JP2012025219A - 小型車両用パワーユニット - Google Patents

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敏正 三堀
Hideki Saito
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Abstract

【課題】エンジン本体の側部にラジエターを設けるパワーユニットにおいて、ラジエターの冷却ホースの取り回しスペースを好適に確保ししつつ、ラジエターの冷却性能を向上させる。
【解決手段】エンジン本体19の側部にラジエター17を取付ける小型車両用パワーユニットにおいて、エンジン本体19のクランクシャフトの端部に設けた冷却ファン66によりラジエター17の冷却を行なうと共に、ラジエター17のラジエターコア102を走行方向に対面するように配置し、ラジエター17とエンジン本体19とを接続する第1ウォータホース120をラジエター17の前部から、第2ウォータホース122をラジエター17の後部からエンジン本体19へ導き、ラジエター19の後方に位置する第1ウォータホース120を、ラジエター17との接続口119よりも上方に導き、エンジン本体19に接続する。
【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関と変速機とを備え、自動三輪車等の小型車両に搭載される小型車両用パワーユニットに関する。
自動三輪車等の小型車両に内燃機関(エンジン本体)と変速機とを一体に備えるパワーユニットを搭載するものがある。この種のパワーユニットにおいては、エンジン本体の側部にラジエターを設けるものが従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−15455号公報
ところで、上記特許文献1に記載のようにエンジン本体の側部にラジエターを設けるパワーユニットにおいては、ラジエターとエンジンとをつなぐ冷却配管がエンジンケースの側面に接続されており、冷却風通路を形成するエンジンカバーの通路面積確保やパワーユニットを大型化することなく冷却ホースの取り回しスペースを確保しつつ、ラジエターに対する冷却風の通路を確保し冷却性能を向上させることが望まれる。
本発明は係る実情に鑑み、エンジン本体の側部にラジエターを設けるパワーユニットにおいて、ラジエターの冷却ホースの取り回しスペースを好適に確保ししつつ、ラジエターの冷却性能を向上させることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、エンジン本体(19)と変速機(37)とを備え、前記エンジン本体(19)の側部にラジエター(17)を取付ける小型車両用パワーユニットにおいて、前記エンジン本体(19)のクランク軸(26)の端部に設けた冷却ファン(66)により前記ラジエター(17)の冷却を行なうと共に、前記ラジエター(17)のコア部(102)を走行方向に対面するように配置し、前記ラジエター(17)と前記エンジン本体(19)とを接続する冷却ホース(120、122)を、一方は前記ラジエター(17)の前部から、他方は前記ラジエター(17)の後部から前記エンジン本体(19)へ導き、前記ラジエター(19)の後方に位置する前記冷却ホース(120)を、前記ラジエター(17)との接続口(119)よりも上方に導き、前記エンジン本体(19)に接続することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記エンジン本体(19)は、シリンダ軸線(C1)が上傾するように配置され、その上面に前記冷却ホース(120)を接続されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、車両の幅方向の中心線を挟んで前記ラジエター(17)側と該ラジエター(17)側の反対側とに駆動輪(4L,4R)を備える自動三輪車(1)に搭載されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記エンジン本体(19)は、シリンダヘッド(20)のカムシャフト(150)と同軸に冷却ポンプ(151)を備え、前記冷却ポンプ(151)からシリンダ軸線(C1)方向に冷却水通路(126)が形成され、前記冷却水通路(126)は、前記ラジエター(17)と前記エンジン本体(19)との間に配置したサーモスタット(124)に接続されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記冷却ファン(66)の吸い込み口(15a)から前記ラジエター(17)までの導風用の冷却通路(100)は、その上壁(100C)が前記ラジエター(17)に向けて前上方に傾斜することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記冷却通路(100)の下壁(100D)は、前記吸い込み口(15a)側に位置し前記ラジエター(17)に向けて前下方に傾斜する後半部(114)と、該後半部(114)から前記ラジエター(17)に向けて走行方向に沿って平坦に延びる前半部(115)とを有することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記ラジエター(17)の前方に位置する前記冷却ホース(122)を、前記ラジエター(17)の下部から斜め上向きに引き出すことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記エンジン本体(19)内上部に形成される冷却水通路(130U)が、該エンジン本体(10)のシリンダヘッド(20)上部に形成された吸気通路(131)の周壁部(132)において前記ラジエター(17)側に開口し、前記ラジエター(17)の後方に位置する前記冷却ホース(120)に接続されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、冷却ファンからラジエターまでの導風用の冷却通路を拡大でき、ラジエターの冷却性能を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ラジエター側の冷却ホースの接続口とエンジン本体側の冷却ホースの接続部位との高低差を確保でき、エア抜き性(メンテナンス性)を向上できる。また、ラジエターの大型化(冷却能力の拡大)を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、車両の幅方向に制約がある自動三輪車において、導風用の冷却通路の高さを確保でき、ラジエターの冷却性能を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、サーモスタットとラジエターとを近づけつつ、ラジエターとエンジン本体との間にサーモスタットを配置することで、走行風の影響を抑えてサーモスタットの感温性能を向上させると共に、サーモスタットによってラジエターに対する走行風が妨げられることがないため、導風用の冷却通路面積を十分に確保できる。
請求項5に記載の発明によれば、導風用の冷却通路の上壁の上面への埃等の付着を低減でき、走行時の汚れを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、下壁の前下方に傾斜する面によって、冷却通路下壁沿いを通る流速を遅くすると共に、埃等を滞留させてエンジン本体への埃の進入を防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、エンジン本体との冷却ホースが傾斜するため、エア抜き性(メンテナンス性)を向上できる。
請求項8に記載の発明によれば、冷却ホースの長さを短縮しつつ取り回し性を向上できると共に、ラジエター側の冷却ホースの接続口とエンジン本体側の冷却ホースの接続部位との高低差をより確保しやすくでき、エア抜け性を確保できる。
本発明の実施形態に係るパワーユニットを搭載した自動三輪車の左側面図である。 自動三輪車後部の左側面図である。 パワーユニットの展開断面図である。 図3の部分拡大図である。 パワーユニットの右側面図である。 パワーユニットの一部部品を取り外した状態の右側面図である。 パワーユニット前部の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に本実施形態に係る小型車両用パワーユニットを備えた自動三輪車1が示されている。自動三輪車1は、1個の前輪3と左右一対で2個の後輪4L,4Rを有している。車体フレーム2は側面視においてU字状に形成され、ヘッドパイプ7から後下方に延出するメインフレーム2Mと、メインフレーム2Mの後端部から二又状に分岐する左右一対のリヤフレーム2L、2Rとから構成されている。リヤフレーム2L,2Rは、メインフレーム2Mの後端部から後方に延出した後、後上方に湾曲して、その後、略水平状態で後方に延出した形状を呈している。
メインフレーム2Mの前端部に操舵機構5を介して前輪3が支持され、リヤフレーム2L、2Rの後部に左右の後輪4L,4Rを駆動するパワーユニット6が設けられている。リヤフレーム2L、2Rの略中央領域上方にシート14が取り付けられている。パワーユニット6は樹脂材料からなる車体カバー15により上部を覆われている。車体カバー15は後輪4L、4Rを上方から覆い、フェンダとしての機能も有する。図中符号Nは荷台を示している。
操舵機構5は、メインフレーム2Mの前部に取り付けられ上下方向に延びるヘッドパイプ7に、図示しないステアリングシャフトを回転自在に取り付けている。ステアリングシャフトの下端にはフロントフォーク8が取り付けられ、フロントフォーク8の下端に前輪3が支持されている。ステアリングシャフトの上端にはハンドルポスト9が取り付けられ、ハンドルポスト9の上端にハンドル10が取り付けられている。
リヤフレーム2Lの下部の後端部には下方に延びる揺動部材11が、リヤフレーム2Lに対して前後方向に所定の角度範囲で揺動可能に取り付けられている。揺動部材11の下端部には、後方に延びるハンガー部材12が、揺動部材11に対して上下方向に揺動自在に取り付けられている。
ハンガー部材12は、一端が揺動部材11に支持される前端部材12aと、この前端部材12aの他端側に挿入され、後方に延びる軸を中心に前端部材12aに対して相対回転可能に取り付けられた後端部材12bと、この後端部材12bとパワーユニット6の下部とを連結する連結部材12cとから構成されている。
ハンガー部材12は、車両幅方向の中心線から左方に偏倚されており、ハンガー部材12の前端部材12aとリヤフレーム2Lとの間には緩衝器13が設けられている。
図2に示すようにパワーユニット6は、主としてクランクケース19aの前方に延びるエンジン本体19と、その後方に位置する変速装置37とを備えており、クランクケース19aの後方には動力伝達ケース16が設けられ、動力伝達ケース16の左側部分を構成する変速装置ケース22の内部に変速装置37が収納され、変速装置ケース22を含む動力伝達ケース16の後部で後輪4L,4Rが支持されている。
図3も参照し、エンジン本体19には、シリンダブロック20A、シリンダヘッド20、ヘッドカバー20B、クランクシャフト26、ピストン24等が含まれている。ここで、図2においてC1はシリンダブロック20Aのシリンダ軸線を示しており、エンジン本体19はシリンダ軸線C1が上傾するように(水平方向に対して斜め前上方に傾くように)配置されている。ここで、リヤフレーム2Lの立ち上がり部位とエンジン本体19との間に緩衝器13が位置付けられている。
図3に示すようにエンジン本体19は、シリンダブロック20A内に前後方向に沿ってはめ込まれたシリンダスリーブ23に囲まれるシリンダ室23aを備え、このシリンダ室23aには、前後方向に摺動自在にピストン24が配設されている。ピストン24はコンロッド25を介してクランクシャフト26に接続されている。シリンダスリーブ23、シリンダヘッド20及びピストン24で形成される燃焼室27には、シリンダヘッド20に形成された吸気ポート入口20a及び排気ポート出口20bが連通している。
シリンダヘッド20内には車幅方向に軸方向を沿わせたカムシャフト150が支持され、図示しない吸排気バルブが開閉される。また、シリンダヘッド20の右外壁部のカムシャフト150の同軸上にウォータポンプ151が設けられ、ウォータポンプ151は、カムシャフト150の右端部に固定されカムシャフト150の同軸上に延びるポンプ軸152と、ポンプ軸152の右側端部に固定されカムシャフト150と一体に回転するインペラ153と、シリンダヘッド20の右外壁部に取り付けられインペラ153を覆う断面視ハット形状のポンプカバー154とから構成されている。
クランクケース19aに車幅方向に延びるように取り付けられたクランクシャフト26は、左クランクシャフト半体26Lと右クランクシャフト半体26Rとから構成され、両クランクシャフト半体26L,26Rを繋いで配設されたクランクピン30を介してコンロッド25が接続されている。クランクシャフト26は、クランクケース19aの図示しない前ケース半体と後ケース半体との結合部に設けられ、両クランクシャフト半体26L,26Rのそれぞれが左右のベアリング31,32を介して前後ケース半体に保持されている。
クランクシャフト26の右側端部には駆動側スプロケット155が設けられ、駆動側スプロケット155及びカムシャフト150の右側端部側に設けられた被動側スプロケット156にカムチェーン157が掛け回されている。これによりクランクシャフト26に連動しカムシャフト150が回転する。
クランクケース19aの左側側部から後方に渡る範囲に動力伝達ケース16が設けられ、動力伝達ケース16は前部の左側側部に変速装置ケース22を備え、左クランクシャフト半体26Lのジャーナル部はこの変速装置ケース22内に突出して配置されている。変速装置ケース22には、クランクシャフト26の後方に位置して、このクランクシャフト26と平行に延び、変速装置ケース22に回転自在に保持される後輪シャフト33が取り付けられ、後輪シャフト33の後方にクランクシャフト26と平行に延びて変速装置ケース22を含む動力伝達ケース16に回転自在に保持されるカウンタシャフト34が取り付けられている。
変速装置ケース22の左側側面は左カバー部材35で構成され、この変速装置ケース22の右壁部36aと左カバー部材35で囲まれた変速装置室36内にVベルト式の自動変速装置である変速装置37が格納されている。変速装置37は、変速装置室36内に延びる左クランクシャフト半体26Lのジャーナル部に取り付けられて一体回転する駆動プーリ38、カウンタシャフト34の左端部に取り付けられてこのカウンタシャフト34に対して相対回転する従動プーリ39、カウンタシャフト34の中央部に取り付けられ、従動プーリ39とカウンタシャフト34とを同軸上で係脱する遠心クラッチ40、及び、駆動プーリ38と従動プーリ39とに巻き掛けられて駆動プーリ38の回転駆動力を従動プーリ39に伝達するVベルト41から構成される。
駆動プーリ38は、左クランクシャフト半体26Lのジャーナル部に一体回転可能に取り付けられた固定プーリ半体38aと、この固定プーリ半体38aに対して軸方向に相対移動可能で且つ左クランクシャフト半体26Lと一体回転可能な可動プーリ半体38bとから構成されている。Vベルト41は、これらの固定及び可動プーリ半体38a,38bに挟持される。
従動プーリ39は、カウンタシャフト34に相対回転可能に取り付けられた固定プーリ半体39aと、この固定プーリ半体39aに対して軸方向に相対移動可能で且つカウンタシャフト34に対して相対回転可能な可動プーリ半体39bとから構成され、Vベルト41は、これらの固定及び可動プーリ半体39a,39bに挟持される。そのため、駆動プーリ38及び従動プーリ39のプーリ幅を可変設定することにより、Vベルト41の駆動プーリ38及び従動プーリ39に対する巻き掛け半径を連続的に変化させて変速比を無段階に(連続的に)制御することができる。
遠心クラッチ40は従動プーリ39とカウンタシャフト34とを係脱することで、従動プーリ39からカウンタシャフト34に伝達される回転駆動力を断続するようになっている。ここで、遠心クラッチ40のクラッチアウタ部材40aは右側が絞られて、端部でカウンタシャフト34にスプライン嵌合している。
カウンタシャフト34と後輪シャフト33の間に、これらシャフト34,33と略平行に延びてアイドルシャフト42が取り付けられ、したがって、クランクシャフト26の回転駆動力により駆動プーリ38が回転し、その回転がVベルト41を介して従動プーリ39に伝達され、更に、遠心クラッチ40からカウンタシャフト34に伝達される。そして、カウンタシャフト34の回転が、カウンタシャフト34、アイドルシャフト42、及び後輪シャフト33に跨って配設された減速ギヤ列68を介して後輪シャフト33に伝達され、後輪シャフト33に取り付けられた左右の後輪4L,4Rを回転駆動させる。
後輪シャフト33は、左端部が左後輪4Lに接続された左シャフト33Lと、右端部が右後輪4Rに接続された右シャフト33Rとから構成され、これらのシャフト33L,33Rは、動力伝達ケース16の右側部に配設された差動装置43に接続されている。差動装置43は、後輪シャフト33と同軸上に相対回転可能に配置された差動キャリア44、差動キャリア44の内部に後輪シャフト33と直交する方向に貫通して支持されるピニオン軸45、ピニオン軸45の両端に取り付けられた一対のピニオンギヤ46、及び、両ピニオンギヤ46と噛合する左右一対のサイドギヤ47とから構成され、左右シャフト33L,33Rがそれぞれ左右のサイドギヤ47に接続されている。
アイドルシャフト42を介して後輪シャフト33に伝達された回転は、差動装置43の差動キャリア44に入力され、ピニオン軸45及び両ピニオンギヤ46を介してサイドギヤ47に伝達され、左右のシャフト33L,33Rに分割されて伝達される。
動力伝達ケース16の後部右側側面には、この右側側面を覆うように右カバー部材48が取り付けられ、カウンタシャフト34、アイドルシャフト42、右シャフト33R、及び、差動装置43は、ベアリングを介して変速装置ケース22の右壁部36a及び右カバー部材48に保持され、左シャフト33Lは、ベアリング28を介して変速装置ケース22及び左カバー部材35に保持されている。
クランクケース19aの右前側部には、右方に開口した壁部21に囲まれた冷却ファン室64が形成され、右クランクシャフト半体26Rのジャーナル部はこの冷却ファン室64内に延びている。この冷却ファン室64内において、右クランクシャフト半体26Rのジャーナル部にACG(交流発電機)65が配設され、更にその先端部に冷却ファン66が配設されている。
冷却ファン室64は右側方に開口し、冷却ファン66の吸い込み口である開口15aを有しており、この冷却ファン室64の開口15aはファンシュラウド100によって覆われている。
図4、図5を併せて参照し、ファンシュラウド100は、冷却ファン室64の開口15aを一部覆うと共に開口15aに連通する連通口100Aを形成された内側壁部100Bと、内側壁部100Bの上縁及び下縁から車幅方向にそれぞれ延出する上壁部100C及び下壁部100D(図5)と、上壁部100Cと下壁部100Dとを結合する外側壁部100Eとを有し、これら各壁部により前方に形成された前方開口部100F(図4)に連通する通気通路100Gを形成している。
図4に示すように外側壁部100Eは、連通口100A側から前方に沿って延出し、タイヤ60の前端近傍で車幅方向右方に折曲し、次にタイヤ60の車幅方向略中央で折曲し前方に沿って延出する形状を有している。
そして、ファンシュラウド100の前方の開口部100Fに、この開口部100Fを閉じるようにラジエター17が配置固定されている。これにより、ラジエター17を通過する空気が冷却ファン66によって効率的にエンジン本体19側に導風されるようになっている。ここで、ラジエター17は車両幅方向の中心線から右方に偏倚した位置にある。
図3に戻り、変速装置ケース22の左カバー部材35と動力伝達ケース16の右カバー部材48には、左右に後輪シャフト33を支持するベアリング28,29が設けられ、ベアリング28、29の外径方向には、後輪4L,4Rの回転を制限する左右一対のブレーキハブ部51が設けられている。
ブレーキハブ部51は、後輪4L,4R側に設けた左右一対のドラム52の内面を押圧可能なブレーキシュー53と、ブレーキシュー53の前端部を支持する支点ピン54と、ブレーキシュー53に取り付けられた図示しないシュースプリングと、ブレーキシュー53の後端部に係止する作動カム55を有したカムシャフト56と、カムシャフト56の車幅方向内側の端部に取り付けられたアーム部材57と、支点ピン54及びカムシャフト56が取り付けられるブレーキパネル部58とを有している。
ブレーキハブ部51と後輪4L,4Rのドラム52とでブレーキ装置18が構成されている。ブレーキハブ部51に対応する後輪4L,4Rは、後輪シャフト33にナット49により締結され、ドラム52を有する内側部59と、タイヤ60を装着するリム部61と、これら内側部59とリム部61とを接続するスポーク部62とで構成されている。
図2を参照し、動力伝達ケース16の後部上面の取付座79に消音器74が支持されている。詳しくは、消音器74は、取付座79にゴムマウント75、ボルト77、及びカラー78を介して取り付けられた一対の板状のブラケット76により締結されており、シリンダヘッド20の排気ポート出口20bに接続された排気管80の後端に接続ポート81を介して接続されている。排気管80から消音器74に至る経路が図中符号87で示す排気通路を構成している。
排気管80は、エンジン本体19の斜め前方下向きの排気ポート出口20bに端を発し、右斜め後下側に折れ曲がることでエンジン本体19の右側に向かい、次に屈曲してエンジン本体19の他側側、つまりエンジン本体19の左前側に向かって横断するように配索されている。そして、排気管80は、エンジン本体19の左斜め前側側であって斜め側方にエンジン本体19の側方を上下方向に沿って通過してエンジン本体19の上方へと配索され、動力伝達ケース16の後部に配置した消音器74へは、エンジン本体19上方でかつ動力伝達ケース16上方を前後方向に延びて接続されている。
つまり、排気管80はエンジン本体19廻りでは排気ポート出口20bから左右方向に延出させつつクランクケース19a寄りにU字状に折り返されてシリンダ23下方を左右方向に横断すると共に、クランクケース19aから離れるようにエンジン本体19の側方を上方に導かれている。
排気管80においてエンジン本体19と消音器74との間には、排気ガスに含まれる有害物質の拡散を防止するキャタライザ82が設けられている。このキャタライザ82は、エンジン本体19の側方を上下方向に通過する排気管80の分断部分に上側と下側の排気管接続部82a、82bを介して接続されている。
また、図2に示すようにエンジン本体19の上面の吸気ポート入口20aには、前後方向に沿って後方に延びる吸気通路84が配置されている。吸気通路84にはスロットルボディ85が接続され、スロットルボディ85にはエアクリーナ86が接続されている。
図5を参照し、ラジエター17は、所謂ダウンフロータイプのラジエターとして構成され、正面視矩形(四角形)の板状を呈するラジエターコア102と、ラジエターコア102の上部及び下部に一体に取り付けられる上部タンク103及び下部タンク104とを有している。図4も参照し、ラジエターコア102の右側側部には上下に並んで後方に突出する取付け用の一対のブラケット105が設けられ、ラジエターコア102の左側側部には左方に突出するブラケット106が設けられている。
図4に示すようにブラケット105、106にはそれぞれ貫通孔107、108が形成され、貫通孔107、108それぞれには、樹脂材料からなる円筒状のラバーマウント109、110が嵌挿されている。ラジエター17は、ボルト111をラバーマウント109に挿通し、ファンシュラウド100の外側壁部100E前部に形成された座部112に螺合するとともに、ボルト111をラバーマウント110に挿通し、内側壁部100B前部に形成された座部113に螺合することで、ファンシュラウド100に固定されている。この固定状態で、ラジエター17のラジエターコア102は、を走行方向に対面させるように位置付けられている。
図5を参照すると、ファンシュラウド100の上壁部100Cは、ラジエター17に向けて側面視で前上方に傾斜し、その前端を上部タンク102に当接させるようにして、ラジエターコア102を後方から覆っている。
一方、下壁部100Dは、開口15a側に位置し側面視でラジエター17に向けて前下方に湾曲しながら傾斜する後半部114と、後半部114からラジエター17に向けて側面視で走行方向に沿って平坦に延びる前半部115とを有し、前半部115の前端を下部タンク103に当接させるようにして、ラジエターコア102を後方から覆っている。
すなわち、通気通路100Gは側面視で前方に向けて拡開する(次第に通路面積が大きくなる)形状を有している。
上部タンク103の上部には、上方に開口するフィラネック116が設けられ、フィラネック116はラジエターキャップ117によって閉塞されている。フィラネック117の周面に設けられた注入口118は、図示しないリザーブタンクにホースを介して接続され、上部タンク103にリザーブランク内の冷却水を供給可能とされている。
上部タンク103の後部には、後方に開口する接続口119(破線)が形成され、接続口119には鋼管製の第1ウォータホース120が接続されている。一方、下部タンク103の前部には前方に開口する接続口121(破線)が形成され、接続口121には鋼管製の第2ウォータホース122が接続されている。
第1ウォータホース120は、一端を接続口119に接続してこの接続口119よりも上方に引き出され、ファンシュラウド100の上方において車幅方向内側に湾曲した後、前方に延出する上面視でU字形状を有し、その他端でエンジン本体19の上面に接続している。図6にラジエター17、ファンシュラウド100等を取り外した状態のパワーユニット6の右側面が示されており、第1ウォータホース120の他端は、図6に示すエンジン本体19のシリンダヘッド20の上部に設けられた管体の出口側ポート123に接続されるようになっている。
一方、図5に示すように第2ウォータホース122は、一端を接続口121に接続して、下部タンク103から斜め上向きに引き出され、ラジエター17とエンジン本体19との間に配置されたサーモスタット124の下部に接続される。サーモスタット124は接続するウォータホースの流路を、冷却水の温度に応じて開放または遮断するものである。
サーモスタット124の上部には第3ウォータホース125が接続され、この第3ウォータホース125は上方に延出し、第1ウォータホース120に接続して連通する。さらに、サーモスタット124にはシリンダ軸線C1に沿って前方に延出する第4ウォータホース126が接続され、この第4ウォータホース126はウォータポンプ151に接続されている。
図6も参照し、ウォータポンプ151下部には、ウォータポンプ151に連通し後下方に延出する吐出側ポート151Aが設けられ、吐出側ポート151Aには、図5に示すように第5ウォータホース127が接続されている。第5ウォータホース127は、後下方に延出した後、上方に湾曲しエンジン本体19に接続する。詳しくは、図6を参照し、シリンダブロック20Aの下部に設けられた管体の入口側ポート128に接続されるようになっている。
図7に示すように入口側ポート128は、シリンダブロック20Aの前端部に形成された環状のウォータジャケット129に連通し、ウォータジャケット129は、シリンダヘッド20のシリンダブロック20Aとの接続面に周方向に点在して形成された複数のウォータジャケット130に連通している。シリンダヘッド20の上部に位置するウォータジャケット130Uは、吸気ポート入口20aから燃焼室27側へ続く吸気ポート131の周壁部132に形成されている。なお、図7において、符号140は、吸気ポート入口20aに接続された吸気通路84に付設された燃料噴射弁140を示している。また、符号160、161はそれぞれ燃焼室27を開閉させる吸気バルブ、排気バルブを示し、符号162、163は吸気バルブ160、排気バルブ161の上端に結合してこれらを開閉させる吸気側ロッカーアーム、排気側ロッカーアームを示している。
ウォータジャケット130Uは、周壁部132の後部から回り込むよう周壁部132の右側部まで延出し、この右側部で右方に開口する。図6を参照し、このウォータジャケット130Uの開口部133(破線)には、出口側ポート123が接続されている。出口側ポート123の開口部133側には、フランジ134が形成されており、フランジ部134がボルト135によりシリンダヘッド20に固定されることで、出口側ポート123は開口部133と液密に連通する。
また、出口側ポート123には、前方に向けて延出する出口側エア抜き用ポート136が連通して設けられ、ウォータポンプ151には、上方に向けて延出するウォータポンプ側エア抜きポート137がポンプカバー154内に連通して設けられている。
図5を参照し、出口側エア抜き用ポート136とウォータポンプ側エア抜きポート137との間にはエア抜き用ホース138が設けられている。これにより、ウォータポンプ151内で生じた気泡が第1ウォータホース120側へ抜けるようになっている。
このパワーユニット6における冷却系では、パワーユニット6の始動直後の暖気中の低温度域においては、サーモスタット124は、第3ウォータホース125と第4ウォータホース126との流路を開放し、第2ウォータホース122と第4ウォータホース126との流路を遮断する。一方、パワーユニット6が充分に暖気された後の高温度域では、サーモスタット124は、第3ウォータホース125と第4ウォータホース126との流路を遮断し、第2ウォータホース122と第4ウォータホース126との流路を開放する。
ここで、冷却水の流れについて図5を主に参照し説明すると、低温度域である場合には、ウォータポンプ151によって強制的に循環される冷却水は、ウォータポンプ151から第5ウォータホース127を介してエンジン本体19内に導入され、図7に示したウォータジャケット130を循環して燃焼室27周囲を冷却した後、シリンダヘッド20上部の出口側ポート123から第1ウォータホース120に流入する。
そして、第1ウォータホース120に流入した冷却水は、第1ウォータホース120とラジエター17を介して連通する第2ウォータホース122と第4ウォータホース126の流路がサーモスタット124によって遮断されているため、第1ウォータホース120から分岐する第3ウォータホース125に流入し、サーモスタット124を介して再びウォータポンプ151内に流入する。
この場合、冷却水がラジエター17によって冷却されないので、暖気効率が向上する。
一方、高温度域である場合には、冷却水は、ウォータポンプ151から第5ウォータホース127を介してエンジン本体19内に導入され、図7に示したウォータジャケット130を循環して燃焼室27周囲を冷却した後、シリンダヘッド20上部の出口側ポート123から第1ウォータホース120に流入する。
そして、第1ウォータホース120に流入した冷却水は、第1ウォータホース120から分岐する第3ウォータホース125と第4ウォータホース126との流路がサーモスタット124により遮断されているため、ラジエター17に流入し冷却される。そして、その後、下部ポンプ103を経て第2ウォータホース122へ流入し、サーモスタット124を介して第4ウォータホース126からウォータポンプ151内に流入する。
この場合、冷却水はラジエター17によって冷却され、エンジン本体19に導入されるのでエンジン本体19の冷却効率が向上する。
以上に記載したパワーユニット6では、エンジン本体19のクランクシャフト26の端部に設けた冷却ファン66によりラジエター17の冷却を行なうと共に、ラジエター17のラジエターコア102を走行方向に対面するように配置し、ラジエター17とエンジン本体19とを接続する第2ウォータホース122をラジエター17の下部タンク104の前部から、第1ウォータホース120をラジエター17の上部タンク103後部からエンジン本体19へ導き、ラジエター17の後方に位置する第1ウォータホース120を、ラジエター17との接続口119よりも上方に導き、エンジン本体19に接続している。
このため、冷却ファン66からラジエター17までの導風用の冷却通路であるファンシュラウド100(通気通路100G)を拡大でき、ラジエター17の冷却性能を向上させることができる。
また、エンジン本体19は、シリンダ軸線C1が上傾するように自動三輪車1に配置され、その上面に第1ウォータホース120を接続されている。
このため、ラジエター17側の第1ウォータホース120の接続口121とエンジン本体19側の第1ウォータホース120の接続部位(開口部133(図6))との高低差を確保でき、エア抜き性(メンテナンス性)を向上できる。また、ラジエター17の大型化(冷却能力の拡大)を図ることができる。
また、エンジン本体19は、シリンダヘッド20のカムシャフト150と同軸にウォータポンプ151を備え、このウォータポンプ151からシリンダ軸線C1方向に冷却水通路(第4ウォータホース126)が形成され、この第4ウォータホース126は、ラジエター17とエンジン本体19との間に配置したサーモスタット124に接続されている。
このため、サーモスタット124とラジエター17とを近づけつつ、ラジエター17とエンジン本体19との間にサーモスタット124を配置することで、走行風の影響を抑えてサーモスタット124の感温性能を向上させることができる。
また、サーモスタット124によってラジエター17に対する走行風が妨げられることがないため、導風用の冷却通路であるファンシュラウド100(通気通路100G)の通路面積を十分に確保できる。さらに、第4ウォータホース126をシリンダ軸線C1に沿わせて延ばしたことで、第4ウォータホース126自体の長さを短縮できる。
また、冷却ファン66の吸い込み口である開口15aからラジエター17までの導風用の冷却通路であるファンシュラウド100(通気通路100G)は、その上壁部100Cがラジエター17に向けて前上方に傾斜するので、上壁部100Cの上面への埃等の付着を低減でき、走行時の汚れを防止することができる。
また、下壁部100Dは、開口15a側に位置しラジエター17に向けて前下方に傾斜する後半部114と、この後半部114からラジエター17に向けて走行方向に沿って平坦に延びる前半部115とを有しているので、後半部114の前下方に傾斜する面によって、下壁部100D沿いを通る流速を遅くすると共に、埃等を滞留させてエンジン本体19への埃の進入を防止することができる。
また、ラジエター17の前方に位置する第2ウォータホース122を、ラジエター17の下部タンク104から斜め上向きに引き出すので、エンジン本体19との第2ウォータホース122が傾斜するため、エア抜き性(メンテナンス性)を向上できる。
さらに、エンジン本体19内上部に形成される冷却水通路であるウォータジャケット130Uは、エンジン本体19のシリンダヘッド20上部に形成された吸気ポート131の周壁部132においてラジエター17側に開口し、ラジエター17の後方に位置する第1ウォータホース120に接続されるので、ラジエター17側の第1ウォータホース120の接続口121とエンジン本体19側の第1ウォータホース120の接続部位(開口部133(図6))との間の距離を縮め、第1ウォータホース120の長さを短縮しつつ取り回し性を向上できる。
そして、ラジエター17側の第1ウォータホース120の接続口121とエンジン本体19側の第1ウォータホース120の接続部位(開口部133(図6))との高低差をより確保しやすくでき、エア抜け性を確保できる。
そして、本実施形態ではパワーユニット6が、車両の幅方向の中心線を挟んでラジエター側17とラジエター17側と反対側とに後輪4L、4Rを備える自動三輪車1に搭載されているが、このような車両の幅方向に制約のある車両に搭載されることが有効である。
すなわち、この種の自動三輪車1では、車両の小型化のため車両幅方向長さを抑えることが望まれるが、本実施形態に係るパワーユニット6はラジエター17を幅方向に長くすることで冷却性能を向上させるのではなく、ファンシュラウド100を高さ方向に拡大して冷却通路の確保を行なうので、小型化を維持しながらラジエター17の冷却性能を向上させることができる。
1 自動三輪車
4L,4R 後輪(駆動輪)
6 パワーユニット
15a 開口部
17 ラジエター
19 エンジン本体
20 シリンダヘッド
26 クランクシャフト(クランク軸)
37 変速装置(変速機)
66 冷却ファン
100 ファンシュラウド(冷却通路)
100C 上壁部(上壁)
100D 下壁部(下壁)
102 ラジエターコア(コア部)
114 後半部
115 前半部
120 第1ウォータホース(冷却ホース)
121 接続口
122 第2ウォータホース(冷却ホース)
124 サーモスタット
126 第4ウォータホース
130U ウォータジャケット(冷却水通路)
131 吸気ポート(吸気通路)
132 周壁部
150 カムシャフト
151 冷却ポンプ

Claims (8)

  1. エンジン本体(19)と変速機(37)とを備え、前記エンジン本体(19)の側部にラジエター(17)を取付ける小型車両用パワーユニットにおいて、
    前記エンジン本体(19)のクランク軸(26)の端部に設けた冷却ファン(66)により前記ラジエター(17)の冷却を行なうと共に、前記ラジエター(17)のコア部(102)を走行方向に対面するように配置し、
    前記ラジエター(17)と前記エンジン本体(19)とを接続する冷却ホース(120、122)を、一方は前記ラジエター(17)の前部から、他方は前記ラジエター(17)の後部から前記エンジン本体(19)へ導き、
    前記ラジエター(19)の後方に位置する前記冷却ホース(120)を、前記ラジエター(17)との接続口(119)よりも上方に導き、前記エンジン本体(19)に接続することを特徴とする小型車両用パワーユニット。
  2. 前記エンジン本体(19)は、シリンダ軸線(C1)が上傾するように配置され、その上面に前記冷却ホース(120)を接続されることを特徴とする請求項1に記載の小型車両用パワーユニット。
  3. 車両の幅方向の中心線を挟んで前記ラジエター(17)側と該ラジエター(17)側の反対側とに駆動輪(4L,4R)を備える自動三輪車(1)に搭載されることを特徴とする請求項1又は2に記載の小型車両用パワーユニット。
  4. 前記エンジン本体(19)は、シリンダヘッド(20)のカムシャフト(150)と同軸に冷却ポンプ(151)を備え、前記冷却ポンプ(151)からシリンダ軸線(C1)方向に冷却水通路(126)が形成され、
    前記冷却水通路(126)は、前記ラジエター(17)と前記エンジン本体(19)との間に配置したサーモスタット(124)に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の小型車両用パワーユニット。
  5. 前記冷却ファン(66)の吸い込み口(15a)から前記ラジエター(17)までの導風用の冷却通路(100)は、その上壁(100C)が前記ラジエター(17)に向けて前上方に傾斜することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の小型車両用パワーユニット。
  6. 前記冷却通路(100)の下壁(100D)は、前記吸い込み口(15a)側に位置し前記ラジエター(17)に向けて前下方に傾斜する後半部(114)と、該後半部(114)から前記ラジエター(17)に向けて走行方向に沿って平坦に延びる前半部(115)とを有することを特徴とする請求項5に記載の小型車両用パワーユニット。
  7. 前記ラジエター(17)の前方に位置する前記冷却ホース(122)を、前記ラジエター(17)の下部から斜め上向きに引き出すことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の小型車両用パワーユニット。
  8. 前記エンジン本体(19)内上部に形成される冷却水通路(130U)が、該エンジン本体(10)のシリンダヘッド(20)上部に形成された吸気通路(131)の周壁部(132)において前記ラジエター(17)側に開口し、前記ラジエター(17)の後方に位置する前記冷却ホース(120)に接続されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の小型車両用パワーユニット。
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