JP2012024762A - 微生物固定化担体、dhsリアクタ、生物学的硝化脱窒装置及びその使用方法 - Google Patents

微生物固定化担体、dhsリアクタ、生物学的硝化脱窒装置及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高充填も可能で、かつ充填率を自由に設定することが可能な微生物固定化担体、この微生物固定化担体を用いたDHSリアクタ、及び該DHSリアクタを用いた安価で窒素除去性能に優れた生物学的硝化脱窒装置、さらに幅広い窒素含有排水に適用することが可能な生物学的硝化脱窒装置の使用方法を提供する。
【解決手段】生物処理法を用いた排水処理リアクタに充填し使用する微生物を固定化するための微生物固定化担体80であって、前記排水処理リアクタが、DHSリアクタ、散水ろ床型リアクタ、又は好気ろ床型リアクタであり、ゼオライトで形成された板状体であり、該板状体の外縁部が排水処理リアクタの横断面と同一の大きさを有し、前記排水処理リアクタ内に隙間なく嵌り込み、複数積み重ねても変形しない強度を有し、前記板状体に貫通孔82a、82b、82c、82d、82eを穿設することで空隙率を調整可能なことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、生物処理法を用いた排水処理リアクタに充填し使用する微生物を固定化するための微生物固定化担体、該微生物固定化担体を充填したDHSリアクタ、及び該DHSリアクタを用いた生物学的硝化脱窒装置及びその使用方法に関する。
排水中に含まれる窒素は、富栄養化現象の原因とされ、排水中の窒素を除去する技術が多く開発されている。この一つである微生物を利用して排水中の窒素を除去する生物学的窒素除去方法も、従来からよく使用されており、順送法、AO(Anaerobic−Oxic)法、A2O(Anaerobic−Anoxic−Oxic)及びUASB(Upflow Anaerobic Sludge Blanket)−DHS(Downflow Hanging Sponge Cube)法などの循環法を含め多くのプロセスが提案されている。生物学的窒素除去方法は、好気性細菌である硝化菌により排水中のアンモニア体窒素を、亜硝酸体又は硝酸体窒素にまで酸化する硝化工程と、嫌気性細菌である脱窒菌を用いて硝酸体、亜硝酸体窒素を窒素に還元する脱窒工程とからなり、ここで使用するリアクタも種々の形態のものが開発されている。
循環法の一つであるUASB−DHS法は、前段のUASBリアクタで脱窒反応、後段のDHSリアクタで硝化反応を行い、後段の硝化反応の進んだ処理水の一部を前段の脱窒塔であるUASBリアクタへ循環させ、処理水中の有機物を脱窒反応の水素供与体として利用する(例えば特許文献1参照)。この他、UASBリアクタ及びDHSリアクタを用いた排水処理方法としては、前段に脱窒素槽とUASB槽、後段にDHS槽、さらに砂ろ過槽を設け下水処理を行う、UASBリアクタとDHSリアクタとを組み合わせた新しい下水処理方法も提案されている(例えば非特許文献1参照)。
特開平11−285696号公報
加藤ら,「UASBとスポンジ担体槽を組み合わせた新しい下水処理方法」,衛生工学シンポジウム論文集,北海道大学衛生工学会,2005年11月,13巻,P239
従来のDHSリアクタを使用する硝化塔は、リアクタ内に微生物を固定化させるための微生物固定化担体(以下、固定化担体、又は担体と記す場合もある)としてスポンジを懸垂させるか、又はリアクタ内にスポンジをランダムに充填し、リアクタの上部から散水すると共に、下方から上方に向かって空気を送り使用される。このためリアクタ内の空隙率を小さくすることができず、空隙率を下げて、逆に言えば固定化担体の充填率を高めて微生物の濃度を高めることが困難であった。また、汚泥が流入した際に流路が閉塞しないようにするためには、リアクタ内入口部の空隙率を上げることが望ましいけれども、リアクタ内の空隙率が一定であり、空隙率を上げることができなかった。さらにスポンジをランダムに充填する充填式のDHSリアクタの場合、水を含んだ固定化担体自身の自重により、DHSリアクタ内の下部では固定化担体が変形し、空隙率が低下してしまう。このためリアクタ内をいくつかの領域に区画し、一区画の固定化担体の高さが一定以上の高さにならないようにする必要があった。このため構造が複雑となり、DHSリアクタのコストアップの要因の一つとなっていた。
本発明の目的は、高充填も可能で、かつ充填率を自由に設定することが可能な微生物固定化担体、この微生物固定化担体を用いたDHSリアクタ、及び該DHSリアクタを用いた安価で窒素除去性能に優れた生物学的硝化脱窒装置、さらに幅広い窒素含有排水に適用することが可能な生物学的硝化脱窒装置の使用方法を提供することである。
請求項1に記載の微生物固定化担体は、生物処理法を用いた排水処理リアクタに充填し使用する微生物を固定化するための微生物固定化担体であって、前記排水処理リアクタが、DHSリアクタ、散水ろ床型リアクタ、又は好気ろ床型リアクタであり、ゼオライトで形成された板状体であり、該板状体の外周部が前記排水処理リアクタの横断面と同一の大きさを有し、前記排水処理リアクタ内に隙間なく嵌り込み、複数積み重ねても変形しない強度を有し、前記板状体に貫通孔を穿設することで空隙率を調整可能なことを特徴とする。
請求項2に記載の微生物固定化担体は、請求項1に記載の微生物固定化担体において、前記板状体の底面部に局所的に突起を有することを特徴とする。
請求項3に記載のDHSリアクタは、請求項1又は請求項2に記載の微生物固定化担体を複数充填したDHSリアクタであり、1の微生物固定化担体と隣りあう微生物固定化担体との間に空気層を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の生物学的硝化脱窒装置は、請求項3に記載のDHSリアクタからなり、硝化菌により排水中のアンモニア体窒素を亜硝酸体窒素又は硝酸体窒素にまで酸化する硝化搭と、脱窒菌を用いて硝酸体窒素、亜硝酸体窒素を窒素に還元するUASB脱窒搭と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の生物学的硝化脱窒装置の使用方法は、請求項4に記載の生物学的硝化脱窒装置の使用方法であって、有臭ガス又はアンモニア含有排水を前記硝化搭に供給し、有臭ガス又はアンモニアをゼオライトからなる微生物固定化担体に吸着させる第一工程と、第一工程の後、前記硝化搭に空気を送り、前記微生物固定化担体に付着する硝化菌で有臭ガス又はアンモニアを亜硝酸体窒素又は硝酸体窒素にまで酸化する第二工程と、第二工程後の硝化搭に水を供給し、前記微生物固定化担体を水洗する第三工程と、第三工程で得られた洗浄水中の硝酸体窒素、亜硝酸体窒素を、前記UASB脱窒搭において脱窒菌を用いて窒素に還元する第四工程と、を含むことを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、微生物固定化担体は、ゼオライトで形成されているので、排水処理リアクタの形状に合わせて加工することが容易である。排水処理リアクタ全体に微生物固定化担体を充填することが可能なことはもちろん、微生物固定化担体は、板状体であるので、ここに貫通孔を設けることで充填率を任意に調整することができる。これにより汚泥が流入するような場合であっても空隙率を上げることで流路の閉塞を防止することができる。また、微生物固定化担体は、外周部が排水処理リアクタの横断面と同一の大きさを有し、排水処理リアクタ内に隙間なく嵌り込み、複数積み重ねても変形しない強度を有するので排水処理リアクタへの充填が容易である。このような微生物固定化担体を使用することで排水処理リアクタの構造が簡単となると共に、小型化も可能となり安価に製造することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、前記微生物固定化担体は、底面部に局所的に突起を有するので、DHSリアクタなどにこの微生物固定化担体を複数充填すると、突起が微生物固定化担体間のスペーサの役目を果たす。これによりDHSリアクタなどに微生物固定化担体を複数充填するときであっても、微生物固定化担体間に空気層を設けるためのスペーサが不要であり、排水処理リアクタの構造が簡単となり、安価に製造することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、DHSリアクタは、前記微生物固定化担体が複数充填され、1の微生物固定化担体と隣りあう微生物固定化担体との間に空気層を備えるので、充填率の高い又は所望の充填率を有するDHSリアクタを安価に製造することができる。
請求項4に記載の本発明によれば、生物学的硝化脱窒装置は、前記DHSリアクタからなる硝化搭と、UASB脱窒搭とを備えるので、窒素除去性能に優れた生物学的硝化脱窒装置を安価に製造することができる。また、DHSリアクタにおいて微生物を固定化する微生物固定化担体の充填率を高くすることが可能なため、生物学的硝化脱窒装置の小型化が可能となる。
請求項5に記載の本発明によれば、ゼオライトで形成された微生物固定化担体を充填したDHSリアクタを硝化塔とする生物学的硝化脱窒装置を使用し、有臭ガス又はアンモニア含有排水を硝化搭に供給し、有臭ガス又はアンモニアをゼオライトからなる微生物固定化担体に吸着させる第一工程と、第一工程の後、硝化搭に空気を送り、微生物固定化担体に付着する硝化菌で有臭ガス又はアンモニアを亜硝酸体窒素又は硝酸体窒素にまで酸化する第二工程と、第二工程後の硝化搭に水を供給し、微生物固定化担体を水洗する第三工程と、第三工程で得られた洗浄水中の硝酸体窒素、亜硝酸体窒素を、UASB脱窒搭において脱窒菌を用いて窒素に還元する第四工程と、を備えるので、アンモニア濃度の低い排水であっても、一度アンモニアを微生物固定化担体に吸着させた後、硝化反応、脱窒反応により無害化させることができるなど、本発明を幅広い窒素含有排水に適用することができる。
本発明の第一実施形態としての微生物固定化担体10の斜視図である。 図1中のA部の拡大図である。 図1の微生物固定化担体10を充填したDHSリアクタを備える生物学的硝化脱窒装置20のプロセスフロー図である。 本発明の第2実施形態としての微生物固定化担体50を構成するフレーム52の平面図である。 本発明の第3実施形態としての微生物固定化担体60を構成するフレーム62の斜視図である。 本発明の第4実施形態としての微生物固定化担体70を構成するフレーム72であって図6(a)が平面図、図6(b)が正面図である。 本発明の第5実施形態としての微生物固定化担体80を示す斜視図である。 微生物固定化担体に図7のゼオライトを使用した微生物固定化担体80を充填した図3の生物学的硝化脱窒装置の使用方法の一例を説明するための図である。
図1は、本発明の第一実施形態としての微生物固定化担体10の斜視図、図2は図1中のA部の拡大図である。図3は、図1の微生物固定化担体10を充填したDHSリアクタを備える生物学的窒素除去装置20のプロセスフロー図である。微生物固定化担体10は、硝化菌などの微生物を固定化ための担体であって、図3に示すように微生物を利用し排水を処理する排水処理リアクタに充填し使用する。微生物固定化担体10は、多孔体を保持するフレーム12と、フレーム12に充填された微生物を固定化する多数の多孔体14とからなる。
フレーム12は、微生物を固定化させる多孔体14を保持するためのものであって、網目状の円柱体16が複数規則正しく配置固定され、全体では排水処理リアクタの横断面と同じ大きさである。微生物固定化担体10が排水処理リアクタの横断面と同じ大きさとは、微生物固定化担体10を排水処理リアクタに充填したとき、フレーム12の外周部と排水処理リアクタの内壁とに隙間を有さない大きさの他、フレーム12の外周部と排水処理リアクタの内壁とに大きな隙間を有さず実質的に同一とみなせる大きさを意味する。大きな隙間とは、排水処理リアクタ内に空気を流通させたとき、大半の空気が、フレーム12の外周部と排水処理リアクタとの内壁との隙間を流通する大きさを言う。フレーム12の外周部の大きさは、排水処理リアクタ内に隙間なく又は殆ど隙間なく充填可能な大きさが好ましい。
円柱体16の網目15の大きさは、特に限定されないけれども、排水、空気の拡散、隣同士の多孔体14の接触を考えれば大きい方が好ましい。但し、フレーム12を複数積み重ねても変形しない強度が必要である。円柱体16は、安価で、排水で腐食されないポリエチレン、ポリプロピレンなどの汎用プラスチックで製造すればよく、底には、円柱体16内にスポンジゴムなどの多孔体14を充填したとき、多孔体14が抜け落ちないようにストッパ、又は網目状の底板を設けることが好ましい。これら円柱体16が複数規則正しく並べられ、1の円柱体16と接する隣りの円柱体16とは結合され、これにより一つのフレーム12が形作られている。1の円柱体16の大きさは特に限定されないけれども、直径は、30〜50mm程度、高さは20〜40mm程度の大きさが好ましい。排水処理リアクタの大きさが小さい場合は、フレーム12の外周部と排水処理リアクタの内壁とに大きな隙間ができないように、円柱体16の直径、高さを小さくしてもよいことは言うまでもない。
フレーム12は、底面に局所的に突起部17(17a、17b、17c)を設けてもよい。微生物固定化担体10は図3に示すように排水処理リアクタ内に多数充填して使用するものであり、このとき空気の拡散をよくするため1の微生物固定化担体10と隣りあう微生物固定化担体10との間に空間部が設けられる。フレーム12の底面に局所的に突起部17を設けることで、微生物固定化担体10を充填するだけで、微生物固定化担体間に空間部を設けることができる。フレーム12の底面の局所的な突起部17は、フレーム12を積み重ねたとき、下のフレーム12の空間部又は多孔体14に入り込まない位置、大きさとする。ただし、微生物固定化担体間に形成する空間部は、別途スペーサを使用することでも確保することができるため、フレーム12の底面の突起部17は必ず必要なものではない。微生物固定化担体10は、排水処理リアクタ内に複数積み重ねるように充填して使用するものであるから、フレーム12は、複数積み重ねても変形しない強度が必要である。本実施形態に示すフレーム12は、複数の円柱体16が結合され形成されており、複数積み重ねても変形しない十分な強度を有する。フレーム12の底面に局所的に突起部17を設ける場合も、突起部17はフレーム12を複数積み重ねても変形しない強度、数が必要である。
多孔体14は、微生物を付着固定化させるものであるから微細な孔を有し比表面積の大きい多孔体が好ましい。また多孔体14は、フレーム12に充填し使用するものであるから、弾力性を備え、軽いものが好ましい。これらに該当する多孔体14としては、従来から一般的に使用されているウレタン、セルロースなどのスポンジゴムを使用することができる。多孔体14の大きさは、フレーム12を構成する1の円柱体16の大きさとほぼ同じか、若干大きい方が好ましい。スポンジゴムなど弾力性を有する多孔体14の大きさを1の円柱体16の大きさに比べ若干大きくし、これを円柱体16に押入れると、円柱体16の網目15から多孔体14が一部外にはみ出す。これにより隣り同士のはみ出し多孔体14が接触することで、排水が幅広く拡散する。
多孔体14の大きさは、フレーム12と同じ高さであり、具体的には20〜40mm程度の厚さ(高さ)が好ましい。この微生物固定化担体10を硝化槽に使用する場合、微生物固定化担体10に付着する硝化菌は、好気性細菌であるため硝化槽内を好気状態に保持することが重要である。空気との接触で酸素が拡散し、好気状態が保たれる範囲は、経験上、空気接触面から40mm程度であり、硝化槽の微生物固定化担体1枚の厚さが40mmを超えると中心部が嫌気状態となり好ましくない。微生物固定化担体1枚当りの厚さを薄くすることは、性能上問題はないけれども、微生物固定化担体に効率的に空気を接触させるために1の微生物固定化担体と隣りあう微生物固定化担体との間には、空気層が必要なことから、微生物固定化担体1枚当りの厚さを薄くしすぎると硝化槽の空隙率が大きくなりすぎ、硝化槽が大型化してしまう。
以上のように微生物固定化担体10は、多孔体14を保持するフレーム12と、フレーム12に充填された微生物を固定化する多数の多孔体14とからなるので、多孔体14の充填率を高めることができる。従来の円柱状のスポンジ担体を複数ランダムに充填する方法、スポンジを懸垂させるカーテン方式では、担体の充填率を50%以上とすることが困難であったが、本実施形態に示す微生物固定化担体10を使用すれば、多孔体14が規則正しく配置されるので、多孔体14の充填率を簡単に50%以上とすることができる。また、本実施形態に示す微生物固定化担体10は、図1に示すように多孔体14を充填しない箇所18を設けることで充填率(空隙率)を簡単に変更することができる。また、微生物固定化担体10は、隣合う円柱体16との間に空間部19を有するので、空気拡散性能に優れる。また、微生物固定化担体10は、充填して使用する排水処理リアクタの横断面積と同一の大きさを有し、さらに複数積み重ねても変形しない強度を備えることから、簡単に使用することができる。
図3に示す生物学的硝化脱窒装置20は、DHSリアクタからなるDHS硝化塔22とUASB脱窒塔24とを備える生物学的硝化脱窒装置である。排水貯槽26内の窒素含有排水(以下排水と省略)は、排水ポンプ28を介して混合槽30へ送られる。混合槽30へ送られた排水は、ここで循環ポンプ32から送られる処理水と混合され、アンモニア体窒素濃度が500mg/L以下に調整される。さらにpH調整ポンプ34を介してpH調整薬品貯槽36内に貯留されているpH調整薬品、及び栄養塩ポンプ38を介して栄養塩貯槽40内に貯留されている栄養塩が混合槽30に送られ撹拌機42により混合される。混合槽30で調整された排水は、DHS硝化塔22へ送られる。DHS硝化塔22内には、複数の微生物固定化担体10が充填され、排水は、DHS硝化塔22の上部から散水され、微生物固定化担体10を通過するとき、微生物固定化担体10に付着する硝化菌の作用により空気中の酸素で酸化され、硝酸イオンとなる。
硝化された排水は、硝化塔出口ポンプ44を介してUASB脱窒塔24へ送られる。途中、排水中に含まれる硝酸イオンに対応するメタノールがメタノール貯槽46に連結するメタノールポンプ48を通じて供給され、排水はメタノールと混合した状態でUASB脱窒塔24へ送水される。UASB脱窒塔24は、内部にグラニュールを保持し、UASB脱窒塔24に送られた排水は、グラニュール中の脱窒菌の作用により、硝酸イオンとメタノールとが反応し窒素ガスと炭酸ガスに分解される。これらの工程により排水中のアンモニア体窒素が窒素ガスに分解される。このとき副産物とし発生する炭酸ガスは、DHS硝化塔22に必要な栄養塩として循環することで、栄養塩の添加を削減することができる。窒素が除去された処理水は、処理水貯槽49に集められ、一部は循環ポンプ32を介して混合槽30に送られる。
本実施形態に示す生物学的硝化脱窒装置20の基本的な構成は、従来から使用されている生物学的硝化脱窒装置と類似の構成であり、本実施形態に示す生物学的硝化脱窒装置20は、DHS硝化塔22が従来の硝化塔にない特徴を有する。DHS硝化塔22は、横断面形状が円の円筒形状の塔本体23を有し、塔本体23の内部には、図1、図2に示す多孔体14がスポンジである微生物固定化担体10が充填され、5段の充填層が形成されている。大きさを例示すれば、1段の充填層の高さは800mmであり、高さ10mmの突起部17を底面に備える微生物固定化担体10が1段に20枚充填されている。これによりスポンジ間に10mmの空気層が形成される。各段の間には微生物固定化担体10を保持するための網状の受け25が挿入され、各段間には約200mmの空間部が設けられている。微生物固定化担体10の外周部の大きさは、塔本体23内に殆ど隙間なく入る大きさである。また塔本体23の上部には空気の排気口27が、底部には空気の取入口29が設けられている。空気の排気口27に誘引通風機(図示を省略)を設けてもよい。さらに塔本体23の上部には、混合槽30から送水される排水を充填層に均一に分散させるための回転式の散水装置31を備える。ただし、多孔体14がスポンジである微生物固定化担体10が充填され排水が均一化されるので、散水装置31は精密な散水装置でなくてもよい。さらにDHS硝化塔22が小型の場合は、散水装置31がなくてもよい。
このように構成されたDHS硝化塔22は、従来のスポンジ担体をランダムに充填したDHS硝化塔に比較し、以下のような利点を有する。多孔体14であるスポンジが規則正しく配置されているので、スポンジの充填率を高めることができる。これにより従来のDHS硝化塔に比較し小型化することができる。またフレーム12は、自立可能でかつ複数のフレームを積み重ねても変形しない強度を有するので、多孔体14を保持したフレーム12を塔本体23内に複数充填しても、スポンジが変形することがない。このためスポンジ担体をランダムに充填する場合に、必要としていたスポンジ担体の変形を防止するための手段が必要なく、安価にDHS硝化塔を製造することができる。さらに微生物固定化担体10の充填が簡単であり、底面に突起部を設ければ微生物固定化担体10間に空気層を設けるためのスペーサも必要ない。また排水中に含まれる有機物濃度、SS濃度が高く、塔入口部で汚泥が閉塞しないようにスポンジの充填率を下げたい場合にも、充填率の調整を簡単に行うことができる。さらに塔本体23の高さ方向のスポンジの充填率の調整を簡単に行うことができる。なお、生物学的硝化脱窒装置は、本実施形態に示す生物学的硝化脱窒装置20に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で他の形態の生物学的硝化脱窒装置にも使用可能なことは言うまでもない。
図4は、本発明の第2実施形態としての微生物固定化担体50を構成するフレーム52の平面図である。微生物固定化担体50は、第1実施形態に示す微生物固定化担体10と同様、多孔体を保持するフレーム52と、フレーム52に充填された微生物を固定化する多数の多孔体(図示を省略)とからなる。第2実施形態に示すフレーム52は、1の空間部形状が平面視で六角形を有するハニカム構造である。フレームの材質、大きさ等は本発明の第1実施形態に示すフレーム12と同じである。フレーム52に充填する多孔体(図示を省略)も断面形状が異なる以外、第1実施形態に示す多孔体14と同じである。
図5は、本発明の第3実施形態としての微生物固定化担体60を構成するフレーム62の斜視図である。微生物固定化担体60は、第1、第2実施形態に示す微生物固定化担体10、50と同様、多孔体を保持するフレーム62と、フレーム62に充填された微生物を固定化する多数の多孔体(図示を省略)とからなる。第3実施形態に示すフレーム62は、波板の一方に平板を有する部材を螺旋状に巻き付けた、断面がハニカム構造の微生物固定化担体60である。また、底部に局所的に突起部64(64a、64b、64c)を有する。フレーム62の材質、大きさ等は、第1、第2実施形態に示すにフレーム12、52同じである。フレームに充填する多孔体(図示を省略)も断面形状が異なる以外、第1実施形態に示す多孔体14と同じである。第3実施形態に示す微生物固定化担体60は、排水処理リアクタ内に殆ど隙間なく充填することができる。以上にようにフレームの1の空間部の形状は、円以外に六角形、波型でもよく、これらハニカム構造のフレームを備える微生物固定化担体50、60は、第1実施形態の微生物固定化担体10と同等の作用、効果を有すると共に、第1実施形態の微生物固定化担体10よりも多孔体の充填率を容易に高めることができる。さらにこれらハニカム構造のフレーム52、62は製造が容易であることから、微生物固定化担体50、60を安価に製造することができる。
図6は、本発明の第4実施形態としての微生物固定化担体70を構成するフレーム72であって図6(a)が平面図、図6(b)が正面図である。微生物固定化担体70は、第1から第3実施形態に示す微生物固定化担体10、50、60と同様、多孔体を保持するフレーム72と、フレームに充填された微生物を固定化する多数の多孔体(図示を省略)とからなる。第4実施形態に示す微生物固定化担体70のフレーム72は、平面視において正方形の形状を有する。図3に示したDHS硝化塔22は横断面形状が丸であったけれども、方形でもよいため、第4実施形態に示す微生物固定化担体70は、横断面形状が正方形の排水処理リアクタに好適に使用することができる。このとき微生物固定化担体70を、排水処理リアクタ内に殆ど隙間なく充填することができる。第4実施形態に示す微生物固定化担体70のフレーム72は、4つの大きなフレーム72a、72b、72c、72dから構成されており、各フレーム72a、72b、72c、72dは分離することができる。また各フレーム72a、72b、72c、72dは、各々底部に局所的に突起部74(74c、74d、74aは図示省略、74bは図示省略)を有し、自立可能である。
排水処理リアクタの横断面の長さが数メートルにも及ぶような大きなリアクタの場合、微生物固定化担体を一体的に形成すると、運搬、リアクタへの充填などをスムーズに行うことができない場合もあるが、このように分割することで、これらの問題を解決することができる。分割数は、4つに限定されるものではないので、微生物固定化担体の大きさと取扱い易さを考慮して分割数を決定すればよい。必要以上に分割数を多くすると、排水処理リアクタへの充填に手間がかかるので、この点も考慮すべきである。分割可能なことに関しては、第1から第3実施形態に示す微生物固定化担体10、50、60についても同様である。フレーム72の材質、網目構造、突起物74の構造、フレーム72に充填する多孔体も断面形状が異なる以外、第1から第3実施形態に示す微生物固定化担体10、50、60と同じである。以上からなる第4実施形態に示す微生物固定化担体70は、第1から第3実施形態の微生物固定化担体10、50、60と同等の作用、効果を有する。
図7は、本発明の第5実施形態としての微生物固定化担体80を示す斜視図である。第5実施形態としての微生物固定化担体80は、第1から第4実施形態に示す微生物固定化担体10、50、60、70と異なり、フレームと多孔体との区別がなく一体的に形成されている。第5実施形態としての微生物固定化担体80は、ゼオライトを円板状に形成することで微生物固定化担体としている。微生物固定化担体80の厚さは特に限定されないけれども、第1実施形態の微生物固定化担体10と同様20〜40mm程度の厚さ(高さ)が好ましい。ゼオライトは、周知のように多数の微細な細孔を有すると共に、比表面積が大きく担体として適している。ゼオライオを所定の形状に加工し微生物固定化担体とするには、従来から用いられている合成ゼオライトの合成方法を用い、ゼオライトを合成するとき原料を円盤状の型にして入れて合成すればよい。または、ゼオライトのパウダーを製造し、これをバインダを用いて形成した後に焼結させてもよい。
合成ゼオライトの製造方法の一例を示せば、酸化ケイ素と酸化アルミニウムを含んだ多孔質セラミックを4Nの水酸化ナトリウム溶液中で100℃、24時間加熱処理することで製造することができる。多孔質セラミックは、重量比でパーライト100、石炭灰フライアッシュ100〜200、珪酸ナトリウム10〜20を混合し、850〜1200℃で焼結させることで得ることができる。なお、合成ゼオライト及び多孔質セラミックの製造方法は、他にも多くの方法が開示されており、上記製造方法に限定されるものではない。ゼオライトの合成には、石炭灰フライアッシュを利用することができるので、発電所から発生する廃棄物を有効に利用することができる。
上記のようなゼオライトからなる微生物固定化担体80は、強度が強くフレームがなくても自立すること可能であり、これらを複数段積み重ねても破損することはない。このような合成ゼオライトを使用する微生物固定化担体80は、フレームが不要となるため、安価に製造することができる。またゼオライトは、ドリルなどで簡単に貫通孔82(82a、82b、82c、82d、82e)を開けることができるので、空隙率の調整を簡単に行うことができる。さらに貫通しない凹部をドリルで加工し、ここにプラスチック製の棒84(84a、84b、84c、84d)を嵌め込むことで、微生物固定化担体80を複数段充填するときのスペーサの代わりとすることができる。
図8は、微生物固定化担体に図7のゼオライトを使用した微生物固定化担体80を充填した図3の生物学的硝化脱窒装置の使用方法の一例を説明するための図である。ここでは生物学的硝化脱窒装置20をセミバッチ的に使用する。例えばアンモニア濃度が低く、排水量が多い排水を処理する場合、この排水を連続的に処理することはもちろん可能であるが、微生物固定化担体80であるゼオライトのアンモニアを吸着する能力を利用することで効率的に排水を処理することができる。第一工程として、排水をDHS硝化塔22に供給し、微生物固定化担体80にアンモニアを吸着させる(図8中(A))。このとき、吸着させたアンモニアを直ちに硝化させる必要はなく、アンモニアの吸着を優先させる。よって多量の排水を短時間にDHS硝化塔22に供給することができる。この工程では、微生物固定化担体80が主に濃縮器として機能する。第二工程として、DHS硝化塔22に空気を送り、微生物固定化担体80に付着する硝化菌を利用してアンモニアを亜硝酸、硝酸に酸化する(図8中(B))。その後、第三工程として、DHS硝化塔22の上部から洗浄用の水を送り、微生物固定化担体80を洗浄すると共に、第四工程として洗浄水をUASB脱窒塔24へ送り、亜硝酸、硝酸を窒素ガスにする(図8中(C))。これによりアンモニア濃度が低く、量が多い排水であっても効率的に排水を処理することができる。
上記の通り、本発明の微生物固定化担体を使用することで、生物学的硝化脱窒装置の性能を高めることができる。同時に装置を小型化することが可能となり装置を安価に製造することができる。また、本発明の微生物固定化担体は、既存の生物学的硝化脱窒装置への適用も容易である。以上、本発明の微生物固定化担体を使用した排水処理リアクタとして、DHS硝化塔を示したけれども、微生物固定化担体を使用した排水リアクタは、DHS硝化塔に限定されるものではない。この他、下水、し尿、産業排水などの排水処理装置などで使用される散水ろ床型リアクタ、又は好気ろ床型リアクタなどに本発明の微生物固定化担体を好適に使用することができる。
10 微生物固定化担体
12 フレーム
14 多孔体
20 生物学的硝化脱窒素装置
22 DHS硝化塔
50 微生物固定化担体
52 フレーム
60 微生物固定化担体
62 フレーム
64 突起部
70 微生物固定化担体
72 フレーム
74 突起部
80 微生物固定化担体
84 棒

Claims (5)

  1. 生物処理法を用いた排水処理リアクタに充填し使用する微生物を固定化するための微生物固定化担体であって、
    前記排水処理リアクタが、DHSリアクタ、散水ろ床型リアクタ、又は好気ろ床型リアクタであり、
    ゼオライトで形成された板状体であり、該板状体の外周部が前記排水処理リアクタの横断面と同一の大きさを有し、前記排水処理リアクタ内に隙間なく嵌り込み、複数積み重ねても変形しない強度を有し、前記板状体に貫通孔を穿設することで空隙率を調整可能なことを特徴とする微生物固定化担体。
  2. 前記板状体の底面部に局所的に突起を有することを特徴とする請求項1に記載の微生物固定化担体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の微生物固定化担体を複数充填したDHSリアクタであり、
    1の微生物固定化担体と隣りあう微生物固定化担体との間に空気層を備えることを特徴とするDHSリアクタ。
  4. 請求項3に記載のDHSリアクタからなり、硝化菌により排水中のアンモニア体窒素を亜硝酸体窒素又は硝酸体窒素にまで酸化する硝化搭と、
    脱窒菌を用いて硝酸体窒素、亜硝酸体窒素を窒素に還元するUASB脱窒搭と、
    を備えることを特徴とする生物学的硝化脱窒装置。
  5. 請求項4に記載の生物学的硝化脱窒装置の使用方法であって、
    有臭ガス又はアンモニア含有排水を前記硝化搭に供給し、有臭ガス又はアンモニアをゼオライトからなる微生物固定化担体に吸着させる第一工程と、
    第一工程の後、前記硝化搭に空気を送り、前記微生物固定化担体に付着する硝化菌で有臭ガス又はアンモニアを亜硝酸体窒素又は硝酸体窒素にまで酸化する第二工程と、
    第二工程後の硝化搭に水を供給し、前記微生物固定化担体を水洗する第三工程と、
    第三工程で得られた洗浄水中の硝酸体窒素、亜硝酸体窒素を、前記UASB脱窒搭において脱窒菌を用いて窒素に還元する第四工程と、
    を含むことを特徴とする生物学的硝化脱窒装置の使用方法。
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