JP2012020525A - 印刷機、印刷方法および有機層形成方法 - Google Patents

印刷機、印刷方法および有機層形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フレーム上で転写ロールを高速で走行させることができる印刷機を提供する。
【解決手段】印刷機1は、フレーム5と、フレーム5上に固定され、その上面に複数のセル38を有する平板状のグラビア版37と、フレーム5上に固定され、基板9が載置される定盤6と、フレーム5上を走行可能となるようフレーム5上に設けられた転写ユニット30と、グラビア版37および定盤6に沿って延びるよう設けられたラック27と、を備えている。このうち転写ユニット30は、各ラック27に係合する一対の従動ギヤ31と、従動ギヤ31に連結された転写ロール34と、を有している。またフレーム5の上方には洗浄装置10が設けられており、この洗浄装置10は、洗浄時に転写ユニット34の従動ギヤ31に係合する駆動ギヤ20と、駆動ギヤ20に連結されたモータ21と、を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、フレームと、転写ロールを有し、フレーム上を走行可能な転写ユニットと、転写ロールの外周面に付着したインキを洗浄する洗浄装置と、を備えた印刷機に関する。また本発明は、当該印刷機を用いて基板上にインキを印刷する印刷方法に関する。また本発明は、当該印刷機を用いて基板上に有機EL装置の有機層を形成する有機層形成方法に関する。
印刷機においては、グラビア印刷用のブランケット胴、またはフレキソ印刷用の版胴などの転写ロールにより、インキが基板上に転移される。このような転写ロールの外周面に付着したインキを洗浄するための洗浄装置として、帯状の洗浄布を転写ロールの外周面に押し付けて転写ロールの洗浄を行う洗浄装置(特許文献1)や、回転する洗浄ロールを転写ロールの外周面に押し付けて転写ロールの洗浄を行う洗浄装置(特許文献2)などが知られている。
洗浄装置により転写ロールを洗浄する際、転写ロールを全面にわたって洗浄するため、転写ロール自体も回転駆動される。このように転写ロール自体を回転駆動するため、一般に、転写ロールには、転写ロールを回転駆動するための転写ロール用モータが連結されている。
特開昭63−114654号公報 特開昭63−296945号公報
ところで、枚葉式に印刷を実施する印刷機として、平台の印刷機が知られている。平台の印刷機は、一般に、フレームと、フレーム上に配置され、基板が載置される定盤と、フレーム上に配置され、その上面にセルを有する平板状のインキ版と、転写ロールを有し、フレーム上を走行可能な転写ユニットと、を備えている。このような平台の印刷機においては、フレーム上で転写ユニットを走行させることにより、転写ロールがインキ版のセルからインキを受けるとともに、転写ロール上のインキが基板上に転移される。その後、転写ロールの外周面に付着したインキが洗浄装置により洗浄される。
このように転写ユニットがフレーム上を走行する印刷機において、転写ロールに洗浄時のための転写ロール用モータが連結されていると、転写ロール用モータの重量の分だけ転写ユニットの走行速度が遅くなることが考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る印刷機、印刷方法および有機層形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、平板状の基板上にインキを印刷する印刷機において、
フレームと、
前記フレーム上に配置され、基板が載置される定盤と、前記フレーム上に配置され、その上面にセルを有する平板状のインキ版と、前記インキ版にインキを供給するインキ供給部と、前記インキ供給部から供給されたインキを前記インキ版のセル内に充填させるドクターシステムと、前記インキ版および前記定盤に沿って延びるよう設けられたラックと、前記ラックに係合する従動ギヤと、当該従動ギヤに連結された転写ロールであって、前記インキ版に当接して前記セル内のインキを受けるとともに、基板上にインキを転移させる転写ロールと、を有し、前記ラックに沿って前記フレーム上を走行可能な転写ユニットと、前記フレームの上方に設けられ、前記転写ユニットの転写ロールの外周面を洗浄する洗浄布を有する洗浄装置と、前記洗浄装置による洗浄時、前記転写ユニットの従動ギヤおよび転写ロールを前記フレームから上方へ移動させる上昇機構と、を備え、前記洗浄装置は、洗浄時に前記転写ユニットの従動ギヤに係合する駆動ギヤと、当該駆動ギヤに連結されたモータと、を有することを特徴とする印刷機である。
本発明による印刷機は、前記転写ユニットの従動ギヤが前記ラックまたは前記駆動ギヤのいずれにも係合していないときに従動ギヤを固定する固定機構をさらに備えていてもよい。
本発明による印刷機は、前記転写ユニットの従動ギヤの回転位置を検出する検出機構と、前記検出機構からの信号に応じて、前記洗浄装置の駆動ギヤの回転を制御する制御機構と、をさらに備えていてもよい。
本発明による印刷機において、前記制御機構は、前記従動ギヤが所定の回転位置まで回転された後、従動ギヤが固定されるよう前記固定機構を作動させてもよい。
本発明による印刷機において、前記転写ユニットの従動ギヤの所定位置にマーカーが設けられており、前記検出機構は、前記マーカーに基づいて従動ギヤの回転位置を検出してもよい。
本発明による印刷機において、好ましくは、前記洗浄装置の駆動ギヤと前記転写ユニットの従動ギヤとが係合される際、駆動ギヤまたは従動ギヤの一方は、他方に対して、互いの中心を通る軌道以外の軌道を通って係合する。
本発明による印刷機において、前記転写ユニットの転写ロールは、複数の凸部を含むフレキソ版を有していてもよい。この場合、好ましくは、前記インキのせん断速度100/秒における粘度(インキ温度23℃)が1〜200cPの範囲内となっている。
本発明は、上記記載の印刷機を用いて基板上にインキを印刷する印刷方法において、前記定盤上に基板を載置する工程と、前記インキ版にインキを供給する工程と、前記インキ版のセル内にインキを充填させる工程と、前記転写ユニットを走行させることにより、前記転写ロールが前記インキ版のセルからインキを受けるとともに、転写ロール上のインキが前記基板上に転移される工程と、前記上昇機構により、前記転写ユニットの従動ギヤおよび転写ロールを前記フレームから上方へ移動させる工程と、前記洗浄装置により、前記転写ロールの外周面に付着したインキを洗浄する工程と、を備えたことを特徴とする印刷方法である。
本発明は、上記記載の印刷機を用いて基板上に有機EL装置の有機層を形成する有機層形成方法において、前記定盤上に有機EL装置用の基板を載置する工程と、前記インキ版に有機層用のインキを供給する工程と、前記インキ版のセル内にインキを充填させる工程と、前記転写ユニットを走行させることにより、前記転写ロールが前記インキ版のセルからインキを受けるとともに、転写ロール上のインキが前記基板上に転移される工程と、前記上昇機構により、前記転写ユニットの従動ギヤおよび転写ロールを前記フレームから上方へ移動させる工程と、前記洗浄装置により、前記転写ロールの外周面に付着したインキを洗浄する工程と、を備えたことを特徴とする有機層形成方法である。
本発明は、基板上にインキを印刷する印刷機において、複数のセルが形成された円筒状のインキ版胴と、前記インキ版胴にインキを供給するインキ供給部と、前記インキ供給部から供給されたインキを前記インキ版胴のセル内に充填させるドクターシステムと、前記インキ版胴に当接して前記セル内のインキを受けるとともに、基板上にインキを転移させる転写ロールと、前記インキ版胴の外周面または前記転写ロールの外周面を洗浄する洗浄布を有する洗浄装置と、を備え、前記インキ版胴または前記転写ロールには従動ギヤが連結されており、前記洗浄装置は、洗浄時に前記インキ版胴または前記転写ロールに連結された従動ギヤに係合する駆動ギヤと、当該駆動ギヤに連結されたモータと、を有することを特徴とする印刷機である。
本発明は、上記記載の印刷機を用いて基板上にインキを印刷する印刷方法において、基板を準備する工程と、複数のセルが形成された円筒状のインキ版胴にインキを供給する工程と、前記インキ版胴のセル内にインキを充填させる工程と、転写ロールを前記インキ版胴に当接させることにより、転写ロールがインキ版胴の各セルからインキを受ける工程と、前記転写ロールのインキを基板上に転移させる工程と、前記洗浄装置により前記インキ版胴の外周面または前記転写ロールの外周面を洗浄する工程と、を備えたことを特徴とする印刷方法である。
本発明の印刷機によれば、ラックに沿ってフレーム上を走行可能な転写ユニットは、ラックに係合する従動ギヤと、当該従動ギヤに連結された転写ロールと、を有している。また洗浄装置は、洗浄時に転写ユニットの従動ギヤに係合する駆動ギヤと、当該駆動ギヤに連結されたモータと、を有している。このため、洗浄装置による洗浄時、転写ロールは、従動ギヤおよび駆動ギヤを介して、洗浄装置のモータにより駆動される。このことにより、転写ロールに転写ロール用モータを連結することなく、洗浄時に転写ロールを回転させることができる。これによって、転写ロールに転写ロール用モータが連結されている場合に比べて、転写ユニットの重量を軽くすることができ、このことにより、フレーム上における転写ユニットの走行速度をより速くすることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における印刷機を示す側面図。 図2は、本発明の第1の実施の形態における印刷機を示す平面図。 図3は、図1の印刷機の洗浄装置を拡大して示す図。 図4は、図3の洗浄装置の洗浄液供給部を拡大して示す図。 図5(a)(b)は、転写ロールユニットの従動ギヤと洗浄装置の駆動ギヤとを係合させる方法を示す図。 図6は、本発明の第2の実施の形態における印刷機を示す平面図。 図7は、図6の印刷機の転写ロールを拡大して示す図。 図8は、比較の形態において、転写ロールによりインキが基板上に印刷される様子を示す図。
以下、図1乃至図5(a)(b)を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。はじめに図1および図2を参照して、印刷機1全体について説明する。
印刷機
図1および図2に示すように、平台の枚葉印刷機1は、フレーム5と、フレーム5上に固定され、その上面に複数のセル38を有する平板状のグラビア版(インキ版)37と、フレーム5上に固定され、基板9が載置される定盤6と、フレーム5上を矢印Pで示す印刷方向に沿って走行可能となるようフレーム5上に設けられた転写ユニット30と、を備えている。また図1および図2に示すように、グラビア版37上には、グラビア版37の上面にインキ4を供給するインキ供給部7と、転写ユニット30の後述する側壁36bに固定され、インキ供給部7から供給されたインキ4をグラビア版37のセル38に充填させるドクターシステム8と、が設けられている。
(ラックおよび転写ユニット)
次に、フレーム5上で転写ユニット30を走行させるための構成について説明する。図1および図2に示すように、印刷機1は、グラビア版37および定盤6に沿って延びるようフレーム5の側方に設けられた一対のラック27を備えている。各ラック27は、一定間隔で設けられた複数の歯28を有している。そして、転写ユニット30は、各ラック27に係合する一対の従動ギヤ31と、従動ギヤ31に連結された転写ロール34と、を有している。また印刷機1には、転写ユニット30を図1の矢印Pで示す方向において駆動するリニアモータ(アクチュエータ、図示せず)が設けられており、このため、転写ユニット30は、ラック27に沿ってフレーム5上を走行することができる。
図2に示すように、従動ギヤ31の所定位置にはマーカー32が設けられている。このマーカー32は、後述する洗浄装置10の検出機構が従動ギヤ31の回転位置を検出するために設けられるものであり、例えば、検出機構から放射される光を反射する反射材からなっている。
図2に示すように、転写ユニット30において、転写ロール34は、連結軸36cを介して従動ギヤ31に連結されている。また図2に示すように、転写ロール34の側方には、各連結軸36cにより貫通される一対の側壁36cが設けられており、また一対の側壁36cは支柱36aにより連結されている。このようにして、フレーム5を走行する箱型の転写ユニット30が構成されている。しかしながら、転写ユニット30の構成がこのような構成に限られることはなく、従動ギヤ31および転写ロール34を回転可能に支持するよう構成された様々な形態の転写ユニット30が用いられ得る。
(転写ロール)
次に転写ロール34について説明する。図2に示すように、転写ロール34は、連結軸36cにより回転可能に支持される金属ロール35と、金属ロール35の外周面に設けられたブランケット33と、を有している。ブランケット33は、グラビア版37のセル38からインキ4を受理するとともに基板9上に当該インキ4を転移させるものであり、このブランケット33は一般に弾性材料からなっている。なお図2に示すように、本実施の形態においては、転写ロール34の直径が、従動ギヤ31の直径とほぼ等しくなっている。
次に、本実施の形態において用いられる基板9について説明する。有機EL装置や有機薄膜トランジスタ(有機TFT)に用いられる有機層では膜の均一性が要求される。本実施の形態による平台の枚葉印刷機1は、そのような有機層を形成する際に用いることができる。例えば、基板9は、有機ELに用いられる有機層を形成するための有機EL装置用の基板を含む。このような基板9としては、例えば、何も載置されていないガラス基板や、有機ELや有機TFTに用いられる有機層の幾つかが既に形成されているガラス基板や、絶縁層および電極(ITOなど)が既に形成されているガラス基板や、何も形成されていないフィルム基板や、有機ELや有機TFTに用いられる有機層の幾つかが既に形成されているフィルム基板や、絶縁層および電極(ITOなど)が既に形成されているフィルム基板などを用いることができる。
図示はしないが、このようなこのようなガラス基板やフィルム基板などの基板9に形成される有機層としては、例えば、発光層、電子注入層、電子輸送層、正孔注入層、正孔輸送層などを挙げることができる。ここで、印刷により形成される各有機層の厚みは、例えば10〜1000nmの範囲内となっている。
インキ
次に、上述の有機層を印刷により形成するために用いられるインキ4について説明する。インキ4は、溶媒と、溶媒中に溶解された固形分からなっている。インキ4としては、例えば、せん断速度100/秒における粘度(インキ温度23℃)が1〜200cPの範囲内となっているインキ4が用いられる。このように、本実施の形態における印刷機1で用いられるインキ4は、一般的なインキよりも粘度が小さくなっている。尚、インキ4の粘度測定は、例えば、Physica社製の粘弾性測定装置MCR301型を用いて、測定温度23℃で定常流測定モードにより行うことができる。
また、印刷機1で用いられるインキ4において、使用している溶媒の表面張力が40dyne/cm以下、好ましくは20〜37dyne/cmの範囲内であり、かつ、沸点が150〜265℃、好ましくは170〜230℃の範囲内であることが好ましい。
なお、インキ4に使用している溶媒の表面張力が40dyne/cmを超えると、グラビア版37から転写ロール34へのインキ4の受理性が低下することが考えられ、好ましくない。さらに、インキ4の溶媒の沸点が150℃未満であると、ブランケット胴20から基板9に転移されたインキ4が直ちに乾燥し、これによって、インキ4により形成される有機層にスジが発生しやすくなることが考えられる。また、インキ4の溶媒の沸点が265℃を超えると、インキ4の乾燥が困難となり、乾燥ゾーンでの乾燥による基板9等への影響が生じること、溶剤の残留を生じることなどが考えられ、好ましくない。尚、溶媒の表面張力の測定は、例えば、協和界面科学(株)製の表面張力計CBVP−Z型により、液温20℃で行うものとする。
(インキの固形分)
インキ4に用いる溶媒および固形分は、印刷機1によって基板9上に形成する有機層に応じて適宜選択される。例えば、印刷機1によって有機発光デバイスの発光素子層の発光層を形成する場合、発光層用のインキ4の固形分として、下記のような色素系、金属錯体系、高分子系のものを挙げることができる。
(1)色素系発光材料
シクロペンタジエン誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導体、トリフェニルアミン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ピラゾロキノリン誘導体、ジスチリルベンゼン誘導体、ジスチリルアリーレン誘導体、シロール誘導体、チオフェン環化合物、ピリジン環化合物、ペリノン誘導体、ペリレン誘導体、オリゴチオフェン誘導体、トリフマニルアミン誘導体、オキサジアゾールダイマー、ピラゾリンダイマー等が挙げられる。
(2)金属錯体系発光材料
アルミキノリノール錯体、ベンゾキノリノールベリリウム錯体、ベンゾオキサゾール亜鉛錯体、ベンゾチアゾール亜鉛錯体、アゾメチル亜鉛錯体、ポリフィリン亜鉛錯体、ユーロピウム錯体等、中心金属にAl、Zn、Be等、または、Tb、Eu、Dy等の希土類金属を有し、配位子にオキサジアゾール、チアジアゾール、フェニルピリジン、フェニルベンゾイミダゾール、キノリン構造等を有する金属錯体が挙げられる。
(3)高分子系発光材料
ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリシラン誘導体、ポリアセチレン誘導体、ポリビニルカルバゾール誘導体、ポリフルオレン誘導体等が挙げられる。
発光層用のインキ4における上述の固形分の含有量は、好ましくは、1.5〜4.0重量%の範囲で設定される。
また、印刷機1によって有機発光デバイスの発光素子層の正孔輸送層を形成する場合、正孔輸送層用のインキ4の固形分として、例えば、オキサジアゾール系、オキサゾール系、トリアゾール系、チアゾール系、トリフェニルメタン系、スチリル系、ピラゾリン系、ヒドラゾン系、芳香族アミン系、カルバゾール系、ポリビニルカルバゾール系、スチルベン系、エナミン系、アジン系、トリフェニルアミン系、ブタジエン系、多環芳香族化合物系、スチルベン二量体等の材料が挙げられる。
また、印刷機1によって有機発光デバイスの発光素子層の正孔注入層を形成する場合、正孔注入層用のインキ4の固形分として、例えば、フェニルアミン系、スターバースト型アミン系、フタロシアニン系、酸化バナジウム、酸化モリブデン、酸化ルテニウム、酸化アルミニウム等の酸化物、アモルファスカーボン、ポリアニリン、ポリチオフェン誘導体、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、シラザン誘導体、ポリシラン系、アニリン系共重合体、チオフェンオリゴマー等の誘電性高分子オリゴマー等、を挙げることができる。
(インキの溶媒)
また、印刷機1によって有機発光デバイスの発光素子層の発光層を形成する場合、インキ4の溶媒として、表面張力が上記の範囲(40dyne/cm以下)を満足し、かつ、沸点が上記の範囲(150〜265℃)を満足するもの、例えば、クメン、アニソール、n−プロピルベンゼン、メシチレン、1,2,4−トリメチルベンゼン、リモネン、p−シメン、o−ジクロロベンゼン、ブチルベンゼン、ジエチルベンゼン、2,3−ジヒドロベンゾフラン、安息香酸メチル、1,2,3,4−テトラメチルベンゼン、アミルベンゼン、テトラリン、安息香酸エチル、フェニルヘキサン、シクロヘキシルベンゼン、安息香酸ブチル等を単独で使用することができる。また、混合溶媒を使用する場合には、混合比に応じた割合で計算した表面張力と沸点が上記の範囲を満足するものを使用する。例えば、表面張力がAdyne/cm、沸点がB℃の溶媒1と、表面張力がCdyne/cm、沸点がD℃の溶媒2とを3:7の重量比で混合した混合溶媒の場合、混合比に応じた割合で計算した表面張力[(A×3/10)+(C×7/10)]が上記の範囲(40dyne/cm以下)を満足し、かつ、混合比に応じた割合で計算した沸点[(B×3/10)+(D×7/10)]が上記の範囲(150〜265℃)を満足することが必要となる。したがって、混合溶媒を構成する個々の溶媒は、表面張力と沸点が上記の範囲から外れるものであってもよい。
このようなインキ4を用いて印刷機1により基板9上に有機層を形成する場合、はじめに、インキ4がインキ供給部7からグラビア版37の上面に供給される。次に、転写ユニット30にグラビア版37上を走行させる。これによって、はじめに、転写ユニット30に連結されたドクターシステム8により、インキ4がグラビア版37のセル38に充填される。その後、転写ユニット30の転写ロール34がグラビア版37のセル38上を走行し、これによって、転写ロール34のブランケット33(外周面34a)がグラビア版37のセル38内のインキ4を受理する。
次に、転写ユニット30が基板9上を走行する。これによって、転写ロール34の外周面34a上のインキ4が基板9上に転移される。その後、転移されたインキ4を適宜乾燥させることにより、基板9上に有機層が形成される。
ここで、インキ4を基板9上に転移させた後の転写ロール34の外周面34aには、通常、所定量のインキ4が残存している。このような残存インキ4を除去するため、印刷機1には、図1に示すように、転写ロール34の外周面34aに付着したインキ4を洗浄するための洗浄装置10が設けられている。以下、本実施の形態による洗浄装置10について詳細に説明する。
洗浄装置
図3は、図1の印刷機1の洗浄装置10を拡大して示す図である。図3に示すように、洗浄装置10は、転写ロール34の外周面34aを洗浄する帯状の洗浄布25を巻き出す巻出ロール11と、巻出ロール11からの洗浄布25を巻き取る巻取ロール12と、巻出ロール11と巻取ロール12との間に設けられ、洗浄布25を転写ロール34の外周面34aに押し付ける押圧部13と、洗浄布25に洗浄液を供給する洗浄液供給部14と、を備えている。なお洗浄装置10による洗浄が行われる際、転写ロール34および従動ギヤ31は、後述する上昇機構によりフレーム5から上方へ移動させられる。
図3に示すように、巻出ロール11からの洗浄布25は、ガイドロール19、洗浄液供給部14、および押圧部13を介して巻取ロール12へ送られる。ここで押圧部13は、図3に示すように、洗浄布25を転写ロール34の外周面34aに押し付ける押圧ヘッド13aと、押圧ヘッド13aにその一端が固定されたエアシリンダ13bと、エアシリンダ13bの他端に接続されるとともにエアシリンダ13bを伸縮させる駆動部13cと、を有している。また図3に示すように、洗浄布25の両面のうち、洗浄時に転写ロール34に接する面が表面25aとなっており、表面25aの反対側の面が裏面25bとなっている。
(洗浄液供給部)
図4は、図3の洗浄装置10の洗浄液供給部14を拡大して示す図である。図3および図4に示すように、洗浄液供給部14は、洗浄液を貯留する吐出ヘッド16と、巻出ロール11と押圧部13との間に設けられ、吐出ヘッド16に貯留された洗浄液を洗浄布25に向かって吐出する吐出口15と、吐出ヘッド16に洗浄液を供給する洗浄液供給管17と、を有している。このうち吐出口15は、図4に示すように、洗浄布25に当接した状態で洗浄布25に対して洗浄液を吐出するよう構成されている。例えば、吐出口15は、巻出ロール11から巻取ロール12に向かって送られる洗浄布25に常に当接するよう配置されている。
洗浄液供給管17は洗浄液タンク(図示せず)に接続されており、この洗浄液供給管17により、洗浄液タンク内の洗浄液が吐出ヘッド16に供給される。この洗浄液供給管17には、図4に示すように、洗浄液供給管17から吐出ヘッド16への洗浄液の流れを遮蔽することができる遮蔽弁17aが設けられている。このため、巻出ロール11から巻取ロール12への洗浄布25の送りが停止されている間、すなわち洗浄装置10による洗浄動作が停止されている間、洗浄液タンク内の洗浄液が吐出ヘッド16に供給されるのを停止することができる。このことにより、洗浄液供給部14の吐出口15から洗浄布25に対して洗浄液が無駄に吐出されるのを防ぐことができる。
(洗浄液)
本実施の形態による洗浄装置10において用いられる洗浄液は、転写ロール34の外周面34aに付着するインキ4の特性に応じて適宜選択される。例えば、有機EL装置の正孔輸送層または発光層を形成するためのインキが用いられる場合、洗浄液として、トルエンなどの芳香族溶媒を含む有機溶剤が用いられる。また、有機EL装置の正孔注入層を形成するためのインキが用いられる場合、洗浄液として、水を含む溶剤、若しくはアセトンを含む有機溶剤が用いられる。
(駆動ギヤおよびモータ)
また図3に示すように、洗浄装置10は、洗浄時に転写ユニット34の従動ギヤ31に係合する駆動ギヤ20と、駆動ギヤ20に連結されたモータ21と、を有している。駆動ギヤ20は、図3に示すように、従動ギヤ31の歯31aに係合するよう等間隔で配置された複数の歯20aを有している。このため、洗浄時、モータ21により、駆動ギヤ20および従動ギヤ31を介して転写ロール34を回転駆動することができる。従って、転写ロール34に転写ロール駆動用モータ(図示せず)を取り付けることなく、洗浄時に転写ロール34を回転させることができる。
また図3に示すように、従動ギヤ31の近傍には、従動ギヤ31の回転位置を検出する検出機構23が設けられている。検出機構23の構成が特に限られることはなく、光学的手法や電磁気学的手法により従動ギヤ31の回転位置を検出する様々な機構が用いられ得る。例えば、検出機構23は、従動ギヤ31に向かって光を放射するエミッタと、従動ギヤ31の上述のマーカー32により反射されて戻ってくる光を検出するレシーバと、からなっている。このため、検出機構23により、従動ギヤ31のマーカー32が検出機構23の正面に到達するタイミングを検知することができ、このタイミングに基づいて、従動ギヤ31の回転位置が検出される。検出機構23により検出された従動ギヤ31の回転位置に関する情報は、制御機構18に送られる。なお、従動ギヤ31に設けられるマーカー32の数や形状が特に限られることはなく、求められる検出精度に応じて、多数のマーカー32または多種類のマーカー32が設けられてもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、はじめに、印刷機1を用いて基板9上に有機層を形成する方法について説明する。次に、転写ロール34の外周面34aに付着した有機層用のインキ4を洗浄装置10により洗浄する方法について説明する。
印刷方法
はじめに、図1に示すように、フレーム5上に固定された定盤6上に基板9を載置する。次に、インキ供給部7により、有機層用のインキ4をグラビア版37の上面に供給する。その後、転写ユニット30にグラビア版37上を走行させる。これによって、はじめに、転写ユニット30に連結されたドクターシステム8により、インキ4がグラビア版37のセル38に充填される。その後、転写ユニット30の転写ロール34がグラビア版37のセル38上を走行し、これによって、転写ロール34の外周面34aがグラビア版37のセル38内のインキ4を受理する。
次に、転写ユニット30が基板9上を走行する。これによって、転写ロール34の外周面34a上のインキ4が基板9上に転移される。その後、転移されたインキ4を適宜乾燥させることにより、基板9上に有機層が形成される。
ところで、本実施の形態によれば、上述のように、転写ロール34には転写ロール駆動用モータが取り付けられていない。このため、転写ロール34に転写ロール駆動用モータが取り付けられている場合に比べて、転写ロール34を含む転写ユニット30をフレーム5上でより高速で走行させることができる。このことにより、基板9上に有機層を形成するのに要する時間を短縮することができる。
胴の洗浄方法
次に、転写ロール34の外周面34a上に残っている有機層用のインキ4を洗浄する方法について説明する。はじめに、転写ユニット30を、洗浄装置10の下方まで移動させる。次に図5(a)に示すように、エアシリンダなどからなる上昇機構2を用いて、転写ユニット30の転写ロール34および従動ギヤ31をフレーム5から上方(矢印Mの方向)へ移動させる。この際、上昇中に転写ロール34および従動ギヤ31が回転するのを防ぐため、固定機構(図示せず)により転写ロール34および従動ギヤ31が固定される。なお、固定機構の具体的な構成が特に限られることはない。例えば固定機構は、転写ロール34または従動ギヤ31に取り付けられたブレーキ手段であってもよく、若しくは、転写ロール34または従動ギヤ31の外部に設けられたストッパ手段であってもよい。固定機構(図示せず)により転写ロール34および従動ギヤ31を固定する際、検出機構23により従動ギヤ31の回転位置(当初回転位置)が検出されてもよい。
その後、図5(b)に示すように、エアシリンダなどからなる係合機構29を用いて、洗浄装置10の駆動ギヤ20を転写ユニット30の従動ギヤ31に向かう方向(矢印Mの方向)移動させ、これによって、駆動ギヤ20を従動ギヤ31に係合させる。
駆動ギヤ20を従動ギヤ31に係合させる際、好ましくは、駆動ギヤ20は、図5(b)に示すように、従動ギヤ31の中心Cおよび駆動ギヤ20の中心Cを通る軌道C以外の軌道を通って従動ギヤ31に係合する。すなわち、駆動ギヤ20の移動方向(矢印Mの方向)は、従動ギヤ31の中心Cおよび駆動ギヤ20の中心Cを通る軌道Cと非平行になっている。このことにより、駆動ギヤ20を従動ギヤ31に確実に係合させることができる。
その後、モータ21を始動させ、これによって、駆動ギヤ20および従動ギヤ31を介して転写ロール34を回転させる。同時に、巻出ロール11から巻取ロール12へ向けて帯状の洗浄布25を送り出す。また、洗浄液供給部14から洗浄布25への洗浄液の供給を開始する。
洗浄液供給部14からの洗浄液を受理した洗浄布25は、押圧部13に送られる。押圧部13においては、駆動部13cによりエアシリンダ13bを駆動することにより、洗浄液が滲みこんだ洗浄布25が転写ロール34の外周面34aに押し付けられる。これによって、転写ロール34の外周面34aに付着したインキ4が洗浄される。
ブランケット胴20の外周面20aに押し付けられた後の洗浄布25は、図3に示すように、巻取ロール12により巻き取られる。一方、洗浄液が滲みこんだ洗浄布25により洗浄された転写ロール34の外周面34aは、エアブロワー22からの風により乾燥される。
その後、モータ21により、従動ギヤ31および転写ロール34が所望の回転位置まで回転させられる。ここで所望の回転位置とは、従動ギヤ31および転写ロール34を再びフレーム5上に戻す際の好ましい回転位置のことであり、例えば、上述の当初回転位置のことである。この場合、はじめに、検出機構23により従動ギヤ31の回転位置が検出され、次に、検出された回転位置に関する情報に基づいて、制御機構18がモータ21を制御する。これによって、従動ギヤ31および転写ロール34が当初回転位置まで回転させられる。次に、上述の固定機構により、転写ロール34および従動ギヤ31が固定され、その後、転写ロール34および従動ギヤ31がフレーム5上に戻される。
このように、洗浄後に従動ギヤ31および転写ロール34を当初回転位置まで回転させることにより、洗浄前と同じ回転位置となっている状態で従動ギヤ31および転写ロール34をフレーム5上に戻すことができる。これによって、その後の印刷を行う際、従動ギヤ31および転写ロール34の回転位置を調整することなく、前回と同じ態様で印刷を行うことができる。
このように本実施の形態によれば、ラック27に沿ってフレーム5上を走行可能な転写ユニット30は、ラック27に係合する従動ギヤ31と、当該従動ギヤ31に連結された転写ロール34と、を有している。また洗浄装置10は、洗浄時に転写ユニット30の従動ギヤ31に係合する駆動ギヤ20と、当該駆動ギヤ20に連結されたモータ21と、を有している。このため、洗浄装置10による洗浄時、転写ロール34は、従動ギヤ31および駆動ギヤ20を介して、洗浄装置10のモータ21により駆動される。このことにより、転写ロール34に転写ロール用モータを連結することなく、洗浄時に転写ロール34を回転させることができる。これによって、転写ロール34に転写ロール用モータが連結されている場合に比べて、転写ユニット30の重量を軽くすることができ、このことにより、フレーム5上における転写ユニット30の走行速度をより速くすることができる。
また本実施の形態によれば、転写ユニット30の従動ギヤ31がラック27または駆動ギヤ20のいずれにも係合していないときに従動ギヤ31を固定する固定機構が設けられている。このため、従動ギヤ31および転写ロール34を上昇機構2により移動させる間、従動ギヤ31および転写ロール34が自由に回転するのを防ぐことができる。従って、上述の検出機構23などを利用することにより、洗浄前と同じ状態(同じ回転位置)で従動ギヤ31および転写ロール34をフレーム5上に戻すことが可能となる。
第2の実施の形態
次に、図6および図7を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図6および図7に示す第2の実施の形態は、インキ版としてアニロックス版が用いられ、転写ロールとしてフレキソ版を有する転写ロールが用いられる点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図5(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。図6および図7に示す第2の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
印刷機
図6に示すように、平台の枚葉印刷機1は、フレーム5と、フレーム5上に固定され、その上面に複数のセル48を有する平板状のアニロックス版(インキ版)47と、フレーム5上に固定され、基板9が載置される定盤6と、フレーム5上を矢印Pで示す印刷方向に沿って走行可能となるようフレーム5上に設けられた転写ユニット30と、を備えている。転写ユニット30は、図6に示すように、連結軸36cにより回転可能に支持される金属ロール35と、金属ロール35の外周面に設けられたフレキソ版43と、を有している。
(転写ロール)
転写ロール34について、図7を参照して詳細に説明する。上述のように、転写ロール34は、金属ロール35と、金属ロール35の外周面上に粘着材により固定されたフレキソ版43と、からなっている。このフレキソ版43は、弾性材料からなっており、また図7に示すように、ストライプ状に配置された複数の凸部43aと、各凸部43a間に形成された凹部43bとを有している。このようなフレキソ版43の凸部43aがアニロックス版47の上面に当接するとき、セル48内のインキ4がフレキソ版43によって受けられる。フレキソ版43によって受けられたインキ4は、その後、定盤6上に載置されている基板9上に転移される。このようにして、本実施の形態の印刷機1により、フレキソ版43を用いたフレキソ印刷が実施される。
転写ロール34のフレキソ版43の凸部43aの高さcは、印刷の際に必要とされる印圧や、フレキソ版43を構成する弾性材料の弾性率などに応じて適宜設定されるが、例えば1〜1000μmの範囲内となっている。また転写ロール34の直径は、例えば110mmとなっている。
本実施の形態の印刷機1においては、せん断速度100/秒における粘度(インキ温度23℃)が1〜200cPの範囲内、より好ましくは51〜200cPの範囲内となっているインキ4が用いられる。このように、本実施の形態における印刷機1においては、一般的なインキよりも低粘度のインキ4が用いられる。低粘度のインキ4をフレキソ印刷法により基板9上に均一な厚みで転移させるためには、後に比較の形態を参照して説明するように、転写ロール34の回転速度を大きくすることが重要となる。
一般に、フレキソ印刷を行う印刷機においては、転写ロールが回転するだけでなく、アニロックス版(またはアニロックスロール)および定盤(またはバックアップロール)も移動または回転するよう構成されている。この場合、転写ロールは、アニロックス版(またはアニロックスロール)および定盤(またはバックアップロール)の移動または回転と同期するよう回転駆動される。このため、転写ロールの回転駆動を大きくすると、若しくは、転写ロールの回転駆動を急激に変化させると、アニロックス版(またはアニロックスロール)および定盤(またはバックアップロール)との同期が外れてしまうことが考えられる。従って、転写ロールが回転するとともに、アニロックス版(またはアニロックスロール)および定盤(またはバックアップロール)も移動または回転する印刷機において、転写ロールの回転速度を大きくすること、または、転写ロールの回転駆動を急激に変化させることは困難である。
一方、本実施の形態による印刷機1においては、上述のように、平板状のアニロックス版47と、基板9を載置する平板状の定盤6とがともにフレーム5上に固定されている。また転写ロール34は、フレーム5上を走行可能となるよう設けられている。このように印刷機1においては、静止している平板状のアニロックス版47および平板状の定盤6に対して転写ロール34を走行させることにより、フレキソ印刷が実施される。このため、転写ロール34の位置ずれや振動ブレを生じさせることなく、転写ロール34の回転速度を大きくすること、または、転写ロール34の回転速度を急激に変化させることができる。
また本実施の形態によれば、図1乃至図5(a)(b)に示す第1の実施の形態の場合と同様に、転写ロール34に、洗浄時のための転写ロール用モータが取り付けられていない。このため、転写ロール用モータが取り付けられている場合に比べて、転写ユニット30の重量を軽くすることができ、このことにより、フレーム5上における転写ユニット30の走行速度をより速くすることができる。このため本実施の形態によれば、転写ロール34をより高速で回転させることが可能となる。
本実施の形態による印刷機1においては、定盤6上の基板9上で転写ロール34を走行させる際、転写ロール34は、回転速度が20rpm以上(1分間あたり20回転以上)となるよう制御されている。これによって、基板9上に転移されたインキ4により形成される層の厚さのばらつきを抑制することができる。
比較の形態
次に、図8を参照して、本願発明の効果を、比較の形態と比較して説明する。
図示はしないが、比較の形態においては、洗浄時に転写ロール100を回転させるための転写ロール用モータが転写ロール100に取り付けられている。このため、印刷時に転写ロール100をフレーム5上で高速で走行させることが困難になっている。例えば、印刷時において、転写ロール100の回転速度は20rpmよりも小さくなっている。
図8は、比較の形態において、転写ロール100上のインキ4が基板9上に転移される様子を示す図である。図8に示すように、転写ロール100のフレキソ版43の凸部43aのうち基板9に当接している凸部43aは、インキ4を転移させる際の印圧によって弾性的に圧縮されている。このとき、当該凸部43aには、外方(基板9の方)に向う弾性的な反発力が生じている。
上述のように、比較の形態において、転写ロール100は、回転速度が20rpmよりも小さくなるよう制御されている。このため、当該凸部43aが基板9から遠ざかるよりも前に、当該凸部43aに生じている弾性的な反発力に起因して当該凸部43aが基板9に対してバウンドすることが考えられる。このようなバウンドが生じると、バウンドの際の振動によって、フレキソ版43から基板9に転移されるインキ4の厚みにばらつきが生じる。これによって、基板9に転移されたインキ4から形成される層の厚みにばらつきが生じてしまうことが考えられる。
これに対して本実施の形態によれば、転写ロール34に転写ロール用モータを連結することなく、洗浄時に転写ロール34を回転させることができる。これによって、転写ロール34に転写ロール用モータが連結されている場合に比べて、転写ユニット30を軽くすることができ、このことにより、フレーム5上における転写ユニット30の走行速度をより速くすることができる。例えば、転写ロール34の回転速度が20rpm以上となるよう、フレーム5上で転写ユニット30を走行させることができる。このため、印刷の際、フレキソ版43の凸部43aに、外方に向う弾性的な反発力が生じている場合であっても、フレキソ版43の当該凸部43aが基板9に対してバウンドするよりも前に、フレキソ版43の当該凸部43aから基板9上へのインキ4の転移を完了させることができる。このことにより、フレキソ版43のバウンドに起因して基板9上に転移されるインキ4の厚みがばらつくのを防ぐことができる。
なお上記各実施の形態において、印刷機1により基板9上に有機層が形成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、印刷機1により様々な層を基板9上に形成することができる。この場合、基板9上に形成される層に応じて、用いられるインキ4が適宜選択される。また、用いられるインキ4に応じて、洗浄装置10で使用される洗浄液が適宜選択される。
また上記各実施の形態において、従動ギヤ31および転写ロール34が、支柱36a、側壁36bおよび連結軸36cなどを有する転写ユニット30の一部としてフレーム5上を走行する例を示した。しかしながら、従動ギヤ31および転写ロール34をフレーム5上で走行させるための構成が上述の構成に限られることはなく、求められる印刷の特性などに応じて、従動ギヤ31および転写ロール34をフレーム5上で走行させるための構成が適宜選択され得る。
また上記各実施の形態において、フレーム5の側方に一対のラック27が設けられている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、設けられるラック27が1つのみ、または3つ以上であってもよい。また、ラック27がフレーム5上に設けられていてもよい。
また上記各実施の形態において、転写ロール34の直径が、従動ギヤ31の直径とほぼ等しくなっている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、ラック27の設置位置などに応じて、転写ロール34および従動ギヤ31の直径が適宜設定される。
また上記各実施の形態において、従動ギヤ31にマーカー32が設けられ、このマーカー32に基づいて検出機構23により従動ギヤ31の回転位置が検出される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、検出機構23により、転写ロール34の回転位置が検出されてもよい。この場合、マーカー32が転写ロールに設けられていてもよい。
また上記各実施の形態において、係合機構29によって駆動ギヤ20を移動させることにより、駆動ギヤ20が従動ギヤ31に係合される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、上昇機構2によって従動ギヤ31および転写ロール34を上方に移動させることにより、従動ギヤ31が駆動ギヤ20に係合されてもよい。この場合、好ましくは、従動ギヤ31が、従動ギヤ31の中心Cおよび駆動ギヤ20の中心Cを通る軌道C以外の軌道を通って駆動ギヤ20に係合するよう、従動ギヤ31が移動させられる。このことにより、従動ギヤ31を駆動ギヤ20に確実に係合させることができる。
また上記各実施の形態において、ドクターシステム8が、転写ユニット30の側壁36bに固定されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、ドクターシステム8が、転写ユニット30から独立して設けられていてもよい。
また上記各実施の形態において、印刷機が、その上面に複数のセルを有する平板状のインキ版(グラビア版、アニロックス版など)を備えた印刷機からなる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが、印刷機が、その外周面に複数のセルを有する円筒状のインキ版胴を備えた印刷機からなっていてもよい。この場合、インキ版胴と転写ロールはともに回転しており、また、転写ロールがインキ版胴に当接することにより、転写ロールがインキ版胴のセル内のインキを受ける。
このような円筒状のインキ版胴が用いられる場合、インキ版胴が上述の洗浄装置によって洗浄されてもよい。この場合、インキ版胴または転写ロールには従動ギヤが連結されており、また洗浄装置は、洗浄時にインキ版胴または転写ロールに連結された従動ギヤに係合する駆動ギヤと、当該駆動ギヤに連結されたモータと、を有している。このため、インキ版胴または転写ロールにモータを連結することなく、洗浄時にインキ版胴または転写ロールを回転させることができる。これによって、インキ版胴または転写ロールにモータが連結されている場合に比べて、インキ版胴または転写ロールの重量を軽くすることができ、このことにより、印刷時のインキ版胴または転写ロールの回転速度をより速くすることができる。
1 印刷機
2 上昇機構
4 インキ
5 フレーム
6 定盤
7 インキ供給部
8 ドクターシステム
9 基板
10 洗浄装置
11 巻出ロール
12 巻取ロール
13 押圧部
13a 押圧ヘッド
13b エアシリンダ
13c 駆動部
14 洗浄液供給部
15 吐出口
16 吐出ヘッド
16a 開口部
16b 制限部材
17 洗浄液供給管
17a 遮蔽弁
18 制御機構
19 ガイドロール
20 駆動ギヤ
20a 歯
21 モータ
22 エアブロワー
23 検出機構
25 洗浄布
25a 表面
25b 裏面
27 ラック
28 歯
29 係合機構
30 転写ユニット
31 従動ギヤ
31a 歯
32 マーカー
33 ブランケット
34 転写ロール
34a 外周面
35 金属ロール
36a 支柱
36b 側壁
36c 連結軸
37 グラビア版
38 セル
43 フレキソ版
43a 凸部
43b 凹部
47 アニロックス版
48 セル
100 転写ロール

Claims (11)

  1. 平板状の基板上にインキを印刷する印刷機において、
    フレームと、
    前記フレーム上に配置され、基板が載置される定盤と、
    前記フレーム上に配置され、その上面にセルを有する平板状のインキ版と、
    前記インキ版にインキを供給するインキ供給部と、
    前記インキ供給部から供給されたインキを前記インキ版のセル内に充填させるドクターシステムと、
    前記インキ版および前記定盤に沿って延びるよう設けられたラックと、
    前記ラックに係合する従動ギヤと、当該従動ギヤに連結された転写ロールであって、前記インキ版に当接して前記セル内のインキを受けるとともに、基板上にインキを転移させる転写ロールと、を有し、前記ラックに沿って前記フレーム上を走行可能な転写ユニットと、
    前記フレームの上方に設けられ、前記転写ユニットの転写ロールの外周面を洗浄する洗浄布を有する洗浄装置と、
    前記洗浄装置による洗浄時、前記転写ユニットの従動ギヤおよび転写ロールを前記フレームから上方へ移動させる上昇機構と、を備え、
    前記洗浄装置は、洗浄時に前記転写ユニットの従動ギヤに係合する駆動ギヤと、当該駆動ギヤに連結されたモータと、を有することを特徴とする印刷機。
  2. 前記転写ユニットの従動ギヤが前記ラックまたは前記駆動ギヤのいずれにも係合していないときに従動ギヤを固定する固定機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷機。
  3. 前記転写ユニットの従動ギヤの回転位置を検出する検出機構と、
    前記検出機構からの信号に応じて、前記洗浄装置の駆動ギヤの回転を制御する制御機構と、をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の印刷機。
  4. 前記制御機構は、前記従動ギヤが所定の回転位置まで回転された後、従動ギヤが固定されるよう前記固定機構を作動させることを特徴とする請求項3に記載の印刷機。
  5. 前記転写ユニットの従動ギヤの所定位置にマーカーが設けられており、
    前記検出機構は、前記マーカーに基づいて従動ギヤの回転位置を検出することを特徴とする請求項3または4に記載の印刷機。
  6. 前記洗浄装置の駆動ギヤと前記転写ユニットの従動ギヤとが係合される際、駆動ギヤまたは従動ギヤの一方は、他方に対して、互いの中心を通る軌道以外の軌道を通って係合することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷機。
  7. 前記転写ユニットの転写ロールは、複数の凸部を含むフレキソ版を有し、
    前記インキのせん断速度100/秒における粘度(インキ温度23℃)が1〜200cPの範囲内であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷機。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の印刷機を用いて基板上にインキを印刷する印刷方法において、
    前記定盤上に基板を載置する工程と、
    前記インキ版にインキを供給する工程と、
    前記インキ版のセル内にインキを充填させる工程と、
    前記転写ユニットを走行させることにより、前記転写ロールが前記インキ版のセルからインキを受けるとともに、転写ロール上のインキが前記基板上に転移される工程と、
    前記上昇機構により、前記転写ユニットの従動ギヤおよび転写ロールを前記フレームから上方へ移動させる工程と、
    前記洗浄装置により、前記転写ロールの外周面に付着したインキを洗浄する工程と、を備えたことを特徴とする印刷方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれかに記載の印刷機を用いて基板上に有機EL装置の有機層を形成する有機層形成方法において、
    前記定盤上に有機EL装置用の基板を載置する工程と、
    前記インキ版に有機層用のインキを供給する工程と、
    前記インキ版のセル内にインキを充填させる工程と、
    前記転写ユニットを走行させることにより、前記転写ロールが前記インキ版のセルからインキを受けるとともに、転写ロール上のインキが前記基板上に転移される工程と、
    前記上昇機構により、前記転写ユニットの従動ギヤおよび転写ロールを前記フレームから上方へ移動させる工程と、
    前記洗浄装置により、前記転写ロールの外周面に付着したインキを洗浄する工程と、を備えたことを特徴とする有機層形成方法。
  10. 基板上にインキを印刷する印刷機において、
    複数のセルが形成された円筒状のインキ版胴と、
    前記インキ版胴にインキを供給するインキ供給部と、
    前記インキ供給部から供給されたインキを前記インキ版胴のセル内に充填させるドクターシステムと、
    前記インキ版胴に当接して前記セル内のインキを受けるとともに、基板上にインキを転移させる転写ロールと、
    前記インキ版胴の外周面または前記転写ロールの外周面を洗浄する洗浄布を有する洗浄装置と、を備え、
    前記インキ版胴または前記転写ロールには従動ギヤが連結されており、
    前記洗浄装置は、洗浄時に前記インキ版胴または前記転写ロールに連結された従動ギヤに係合する駆動ギヤと、当該駆動ギヤに連結されたモータと、を有することを特徴とする印刷機。
  11. 請求項10に記載の印刷機を用いて基板上にインキを印刷する印刷方法において、
    基板を準備する工程と、
    複数のセルが形成された円筒状のインキ版胴にインキを供給する工程と、
    前記インキ版胴のセル内にインキを充填させる工程と、
    転写ロールを前記インキ版胴に当接させることにより、転写ロールがインキ版胴の各セルからインキを受ける工程と、
    前記転写ロールのインキを基板上に転移させる工程と、
    前記洗浄装置により前記インキ版胴の外周面または前記転写ロールの外周面を洗浄する工程と、を備えたことを特徴とする印刷方法。
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