a、13aが形成された弁シート25を挟んで一方側(上側)に弁体30が配在される弁室21が形成され、他方側(下側)にモータ15が配在されるモータ室22が形成され、それら弁室21とモータ室22とは弁シート25の中央に形成された開口29を介して連通するようにされている。また、弁室21には低圧流体導入ポート14が開口せしめられている。
弁ハウジング20の上蓋体20Cの中央には、弁体30を回動可能に支持する段付き円筒状の弁体支持部材25が取付けられている。この弁体支持部材25は、上側小径部25a、中間大径部25b、下側大径部25cを有しており、上側小径部25aには、高圧冷媒導入ポート11が連結されている。
また、下蓋体20Bの右寄り部分には、第1入出ポート12を形成する管材12b、12c並びに第2入出ポート13を形成する管材13b、13cが取付固定されている。管材12b、13bは、弁シート25に垂直となるようにモータ室22内に挿入されてその上端部が弁シート25に形成された第1入出ポート12、第2入出ポート13の上端開口12a、13aの外周端縁部にろう付け等により接合されている。
前記弁体30は、上から順に、前記弁体支持部材25の上側小径部25aにスリーブ状の軸受部材82を介して回動自在に支持された上端部30a、弁体支持部材25の中間大径部25bないし下側大径部30bにリップシール83を介して支持された中間部30b、横突出部30cを有し、その内部には、その外形に相似するL形ないしクランク状の弁体内通路35が形成されている。また、弁体30の底部(回転軸線O上)には下向きに軸部30dが突設されている。この軸30dは、弁シート25に形成された中央開口29を介してモータ室22内に挿入されており、その外周には、後述するモータ15’の出力軸45に外嵌固定された駆動歯車31に噛合する従動歯車32が外嵌固定されている。
前記弁体内通路35の出口側端部(下端部)には、弁シート25に気密的に圧接するように、シール材としてのOリング74と角形リング75とが装着されている。また、弁体30の中間部30bにはばね受け部材33が固着され、該ばね受け部材33と弁体支持部材25との間には、弁体内通路55の出口側端部(角形リング75)を弁シート25に強く押し付けるべく、弁体50を下向きに付勢するコイルばね92が縮装されている。
一方、弁体30を回転駆動するための流路切換用モータ15’は、モータ室22の左寄り部分にその出力軸45を上向きにして配設固定されている。言い換えれば、弁体30の回転軸線O’は、モータ15’の出力軸45の回転軸線Oから側方に所定の距離だけ偏心せしめられている。
また、本実施例のモータ15’は、図3に示される従来例のモータ15からキャン18を取り除いた構成となっている。すなわち、モータ15’は、ロータ16とその外周に配在されたを含むステータコイル17とからなっており、ロータ16とステータコイル17との間にはキャン等の遮蔽物は配在されておらず、したがって、ロータ16とステータコイル17との間に形成されるエアギャップαは、前述した従来例のものより相当(キャン18の肉厚相当分)狭くなっている。そのため、モータ15’の発生トルクを従来例のものより大きくすることができる。
また、モータ15内には、従来例と同様に遊星歯車式減速機構40が付設され、モータ15の出力軸45の回転は、駆動歯車31及び従動歯車32からなる平歯車列を介して弁体30に伝達されるようになっている。
遊星歯車式減速機構40の固定内歯ギアを支持するガイド部49には、駆動歯車31の外周側へ延びるように脚部49aが複数設けられており、この脚部49aが弁シート25に適宜の手法により固定されている。
支持プレート15pは、ヨーク17aにスポット溶接等により固定されると共に、ロータ16や遊星歯車式減速機構40の太陽ギアを支持するシャフト40aを支持し、弁ハウジング内壁に溶接等の適宜の手法により取付られている。前記ヨーク17aは、必要に応じてスポット溶接等により、弁ハウジング内壁に固着されてもよい(符号P)。符号15tは、ステータコイル17から弁ハウジング20の外部へ引出されたターミナルである。
かかる構成を有する四方切換弁10では、モータ15の回転駆動力が遊星歯車式減速機構40→駆動歯車31と従動歯車32からなる平歯車列を介して弁体30に伝達され、これにより弁体30が回動せしめられて、弁体内通路35の出口側端部(角形リング75)が弁シート25の第1入出ポート12の真上位置に達すると、高圧流体導入ポート11と第1入出ポート12とが弁体内通路35を介して連通し、高温高圧の流体(冷媒)は、弁体内通路35を介して第1入出ポート12へと流れ、一方、第2入出ポート13からの低温低圧の冷媒は、弁室21を介して低温流体導出ポート14へと流れる。
上記とは逆に、弁体内通路35の出口側端部(角形リング75)が弁シート25の第2入出ポート13の真上位置に回動せしめられると、高圧流体導入ポート11と第2入出ポート13とが弁体内通路35を介して連通し、高温高圧の冷媒は、弁体内通路35を介して第2入出ポート13へと流れ、一方、第1入出ポート12からの低温低圧の冷媒は、弁室21を介して低温流体導出ポート14へと流れる。
このように本例の多方切換弁10は、弁体30を回動させることによって、弁体内通路35及び弁室21を介して第1入出ポート12及び第2入出ポート13のいずれかと高圧流体導入ポート11及び低温流体導出ポート14のいずれかとを選択的に連通させることにより、流路の切り換えを行うようになっている。
また、本実施例の四方切換弁10においては、弁室21内の冷媒は、弁シート25の中央開口29を介してモータ室22にも流れ込み、モータ室22は低温低圧の冷媒で満たされる。そのため、モータ15’のロータ16だけでなくステータコイル17も低温低圧の冷媒中に浸される。
ここで、一般に、ステータコイルを高温高圧の冷媒中に浸すと、コイル部分の電気抵抗が増大し、磁気特性が悪化して、モータの発生トルクが低下するが、本実施例では、上記のように、ステータコイル17は低温低圧の冷媒中に浸されるので、ステータコイル17を冷媒中に浸すことによる発生トルクの低下は生じない。
言い換えれば、本実施例のように、弁体内通路25には高温高圧の冷媒を流し、弁室21及びモータ室22には低温低圧の冷媒を導入するようになすことにより、ステータコイル17を冷媒中に浸すことが可能となり、これにより、前述したようにキャン18が不要となって、エアギャップαをキャン18の肉厚相当分狭くすることが可能となり、エアギャップαを狭くすることにより、大型化やコストアップを招くことなく、モータ15’の発生トルクを増大させることができる。
なお、前述の説明においては、モータ15には遊星歯車式減速機構が配置されるものとしたが、本発明は、これのみに限定されることはなく、ロータの回転が直接弁体に伝達されるようにしても良いことは当然である。
10 多方切換弁(四方切換弁)
11 高圧流体導入ポート
12 第1入出ポート
13 第2入出ポート
14 低圧流体導出ポート
15’ 流路切換用モータ
16 ロータ
17 ステータコイル
20 弁ハウジング
30 弁体
31 駆動歯車
32 従動歯車
35 弁体内通路
40 遊星歯車式減速機構
45 出力軸

Claims (5)

  1. 複数個の流体入出ポートが開口する弁シート及び低圧流体導出ポートが開口する弁室を有する弁ハウジングと、前記弁シートに接触しながら回動せしめられる弁体と、該弁体を回転駆動する流路切換用モータとを備え、前記弁ハウジングに高圧流体導入ポートが設けられるとともに、前記弁体内に、前記高圧流体導入ポートと前記複数個の流体入出ポートとを選択的に連通させるための通路が形成され、前記流路切換用モータにより前記弁体を回動させて、前記高圧流体導入ポートと前記複数個の入出ポートのいずれかとを前記弁体内通路を介して選択的に連通させることにより流路の切り換えを行なうようにされた多方切換弁であって、
    前記弁ハウジング内に低圧流体が充満するようにされるとともに、前記流路切換用モータを構成するロータ及びステータコイルが前記弁ハウジング内に配在されてそれら双方が前記低圧流体中に浸されるようにされていることを特徴とする多方切換弁。
  2. 前記ロータとステータコイルとの間にキャン等の遮蔽物が配在されていないことを特徴とする請求項1に記載の多方切換弁。
  3. 前記弁ハウジング内は、前記弁シートを挟んで一方側に前記弁体が配在される弁室が形成され、他方側に前記モータが配在されるモータ室が形成され、前記弁室と前記モータ室とは前記弁シートに形成された開口を介して連通するようにされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の多方切換弁。
  4. 前記弁体の回転軸線は、前記モータの出力軸の回転軸線から側方に所定の距離だけ偏心せしめられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の多方切換弁。
  5. 前記モータの回転駆動力は、歯車列を介して前記弁体に伝達されるようになっていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の多方切換弁。
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