JP2012022417A - 電子請求処理サービスシステム及び該電子請求処理サービスシステム用のアプリケーション - Google Patents

電子請求処理サービスシステム及び該電子請求処理サービスシステム用のアプリケーション Download PDF

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Abstract

【課題】サービス提供事業者の介在の基に請求書発行側の請求書処理業務を簡略、迅速に実現し得る電子請求処理サービスシステムを提供する。
【解決手段】SaaS型の電子請求書アプリケーションを通信網2を経て利用可能に格納するサービス提供事業者のコンピュータシステム11と、通信網2を経て電子請求書アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の企業に対する有償の役務の提供を行うユーザー企業のコンピュータ装置31と、ユーザー企業からの役務の提供によりユーザー企業に対する支払い義務を有する顧客企業のコンピュータ装置51と、を有し、ユーザー企業のコンピュータ装置31による請求データの作成、送信、サービス提供事業者のコンピュータシステム11による請求書の体裁を有する請求書データ及びその明細書データの作成を実行し、請求書データを顧客企業のコンピュータ装置51から顧客企業のコンピュータ装置51に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サービス提供事業者の介在の基に請求書発行側と請求書受領側との間の請求書関連業務を簡略、迅速に実現し得る電子請求処理サービスシステム及び該電子請求処理サービスシステム用のアプリケーションに関するものである。
従来における紙葉による請求書を用いた請求書発行側と請求書受領側との決済の流れは、例えば以下のように行われている。
すなわち、従来、請求書発行側では、紙葉による請求書を作成し、切手代、封筒代、用紙代、印刷代のコストをかけて、かつ、担当者押印、上長押印、社印押印、請求書3つ折り、封入、ラベリングの手間をかけた後、郵便により相手方に郵送している。
また、請求書受領側(支払側)では、請求書の到着を待たねばならず、結局事前にFAXをもらったり、メールで請求金額を知らせてもらったりと煩雑な作業を行っている。更に、請求書が届いた後においては、使用済み封筒のような廃棄物も出て廃棄作業も付加される。
更に、請求書発行側においては、請求書発行後、請求書受領側(支払側)からの金融機関への入金に伴って、請求金額と入金金額との照合、消込作業が不可欠になり、多数の請求書を発行する事業者の経理部においては極めて煩雑な作業が必要であることが現状である。
近年では、インターネットを利用した請求書発行側と請求書受領側との間の電子決済装置として、特許文献1に開示されているように、債権者端末から提供された取引データに基づいて請求書データを作成し、請求先である債務者端末での閲覧に供して、請求明細項目毎に支払の選択を受け付け、選択された請求明細項目に基づいて、固有のキー情報が付加された支払データが作成され、キー情報は支払データの基となった請求明細項目に対応する取引データに関係付けて記録し、債権者口座への振込処理が行なわれると、その振込処理を指示した支払データのキー情報が取得され、取得されたキー情報と、取引データに関係付けて記録されたキー情報との照合により、請求明細項目毎の消し込み処理を行ない、これにより、債務者側に専用のシステムを設けることを不要にしつつ、債権者が個々の取引に対応した請求項目毎の消し込み処理を行なえるように構成した電子決済装置が提案されている。
しかし、この特許文献1を含め、SaaS(サース、Software as a Service)型の電子請求書アプリケーション、電子請求書受領アプリケーションを利用し、サービス提供事業者の介在の基に請求書発行側と請求書受領側との間の請求書関連の請求業務、更には、決済消込業務を低料金で、かつ、簡略、迅速に実現し得るような電子請求処理サービスシステムが存在しないのが実情である。
特開2003−233757号公報
本発明が解決しようとする問題点は、サービス提供事業者の介在の基に請求書発行側の請求業務を低料金で、かつ、簡略、迅速に実現し得るような電子請求処理サービスシステムが存在しない点である。
本発明は、SaaS型の電子請求書アプリケーションを通信網を経て利用可能に格納するサービス提供事業者のコンピュータシステムと、前記通信網を経て前記電子請求書アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の事業者に対する有償の役務の提供を行うユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記通信網に接続されるとともに、前記ユーザー事業者からの役務の提供によりユーザー事業者に対する支払い義務を有する顧客事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムであって、前記ユーザー事業者のコンピュータ装置は、顧客事業者に対する請求書の基となる請求内容のデータ入力、販売管理ソフトもしくは業務システムで作成された請求データの取り込み、請求内容の承認を行い、通信網を経てサービス提供事業者のコンピュータシステムに送信する端末を具備し、前記サービス提供事業者のコンピュータシステムは、前記電子請求書アプリケーションを通信網を経て他の事業者のコンピュータ装置に送信するアプリケーションサーバーと、前記電子請求書アプリケーション利用のためのWebサイトを構成するWebサーバーと、他の事業者のコンピュータ装置に通信網を経てメールを送信するメールサーバーと、を具備し、前記電子請求書アプリケーションによる処理により送信された請求内容に基づき請求書の体裁を有する請求書データの作成と、前記顧客事業者のコンピュータ装置に通信網を経て請求通知メールの送信とを実行し、前記顧客事業者のコンピュータ装置は、前記請求通知メールを基に通信網を経てサービス提供事業者のコンピュータシステムにアクセスし、通信網を経て前記請求書データを受信して前記ユーザー事業者の支払処理用として出力する端末を具備することを最も主要な特徴とする。
請求項1及び請求項2記載の発明によれば、SaaS型の電子請求書アプリケーションを採用したシステム構成の基に、請求事業者側の請求業務(特に見積書、請求書の発行業務)を電子化し、請求業務の簡略化、迅速化を図ることができ、更には支払事業者側の支払業務の簡略化も図ることも可能な電子請求書サービスシステムを実現し提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1、請求項2記載の発明と同様な効果を奏することに加え、利用料金処理アプリケーションの付加により、サービス提供事業者にとっても電子請求書アプリケーション利用者から利用料金を徴収することができ、また、請求書データの利用者から利用料金の徴収処理も行うことができ、請求業務サービス事業の拡大を図ることが可能な電子請求書サービスシステムを実現し提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様な効果を奏することに加えて、サービス提供事業者のコンピュータシステムにより請求金額の入金に伴う消込処理をも実行するようにしているので、請求事業者側の消込処理作業が不要となり、請求事業者側の作業量低減にも寄与する電子請求書サービスシステムを実現し提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、SaaS型の電子請求書受領アプリケーションを採用したシステム構成の基に、請求書受領業務を電子化し、支払事業者側(請求書受領側)の支払業務の簡略化、迅速化を図ることが可能な電子請求書サービスシステムを実現し提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、サービス提供事業者のコンピュータに格納し、各事業者のコンピュータ装置に通信網を経て提供することによって、請求項1乃至3記載の電子請求書サービスシステムを構築することができる電子請求書サービスシステム用のアプリケーシヨンを実現し提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、サービス提供事業者のコンピュータに格納し、各事業者のコンピュータ装置に通信網を経て提供することによって、請求項6記載の発明と同様な効果を発揮し、かつ、請求書発行後の入金消込処理も効率よく実行することができる電子請求書サービスシステム用のアプリケーシヨンを実現し提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、サービス提供事業者のコンピュータに格納し、各事業者のコンピュータ装置に通信網を経て提供する電子請求書受領アプリケーションを利用して、請求項5記載の電子請求書サービスシステムを構築することができる電子請求書サービスシステム用のアプリケーシヨンを実現し提供することができる。
図1は本発明の実施例1に係る電子請求書サービスシステムの全体構成を示す概略ブロック図である。 図2は本実施例1に係る電子請求書サービスシステムにおけるサービス提供事業者のコンピュータシステムの構成を示す概略ブロック図である。 図3は本実施例1に係る電子請求書サービスシステムにおけるユーザー企業のコンピュータ装置の構成を示す概略ブロック図である。 図4は本実施例1に係る電子請求書サービスシステムにおける顧客企業のコンピュータ装置の構成を示す概略ブロック図である。 図5は本実施例1に係る電子請求書サービスシステムにおける電子請求書アプリケーションに基づいた電子請求書の処理の流れを示す説明図である。 図6は本実施例1に係る電子請求書サービスシステムにおける見積書の一例を示す図である。 図7は本実施例1に係る電子請求書サービスシステムにおける請求書の一例を示す図である。 図8は本発明の実施例2に係る電子請求書サービスシステムの全体構成を示す概略ブロック図である。 図9は本実施例2に係る電子請求書サービスシステムにおけるサービス提供事業者のコンピュータシステムの構成を示す概略ブロック図である。 図10は本実施例1に係る電子請求書サービスシステムにおける電子請求書アプリケーションに基づいた電子請求書の処理の流れを示す説明図である。 図11は本発明の実施例3に係る電子請求書サービスシステムの全体構成を示す概略ブロック図である。 図12は本実施例3に係る電子請求書サービスシステムにおけるサービス提供事業者のコンピュータシステムの構成を示す概略ブロック図である。 図13は本実施例3に係る電子請求書サービスシステムにおけるユーザー企業のコンピュータ装置の構成を示す概略ブロック図である。 図14は本実施例3に係る電子請求書サービスシステムにおける取引企業のコンピュータ装置の構成を示す概略ブロック図である。 図15は本実施例3に係る電子請求書サービスシステムにおける電子請求書アプリケーションに基づいた電子請求書の処理の流れを示す説明図である。 図16は本発明の実施例1に係る電子請求書サービスシステムを代理店運用形態とした応用例を示す概略ブロック図である。 図17は本発明の実施例1に係る電子請求書サービスシステムのサービス提供事業者を中心とする企業群、代理店群の階層構造を示す説明図である。
本発明は、SaaS型の電子請求書アプリケーションを利用し、サービス提供事業者の介在の基に請求書発行側の請求処理業務を低料金で、かつ、簡略、迅速に実現し得る電子請求処理サービスシステムを実現し提供するという目的を、SaaS型の電子請求書アプリケーションを通信網を経て利用可能に格納するとともに、電子請求書アプリケーション利用による利用料金処理アプリケーションを格納するサービス提供事業者のコンピュータシステムと、前記通信網を経て前記電子請求書アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の事業者に対する有償の役務の提供を行うユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記通信網に接続されるとともに、前記ユーザー事業者からの役務の提供によりユーザー事業者に対する支払い義務を有する顧客事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムであって、前記ユーザー事業者のコンピュータ装置は、顧客事業者に対する請求書の基となる請求内容のデータ入力、販売管理ソフトもしくは業務システムで作成された請求データの取り込みを行う営業担当端末と、請求内容の承認を行う営業上長端末と、請求書の基となる振込み口座等の外部データの出力及び前記電子請求書アプリケーションの利用料金の支払い処理を行う経理担当端末と、を具備し、通信網を経て請求内容のデータ及び外部データをサービス提供事業者のコンピュータシステムに送信し、前記サービス提供事業者のコンピュータシステムは、前記電子請求書アプリケーションを通信網を経て他の事業者のコンピュータ装置に送信するアプリケーションサーバーと、前記電子請求書アプリケーション利用のためのWebサイトを構成するWebサーバーと、他の事業者のコンピュータ装置に通信網を経てメールを送信するメールサーバーと、を具備し、前記電子請求書アプリケーションによる処理により送信された請求内容のデータ及び外部データに基づき請求書の体裁を有する請求書データ及び請求書データに関連する明細データを作成し、前記顧客事業者のコンピュータ装置に通信網を経て請求通知メールの送信を実行し、前記顧客事業者のコンピュータ装置による通信網を経た請求書データの利用に応じて従量課金の態様で課金し、前記通信網に接続され、サービス提供事業者が口座を開設している金融機関サーバーを通じて料金の徴収処理を実行し、前記ユーザー事業者のコンピュータ装置における経理担当端末に対して通信網を経て利用料金の請求メールを送信して前記通信網に接続されている金融機関サーバーを通じて電子請求書アプリケーションの利用料金の徴収処理を実行し、前記顧客事業者のコンピュータ装置は、前記請求通知メールを基に通信網を経てサービス提供事業者のコンピュータシステムにアクセスし、通信網を経て前記請求書データ及び明細データを受信して前記ユーザー事業者への支払処理用として出力するとともに、請求書データの利用に応じた利用料金を前記金融機関サーバーにおけるサービス提供事業者の口座に入金する処理を行う顧客企業担当端末を具備する構成により実現した。
以下、本発明の実施例1に係る電子請求書サービスシステムについて図面を参照して詳細に説明する。
本実施例1に係る電子請求書サービスシステム1は、図1に示すように、SaaS(サース、Software as a Service)型のカレンダー機能をも有する電子請求書アプリケーションをインターネットのような通信網2を経て利用可能に保持するサービス提供事業者のコンピュータシステム11と、前記通信網2を経て前記電子請求書アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の事業者に対する有償の役務の提供を行う複数(例えばN個:Nは正の整数)のユーザー事業者であるユーザー企業のコンピュータ装置31と、前記通信網2に接続されるとともに、前記ユーザー企業からの役務の提供によりユーザー企業に対する支払い義務を有する複数(例えばN個:Nは正の整数)の顧客事業者である顧客企業のコンピュータ装置51と、を有している。
また、前記通信網2に接続される金融機関サーバー101は、サービス提供事業者、ユーザー企業、顧客企業との各個別契約に基づいたネットバンキング機能を有している。
ここに、アプリケーションとは、アプリケーションソフトウェア又はアプリケーションプログラムを意味するものとして以下の説明を行う。
前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11は、図2に示すように、前記通信網2に接続したルーターのような通信送受信処理部12と、電子請求書アプリケーションに基づくサービス提供事業者のWEBサイトを構成するWebサーバー13と、各種メールの送受信を行うメールサーバー14と、電子請求書アプリケーションを例えばハードディスクに格納しているアプリケーションサーバー15と、電子請求書アプリケーションに基づいて作成する各種のデータを記憶するDB(データベース)16と、前記サービス提供事業者の担当者が操作する担当者端末(例えばノート型コンピュータ等:以下同様)17と、担当者端末17に接続したプリンタ(例えばカラープリンタ等)18と、を有している。
更に、前記アプリケーションサーバー15は、ユーザー企業の電子請求書アプリケーション利用に伴う利用料金の処理を行う利用料金処理アプリケーションをハードディスクに格納している
前記ユーザー企業のコンピュータ装置31は、図3に示すように、前記通信網2に接続した通信送受信処理部32と、ユーザー企業の営業担当が操作する営業担当端末33と、ユーザー企業の営業上長が操作する営業上長端末34と、ユーザー企業の経理担当が操作する経理担当端末35と、営業担当端末33、営業上長端末34、経理担当端末35に各々接続したプリンタ(例えばカラープリンタ等)36と、を有している。
前記顧客企業のコンピュータ装置51は、図4に示すように、前記通信網2に接続した通信送受信処理部52と、顧客企業の担当者が操作する顧客企業担当端末53と、顧客企業担当端末53に接続したプリンタ(例えばカラープリンタ等)54と、を有している。
次に、本実施例1に係る電子請求書サービスシステム1におけるサービス提供事業者のコンピュータシステム11による通信網2を経る電子請求書アプリケーション提供に基づいた前記ユーザー企業のコンピュータ装置31から、前記顧客企業のコンピュータ装置51に送信される電子請求書の処理について図5乃至図7をも参照して説明する。
なお、以下の説明では、「請求データ」とは、請求先に対する請求内容、件名、請求金額等をテキスト形式、CSV(Comma-Separated Value)形式又はマイクロソフト社のエクセル(登録商標)形式などで作成したデータを意味し、また、「請求書データ」とは、例えばPDF(Portable Document Format(登録商標))形式、マイクロソフト社のエクセル(登録商標)形式で請求書形態に作成したデータであり、印刷すると紙葉による請求書になるものを意味するものとする。
本実施例1に係る電子請求書サービスシステム1において、図5に示すように、まず、サービス提供事業者のコンピュータシステム11においては、電子請求書の処理に必要な各種アカウントの設定を行う。
また、前記ユーザー企業のコンピュータ装置31においては、サービス提供事業者との電子請求書アプリケーションに関する導入契約が締結された後、経理担当が経理担当端末35を操作し、当該コンピュータ装置31への導入設定を行う。
次に、前記ユーザー企業のコンピュータ装置31においては、営業担当が営業担当端末33を操作し、サービス提供事業者のコンピュータシステム11から通信網2を経て送信される電子請求書アプリケーションに基づき、役務の提供先となる任意数の顧客企業情報(社名、担当者、電話番号、メールアドレス等)を入力し登録する。
前記ユーザー企業の営業担当は、自企業内の役務について顧客企業との商談を受け、営業担当端末33を操作し、前記電子請求書アプリケーションに基づき、当該顧客企業向けの見積書(図6にプリントアウトした態様の見積書一例を示す)を作成する。
作成された見積書は、前記電子請求書アプリケーションに基づき、営業上長が操作する営業上長端末34に送信され営業上長の営業上長端末34の操作により承認される。承認済みの見積書は、例えば、郵送により顧客企業に送られる。又は、前記見積書は営業担当端末33によりPDFデータに変換され、電子メールに添付されて顧客企業の顧客企業担当端末53に送信される。
このようなユーザー企業側の見積書作成、承認の処理の内容は、電子請求書アプリケーションの処理により通信網2を経て前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11に送信される。
前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11においては、電子請求書アプリケーションに基づき、かつ、担当者端末17の操作によりユーザー企業側の見積書承認日登録、見積書有効期限自動計算、売上計上予定月入力、○月度見込み売上一覧が作成され、前記DB16に記憶される。
そして、○月度見込み売上一覧のデータは、営業担当端末33、営業上長端末34、経理担当端末35の操作により電子請求書アプリケーションの処理でこれら各端末に送信され、営業担当、営業上長、経理担当が各々画面により視認することができる。
次に、ユーザー企業からの見積書を受領した顧客企業においては、社内稟議等々を経て顧客企業の担当者は図4に示す顧客企業担当端末53を操作し、前記見積内容に対応する役務を例えば電子メールにて通信網2を経て営業担当端末33に送信する(発注行為)。
このような、顧客企業の受注内容は、電子請求書アプリケーションに基づき通信網2を経て前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11に送信されて、コンピュータシステム11側では電子請求書アプリケーションにより○月度確定売上一覧が作成され、前記DB16に記憶される。
次に、ユーザー企業は、上述した発注内容に応じた役務を顧客企業に提供する。そして、当該役務提供後、顧客企業の検収が終了すると当該役務提供による売上が確定し、ユーザー企業側で受注確定となる。
次に、ユーザー企業の営業担当は、上述した受注が確定した後、営業担当端末33を操作し、電子請求書アプリケーションに基づいて当該売上内容に応じた請求内容としての請求データ(請求内容である請求先会社名、事項、件数、小計、消費税、合計金額等を例えばテキスト形式等)を入力し、若しくは、はユーザー企業内で利用している売上情報を有する販売管理ソフトまたは社内システム請求データをインポートする。
前記請求データは、営業上長端末34による承認を受けた後、電子請求書アプリケーションに基づき通信網2を経て前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11に送信される。
また、ユーザー企業の経理担当端末35からは、外部データ(請求元であるユーザー企業の社名、支払い期日、振込口座、請求承認を示す経理担当等の印影データ等の各種データ)が電子請求書アプリケーションに基づき通信網2を経て前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11に送信される。
前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11においては、ユーザー企業側から送信された請求データ、外部データを基に電子請求書アプリケーションの処理により請求書の体裁を具備する請求書データ(図7にプリントアウトした態様の請求書の一例を示す)及びその明細データが作成され、前記DB16に記憶される。
次に、前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11においては、電子請求書アプリケーションの処理により顧客企業向けに、例えば「ユーザー企業から御社宛の請求書が発行されています」との内容からなる請求通知メールが作成され、サービス提供事業者のコンピュータシステム11のURL(Uniform Resource Locator)付でメールサーバー14から通信網2を経て顧客企業担当端末53に送信される。
そして、顧客企業担当端末53において、担当者が顧客企業担当端末53を操作し前記URLをクリックすると、前記コンピュータシステム11のWebサーバー13が提供する顧客企業専用ページへログインできる画面が表示され、顧客企業担当端末53において、固有のID、パスワードでログインすることで、前記請求書データ及び明細データが通信網2を経て顧客企業担当端末53に送信され、この顧客企業担当端末53の画面に表示される。また、前記プリンタ54によりプリントアウトして紙葉として請求書とすることもできる。
この場合、顧客企業に対しては、顧客企業担当端末53にて前記請求書データの利用に伴い、その枚数に応じた従量課金制(顧客企業担当端末53によって当該請求書データを閲覧若しくはダウンロードした時点で例えば1通70円)の態様で課金される。
この後、顧客企業の担当者は、顧客企業担当端末53を操作し、通信網2を経て金融機関サーバー101と交信し、金融機関サーバー101のネットバンキング機能を利用してユーザー企業に対し前記請求書の記載事項に応じた支払い処理を行い、また、通信網2を経て金融機関サーバー101と交信し、前記請求書データの利用に伴う料金を金融機関サーバー101のネットバンキング機能を利用して前記サービス提供事業者に支払う処理を行う。
以上のような処理が、前記サービス提供事業者が提供する電子請求書アプリケーションに基づいて個々のユーザー企業のコンピュータ装置31と、前記コンピュータシステム11との間で通信網2を経て個別に実行され、また、前記顧客企業担当端末53と前記コンピュータシステム11との間で通信網2を経て個別に実行される。
次に、前記利用料金処理アプリケーションによる前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11からユーザー企業のコンピュータ装置31に対する利用料金の請求処理について説明する。
前記コンピュータシステム11においては、上述したようなユーザー企業のコンピュータ装置31から顧客企業のコンピュータ装置51に対する請求書データの枚数を、前記利用料金処理アプリケーションの処理により集計するとともに、前記電子請求書アプリケーションの利用料金についての請求メールを作成し、前記メールサーバー14から通信網2を経てユーザー企業の経理担当端末35に送信する。
ユーザー企業の経理担当端末35は、前記請求メールを受信し、経理担当は経理担当端末35を操作し、通信網2を経て金融機関サーバー101と交信し、金融機関サーバー101のネットバンキング機能を利用して前記サービス提供事業者の口座に対する前記電子請求書アプリケーションの利用料金の振込み処理を実行する。なお、利用料金の振込み処理は銀行ATMを利用してもよいことはもちろんである。
前記コンピュータシステム11側で、担当者が担当者端末17にて入金を確認することで、利用料金に関する処理が終了する。なお、この場合の入金の確認は銀行ATMを利用しての預金通帳への記帳によるものでもよい。
以上のような利用料金に関する処理が、前記サービス提供事業者が提供する利用料金処理アプリケーションに基づいてサービス提供事業者のコンピュータシステム11と、個々のユーザー企業のコンピュータ装置31との間で個別に実行される。
本実施例1に係る電子請求書サービスシステム1において、前記サービス提供事業者が代理店制度を採用し、代理店に前記コンピュータシステム11による一連の処理を代行させる場合もあるが、これについては後述する。
本実施例1に係る前記SaaS型の電子請求書アプリケーションを採用した電子請求書サービスシステム1によれば、以下のような作用、効果を発揮する。
(1)ユーザー企業側のコンピュータ装置31において見積書の作成、見積書の承認、請求データの入力、請求データの承認を行い通信網2を経てサービス提供事業者のコンピュータシステム11に送信できる。
(2)サービス提供事業者のコンピュータシステム11において請求データに基づく請求書データ(例えばPDF形式)及びその明細データの作成、顧客企業のコンピュータ装置51への請求通知メール(コンピュータシステム11のURL付)の自動送信(又は手動送信)を行うことができる。
(3)顧客企業のコンピュータ装置51において前記コンピュータシステム11のURLクリックによる通信網2を経ての請求書データ、その明細データのダウンロード、顧客企業担当端末53への画面表示やプリンタ54によるプリントアウトによる紙葉形態の請求書の取得を行うことができ、当該請求書の記載事項に応じた支払い処理が簡略となる。
(4)また、前記利用料金処理アプリケーションによるサービス提供事業者のコンピュータシステム11と、ユーザー企業側のコンピュータ装置31との交信により、ユーザー企業側の電子請求書アプリケーションを利用した請求書発行に伴って、顧客企業担当端末53による前記請求書の閲覧若しくはダウンロードすることにより生じる利用料金に関する顧客企業からの従量課金制の態様からなる料金徴収処理も簡略に実行することができる。
更に、前記電子請求書アプリケーションに付帯させる機能として以下の各項目を挙げることができる。
すなわち、ユーザー企業のコンピュータ装置31によって、作成した見積書に基づき見込み売上を計上する処理、承認後の請求書に基づき確定売上を計上する処理、送信後の請求書に基づき確定売上として売掛金を管理する処理等の販売管理処理を実行する。
更に、送信後の請求書は仕訳データに変換して、例えばCSV形式で会計ソフトや会計システムにエクスポートする、請求書発行先ごとにID、パスワードを発行する、請求書データの削除(期間設定可能)を実行させる、営業担当、営業上長、経理担当等のコンピュータ装置31の利用者について権限階層を付与する、見積書や請求書の作成、承認、送信の承認経路設定機能を付加する、会社印、担当者印の登録を実行可能とする、顧客企業情報の登録、修正をできる機能を付加する、全ステータス管理を実行できる機能を付加する、同時に複数担当者のアクセス、操作ができる機能を付加する、銀行振り込みの他、自動引き落とし、クレジットカード決済などができる機能を付加する、営業上長の承認処理は携帯電話により対応可能とする等の各項目を挙げることができる。
更に、従来、企業から、債権、債務を持つ顧客、取引先に残高の確認を行う作業は、残高確認用の書類を監査法人又は企業経理部に郵送にて行っているが、上述した電子請求書アプリケーションに対して、上述したような残高確認処理を行うための機能を付加することもできる。
本実施例1に係る前記SaaS型の電子請求書アプリケーション及び利用料金処理アプリケーションを採用した電子請求書サービスシステム1によれば、総括して請求業務(特に見積書、請求書の発行業務)を電子化し、低廉な利用料金の基に請求業務の簡略化、迅速化を図ることが可能であり、更には支払側の支払業務の簡略化も図ることが可能となる。
また、サービス提供事業者にとっても、SaaS型の電子請求書アプリケーション及び利用料金処理アプリケーションを格納したシステム構成の基に、請求業務サービス事業の拡大を図ることが可能となる。
次に、本発明の実施例2に係る電子請求書サービスシステム1Aについて図8乃至図10を参照して詳細に説明する。
なお、本実施例2に係る電子請求書サービスシステム1Aにおいて、実施例1に係る電子請求書サービスシステム1の場合と同一の要素には同一の符合を付し、その詳細説明は省略する。
本実施例2に係る電子請求書サービスシステム1Aは、基本的構成は実施例1に係る電子請求書サービスシステム1の場合と同様であるが、図9に示すように、サービス提供事業者のコンピュータシステム11におけるアプリケーションサーバー15に、前記電子請求書アプリケーションに付加して電子請求書消込アプリケーションをも格納し、かつ、前記利用料金処理アプリケーションも格納し、サービス提供事業者のコンピュータシステム11にて電子請求書消し込みアプリケーションの処理による顧客企業からの入金消込処理をも実行するようにしたこと、金融機関サーバー101に、図8に示すように、サービス提供事業者の信託口座を開設し、多数の顧客企業別に当該信託口座の口座番号を個別に割り当てるようにしたことが特徴である。
なお、サービス提供事業者の信託口座を利用しない場合、ユーザー企業が直接銀行サービスと契約した場合でも同様の口座番号個別付与が可能となる。
次に、本実施例2に係る電子請求書サービスシステム1Aにおける電子請求書の一連の処理について、電子請求書消し込みアプリケーションの処理を主にし、図10をも参照して説明する。
本実施例2に係る電子請求書サービスシステム1Aにおいて、まず、サービス提供事業者のコンピュータシステム11においては、担当者端末17の操作によって、電子請求書の処理に必要な各種アカウントの設定を行い、かつ、顧客企業別にサービス提供事業者の信託口座の割り当て(登録済の顧客企業別に信託口座番号の割り当て)を実行し、前記DB16に記憶する。
この顧客企業別に信託口座番号の一覧データは、前記ユーザー企業の経理担当端末35の操作に応じて前記Webサーバー13、通信網2を通じ経理担当端末35の画面に出力される。
本実施例2に係る電子請求書サービスシステム1Aにおいて、営業担当端末33の操作による見積書作成処理から、サービス提供事業者のコンピュータシステム11において請求書データ、明細データが作成され、前記DB16に記憶されるまでの処理は、既述した実施例1の電子請求書サービスシステム1による処理と同様である。
但し、顧客企業のコンピュータ装置51からユーザー企業のコンピュータ装置31に役務の発注処理があった段階で、上述した信託口座番号が自動的に割り当てられる。
信託口座番号の割り当て処理については、まず、サービス提供事業者側で300口座を購入した後、例えばユーザー企業へ1〜99口座までの範囲で手作業にて付与する。次に、1〜99口座までの各信託口座番号を各顧客企業に自動的に割り当てるような例を挙ることができる。
次に、前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11においては、電子請求書アプリケーションの処理により顧客企業向けに、例えば「ユーザー企業から御社宛の請求書が発行されています」との内容からなり、かつ、当該顧客企業に割り当てた前記サービス提供事業者の信託口座番号を付した信託口座請求通知メールが作成され、更に、サービス提供事業者のコンピュータシステム11のURL付でメールサーバー14から通信網2を経て顧客企業担当端末53に送信される。
顧客企業担当端末53において、担当者が顧客企業担当端末53を操作し前記URLをクリックすると、まずWebサーバー13が提供する顧客専用ページへのログイン画面が表示され、顧客ごとに固有のID、パスワードでログインすると、前記請求書データ及び明細データが通信網2を経て顧客企業担当端末53に送信され、この顧客企業担当端末53の画面に表示される。また、前記プリンタ54によりプリントアウトして紙葉として請求書とすることもできる。
また、顧客企業の担当者は、顧客企業担当端末53を操作し通信網2を介して前記金融機関サーバー101と交信し、ネットバンキング機能を利用して前記請求書の記載金額を、自社に割り当てられた前記サービス提供事業者の信託口座番号の口座に振り込む処理を実行する。金融機関サーバー101は当該振り込み金額データを記憶する。
次に、前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11は、金融機関サーバー101から通信網2を経て入金データ(顧客企業からの振込金額データ)をダウンロードし、電子請求書消込アプリケーションによって対応する請求書データとの突合を行い、消込処理が実行される。
また、この他に、ユーザー企業の営業担当が操作する営業担当端末33が、金融機関サーバー101から通信網2を経て入金データ(顧客企業からの振込金額データ)をダウンロードし、電子請求書消込アプリケーションによって対応する請求書データとの突合を行い、消込処理を実行するようにすることもできる。
次に、前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11により消込処理を実行した場合、前記コンピュータシステム11は、通信網2を経て振込結果通知をユーザー企業の経理担当端末35に送信し、また、前記金融機関サーバー101と交信し、ネットバンキング機能を利用してユーザー企業の口座に前記振込金額を振込む処理を行う。
そして、ユーザー企業の経理担当は、経理担当端末35を操作してサービス提供事業者からの入金データを確認し、仮に不符合の場合には個別に当該顧客企業に確認することになる。
上述した消込処理の具体例を以下に説明する。
請求書を発行するユーザー企業をA社、顧客企業を、あ株式会社〜お株式会社の5社とした場合、
(1)あ株式会社
売掛金8,000,000円(入金日○月2日) 入金口座000001 8,000,000円⇒符合
(2)い株式会社
売掛金 700,000円(入金日○月4日) 入金口座000002 700,000円⇒符合
(3)う株式会社
売掛金 51,500円(入金日○月5日) 入金口座000003 50,000円⇒不符合
(4)え株式会社
売掛金 120,000円(入金予定日25日)入金口座000004 0円⇒不符合
(5)お株式会社
売掛金 100,000円(入金日○月30日)入金口座000005 110,000円⇒不符合
となる。
サービス提供事業者のコンピュータシステム11は、上記の一覧を例えば担当者端末17の画面に表示させ、A社に対して不符合の報告と、入金された8,860,000円をA社の銀行口座に振り込むことになる。
この場合の、サービス提供事業者側の手数料としては、例えば消込セット(消込、結果報告、入金額の口座振込)は任意の回数実行可能とし、利用1セット3,000円×回数とする等の例を挙げることができ、ユーザー企業に課金される。
以上のような処理が、前記サービス提供事業者が提供する電子請求書アプリケーション及び電子請求書消込アプリケーションに基づいて個々のユーザー企業のコンピュータ装置31と、サービス提供事業者のコンピュータシステム11との間で個別に実行される。
なお、上述した消込、結果報告、入金額を口座に振り込む処理を除いた場合の前記利用料金処理アプリケーションによる前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11からユーザー企業のコンピュータ装置31に対する請求処理、ユーザー企業のコンピュータ装置31側の支払い処理は、実施例1の場合と同様である。
本実施例2に係る電子請求書サービスシステム1Aによれば、実施例1の場合と同様に、前記SaaS型の電子請求書アプリケーション及び利用料金処理アプリケーションを採用した構成の基に、総括して請求業務(特に見積書、請求書の発行業務)を電子化し、低廉な利用料金の基に請求業務の簡略化、迅速化を図ることが可能となる。
加えて、本実施例2に係る電子請求書サービスシステム1Aによれば、前記電子請求書消込アプリケーションを付加し、ユーザー企業から顧客企業への請求を行なう際に、ユーザー企業の口座を使用せずに、サービス提供事業者から顧客企業に対してサービス提供事業者の信託口座の番号を付した信託口座請求通知メールを通信網2を経て顧客企業のコンピュータ装置51に送信し(図10参照)、顧客企業からサービス提供事業者の信託口座に請求代金を振り込ませ、サービス提供事業者のコンピュータシステム11による処理により当該請求書に応じた入金の消込を行う。
その後、振込結果報告をユーザー企業の経理担当端末35に送信して経理担当の確認に供し、また、前記金融機関サーバー101と交信し、ネットバンキング機能を利用して当該振込金額をユーザー企業の口座に振り込み処理を行うように構成しているので、低廉な消込セット(消込、結果報告、入金額を口座に振り込み)料金を支払うだけで、ユーザー企業側は、請求書発行に伴う顧客企業からの入金の煩雑な消込処理を実行することなく入金確認を行うことができる。
次に、本発明の実施例3に係る電子請求書サービスシステム1Bについて図11乃至図15を参照して詳細に説明する。
本実施例3に係る電子請求書サービスシステム1Bは、図11に示すように、SaaS(Software as a Service)型のカレンダー機能をも有する電子請求書受領アプリケーションをインターネットのような通信網2を経て利用可能に保持するサービス提供事業者のコンピュータシステム11と、前記通信網2を経て前記電子請求書受領アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の事業者に対して商品等を発注するユーザー事業者である複数(例えばN個:Nは正の整数)のユーザー企業のコンピュータ装置31Aと、前記通信網2を経て前記ユーザー企業からの所定の役務の注文を受け、役務の提供によってユーザー企業に対して請求書を発行する複数(例えばN個:Nは正の整数)の取引事業者である取引企業(下請企業)のコンピュータ装置71と、を有している。
また、前記通信網2に接続される金融機関サーバー101は、サービス提供事業者、ユーザー企業、顧客企業との各個別契約に基づいたネットバンキング機能を有している。
前記サービス提供事業者のコンピュータシステム11は、図12に示すように、前記通信網2に接続したルーターのような通信送受信処理部12と、電子請求書受領アプリケーションに基づくサービス提供事業者のWEBサイトを構成するWebサーバー13と、各種メールの送受信を行うメールサーバー14と、電子請求書受領アプリケーションを例えばハードディスクに格納しているアプリケーションサーバー15と、電子請求書受領アプリケーションに基づいて作成する各種のデータを記憶するDB(データベース)16と、前記サービス提供事業者の担当者が操作する担当者端末(例えばノート型コンピュータ等:以下同様)17と、担当者端末17に接続したプリンタ(例えばカラープリンタ等)18と、を有している。
前記ユーザー企業のコンピュータ装置31Aは、図13に示すように、前記通信網2に接続した通信送受信処理部32aと、ユーザー企業の主管部(例えば購買部等)担当が操作する主管部担当端末33aと、ユーザー企業の主管部上長が操作する主管部上長端末34aと、ユーザー企業の経理担当が操作する経理担当端末35aと、主管部担当端末33a主管部上長端末34a経理担当端末35aに各々接続したプリンタ(例えばカラープリンタ等)36と、を有している。
前記取引企業のコンピュータ装置71は、図14に示すように、前記通信網2に接続した通信送受信処理部72と、取引企業の担当者が操作する取引企業担当端末73と、取引企業担当端末73に接続したプリンタ(例えばカラープリンタ等々)74と、を有している。
次に、本実施例3に係る電子請求書サービスシステム1Bにおける電子請求書受領アプリケーションに基づく処理の流れを図15を参照して説明する。
本実施例3に係る電子請求書サービスシステム1Bは、取引企業がユーザー企業に請求書を発行し、ユーザー企業から取引企業に対応する金額を振り込む処理を実行するものである。
本実施例3に係る電子請求書サービスシステム1Bにおいて、図15に示すように、まず、サービス提供事業者のコンピュータシステム11においては、電子請求書受領の処理に必要な各種アカウントの設定を行い、また、受領側URLを発行する。
次に、前記ユーザー企業のコンピュータ装置31Aにおいては、サービス提供事業者との電子請求書受領アプリケーションに関する導入契約が締結された後、経理担当が経理担当端末35aを操作し、当該コンピュータ装置31Aへの導入設定を行う。
次に、前記ユーザー企業の主管部担当が主管部担当端末33aを操作し、サービス提供事業者のコンピュータシステム11から通信網2を経て送信される電子請求書受領アプリケーションに基づき、支払い先となる任意数の取引企業情報(社名、担当者、電話番号、メールアドレス等)を入力し登録する。
また、前記ユーザー企業の主管部担当は、主管部担当端末33aを操作し、管理画面URLをメールで通信網2を経て取引企業の取引企業担当端末73宛に送信する。
次に、前記ユーザー企業においては、社内の提案を受け社内稟議を経た後、取引企業に所定の役務を発注する。
そして、取引企業が役務提供を提供し、ユーザー企業の主管部担当が検収を行い、検収終了によりユーザー企業に対して当該役務に関する支払いが確定する。
この段階で、ユーザー企業の主管部担当は、主管部担当端末33aを操作し、通信網2を経て取引企業の取引企業担当端末73宛に管理画面URL付のリマインドメール(請求書の送信要求メール)を送信する。
リマインドメールを受信した取引企業の取引企業担当は、取引企業担当端末73を操作し、当該役務に関する請求書を作成し、例えばPDF形式として電子メールに添付して通信網2を経てサービス提供事業者のコンピュータシステム11に送信する。なお、紙葉により作成した請求書を、郵送によりサービス提供事業者に郵送することも可能である。
なお、取引企業担当端末73側で電子請求書アプリケーションを導入している場合には、これに基づく請求書データとしサービス提供事業者のコンピュータシステム11に送信することも可能である。
そして、コンピュータシステム11において電子請求書受領アプリケーションの処理により請求書データが請求データに変換される(電子請求書アプリケーションに基づく請求書データの場合)。電子メールに添付された請求書、郵送による請求書の場合には、コンピュータシステム11において係員操作により請求データが作成される。
前記請求データは、コンピュータシステム11から通信網2を経てユーザー企業の主管部担当端末33aに送信され、主管部担当端末33aの画面に表示される。
そして、主管部担当による支払内容の確認、主管部上長端末34aの操作による支払い内容承認、経理担当端末35aの操作による証憑印刷が実行される。
また、前記請求データは、CSV形式でダウンロードすることもでき、前記コンピュータシステム11から通信網2を経てユーザー企業の経理担当が扱う会計システム(図13、図15には図示せず)にエクスポートされ、ユーザー企業の会計処理に供される。
最後に、ユーザー企業の経理担当は経理担当端末35aを操作し、通信網2を経てコンピュータシステム11と交信し、電子請求書受領アプリケーション処理による振込一覧データを経理担当端末35aにインポートし、前記金融機関サーバー101と交信して上述した請求データに応じた金額を、ネットバンキング機能を利用して、前記取引企業の口座に振り込み、処理を終了する。
なお、図15には図示していないが、本実施例3に係る電子請求書サービスシステム1Bにおけるユーザー企業が電子請求書受領アプリケーションを利用する場合の利用料金は、前記取引企業に課金するものである。
本実施例3に係る前記SaaS型の電子請求書受領アプリケーションを採用した電子請求書サービスシステム1Bによれば、以下のような作用、効果を発揮する。
(1)SaaSの事業者のコンピュータシステム11により請求書データを受領する管理画面を通信網2を経て取引企業のコンピュータ装置71に送信できる。
(2)前記取引企業のコンピュータ装置71にて作成した例えばPDF形式の請求書データを、通信網2を経てSaaSの事業者のコンピュータシステム11において受信し、請求データ、仕訳データ用に活用できる。
なお、前記取引企業のコンピュータ装置71が、電子請求書アプリケーション(送信側)を採用している場合には、この電子請求書アプリケーションにて作成した請求書データを請求データに変換できる。
(3)変換した請求データ、仕訳データをSaaSの事業者のコンピュータシステム11から通信網2を経てユーザー企業のコンピュータ装置31に送信できる。
(4)ユーザー企業のコンピュータ装置31Aにおいて、受信した請求データ、仕訳データを会計システムにエクスポートし、会計業務に活用でき、仕訳入力の手間を省く事が可能となる。
(5)ユーザー企業のコンピュータ装置31Aにおいて、SaaSの事業者のコンピュータシステム11にて作成した振込一覧データを経理担当端末35aにて受信しチェックできるとともに、上述した請求データをネットバンキングにエクスポートできる。
(6)ユーザー企業のコンピュータ装置31において、取引企業情報として登録しておけば振込データに変換できる。
(7)ユーザー企業のコンピュータ装置31において自動的に登録している取引先にリマインドメールを取引企業のコンピュータ装置71に送信できる。
更に、前記電子請求書受領アプリケーションに付帯させる機能として以下の各項目を挙げることができる。
すなわち、ユーザー企業のコンピュータ装置31において売上と原価の紐付けができる他、ユーザー企業のコンピュータ装置31において取引企業情報の登録、修正ができ、主管部担当、主管部上長、経理担当等のコンピュータ装置31Aの利用者について権限階層を付与することができ、同時に複数担当者のアクセス、操作ができる機能を付加することができる機能を付加することができ、主管部上長の承認処理は携帯電話により対応可能とする等々の各項目を挙げることができる。
本実施例3に係る前記SaaS型の電子請求書受領アプリケーションを採用した電子請求書サービスシステム1Bによれば、取引企業のコンピュータ装置71から通信網2を経て送信された請求書データを前記コンピュータシステム11にて請求データに変換した後、その請求データを取引企業に対して振込を行うユーザー企業のコンピュータ装置31に送信し、ユーザー企業のコンピュータ装置31において当該請求データを会計システムにエクスポートし、会計業務に活用したり、インターネットバンキング用としてエクスポートすることができるので、請求書に対する支払業務を電子化することができ、低廉な利用料金の基に支払業務の簡略化、迅速化を図ることが可能となる。
次に、図16、図17を参照して、本発明の応用例について説明する。
図16は、実施例1のSaaS型の電子請求書アプリケーションを採用した電子請求書サービスシステム1に替えて、サービス提供事業者と委託契約をした代理店が、実施例1の電子請求書サービスシステム1と同様なサービスを行う電子請求書サービスシステム1Cの構成を示すものである。
図16に示す電子請求書サービスシステム1Cにおいて、実施例1の電子請求書サービスシステム1と同一の要素には同一の符合を付し、その詳細説明は省略する。
図16に示す電子請求書サービスシステム1Cは、実施例1の電子請求書サービスシステム1と同様な処理を行うが、代理店が前記コンピュータシステム11と同様なコンピュータシステム11Aを運営して、電子請求書アプリケーションの提供サービスを行い、電子請求書アプリケーションの利用に伴う利用料金の請求及び入金を代理店が行って、所定のマージンを差し引き、差し引き後の利用料金をサービス提供事業者へ入金するように構成したものである。
この他、図示しないが実施例1の電子請求書サービスシステム1を代理店に運営させて、電子請求書アプリケーションの利用に伴う利用料金の請求及び入金をサービス提供事業者が行い、所定のマージンを代理店に支払う構成とすることもできる。
図17は、本実施例1乃至3に共通するサービス提供事業者を中心とする企業群、代理店群の階層構造の一例を示すものである。
この階層構造としては、サービス提供事業者の直接のユーザーである複数のユーザー企業、各ユーザー企業各々の顧客である複数の顧客企業群の例を挙げることができる。
また、サービス提供事業者は、複数の一次代理店と委託契約を結び、各一次代理店は各々複数の二次代理店と委託契約を結ぶ例を挙げることができる。
そして、ある代理店の紹介で獲得したユーザー企業は、その代理店と紐付くようにすることで、サービス提供事業者の業務展開の拡張に資することができる。
本発明は、上述したようなユーザー企業、顧客企業、取引企業のような企業間の電子請求書処理業務に適用する場合の他、官公庁や地方自治体とこれに関連する企業との間の電子請求書処理業務、各種公共団体とこれに関連する企業等との間の電子請求書処理業務に広範に適用可能である。
1 電子請求書サービスシステム
1A 電子請求書サービスシステム
1B 電子請求書サービスシステム
1C 電子請求書サービスシステム
2 通信網
11 コンピュータシステム
11A コンピュータシステム
12 通信送受信処理部
13 Webサーバー
14 メールサーバー
15 アプリケーションサーバー
16 データベース
17 担当者端末
18 プリンタ
31 コンピュータ装置
31A コンピュータ装置
32 通信送受信処理部
32a 通信送受信処理部
33 営業担当端末
33a 主管部担当端末
34 営業上長端末
34a 主管部上長端末
35 経理担当端末
35a 経理担当端末
36 プリンタ
51 コンピュータ装置
52 通信送受信処理部
53 顧客企業担当端末
54 プリンタ
71 コンピュータ装置
72 通信送受信処理部
73 取引企業担当端末
74 プリンタ

Claims (8)

  1. SaaS型の電子請求書アプリケーションを通信網を経て利用可能に格納するサービス提供事業者のコンピュータシステムと、前記通信網を経て前記電子請求書アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の事業者に対する有償の役務の提供を行うユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記通信網に接続されるとともに、前記ユーザー事業者からの役務の提供によりユーザー事業者に対する支払い義務を有する顧客事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムであって、
    前記ユーザー事業者のコンピュータ装置は、顧客事業者に対する請求書の基となる請求内容のデータ入力、販売管理ソフトもしくは業務システムで作成された請求データの取り込み、請求内容の承認を行い、通信網を経てサービス提供事業者のコンピュータシステムに送信する端末を具備し、
    前記サービス提供事業者のコンピュータシステムは、前記電子請求書アプリケーションを通信網を経て他の事業者のコンピュータ装置に送信するアプリケーションサーバーと、前記電子請求書アプリケーション利用のためのWebサイトを構成するWebサーバーと、他の事業者のコンピュータ装置に通信網を経てメールを送信するメールサーバーと、を具備し、前記電子請求書アプリケーションによる処理により送信された請求内容に基づき請求書の体裁を有する請求書データの作成と、前記顧客事業者のコンピュータ装置に通信網を経て請求通知メールの送信とを実行し、
    前記顧客事業者のコンピュータ装置は、前記請求通知メールを基に通信網を経てサービス提供事業者のコンピュータシステムにアクセスし、通信網を経て前記請求書データを受信して前記ユーザー事業者の支払処理用として出力する端末を具備すること、
    を特徴とする電子請求処理サービスシステム。
  2. SaaS型の電子請求書アプリケーションを通信網を経て利用可能に格納するサービス提供事業者のコンピュータシステムと、前記通信網を経て前記電子請求書アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の事業者に対する有償の役務の提供を行うユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記通信網に接続されるとともに、前記ユーザー事業者からの役務の提供によりユーザー事業者に対する支払い義務を有する顧客事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムであって、
    前記ユーザー事業者のコンピュータ装置は、顧客事業者に対する請求書の基となる請求内容のデータ入力、販売管理ソフトもしくは業務システムで作成された請求データの取り込みを行う営業担当端末と、請求内容の承認を行う営業上長端末と、請求書の基となる振込み口座等の外部データを出力する経理担当端末と、を具備し、
    通信網を経て請求内容のデータ及び外部データをサービス提供事業者のコンピュータシステムに送信し、
    前記サービス提供事業者のコンピュータシステムは、前記電子請求書アプリケーションを通信網を経て他の事業者のコンピュータ装置に送信するアプリケーションサーバーと、前記電子請求書アプリケーション利用のためのWebサイトを構成するWebサーバーと、他の事業者のコンピュータ装置に通信網を経てメールを送信するメールサーバーと、を具備し、前記電子請求書アプリケーションによる処理により送信された請求内容のデータ及び外部データに基づき請求書の体裁を有する請求書データ及び請求書データに関連する明細データ作成と、前記顧客事業者のコンピュータ装置に通信網を経て請求通知メールの送信とを実行し、
    前記顧客事業者のコンピュータ装置は、前記請求通知メールを基に通信網を経てサービス提供事業者のコンピュータシステムにアクセスし、通信網を経て前記請求書データ及び明細データを受信して前記ユーザー事業者の支払処理用として出力する顧客企業担当端末を具備すること、
    を特徴とする電子請求処理サービスシステム。
  3. SaaS型の電子請求書アプリケーションを通信網を経て利用可能に格納するとともに、電子請求書アプリケーション利用による利用料金処理アプリケーションを格納するサービス提供事業者のコンピュータシステムと、前記通信網を経て前記電子請求書アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の事業者に対する有償の役務の提供を行うユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記通信網に接続されるとともに、前記ユーザー事業者からの役務の提供によりユーザー事業者に対する支払い義務を有する顧客事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムであって、
    前記ユーザー事業者のコンピュータ装置は、顧客事業者に対する請求書の基となる請求内容のデータ入力、販売管理ソフトもしくは業務システムで作成された請求データの取り込みを行う営業担当端末と、請求内容の承認を行う営業上長端末と、請求書の基となる振込み口座等の外部データの出力及び前記電子請求書アプリケーションの利用料金の支払い処理を行う経理担当端末と、を具備し、通信網を経て請求内容のデータ及び外部データをサービス提供事業者のコンピュータシステムに送信し、
    前記サービス提供事業者のコンピュータシステムは、前記電子請求書アプリケーションを通信網を経て他の事業者のコンピュータ装置に送信するアプリケーションサーバーと、前記電子請求書アプリケーション利用のためのWebサイトを構成するWebサーバーと、他の事業者のコンピュータ装置に通信網を経てメールを送信するメールサーバーと、を具備し、前記電子請求書アプリケーションによる処理により送信された請求内容のデータ及び外部データに基づき請求書の体裁を有する請求書データ及び請求書データに関連する明細データを作成し、前記顧客事業者のコンピュータ装置に通信網を経て請求通知メールの送信を実行し、前記顧客事業者のコンピュータ装置による通信網を経た請求書データの利用に応じて従量課金の態様で課金し、前記通信網に接続され、サービス提供事業者が口座を開設している金融機関サーバーを通じて料金の徴収処理を実行し、前記ユーザー事業者のコンピュータ装置における経理担当端末に対して通信網を経て利用料金の請求メールを送信して前記通信網に接続されている金融機関サーバーを通じて電子請求書アプリケーションの利用料金の徴収処理を実行し、
    前記顧客事業者のコンピュータ装置は、前記請求通知メールを基に通信網を経てサービス提供事業者のコンピュータシステムにアクセスし、通信網を経て前記請求書データ及び明細データを受信して前記ユーザー事業者への支払処理用として出力するとともに、請求書データの利用に応じた利用料金を前記金融機関サーバーにおけるサービス提供事業者の口座に入金する処理を行う顧客企業担当端末を具備すること、
    を特徴とする電子請求処理サービスシステム。
  4. SaaS型の電子請求書アプリケーション及び電子請求書消込アプリケーションを通信網を経て利用可能に格納するとともに、電子請求書アプリケーション利用による利用料金処理アプリケーションを格納するサービス提供事業者のコンピュータシステムと、前記通信網を経て前記電子請求書アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の事業者に対する有償の役務の提供を行うユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記通信網に接続されるとともに、前記ユーザー事業者からの役務の提供によりユーザー事業者に対する支払い義務を有する顧客事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムであって、
    前記ユーザー事業者のコンピュータ装置は、顧客事業者に対する請求書の基となる請求内容のデータ入力、販売管理ソフトもしくは業務システムで作成された請求データの取り込みを行う営業担当端末と、請求内容の承認を行う営業上長端末と、請求書の基となる振込み口座等の外部データの出力及び前記電子請求書アプリケーションの利用料金の支払い処理を行う経理担当端末と、を具備し、通信網を経て請求内容のデータ及び外部データをサービス提供事業者のコンピュータシステムに送信し、
    前記サービス提供事業者のコンピュータシステムは、前記電子請求書アプリケーションを通信網を経て他の事業者のコンピュータ装置に送信するアプリケーションサーバーと、前記電子請求書アプリケーション利用のためのWebサイトを構成するWebサーバーと、他の事業者のコンピュータ装置に通信網を経てメールを送信するメールサーバーと、を具備し、前記電子請求書アプリケーションによる処理により送信された請求内容のデータ及び外部データに基づき請求書の体裁を有する請求書データ及び請求書データに関連する明細データ作成と、前記顧客事業者のコンピュータ装置に通信網を経て信託口座請求通知メールの送信を実行し、前記顧客事業者のコンピュータ装置による通信網を経た請求書データの利用に応じて従量課金の態様で課金し、前記通信網に接続され、サービス提供事業者が口座を開設している金融機関サーバーを通じて料金の徴収処理を実行し、前記ユーザー事業者のコンピュータ装置における経理担当端末に対して通信網を経て電子請求書アプリケーションの利用料金の請求メールを送信して前記通信網に接続されている金融機関サーバーを通じて利用料金の徴収処理を実行し、前記顧客事業者のコンピュータ装置からの入金処理に応じて前記請求書データとの照合により入金消込処理を実行して入金消込処理結果を通信網を経て前記ユーザー企業の経理担当端末に送信する処理を実行し、
    前記顧客事業者のコンピュータ装置は、前記信託口座請求通知メールを基に通信網を経てサービス提供事業者のコンピュータシステムにアクセスし、通信網を経て前記請求書データ及び明細データを受信して前記ユーザー事業者の支払処理用として出力するとともに、前記ユーザー事業者からの請求金額を通信網を経て前記金融機関サーバーにおけるサービス提供事業者の信託口座に入金する処理を行うとともに、請求書データの利用に応じた利用料金を前記金融機関サーバーにおけるサービス提供事業者の口座に入金する処理を行う顧客企業の顧客企業担当端末を具備すること、
    を特徴とする電子請求処理サービスシステム。
  5. SaaS型の電子請求書受領アプリケーションを通信網を経て利用可能に格納するサービス提供事業者のコンピュータシステムと、前記通信網を経て前記電子請求書受領アプリケーションのサービスを受けるとともに、他の事業者に対し有償の役務を発注する有償の役務の提供を行うユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記通信網に接続されるとともに、前記ユーザー事業者からの役務の発注に応じてユーザー事業者に対して請求書を発行する取引事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムであって、
    前記ユーザー事業者のコンピュータ装置は、取引事業者のコンピュータ装置に対して通信網を経て請求書発行を求めるメールを送信するとともに、前記メールに応じて取引事業者がサービス提供事業者を介してユーザー事業者宛に発行する請求書に基づいて前記サービス提供事業者のコンピュータシステムが作成する請求書に対応する請求データを電子請求書受領アプリケーションを利用して通信網を経て受信し、前記取引事業者に対する支払い内容確認、支払内容承認、証憑印刷処理を行うとともに会計システムに入力し、前記サービス提供事業者に対する電子請求書受領アプリケーションの利用料金の支払処理を前記通信網に接続されている金融機関サーバーを通じネットバンキングを利用して行う端末群を具備し、
    前記取引事業者のコンピュータ装置は、前記ユーザー事業者宛で前記サービス提供事業者宛に送る郵送用又は電子メール用の請求書を作成する担当端末を具備し、
    前記サービス提供事業者のコンピュータシステムは、前記取引事業者から受け取る請求書に対応した請求内容、件名、請求金額を含む請求データを作成し通信網を経て前記ユーザー事業者の端末及び会計システムに送信するとともに、前記請求書データを基に前記取引事業者に対する振込一覧データを作成して通信網を経て前記ユーザー事業者の端末に支払い処理用として送信し、前記通信網を経て電子請求書受領アプリケーションの利用料金の請求メールを前記ユーザー事業者の端末に送信し、前記通信網に接続されている金融機関サーバーを通じネットバンキングを利用して利用料金の徴収処理を実行すること、
    を特徴とする電子請求処理サービスシステム。
  6. サービス提供事業者のコンピュータシステムと、他の事業者に対する有償の役務の提供を行うユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記ユーザー事業者からの役務の提供によりユーザー事業者に対する支払い義務を有する顧客事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムに用いられるとともに、前記コンピュータシステムにコンピュータ実行可能に格納したSaaS型の電子請求書処理サービスシステム用のアプリケーションであって、
    前記ユーザー事業者のコンピュータ装置への通信網を経ての提供により、該コンピュータ装置による顧客事業者に対する請求書の基となる請求データの入力、販売管理ソフトもしくは業務システムで作成された請求データの取り込み、請求内容の承認、請求書の基となる振込み口座等の外部データの出力を実行させ通信網を経て送信させる処理と、
    前記コンピュータシステムにおける前記請求データに基づく請求書の体裁を有する請求書データ及びその明細書データの作成処理と、
    前記顧客事業者のコンピュータ装置からの通信網を経ての送信要求に応じて、前記請求書データ及びその明細書データの前記顧客事業者のコンピュータ装置への送信を行う処理と、
    を含むことを特徴とする電子請求処理サービスシステム用のアプリケーション。
  7. サービス提供事業者のコンピュータシステムと、他の事業者に対する有償の役務の提供を行うユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記ユーザー事業者からの役務の提供によりユーザー事業者に対する支払い義務を有する顧客事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムに用いられるとともに、前記コンピュータシステムにコンピュータ実行可能に格納したSaaS型の電子請求書処理サービスシステム用のアプリケーションであって、
    前記ユーザー事業者のコンピュータ装置への通信網を経ての提供により、該コンピュータ装置による顧客事業者に対する請求書の基となる請求データの入力、販売管理ソフトもしくは業務システムで作成された請求データの取り込み、請求内容の承認、請求書の基となる振込み口座等の外部データの出力を実行させ通信網を経て送信させる処理と、
    前記コンピュータシステムにおける前記請求データに基づく請求書の体裁を有する請求書データ及びその明細書データの作成処理と、
    前記顧客事業者のコンピュータ装置からの通信網を経ての送信要求に応じて、前記請求書データ及びその明細書データの前記顧客事業者のコンピュータ装置に対する通信網を経ての送信を行う処理と、
    前記請求書データに基づく顧客事業者から前記通信網に接続されている金融機関サーバーへの入金データと、前記作成した請求書データとを照合し入金消込を行う処理と、
    を含むことを特徴とする電子請求処理サービスシステム用のアプリケーション。
  8. サービス提供事業者のコンピュータシステムと、他の事業者に対して有償の役務の発注を行い、支払い義務が生じるユーザー事業者のコンピュータ装置と、前記ユーザー事業者からの役務の発注に伴いユーザー事業者に対して請求書を発行する取引事業者のコンピュータ装置と、を有する電子請求処理サービスシステムに用いられるとともに、前記コンピュータシステムにコンピュータ実行可能に格納したSaaS型の電子請求書受領処理を行うアプリケーションであって、
    前記取引事業者が発行するユーザー事業者宛の請求書に基づき、請求項目、金額等からなる請求データを作成する処理と、
    作成した請求データを通信網を経て前記ユーザー事業者のコンピュータ装置の端末及び会計システムに送信する処理と、
    前記ユーザー事業者のコンピュータ装置の端末において請求データによる支払内容確認、支払内容承認、証憑印刷処理を実行させる処理と、
    作成した請求データに基づき振り込み一覧データを作成し、通信網を経て前記ユーザー事業者のコンピュータ装置の端末に取引事業者への振り込み用として送信する処理と、
    を含むことを特徴とする電子請求処理サービスシステム用のアプリケーション。
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