JP2012022286A - 撮像装置、および焦点判定プログラム - Google Patents

撮像装置、および焦点判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】合焦状態を判定すること。
【解決手段】撮像装置は、軸上色収差をもつ光学系が形成する被写体像を入力画像として入力する画像入力手段と、画像入力手段により入力された入力画像から各色成分ごとのエッジを検出するエッジ検出手段と、エッジ検出手段により検出された各色成分ごとのエッジに基づいて、軸上色収差以外の要因で生じる各色成分間の解像度変化を補正する補正手段と、補正手段により各色成分間の解像度変化が補正された後の画像から検出された各色成分ごとのエッジのうち、軸上色収差がある2つの色成分のエッジのボケ幅の差を算出する算出手段と、算出手段によって算出されたボケ幅の差に基づいて、合焦状態を判定する合焦状態判定手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、および焦点判定プログラムに関する。
次のようなオートフォーカス装置が知られている。このオートフォーカス装置は、光の色収差を利用してレンズの焦点位置ズレを検出し、検出結果に基づいて焦点調整を行って各色光のぼけを修正する(例えば、特許文献1)。
特開平6−138362号公報
しかしながら、従来のオートフォーカス装置では、AFレンズの位置が合焦位置に対して光軸方向のどちらの方向にずれているかを検出することができず、合焦状態の判定精度が低かった。
本発明による撮像装置は、軸上色収差をもつ光学系が形成する被写体像を入力画像として入力する画像入力手段と、画像入力手段により入力された入力画像から各色成分ごとのエッジを検出するエッジ検出手段と、エッジ検出手段により検出された各色成分ごとのエッジに基づいて、軸上色収差以外の要因で生じる各色成分間の解像度変化を補正する補正手段と、補正手段により各色成分間の解像度変化が補正された後の画像から検出された各色成分ごとのエッジのうち、軸上色収差がある2つの色成分のエッジのボケ幅の差を算出する算出手段と、算出手段によって算出されたボケ幅の差に基づいて、合焦状態を判定する合焦状態判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明による焦点判定プログラムは、軸上色収差をもつ光学系が形成する被写体像を入力画像として入力する画像入力手順と、画像入力手順で入力された入力画像から各色成分ごとのエッジを検出するエッジ検出手順と、エッジ検出手順で検出した各色成分ごとのエッジに基づいて、軸上色収差以外の要因で生じる各色成分間の解像度変化を補正する補正手順と、補正手順で各色成分間の解像度変化が補正された後の画像から検出された各色成分ごとのエッジのうち、軸上色収差がある2つの色成分のエッジのボケ幅の差を算出する算出手順と、算出手順で算出されたボケ幅の差に基づいて、合焦状態を判定する合焦状態判定手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、合焦状態を高精度に判定することができる。
カメラ100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における焦点位置検出処理の流れを示すフローチャート図である。 モデルエッジへの近似例を示す図である。 エッジ領域の背景色の補正例を示す図である。 合焦状態の判定例を示す図である。 2色エッジ間の色差和の算出例を示す第1の図である。 2色エッジ間の色差和の算出例を示す第2の図である。 2×2画素加算時のサンプル位置のずれを示す図である。 第2の実施の形態における焦点位置検出処理の流れを示すフローチャート図である。 ベイヤー配列を示す図である。 ベイヤー配列から同色画素勾配を検出するフィルタの例を示すである。 2×2画素加算時の元画像に対する参照画素範囲を示す図である。 ベイヤー配列上の水平方向のエッジに対する使用画素を示す図である。 ベイヤー配列上の垂直方向のエッジに対する使用画素を示す図である。 ベイヤー配列上の斜め方向のエッジに対する使用画素を示す図である。 第3の実施の形態における焦点位置検出処理の流れを示すフローチャート図である。 補正処理決定のために撮影するチャート画像を示す図である。 エッジ方向による合焦時基準値ずれの変化を示す図である。 補正用の方向性を持つ平滑化フィルタを示す図である。 エッジ方向による合焦時基準値ずれの変化を示す図である。
―第1の実施の形態―
図1は、第1の実施の形態におけるカメラの一実施の形態の構成を示すブロック図である。カメラ100は、操作部材101と、レンズ102と、撮像素子103と、制御装置104と、メモリカードスロット105と、モニタ106とを備えている。操作部材101は、使用者によって操作される種々の入力部材、例えば電源ボタン、レリーズボタン、ズームボタン、十字キー、決定ボタン、再生ボタン、削除ボタンなどを含んでいる。
レンズ102は、複数の光学レンズから構成されるが、図1では代表して1枚のレンズで表している。また、レンズ102を構成するレンズには、後述するAF(Auto Focus/自動焦点調整)のためのAFレンズ(焦点調節用レンズ)が含まれる。撮像素子103は、例えばCCDやCMOSなどのイメージセンサーであり、レンズ102により結像した被写体像を撮像する。そして、撮像によって得られた画像信号を制御装置104へ出力する。
制御装置104は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路により構成され、カメラ100を制御する。なお、制御装置104を構成するメモリには、SDRAMやフラッシュメモリが含まれる。SDRAMは、揮発性のメモリであって、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリとして使用されたり、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、フラッシュメモリは、不揮発性のメモリであって、制御装置104が実行するプログラムのデータや、プログラム実行時に読み込まれる種々のパラメータなどが記録されている。
制御装置104は、撮像素子103から入力された画像信号に基づいて所定の画像形式、例えばJPEG形式の画像データ(以下、「本画像データ」と呼ぶ)を生成する。また、制御装置104は、生成した画像データに基づいて、表示用画像データ、例えばサムネイル画像データを生成する。制御装置104は、生成した本画像データとサムネイル画像データとを含み、さらにヘッダ情報を付加した画像ファイルを生成してメモリカードスロット105へ出力する。
メモリカードスロット105は、記憶媒体としてのメモリカードを挿入するためのスロットであり、制御装置104から出力された画像ファイルをメモリカードに書き込んで記録する。また、メモリカードスロット105は、制御装置104からの指示に基づいて、メモリカード内に記憶されている画像ファイルを読み込む。
モニタ106は、カメラ100の背面に搭載された液晶モニタ(背面モニタ)であり、当該モニタ106には、メモリカードに記憶されている画像やカメラ100を設定するための設定メニューなどが表示される。また、制御装置104は、使用者によってカメラ100のモードが撮影モードに設定されると、撮像素子103から時系列で取得した画像の表示用画像データをモニタ106に出力する。これによってモニタ106にはスルー画が表示される。
本実施の形態では、制御装置104は、撮像素子103からスルー画の入力が開始されると、AF(Autoフォーカス/自動焦点調節)処理を実行して、スルー画表示中に継続して焦点調節を行うことによって、スルー画表示中の常時AF制御を行う。具体的には、撮像素子103から入力されるフレームがRGB表色系で表される画像である場合には、RGBの各色成分ごとの軸上色収差の違いにより各色成分の光軸上の合焦位置は異なるため、光軸上の合焦位置の前後においてエッジ領域の各色成分のボケ幅の大小関係が逆転するという点に着目し、2色間のエッジのボケ幅の差に基づいて現在の合焦状態を判定する。そして、現在のAFレンズ位置が合焦位置から光軸方向のどちらの方向にずれているかを判定して、スルー画表示中の常時AF制御を実現する。なお、光軸上の合焦位置の前後においてエッジ領域の各色成分のボケ幅の大小関係が逆転する点についての具体例は、図5により後述する。
ここで、一般的なデジタルカメラで使用されている光学系(レンズ102)や撮像素子103の場合、上述した各色成分のボケ幅は数画素から数十画素単位の広がりを持つのに対して、2色間のボケ幅の差はその10分の1から100分の1程度しかなく、このボケ幅の差は、画素単位でしか行なえないボケ幅の測定誤差に対して小さいため、直接ボケ幅の測定結果からボケ幅の差を精度良く求めることは困難である。このため、本実施の形態では、制御装置104は、以下に説明するように、画素値の集合分類と集合ごとの統計量とに基づいて間接的に2色間のボケ幅の差を算出し、現在のAFレンズ位置が合焦位置から光軸方向のどちらの方向にずれているかを判定することにより、合焦状態を判定する。
図2は、第1の実施の形態におけるスルー画表示中に常時AF制御を行なうための焦点位置検出処理の流れを示すフローチャートである。図2に示す処理は、撮像素子103からスルー画の入力が開始されると起動するプログラムとして、制御装置104によって実行される。なお、本実施の形態では、RとGとの間に軸上色収差があり、光軸上の合焦位置よりも撮像素子103側にピントがずれている場合、すなわち後ピンの場合にはRがGよりもぼけ、逆に光軸上の合焦位置よりもレンズ102側にピントがずれている場合、すなわち前ピンの場合には常にGがRよりもぼける場合を想定して、以下の処理を説明する。
ステップS1において、制御装置104は、撮像素子103から入力される画像内から評価領域内の画像(評価領域画像)を読み出す。ここで、評価領域画像とは、例えば、撮影画面内に配置されたAF評価エリア内の画像をいう。その後、ステップS2へ進み、制御装置104は、評価領域画像を対象としてエッジ検出を行なって、評価領域画像内に合焦状態の判定に利用することができるエッジの有無を検査する。その後、ステップS3へ進み、制御装置104は、ステップS3におけるエッジの検出結果に基づいて、評価領域画像内からエッジが検出されたか否かを判断する。ステップS3で否定判断した場合には、ステップS14へ進み、制御装置104は、合焦状態の判定は不可能であると判断して、処理を終了する。これに対して、ステップS3で肯定判断した場合には、ステップS4へ進む。
ステップS4では、制御装置104は、評価領域画像内の画素ごとの勾配の有無に基づいて、評価領域画像をフラット領域(平坦部)Fとエッジ領域(エッジ部)Eに分離する。具体的には、制御装置104は、評価領域画像の各画素をp(x,y)と表し、各画素をp(x,y)のR、G、Bそれぞれの値をR(x,y)、G(x,y)、B(x,y)と表した場合には、次式(1)、(2)により勾配量絶対値gR(x,y)とgG(x,y)とを算出する。なお、上述したように、本実施の形態ではRとGとの間に軸上色収差がある場合を想定しているため、次式(1)、(2)により勾配量絶対値gR(x,y)とgG(x,y)とを算出するが、他の色成分間に軸上色収差がある場合には、その色成分について勾配量絶対値を算出すればよい。
Figure 2012022286
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そして、制御装置104は、算出した勾配量絶対値gR(x,y)とgG(x,y)とに基づいて、次式(3)、(4)を用いて閾値を超える勾配が存在するか否かを判定することにより、評価領域画像をフラット領域Fとエッジ領域Eに分離する。
Figure 2012022286
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さらに、制御装置104は、次式(5)、(6)に示すように、フラット領域Fに属する画素の平均値Fmeanを閾値として用いて、フラット領域Fをサブフラット領域FHとFLとに分離する。これにより、評価領域画像内における任意の断面形状を持つエッジを、2つのサブフラット領域FHとFL、および該2つのサブフラット領域間を結ぶエッジ領域Eで表したモデルエッジで近似することができる。
Figure 2012022286
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例えば、図3(a)に示すような断面形状を持つエッジ3aは、図3(b)に示すように、エッジ両側のコントラスト差がCとなる2つのサブフラット領域FLおよびFHと、サブフラット領域FL−FH間を結ぶエッジ領域Eとに分離されたモデルエッジ3bで近似される。なお、この図3(b)に示すモデルエッジ3bにおいて、エッジ領域Eの長さwがエッジのボケ幅を示している。また、エッジに沿った方向の画素単位長さ当たりのモデルエッジを換算エッジと呼ぶ。
その後、ステップS5へ進み、制御装置104は、サブフラット領域FHおよびFLのそれぞれの平均色を調べ、背景色が軸上色収差が見える色か否かを判断する。すなわち、制御装置104は、RとGとの間およびRとBとの間に軸上色収差があり、GとBとの間には軸上色収差がない場合には、サブフラット領域FHおよびFLの背景色がGとBのみにコントラスト差があってもRにコントラスト差がなければ軸上色収差は観察されない。よって、この場合には、背景色がRに十分なコントラスト差があり、かつGとBの内の少なくとも片方に十分なコントラスト差があればステップS5で肯定判断され、それ以外の場合にはステップS5で否定判断される。ステップS5で否定判断した場合には、上述したステップS14へ進み、制御装置104は、合焦状態の判定は不可能であると判断して、処理を終了する。これに対して、ステップS5で肯定判断した場合には、ステップS6へ進む。
ステップS6では、制御装置104は、サブフラット領域FHおよびFLの色が灰色になるように、評価領域画像の全体を補正する。具体的には、制御装置104は、サブフラット領域FHおよびFLの色が灰色になるように、評価領域画像全体でR、G、Bのエッジ両側でのコントラスト差を正規化する。例えば、図4(a)において実線で示すR成分のエッジR(x)および点線で示すG成分のエッジG(x)は、図4(b)に示すように、エッジ領域Eの両側のコントラスト差が同じになるように背景色の補正が行われる。その後、ステップS7へ進む。
ステップS7では、制御装置104は、ステップS6で各色成分のエッジ両側のコントラスト差を正規化した後の評価領域画像におけるエッジ領域Eに基づいて、R、G、Bのうち軸上色収差のある2色間成分について、次式(7)〜(11)を用いて指標値Iを算出する。すなわち、制御装置104は、まず、背景色補正を行った後の評価領域画像を対象として、式(7)、(8)を示すように、エッジ領域Eに属する画素の平均値Emeanを閾値として用いて、エッジ領域Eをサブエッジ領域ELとEHとに分離する。
Figure 2012022286
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次に制御装置104は、次式(9)を用いてサブエッジ領域ELの色差和ΔALを算出し、次式(10)を用いてサブエッジ領域EHの色差和ΔAHを算出する。なお、上述したように、本実施の形態ではRとGとの間に軸上色収差がある場合を想定しているため、次式(9)と(10)では、R成分のエッジとG成分のエッジとを対象として色差和ΔALとΔAHとを算出するが、他の色成分間に軸上色収差がある場合には、その色成分のエッジを対象として色差和ΔALとΔAHとを算出すればよい。
Figure 2012022286
Figure 2012022286
さらに制御装置104は、次式(11)により、軸上色収差のある2色間、すなわちRとGとの間について、指標値Iを算出する。指標値Iは、後述する式(23)との比較により、評価領域画像内に換算エッジボケ幅差Δwを示すエッジがいくつ存在するかを示す量である。なお、次式(11)による評価値Iの算出は、評価領域画像内におけるエッジ形状を何ら仮定せず、統計量に基づいた階層的な画素集合への分類のみで行なうため、どのような評価領域画像に対しても式(11)による評価値Iの算出が可能である。
Figure 2012022286
その後、ステップS8へ進み、制御装置104は、評価領域画像内に含まれる上述した換算エッジの数(換算エッジ数)Nを概算する。例えば、制御装置104は、上述したEmeanで評価領域画像を二値化して境界となる画素を数えることにより換算エッジ数Nを概算することが可能である。その後、ステップS9へ進む。
ステップS9では、制御装置104は、現在のAFレンズ位置が合焦位置から光軸方向のどちらの方向にずれているかを判定するために用いる換算エッジボケ幅差Δwを算出する。式(11)により算出される評価値Iと、換算エッジ数Nおよび換算エッジボケ幅差Δwの間には、I=Δw×Nという関係が成り立つことから、制御装置104は、次式(12)により換算エッジボケ幅差Δwを算出する。
Δw=I/N ・・・(12)
これにより、任意の形状のエッジを含む評価領域画像から換算エッジボケ幅差Δwを間接的に算出することができる。なお、ここで算出される換算エッジボケ幅差Δwは、軸上色収差があるR成分とG成分との間の換算エッジボケ幅差であるため、Δwは、ΔwR−Gと表記することもできる。
その後、ステップS10へ進み、制御装置104は、換算エッジボケ幅差Δwに基づいてAFレンズの移動方向を判定するために用いる閾値を設定する。なお、AFレンズが合焦位置に近いほど、算出されるΔwは0に近い値となる。このため、Δwが0のときに合焦位置と判定し、それ以外の場合にはΔwが0になる方向をAFレンズの移動方向と判定することも可能である。しかしながら、本実施の形態では、測定誤差によるピント前後の誤判定を避けるために、Δwが0を中心とした一定範囲内にあればAFレンズ位置は合焦位置にあると判定するために、ステップS10で所定の閾値を設定する。なお、閾値は、あらかじめ決められた定数であってもよいし、画像や撮影条件等に基づいて適宜設定してもよい。
その後、ステップS11へ進み、制御装置104は、ステップS9で算出した換算エッジボケ幅差Δwと閾値とを比較して、現在の焦点調節状態が前ピンか後ピンかを判定する。すなわち、Δwが−0.5から0.5の間にあるときに合焦状態と判定するように閾値が設定されている場合には、制御装置104は、Δwが0.5より大きいときに後ピンであると判定し、Δwが−0.5より小さいときに前ピンであると判定する。
例えば、図4に示した正規化後のR成分のエッジR(x)とG成分のエッジG(x)とを考えると、後ピンの場合には、上述したようにRがGよりもぼけるため、図5(a)に示すようにR成分のエッジ領域Eの長さwRとG成分のエッジ領域Eの長さwGとの間には、wR>wGの関係が成り立つ。このため、制御装置104は、Δw(=wR−wG)が閾値の上限である0.5より大きい場合には、後ピンであると判定する。
一方、前ピンの場合には、上述したようにGがRよりもぼけるため、図5(c)に示すようにR成分のエッジ領域Eの長さwRとG成分のエッジ領域Eの長さwGとの間には、wR<wGの関係が成り立つ。このため、制御装置104は、Δw(=wR−wG)が閾値の下限である−0.5より小さい場合には、前ピンであると判定する。
これに対して、合焦時には図5(b)に示すようにR成分のエッジ領域Eの長さwRとG成分のエッジ領域Eの長さwGとの間には、原則としてwR=wGの関係が成り立つ。このため、制御装置104は、Δw(=wR−wG)が閾値の下限である−0.5以上、かつ閾値の上限である0.5以下である場合には、合焦状態であるため、前ピンか後ピンかは不明であると判定する。
その後、ステップS12へ進み、制御装置104は、ステップS11における判定の結果、前ピンまたは後ピンと判定されたか否かを判断する。ステップS12で否定判断した場合には、上述したステップS14へ進み、制御装置104は、合焦状態の判定は不可能であると判断して、処理を終了する。これに対して、ステップS12で肯定判断した場合には、ステップS13へ進む。
ステップS13では、制御装置104は、ステップS11での判定結果に基づいて、Δwを0に近付けることができる方向をAFレンズの移動方向として判定する。そして、制御装置104は、判定したAFレンズの移動方向をAFレンズを駆動させるためのモータに出力することによって、AFレンズを合焦方向へ移動させる。その後、処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)制御装置104は、評価領域画像から各色成分ごとのエッジを検出して、軸上色収差がある2つの色成分のエッジの換算エッジボケ幅差Δwを算出し、該換算エッジボケ幅差Δwに基づいて、合焦状態を判定するようにした。これによって、合焦状態を高精度に判定することができる。
(2)制御装置104は、軸上色収差がある2つの色成分のエッジをフラット領域Fとエッジ領域Eとに分類し、エッジ領域Eを対象として算出した色差和に基づいて評価値Iを算出するようにした。そして、制御装置104は、算出した評価値Iを用いて式(12)により換算エッジボケ幅差Δwを算出するようにした。これによって、エッジの形状が不明である場合でも、換算エッジボケ幅差Δwを算出することができる。
(3)制御装置104は、軸上色収差がある2つの色成分のエッジの両側のコントラスト差を無くすように補正を行い、補正後の評価領域画像を用いて換算エッジボケ幅差Δwを算出するようにした。これによって、換算エッジボケ幅差Δwの算出精度を高めることができる。
―第2の実施の形態―
上述した第1の実施の形態では、軸上色収差がある2つの色成分のエッジの換算エッジボケ幅差Δwを算出し、該換算エッジボケ幅差Δwに基づいて、合焦状態を判定するようにした。この場合、軸上色収差に起因する各色成分のボケ量とは別に、入力画像が生成される過程の処理が原因で各色成分間の解像度が変化して測定されるボケ幅および各色成分間のボケ幅差が変化することがある。
このような状況は、例えば、単板式カラー撮像素子から読み出したRAW画像を補間して画像を生成する撮像装置において、撮像素子から画素加算読み出しを行って読み出したRAW画像を画素加算を想定していない補間装置により補間した場合に発生する。具体的には、撮影画像と同一撮像素子の出力画像でコントラストAFによる合焦動作を行う場合、フレームレート向上を目的とした画像サイズ縮小のため画素加算読み出しが行われる。一方コストの都合で撮影画像用の補間装置しか備えていない場合、合焦動作に用いる画素加算された画像の補間には必ずしも最適化されていない補間装置で補間が行われた画像が生成される。このとき単板式カラー撮像素子の画素配列が画素加算に対して色成分によって均一な分布をしていない場合には、生成される画像の画素に対する縦、横、斜めの方向に依存して各色成分間の解像度変化が起こる場合がある。
例えば撮像素子が最もよく使われるRGGBの4色ベイヤー配列で、同色2×2画素平均の画素加算読み出しを行った場合、画素加算読み出しにより元のベイヤー配列RAW画像と相似な配列の縮小ベイヤー配列RAW画像が生成されるが、撮像素子上の光学像におけるサンプル位置重心と画像データ上の画素位置は図8のようにずれる。
すなわち、図8(a)に示す元ベイヤー配列RAW画像で、図8(b)に示すように同色2×2画素平均の画素加算読み出しを行って得られる縮小ベイヤー配列RAW画像では、R画素の元のベイヤー配列RAW画像上のサンプル位置重心、すなわち4つのR画素の重心位置8aと、縮小ベイヤー配列RAW画像におけるR´画素の画素位置8bとにはずれが生じている。同様に、Gr画素の元ベイヤー配列RAW画像上のサンプル位置重心、すなわち4つのGr画素の重心位置8cと、縮小ベイヤー配列RAW画像におけるGr´画素の画素位置8dとにはずれが生じている。Gb画素の元ベイヤー配列RAW画像上のサンプル位置重心、すなわち4つのGb画素の重心位置8eと、縮小ベイヤー配列RAW画像におけるGb´画素の画素位置8fとにはずれが生じている。B画素の元ベイヤー配列RAW画像上のサンプル位置重心、すなわち4つのB画素の重心位置8gと、縮小ベイヤー配列RAW画像におけるB´画素の画素位置8hとにはずれが生じている。
この縮小ベイヤー配列RAW画像の色に依存したサンプル位置ずれを想定していない補間装置が元のベイヤー配列RAW画像と同じ処理で補間を行うと偽色や、ベイヤー配列に対する方向に依存する色成分間の解像度の変化が生じた画像が生成されることになる。このような画像で第1の実施の形態で上述した軸上色収差に起因する二色間のエッジボケ幅差を利用した焦点位置判定を行うと、画像に含まれるエッジの方向に依存して測定される二色間のエッジボケ幅差が変化する。こういった変化が存在すると、合焦状態における基準値との比較で行う焦点位置判定の際、変化の依存性を元にした条件別判定を行う必要が生じて判定精度が悪化する。また動く被写体を追尾中や動画撮影中に軸上色収差による合焦状態判定を行う場合には、判定動作中にエッジ位置が回転すると判定の基準となる値が変化するために安定した判定結果を出すことが難しくなる。
このような問題を解決するために、第2の実施の形態では、このような補間処理を行うと入力画像に軸上色収差以外の各色成分間の解像度変化が含まれる状況に対して、RAW画像あるいは補間済み画像から各色成分間の解像度変化による影響を受けない画素の組み合わせだけを選別して利用することにより、精度の高い軸上色収差による焦点位置判定を行う方法について説明する。
第2の実施の形態では、画素加算読出と補間によりエッジ方向に依存した各色成分間の解像度変化が発生する場合を例にとって、処理の流れを説明する。図9は、第2の実施の形態における焦点位置検出処理の流れを示すフローチャート図である。
ステップS1において、制御装置104は、R、Gr、Gb、Bの4種のカラーフィルタから成るベイヤー配列の撮像素子から上述した2×2画素加算を行って画像を読み出した縮小ベイヤー配列RAW画像を取得する。図8(b)に示したように、この縮小ベイヤー配列RAW画像は画像データ上の画素位置と元画像に対する各色成分のサンプル位置重心がずれている。このため、補間装置が画素加算読み出しを想定していない場合、エッジ方向により各色成分間の解像度が変化した画像が生成される。そこでこの悪影響を回避するため、補間を行わずにそのままステップS2に進む。
ステップS2では、制御装置104は、縮小ベイヤー配列RAW画像からR、Gr、Gb、Bの4色の色成分それぞれのエッジ方向を検出する。例えば、図10に示すような縮小ベイヤー配列RAW画像に対して、図11(a)、(b)、(c)、(d)に示すような4種のフィルタを用いて同色画素勾配を画素ごとに算出し、画像全体で総和をとって比較する。そして、エッジ勾配の符号と、絶対値が最大となる方向とから、各色成分ごとに8方向のうちの1つの方向をエッジ方向として検出することができる。
その後、ステップS3へ進み、制御装置104は、ステップS2でのエッジ方向の検出結果に基づいて、縮小ベイヤー配列RAW画像内にエッジが存在するか否かを判断する。例えば、ステップS2において、勾配が小さくエッジが検出されない場合には、縮小ベイヤー配列RAW画像内にエッジが存在しないと判断する。ステップS3で否定判断した場合には、ステップS1で取得した縮小ベイヤー配列RAW画像は、軸上色収差による焦点位置判定には不適な画像であると判断して、そのまま処理を終了する。これに対して、ステップS3で肯定判断した場合には、ステップS4へ進む。
ステップS4では、制御装置104は、ステップS2でのエッジ方向の検出結果に基づいて、縮小ベイヤー配列RAW画像内から各色成分ごとに検出したエッジ方向が互いに一致しているか否かを判断する。ステップS4で否定判断した場合には、ステップS1で取得した縮小ベイヤー配列RAW画像は、軸上色収差による焦点位置判定には不適な画像であると判断して、そのまま処理を終了する。これに対して、ステップS4で肯定判断した場合には、ステップS1で取得した縮小ベイヤー配列RAW画像は、軸上色収差による焦点位置判定が可能な画像であると判断してステップS5へ進む。
ステップS5では、制御装置104は、ステップS2で検出したエッジ方向に応じて各色成分間で解像度とサンプル位置の一致する画素の選別を行う。ここで、軸上色収差による焦点位置判定は図5に示した関係を利用して、RとG、GとB、RとBの三組の二色間のボケ幅の差を、合焦時の基準値と比較して行われ、三組の二色間ボケ幅差の結果を算出し、それぞれに重み付けをして最終的な判定結果が得られる。
まず、R、Gr、Gb、Bの4種のカラーフィルタからなるベイヤー配列RAW画像を補間する場合はGrとGbの両方を用いてG面画像が生成されるが、本実施の形態ではGrとGbを区別して扱う。これは図8に示したような画素加算を行うと、図12(a)に示すように、縮小ベイヤー配列RAW画像のR´画素の元ベイヤー配列RAW画像のR画素に対する参照範囲が3×3画素であるのに対して、図12(b)に示すように、縮小ベイヤー配列RAW画像のGr´+Gb´画素の元のベイヤー配列RAW画像のGr+Gb画素に対する参照範囲は4×4画素となっており、Gr´+Gb´画素をG画素として使用するとRに対するGの解像度が若干悪化して、軸上色収差による微小なボケ幅の差を測る場合に悪影響が出るためである。
一方Gr´とGb´を区別して扱えば、図12(c)に示すように、例えば縮小ベイヤー配列RAW画像のGr´画素の元RAW画像Gr画素に対する参照範囲は3×3画素となってR画素の参照範囲と等しくなり、解像度を一致させることが出来る。
次に、制御装置104は、エッジの方向に応じて軸上色収差による焦点位置判定を行う二色の組み合わせごとに、使用する画素の組み合わせを選別する。本実施の形態では以下の(a)〜(c)3つの場合で分ける。
(a)図13(a)に示すような水平方向エッジの場合
この場合は、RとGの組み合わせとして、図13(b)に示すようにR画素とGr画素とを選別し、GとBの組み合わせとして、図13(c)に示すようにGb画素とB画素とを選別する。このように選ぶことで、図13(b)、(c)に示すように水平方向エッジに対してエッジを横切る方向にRとG、GとBのそれぞれの組み合わせで同じ解像度とサンプル位置にすることができる。この場合、RとBの組み合わせに対しては解像度は一致するがサンプル位置がずれる。そのため、RとBで求めた結果は使用しないか、RとBで求めた結果をRとG、GとBで求めた結果よりも重みを低くして用いる。
(b)図14(a)に示すような垂直方向エッジの場合
この場合は、RとGの組み合わせとして、図14(b)に示すようにR画素とGb画素とを選別し、GとBの組み合わせとして、図14(c)に示すようにGr画素とB画素とを選別する。このように選ぶことで、図14(b)、(c)に示すように垂直方向エッジに対してエッジを横切る方向にRとG、GとBのそれぞれの組み合わせで同じ解像度とサンプル位置にすることができる。この場合も上述した(a)の場合と同様にRとBの組み合わせに対しては解像度は一致するがサンプル位置がずれる。そのため、RとBで求めた結果は使用しないか、RとBで求めた結果をRとG、GとBで求めた結果よりも重みを低くして用いる。
(c)図15(a)に示すような斜め方向エッジの場合
この場合は、図15(b)に示すように、R画素とB画素の組み合わせによりRとBとを同じ解像度とサンプル位置にすることが出来る。この場合についてはRとG、GとBの組み合わせに対してサンプル位置はずれるが、解像度についてはGr画素かGb画素のいずれか片方のみを用いることで一致させることが出来る。よって、RとG、GとBで求めた結果は使用しないか、RとG、GとBで求めた結果をRとBで求めた結果よりも重みを低くして用いる。
その後、ステップS6へ進み、制御装置104は、ステップS5で選別した画素の組から軸上色収差による焦点位置判定を行って処理を終了する。具体的には、制御装置104は、ステップS5で選別した画素の組を対象として、第1の実施の形態における図2のステップS4〜S14の処理を実行する。すなわち、第1の実施の形態では、RとGとの間に軸上色収差がある場合の例について説明したが、このRとGに代えて、ステップS5で選別した画素の組を対象として図2のステップS4〜S14の処理を実行する。
以上説明した第2の実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
制御装置104は、入力画像に含まれるエッジの方向に応じて、軸上色収差以外の要因で異なった解像度を一致させるための画素の組み合わせを選別するようにした。これによって、入力画像に含まれるエッジの条件によらず軸上色収差に起因する二色間のエッジボケ幅差の合焦状態における基準値を揃えることができ、合焦状態における基準値との大小を比較して行う焦点位置検出の精度を向上することが出来る。また、被写体追尾や動画撮影における合焦動作を行う場合には、入力画像内で被写体が移動したりしてエッジ方向が回転したり、照明が変化して被写体色が変化しても合焦状態における基準値が変化しなくなるため、安定した軸上色収差を利用した焦点状態検出を行って合焦調整が可能となる。さらに、使用する画素を選別して制限することで扱う画素データ量が抑えられ、補間処理も不要となるため計算コストが削減されて焦点位置検出処理が高速化されるといった副次的な効果も期待できる。
―第3の実施の形態―
第3の実施の形態では、入力画像に軸上色収差以外の各色成分間の解像度変化が含まれる状況に対しても、入力画像に対して単純な補正処理を施すことにより、精度の高い軸上色収差による焦点位置判定を行う方法について説明する。本実施の形態では、判定に用いる画像で発生する各色成分間の解像度変化を打ち消す補正処理をあらかじめ求めておき、焦点位置判定を行う前にこの補正処理を用いて入力画像に補正を行ってから焦点位置判定を行う。
第3の実施の形態では、エッジ方向に依存して各色成分間の解像度変化が発生する画素加算読み出しと補間の場合を例にとり、処理の流れを説明する。図16は、第3の実施の形態における焦点位置検出処理の流れを示すフローチャート図である。
ステップS1において、制御装置104は、ベイヤー配列の撮像素子から画素加算を行って画像を読み出す。その後、ステップS2へ進み、制御装置104は、ステップS1で読み出した画像に対して補間処理を施す。ここで、補間装置が画素加算読み出しを想定していない場合には、エッジ方向により各色成分間の解像度が変化した画像が生成される。
その後、ステップS3へ進み、制御装置104は、入力画像にエッジ方向依存性が存在するか否かを判断する。本実施の形態では、本発明が目的とする軸上色収差による焦点位置検出処理に入力される画像と同一の撮像素子、画素加算読み出し駆動、補間装置、画像処理等の組み合わせにより入力画像の持つエッジ方向依存性をあらかじめ調査しておく。例えば、図17(a)、(b)に示すような白黒の市松模様を画素配列に対して縦横、斜めに置いた画像をコントラストAFなどにより合焦状態で撮影して、入力画像の持つエッジ方向依存性を調査しておき、その調査結果に基づいてステップS3の判断を行う。
ステップS3で否定判断した場合には、入力画像の持つエッジ方向依存性を補正するための処理は必要でないことから、後述するステップS5へ進む。これに対して、ステップS3で肯定判断した場合には、入力画像の持つエッジ方向依存性を補正するための処理が必要であると判断して、ステップS4へ進む。ステップS4では、制御装置104は、ステップS2で補間処理が行われた画像に対して、入力画像の持つ解像度のエッジ方向依存性を補正するための処理を実行する。具体的には、以下のように処理を行う。
まず、制御装置104は、軸上色収差による焦点位置検出処理で使用されるものと同一の方法により二色間のエッジボケ幅差Δωをエッジ方向ごとに算出する。ここではRとGの色成分間に生じる軸上色収差から合焦状態を判定する場合について説明する。制御装置104は、合焦状態でのチャート撮影画像からRとGの色成分間のエッジボケ幅差を算出してこれをΔωAF(R−G)とする。ここで、合焦状態におけるRのボケ幅をωAF_R、Gのボケ幅をωAF_Gとすると、ΔωAF(R−G)=ωAF_R−ωAF_Gの関係が存在する。
ΔωAF(R−G)のエッジ方向による変化をプロットした結果を図18に示す。図18では、縦横斜めの8方向のエッジについてΔωAF(R−G)の算出結果をプロットした例を示している。この図18では、エッジ方向が撮像素子配列に対するエッジの角度が45度、225度の周辺でΔωAF(R−G)が0.0を基準としてプラス方向に変化していると見ることができる。どちらも画像上で右上から左下に伸びるエッジであり、この方向のエッジでΔωAF(R−G)がプラス方向に変化しているということは、これと直交する左上から右下にいたる方向でRの解像度が低下し、ωAF_Rが大きくなっていると解釈できる。これを補正するためには、例えば、図19(a)に示す3×3の平滑化フィルタをGの色成分のみに適用することにより、左上から右下に至る方向でGの解像度を低下させてRの解像度に一致するような平滑化を行えばよい。これにより、エッジ方向によるΔωAF(R−G)の変化は、図20(a)のように補正される。その結果、エッジ方向によるΔωAF(R−G)の変動は解消されるため、ステップS5では、どの方向のエッジについてもΔωAF(R−G)=0.0を基準値として、これとの大小により焦点位置検出処理を行うことが可能となる。
また図18からは別の解釈も可能である。すなわちエッジ方向が撮像素子配列に対するエッジの角度が135度、315度(=−45度)の周辺でΔωAF(R−G)が0.3を基準としてマイナス方向に変化していると見ても良い。この場合はどちらも画像上で左上から右下に伸びるエッジであり、この方向のエッジでΔωAF(R−G)がマイナス方向に変化しているということは、これと直交する右上から左下にいたる方向でGの解像度が低下し、ωAF_Gが大きくなっていると解釈できる。これを補正するためには、例えば、図19(b)に示す3×3の平滑化フィルタをRの色成分のみに適用することにより、右上から左下に至る方向でRの解像度を低下させてGの解像度に一致するような平滑化を行えばよい。これにより、エッジ方向によるΔωAF(R−G)の変化は、図20(b)のように補正される。その結果、エッジ方向によるΔωAF(R−G)の変動は解消されるため、ステップS5では、どの方向のエッジについてもΔωAF(R−G)=0.3を基準値として、これとの大小により焦点位置検出処理を行うことが可能となる。
後者の場合では基準値が0.3となり0とはならないが、これは特に問題とはならない。合焦状態でのΔωAF(R−G)がどのような値となるかは光学系とコントラストAFなどの合焦動作に依存し、多くの場合R、G、Bの全ての色成分で見て総合的にコントラストの良くなる状態が合焦状態と規定されるため、そのうち二色のみ(ここではRとGのみ)に注目した場合、合焦状態でもΔωAF(R−G)は0になるとは限らない。補正後の値がどの値でも良く、ΔωAF(R−G)エッジ方向に対する依存性が解消される状態に画像を補正することが重要となる。
その後、ステップS5へ進み、制御装置104は、ステップS4において各色成分間の解像度変化が補正された画像を対象として、図2のステップS4〜S14の処理を実行することにより、軸上色収差を用いた焦点位置検出を行う。その後、処理を終了する。
以上説明した第3の実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
制御装置104は、軸上色収差以外の要因で生じる各色成分間の解像度変化を補正してから、合焦状態を判定するようにした。これによって、入力画像に含まれるエッジ方向やエッジ両側の色、エッジを横切る断面形状、撮影距離やズームポジションなど光学系の状態によらず合焦状態における軸上色収差に起因する二色間のエッジボケ幅差の基準値を揃えることができ、基準値との大小を比較して行う合焦位置検出の精度を向上することが出来る。また、被写体追尾や動画撮影における合焦動作を行う場合には、入力画像内で被写体が移動したりしてエッジ方向が回転したり、被写体が前後に移動して撮影距離が変化したり、照明条件が変化して被写体色が変化しても合焦状態における基準値が変化しなくなるため、安定した軸上色収差を利用した焦点状態検出を行って合焦調整が可能となる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態のカメラは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した第1の実施の形態では、式(12)を用いて換算エッジボケ幅差Δwを算出する例について説明した。しかしながら、以下の(A)〜(D)に示す何れかの方法により換算エッジボケ幅差Δwを算出するようにしてもよい。
(A)制御装置104は、評価領域内から検出され、図4に示したように正規化されたエッジから直接R成分のエッジのボケ幅wRとG成分のエッジのボケ幅wGとを測定し、次式(13)により換算エッジボケ幅差Δwを算出するようにしてもよい。この方法によれば、簡易な計算でΔwを算出できるため、上述した実施の形態よりもΔwを算出するための計算量を少なくすることができる。
Figure 2012022286
(B)制御装置104は、評価領域内から検出され、図4に示したように正規化されたエッジの勾配を測定し、間接的に換算エッジボケ幅差Δwを算出するようにしてもよい。具体的には、R成分のエッジのボケ幅wRとR成分のエッジの勾配gRとエッジ両側のコントラスト差Cとの間には次式(14)に示す関係があり、G成分のエッジのボケ幅wGとG成分のエッジの勾配gGとエッジ両側のコントラスト差Cとの間には次式(15)に示す関係がある。
Figure 2012022286
Figure 2012022286
このため、制御装置104は、次式(16)により換算エッジボケ幅差Δwを算出することができる。
Figure 2012022286
この方法の場合も、簡易な計算でΔwを算出できるため、上述した実施の形態よりもΔwを算出するための計算量を少なくすることができる。
(C)制御装置104は、エッジ領域Eの色差和を測定し、間接的にΔwを算出するようにしてもよい。例えば、図4に示した正規化後のR成分のエッジR(x)とG成分のエッジG(x)とを考えると、エッジ領域EのR、G2色間の色差和ΔaR−Gは、図6に示すR成分のエッジの輝度面積aRとG成分のエッジの輝度面積aGとを用いて、次式(17)により算出される。
ΔaR−G=aR−aG ・・・(17)
ここで、換算エッジにおいては、点6a、点6b、点6cを頂点とする三角形の面積により表されるR成分のエッジの輝度面積aRと、R成分のエッジのボケ幅wRと、エッジ両側のコントラスト差Cとの間には、次式(18)に示す関係があり、点6d、点6e、点6fを頂点とする三角形の面積により表されるG成分のエッジの輝度面積aGと、G成分のエッジのボケ幅wGと、エッジ両側のコントラスト差Cとの間には、次式(19)に示す関係がある。
Figure 2012022286
Figure 2012022286
このため、制御装置104は、次式(20)により換算エッジボケ幅差Δwを算出することができる。
Figure 2012022286
この方法の場合も、簡易な計算でΔwを算出できるため、上述した実施の形態よりもΔwを算出するための計算量を少なくすることができる。
(D)制御装置104は、図4に示した正規化後のR成分のエッジR(x)とG成分のエッジG(x)とにおけるエッジ領域Eを、図7に示すようにエッジ領域Eの中間値を境にしてサブエッジ領域ELとEHとに分割する。これにより、R成分のエッジのボケ幅wRとG成分のエッジのボケ幅wGは、それぞれRとGに共通な幅で2分割される。すなわち、R成分のエッジのボケ幅wRはエッジ領域Eの中間値を境にそれぞれwR/2ずつに2分割され、G成分のエッジのボケ幅wGはエッジ領域Eの中間値を境にそれぞれwG/2ずつに2分割される。
次に、制御装置104は、分割した各サブエッジ領域ELとEHとのそれぞれについて、2色間の色差和を算出する。この色差和は、上述した(C)で式(17)に示したようにR成分のエッジの輝度面積とG成分のエッジの輝度面積との差分となる。図7に示す例の場合には、サブエッジ領域ELについてのR、G2色間の色差和ΔaLR−Gは、点7a、点7b、点7cを頂点とする三角形の面積と、点7a、点7d、点7cを頂点とする三角形の面積との差分となり、次式(21)により算出される。
Figure 2012022286
また、サブエッジ領域EHについてのR、G2色間の色差和ΔaHR−Gは、点7a、点7e、点7gを頂点とする三角形の面積と、点7a、点7e、点7f、点7gを頂点とする台形の面積との差分となり、次式(22)により算出される。
Figure 2012022286
制御装置104は、式(21)、(22)に基づいて、換算エッジボケ幅差Δw、すなわちΔwR−Gを次式(23)により算出することができる。
Figure 2012022286
この方法によれば、軸上色収差がある2色で共通するサブエッジ領域EL、EHを参照して色差和を算出するため、上述した(A)〜(C)の方法よりも精度良く換算エッジボケ幅差Δwを算出することができる。
なお、ここではエッジ領域Eを中間値を境にして2つのサブエッジ領域ELとEHとに2分割する例について説明したが、エッジ領域Eをさらに細かく分割し、それぞれのサブエッジ領域を対象として色差和を算出するようにしてもよい。この場合、各サブエッジ領域ごとに算出された色差和に対して適切な加重線形和をとることによって、換算エッジボケ幅差Δwを間接的に算出することができる。
(2)上述した第1の実施の形態では、制御装置104は、エッジ領域Eに属する画素の平均値Emeanを閾値として用いて、エッジ領域Eをサブエッジ領域ELとEHとに分離する例について説明した。しかしながら、制御装置104は、フラット領域Fやエッジ領域Eにおける画素値の統計的分布に基づく値を閾値として用い、エッジ領域Eをサブエッジ領域ELとEHとに分離するようにしてもよい。このとき、サブエッジ領域ELとEHは、それぞれに重複する画素を含むようにしてもよい。
(3)上述した第1の実施の形態では、制御装置104は、エッジ領域Eを2つのサブエッジ領域ELとEHとに分離する例について説明した。しかしながら、制御装置104は、エッジ領域Eを3つ以上のサブエッジ領域E1〜Enに分離するようにしてもよい。この場合、上述した評価値Iに代えて、所定の係数によるE1〜Enの色差和の係数加重演算により評価値Iと等価な値を算出してもよいし、それぞれのサブエッジ領域さらに階層的に分類して評価値Iを算出してもよい。また、評価領域画像内に換算エッジへの近似が成り立たないエッジが存在する場合には、評価値Iに対して、それを考慮した補正を行うようにしてもよい。
(4)上述した第1の実施の形態では、エッジ領域を2つのサブエッジ領域ELとEHとに分離を行う前に画像のアップサンプリングを行うようにすれば、合焦位置精度をさらに向上させることできる。特にレンズ位置が合焦状態に近くエッジ幅がシャープな場合にアップサンプリングによって領域分離の分解能が改善されるため、大きな精度向上が見込まれる。このとき、計算負荷の許される範囲で高い拡大倍率のアップサンプリングを行えばよい。また画像拡大時の画素補間方法は周囲の画素を用いた単純な双線形補間でよい。
(5)上述した第2の実施の形態では、2×2画素加算読出した縮小ベイヤー配列RAW画像を例に説明したが本発明の適用範囲はそれに限定されない。例えば、本発明は元ベイヤー配列RAW画像に対して適用しても良い。ベイヤー配列RAW画像の補間処理において輝度色差面での補間を行う場合やエッジ強調効果が含まれる場合がある。それらは画質面では優れた画像を生成するが、軸上色収差を用いた焦点位置検出に対しては微妙な二色間のボケ幅の差を消す効果をもたらす事もあり、そういった場合には補間を行わないRAW画像を用いた方が高精度な焦点位置検出ができる。また本発明は補間済みの画像に対して適用しても良い。ベイヤー配列RAW画像を補間して全画素でRGBの値を持つ画像から、元ベイヤー配列RAW画像に由来する画素のみを選別して用いることで、補間等画像処理の影響を受けた各色成分間の解像度変化の影響を避けることが可能となる場合がある。いずれの場合についても、入力された画像から、軸上色収差による焦点位置判定を行う二色の組み合わせのそれぞれについて、解像度とサンプル位置がなるべく一致する画素の組み合わせを選別することが重要となる。
(6)上述した第2、第3の実施の形態は、画素加算読み出しに最適化されていない補間装置により生成される画像を例としてあげたが、本発明の対象はこれに限定するものではない。例えば、画質改善を目的としたエッジ方向に適応的な補間処理、ノイズ除去、エッジ強調や色調変換などといったあらゆる画像処理や、撮像素子が原因で各色成分間の解像度が変化した画像も対象に含む。また各色成分間の解像度が変化する条件はエッジ方向によるものだけでなく、エッジ両側の色、エッジを横切る断面形状(エッジの形状)、撮影距離やズームポジションなど光学系の状態によるものなども含まれる。
(7)上述した第3の実施の形態では、図18に示したように、縦横斜めの8方向のエッジについてΔωAF(R−G)のエッジ方向による変化を測定する例について説明した。しかしながら、さらに細かいエッジの傾きに対して変化を調査し、より精度の高い補正方法と係数を決定しても良い。
(8)上述した第3の実施の形態では、図6のステップS4において、平滑化により補正を行う例を示したが、補正の手段としては平滑化に限定されない。例えば、エッジ強調などの各色成分間の解像度変化を補正しうる処理であってもよい。またエッジ方向に対する変化以外にも、エッジ両側の色、エッジを横切る断面形状、撮影距離やズームポジションなど光学系の状態による変化を同じように調べて、この影響を補正する手段をあらかじめ調べて決定してもよい。また、ステップS4では、入力画像によるエッジの特徴を都度調べて補正の強度をあらかじめ決められた係数から適応的に変化させても良い。
(9)上述した第1〜第3の実施の形態では、本発明をカメラ100に適用する例について説明した。しかしながら、オートフォーカス機能を備えた他の撮影装置にも本発明を適用することができる。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
100 カメラ、101 操作部材、102 レンズ、103 撮像素子、104 制御装置、105 メモリカードスロット、106 モニタ

Claims (14)

  1. 軸上色収差をもつ光学系が形成する被写体像を入力画像として入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により入力された前記入力画像から各色成分ごとのエッジを検出するエッジ検出手段と、
    前記エッジ検出手段により検出された各色成分ごとのエッジに基づいて、軸上色収差以外の要因で生じる各色成分間の解像度変化を補正する補正手段と、
    前記補正手段により前記各色成分間の解像度変化が補正された後の画像から検出された各色成分ごとのエッジのうち、前記軸上色収差がある2つの色成分のエッジのボケ幅の差を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記ボケ幅の差に基づいて、合焦状態を判定する合焦状態判定手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記算出手段は、前記軸上色収差がある2つの色成分のエッジの色差和に基づいて所定の評価値を算出し、算出した前記評価値を用いて前記ボケ幅の差を算出することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記算出手段は、前記軸上色収差がある2つの色成分のエッジを平坦部とエッジ部とに分類し、前記エッジ部を対象として前記色差和を算出することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記算出手段は、前記軸上色収差がある2つの色成分のエッジのボケ幅をそれぞれ測定し、該測定結果に基づいて前記ボケ幅の差を算出することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記算出手段は、前記軸上色収差がある2つの色成分のエッジのボケ幅とエッジの勾配、およびエッジ両側のコントラスト差に基づいて前記ボケ幅の差を算出することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記算出手段は、前記軸上色収差がある2つの色成分のエッジの輝度面積と、エッジ両側のコントラスト差に基づいて前記ボケ幅の差を算出することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記軸上色収差がある2つの色成分のエッジの両側のコントラスト差を無くすように補正を行う色補正手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記補正手段によって補正が行なわれた後の画像を用いて、前記ボケ幅の差を算出することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記算出手段は、前記入力画像のアップサンプリング処理を行ったのち前記ボケ幅の差を算出することを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記各色成分間の解像度変化は、撮像素子からの画素加算読み出しや画像処理に起因して生じることを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記各色成分間の解像度変化は、画像の画素配列に対するエッジ方向、エッジ両側の色、エッジの形状、光学系の状態に依存することを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項1〜10に記載の撮像装置において、
    前記補正手段は、他の色成分に解像度を一致させたい色成分の画素に対して、あらかじめ設定された係数の平滑化フィルタをかけることにより補正を行うことを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項1〜10に記載の撮像装置において、
    前記補正手段は、他の色成分に解像度を一致させたい色成分の画素に対して、あらかじめ設定された係数のエッジ強調フィルタをかけることにより補正を行うことを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項11または12に記載の撮像装置において、
    前記補正手段は、入力画像によるエッジの特徴に基づいて、前記係数を変化させることを特徴とする撮像装置。
  14. 軸上色収差をもつ光学系が形成する被写体像を入力画像として入力する画像入力手順と、
    前記画像入力手順で入力された前記入力画像から各色成分ごとのエッジを検出するエッジ検出手順と、
    前記エッジ検出手順で検出した各色成分ごとのエッジに基づいて、軸上色収差以外の要因で生じる各色成分間の解像度変化を補正する補正手順と、
    前記補正手順で前記各色成分間の解像度変化が補正された後の画像から検出された各色成分ごとのエッジのうち、前記軸上色収差がある2つの色成分のエッジのボケ幅の差を算出する算出手順と、
    前記算出手順で算出された前記ボケ幅の差に基づいて、合焦状態を判定する合焦状態判定手順とをコンピュータに実行させるための焦点判定プログラム。
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