JP2012019879A - 什器システム - Google Patents
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Abstract
【課題】固定什器と移動什器とを組み合わせ可能かつ前記組み合わせ時に固定什器から移動什器へ給電可能とした什器システムにおいて、移動什器に設けた電力取り出し部の使い勝手を良好にする。
【解決手段】固定電源に接続される給電部5を有するテーブル2と、前記給電部5からの給電を受ける受電部4を有するカート3とを備え、前記テーブル2及びカート3が所定の組み合わせ状態となったときに、前記給電部5から前記受電部4への給電を可能とするものであって、前記カート3の天板14に、このカート3に搭載したバッテリ17及び前記受電部4の少なくとも一方に接続される電力取り出し部18が設けられ、この電力取り出し部18の基体が、前記天板14の上面14aから上方に向かって突出する。
【選択図】図1
【解決手段】固定電源に接続される給電部5を有するテーブル2と、前記給電部5からの給電を受ける受電部4を有するカート3とを備え、前記テーブル2及びカート3が所定の組み合わせ状態となったときに、前記給電部5から前記受電部4への給電を可能とするものであって、前記カート3の天板14に、このカート3に搭載したバッテリ17及び前記受電部4の少なくとも一方に接続される電力取り出し部18が設けられ、この電力取り出し部18の基体が、前記天板14の上面14aから上方に向かって突出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、固定什器と移動什器とを組み合わせ可能な什器システムに関し、特に給電手段を搭載してオフィスや病院、公共施設等における執務空間、及び家庭等の居住空間にて使用される什器システムに関する。
従来、上記什器システムにおいて、各什器を所定の組み合わせ状態としたときに、固定什器から移動什器へこれらが搭載した給電手段を介して電力を供給可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記特許文献1では、移動什器の天板上面に略連続する開閉蓋を開けた位置にOAコンセント(電力取り出し部)を設けているが、この構成では天板上面に載置した物品によって電力取り出し部が隠され易く、移動什器の使い勝手に影響を与えることが考えられる。
そこで本発明は、固定什器と移動什器とを組み合わせ可能かつ前記組み合わせ時に固定什器から移動什器へ給電可能とした什器システムにおいて、移動什器に設けた電力取り出し部の使い勝手を良好にすることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、固定電源に接続される給電部を有する固定什器と、前記給電部からの給電を受ける受電部を有する移動什器とを備え、前記固定什器及び移動什器が所定の組み合わせ状態となったときに、前記給電部から前記受電部への給電を可能とする什器システムであって、前記移動什器の天板に、この移動什器に搭載したバッテリ及び前記受電部の少なくとも一方に接続される電力取り出し部が設けられ、この電力取り出し部の基体が、前記天板の上面に露出して設けられることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の什器システムにおいて、前記電力取り出し部の基体が、前記天板の上面から上方に向かって突出することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の什器システムにおいて、前記電力取り出し部の基体に、前記受電部が設けられることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記移動什器に搭載したバッテリが、前記天板の下方に配置されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記給電部及び受電部が給電コネクタ及び受電コネクタをそれぞれ有し、前記各コネクタが、互いに磁気的に吸着して電気的な接続状態を確立するマグネット式コンセントを構成することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記給電部及び受電部が非接触給電手段を構成することを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項1から6の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記電力取り出し部の基体に、前記給電部から受電部への給電状態を示す給電表示部が設けられることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、請求項1から7の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記電力取り出し部の基体に、前記移動什器に搭載したバッテリの蓄電残量を示す残量表示部が設けられることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の什器システムにおいて、前記電力取り出し部の基体が、前記天板の上面から上方に向かって突出することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の什器システムにおいて、前記電力取り出し部の基体に、前記受電部が設けられることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記移動什器に搭載したバッテリが、前記天板の下方に配置されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記給電部及び受電部が給電コネクタ及び受電コネクタをそれぞれ有し、前記各コネクタが、互いに磁気的に吸着して電気的な接続状態を確立するマグネット式コンセントを構成することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記給電部及び受電部が非接触給電手段を構成することを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項1から6の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記電力取り出し部の基体に、前記給電部から受電部への給電状態を示す給電表示部が設けられることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、請求項1から7の何れか1項に記載の什器システムにおいて、前記電力取り出し部の基体に、前記移動什器に搭載したバッテリの蓄電残量を示す残量表示部が設けられることを特徴とする。
請求項1,2に記載した発明によれば、移動什器の天板の上面に露出するように(上面から上方へ突出するように)電力取り出し部を設けることで、電力取り出し部の位置が明確になると共に、天板の上面に載置した物品によって電力取り出し部が隠され難くなり、電力取り出し部の使い勝手を良好にすることができる。
請求項3に記載した発明によれば、受電部と電力取り出し部とをまとめて配設することができ、製造工数及びコストの低減を図ると共に、移動什器の体裁及び使い勝手を良好にすることができる。
請求項4に記載した発明によれば、移動什器に搭載したバッテリが目立たなくなると共に、バッテリに水や薬液等が掛かり難くなり、かつバッテリと電力取り出し部との間の配線を簡素化できる。
請求項5に記載した発明によれば、給電部及び受電部の接続の確実性を向上できると共に、各コネクタを接続したままの状態で移動什器を移動させてしまった場合でも、移動什器を操作する力がマグネット式コンセントの吸着力よりも大きければ、各コネクタの接続を自動的に解除できるため、移動什器の使い勝手をさらに向上できる。
請求項6に記載した発明によれば、給電部及び受電部の周辺のメンテナンス性を向上できると共に、移動什器を固定什器に対する組み合わせ位置から自由に移動させることができるため、移動什器の使い勝手をさらに向上できる。また、給電手段をカバー等で覆った場合でも給電が可能であるため、水や薬液等が給電手段に掛かり難くすることができる。
請求項7に記載した発明によれば、各什器を組み合わせたときの給電部と受電部との間の給電状態を容易に確認でき、移動什器の使い勝手をより良好なものとすることができる。また、基体に受電部も設けた構成とすれば、受電部、電力取り出し部及び給電表示部をまとめて配設することができ、製造工数及びコストの低減を図ることができる。
請求項8に記載した発明によれば、バッテリの蓄電残量を容易に確認することができ、移動什器の使い勝手をより良好なものとすることができる。また、基体に受電部も設けた構成とすれば、受電部、電力取り出し部及び残量表示部をまとめて配設することができ、製造工数及びコストの低減を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、受電部と電力取り出し部とをまとめて配設することができ、製造工数及びコストの低減を図ると共に、移動什器の体裁及び使い勝手を良好にすることができる。
請求項4に記載した発明によれば、移動什器に搭載したバッテリが目立たなくなると共に、バッテリに水や薬液等が掛かり難くなり、かつバッテリと電力取り出し部との間の配線を簡素化できる。
請求項5に記載した発明によれば、給電部及び受電部の接続の確実性を向上できると共に、各コネクタを接続したままの状態で移動什器を移動させてしまった場合でも、移動什器を操作する力がマグネット式コンセントの吸着力よりも大きければ、各コネクタの接続を自動的に解除できるため、移動什器の使い勝手をさらに向上できる。
請求項6に記載した発明によれば、給電部及び受電部の周辺のメンテナンス性を向上できると共に、移動什器を固定什器に対する組み合わせ位置から自由に移動させることができるため、移動什器の使い勝手をさらに向上できる。また、給電手段をカバー等で覆った場合でも給電が可能であるため、水や薬液等が給電手段に掛かり難くすることができる。
請求項7に記載した発明によれば、各什器を組み合わせたときの給電部と受電部との間の給電状態を容易に確認でき、移動什器の使い勝手をより良好なものとすることができる。また、基体に受電部も設けた構成とすれば、受電部、電力取り出し部及び給電表示部をまとめて配設することができ、製造工数及びコストの低減を図ることができる。
請求項8に記載した発明によれば、バッテリの蓄電残量を容易に確認することができ、移動什器の使い勝手をより良好なものとすることができる。また、基体に受電部も設けた構成とすれば、受電部、電力取り出し部及び残量表示部をまとめて配設することができ、製造工数及びコストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の什器システム1は、床面F上に配設されたテーブル(固定什器)2と、床面F上を走行可能に配設されたカート(移動什器)3とを備える。
テーブル2は、水平に配される天板8と、この天板8を支持して床面Fに固定的に設置可能な脚部9とを有する。
図1に示すように、本実施形態の什器システム1は、床面F上に配設されたテーブル(固定什器)2と、床面F上を走行可能に配設されたカート(移動什器)3とを備える。
テーブル2は、水平に配される天板8と、この天板8を支持して床面Fに固定的に設置可能な脚部9とを有する。
図2、図3(c)を併せて参照し、テーブル2は、天板8の上面8aにカート3の受電部4に対応する給電部5を有する。給電部5は、天板8の上面8aに一体固定的に支持されてこの上面8aから上方に突出する基体5aと、この基体5aの後面に設けられる給電コネクタ7とを有する。給電部5は、什器システム1の設置場所に設けられたAC電源(固定電源)に接続されている。
図1,2を参照し、カート3は、キャスタ11により床面F上を走行可能な枠型のカート本体12と、カート本体12の内側に着脱可能に支持される上下二段の物品収納トレイ13と、カート本体12の上端部に支持されて水平な上面14aを形成する天板14とを有する。カート本体12は例えばステンレス等の金属製の複数の部材を溶接等により一体に結合してなり、物品収納トレイ13及び天板14はそれぞれ例えばポリプロピレン等の合成樹脂製の一体成形品とされる。
なお、カート3は、物品を載置、収納する手段(天板14、物品収納トレイ13)を有しつつ、床面F上を走行可能とされたものであり、例えば、病院や介護施設等で病室を回診する際等に利用されると共に、近年のカルテ等の電子化に伴って情報端末等の電子機器Pを載置可能とするために、カート本体12に電源(バッテリ17)を搭載している。
カート本体12は直方体状をなし、左右一対の前支柱12a及び後支柱12bを有する。左右の前支柱12aは、その上端部から後方に屈曲して延びる上横桟12cを一体に有する。各上横桟12cの後端部は、左右の後支柱12bの上部にそれぞれ接合される。左右の前支柱12aの下端部と左右の後支柱12bの下端部とは、左右の下横桟12dを介してそれぞれ連結される。各上横桟12cの前部間は上梁12eを介して互いに連結され、各下横桟12dの中間部間は下梁12fを介して互いに連結される。各支柱12a,12bの下端部にはそれぞれキャスタ11が取り付けられる。
左右の後支柱12bは、その上端部から前方に屈曲して延びる天板支持腕12gを一体に有する。これら左右の天板支持腕12gに天板14の左右下部がそれぞれ支持される。左右の後支柱12bの上端屈曲部は、グリップ15aを具備して使用者によるカート3の移動操作を可能とする操作部15を構成する。
左右の上横桟12cと左右の天板支持腕12gとはそれぞれ上下に離間する。これら各上横桟12c及び各天板支持腕12gを主に、カート本体12の上部に側面視で前方に開放する空間部16が形成される。空間部16にはテーブル2の天板8の後部が前方から進入可能である。
左右の上横桟12cの間には、扁平状のバッテリ17が搭載される。バッテリ17は、空間部16を介して天板14の真下に位置する。バッテリ17は、コンバータ等を含む装置であり、カート3に設けられた雌側コンセント19に接続され、この雌側コンセント19から天板14上に載置した情報端末等の電子機器Pへ電力を供給可能である。
図3(a)、図3(b)を参照し、雌側コンセント19は、天板14の上面14aに一体固定的に支持された電力取り出し部18の基体18aの後面に設けられる。電力取り出し部18の基体18aの前面には、受電部4の受電コネクタ6が設けられる。すなわち、電力取り出し部18の基体18aは受電部4の基体4aも兼ねている。
図2を参照し、受電コネクタ6は、カート3をテーブル2に組み合わせた際に、前記給電コネクタ7に後方から接続される。なお、前記雌側コンセント19を受電部4にも接続し、受電部4及びバッテリ17の少なくとも一方から電力を取り出し可能としてもよい。
カート3は、空間部16内にテーブル2の天板8の後部を進入させるようにしてテーブル2と組み合わされる。このとき、カート本体12の上横桟12cよりも下方の部位は、テーブル2の天板8下方の空間部内に収納される。またこのとき、給電コネクタ7及び受電コネクタ6が互いに接続されて、給電部5から受電部4への給電が可能となる。この状態をテーブル2及びカート3の所定の組み合わせ状態とする。受電部4に供給された電力は、バッテリ17の充電に供されるか雌側コンセント19から外部へ取り出される。
前記所定の組み合わせ状態において、天板支持腕12g及び天板14はテーブル2の天板8の上方に位置する。このため、天板14上にパソコン等の物品を載置したままで、テーブル2及びカート3を前記所定の組み合わせ状態にすることが可能である。
各天板支持腕12gの後部には、それぞれ左右の荷掛けフック23が固定される。各荷掛けフック23は、側面視で空間部16内(下方)に突出するように設けられる。各荷掛けフック23は、前記所定の組み合わせ状態においてテーブル2の天板8の後縁に当接する。これにより、テーブル2に対するカート3の前方移動位置が規定される。また、テーブル2に対するカート3の左右位置は、テーブル2の天板8の下面に固定されたガイド機構24により規定される(図1参照)。
図3(a)を参照し、電力取り出し部18の基体18a(受電部4の基体4a)の例えば上面には、給電部5から受電部4への給電状態にあるか否かをランプの点灯等により外部に表示する給電表示部21が設けられると共に、バッテリ17の蓄電残量をセグメント数の増減等により外部に表示する残量表示部22が設けられる。
図3(b)を参照し、受電コネクタ6には、前方に突出する左右一対のピン端子6aが設けられる。一方、給電コネクタ7には、各ピン端子6aを挿入可能な左右一対のピン孔7aが設けられる。前記所定の組み合わせ状態において、各コネクタ6,7が互いに接続されると、各ピン孔7aに各ピン端子6aがそれぞれ挿入され、受電部4と給電部5とが互いに電気的に接続された状態となる。
図3(c)を併せて参照し、受電コネクタ6の各ピン端子6aの間にはマグネット6bが設けられ、給電コネクタ7の各ピン孔7aの間にはマグネット6bに吸着される磁性体(又はマグネット)7bが設けられる。すなわち、各コネクタ6,7は、互いに磁気的に吸着して電気的な接続状態を確立可能なマグネット式コンセントを構成する。なお、各コネクタ6,7は、互いに磁気的に吸着した状態でも、その吸着力よりも大きい外力によって互いに離間可能である。また、給電コネクタ7にマグネットを、受電コネクタ6に磁性体をそれぞれ設けた構成でももちろんよい。
以上説明したように、上記実施形態における什器システム1は、固定電源に接続される給電部5を有するテーブル2と、前記給電部5からの給電を受ける受電部4を有するカート3とを備え、前記テーブル2及びカート3が所定の組み合わせ状態となったときに、前記給電部5から前記受電部4への給電を可能とするものであって、前記カート3の天板14に、このカート3に搭載したバッテリ17及び前記受電部4の少なくとも一方に接続される電力取り出し部18が設けられ、この電力取り出し部18の基体18aが、前記天板14の上面14aから上方に向かって突出するものである。
この構成によれば、カート3の天板14の上面14aから上方へ突出するように電力取り出し部18を設けることで、電力取り出し部18の位置が明確になると共に、天板14の上面14aに載置した物品によって電力取り出し部18が隠され難くなり、電力取り出し部18の使い勝手を良好にすることができる。
この構成によれば、カート3の天板14の上面14aから上方へ突出するように電力取り出し部18を設けることで、電力取り出し部18の位置が明確になると共に、天板14の上面14aに載置した物品によって電力取り出し部18が隠され難くなり、電力取り出し部18の使い勝手を良好にすることができる。
また、上記什器システム1は、前記電力取り出し部18の基体18aに、前記受電部4が設けられることで、受電部4と電力取り出し部18とをまとめて配設することができ、製造工数及びコストの低減を図ると共に、カート3の体裁及び使い勝手を良好にすることができる。
また、上記什器システム1は、前記カート3に搭載したバッテリ17が、前記天板14の下方に配置されることで、カート3に搭載したバッテリ17が目立たなくなると共に、バッテリ17に水や薬液等が掛かり難くなり、かつバッテリ17と電力取り出し部18との間の配線を簡素化できる。
また、上記什器システム1は、前記給電部5及び受電部4が給電コネクタ7及び受電コネクタ6をそれぞれ有し、前記各コネクタが、互いに磁気的に吸着して電気的な接続状態を確立するマグネット式コンセントを構成することで、給電部5及び受電部4の接続の確実性を向上できると共に、各コネクタを接続したままの状態でカート3を移動させてしまった場合でも、カート3を操作する力がマグネット式コンセントの吸着力よりも大きければ各コネクタの接続を自動的に解除できるため、カート3の使い勝手をさらに向上できる。
また、上記什器システム1は、前記電力取り出し部18の基体18aに、前記給電部5から受電部4への給電状態を示す給電表示部21が設けられることで、各什器を組み合わせたときの給電部5と受電部4との間の給電状態を容易に確認でき、カート3の使い勝手をより良好なものとすることができる。また、基体18aに受電部4も設けた構成とすれば、受電部4、電力取り出し部18及び給電表示部21をまとめて配設することができ、製造工数及びコストの低減を図ることができる。
また、上記什器システム1は、前記電力取り出し部18の基体18aに、前記カート3に搭載したバッテリ17の蓄電残量を示す残量表示部22が設けられることで、バッテリ17の蓄電残量を容易に確認することができ、カート3の使い勝手をより良好なものとすることができる。また、基体18aに受電部4も設けた構成とすれば、受電部4、電力取り出し部18及び残量表示部22をまとめて配設することができ、製造工数及びコストの低減を図ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記給電部5及び受電部4に代わり、給電コイルを有する給電部と、受電コイルを有する受電部とを有し、これらを前記所定の組み付け状態で互いに対向させると共に給電コイルに電流を流すことで、電磁誘導により受電コイルに電流を生じさせる非接触式の給電手段を構成するようにしてもよい。
この場合、給電部及び受電部の周辺のメンテナンス性を向上できると共に、カート3をテーブル2に対する組み合わせ位置から自由に移動させることができるため、カート3の使い勝手をさらに向上できる。また、給電手段をカバー等で覆った場合でも給電が可能であるため、水や薬液等が給電手段に掛かり難くすることができる。
この場合、給電部及び受電部の周辺のメンテナンス性を向上できると共に、カート3をテーブル2に対する組み合わせ位置から自由に移動させることができるため、カート3の使い勝手をさらに向上できる。また、給電手段をカバー等で覆った場合でも給電が可能であるため、水や薬液等が給電手段に掛かり難くすることができる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 什器システム
2 テーブル(固定什器)
3 カート(移動什器)
4 受電部
5 給電部
6 受電コネクタ
7 給電コネクタ
14 天板
14a 上面
17 バッテリ
18 電力取り出し部
18a 基体
21 給電表示部
22 残量表示部
2 テーブル(固定什器)
3 カート(移動什器)
4 受電部
5 給電部
6 受電コネクタ
7 給電コネクタ
14 天板
14a 上面
17 バッテリ
18 電力取り出し部
18a 基体
21 給電表示部
22 残量表示部
Claims (8)
- 固定電源に接続される給電部を有する固定什器と、前記給電部からの給電を受ける受電部を有する移動什器とを備え、
前記固定什器及び移動什器が所定の組み合わせ状態となったときに、前記給電部から前記受電部への給電を可能とする什器システムであって、
前記移動什器の天板に、この移動什器に搭載したバッテリ及び前記受電部の少なくとも一方に接続される電力取り出し部が設けられ、この電力取り出し部の基体が、前記天板の上面に露出して設けられることを特徴とする什器システム。 - 請求項1に記載の什器システムにおいて、
前記電力取り出し部の基体が、前記天板の上面から上方に向かって突出することを特徴とする什器システム。 - 請求項1又は2に記載の什器システムにおいて、
前記電力取り出し部の基体に、前記受電部が設けられることを特徴とする什器システム。 - 請求項1から3の何れか1項に記載の什器システムにおいて、
前記移動什器に搭載したバッテリが、前記天板の下方に配置されることを特徴とする什器システム。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の什器システムにおいて、
前記給電部及び受電部が給電コネクタ及び受電コネクタをそれぞれ有し、前記各コネクタが、互いに磁気的に吸着して電気的な接続状態を確立するマグネット式コンセントを構成することを特徴とする什器システム。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の什器システムにおいて、
前記給電部及び受電部が非接触給電手段を構成することを特徴とする什器システム。 - 請求項1から6の何れか1項に記載の什器システムにおいて、
前記電力取り出し部の基体に、前記給電部から受電部への給電状態を示す給電表示部が設けられることを特徴とする什器システム。 - 請求項1から7の何れか1項に記載の什器システムにおいて、
前記電力取り出し部の基体に、前記移動什器に搭載したバッテリの蓄電残量を示す残量表示部が設けられることを特徴とする什器システム。
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