JP2012022253A - 操作リングのトルク調整機構 - Google Patents

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Toshiyuki Tomioka
利之 冨岡
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Abstract

【課題】レンズ鏡筒の組み立て後に、特別な専用治具を必要とせずに、容易に、高精度に、かつ直線連続的に調整量を調整可能な操作リングのトルク調整機構を提供すること。さらに、調整後のトルク量を確実に保持することができる操作リングのトルク調整機構を提供すること。
【解決手段】操作リングを光軸方向に固定で光軸中心に回転自在に支持する固定外筒部材と、第1トルク調整環を光軸方向固定でかつ光軸中心回転自在に支持し、かつ前記第1トルク調整環を固着可能な第1固定筒部材と、前記第1トルク調整環と楔係合し、第3固定筒部材によって前記楔係合を維持するように付勢され、前記第1トルク調整環の光軸中心回転によって光軸方向位置が変化させられる第2トルク調整環と、前記操作リングに連結され、前記第3固定部材と前記第2トルク調整環によって光軸方向において挟み込まれる摩擦環状部とを有する操作リングのトルク調整機構。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作リングのトルク調整機構、さら詳しくは、レンズ鏡筒等の操作リングの操作トルク調整を容易に高精度に行うことができかつその操作トルク調整状態を確実に保持することができるレンズ鏡筒に関する。
従来の操作リングのトルク調整機構としては、ムラのない、適度の回転トルクを合焦操作環に与え、快適な操作感を実現するレンズ鏡筒であって、前記固定鏡筒に回転可能に取り付けられ、光軸方向の位置を制限された回転部材と、前記回転部材又は前記固定鏡筒のいずれか一方に設けられ、前記回転部材又は前記固定鏡筒の他方を光軸の方向に付勢することにより、前記回転部材を回転させるために必要とされる回転トルクを調整する調整部材とを備え、前記調整部材は、光軸回りの円周方向に所定角度のみ有する部材であり、前記回転部材又は前記固定鏡筒のいずれか一方に設けられているレンズ鏡筒が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来の他の操作リングのトルク調整機構として、簡易な構造で部品点数も少なく、組み立て・調整が容易なレンズ操作トルク調整機構であって、光学装置本体に連結するためのマウント部材と一体の固定部と、該固定部に摺動自在に摺動抵抗を持って取り付けられた操作部とを有し、上記固定部と操作部の摺動部分の一方に、変形可能な支持部によって支持された摺動当接面を複数箇所に設けたレンズ操作トルク調整機構が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
従来の他の操作リングのトルク調整機構として、簡単な構成によって装置組立後の操作トルクの調整を図る機構であって、レンズ鏡筒本体に設けられた撮影レンズを光軸方向へ移動させるための回動リングを有するレンズ装置に備えられ、当該回動リングを回転操作する際の操作トルクを調整するトルク調整機構であり、前記レンズ鏡筒本体と前記回動リングとの嵌合摺動部に対して接触する回転体と、当該回転体を所定の圧力で前記嵌合摺動部の方向へ付勢する弾性体と、当該弾性体を伸縮させて前記回転体への付勢力を調整する調整手段と、前記嵌合摺動部に向かって外部から穿設され、前記回転体、前記弾性体および前記調整手段を収容する収容孔と、を備えたトルク調整機構が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
従来の他の操作リングのトルク調整機構として、操作リングを回転させる際に、異なるトルクを発生させることができるレンズ鏡胴であって、レンズ鏡胴本体外周面に沿ってその周方向に延びており弾性変形させられるアーム本体と、前記アーム本体の一端側に設けられており前記レンズ鏡胴本体に固定された固定端部と、前記アーム本体の他端側に設けられており前記操作リングが当接することにより変位させられる自由端部と、を有する片持ち梁形状のトルク付与アームと、前記レンズ鏡胴本体の外周部に嵌入されたトルク可変リングと、前記トルク可変リングに設けられており、かつ、前記アーム本体と前記レンズ鏡胴本体との間に配置されており、前記トルク可変リングの回転停止位置に応じて異なる位置で前記アーム本体を支持する支持片と、を備えたレンズ鏡筒が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平10−170806号 特開平11−014882号 特開2007−41410号 特開2008−83557号
特許文献1に開示されたレンズ鏡筒においては、トルク調節用板バネである弾性部材が鏡筒に組み込まれており、組み込み後に弾性部材のバネ係数を変更するような調整を行うことができない問題がある。
特許文献2に開示されたレンズ操作トルク調整機構においては、ズームリングに設けられ、固定筒に当接する凸部が片持ちまたは両持ちの形状で弾性変形によってトルク調整を行っている。従って、トルク調整は凸部の支持部分を変更させなければならず、実質上組み立て後にトルク調整を行うことができない問題がある。
特許文献3に開示されたトルク調整機構においては、弾性体によって付勢された回転体を固定筒に押圧してトルク調整する。これは、回転体が固定筒に点接触しており、回転体に大きな回動阻止抵抗力を効率的に及ぼすことが困難である問題がある。
特許文献4に開示されたレンズ鏡筒においては、片持ちバネを利用し、コイルバネを使用しないで、片持ちバネの支点と作用点の位置を変更することによってトルク調整を行う。片持ちバネによって大きな回動阻止抵抗力を及ぼそうとすると、片持ちバネの支点に大きな負荷が集中し、これに耐えるため支点部分を頑丈にしなければならず、レンズ鏡筒のコンパクト化や軽量化に不利であるという問題がある。
(発明の目的)
本発明は、従来のレンズ鏡筒等における操作リングのトルク調整機構に関する上述した問題点に鑑みなされたものであって、レンズ鏡筒の組み立て後に、特別な専用治具を必要とせずに、容易に、高精度に、かつ直線連続的に調整量を調整可能な操作リングのトルク調整機構を提供することを目的とする。
本発明はまた、調整後のトルク量を確実に保持することができる操作リングのトルク調整機構を提供することを目的とする。
本発明は、
操作リングを光軸方向に固定で光軸中心に回転自在に支持する固定外筒部材と、
第1トルク調整環を光軸方向固定でかつ光軸中心回転自在に支持し、かつ前記第1トルク調整環を固着可能な第1固定筒部材と、
前記第1トルク調整環と楔係合し、第3固定筒部材によって前記楔係合を維持するように付勢され、前記第1トルク調整環の光軸中心回転によって光軸方向位置が変化させられる第2トルク調整環と、
前記操作リングに連結され、前記第3固定部材と前記第2トルク調整環によって光軸方向において挟み込まれる摩擦環状部と
を有することを特徴とする操作リングのトルク調整機構
である。
本明細書のレンズ鏡筒において、「固定」はカメラ本体等と一体的でカメラ本体等に対し変位しないことを意味する。「楔係合」は、互いに当接するように付勢された二つの部材の少なくとも一方に、付勢方向に関し直角以外の角度で傾斜した斜面を設け、二つの部材の相互回転位置関係によって二つの部材の付勢方向の相対位置関係が変化する関係を意味する。
本発明の操作リングのトルク調整機構によれば、レンズ鏡筒の組み立て後に、特別な専用治具を必要とせずに、容易に、高精度に、かつ直線連続的に調整量を調整可能である効果を有する。
本発明の操作リングのトルク調整機構によればまた、調整後のトルク量を確実に保持することができる効果を有する。
図1は、本発明の実施形態の操作リングのトルク調整機構を包含するレンズ鏡筒の部分断面図である。 図2は、図の矢印IIで示す方向から見た部分断面図である。
(構成)
本発明の実施形態の操作リングのトルク調整機構を含むレンズ鏡筒10の構成は、図1に示すように、カメラ本体(図示せず)に実質上固着した固定外筒部材12、固定外筒部材12の内側に配置された第1固定筒部材14,第1固定筒部材14の内側に配置された第2固定筒部材16、及び第1固定筒部材14の前方すなわちカメラ本体(図示せず)の反対側に配置される第3固定筒部材18とを有する。
固定外筒部材12は、部分的に外部に露出し、部分的に装飾・滑り止めゴムリング22によって被われている。固定外筒部材12は、装飾・滑り止めゴムリング22によって被われた部分に、ネジ25を廻すためのドライバー貫通長孔13を設けている。貫通長孔13は、光軸O中心の円周方向に長く延びている。
第1固定筒部材14は、ネジ25が緩く貫通し、光軸O中心の円周方向に長く延びたネジ貫通長孔29を設けている。ネジ25は、第1トルク調整環26に螺合される。第1固定筒部材14と第1トルク調整環26は、光軸O方向については位置関係が固定されているが、光軸O中心の回動については相互に回転自在であるように構成されている。
第2固定筒部材16は、第2トルク調整環28を光軸O方向に直線的に移動さえるための直進ガイド溝33を有する。
第3固定筒部材18は、光軸O方向において圧縮されている調整弾性部材32を介して第2トルク調整環28を支持している。第2トルク調整環28はガイド受け突起31を有し、ガイド受け突起31は第2固定筒部材16に設けられた直進ガイド溝33に係合している。
第1トルク調整環26は、第2トルク調整環28側端面に第1調整楔部26wを有する。第2トルク調整環28は、第1トルク調整環26側端面に第2調整楔部28wを有する。第1調整楔部26wと第2調整楔部28wは、図2に示すように、相互に楔係合している。
固定外筒部材12に光軸O中心に回転自在に支持された操作リング40は、内側に突出した摩擦環状部分42を有する。摩擦環状部分42のカメラ本体(図示せず)側の摩擦面44は第2トルク調整環28に摩擦当接し、カメラ本体(図示せず)側と反対側の摩擦面46は第3固定筒部材18に摩擦当接している。操作リング40は、レンズ50を光軸O方向に移動させるためのカム筒部材52に連結されている。操作リング40は、第2トルク調整環28を貫通させるための円周方向長孔(図示せず)を有している。
第1トルク調整環26と第2トルク調整環28の当接部は、図2に示すように、第1調整楔部26wと第2調整楔部28wが楔係合しているから、第1トルク調整環26と第2トルク調整環28の光軸O中心の相互角度位置の変化によって、第1トルク調整環26と第2トルク調整環28の光軸O方向の位置関係を変化させることができる。
(作用)
本発明の実施形態の操作リングのトルク調整機構を含むレンズ鏡筒10の作用は、固定外筒部材12から装飾・滑り止めゴムリング22を外し、工具ドライバーを貫通長孔13を通して挿入して、ネジ25を廻して弛める。ネジ25を弛めた後、第1トルク調整環26を、ネジ25を介して第1固定筒部材14に対し光軸Oを中心に回転させる。
この第1トルク調整環26の光軸O中心の回転により、光軸O中心の円周方向における第1調整楔部26wと第2調整楔部28wの相対的位置が変化し、直進ガイド溝33によって光軸O中心の円周方向の回転を規制された第2トルク調整環28は、光軸O方向において変位する。
操作リング40のカメラ本体(図示せず)側と反対側の摩擦面46が第3固定筒部材18に摩擦当接していることから、第2トルク調整環28の光軸O方向における変位は、操作リング40の挟み力を変化させ、操作リング40の回動阻止抵抗力が変化し、操作リング40のトルク調整が行われる。
操作リング40のトルク調整後は、ネジ25を締め付け、装飾・滑り止めゴムリング22を所定の位置に戻し、装飾・滑り止めゴムリング22によって貫通丸孔13を被う。
本発明の操作リングのトルク調整機構は、通信機器や家庭電気器具等の精密回転操作部材、例えば周波数や明るさ等の調整ダイヤルにおいて、回転操作トルクの重さ軽さすなわち動摩擦係数や、調整後の調整ダイヤルの状態の保持する力言い換えれば回転操作部材に外部部材が接触した場合の抵抗トルク力すなわち静摩擦係数の調整を要する場合にも、有効に利用できる。
O 光軸
10 レンズ鏡筒
12 固定外筒部材
13 貫通長孔
14 第1固定筒部材
16 第2固定筒部材
18 第3固定筒部材
22 装飾・滑り止めゴムリング
25 ネジ
26 第1トルク調整環
26w 第1調整楔部
29 ネジ貫通長孔
28 第2トルク調整環
28w 第2調整楔部
31 ガイド受け突起
32 調整弾性部材
33 直進ガイド溝
40 操作リング
42 摩擦環状部分
44 摩擦面
46 摩擦面
52 カム筒部材

Claims (2)

  1. 操作リングを光軸方向に固定で光軸中心に回転自在に支持する固定外筒部材と、
    第1トルク調整環を光軸方向固定でかつ光軸中心回転自在に支持し、かつ前記第1トルク調整環を固着可能な第1固定筒部材と、
    前記第1トルク調整環と楔係合し、第3固定筒部材によって前記楔係合を維持するように付勢され、前記第1トルク調整環の光軸中心回転によって光軸方向位置が変化させられる第2トルク調整環と、
    前記操作リングに連結され、前記第3固定部材と前記第2トルク調整環によって光軸方向において挟み込まれる摩擦環状部と
    を有することを特徴とする操作リングのトルク調整機構。
  2. 請求項1に記載の操作リングのトルク調整機構を包含するレンズ鏡筒。
JP2010161785A 2010-07-16 2010-07-16 操作リングのトルク調整機構 Pending JP2012022253A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031774A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 キヤノン株式会社 光学機器
JP2015232596A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 キヤノン株式会社 レンズ装置および光学機器

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