JP2012022637A - 情報検索装置、制御プログラム、制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体、情報検索装置の制御方法、及び検索履歴データのデータ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定のジャンプ検索語と、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索による入力検索語との対応関係を容易に把握できるように、履歴情報を表示する。
【解決手段】入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索を行うと共に、検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索を行う検索実行部233と、検索実行部233によって、入力検索に続けて2回以上連続して行われたジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語を、それぞれ入力検索の検索語である入力検索語に直接関連付けたジャンプ検索語リストRJを表示する制御を行う履歴表示部214とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、過去に検索した検索語を履歴情報として表示する情報検索装置等に関する。
近年、国語辞書、漢和辞書、英和辞書、及び和英辞書等の辞書DB(Data Base;データベース)を備えた電子辞書装置が実用化されている。
一般に、辞書DBには、検索語とその検索語を説明する説明情報とが、予め対応付けられて記録されている。そして、電子辞書は、検索した検索語に対応付けられた説明情報を辞書DBから読み出して表示するようになっている。
また、電子辞書は、通常、検索語を効率良く検索するための様々な検索機能を備えている。
例えば、入力装置を介して文字列を入力して検索を行う機能(以下、単に「入力検索」という)や、検索された検索語を履歴情報として登録し、この履歴情報を利用して検索を行う機能(いわゆる、「ヒストリ検索」)がある。なお、このヒストリ検索を利用することにより、ユーザは、過去に検索したことのある検索語の検索を再度行う場合、表示された履歴情報から検索語を選択するだけでよく、文字列を入力することなく容易に検索を行うことができる。
また、特殊な検索機能として「ジャンプ検索」と呼ばれる機能がある。このジャンプ検索は、検索語を検索した結果として表示されている、当該検索語の説明情報の中からユーザが文字列を指定し、その指定された文字列を新たな検索対象の検索語として再度検索を行う機能のことである。このジャンプ検索を利用することにより、検索した検索語に関連する検索語を続けて容易に検索し、その説明情報を簡単に表示させることができる。
なお、以下の説明では、ジャンプ検索、すなわち、ジャンプ元の検索語を説明する説明情報に含まれる文字列を指定し、その指定された文字列を新たな検索対象であるジャンプ先の検索語として再度検索を行うことを「説明情報からジャンプする」などという場合がある。
以上のような電子辞書に関する従来技術の一例として、特許文献1に開示された情報表示制御装置がある。
この情報表示制御装置では、検索先の検索語を、検索元の検索語よりも下位の階層に登録するようにして複数の検索語を階層的に登録し、登録した履歴情報を階層構造で表示するようになっている。
より詳細には、前記情報表示制御装置は、現時点までに各辞書DBから読み出されて表示された説明情報の入力検索語、及び指定見出語を、履歴情報としてヒストリ一覧テーブルに蓄積記憶する。ヒストリ一覧テーブルは、最上位の第1階層テーブルに、入力見出語が登録される。そして、ジャンプ元が入力見出語である指定見出語は第2階層テーブルに登録される。同様にして、ジャンプ元が第2階層の指定見出語である指定見出語は第3階層テーブルに登録される。そして、各階層テーブルに登録されたヒストリ見出語が、下位階層の階層テーブルに登録されたヒストリ見出語と連結されることで、当該ヒストリ見出語間の相互関係が対応付けられる。
そして、前記情報表示制御装置は、ヒストリ画面のヒストリエリアに、過去に説明情報を表示させた際にヒストリ一覧テーブルに登録されたヒストリ見出語の一覧(ヒストリ一覧)を、各ヒストリ見出語をその相互関係に従ってツリー状に配置した階層構造で表示する。
特開2006−99682号公報(2006年4月13日公開)
しかしながら、前記従来の情報表示制御装置では、ヒストリ検索によって特定の検索語を探し出すことが非常に困難となるという問題点がある。
例えば、前記情報表示制御装置では、履歴情報を階層構造で表示するようになっているため、登録される検索語の数が多くなると、表示される履歴情報が階層構造の一部となってしまい、履歴情報の中から特定の検索語を探し出すことが非常に困難となる可能性がある。
また、一般に、ジャンプ機能は無意識に多用される傾向があるため、過去に行った検索に対する記憶を呼び起こすための糸口となり易いのは、ジャンプ検索ではなく、入力検索であるケースが多いと考えられる。よって、特定のジャンプ検索語と、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索による入力検索語との対応関係を容易に把握することができれば、ユーザに対する利便性の向上が期待できる。
しかし、前記情報表示制御装置では、特定のジャンプ検索語と、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索語との対応関係が容易に把握できなくなる可能性があるという問題点がある。
例えば、履歴情報として登録される検索語の数が多くなると、表示される履歴情報が階層構造の一部となってしまい、特定のジャンプ検索語から、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索語を探し出すには、画面の切り替え等の面倒な作業が必要となる可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、特定のジャンプ検索語と、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索による入力検索語との対応関係を容易に把握できるように、履歴情報を表示することができる情報検索装置等を提供することにある。
本発明の情報検索装置は、前記課題を解決するために、検索語を検索し、その検索結果である該検索語の説明情報を表示する情報検索装置であって、入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索を行うと共に、検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索を行う検索手段と、前記検索手段によって、入力検索に続けて2回以上連続して行われたジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語を、それぞれ前記入力検索の検索語である入力検索語に直接関連付けた検索語履歴を表示する制御を行う表示制御手段とを備えることを特徴とする。
前記構成によれば、検索手段は、入力検索、及びジャンプ検索を行う。入力検索とは、入力情報に基づいて検索語を検索することであり、ジャンプ検索とは、検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索することである。
ここで、検索手段によって、入力検索に続けて2回以上連続してジャンプ検索が行われた場合を考える。このようなジャンプ検索としては、入力検索が行われた検索語(入力検索語)の検索を出発点として、入力検索が行われた検索語の説明情報から新たな検索語を検索する場合と、ジャンプ検索が行われた検索語の説明情報から新たな検索語を検索する場合がある。
このとき、前記構成によれば、表示制御手段は、入力検索語の説明情報からジャンプ検索が行われた新たな検索語(第1ジャンプ検索語)、及びジャンプ検索が行われた検索語の説明情報からジャンプ検索が行われた新たな検索語(第2ジャンプ検索語)のそれぞれを、入力検索語に直接関連付けることによって生成される検索語履歴を(自装置内若しくは自装置外の所望の表示装置等に)表示する制御を行う。
ここで、例えば、特定の入力検索語の検索を出発点として1回目のジャンプ検索の対象となった第1ジャンプ検索語と、2回目のジャンプ検索の対象となった第2ジャンプ検索語が存在する場合について考える。この場合、「直接関連付ける」とは、第1ジャンプ検索語と第2ジャンプ検索語とを、共に入力検索語と直接関連付けることを意味する。すなわち、本明細書では、第1ジャンプ検索語を入力検索語と関連付け、さらに第2ジャンプ検索語を第1ジャンプ検索語と関連付ける場合のように、第2ジャンプ検索語を、第1ジャンプ検索語を介して入力検索語と間接的に関連付けることは「直接関連付ける」とは言わない。
よって、表示される検索語履歴から、特定のジャンプ検索語と、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索による入力検索語との対応関係を容易に把握できるように、履歴情報を表示することができる。
なお、「入力情報」とは、入力装置を用いて入力される情報のことであり、例えば、検索のために入力される文字列などである。
さらに、「説明情報」としては、検索語、その検索語を説明、又は解説するためのテキストデータの他、静止画像データ、動画データ、及び音声データ等の各種情報を例示することができる。
また、本発明の情報検索装置は、前記構成に加えて、前記表示制御手段は、前記検索手段によって入力検索が行われた入力検索語を表示する入力検索語履歴と、前記検索手段によってジャンプ検索が行われたジャンプ検索語を表示するジャンプ検索語履歴とを互いに区別して、前記検索語履歴を表示する制御を行うことが好ましい。
前記構成によれば、表示制御手段は、入力検索語履歴と、ジャンプ検索語履歴とを互いに区別して表示する。これにより、特定の検索語が、入力検索が行われた検索語か、ジャンプ検索が行われた検索語かを容易に識別することができる。
なお、「互いに区別して表示する」場合には、空間的に互いに区別して表示する場合と、時間的に互いに区別して表示する場合とが含まれる。前者の例としては、1つの表示画面において入力検索語履歴とジャンプ検索語履歴とを互いに区別して表示する場合や、2つの表示画面における一方の表示画面に入力検索語履歴を表示し、他方の表示画面にジャンプ検索語表示履歴を表示する場合を例示することができる。一方、後者の例としては、1つの表示画面において、まず、入力検索語履歴を表示し、その後、入力検索語履歴の表示をジャンプ検索語履歴の表示に切り替える場合を例示することができる。
また、本発明の情報検索装置は、前記構成に加えて、前記表示制御手段は、複数の入力検索語を前記入力検索履歴として表示すると共に、前記入力検索語履歴として表示した複数の入力検索語の中から選択された入力検索語に関連付けられているジャンプ検索語を前記ジャンプ検索語履歴として表示する制御を行っても良い。
前記構成によれば、複数の入力検索語毎に表示される、複数のジャンプ検索語のすべてをジャンプ検索語履歴として表示しなくても良いので、表示されるジャンプ検索語履歴の情報量を大幅に低減させることができる。
また、ジャンプ検索語履歴として表示された複数のジャンプ検索語が、入力検索語履歴に表示された複数の入力検索語のうちの、どの入力検索語に対応付けられているかを容易に把握することができる。
また、本発明の情報検索装置は、前記構成に加えて、入力検索語毎に対応づけられたインデックスの集合であるインデックスデータ群を生成すると共に、同じ入力検索語に関連付けられたジャンプ検索語の一群を一単位とする履歴登録情報を、該入力検索語のインデックスと関連づけて生成する情報生成手段を備えていることが好ましい。
前記構成によれば、情報生成手段は、インデックスデータ群を生成すると共に、履歴登録情報を、入力検索語のインデックスと関連づけて生成する。これにより、インデックスデータ群と履歴登録情報とを組合せたデータ構造を構築することができる。
ここで、インデックスデータ群は、入力検索語毎に対応づけられたインデックスの集合である。一方、履歴登録情報は、同じ入力検索語に関連付けられたジャンプ検索語の集合を一単位とする履歴情報である。
これにより、構築されたデータ構造を利用することにより、検索語履歴を表示する制御を実現することが可能となる。
また、本発明の情報検索装置は、前記構成に加えて、前記情報生成手段は、前記インデックスデータ群に含まれるインデックスを、前記検索手段によって入力検索が行われた時点が新しい入力検索語に対応するインデックスから順に配列するものであり、前記表示制御手段は、前記インデックスデータ群に含まれるインデックスの配列に従って、インデックスに対応する入力検索語を、前記入力検索語履歴として表示する制御を行うことが好ましい。
前記構成によれば、インデックスデータ群に含まれるインデックスの配列に従って、入力検索語を配列して表示することで、入力検索語を検索順に表示できる。
また、本発明の情報検索装置は、前記構成に加えて、前記情報生成手段は、前記履歴登録情報に含まれるジャンプ検索語を、前記検索手段によってジャンプ検索が行われた時点が新しいジャンプ検索語から順に配列するものであり、前記表示制御手段は、前記履歴登録情報に含まれるジャンプ検索語の配列に従って、ジャンプ検索語を、前記ジャンプ検索語履歴として表示する制御を行うことが好ましい。
前記構成によれば、履歴登録情報に含まれるジャンプ検索語の配列に従って、ジャンプ検索語を配列して表示することで、ジャンプ検索語を検索順に表示できる。
また、本発明の情報検索装置は、前記構成に加えて、前記履歴登録情報は、ジャンプ検索語が関連付けられている入力検索語を含むとともに、入力検索語及びジャンプ検索語に、それぞれの説明情報のデータ種別が対応付けられており、前記表示制御手段は、選択されたデータ種別が、説明情報のデータ種別として対応付けられている入力検索語、及び、説明情報のデータ種別として対応付けられているジャンプ検索語と関連付けられた入力検索語のみを、前記入力検索語履歴として表示する制御を行っても良い。
前記構成によれば、検索語履歴に多数の入力検索語が含まれている場合でも、説明情報のデータ種別によって検索語を絞りこむことにより、表示される検索語履歴の情報量を大幅に低減させることができる。
また、入力検索語の説明情報のデータ種別だけでなく、ジャンプ検索語の説明情報のデータ種別も併せて考慮されるので、入力検索語かジャンプ検索語かに関わらず、特定のデータ種別の説明情報が表示された検索語のすべての検索語履歴を表示することができる。
また、本発明の情報検索装置は、前記構成に加えて、前記表示制御手段は、前記入力検索語履歴として表示した入力検索語から選択された入力検索語に関連付けられているジャンプ検索語を、前記選択されたデータ種別が説明情報のデータ種別として対応付けられているジャンプ検索語を優先的に配列して、前記ジャンプ検索語履歴として表示する制御を行っても良い。
前記構成によれば、ジャンプ検索語表示領域に表示される複数のジャンプ検索語のうち、選択されたデータ種別の説明情報が表示されたジャンプ検索語が優先的に配列されるので、ユーザの利便性が向上する。
また、本発明の情報検索装置は、前記構成に加えて、前記表示制御手段は、表示した前記検索語履歴に含まれる複数のジャンプ検索語の中から選択されたジャンプ検索語を説明する説明情報を表示する制御を行うことが好ましい。
前記構成によれば、上述した「検索語履歴」の表示を用いてジャンプ検索語のヒストリ検索を行うことができる。
また、本発明の情報検索装置は、前記構成に加えて、検索語と、その検索語を説明する説明情報とを互いに関連付けて複数蓄積したサーバから、前記検索手段によって検索された検索語の説明情報を取得する制御を行う説明情報取得制御手段を備えていても良い。
前記構成によれば、自装置外のサーバにアクセスして、そのサーバに蓄積された検索語について検索を行うことができる。
また、本発明の情報検索装置の制御方法は、前記課題を解決するために、検索語を検索し、その検索結果である該検索語の説明情報を表示する情報検索装置の制御方法であって、入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索を行う入力検索ステップと、入力検索及びジャンプ検索によって検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索を行うジャンプ検索ステップと、前記ジャンプ検索ステップで、前記入力検索に続けて2回以上連続して行われた前記ジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語を、それぞれ前記入力検索の検索語である入力検索語に直接関連付けた検索語履歴を表示する制御を行う表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
前記方法によれば、入力検索ステップでは、入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索を行う。また、ジャンプ検索ステップでは、入力検索及びジャンプ検索によって検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索を行う。
また、表示制御ステップでは、ジャンプ検索ステップで、入力検索に続けて2回以上連続して行われたジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語を、それぞれ入力検索語に直接関連付けた検索語履歴を表示する制御を行う。
それゆえ、表示される検索語履歴から、特定のジャンプ検索語と、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索による入力検索語との対応関係を容易に把握できるように、履歴情報を表示することができる。
また、本発明の検索履歴データのデータ構造は、前記課題を解決するために、検索語を検索し、その検索結果である該検索語の説明情報を表示する情報検索装置が用いる検索履歴データのデータ構造であって、入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索の検索語である入力検索語毎に対応付けられたインデックスの集合であるインデックスデータ群と、入力検索及びジャンプ検索によって検索した検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語の、同じ入力検索語に関連付けられたジャンプ検索語の一群を一単位とする、前記インデックスデータ群の入力検索語毎に対応付けられたインデックスと関連付けられた履歴登録情報の集合であるジャンプ履歴データとを含み、前記情報検索装置が、入力検索の際、入力検索語に対応付けたインデックスを前記インデックスデータ群に保持し、ジャンプ検索の際、ジャンプ検索語を入力検索語に関連付けて前記ジャンプ履歴データに保持し、前記インデックスデータ群及び前記ジャンプ履歴データに基づき、入力検索語と該入力検索語に関連付けられた複数のジャンプ検索語を、直接関連付けた検索語履歴を表示することを特徴とする。
前記構成によれば、情報検索装置は、入力検索の際、入力検索語に対応付けたインデックスをインデックスデータ群に保持し、ジャンプ検索の際、ジャンプ検索語を入力検索語に関連付けてジャンプ履歴データに保持し、インデックスデータ群とジャンプ履歴データとを組合せたデータ構造を構築する。
また、情報検索装置は、インデックスデータ群及び前記ジャンプ履歴データに基づき、入力検索語と入力検索語に関連付けられた複数のジャンプ検索語を、直接関連付けた検索語履歴を表示する。
よって、特定のジャンプ検索語と、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索による入力検索語との対応関係を容易に把握できるように、履歴情報を表示することができる。
なお、前記情報検索装置、及びその制御方法における各手段、各機能、各処理、並びに、各ステップ及び各工程のそれぞれは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記各手段として動作させ、コンピュータに前記各機能を実現させ、若しくはコンピュータに前記各処理、前記各ステップ又は前記各工程を実行させることにより前記情報検索装置、及びその制御方法を、コンピュータにて実現させる情報生成プログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の情報検索装置は、以上のように、入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索を行うと共に、検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索を行う検索手段と、前記検索手段によって、入力検索に続けて2回以上連続して行われたジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語を、それぞれ前記入力検索の検索語である入力検索語に直接関連付けた検索語履歴を表示する制御を行う表示制御手段とを備えるものである。
また、本発明の情報検索装置の制御方法は、以上のように、入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索を行う入力検索ステップと、入力検索及びジャンプ検索によって検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索を行うジャンプ検索ステップと、前記ジャンプ検索ステップで、前記入力検索に続けて2回以上連続して行われた前記ジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語を、それぞれ前記入力検索の検索語である入力検索語に直接関連付けた検索語履歴を表示する制御を行う表示制御ステップとを含む方法である。
また、本発明の検索履歴データのデータ構造は、以上のように、入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索の検索語である入力検索語毎に対応付けられたインデックスの集合であるインデックスデータ群と、入力検索及びジャンプ検索によって検索した検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語の、同じ入力検索語に関連付けられたジャンプ検索語の一群を一単位とする、前記インデックスデータ群の入力検索語毎に対応付けられたインデックスと関連付けられた履歴登録情報の集合であるジャンプ履歴データとを含み、前記情報検索装置が、入力検索の際、入力検索語に対応付けたインデックスを前記インデックスデータ群に保持し、ジャンプ検索の際、ジャンプ検索語を入力検索語に関連付けて前記ジャンプ履歴データに保持し、前記インデックスデータ群及び前記ジャンプ履歴データに基づき、入力検索語と該入力検索語に関連付けられた複数のジャンプ検索語を、直接関連付けた検索語履歴を表示するデータ構造である。
それゆえ、特定のジャンプ検索語と、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索による入力検索語との対応関係を容易に把握できるように、履歴情報を表示することができる。
本発明の実施の一形態である電子辞書装置の要部構成を示す機能ブロック図である。 前記電子辞書装置を含む電子辞書システムの概要構成を示すブロック図である。 (a)は、前記電子辞書装置の外観を示す斜視図であり、(b)は、前記電子辞書装置に関し、検索結果(説明情報)の一例について説明するための説明図であり、(c)は、ジャンプ検索の操作方法の一例を説明するための説明図である。 前記電子辞書装置における検索処理(入力検索、ジャンプ検索、ヒストリ検索)の概要を示す説明図である。 前記電子辞書装置における検索処理(入力検索、ジャンプ検索、ヒストリ検索)の状態遷移図である。 前記電子辞書装置における履歴登録の操作例を示す説明図である。 (a)は、前記電子辞書装置が使用する検索履歴データ(インデックスデータ群・ジャンプ履歴データ)のデータ構造を示す説明図であり、(b)は、前記ジャンプ履歴データに含まれる1件の履歴登録情報のデータ構造を示し、(c)は、前記履歴登録情報の登録例を示す。 前記電子辞書装置におけるヒストリ検索モードの操作例を示す説明図である。 前記電子辞書装置によって表示されるヒストリ検索モードにおける絞り込み動作時の画面遷移の例を示す説明図である。 前記電子辞書装置における履歴登録及び更新の処理を示すフローチャートである。 前記電子辞書装置における履歴表示及び選択の処理を示すフローチャートである。 前記電子辞書装置における履歴表示時の入力処理の詳細を示すフローチャート(その1)である。 前記電子辞書装置における履歴表示時の入力処理の詳細を示すフローチャート(その2)である。 前記検索履歴データにおける終端マークを用いた履歴登録及び削除の処理の詳細を示す状態遷移図であり、(a)は、インデックスデータ群及びジャンプ履歴データのそれぞれのデータ構造の概要を示し、(b)は、初期状態(履歴未登録状態)の検索履歴データと、使用状態(履歴複数登録済み)の検索履歴データとを示し、(c)は、入力検索語を1件登録するときの検索履歴データの状態遷移を示し、(d)は、入力検索語を1件削除するときの検索履歴データの状態遷移を示す。
本発明の一実施形態について図1〜図14に基づいて説明すれば、次の通りである。以下の特定の項目で説明すること以外の構成は、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の項目で説明する構成と同じである。また、説明の便宜上、各項目に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
また、以下では、本発明の情報検索装置の一実施形態として、本発明を折り畳み式の電子辞書装置(情報検索装置)10(図3(a)参照)、若しくは、その電子辞書装置10を含む電子辞書システム(情報検索装置)100(図2参照)に適用した場合を例にとって説明するが、本発明が適用可能なものはこれに限定されるものではない。
〔1.電子辞書装置10の概観構成、及びジャンプ検索の検索方法〕
まず、図3(a)〜図3(c)に基づき、電子辞書装置10の外観構成の概略、及び、電子辞書装置10を用いたジャンプ検索の操作方法の概略について説明する。図3(a)は、電子辞書装置10の外観構成の一例を示す斜視図である。
図3(a)に示すように、電子辞書装置10の外観構成は、ヒンジで結合された2つ折りに折り畳み可能な筐体10A、及び筐体10Bを有し、筐体10A、及び筐体10Bを折り畳んだ状態で対向する2つの内面のそれぞれに、第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5が、互いに対向するようにそれぞれ配設されている構成である。なお、第1液晶パネル4のサイズは、第2液晶パネル5のサイズよりも大きく、第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5は、それぞれメイン画面、及びサブ画面としての役割を担っている。
また、その機能の概要としては、第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のそれぞれに含まれる第1画素群4A、及び第2画素群5Aと、第1撮像センサ群4B、及び第2撮像センサ群5Bとを駆動させることにより、2つの第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のいずれかに接触したペンPの、ペン先の接触の有無や、接触位置などを検出することが可能となっている。
次に、図3(b)及び(c)に基づき、電子辞書装置10を用いたジャンプ検索の操作方法の一例について説明する。図3(b)は、検索結果の一例について説明するための説明図であり、図3(c)は、ジャンプ検索の操作方法の一例を説明するための説明図である。
まず、ユーザが、メニュー画面で、入力キー群6の辞書種別キーを押下して、英和辞書DBを選択し、文字入力キーを操作して「dictionary」を入力して入力検索を行った場合について説明する。このとき、その検索結果は、図3(b)に示すように第1液晶パネル4に表示される。ここで、実線の四角で囲まれた「dictionary」は、入力検索が行われた見出し語(検索語)Wを示しており、破線の四角で囲まれた部分は、見出し語Wを説明する説明情報RIを示している。
ここで、ペンPを位置p1に移動させ、破線の四角で囲まれた部分の一部に接触させると、その部分にカーソルCが表示されると共に、図3(c)に示すように、第2液晶パネル5に仮想的なジャンプキーJが表示される。
その後、図3(b)に示す状態で、ペンPをドラッグさせると、「diction」全体にカーソルCの範囲を広げることができる。
次に、この状態で、図3(c)に示すように、ペンPを位置p2に移動させ、仮想的なジャンプキーJに、ペン先を接触させた後、ペンPをジャンプキーJから離して位置p3に移動させると、電子辞書装置10は、ジャンプ検索の指示があったことを認識し、「diction」をジャンプ検索する。なお、ここでは、辞書種別を英和辞書DBに設定したままジャンプ検索を行った例について説明したが、辞書種別を変更する場合には、図3(c)の操作を行う前に、辞書種別キーで所望の辞書DBを選択しておけば良い。
また、以上の説明では、仮想的なジャンプキーJに対する操作により電子辞書装置10に対して指示を入力する形態について説明したが、いわゆるハードキーによる入力形態で操作してもよい。
〔2.電子辞書システム100の概要構成について〕
次に、図2に基づき、上記電子辞書装置10を含む電子辞書システム100の概要構成について説明し、その後、図1に基づき、電子辞書装置10の要部構成(制御部2)について説明する。図1は、電子辞書装置10の要部構成を示す機能ブロック図であり、図2は、電子辞書システム100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、電子辞書システム100は、電子辞書装置10、サーバ30を含む構成である。そして、電子辞書装置10は、サーバ30に、ケーブル50及びインターネット回線40を介して接続されている。
なお、本実施形態では、電子辞書装置10とサーバ30とがインターネット回線40を介して通信を行う形態としているが、本発明が適用可能なものはこれに限定されるものではない。例えば、通信形式としては、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)の他、Bluetooth(登録商標)、Felica(登録商標)、PLC(power line communication)、WirelessLAN(無線LAN:WLAN)、IrDA(赤外線無線)、IrSS(赤外線無線)、及びWCDMA(通信網)などの有線、又は無線による通信形式などが利用できる。
次に、電子辞書装置10、及びサーバ30のそれぞれの構成要素について説明する。
図2に示すように、電子辞書装置10は、記録媒体1、制御部2、通信部3、第1液晶パネル4、第2液晶パネル5、入力キー群6、及びスピーカ7を備える。
記録媒体1には、電子辞書装置10の基本動作を統括するためのOS(operating system)の他、本実施形態に特有の検索処理や履歴情報管理処理を含む各種の処理のための制御プログラム(情報検索プログラム)11、及び複数の辞書のデータベースを含む辞書データベース(辞書DB)13などが予め記録される。なお、本実施形態では、電子辞書装置10が情報処理を行う際に使用するワーキングメモリも、記録媒体1に含まれているものとする。
さらに、記録媒体1には、後述する検索履歴データを格納した履歴DB(検索履歴データ)14の他、電子辞書装置10の情報処理の用に供される各種データが記録される。
記録媒体1としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやコンパクトディスク−ROM/MO(magneto-optic disc)/MD(magnetic disk)/デジタルビデオデイスク/コンパクトディスク−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable ROM)/EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、詳細には、制御プログラム11は、(1)ユーザが選択した検索方法(例えば、入力検索、ジャンプ検索、ヒストリ検索)や各辞書DBの種別に応じて、見出し語を検索する処理、(2)見出し語が含まれている辞書DBから検索された見出し語を説明する説明情報を読出す処理、及び(3)その検索結果(説明情報)を第1液晶パネル4、又は第2液晶パネル5のいずれかに表示する処理を含む、検索処理を実行するためのプログラムを含む。また、制御プログラム11は、(1)履歴登録情報を生成し、検索履歴データを更新して、履歴DB14に登録する処理、(2)検索履歴データを履歴DB14から読み出して、履歴情報を抽出して表示する処理を含む、履歴情報管理処理を実行するためのプログラムを含む。
また、「検索履歴データ」とは、後述するように、入力検索語を特定する情報と、入力検索語に関連付けられた複数のジャンプ検索語を特定する情報とを対応付けたデータであり、本実施形態では、入力検索語毎に対応付けられたデータ番号(インデックス)の集合であるインデックスデータ群14aと、同じ入力検索語に関連付けられたジャンプ検索語の一群を一単位とする、その入力検索語が対応付けられたデータ番号と関連付けられた履歴登録情報の集合であるジャンプ履歴データ14bとよりなる。
また、「辞書DB」とは、見出し語と、その見出し語を説明する説明情報とが対応付けられた情報の集合である辞書情報を、コンピュータを用いて検索処理することができるように体系的に構成したものである。例えば、ユーザは、検索対象の辞書DBの種別を選択し、キーワード(検索語)の文字列を入力することにより、その文字列に対応する見出し語(入力検索語)を説明する説明情報を、選択した辞書DBから読み出して表示させることができる。
なお、図2に示すように、本実施形態では、記録媒体1の辞書DB13に、国語辞書DB、英英辞書DB、英和辞書DB、和英辞書DBなどが予め格納されているものとして説明するが、辞書DBは、これらの辞書DBに限られない。
また、「説明情報」としては、見出し語、及び、その見出し語を説明又は解説するための各種情報、例えば、テキストデータ、静止画像データ、動画データ、あるいは音声データである。なお、通常、説明情報の表示の先頭には、見出し語自体が含まれているが、本実施形態では、便宜上、説明情報に含まれる見出し語のことを「見出し語」といい、かつ説明情報から先頭の見出し語を除いたものを「説明情報」という場合がある。
また、「説明情報」のうち、テキストデータに関するデータ形式としては、例えば、ASCII形式、及びHTML(Hyper Text Markup Language)形式などが例示できるが、これに限定されない。また、静止画像データ、及び動画データに関するデータ形式、又は圧縮形式としては、映像データに関するFlash(マクロメディアが販売しているWeb用のアニメーション作成ソフト)形式、静止画像データの圧縮に関するJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、動画データの圧縮に関するMPEG(Moving Picture Experts Group)形式などを例示できるが、これに限定されない。また、音声データに関するデータ形式、又は圧縮形式としては、AAC(Advanced Audio Coding)形式、WAV(Windows<登録商標>の音声データの標準的なファイル形式)形式、及びMP3(MPEG-1 Audio Layer 3)形式などを例示できるが、これに限定されない。
次に、制御部2は、電子辞書装置10において、上述したOS、検索や履歴情報管理のための各種の制御プログラム11の命令を実行するコンピュータ、すなわち、CPU(central processing unit)、又はMPU(micro processing unit)などで構成される。
通信部3は、インターネット回線40を介してサーバ30にアクセスするインタフェースとしての機能を有する。具体的には、例えば、通信部3は、サーバ30が備えるサーバDB31に蓄積されている辞書DB群のいずれかの辞書DBにアクセスして検索を行い、その検索結果をサーバ30から受信する。
第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のそれぞれは、マトリクス状に配置された複数の画素の集合である第1画素群4A、及び第2画素群5Aを備えており、メニュー画面、検索するキーワード、その検索結果、入力検索語リストRK(入力検索語履歴,検索語履歴)、及びジャンプ検索語リストRJ(ジャンプ検索語履歴,検索語履歴)の表示画面や登録画面などを表示する機能を有する。
また、第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のそれぞれは、マトリクス状に配置された複数の撮像センサの集合である第1撮像センサ群4B、及び第2撮像センサ群5Bを備えており、いわゆるタッチセンサとしての機能を有する。撮像センサの構成例としては、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(complementary metal-oxide semiconductor)センサなどの固体撮像素子を例示することができる。
なお、本実施形態では、上述のように、表示装置が、液晶ディスプレイ、すなわち、LCD(Liquid Crystal Display)である場合を例にとって説明するが、本発明が適用可能なものはこれに限定されるものではない。例えば、LCDの他、PD(Plasma Display)や、有機ELD(Electronic Luminescent Display)等にも本発明を適用することが可能である。また、タッチセンサも、撮像センサを用いた形態を例にとって説明するが、これに限定されるものではない。
入力キー群6は、複数の入力キー若しくは入力ボタンの集合であり、ユーザが、各入力キー若しくは入力ボタンを押下することにより、各入力キー若しくは各入力ボタンに応じた入力情報を電子辞書装置10に入力できるようになっている。
入力キー群6を構成する各入力キーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザは、これらの入力キーを押下して電子辞書装置10を操作する。
より具体的には、入力キー群6は、電源のON/OFFを切り替える電源キー、文字を入力する文字入力キー、説明情報の表示指示や操作の確定指示等を入力する訳/決定キー、方向指示キー、ページ送りキー、指定した単語へのジャンプキー、入力検索語リストRK及び/又はジャンプ検索語リストRJを表示する履歴(ヒストリ)キー、履歴情報を登録する指示を行う登録キー、各種メニュー設定を行うメニューキー、前回表示した表示画面等に戻るための戻るキー、検索対象の辞書DBの種別を指定する辞書種別キー等を備えている。
スピーカ7は、検索結果の説明情報に音声データが含まれている場合に、その音声データを音声に変換する機能を有する。
次に、サーバ30の構成について説明する。図2に示すように、サーバ30は、サーバDB31、サーバ制御部32、及びサーバ通信部33で構成される。
サーバDB31には、上述した辞書DB13と同様の辞書DB群の他、図2に示すように、百科辞典DBや学術用語辞典DBなどの各種の辞書DBが格納されている。また、電子辞書装置10は、サーバ通信部33を介してサーバDB31にアクセスすることが可能となっており、これらの辞書DB群のいずれかを検索し、その検索結果を、通信部3を介して受信することができる。サーバ制御部32は、サーバ30の各機能を実現するOSなどが格納されるROM、情報を一時的に記録するRAMや、ROMからOSなどを読み出して実行するコンピュータ、すなわちCPU、又はMPUから構成される。本実施形態では、サーバ制御部32は、主としてサーバ通信部33を介して、電子辞書装置10とサーバDB31との各種データの通信を取り持つ機能を有する。
〔3.電子辞書装置10の制御部2の構成について〕
次に、図1に基づき、電子辞書装置10の要部である制御部2の各構成要素の詳細について説明する。
図1に示すように、制御部2は、表示制御部21、入力情報処理部22、検索処理部23、履歴情報管理部24、及び通信制御部(説明情報取得制御手段)25を備える。
表示制御部21は、第1液晶パネル4の第1画素群4A、及び第2液晶パネル5の第2画素群5Aのそれぞれを動作させて第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のいずれかに、メニュー画面、検索する見出し語、その検索結果、及び入力検索語リストRK及び/又はジャンプ検索語リストRJの表示画面や登録画面などを表示する制御を行う。
また、表示制御部21は、図1に示すように、パネル選択部211、表示処理部212、検索結果表示部(表示制御手段)213、及び履歴表示部(表示制御手段)214を含んでいる。
パネル選択部211は、予め設定されている場合はその設定に従い、又は、入力キー群6の押下、若しくは第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5に対するタッチ入力によるユーザの指示に従い、どの画像を、第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のいずれのパネルに表示するかを決定する。
表示処理部212は、パネル選択部211の決定に従い、第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のいずれかに表示するメニュー画面、選択画面、及び登録画面などの、電子辞書装置10の基本動作に関わる基本操作画面を生成し、第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のいずれかに表示する処理を行う。なお、後述するように、表示処理部212は、各画面に対して操作入力するための仮想的な入力キーを表示する処理を行う。
なお、以下、特に断らない限り、メニュー画面、選択画面、及び登録画面などの基本操作画面を第1液晶パネル4に表示し、仮想的な入力キーの表示画面などを第2液晶パネル5に表示するものとして説明する。
次に、検索結果表示部213は、検索方法(データ種別)に対応した見出し語の検索結果を、第1液晶パネル4に表示する処理を行う。
また、履歴表示部214は、記録媒体1に記録されている履歴データベース(履歴DB)14から入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJを生成する処理、及び、生成した入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJを、第1液晶パネル4に表示する処理などの表示処理を行う。なお、履歴表示部214は、入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJを第2液晶パネル5に表示する処理を行っても良いが、以下、煩雑さを避けるため、入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJは、第1液晶パネル4に表示されるものとする。
履歴表示部214は、入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJを生成する処理を行うために、履歴DB14から抽出条件に従って検索語を抽出する抽出部(表示制御手段)215を備えている。なお、抽出部215の処理については、後に詳述する。
次に、入力情報処理部22は、第1撮像センサ群4B、及び第2撮像センサ群5Bからの入力信号、入力キー群6に含まれる入力キーの押下による入力信号を、予め定められた対応関係に従って入力情報に変換し、変換された入力情報を、制御部2の各構成要素に送る処理などの情報入力処理を行う。ここで、「入力情報」とは、入力装置である第1液晶パネル4、第2液晶パネル5、入力キー群6を用いて入力される情報のことであり、例えば、検索のために入力される文字列などである。
次に、検索処理部23は、検索方法に応じて見出し語を検索する処理、検索された見出し語を説明する説明情報を、辞書DB13から直接読み出すか、或いは、サーバDB31にアクセスして読出し、説明情報をサーバ30から通信部3を介して受信する処理などの検索処理を行う。
また、検索処理部23は、検索方法特定部231、検索先特定部232、及び検索実行部(検索手段)233を含んでいる。
検索方法特定部231は、第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のいずれかに表示されている入力画面に対して入力されたユーザ入力を、入力情報処理部22が取得して生成した入力情報に基づき、見出し語を検索するときの検索方法を特定する処理を行う。なお、上述したように第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のそれぞれは、タッチセンサとしての機能を有しているので、第1液晶パネル4、及び第2液晶パネル5のいずれかに仮想的に入力キー群6に含まれる入力キーのいずれかを表示し、ユーザが、この表示された仮想的な入力キーに対して所定の操作を行うことによっても入力情報を電子辞書装置10に入力できるようになっている。
ここで、検索方法には、大きく分けて、入力検索、ジャンプ検索、及びヒストリ検索の3つの形態がある。まず、入力検索とは、入力キー群6からの入力情報に基づいて見出し語を検索する機能である。
また、ジャンプ検索とは、見出し語を説明する説明情報の中から指定された指定情報に基づいて新たな見出し語を検索する機能である。ジャンプ検索を行うと、第1液晶パネル4、又は第2液晶パネル5のいずれかに表示された説明情報の中に含まれる文字列、又はその文字列と前方一致する文字列を見出し語(ジャンプ検索語)として、それを説明する説明情報を表示させることができる。
また、ヒストリ検索とは、検索された見出し語を履歴情報として履歴DB14に登録し、この履歴情報を利用して検索を行う機能である。より具体的には、入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJに含まれる複数の見出し語(検索語)の中から選択された見出し語に対応する説明情報が検索結果として表示される。ヒストリ検索を行うと、過去に検索したことのある見出し語の検索を、その文字列を入力することなく再度行うことができる。
そして、検索方法の特定方法としては、例えば、ユーザの操作が、キーワード検索用の入力画面においてキーワード検索用の文字列を入力する操作であるか否か、特定の見出し語を説明する説明情報からのジャンプ見出し語を選択する操作であるか否か、及び表示されている入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJから見出し語を選択する操作であるか否かによって、検索方法を特定することができる。
検索先特定部232は、検索方法特定部231が特定した検索方法、入力情報処理部22からの入力情報、後述する辞書DB13の種別情報(データ種別)、又は後述するサーバ30の識別情報(サーバ識別情報)などに基づき、辞書DB13群の中から検索する対象の見出し語が含まれる辞書DB13を特定する処理を行う。
検索方法に基づく辞書DB13の特定方法としては、例えば、検索方法がキーワード検索、及びジャンプ検索の際は、ユーザ又はデフォルトで、検索する辞書の種別、及び/又は、検索先のサーバが指定されるため、これに基づき、辞書DB13、及び/又は、サーバ30を特定できる。また、ヒストリ検索の場合は、検索するキーワードについて、検索する辞書の種別情報、及び/又は、検索先のサーバの識別情報が予め履歴DB14に登録されているため、これに基づき、辞書DB13、及び/又は、サーバ30を特定できる。
すなわち、検索方法に基づく辞書DB13の特定は、検索方法、例えば、キーワード検索、ジャンプ検索、及びヒストリ検索のいずれであるかによって、辞書やサーバを特定してもよい。また、入力情報、例えば、ユーザから検索する辞書の種別や検索先のサーバを指定する入力があったか否かによって、辞書やサーバを特定してもよい。また、ヒストリ検索の場合に、検索する見出し語について、辞書の種別情報、及び/又はサーバの識別情報が予め履歴DB14に登録されている場合には、これらの種別情報、及び/又は識別情報に基づいて辞書DB13、及び/又は、サーバ30を特定してもよい。
検索実行部233は、検索方法特定部231が特定した検索方法に従い、検索先特定部232が特定した辞書DB13の辞書を検索し、その検索結果(説明情報)を第1液晶パネル4、又は第2液晶パネル5に表示する処理を行う。
また、履歴情報管理部24は、検索実行部233が検索した見出し語、検索方法特定部231が特定した検索方法、検索先特定部232が特定した辞書DB13などに基づき、履歴DB14を生成したり、更新したり、生成若しくは更新した履歴DB14を記録媒体1に登録(記録)する処理を行う。
また、履歴情報管理部24は、履歴情報生成部(情報生成手段)241を含んでいる。
履歴情報生成部241は、後述するように、(1)検索実行部233が入力検索を行った際、検索語である入力検索語の番号(ワードナンバー)を履歴DB14に格納し、(2)検索実行部233が入力検索に続けて2回以上連続してジャンプ検索を行った際、ジャンプ検索語の番号(ワードナンバー)を、それぞれ入力検索語の番号に直接関連付けて履歴DB14に格納する。
次に、通信制御部25は、検索先特定部232が、キーワードの検索先としてサーバDB31を特定した場合に、サーバDB31にアクセスして見出し語を検索し、その検索結果(説明情報)を、サーバ通信部33、インターネット回線40を介して通信部3で受信する制御を行う。これにより、自装置外のサーバ30にアクセスして、そのサーバ30に蓄積された見出し語について検索を行うことができる。
なお、本実施形態では、電子辞書装置10が自装置内の辞書DB13と共に、外部のサーバDB31にも検索可能な構成例について説明するが、電子辞書装置10はスタンドアロンに構成してもよい。その場合、電子辞書装置10から、通信制御部25及び通信部3を省略できることは言うまでもない。
〔4.電子辞書装置10の特徴の詳細〕
電子辞書装置10の最大の特徴は、入力検索及びジャンプ検索の検索語の履歴を記憶しておき、ヒストリ検索の際、過去の検索語を選んだ時に、入力検索の検索結果(説明情報)からジャンプするときの検索対象のジャンプ検索語、及びジャンプ検索の検索結果(説明情報)からジャンプするときの検索対象のジャンプ検索語を、それぞれ、その検索の出発点となった入力検索語に直接対応づけ、入力検索語毎にジャンプ検索語をグループ化して表示する点にある。この特徴により、特定のジャンプ検索語と、そのジャンプ検索語がジャンプ検索される出発点となった入力検索による入力検索語との対応関係を容易に把握できるように、履歴情報を表示するため、目的の語の内容を思い出す手がかりになるとともに、ユーザの学習効果も期待できる。
以下、本実施形態の電子辞書装置10の特徴について詳述する。
図4は、電子辞書装置10における検索処理(入力検索、ジャンプ検索、ヒストリ検索)の概要を示す説明図である。図5は、電子辞書装置10における検索処理(入力検索、ジャンプ検索、ヒストリ検索)の状態遷移図である。
電子辞書装置10の検索処理には、上述の通り、入力検索、ジャンプ検索、ヒストリ検索があり、それぞれ検索語を検索して、その検索結果である該検索語の説明情報を表示するものである。そして、これらの検索に合わせて、電子辞書装置10は、検索履歴データの生成及び登録、あるいは、検索履歴データからの入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJの抽出及び表示を行う。
図4に示すように、具体的には、(1)履歴情報生成部241は、入力検索の際(S11〜S13;入力検索ステップ)、入力されたキーワードに基づいて検索した見出し語の訳語等の説明情報を表示するとき、検索結果の見出し語(すなわち、入力検索語)を検索履歴データに登録する(S13r)。
また、(2)履歴情報生成部241は、ジャンプ検索の際(S14〜S15;ジャンプ検索ステップ)、入力検索あるいはジャンプ検索の結果表示された見出し語の訳語等の説明情報から選択された見出し語の訳語等の説明情報を表示するとき、それぞれ、その検索の出発点となった入力検索語に直接対応づけて検索履歴データに登録する(S15r)。
また、(3)履歴表示部214は、ヒストリ検索の際(S21〜S25)、抽出部215が検索履歴データから検索語を抽出して(S22e、S24e)、生成した入力検索語リストRK及び/又はジャンプ検索語リストRJを表示する(S22、S24;表示制御ステップ)。そして、入力検索語リストRK又はジャンプ検索語リストRJから説明情報を表示すべき検索語が選択されると、検索結果表示部213が、検索語の説明情報を表示する(S25)。本実施形態では、特に断らない限り、履歴表示部214は、ヒストリ検索の最初の画面として、入力検索語を新しく検索した順に配列した入力検索語リストRKを表示する。また、表示した入力検索語リストRKから検索語が選択された状態から[ジャンプ]キーが押下された場合には、選択された入力検索語と、その入力検索語に直接関連づけられたジャンプ検索語とを、それぞれ新しく検索した順に配列したジャンプ検索語リストRJを表示する。なお、図4に示すように、入力検索語リストRKとジャンプ検索語リストRJとを組合せて表示しても良い。また、入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJの抽出方法については、後述する。
また、図4に示す履歴登録情報d1〜d3は、それぞれ、入力検索語1〜3(の番号)と、入力検索語1〜3のそれぞれを出発点として連続して3回ジャンプ検索(ジャンプ検索語1‐A〜3‐C)したときに履歴DB14に登録される1件の履歴登録情報である。
また、電子辞書装置10の状態は、図5に示すように、ユーザによるメニュー又はキーの操作に応じて遷移するようになっている。
〔1〕さらに詳細には、電子辞書装置10では、検索実行部233が、入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索を行うと共に、検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索を行い、履歴表示部214が、入力検索に続けて2回以上連続して行われたジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語を、それぞれ入力検索の検索語である入力検索語に直接関連付けたジャンプ検索語リストRJを表示する制御を行う。
ここで、検索実行部233によって、入力検索に続けて2回以上連続してジャンプ検索が行われた場合を考える。このようなジャンプ検索としては、入力検索が行われた検索語(入力検索語)の検索を出発点として、入力検索が行われた検索語の説明情報から新たな検索語を検索する場合と、ジャンプ検索が行われた検索語の説明情報から新たな検索語を検索する場合がある。
例えば、履歴表示部214は、図4に示すように、入力検索語1の説明情報からジャンプ検索が行われた新たな検索語(ジャンプ検索語1‐A)、並びに、ジャンプ検索語1‐A及びジャンプ検索語1‐Bのそれぞれの説明情報からジャンプ検索が行われた新たな検索語(ジャンプ検索語1‐B及びジャンプ検索語1‐C)のそれぞれを、入力検索語1に直接関連付けることによって生成されるジャンプ検索語リストRJを(自装置内若しくは自装置外の所望の表示装置等に)表示する制御を行う。
ここで、例えば、入力検索語1の検索を出発点として1回目のジャンプ検索の対象となったジャンプ検索語1‐Aと、2回目のジャンプ検索の対象となったジャンプ検索語1‐Bが存在する場合について考える。この場合、「直接関連付ける」とは、ジャンプ検索語1‐Aとジャンプ検索語1‐Bとを、共に入力検索語1と直接関連付けることを意味する。すなわち、本明細書では、ジャンプ検索語1‐Aを入力検索語1と関連付け、さらにジャンプ検索語1‐Bをジャンプ検索語1‐Aと関連付ける場合のように、ジャンプ検索語1‐Bを、ジャンプ検索語1‐Aを介して入力検索語1と間接的に関連付けることは「直接関連付ける」とは言わない。
よって、表示されるジャンプ検索語リストRJから、ジャンプ検索語1‐A〜1‐Cと、ジャンプ検索語1‐A〜1‐Cがジャンプ検索される出発点となった入力検索による入力検索語1との対応関係を容易に把握できるように、ジャンプ検索語リストRJを表示することができる。
なお、「入力情報」とは、入力装置を用いて入力される情報のことであり、例えば、検索のために入力される文字列などである。
さらに、「説明情報」としては、検索語、その検索語を説明、又は解説するためのテキストデータの他、静止画像データ、動画データ、及び音声データ等の各種情報を例示することができる。
〔2〕また、電子辞書装置10は、履歴表示部214が、検索実行部233によって入力検索が行われた入力検索語を表示する入力検索語リストRKと、検索実行部233によってジャンプ検索が行われたジャンプ検索語を表示するジャンプ検索語リストRJとを互いに区別して表示する制御を行うことが好ましい。
これにより、特定の検索語が、入力検索が行われた検索語か、ジャンプ検索が行われた検索語かを容易に識別することができる。
なお、「互いに区別して表示する」場合には、空間的に互いに区別して表示する場合と、時間的に互いに区別して表示する場合とが含まれる。前者の例としては、第1液晶パネル4において入力検索語リストRKとジャンプ検索語リストRJとを互いに区別して表示する場合や、第1液晶パネル4及び第2液晶パネル5の2つの表示画面における一方の表示画面に入力検索語リストRKを表示し、他方の表示画面にジャンプ検索語リストRJを表示する場合を例示することができる。一方、後者の例としては、第1液晶パネル4において、まず、入力検索語リストRKを表示し、その後、入力検索語リストRKの表示をジャンプ検索語リストRJの表示に切り替える場合を例示することができる。
〔3〕また、電子辞書装置10は、履歴表示部214が、図4に示すように、複数の入力検索語1〜3を入力検索語リストRKに表示すると共に、入力検索語リストRKに表示した複数の入力検索語1〜3の中から選択された入力検索語1に関連付けられているジャンプ検索語1‐A〜1‐Cをジャンプ検索語リストRJに表示する制御を行う。
これにより、複数の入力検索語1〜3毎に表示される、複数のジャンプ検索語1‐A〜3‐Cのすべてをジャンプ検索語リストRJに表示しなくても良いので、表示されるジャンプ検索語リストRJの情報量を大幅に低減させることができる。
また、ジャンプ検索語リストRJに表示された複数のジャンプ検索語1‐A〜1‐Cが、入力検索語リストRKに表示した入力検索語1に対応付けられていることを容易に把握することができる。
〔4〕また、電子辞書装置10は、図7(a)に示すように、履歴情報生成部241が、入力検索語毎に対応づけられたデータ番号(インデックス)の集合であるインデックスデータ群14aを生成すると共に、同じ入力検索語(番号)に関連付けられたジャンプ検索語(番号)の一群を一単位とする履歴登録情報d1〜dMを、その入力検索語の番号に対応するデータ番号と関連づけて生成する。
これにより、インデックスデータ群14aとジャンプ履歴データ14bとを組合せた検索履歴データを格納した履歴DB14を構築することができる。
ここで、インデックスデータ群14aは、入力検索語(番号)毎に対応づけられたデータ番号の集合である。一方、ジャンプ履歴データ14bは、入力検索語(番号)毎にグループ化した履歴登録情報d1〜dMの集合である。
これにより、構築された検索履歴データを利用することにより、ジャンプ検索語リストRJを表示する制御を実現することが可能となる。
〔5〕また、電子辞書装置10は、図7(a)に示すように、履歴情報生成部241が、インデックスデータ群14aに含まれるデータ番号を、検索実行部233によって入力検索が行われた時点が新しい入力検索語に対応するデータ番号から順に配列し、履歴表示部214が、インデックスデータ群14aに含まれるデータ番号の配列に従って、データ番号に対応する入力検索語を入力検索語リストRKに表示する制御を行う。
これにより、インデックスデータ群14aに含まれるデータ番号の配列に従って、入力検索語を配列して入力検索語リストRKに表示することで、入力検索語を検索順に表示できる。
〔6〕また、電子辞書装置10は、図7(b)に示すように、履歴情報生成部241が、履歴登録情報に含まれるジャンプ検索語(番号)を、検索実行部233によってジャンプ検索が行われた時点が新しいジャンプ検索語(番号)から順に配列し、履歴表示部214は、履歴登録情報に含まれるジャンプ検索語(番号)の配列に従って、ジャンプ検索語をジャンプ検索語リストRJに表示する制御を行う。
これにより、履歴登録情報に含まれるジャンプ検索語(番号)の配列に従って、ジャンプ検索語を配列してジャンプ検索語リストRJに表示することで、ジャンプ検索語をジャンプ検索語リストRJにおいて検索順に表示できる。
〔7〕また、電子辞書装置10は、図7(b)に示すように、履歴登録情報が、ジャンプ検索語(番号)が関連付けられている入力検索語(番号)を含むとともに、入力検索語(番号)及びジャンプ検索語(番号)に、それぞれの検索対象の辞書(番号)及び、それぞれの検索の検索方法(番号)が対応付けられており、履歴表示部214は、選択された辞書(番号)及び検索方法(番号)が対応付けられている入力検索語(番号)、及び、選択された辞書(番号)及び検索方法(番号)が対応付けられているジャンプ検索語(番号)と関連付けられた入力検索語(番号)のみを入力検索語リストRKに表示する制御を行う。
これにより、入力検索語リストRKに多数の入力検索語が含まれている場合でも、辞書種別及び検索方法によって検索語を絞りこむことにより、表示される入力検索語リストRK及びジャンプ検索語リストRJの情報量を大幅に低減させることができる。
また、入力検索語の辞書種別及び検索方法だけでなく、ジャンプ検索語の辞書種別及び検索方法も併せて考慮されるので、入力検索語かジャンプ検索語かに関わらず、特定の辞書種別及び検索方法で検索された検索語のすべてを入力検索語リストRK及び/又はジャンプ検索語リストRJに表示することができる。
〔8〕また、電子辞書装置10は、履歴表示部214が、入力検索語リストRKに表示した入力検索語から選択された入力検索語に関連付けられているジャンプ検索語を、選択された辞書種別及び/又は検索方法と対応付けられているジャンプ検索語を優先的に配列して、ジャンプ検索語リストRJに表示する制御を行う。
これにより、ジャンプ検索語リストRJに表示される複数のジャンプ検索語のうち、選択された辞書種別及び/又は検索方法と対応付けられているジャンプ検索語が優先的に配列されるので、ユーザの利便性が向上する。
〔9〕また、電子辞書装置10は、履歴表示部214が、表示したジャンプ検索語リストRJに含まれる複数のジャンプ検索語の中から選択されたジャンプ検索語を説明する説明情報を表示する制御を行うことが好ましい。
前記構成によれば、上述した「ジャンプ検索語リストRJ」の表示を用いてジャンプ検索語のヒストリ検索を行うことができる。
〔10〕また、電子辞書装置10は、通信制御部25が、検索語と、その検索語を説明する説明情報とを互いに関連付けて複数蓄積したサーバ30から、検索実行部233によって検索された検索語の説明情報を取得する制御を行う。
これにより、自装置外のサーバ30にアクセスして、そのサーバ30に蓄積された検索語について検索を行うことができる。
〔4−1.具体的な動作例〕
次に、図6〜図9を参照しながら、電子辞書装置10の具体的な動作例を説明する。
図6は、電子辞書装置10における履歴登録の操作例を示す説明図である。また、図7(a)は、電子辞書装置10が使用する検索履歴データ(インデックスデータ群14a・ジャンプ履歴データ14b)のデータ構造を示す説明図であり、図7(b)は、ジャンプ履歴データ14bに含まれる1件の履歴登録情報のデータ構造を示し、図7(c)は、履歴登録情報の登録例を示す。また、図8は、電子辞書装置10におけるヒストリ検索モードの操作例を示す説明図である。さらに、図9は、電子辞書装置10によって表示されるヒストリ検索モードにおける絞り込み動作時の画面遷移の例を示す説明図である。
図6に示す検索操作では、時間順に次の操作が行われたものとする。
(1)入力検索にて、入力検索語のキーワードが入力され(t1)、入力検索語の説明情報を表示した(t2)。なお、上記の入力検索語は、現時点では未登録であったものとする。このとき、1件の履歴登録情報の先頭に、入力検索語の番号が格納される(履歴登録情報dI)。
(2)次に、入力検索語の説明情報から、ジャンプ検索にて、ジャンプ検索語Aを検索し、ジャンプ検索語Aの説明情報を表示した(t3)。このとき、入力検索語の番号の下位に、ジャンプ検索語Aの番号が、格納される(履歴登録情報dII)。
(3)次に、ジャンプ検索語Aの説明情報から、ジャンプ検索にて、ジャンプ検索語Bを検索し、ジャンプ検索語Bの説明情報を表示した(t4)。このとき、ジャンプ検索語Aの番号の下位にジャンプ検索語Bの番号が格納される(履歴登録情報dIII)。
(4)次に、ジャンプ検索語Bの説明情報から、ジャンプ検索にて、ジャンプ検索語Cを検索し、ジャンプ検索語Cの説明情報を表示した(t4)。このとき、ジャンプ検索語Bの番号の下位にジャンプ検索語Cの番号が格納される(履歴登録情報dIV)。
上記のような検索操作が行われるに伴って、履歴情報生成部241により、図7(a)〜(c)に示す1件の履歴登録情報dIVが登録される。
次に、図7(a)に示すように、検索履歴データは、入力検索語毎に対応付けられたデータ番号の集合であるインデックスデータ群14aと、インデックスデータ群14aの各データ番号と関連付けられた履歴登録情報d1〜dMの集合であるジャンプ履歴データ14bよりなる。
ここで、インデックスデータ群14aにおけるNは、データ番号の有効データ数、Mは、データ番号及び使用可能なレコード番号の最大数である。
なお、図7(a)に示すインデックスデータ群14aの「N+1」番目には、終端マーク(例えば、0xFFFF)が配置されているが、この終端マークを用いた履歴登録及び削除の処理の詳細については後述する(図14参照)。
次に、ジャンプ履歴データ14bの履歴登録情報d1〜dMの各レコードサイズは固定なので、各履歴登録情報の位置(オフセット)は番号1〜Mから計算により求めることができる。なお、履歴登録情報の最大数M分の領域が必要(終端マーク分は不要)である。
次に、図7(b)に1件の履歴登録情報のデータ構造の詳細を示す。図7(b)示すように、1件の履歴登録情報の先頭には、入力検索語の番号、入力検索語の検索方法を示す番号(検索方法ID)、及び入力検索語の検索先の辞書の種別を示す番号(辞書ID,種別情報)のそれぞれが、互いに関連付けられて格納される。
また、入力検索語の番号の下位には、最新のジャンプ検索語1の番号、ジャンプ検索語1の検索方法を示す番号、及びジャンプ検索語1の検索先の辞書の種別を示す番号のそれぞれが、互いに関連付けられて格納される。
以下、ジャンプ検索語1(番号)の下位には、ジャンプ検索語2(番号)、ジャンプ検索語3(番号)・・・ジャンプ検索語J(番号)が、検索された時間順に配列される。
ここで、Jはジャンプ検索語(番号)の有効データ数、Kは履歴登録情報1件に格納可能なジャンプ検索語(番号)の最大数である。また、履歴登録情報作成時に、ジャンプ検索語の番号の割り当て領域(=未使用領域)を必ず全て未使用マーク(例えば、0xFFFFFFFF)に設定する。このとき、ジャンプ検索語に対応づけられる辞書(番号)の割り当て領域(=未使用領域)も必ず全て未使用マーク(例えば、0xFF)とし、検索方法(番号)の割り当て領域(=未使用領域)も必ず全て未使用マーク(例えば、0xFF)とする。また、ジャンプ検索語の番号は新しい順に並べる(常に新しいものを「ジャンプ検索語1(番号)」とし、以降を後ろにずらす)。
また、検索語の番号、検索方法の番号、及び辞書の番号により、見出し語を確定する(検索方法によりその後の動作が変わる場合があるため)。
また、検索方法の番号は、1つの辞書でも複数の検索方法がある場合に、どの検索方法を使用しているかを示す。
なお、1つの検索語(番号)のサイズを8バイトとして、ジャンプ検索語(番号)の最大数(K)を15とした場合、情報レコードは128バイト/件になる。履歴登録情報の最大数(M)を1000件とすると、128000バイト(125KB)になる。
次に、図7(c)に基づき、ジャンプ履歴データ14bにおける履歴登録情報の登録例について具体的に説明する。ここでは、時間順に次の検索操作が行われたものとする。
(1)入力検索にて、英和辞書が指定され、キーワードに“dictionary”がスペル入力され、英英辞書DBから検索した“dictionary”の説明情報を表示した。
(2)次に、英和辞書DBの“dictionary”の説明情報から、ジャンプ検索にて、英和辞書が指定され、“diction”を検索した。
(3)次に、英英辞書DBの“diction”の説明情報から、ジャンプ検索にて、国語辞書が指定され、“辞典”を検索した。
(4)次に、国語辞書DBの“辞典”の説明情報から、ジャンプ検索にて、国語辞書が指定され、“辞書”を検索した。
上記のような検索操作が行われるに伴って、履歴情報生成部241により、図7(c)に示す履歴登録情報が登録される。
次に、図8を参照しながら、ヒストリ検索モードにおける画面表示例を説明する。
図8に示すように、検索のメニュー画面において、[履歴]キーが押されるとヒストリ検索モードに移行する。なお、検索のメニュー画面では、検索に使用できる辞書DBのリストが表示され、検索に使用する辞書DBを選択できるようになっている。
そして、ヒストリ検索の初期画面では、入力検索語のリストである入力検索語リスト(入力検索語履歴,検索語履歴)RK1が表示される。
入力検索語リストRK1の「[1] 辞書 (国語-見出)」は、国語辞書が選択され、見出し語検索により、「辞書」が入力検索されたことを示す。
また、「[2] dictionary (英和-見出)」は、英和辞書が選択され、見出し語検索により、「dictionary」が入力検索されたことを示す。
また、「[3] a pocket dictionary (英英-例文)」は、英英辞書が選択され、例文検索により、「a pocket dictionary」が入力検索されたことを示す。
さらに、「[4] make yourself useful (英英-例文)」は、英英辞書が選択され、例文検索により、「make yourself useful」が入力検索されたことを示す。
次に、「[2] dictionary (英和-見出)」には、アンダーラインが表示されているが、これは、「[2] dictionary (英和-見出)」が、現時点で選択されている入力検索語であることを示す。
この状態で、検索のメニュー画面において、[決定]キーが押されると「dictionary」の訳語(説明情報)が表示される。
また、上記の状態で、検索のメニュー画面において[決定]キーではなく、〔ジャンプ〕キーが押されると、入力検索語「dictionary」と直接対応付けられているジャンプ検索語のリストであるジャンプ検索語リスト(ジャンプ検索語履歴,検索語履歴)RJ1が表示される。
次に、ジャンプ検索語リストRJ1の「[1] 辞書 (国語-見出)」には、アンダーラインが表示されているが、これは、「[1] 辞書 (国語-見出)」がデフォルトで選択された入力検索語であることを示す。
この状態で、検索のメニュー画面において、[決定]キーが押されると「辞書」の訳語(説明情報)が表示される。
次に、図8、図9を参照しながら、ヒストリ検索モードでの検索語の絞り込み動作、及び画面表示例を説明する。
図8に示すように、検索のメニュー画面において[決定]キーや〔ジャンプ〕キーを選択せずに、入力検索語リストRK1の右上に表示されている〔絞り込み〕アイコンをクリックすると(結合子A)、図9に示すように、入力検索語リストRK1の右側に、辞書種別選択リストTa1及び検索方法選択リストTa2が表示される。ここでは、辞書種別選択リストTa1及び検索方法選択リストTa2では、デフォルトで「全て」が選択されている。「全て」は、辞書の種別や、検索方法に関係なく、すべての入力検索語が表示されていることを示す。
また、辞書種別選択リストTa1の「国語」、「英和」、「和英」、「英英」、「漢字」のそれぞれを選択すると、それぞれの種別の辞書で検索語の絞り込みが掛けられる。
また、検索方法選択リストTa2の「見出」、「成句」、「例文」、「画像」、「地図」のそれぞれを選択すると、それぞれの検索方法で検索語の絞り込みが掛けられる。なお、「見出」、「成句」、「例文」、「画像」、「地図」のそれぞれは、「見出し語検索」、「成句検索」、「例文検索」、「画像検索」、「地図検索」を示す。
ここで、本実施形態に特有の絞り込みの掛け方について説明する。
まず、図9に示すように、入力検索語リストRK1のすぐ右側に示した検索方法選択リストTa2では、「例文」が選択されている。
このとき、入力検索語リストRK1の表示が、入力検索語リスト(入力検索語履歴,検索語履歴)RK2の表示に切り替わる。ここでは、検索方法が「例文」である「入力検索語」の他、検索方法が「例文」であるジャンプ検索語と直接関連付けられる「入力検索語」も抽出されて入力検索語リストRK2にリストアップされる。
一方、図9のほぼ中央に示す検索方法選択リストTa2では、「成句」が選択されている。
このとき、入力検索語リストRK1の表示が、入力検索語リスト(入力検索語履歴,検索語履歴)RK3の表示に切り替わる。ここでは、検索方法が「成句」である「入力検索語」の他、検索方法が「成句」であるジャンプ検索語と直接関連付けられる「入力検索語」も抽出されて入力検索語リストRK3にリストアップされる。
例えば、入力検索語リストRK3では、「[4] make yourself useful (英英-例文)」がリストアップされているが、この表示では、入力検索語「make yourself useful」は、「成句検索」されたものではない。その理由は、以降の操作が進むと明らかになる。
すなわち、入力検索語リストRK3が表示されている状態で、検索のメニュー画面において、[ジャンプ]キーが選択されると、入力検索語リストRK3の表示の右側に、ジャンプ検索語リスト(ジャンプ検索語履歴,検索語履歴)RJ3が表示される。
ここで、ジャンプ検索語リストRJ3にリストアップされているジャンプ検索語は、「[1] make oneself useful (英和-成句)」、「[2] oneself (和英-見出)」、「[3] useful (和英-見出)」、「[4] make (和英-見出)」である。
この、ジャンプ検索語リストRJ3にリストアップされているジャンプ検索語には成句検索されたものが含まれている(「[1] make oneself useful (英和-成句)」)。
すなわち、入力検索語リストRK3で、「[4] make yourself useful (英英-例文)」がリストアップされていたのは、この入力検索語に直接関連付けられているジャンプ検索語の中に、成句検索されたものである「[1] make oneself useful (英和-成句)」が含まれているからである。
次に、図9に示す入力検索語リストRK1の直下に示す辞書種別選択リストTa1では、「国語」が、選択されている。
このとき、入力検索語リストRK1の表示が、入力検索語リスト(入力検索語履歴,検索語履歴)RK4の表示に切り替わる。ここでは、辞書種別が「国語」である「入力検索語」の他、辞書種別が「国語」であるジャンプ検索語と直接関連付けられる「入力検索語」も抽出されて入力検索語リストRK2にリストアップされる。
以上によれば、入力検索語リストRKに多数の入力検索語が含まれている場合でも、説明情報の辞書種別や入力検索の際の検索方法によって検索語を絞りこむことにより、表示される入力検索語リストRKの情報量を大幅に低減させることができる。
また、入力検索語の説明情報の辞書種別や入力検索の際の検索方法だけでなく、ジャンプ検索語の入力検索語の説明情報の辞書種別や入力検索の際の検索方法も併せて考慮されるので、入力検索語かジャンプ検索語かに関わらず、特定の辞書種別や検索方法に関連する入力検索語、及び、特定の辞書種別や検索方法に関連するジャンプ検索語に直接対応付けられている入力検索語のすべてを入力検索語リストRKに表示させることができる。
次に、入力検索語リストRK4が表示されている状態で、検索のメニュー画面において、〔ジャンプ〕キーが選択されると、入力検索語リストRK4の表示の右側に、ジャンプ検索語リスト(ジャンプ検索語履歴,検索語履歴)RJ4が表示される。
なお、ジャンプ検索語リストRJ4では、「[1] 辞典 (国語-見出)」及び「[2] 辞書 (国語-見出)」が、「[3] dictum (和英-見出)」、「[4] any (和英-見出)」、「[5] diction (和英-見出)」に対して優先的に上位に配列されて表示されている。
これにより、ジャンプ検索語リストRJ4に表示される複数のジャンプ検索語のうち、選択された辞書種別や検索方法に関するジャンプ検索語が優先的に配列されるので、ユーザの利便性が向上する。
なお、辞書種別選択リストTa1の辞書種別の選択と、検索方法選択リストTa2の検索方法の選択とは、「and」条件による選択であっても良いし、「or」条件による選択であっても良い。すなわち、辞書種別選択リストTa1で「国語」、検索方法選択リストTa2で「見出」が選択されている場合、“「国語」かつ「見出」”を抽出条件として検索語の絞りこみを掛けても良いし、“「国語」または「見出」”を抽出条件として検索語の絞りこみを掛けても良い。
〔4−2.履歴登録及び更新の処理の詳細〕
次に、図10を参照しながら、履歴登録及び更新の処理の詳細について説明する。
図10は、履歴登録及び更新の処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、履歴情報生成部241は、履歴登録及び更新の処理を以下の手順で行う。
検索が開始されると、S101で検索が入力検索かジャンプ検索かを判定する。
そして、検索が入力検索であれば、S102に進み、検索がジャンプ検索であれば、S109に進む。
S102では、入力検索による入力検索語に対応する履歴登録情報がジャンプ履歴データ14bに既に登録されているか否かを判定する。
そして、入力検索語に対応する履歴登録情報が登録されていなければ、S103に進み、入力検索語に対応する履歴登録情報が既に登録されていれば、S107に進む。
S103では、ジャンプ履歴データ14bの履歴登録情報の登録件数が最大値以上か未満かが判定される。
そして、履歴登録情報の登録件数が最大値以上であれば、S104に進み、履歴登録情報の登録件数が最大値未満であれば、S105に進む。
S104では、ジャンプ履歴データ14bの最後の履歴登録情報を削除してS105に進む。
S105では、新規に履歴登録情報を生成し、その先頭に入力検索語の番号を入れてS106に進む。
S106では、インデックスデータ群14aの未使用のレコード番号を入力検索語に対応するデータ番号とし、インデックスデータ群14aの先頭に移動して「終了」となる。
一方、S107では、入力検索語に対応して既に登録されている履歴登録情報をジャンプ履歴データ14bから1件取得し、S108に進む。
S108では、取得した履歴登録情報に対応するデータ番号をインデックスデータ群14aの先頭に移動して「終了」となる。
次に、S101で検索がジャンプ検索であり、S109に進んだ場合について説明する。
S109では、インデックスデータ群14aの先頭のデータ番号に対応する履歴登録情報をジャンプ履歴データ14bから1件取得してS110に進む。
S110では、取得した履歴登録情報に検索したジャンプ検索語の番号が既に登録されているか否かを判定する。
そして、履歴登録情報に検索したジャンプ検索語の番号が登録されていない場合はS111に進み、検索したジャンプ検索語の番号が既に登録されている場合は、S112に進む。
S111では、履歴登録情報の入力検索語の番号の直下に検索したジャンプ検索語の番号を追加する。
一方、S112では、既に登録されているジャンプ検索語の番号を履歴登録情報の入力検索語の番号の直下に移動して「終了」となる。
なお、以上の動作では特に示していないが、入力検索語の番号に対応づけて、辞書の番号及び検索方法の番号も追加又は移動し、ジャンプ検索語の番号に対応づけて、辞書の番号及び検索方法の番号も追加又は移動しているものとする。
〔4−3.履歴表示及び選択の処理の詳細〕
次に、図11を参照しながら、履歴表示及び選択の処理の詳細について説明する。
図11は、履歴表示及び選択の処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、履歴表示部214及び抽出部215は、履歴表示及び選択の処理を以下の手順で行う。
検索のメニュー画面において、[ヒストリ]キーを押下すると動作が開始され、S201で、履歴DB14のインデックスデータ群14aのデータ番号の配列順序で、対応する履歴登録情報から入力検索語の番号を抽出していき、入力検索語の番号の抽出順序に従って、入力検索語リストRKを生成してS202に進む。
なお、このとき、入力検索語リストRKでは、デフォルトで入力検索語リストRKの最上位の入力検索語1にカーソルが表示されるように設定されているものとする。
S202では、現時点でカーソルが表示されている入力検索語1に対応する履歴登録情報に登録されているジャンプ検索語の番号の配列順序で、その各番号を抽出し、抽出したジャンプ検索語の番号の抽出順序に従って、ジャンプ検索語リストRJを生成してS203に進む。
S203では、S201で生成した入力検索語リストRKを表示及び/又はS202で生成したジャンプ検索語リストRJ、すなわち〔検索履歴〕を表示してS204に進む。
S204では、入力情報処理部22が、入力キー群6、第2液晶パネル5、又はマウス(不図示)を介して入力された入力信号を入力情報に変換して履歴表示部214及び抽出部215に通知してS205に進む。ここで、〔検索履歴〕のカーソルの移動が発生する場合に、〔検索履歴〕の画面の更新が必要と判断され、「画面更新必要フラグ」をセットする。
S205では、入力が[決定]キーの押下であれば、カーソルが表示されている入力検索語1の訳語を表示して「END」となる。一方、入力が[決定]キーの押下以外であれば、S205に進む。
S206では、入力がヒストリ検索モードのキャンセルであれば、検索のメニュー画面に移行し、「END」となる。一方、入力がヒストリ検索モードのキャンセル以外であれば、S207に進む。
S207では、履歴表示部214が、〔検索履歴〕の画面の更新が必要か否かを判断する。具体的には、「画面更新必要フラグ」がセットされていれば、画面更新必要と判断し、S208に進む。一方、「画面更新必要フラグ」がセットされていなければ、画面更新不要と判断し、S204に戻る。
S208では、履歴表示部214が、〔検索履歴〕の画面の更新が、カーソルが表示されている入力検索語(注目検索語)を、入力検索語1から入力検索語2又は3に変更するものである場合は、S202に進む。一方、〔検索履歴〕の画面の更新が、注目検索語を、入力検索語1から入力検索語2又は3に変更するものでない場合は、S202に戻る。
このとき、S202では、注目検索語である入力検索語2又は3にカーソルを表示した入力検索語リストRKを生成し、注目検索語である入力検索語2又は3に対応する履歴登録情報に登録されているジャンプ検索語の番号の配列順序で、その各番号を抽出し、抽出したジャンプ検索語の番号の抽出順序に従って、ジャンプ検索語リストRJを生成してS203に進む。
S203では、S201で生成した入力検索語リストRKを表示及び/又はS202で生成したジャンプ検索語リストRJを表示してS204に進む。
以上の動作は、入力検索語リストRK又はジャンプ検索語リストRJに表示された検索語の訳語が表示されるか、ヒストリ検索モードがキャンセルされるまで繰り返される。
〔4−4.履歴表示時の入力処理の詳細〕
次に、図12、図13を参照しながら、履歴表示時の入力処理の詳細について説明する。
図12、図13は、それぞれ履歴表示時の入力処理の詳細を示すフローチャートである。
図12、図13に示すように、履歴表示部214及び抽出部215は、履歴表示時の入力処理を以下の手順で行う。
S301で、検索のメニュー画面において、[ヒストリ]キーを押下すると動作が開始され、「抽出条件」を初期化してS302に進む。
S302で、履歴DB14のインデックスデータ群14aのデータ番号の配列順序で、対応する履歴登録情報から入力検索語の番号、辞書の番号、検索方法の番号を抽出していき、「抽出条件」に該当する入力検索語の番号を抽出し、抽出した入力検索語の番号の抽出順序に従って、入力検索語リストRKを生成してS303に進む。なお、図12に示す入力検索語リストRK〔入力検索履歴〕では、「[2] dictionary (英和-見出)」にアンダーラインが表示されているが、これは、「[2] dictionary (英和-見出)」が、現時点で選択されている入力検索語であることを示す。
S303では、S302で生成した入力検索語リストRKを表示してS304に進む。
次に、図12に示すように、入力操作を待ち、入力を取得する(S304)。
そして、入力が入力検索語リストRKへのタッチであれば(S305でYES)、タッチ位置に応じた検索語の位置にカーソルを移動させ(S311)、ステップS304へ戻り、入力操作を待つ。
また、入力が[カーソル]キーであれば(S306でYES)、入力された[カーソル]キーの方向に応じたカーソル移動を行い(S312)、ステップS304へ戻り、入力操作を待つ。
また、入力が入力検索語リストRKの[絞り込み]アイコンのクリックであれば(S307でYES)、「抽出条件」選択画面(図9に示す辞書種別選択リストTa1・検索方法選択リストTa2)を表示し、入力情報処理部22を介したユーザの入力操作に従って「抽出条件」(例えば、辞書種別選択リストTa1の「国語」、検索方法選択リストTa2の「例文」又は「成句」の選択により決定)を設定し(S313)、S302に戻る。
また、入力が[ジャンプ]キー(ここでは、ジャンプ履歴の表示命令)であれば(S308でYES)、入力検索語リストRK上のカーソル位置に該当する入力検索語に対応する履歴登録情報を履歴DB14から取得し(S314)に進む。
また、入力が[決定・検索]キーであれば(S309でYES)、入力検索語リストRK上のカーソル位置に該当する入力検索語を「検索語」と決定し(S315)、「検索語」の訳語を表示して、入力処理を終了する(END)。
また、入力が[戻る]キーであれば(S310でYES)、ヒストリ検索モードをキャンセルして(S316)、入力処理を終了する(END)。
次に、図13のS317に進む。
S317で、履歴登録情報の「ジャンプ検索語履歴(先頭の入力検索語の番号の行を除く)」から「抽出条件」に一致するジャンプ検索語の番号を抽出してジャンプ検索語リストRJ(配列上位部分)を作成し、S318に進む。
S318で、履歴登録情報の「ジャンプ検索語履歴」から「抽出条件」に一致しないジャンプ検索語の番号を抽出してジャンプ検索語リストRJ(配列下位部分)を作成し、S319に進む。
S319では、ジャンプ検索語リストRJ(配列上位部分)と、ジャンプ検索語リストRJ(配列下位部分)とをその配列順位にしたがって表示し(例えば、図13に示すジャンプ検索語リストRJ)、S320に進む。
次に、図13に示すように、入力操作を待ち、入力を取得する(S320)。
そして、入力がジャンプ検索語リストRJへのタッチであれば(S321でYES)、タッチ位置に応じた検索語の位置にカーソルを移動させ(S326)、ステップS320へ戻り、入力操作を待つ。
また、入力が[カーソル]キーであれば(S322でYES)、入力された[カーソル]キーの方向に応じたカーソル移動を行い(S327)、ステップS320へ戻り、入力操作を待つ。
また、入力が[戻る]キーであれば(S323でYES)、図12に示すS302に戻る。
また、入力が[決定・検索]キーでなければ(S324でNo)、ジャンプ検索語リストRJ上のカーソル位置に該当するジャンプ検索語を「検索語」と決定し(S325)、図12に示すように、「検索語」の訳語を表示して、入力処理を終了する(END)。
〔4−5.終端マークを用いた履歴登録及び削除の処理の詳細〕
次に、図14に基づき、検索履歴データにおける終端マークを用いた履歴登録及び削除の処理の詳細について説明する。
図14の(a)は、インデックスデータ群14a及びジャンプ履歴データ14bのそれぞれのデータ構造の概要を示す。また、図14の(b)は、初期状態(履歴未登録状態)の検索履歴データと、使用状態(履歴複数登録済み)の検索履歴データとを示す。また、図14の(c)は、入力検索語を1件登録するときの検索履歴データの状態遷移を示す。さらに、図14の(d)は、入力検索語を1件削除するときの検索履歴データの状態遷移を示す。
まず、検索履歴データは、上述した電子辞書装置10又は電子辞書システム100の履歴DB14に格納されるデータである。
この検索履歴データは、図14の(a)に示すように、インデックスデータ群14aと、ジャンプ履歴データ14bとを含む。
インデックスデータ群14aは、入力検索語(番号)毎に対応付けられたデータ番号(インデックス)の集合である。
一方、ジャンプ履歴データ14bは、同じ入力検索語に関連付けられたジャンプ検索語の一群を一単位とする履歴登録情報の集合である。また、履歴登録情報は、インデックスデータ群14aの入力検索語毎に対応付けられたデータ番号と互いに関連付けられている。
また、電子辞書装置10又は電子辞書システム100の履歴情報管理部24及び履歴情報生成部241は、入力検索の際、入力検索語に対応付けたデータ番号をインデックスデータ群14aに保持し、ジャンプ検索の際、ジャンプ検索語の番号を入力検索語の番号に関連付けてジャンプ履歴データ14bに保持する。
また、履歴表示部214及び抽出部215は、インデックスデータ群14a及びジャンプ履歴データ14bに基づき、入力検索語と該入力検索語に関連付けられた複数のジャンプ検索語を、直接関連付けたジャンプ検索語リストRJを表示する。
次に、図14の(b)に示すように、初期状態(履歴未登録状態)の検索履歴データは、インデックスデータ群14aの先頭に終端マーク(例えば、0xFFFF)が配置され、終端マーク以降(下位)は、複数の未使用のレコード番号(終端マーク以降は、すべて未使用のレコード番号である)が配置される。
このとき、インデックスデータ群14aの複数の未使用のレコード番号のそれぞれは、ジャンプ履歴データ14bの複数の未使用のエントリと、1対1でリンクしている。なお、インデックスデータ群14aの終端マークは、ジャンプ履歴データ14bのエントリのいずれにもリンクしていない。
次に、使用状態(履歴複数登録済み)の検索履歴データは、終端マークより前(上位)は、登録済みの履歴登録情報(有効データ)の件数と同数のデータ番号が配置され、終端マーク以降(下位)は、複数の未使用のレコード番号が配置される。
このとき、インデックスデータ群14aの終端マークより前の各データ番号は、ジャンプ履歴データ14bにおける各データ番号と同数の各履歴登録情報(有効データ)と1対1でリンクしている。一方、インデックスデータ群14aの終端マーク以降の未使用の各レコード番号は、ジャンプ履歴データ14bにおける未使用の各エントリと1対1でリンクしている。
次に、図14の(c)に基づき、履歴登録情報を1件登録するときの検索履歴データの状態遷移について説明する。
ここでは、ジャンプ履歴データ14bの番号「1」の位置に1件の履歴登録情報(有効データ)が、既に登録されているものとする。
このとき、インデックスデータ群14aの終端マークよりも前の番号「1」には、「データ番号1」が配置され、終端マーク以降は、未使用の「レコード番号2」〜「レコード番号4」、・・・が配置されている。
この状態で、1件の履歴登録情報を登録するとき、まず、ジャンプ履歴データ14bにおける番号「2」の未使用のエントリに新規の履歴登録情報(有効データ)を登録する。このとき、インデックスデータ群14aの番号「3」の未使用の「レコード番号2」は、有効な「データ番号2」とされ、インデックスデータ群14aの先頭に追加され、既登録の「データ番号1」は、番号「1」の位置から番号「2」の位置へ移動され、「終端マーク」は、番号「2」の位置から番号「3」の位置へ移動される。
次に、図14の(d)に基づき、履歴登録情報を1件削除するときの検索履歴データの状態遷移について説明する。
ここでは、図14の(c)で履歴登録情報を1件新規に登録した後の状態から開始する。
この状態で、1件の履歴登録情報(番号「1」)を削除するとき、まず、ジャンプ履歴データ14bにおける番号「1」の履歴登録情報を削除し、未使用のエントリとする。
一方、インデックスデータ群14aの番号「2」の位置の「データ番号1」は、削除され、未使用の「レコード番号1」となり番号「3」の位置に移動され、「終端マーク」は、番号「3」の位置から番号「2」の位置へ移動される。
以上の処理によれば、終端マークより前は、インデックスとして有効なデータ番号が存在していることを示し、常に新しい順に並べることにより、最新の履歴登録情報の検索時間を短縮することができる。
また、終端マークより後は、未使用のレコード番号を保持しておくことにより、未使用のレコード番号の検索時間を短縮することができる(なお、番号順にソートしておくと、検索履歴データのサイズ節約やアクセス速度の向上に活用できる)。なお、仕組み上、データ番号及び使用可能なレコード番号の最大数+1(終端マーク用)の領域が必要になる(例:1000件で2002バイト)。
なお、本発明は、以下のように表現することもできる。
本発明の情報検索装置は、履歴情報を、キーワード等を入力して検索した入力検索語を1つのグループとして、その入力検索語の検索を出発点としてジャンプ検索したジャンプ検索語群を、その入力検索語のグループに関連付けして表示しても良い。
これにより、ジャンプ検索語の履歴が、自分で入力したキーワード等で分類されるため、目的の検索語を探すのが容易になる。
また、検索語を理解するために更にジャンプ検索したジャンプ検索語が、その検索の出発点となった入力検索語のグループとして分類されているため、その入力検索語又はジャンプ検索語の内容を思い出す手掛かりになり、学習効果が期待できる。
また、本発明の情報検索装置は、ジャンプ検索した複数のジャンプ検索語の中に、同一のジャンプ検索語がある場合に、これらのジャンプ検索語を互いに関連付けて表示しても良い。
また、本発明の情報検索装置は、検索語Aの説明情報から検索語Bを指定してジャンプし、検索語Cの説明情報から検索語Bを指定してジャンプした場合、検索語Bを検索すれば、検索語A、及び検索語Cのそれぞれが履歴として表示されても良い。
また、本発明の情報検索装置は、検索した検索語が、履歴情報に記憶されていたら、検索した検索語の1件表示に、「履歴」の存在を示すタグを表示しても良い。
最後に、電子辞書システム100、及び電子辞書装置10の各ブロック、特に表示制御部21、検索処理部23、履歴情報管理部24は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、電子辞書システム100、及び電子辞書装置10は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである電子辞書システム100、及び電子辞書装置10の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記電子辞書システム100、及び電子辞書装置10に供給し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、電子辞書システム100、及び電子辞書装置10を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを、伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成又は種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組合せて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、各種の辞書DBから見出し語を検索する機能を備えた電子辞書装置に広く適用することができる。
10 電子辞書装置(情報検索装置)
11 制御プログラム(情報検索プログラム)
14 履歴DB(検索履歴データ)
14a インデックスデータ群
14b ジャンプ履歴データ
21 表示制御部(表示制御手段)
23 検索処理部(検索手段)
24 履歴情報管理部(情報生成手段)
25 通信制御部(説明情報取得制御手段)
100 電子辞書システム(情報検索装置)
213 検索結果表示部(表示制御手段)
214 履歴表示部(表示制御手段)
215 抽出部(表示制御手段)
233 検索実行部(検索手段)
241 履歴情報生成部(情報生成手段)
d1〜dM,dI〜dIV 履歴登録情報
RK,RK1〜RK4 入力検索語リスト(入力検索語履歴,検索語履歴)
RJ,RJ1,RJ3,RJ4 ジャンプ検索語リスト(ジャンプ検索語履歴,検索語履歴)
RI 説明情報
S11〜S13 入力検索ステップ
S14〜S15 ジャンプ検索ステップ
S22,S24 表示制御ステップ
W 見出し語(検索語)

Claims (14)

  1. 検索語を検索し、その検索結果である該検索語の説明情報を表示する情報検索装置であって、
    入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索を行うと共に、検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索を行う検索手段と、
    前記検索手段によって、入力検索に続けて2回以上連続して行われたジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語を、それぞれ前記入力検索の検索語である入力検索語に直接関連付けた検索語履歴を表示する制御を行う表示制御手段とを備えることを特徴とする情報検索装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記検索手段によって入力検索が行われた入力検索語の履歴である入力検索語履歴と、前記検索手段によってジャンプ検索が行われたジャンプ検索語の履歴であるジャンプ検索語履歴とを互いに区別して、前記検索語履歴を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報検索装置。
  3. 前記表示制御手段は、複数の入力検索語を前記入力検索語履歴として表示すると共に、前記入力検索語履歴として表示した複数の入力検索語の中から選択された入力検索語に関連付けられているジャンプ検索語を前記ジャンプ検索語履歴として表示する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報検索装置。
  4. 入力検索語毎に対応づけられたインデックスの集合であるインデックスデータ群を生成すると共に、
    同じ入力検索語に関連付けられたジャンプ検索語の一群を一単位とする履歴登録情報を、該入力検索語のインデックスと関連づけて生成する情報生成手段を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報検索装置。
  5. 前記情報生成手段は、前記インデックスデータ群に含まれるインデックスを、前記検索手段によって入力検索が行われた時点が新しい入力検索語に対応するインデックスから順に配列するものであり、
    前記表示制御手段は、前記インデックスデータ群に含まれるインデックスの配列に従って、インデックスに対応する入力検索語を、前記入力検索語履歴として表示する制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の情報検索装置。
  6. 前記情報生成手段は、前記履歴登録情報に含まれるジャンプ検索語を、前記検索手段によってジャンプ検索が行われた時点が新しいジャンプ検索語から順に配列するものであり、
    前記表示制御手段は、前記履歴登録情報に含まれるジャンプ検索語の配列に従って、ジャンプ検索語を、前記ジャンプ検索語履歴として表示する制御を行うことを特徴とする請求項4又は5に記載の情報検索装置。
  7. 前記履歴登録情報は、ジャンプ検索語が関連付けられている入力検索語を含むとともに、入力検索語及びジャンプ検索語に、それぞれの説明情報のデータ種別が対応付けられており、
    前記表示制御手段は、選択されたデータ種別が、説明情報のデータ種別として対応付けられている入力検索語、及び、説明情報のデータ種別として対応付けられているジャンプ検索語と関連付けられた入力検索語のみを、前記入力検索語履歴として表示する制御を行うことを特徴とする請求項4、5又は6に記載の情報検索装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記入力検索語履歴として表示した入力検索語から選択された入力検索語に関連付けられているジャンプ検索語を、前記選択されたデータ種別が説明情報のデータ種別として対応付けられているジャンプ検索語を優先的に配列して、前記ジャンプ検索語履歴として表示する制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の情報検索装置。
  9. 前記表示制御手段は、表示した前記検索語履歴に含まれる複数のジャンプ検索語の中から選択されたジャンプ検索語を説明する説明情報を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の情報検索装置。
  10. 検索語と、その検索語を説明する説明情報とを互いに関連付けて複数蓄積したサーバから、前記検索手段によって検索された検索語の説明情報を取得する制御を行う説明情報取得制御手段を備えていることを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載の情報検索装置。
  11. 請求項1〜10までにいずれか1項に記載の情報検索装置における各手段としてコンピュータを動作させるための情報検索プログラム。
  12. 請求項11に記載された情報検索プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
  13. 検索語を検索し、その検索結果である該検索語の説明情報を表示する情報検索装置の制御方法であって、
    入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索を行う入力検索ステップと、
    入力検索及びジャンプ検索によって検索された検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索を行うジャンプ検索ステップと、
    前記ジャンプ検索ステップで、前記入力検索に続けて2回以上連続して行われた前記ジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語を、それぞれ前記入力検索の検索語である入力検索語に直接関連付けた検索語履歴を表示する制御を行う表示制御ステップとを含むことを特徴とする情報検索装置の制御方法。
  14. 検索語を検索し、その検索結果である該検索語の説明情報を表示する情報検索装置が用いる検索履歴データのデータ構造であって、
    入力情報に基づいて検索語を検索する入力検索の検索語である入力検索語毎に対応付けられたインデックスの集合であるインデックスデータ群と、
    入力検索及びジャンプ検索によって検索した検索語の説明情報から新たな検索語を検索するジャンプ検索の検索語であるジャンプ検索語の、同じ入力検索語に関連付けられたジャンプ検索語の一群を一単位とする、前記インデックスデータ群の入力検索語毎に対応付けられたインデックスと関連付けられた履歴登録情報の集合であるジャンプ履歴データとを含み、
    前記情報検索装置が、
    入力検索の際、入力検索語に対応付けたインデックスを前記インデックスデータ群に保持し、
    ジャンプ検索の際、ジャンプ検索語を入力検索語に関連付けて前記ジャンプ履歴データに保持し、
    前記インデックスデータ群及び前記ジャンプ履歴データに基づき、入力検索語と該入力検索語に関連付けられた複数のジャンプ検索語を、直接関連付けた検索語履歴を表示することを特徴とする検索履歴データのデータ構造。
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