JP2012026184A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路に設置した1つのセンサで複数の流路構成部材の異常を検知することを目的とする。
【解決手段】流路を開閉する止水電磁弁25と、流路に流れる水量を検出する流量センサ26と、水を加熱する熱交換器27と、水を送給する水ポンプ28と、洗浄水を噴出する洗浄ノズル10とを含む流路構成部材と、流路構成部材を制御する制御部60とを含み、制御部60は異常情報を記憶する異常記憶手段62を備え、流路構成部材の動作状態の異なる複数の期間ごとに、流量センサ26の検出データに基づき異常を検出し、検出した異常情報を異常記憶手段62に記憶し、記憶した少なくとも1個の異常情報からの流路構成部材の異常を判定することにより、1個の流量センサ26を備えるだけで、複数の流路構成部材の異常を検出することが可能となるので、簡単な構成で信頼性と安全性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、人体局部に向け洗浄水を噴出する衛生洗浄装置の洗浄機能の異常を検出する制御に関するものである。
従来、この種の衛生洗浄装置は、洗浄機能の異常を検出し報知する場合、検出対象となる流路構成部材の異常を検出する専用のセンサを設置し、センサの検出データにより特定の流路構成部材の異常を判定し、異常を報知している(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来の衛生洗浄装置の構成を示す模式図である。図7に示すように、流路構成部材としては、給水源1の洗浄水を送給する給水ポンプ2と、洗浄水を加熱して貯湯する温水タンク3と、洗浄水を噴出する洗浄ノズル4を備えている。そして、温水タンク3には圧力検知センサ5を設置し、圧力センサ5の検出データは制御部6および報知手段7に電気的に接続されており。例えば、洗浄ノズル4に汚物等が付着して流路抵抗が大きくなった場合、温水タンク3の圧力が上昇し、圧力センサ5が異常圧欲を検出して報知手段7により異常を報知するようになっている。
特開平6−264487号公報
しかしながら、前記従来の構成では、圧力センサにより洗浄ノズルの異常を検出し、報知することはできるが、給水ポンプや温水タンクに加えて流路に配設された弁等の他の流路構成部材の異常を検出して報知することはできず、これらの異常を検知するためには、別途個別にセンサを設置することが必要である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、流路に設置した1つのセンサで複数の流路構成部材の異常を検知することにより、安全で信頼性の高い衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衛生洗浄装置は、流路を開閉する止水電磁弁と、流路に流れる水量を検出する流量センサと、水を加熱する熱交換器と、水を送給する水ポンプと、洗浄水を噴出する洗浄ノズルとを含む流路構成部材と、流路構成部材を制御する制御部とを含み、制御部は、異常情報を記憶する異常記憶手段を備え、制御部は、流路構成部材の動作状態の異なる複数の期間ごとに、流量センサの検出データに基づき異常を検出し、検出した異常情報を異常記憶手段に記憶し、記憶した少なくとも1個の異常情報からの流路構成部材の異常を判定することを特徴とする衛生洗浄装置である。
これにより、1個のセンサを備えるだけで、複数の流路構成部材の異常を検出することが可能となるので、簡単な構成で信頼性と安全性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
本発明の衛生洗浄装置は、複数の流路構成部材の異常を簡単な構成で検出し、信頼性と
安全性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の水回路および制御系を示す模式図 本発明の実施の形態1における洗浄開始時における、止水電磁弁と水ポンプの駆動開始タイミングと流量センサの検知期間との関係を示すタイムチャート 本発明の実施の形態1における期間Aの異常判定のフローチャート 本発明の実施の形態1における期間Bの異常判定のフローチャート 本発明の実施の形態1における期間Cの異常判定のフローチャート 本発明の実施の形態1における期間C終了後の異常判定のフローチャート 従来の衛生洗浄装置の構成を示す模式図
第1の発明は、流路を開閉する止水電磁弁と、流路に流れる水量を検出する流量センサと、水を加熱する熱交換器と、水を送給する水ポンプと、洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、を含む流路構成部材と、前記流路構成部材を制御する制御部とを含み、前記制御部は、異常情報を記憶する異常記憶手段を備え、前記制御部は、前記流路構成部材の動作状態の異なる複数の期間ごとに、前記流量センサの検出データに基づき異常を検出し、検出した異常情報を前記異常記憶手段に記憶し、記憶した少なくとも1個の前記異常情報からの前記流路構成部材の異常を判定することを特徴とする衛生洗浄装置である。
これにより、1個のセンサを備えるだけで、記憶した複数の異常情報を基に、複数の流路構成部材の中から特定な流路構成部材の異常を特定することが可能となるので、簡単な構成で信頼性と安全性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記制御部は、少なくとも、前記止水電磁弁を駆動の開始以前と、前記止水電磁弁の駆動の開始と前記水ポンプの駆動開始との間と、前記水ポンプの駆動開始後に、前記流量センサの検出データを受信するものである。
これにより、制御部は、止水電磁弁と水ポンプの停止状態と駆動状態における流量センサの検出データを受信することが可能となり、異常を正確に判定することができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、異常を報知する異常報知手段を備え、前記制御部が異常を検出した場合、前記異常報知手段で報知するものである。
これにより、衛生洗浄装置に異常が発生した場合、使用者に異常を確実に認知させることができるので、より信頼性と安全性を向上することができる。
第4の発明は、特に第1〜3のいずれか1つの発明において、前記異常情報を表示する異常情報表示手段を備え、前記異常情報表示手段は、前記異常記憶手段に記憶した全ての動作期間ごとの異常情報が表示可能な衛生洗浄装置である。
これにより、動作期間ごとの複数の異常情報を視認することが可能となり、複数の異常情報を組み合わせることにより、異常状態の流路構成部材の特定が可能となり、衛生洗浄装置の修理やメンテナンスを容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるノズル装置を使用した衛生洗浄装置の斜視図を示すものであり、図2は衛生洗浄装置の水回路および制御系の構成を示す模式図である。
<1>衛生洗浄装置の構成
図1に示すように、本願発明の衛生洗浄装置100は便器700の上面に設置して使用するものであり、便器700の後部に設置した本体200の前面には便座400と便蓋300が便座便蓋開閉機構(図示せず)を介して回動自在に枢支してあり、図1に示すように便蓋300を開放した状態においては、便蓋300は衛生洗浄装置100の最後部に位置するように起立する。また、便蓋300を閉成すると便座400の全面を隠蔽する。
本体200の前部中央には洗浄ノズル10が設置してあり、洗浄ノズル10はノズル駆動装置(図示せず)により、便器700の中央に向けて進出し、洗浄ノズル10の先端に設けた噴出口から使用者の局部に向けて洗浄水を噴出し、使用者の局部を洗浄する。洗浄ノズル10は、お尻を洗浄するお尻洗浄ノズル部10aと、女性の局部を洗浄するビデノズル部10bと、お尻洗浄ノズル10aとビデ洗浄ノズル10bの外面を洗浄するノズル洗浄部10cとを備えている。
本体200前面コーナー部には便座400に着座した人体を検知する着座検知センサ201が設置されており、着座検知センサ201が便座400に着座した人体を検知していない時には、洗浄ノズル10から洗浄水を噴出することを停止することにより、洗浄水が便器700の外に噴出してトイレ室内に飛散することを防止する。
また、本体200前面コーナー部には衛生洗浄装置に異常が生じた場合に、使用者に異常を報知する報知手段として、LEDによる異常報知灯202が設置されており、衛生洗浄装置100に異常が発生した場合に点滅して異常を表示する。また、異常判定内容によっては、お尻、ビデの洗浄機能を停止させる。
本体200の内部には、マイコンを主構成部材とする制御部60が設置されており、衛生洗浄装置100の各機能の制御を行う。制御部60は制御に関わる時間を計測する時間計測手段61と、特定の動作期間ごとに検出した異常情報を記憶する異常情報記憶手段62を備えている。
また、トイレ室内には、使用者の入室を検知する人体検知センサ500や衛生洗浄装置を操作するリモートコントローラ600が設置されている。
人体検知センサ500はトイレ室の壁面等に取り付けられる。人体検知センサ500は、反射型の赤外線センサであり、人体から反射された赤外線を検出した場合にトイレ室内に使用者が入室したことを検知する。
リモートコントローラ600には、その表面には複数の操作スイッチが設けられている。リモートコントローラ600は便座400上に着座した使用者が操作可能なトイレ室の壁面等の場所に取り付けられ、衛生洗浄装置の各機能の操作を行う。
また、リモートコントローラ600の下部には開閉可能な蓋601が設けられており、その内部には異常情報記憶した異常情報を表示する4つのLEDによる異常情報表示手段602が配置されている。4つのELDは4つの異常検知のステップにそれぞれ対応しており、対応するステップで異常が検知された場合に点灯する構成となっている。
本体200の制御部60は、人体検知センサ500、リモートコントローラ600、着座センサ201および衛生洗浄装置100内に設置された各種センサの検知信号に基づいて、衛生洗浄装置100の各部の動作を制御する。
<2>衛生洗浄装置の水回路および制御系の構成
本体200の内部には洗浄ノズル10に洗浄水を供給する流路が形成されており、図2に示すように、本体200内には、分岐水栓21、ストレーナ22、逆止弁23、定流量弁24、止水電磁弁25、流量センサ26、熱交換器27、水ポンプ28、バッファタンク29、切替弁30、洗浄ノズル10、バキュームブレーカ31、32等の流路構成部材と、制御部60が設置されている。
図2に示すように、水道配管11には分岐水栓21が接続される。分岐水栓21と熱交換器27との間に接続される配管12には、ストレーナ22、逆止弁23、定流量弁24、止水電磁弁25および流量センサ26が順に接続されている。熱交換器27と切替弁30との間に接続される配管13には、水ポンプ28およびバッファタンク29が接続されている。
切替弁30の複数のポートに洗浄ノズル10のお尻洗浄ノズル部10a、ビデノズル部10b、ノズル洗浄部10cがそれぞれ接続される。
バキュームブレーカ31は、止水電磁弁25と流量センサ26との間の配管12から延びる分岐配管14に接続され、熱交換器27よりも上方の位置に配置される。バキュームブレーカ32はバッファタンク29に設けられ、熱交換器27よりも上方の位置に配置される。なお、バキュームブレーカ32およびバッファタンク29は一体的に形成されている。したがって、バッファタンク29も熱交換器27よりも上方の位置に配置される。
次に、本体200における洗浄水の流れおよび制御部60による本体200の各構成部の制御について説明する。
水道配管11を流れる水道水が、洗浄水として分岐水栓21によりストレーナ22に供給される。これにより、洗浄水に含まれるゴミおよび不純物等はストレーナ22により除去される。
次に、逆止弁23により配管12内における洗浄水の逆流が防止され、定流量弁24により配管12内を流れる洗浄水の流量が一定に維持される。そして、止水電磁弁25により熱交換器27への洗浄水の供給状態が切替えられる。止水電磁弁25の動作は、リモートコントローラ600の操作に基づき制御部60により制御される。
配管12において、流量センサ26は、配管12内を流れる洗浄水の流量を測定し、制御部60に測定流量値を送信する。熱交換器27は、配管12を通して供給される洗浄水を所定の温度に加熱する。熱交換器27の動作は、流量センサ26により測定された測定流量値に基づいて制御部60により制御される。
続いて、熱交換器27により加熱された洗浄水が、水ポンプ28によりバッファタンク29を通して切替弁30に圧送される。水ポンプ28の動作は、制御部60により制御される。
バッファタンク29は、加熱された洗浄水の温度緩衝部として作用する。これにより、切替弁30に圧送される洗浄水の温度斑の発生が抑制される。
切替弁30においては、切替弁モータ30aが動作することにより、水ポンプ28から圧送された洗浄水が、お尻洗浄ノズル部10a、ビデノズル部10b、ノズル洗浄部10cのいずれかに供給される。これにより、お尻洗浄ノズル部10a、ビデノズル部10b、ノズル洗浄部10cのいずれかから洗浄水が噴出する。切替弁モータ30aの動作は、制御部60により制御される。
なお、本実施の形態においては、熱交換器27の前後にバキュームブレーカ31、32が設けられている。それにより、配管12および配管13内が負圧になった場合でも熱交換器27内の洗浄水が外部に流出することが防止される。その結果、熱交換器27の空焚きが防止される。
<3>衛生洗浄装置の動作および作用
上記構成の衛生洗浄装置は、使用者がトイレ室に入室すると、人体検知センサ500が人体を検知し、制御部90は便座便蓋開閉機構を駆動して、便蓋300を自動的に開放する。使用者が便座400に着座すると着座検知センサ201が着座した人体を検知し、検知信号を制御部60に送信することにより、制御部60はリモートコントローラ600による便座装置100の洗浄操作が可能な状態とする。
使用者がリモートコントローラ600を操作し、お尻洗浄またはビデ洗浄の操作を行うと、制御部60はノズル駆動装置を駆動し洗浄ノズル10を便器700の中央に進出させるとともに、止水電磁弁25、熱交換器27、水ポンプ28を駆動し、洗浄水を加熱して洗浄ノズル10に送給することにより、洗浄ノズル10の噴出口から温水が使用者の局部に向けて噴出し、局部の洗浄を行う。
使用者がリモートコントローラ600により洗浄終了の操作を行うと、制御部60は止水電磁弁25、熱交換器27、水ポンプ28の駆動を停止し、ノズル駆動装置を逆方向に駆動し、洗浄ノズル10を本体200内に収納し洗浄動作は終了する。
<4>異常検知の方法
図3は本実施の形態における洗浄開始時における、止水電磁弁と水ポンプの駆動開始タイミングと流量センサの検知期間との関係を示すタイムチャートである。図4、図5、図6は検知期間ごとの制御部が実施する異常判定の制御フローチャートである。
上記洗浄動作を実施している間に、制御部60は流量センサ26の流量検出データにより、検知期間ごとの流量の異常を検知し、異常情報を異常記憶手段62に記憶することにより流路構成部材の異常を検出する。
図3に示すように、制御部60は着座を検知した状態で、使用者がリモートコントローラ600を操作して、お尻洗浄またはビデ洗浄の操作を行うと、制御部60は、図3に示すように制御部60の時計計測手段61が計測を開始し、所定時間t1が経過したら止水電磁弁25を開放し、その後所定時間t2が経過したら水ポンプ28の駆動を開始する。
図3に示すように、洗浄操作を行ってから止水電磁弁25が開放するまでの期間を期間Aとし、止水電磁弁25が開放されてから水ポンプ28の駆動が開始されるまでを期間Bとし、水ポンプ28の駆動開始後を期間Cとし、これら3つの期間に、制御部60は流量センサ26の検出データに基づき流量の異常判定を4つのステップで実施する。
第1のステップは、期間Aに行う異常判定である。期間Aは洗浄操作を行ってから止水電磁弁25が開放するまでの期間であり、本来この間は配管12には洗浄水が流れないのが正常状態である。
図4は期間Aにおける異常検知の制御のフローチャートを示すものである。 図に示すように、流量センサ26が検出した流量aが0以上を検出し、検出データが制御部60に送信された場合、制御部60は異常と判定し、異常情報を異常記憶手段62に記憶させる。
この期間に流量が検出される異常は、止水電磁弁25の異常により、配管12の流路を完全に遮断できていない場合と、流量センサ26自体の異常により洗浄水が流れていないにも拘わらず流量を誤検出した場合があり、いずれの場合も異常と判定し、異常情報を異常記憶手段62に記憶させる。そして第2ステップに移行する。
第2ステップは、期間Bに行う異常判定である。期間Bは止水電磁弁25が開放されてから水ポンプ28の駆動が開始されるまでの期間であり、本来この間は、少量の洗浄水が流れるのが正常状態である。
図5は期間Bにおける異常検知の制御のフローチャートを示すものである。図に示すように、流量センサ26流量bが検出されない(流量b=0)場合、制御部60は異常と判定し、異常情報を記憶する。
この場合の異常は、止水電磁弁25が開放されていない状態、または水道の断水状態の異常であり、いずれの場合も異常と判定し、異常情報を異常記憶手段62に記憶させる。そして第3ステップに移行する。
第3ステップは、期間Cに行う異常判定である。期間Cは止水電磁弁25が開放され、水ポンプ28が駆動されている期間であり、本来この間は、洗浄に必要な所定量の洗浄水が流れるのが正常状態である。
図6は期間Cにおける異常検知の制御のフローチャートを示すものである。図に示すように、制御部60は期間Bにおける流量bを記憶しておき、新たに期間Cにおける流量cを流量センサから受信し、流量bと流量cとを比較して、流量b≧流量cの場合、制御部60は異常と判定し、異常情報を異常記憶手段62に記憶させる。
この場合の異常は、水ポンプ28が駆動していない異常であり、次に第4ステップに移行する。
第4ステップは、第3ステップと同様に期間Cに行う異常判定である。期間Cは止水電磁弁25が開放され、水ポンプ28が駆動されている期間であり、本来この間は、洗浄に必要な所定量の洗浄水が流れるのが正常状態である。
期間Cにおいて、流量b<流量cであっても、流量cが予め設定した所定の流量xに達していない場合も異常と判定する。この場合の異常は、洗浄ノズル10に汚物等が付着し噴出口の一部が閉塞されたこと、又は水回路に異物が侵入したことにより、洗浄水が流れにくくなったことにより、十分な洗浄水が噴出されていない異常であると判定し、異常情報を異常記憶手段62に記憶させる。
図7に示すように、第1〜第4のステップにおける全ての異常判定動作が終了すると、制御部は、異常記憶手段62に記憶させた異常情報に基づき、異常を検知したステップに対応する異常情報表示手段602のLEDを点灯させるとともに、いずれかのステップで異常を検知した場合には、異常報知灯202を点滅表示して使用者に異常を報知するとともに、衛生洗浄装置の洗浄機能を停止させる。
以上のように、第1〜第4のステップにおける流量センサ26による検出流量により、流路構成部材の異常を検知することが可能であり、表1は、各ステップにおける異常判定の基準と個別の異常判定に対応する異常箇所との関係を示すものである。
表1に示すように、各ステップにおける異常判定により、異常箇所を推定することが可能となるが、第1〜第4ステップにおける全ての異常判定結果を記憶し、複数の判定結果を組み合わせることにより、より正確な異常箇所の特定が可能となり、サービスマンは該当箇所の異常状態の確認と修理およびメンテナンスを容易に実施することができる。
表2は、第1〜第4ステップにおける全ての異常判定結果を組み合わせて表示したものである。表において、×は異常、○は正常、×/○は異常または正常いずれの場合も該当ことを意味する。
異常箇所を特定する場合、異常情報表示手段602のLEDの点灯状態と表2を対照させることにより、異常箇所と異常内容を特定することが可能となり、短時間で修理とメンテナンスを実施することが可能となる。
以上のように、本実施の形態における衛生洗浄装置100は、洗浄操作と止水電磁弁と水ポンプの駆動を異なるタイミングで実施することにより、1個の流量センサ26の検出データで、洗浄機能の主構成部材である止水電磁弁25と水ポンプ28洗浄ノズル10に加え流量センサ26や制御部60の異常を検知することができるものであり、簡単な構成
で信頼性と安全性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
なお、本実施の形態において、異常報知手段としてLEDで構成する異常報知灯を採用したが、これに限るものではなく、他の発光部材、あるいはブザー等の音響部材で報知してもよい。
また、本実施の形態においては、止水電磁弁が開放されておらない期間Aを、洗浄操作を行った後に設定したが、これに限るものではなく、例えば着座センサが着座を検知した直後から止水電磁弁が開放されるまでの期間としてもよい。この場合、洗浄操作と止水電磁弁の駆動の時期は、必ずしもタイムラグを設ける必要はない。
また、本実施の形態においては、異常情報表示手段602はリモートコントローラ600に設けたが、これに限るものではなく、衛生洗浄装置100とは別体の異常情報取り出し装置を用意し、衛生洗浄装置に接続することにより異常情報を取り出し表示するようにしてもよい。この場合、ステップごとの異常表示に限らず、表2に示す異常箇所の特定情報を表示することにより、より使い勝手を向上することができる。
本発明にかかる衛生洗浄装置は、1つのセンサで複数の流路構成部材の異常を検出することが可能となるので、他の流体応用機器等の用途にも適用できる。
10 洗浄ノズル(流路構成部材)
25 止水電磁弁(流路構成部材)
26 流量センサ(流路構成部材)
27 熱交換器(流路構成部材)
28 水ポンプ(流路構成部材)
60 制御部
62 異常記憶手段
100 衛生洗浄装置
202 異常報知灯(異常報知手段)
602 異常情報表示手段

Claims (4)

  1. 流路を開閉する止水電磁弁と、流路に流れる水量を検出する流量センサと、水を加熱する熱交換器と、水を送給する水ポンプと、洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、を含む流路構成部材と、
    前記流路構成部材を制御する制御部と、を含み、
    前記制御部は、異常情報を記憶する異常記憶手段を備え、
    前記制御部は、前記流路構成部材の動作状態の異なる複数の期間ごとに、前記流量センサの検出データに基づき異常を検出し、検出した異常情報を前記異常記憶手段に記憶し、記憶した少なくとも1個の前記異常情報からの前記流路構成部材の異常を判定することを特徴とする、
    衛生洗浄装置。
  2. 前記制御部は、少なくとも、前記止水電磁弁を駆動の開始以前と、前記止水電磁弁の駆動の開始と前記水ポンプの駆動開始との間と、前記水ポンプの駆動開始後に、前記流量センサの検出データを受信する、
    請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 異常を報知する異常報知手段を備え、
    前記制御部が異常を検出した場合、前記異常報知手段で報知する、
    請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記異常情報を表示する異常情報表示手段を備え、
    前記異常情報表示手段は、前記異常記憶手段に記憶した全ての期間ごとの異常情報が表示可能な、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の衛生洗浄装置。
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