JP2012019313A - 移動通信システムにおける基地局及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアアグリゲーション(CA)により複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いて通信するユーザ装置を含む移動通信システムにおいて、ユーザ装置に無線リソースを割り当てるスケジューリング処理の効率化を図ること。
【解決手段】基地局は、ユーザ装置からフィードバックされた各コンポーネントキャリア内の周波数ブロック単位の無線品質情報と、ユーザ装置に割り当てているコンポーネントキャリア全体の無線品質情報とを分離して利用することが可能である。基地局は、それらの無線品質情報を元にして、それぞれのスケジューリングメトリックを計算する手段を有し、2つ以上のこれらのスケジューリングメトリックを利用して、コンポーネントキャリア毎に、前記スケジューリングメトリックに応じてユーザ装置に無線リソースを割り当てる割当部とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は移動通信システムにおける基地局及び方法に関する。
この種の技術分野では、いわゆる第3世代の後継となる移動通信方式が、ワイドバンド符号分割多重接続(W−CDMA)方式の標準化団体3GPPにより検討されている。特に、W-CDMA方式、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)方式及び高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)方式等の後継として、ロングタームエボリューション(LTE: Long Term Evolution)方式や、さらに後継のLTEアドバンスト(LTE−Advanced)方式等が挙げられる。LTEアドバンスト方式については、非特許文献1に記載されている。
LTEアドバンスト方式では、「キャリアアグリゲーション(Carrier aggregation)」の検討が行われている。キャリアアグリゲーション技術では、同時に複数のキャリアを用いて下りリンクの信号を受信できる一方、同時に複数のキャリアを用いて上りリンクの信号を送信できる。キャリアアグリゲーションが行われる場合の各キャリアは、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)と呼ばれる。「コンポーネントキャリア」は、LTE方式等のこれまでの無線通信システムにおける1つのシステムキャリアに相当する。例えば、1つのシステムキャリアは、5MHz、10MHz又は20MHz等のようなシステム帯域幅のシステムにより、通信サービスを提供する。LTEアドバンスト方式では、2つ以上の「コンポーネントキャリア」を同時に使用して通信を行うことが許容される。複数のコンポーネントキャリアの内の1つは、メインのキャリアであり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC:Primary Component Carrier)と呼ばれる。それ以外のキャリアは、セカンダリコンポーネントキャリア(SCC:Secondary Component Carrier)と呼ばれる。これらのプライマリコンポーネントキャリアまたはセカンダリコンポーネントキャリアは、移動局の受信環境に応じて適切に選択される。そして、その選択に基づき、基地局では複数の移動局に対して、スケジューリング処理を行い周波数資源の割り当てを行う。
3GPP TS36.913(V8.0.1) 3GPP TSG−RAN WG2#70 Tdoc−R2−103063 Montreal,Canada,10th−14th May2010
一般に、移動局が通信に使用する無線リソースは、基地局がスケジューリングを行うことで適宜割り当てられる。したがって、移動局が、同時に複数のコンポーネントキャリアを用いて信号を送受信できるようにするには、基地局は、複数のコンポーネントキャリアにわたって、無線リソースの割当を計画する必要がある(スケジューリング処理を行う必要がある。)。この点については、例えば非特許文献2に記載されている。この場合において、まず移動局が複数のコンポーネントキャリアを利用可能であるということは、1つのコンポーネントキャリアに接続するUE数が増加するということになる。なぜなら、LTEシステムにおいて、2つのキャリアを利用して運用していた場合に各キャリアに10台ずつの移動局が接続していた地域で考えると、LTEアドバンストシステムにおいては、1つのコンポーネントキャリアに20台の移動局が接続し通信できることになる。加えて、移動局が複数のコンポーネントキャリアを利用可能であるが、効率的にリソース割当制御を行うためには、全てのコンポーネントキャリアの割当状況を監視し、スケジューリング処理を行うことが必要となる。この場合において、スケジューリング処理に使用する制御情報をコンポーネントキャリア間で通知し必要がある。例えば、コンポーネントキャリアのWider−band CQI情報や平均伝送速度などの情報をコンポーネントキャリア間で共有化し平均化等の処理を行ったうえで、各コンポーネントキャリア内での周波数資源の割り当て処理を行うことにより、効率性の高いスケジューリング処理ができることが、非特許文献2に示されている。
しかしながら、上記のような場合、スケジューラが処理する移動局数の増加に加え、コンポーネントキャリア間での情報交換量の増加してしまうため、コンポーネントキャリア毎のスケジューリング処理をする装置間での情報交換量が非常に多くなってしまう。また交換した情報を元にスケジューリング処理を行うため、その多い情報交換量の影響によりスケジューラにかかる負担も大きくなる傾向がある。つまり、制御量の多さに伴い、そのスケジューリング処理に制約が発生してしまい、本来の効率性を発揮することが困難となる。
本発明の課題は、キャリアアグリゲーションにより複数のコンポーネントキャリアを用いて通信する移動局を含む移動通信システムにおいて、コンポーネントキャリア間で交換が必要となる情報を削減しながらも、移動局に無線リソースを割り当てるスケジューリング処理の効率化を図ることである。
本発明の一形態による基地局は、
キャリアアグリゲーションにより複数のコンポーネントキャリアを用いて通信するユーザ装置に無線リソースを割り当てる基地局であって、
ユーザ装置からフィードバックされた各コンポーネントキャリア内の周波数ブロック単位の無線品質情報と、
ユーザ装置に割り当てているコンポーネントキャリア全体の無線品質情報とを
分離して利用することが可能である基地局であって、
それらの無線品質情報を元にして、それぞれのスケジューリングメトリックを計算する手段を有し、
2つ以上のこれらのスケジューリングメトリックを利用して、コンポーネントキャリア毎に、前記スケジューリングメトリックに応じてユーザ装置に無線リソースを割り当てる割当部と、
を有する基地局である。
本発明の一形態によれば、キャリアアグリゲーションにより複数のコンポーネントキャリアを用いて通信するユーザ装置を含む移動通信システムにおいて、コンポーネントキャリア間で交換する情報量を最小限にしながら、ユーザ装置に無線リソースを割り当てるスケジューリング処理の効率化を図ることができる。
実施例を説明するために想定している環境を示す図。 基地局の機能ブロック図。 第1−第4のメトリック相互の関係を示す図。 第1のメトリックを使用して無線リソースを割り当てる様子を示す図 第2のメトリックを使用して無線リソースを割り当てる様子を示す図。 第3、第4のメトリックを使用して無線リソースを割り当てる様子を示す図。 基地局がスケジューリングを行うためのフローチャート。
以下の観点から実施例を説明する。
1.想定環境
2.基地局
3.スケジューリングメトリック
3.1 第1のメトリック
3.2 第2のメトリック
3.3 第3のメトリック
3.4 第4のメトリック
4.動作例
<1.想定環境>
図1は実施例を説明するために想定している移動通信システムにおける通信環境を示す。図示の例では、3つの基地局(BS)と、基地局各々がカバーしているエリアを示す。説明の便宜上、1つの基地局(BS)が3つのエリアを2つのキャリアを利用してカバーしている。しかしながら、基地局は、適切な如何なる数のエリアをカバーしてもよい。図示の例の基地局(BS)では、第1のコンポーネントキャリア(CC1)および第2のコンポーネントキャリア(CC2)の2つのキャリアを利用して通信もサポートしている。図示の簡明化のため、2つのコンポーネントキャリアしか示されていないが、コンポーネントキャリアの数はいくつでもよい。コンポーネントキャリアは、例えばLTE方式における1つのシステムキャリアに対応する。ユーザ装置は、1つ以上のコンポーネントキャリアを用いて通信を行う。キャリアアグリゲーションが行われる場合、何れか1つのコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリア(PCC)として指定される。他のキャリアが使用される場合、それら1つ以上のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)として指定される。一般的には、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)は、ユーザ装置が使用可能なコンポーネントキャリアの内、最良の受信レベルをもたらすコンポーネントキャリアである。しかしながら、負荷の状況(ロードバランス)等に起因して、例えば次善の受信レベルのコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリア(PCC)として指定されてもよい。
なお、ユーザ装置は、一般的には携帯電話のような移動局であるが、固定端末でもよい。具体的には、ユーザ装置は、情報端末、スマートフォン、パーソナルディジタルアシスタント、携帯用パーソナルコンピュータ等でもよい。
図示の例において、第1のユーザ(UE:A)は、第1及び第2のコンポーネントキャリアの地域の境界付近に位置している。このユーザ(UE:A)にとって、第1のコンポーネントキャリア(CC1)に対する受信レベルは大きいので、これはプライマリコンポーネントキャリア(PCC)として指定されている。また、このユーザ(UE:A)にとって、第2のコンポーネントキャリア(CC2)に対する受信レベルも比較的大きいので、これはセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)として指定されている。一方、ユーザ(UE:B)は、第2のコンポーネントキャリアの地域に在圏している。このユーザ(UE:B)にとって、第2のコンポーネントキャリア(CC2)に対する受信レベルは大きいので、これはプライマリコンポーネントキャリア(PCC)として指定されている。ユーザ(UE:B)に対してセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)は指定されていない。
本実施例として、このような通信環境において、ユーザ装置は、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)に加えて、必要に応じてセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)を使用することで、無線通信を行う。ユーザ装置による通信を可能にするため、基地局は、無線リソースの割当を計画する必要がある(スケジューリング処理を行う必要がある。)。
<2.基地局>
図2は、基地局の機能ブロック図を示す。図2には、基地局に備わる様々な機能要素の内、本実施例に特に関連するものが示されている。基地局は、CC内受信環境情報受信部21、CC間受信環境情報受信部22、サービスクラス情報受信部23、ユーザ利用状況情報受信部24、メトリック情報計算部25、メトリック情報更新部26、メトリック情報格納部27、無線リソース割当部28及び通信部29を少なくとも有する。
CC内受信環境情報受信部21は、CC内受信環境情報をユーザ装置から受信する。CC内受信環境情報は、ユーザ装置に割り当てられているコンポーネントキャリア(CC)各々における周波数ブロック毎の無線品質を示す情報である。周波数ブロックはリソースブロックとも呼ばれ、ユーザは、スケジューリングにより割り当てられた1つ以上のリソースブロックを利用して無線通信を行うことができる。無線品質又は受信レベルは、無線チャネルの状態の良否を示す適切な如何なる量で表現されてもよい。例えば、受信電力RSRP、RSRQ、RSSI、RSCP、SIR、CINR、S/N、Ec/N、CQI、パスロス、等で表現されてもよい。CC内受信環境情報は、後述の第1のメトリックの計算の基礎になる。
CC間受信環境情報受信部22は、CC間受信環境情報を、ユーザ装置又は交換機等の上位装置から受信する。CC間受信環境情報は、コンポーネントキャリアがユーザ装置にどのように割り当てられているかを示す情報である。一例として、ユーザ装置に割り当てられているコンポーネントキャリア数や、コンポーネントキャリア毎の受信レベル等により表現されてもよい。CC間受信環境情報は、後述の第2のメトリックの計算の基礎になる。
サービスクラス情報受信部23は、サービスクラス情報を、ユーザ装置又は交換機等の上位装置から受信する。サービスクラス情報は、例えば、音声パケット(VoIP)や、ファイル転送によるデータ通信等の通信種別を示す情報である。あるいは、サービスクラス情報は、通信するベアラの品質(QoS)に応じて決定されてもよい。サービスクラス情報は、後述の第3のメトリックの計算の基礎になる。
ユーザ利用状況情報受信部24は、ユーザ利用状況情報を、交換機等の上位装置から受信する。ユーザ利用状況情報は、例えば、1日、1週間、1ヶ月、1年間等の一定期間の間に、どの程度多くの通信を行ったか等により表現される。ユーザ利用状況情報は、このような利用状況を示す情報に加えて、ユーザの契約情報を含んでもよい。ユーザ利用状況情報は、後述の第4のメトリックの計算の基礎になる。
メトリック情報計算部25は、各種の情報受信部21−24から取得した情報に基づいて、各ユーザ装置のスケジューリングメトリックを計算する。k番目のユーザ装置(UE:k)のスケジューリングメトリックp(k,c,sb)は、第1、第2、第3及び第4のメトリックp(k,c,sb)、p(k,c,sb)、p(k,c,sb)及びp(k,c,sb)を合成することで算出される。合成は、例えば、加算又は乗算により行われてもよい。ここで、cはコンポーネントキャリアの番号を示す。sbは各コンポーネントキャリアのサブバンドを示しており、サブバンドとは、スケジューラがUEに割り当てる最小の周波数資源単位である。
Figure 2012019313
第1−第4のメトリックp(k,c,sb)(j∈J)については、後述する。Jはメトリックとして考慮することが可能な要素の集合を表し、本実施例ではj=1、2、3又は4であるが、それより多い数の観点からメトリックが計算されてもよい。上記の数式では第1−第4のメトリックの全てを使用してスケジューリングメトリックを導出しているが、このことは本発明に必須ではない。第1−第4のメトリックの1つ以上を用いてスケジューリングメトリックを導出することができる。ただし、後述の様々な状況を全て考慮してスケジューリングする観点からは、第1−第4のメトリック全てを使用することが好ましい。さらに、ユーザ毎のスケジューリングメトリックp(k,c,sb)は、上記以外の関数により表現されてもよい。何らかの形で第1−第4のメトリックが含まれていればよいからである。
メトリック情報更新部26は、第1−第4のメトリックを各メトリックに相応しい頻度で更新する。第1のメトリックは、無線リソースの割り当て間隔毎に(サブフレーム毎に)更新されることが好ましい。一例として、第1のメトリックは、1ミリ秒毎に更新されてもよい。第2のメトリックは、ユーザに割り当てられるコンポーネントキャリアの割り当て状況が変わった場合に少なくとも更新されることが好ましい。具体的には、ユーザが移動して受信環境が変わった際など、ユーザ装置に対して何らかのコンポーネントキャリアが、セカンダリコンポーネントキャリアとして追加された場合、又はセカンダリコンポーネントキャリアが削除された場合に、第2のメトリックを更新することが好ましい。一例として、第2のメトリックは、数百ミリ秒毎に更新されてもよい。第3のメトリックは、ユーザに提供するサービスクラスが決定した際に更新されてもよい。第4のメトリックは、一定期間毎に(1日、1週間、1ヶ月、1年間等の一定期間毎に)又はユーザの契約更新時に更新されてもよい。
メトリック情報格納部27は、各ユーザ装置のスケジューリングメトリックを保存し、必要に応じて無線リソース割当部28に提供する。
無線リソース割当部28は、各ユーザ装置のスケジューリングメトリックを用いて、無線リソースを割り当てる。概して、上記で算出されるスケジューリングメトリックp(k,c,sb)の大きいユーザに対して、そのC番目のコンポーネントキャリアのsb番目のサブバンドの周波数資源を優先的に割り当てを受けることができる。この場合において、無線リソース割当部28は、1つのコンポーネントキャリア(CC)毎にスケジューリングを行う。すなわち、ある1つのコンポーネントキャリアについて無線リソースのスケジューリングを行った後に、次の(別の)コンポーネントキャリアについて無線リソースのスケジューリングを行い、最後のコンポーネントキャリアに至るまでスケジューリングを行う。あるいは、無線リソース割当部28は、複数のコンポーネントキャリアに対するスケジューリングを同時に行ってもよいが、その場合でも、あるコンポーネントキャリアに対するスケジューリングと、別のコンポーネントキャリアに対するスケジューリングとは独立である。このため、従来懸念されていたような、膨大な量の情報交換は不要になる。
通信部29は、無線リソース割当部28が決定した無線リソースの割当情報をユーザ装置に通知する。
なお、各CCにおいて、スケジューリングを行う際には、スケジューリングメトリックの大きい順に並び替えを行い、その順に資源を割り当ててもよい。つまり、sb番号順に周波数資源の割り当てを行わずに、メトリックの大きい順にサブバンドに割り当てていき、既に割り当てられているサブバンドには割り当てないように制御を行ってもよい。また、逆にsb番号順に割り当てを行って言ってもよい。
このようにスケジューリング処理を行うことにより、非特許文献4に記載されるような複数のコンポーネントキャリア内のサブバンドの無線品質情報や全コンポーネントキャリアを利用して通信を行った際のスループット情報を利用してスケジューリング処理を行わずに処理を行うことができる。つまり、複数のコンポーネントキャリア内のサブバンドの無線品質情報や全コンポーネントキャリアのスループット情報は、各コンポーネントキャリア間でそれらの情報をやり取りし共有化が必要となってしまうが、本実施例のような方法では、各コンポーネントキャリアの情報さえあれば効率的にスケジューリング処理を行うことができる。
<3.スケジューリングメトリック>
以下、第1−第4のメトリックp(k,c,sb)−p(k,c,sb)をさらに説明する。上述したように、kはユーザ番号を示し、cはコンポーネントキャリア番号を示し、sbはサブバンド番号を示す。
図3は、第1−第4のメトリックp(k,c,sb)−p(k,c,sb)相互の関係を模式的に示している。第1のメトリックは、コンポーネントキャリア内の無線品質のような物理レイヤの状況に関連するメトリックである。第2のメトリックはコンポーネントキャリアの割り当て状況のような、より上位レイヤの状況に関連するメトリックである。第3及び第4のメトリックは、サービスクラスや利用状況のような、さらに上位のレイヤに関するメトリックである。図2のメトリック情報更新部26における更新頻度は、このようなレイヤの上下関係に基づいて、決定されている。下位レイヤほど頻繁に更新され、上位レイヤほど更新周期は長くなる。
<3.1 第1のメトリック>
図4の破線枠は、第1のメトリックを使用して無線リソースを割り当てる様子を模式的に示す。第1のメトリックp(k,c,sb)は、CC内受信環境情報受信部21から取得したCC内受信環境情報から算出される。上述したように、CC内受信環境情報は、ユーザ装置に割り当てられているコンポーネントキャリア(CC)各々における無線品質又は受信レベルを示す情報である。したがって、この情報は、1つのコンポーネントキャリアにおける無線チャネルの状態又はフェージングの状況等を示す。この情報に基づいて、何らかの従来のスケジューリングアルゴリズム(MAX/CI法、プロポーショナルフェアネス法、ラウンドロビン法等)で使用されるメトリックが計算され、そのメトリックが第1のメトリックp(k,c,sb)となる。
例えば、スケジューリングアルゴリズムとしてMAX/CI法が使用される場合、k番目のユーザ装置(UE:k)の無線品質の瞬時値が、そのままメトリックとして使用されてもよい。スケジューリングアルゴリズムとしてプロポーショナルフェアネス法が使用される場合、k番目のユーザ装置(UE:k)の無線品質の瞬時値と平均値との比率が、メトリックとして使用されてもよい。この場合、該当するサブバンドの無線品質の瞬時値から得られる瞬時スループットとそれまでに該当UEが得られている平均的なスループットの比率としてもよい。スケジューリングアルゴリズムとしてプロポーショナルフェアネス法が使用される場合、無線品質によらず、順番にユーザ装置(UE:k)にリソースが割り当てられる(順番に大きなメトリックが設定される。)。いずれにせよ、何らかの従来のスケジューリングアルゴリズムにしたがって計算されたメトリックが、第1のメトリックp(k,c,sb)として決定される。
第1のメトリックは、無線品質に基づいて計算されるので、基地局は、第1のメトリックの計算に必要な情報をユーザ装置から取得できる。したがって、他の基地局や交換機等から情報を収集する必要はない。
<3.2 第2のメトリック>
図5の破線枠は、第2のメトリックを使用して無線リソースを割り当てる様子を模式的に示す。第2のメトリックp(k,c,sb)は、CC間受信環境情報受信部22から取得したCC間受信環境情報から算出される。上述したように、CC間受信環境情報は、ユーザ装置に割り当てられているコンポーネントキャリア数により表現されてもよい。一例として、第1のユーザ(UE:A)に2つのコンポーネントキャリア(CC1、CC2)が割り当てられ、第2のユーザ(UE:B)に1つのコンポーネントキャリア(CC2)しか割り当てられていなかったとする。この場合、第1のユーザ(UE:A)の第2のメトリックp(1,CC1,sb)及びp(1,CC2,sb)は、それぞれ1/2のように表現される。第2のユーザ(UE:B)の第2のメトリックp(2,CC2,sb)は、1のように表現される。一般的には、
(k,c,sb)=1/(割り当てられているコンポーネントキャリア数)
のように表現されてもよい。この例の場合、第1のユーザ(UE:A)のメトリックは、CC1及びCC2各々について、
(1,CC1,sb)=p(1,CC2,sb)=1/2 であり、
第2のユーザ(UE:B)のCC1のメトリックは、
(2,CC1,sb)=0 であり、
第2のユーザ(UE:B)のCC2のメトリックは、
(2,CC2,sb)=1
である。なお、上記の計算例では、サブバンド番号sbが全て共通していることを想定しているが、このことは本発明に必須ではない。サブバンド番号が異なるコンポーネントキャリアを使用することもできる。その場合、メトリックはサブバンド毎に算出される。
第1のユーザは、2つのコンポーネントキャリア(CC1、CC2)の双方において無線リソースの割り当てを受ける機会がある。これに対して、第2のユーザは、一方のコンポーネントキャリア(CC2)でしか割り当てを受けることができない。コンポーネントキャリア毎の第1のユーザのメトリックを1/2とすることで、ユーザ間の公平性を図ることができる。
上記の例では、第2のメトリックは、割り当てられているコンポーネントキャリア数分の1に設定されていたが、別の方法で設定することも可能である。例えば、コンポーネントキャリア毎の無線品質の総和に対する個々のコンポーネントキャリアの無線品質として定義されてもよい。該当のコンポーネントキャリアに対するメトリックは
(k,c,sb)=(1つのコンポーネントキャリアの無線品質)/(コンポーネントキャリア毎の無線品質の総和)
のように定義されてもよい。この定義によると、第1のユーザ(UE:A)のメトリックは、CC1に対して、
(1,CC1,sb)=(CC1の無線品質)/(CC1の無線品質+CC2の無線品質)となり、CC2に対して、
(1,CC2,sb)=(CC2の無線品質)/(CC1の無線品質+CC2の無線品質)となる。
第2のユーザ(UE:B)のメトリックは、
(2,CC2,sb)=(CC2の無線品質)/(CC2の無線品質)=1となる。
この場合、第2のユーザ(UE:B)については上記の例と同じであるが、第1のユーザ(UE:A)に対するメトリックが異なる。この例の場合、CC1とCC2の内、品質が良い方のメトリックが大きくなる。したがって、この定義によると、ユーザ間の公平性を図りつつ、より良いコンポーネントキャリアで通信できるようになる。
なお、上記の2つの定義p(k,c,sb)=1/(割り当てられているコンポーネントキャリア数)、及びp(k,c,sb)=(1つのコンポーネントキャリアの無線品質)/(コンポーネントキャリア毎の無線品質の総和)は、単独に使用されてもよいし、組み合わせて使用されてもよい。
第2のメトリックは、コンポーネントキャリアの利用状況に基づいて計算され、この情報は、ユーザ装置から取得できるし、基地局が記憶しておくことも可能である。したがって、このメトリックについても他の基地局や交換機等から情報を収集する必要はない。
<3.3 第3のメトリック>
図6の破線枠は、第3のメトリックを使用して無線リソースを割り当てる様子を示す。第3のメトリックp(k,c,sb)は、サービスクラス情報受信部23から取得したサービスクラス情報から算出される。サービスクラス情報は、例えば、音声パケット(VoIP)等の音声サービスや、ファイル転送によるデータ通信等の通信種別により決定される。あるいは、サービスクラス情報は、通信するベアラの品質(QoS)に応じて決定されてもよい。例えば、リアルタイム型の通信や、QoSが高い通信の場合には、大きな値が第3のメトリックに対応付けられてもよい。逆に、ベストエフォート型の通信や、QoSが低い通信の場合には、小さな値が第3のメトリックに対応付けられてもよい。
このような対応づけをコンポーネントキャリア毎に予め設定しておくことで、特定のサービスクラスの通信を特定のコンポーネントキャリアに集中させる又は偏らせることができる。例えば、第1のコンポーネントキャリア(CC1)が、800MHzの帯域を使用し、地域的に広範囲をカバーしていた場合に、CC1において、音声サービスの通信がなるべく行われるようにすることが考えられる。また、第2のコンポーネントキャリア(CC2)が、2GHzの帯域を使用し、地域的には狭い範囲をカバーする場合に、CC2において、データ通信がなるべく行われるようにすることが考えられる。この場合、CC1に対する第3のメトリックは、音声サービスについては大きな値に設定され、データ通信については小さな値が設定される。CC2に対する第3のメトリックは、逆に、音声サービスについては小さな値に設定され、データ通信については大きな値が設定される。また、帯域幅の差に応じて割り当てられていてもよい。つまり、VoIPのようなショートパケットに対しては小さい帯域幅のコンポーネントキャリアを割り当て、FTPのようなデータ通信に対しては大きい帯域幅のコンポーネントキャリアを割り当ててもよい。このような場合に、
第3のメトリックは、サービスクラスに基づいて計算されるので、基地局は予め記憶しておくことが可能である。サービスクラス毎にどのような値が第3のメトリックとして設定されるかは、基地局が決定してもよいし、基地局よりも上位の装置(例えば、交換機)が決定して基地局に通知してもよい。
<3.4 第4のメトリック>
第4のメトリックp(k,c,sb)は、サービスクラス情報受信部23から取得したサービスクラス情報から算出される。ユーザ利用状況情報は、例えば、1日、1週間、1ヶ月、1年間等の一定期間の間に、どの程度多くの通信を行ったか等により表現される。ユーザ利用状況情報は、このような利用状況を示す情報に加えて、ユーザの契約情報を含んでもよい。例えば、過去に多くの通信を行ったユーザほど小さな値をとるように、第4のメトリックが定義されてもよい。これは、ユーザ間の公平性を図る観点から好ましい。あるいは、より多くの通信を行ったユーザほど大きな値をとるように、第4のメトリックが定義されてもよい。これは、通信サービスの利用を促す観点から好ましい。このように、ユーザに対する割当頻度を示すものであり、本実施例で示す第4のメトリックは、コンポーネントキャリアには依存しない数値となる。
第4のメトリックは、サービスの利用状況に基づいて計算されるので、基地局は利用状況の情報を、呼制御等を行っている上位の装置(例えば、交換機)から取得する必要がある。ただし、第4のメトリックを計算するのに必要な利用状況の情報は、物理レイヤの割り当て状況ほど頻繁には変わらない。したがって、基地局が、交換機等からこの情報を取得する頻度は比較的少なくて済む。
第1−第4のメトリックの1つ以上を用いて、図2の無線リソース割当部28は、無線リソースの割り当てを計画することが可能である。好ましくは、第1のメトリックと、第2−第4のメトリックの内の1つ以上とを合成(加算又は乗算)することで、ユーザ装置のスケジューリングメトリックが算出される。さらに好ましくは、第1ないし第4のメトリック全てを合成(加算又は乗算)することで、ユーザ装置のスケジューリングメトリックが算出される。この場合、図3に示すような上位ないし下位レイヤの全ての状況をスケジューリングメトリックに反映させることができる。
<4.動作例>
図7は、基地局がスケジューリングを行う場合の動作例を示す。ステップS71において、基地局は、ユーザ装置又は上位装置(交換機等)から各種の情報を受信する。各種の情報は、CC内受信環境情報、CC間受信環境情報、サービスクラス情報、ユーザ利用状況情報等を含む。これらの情報を取得する頻度は、各情報に対応する第1−第4のメトリックの更新頻度に応じて決定されている。
ステップS72において、ある1つのコンポーネントキャリアに対するスケジューリングが始まる。ステップS72において、ユーザ装置各々のメトリック情報(スケジューリングメトリック)が計算される。上述したように、k番目のユーザ装置(UE:k)のスケジューリングメトリックp(k,c,sb)は、例えば、
p(k,c,sb)=Πp(k,c,sb)
により表現される。p(k,c,sb)は、上記の第1−第4のメトリックである(i=1、2,3、4)。スケジューリングは、少なくとも第1のメトリックp(k,c,sb)に基づいて実行可能であるが、スケジューリング対象のコンポーネントキャリア以外のコンポーネントキャリアの状況をも加味する観点からは、第2、第3及び第4のメトリックの内の1つ以上を考慮することが好ましい。
ステップS73において、メトリック情報(スケジューリングメトリック)が最大のユーザに無線リソースが割り当てられる。
ステップS74において、対象のコンポーネントキャリアにおいて、未割当の無線リソースの有無が確認される。未割当の無線リソースが残っていた場合、フローはステップS75に進む。
ステップS75において、対象のコンポーネントキャリアにおける通信を希望しているが、無線リソースの割り当てを未だ受けていないユーザの有無を確認する。そのようなユーザが存在した場合、フローはステップS72に戻り、割当済みのユーザを除くユーザについて、説明済みの手順が実行され、各ユーザに無線リソースが割り当てられる。
ステップS74において、対象のコンポーネントキャリアにおいて、未割当の無線リソースが残っていなかった場合、対象のコンポーネントキャリアに対するスケジューリングは終了する。また、ステップS75において、未割当のユーザが残っていなかった場合も、対象のコンポーネントキャリアに対するスケジューリングは終了する。フローチャート上では明示されていないが、対象のコンポーネントキャリアに対するスケジューリングが終了した後、別のコンポーネントキャリアに対するスケジューリングを行うため、再びステップS72−S75が行われる。すなわち、スケジューリングは、コンポーネントキャリア毎に行われる。
本実施例によれば、各コンポーネントキャリアの現状は、上記の第1−第4のメトリックに反映されているので、これらを合成したスケジューリングメトリックp(k,c,sb)は、各コンポーネントキャリアの状況を反映している。したがって、このスケジューリングメトリックを使用すれば、各コンポーネントキャリアの現状を考慮したスケジューリングを、1つのコンポーネントキャリアに閉じた形で行うことができる。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。例えば、本発明は、キャリアアグリゲーションが行われる適切な如何なる移動通信システムに適用されてもよい。例えば本発明は、HSDPA/HSUPA方式を拡張したDB-DC HSPAや4C-HSPAのシステム、LTE方式のシステム、LTE−Advanced方式のシステム、IMT−Advanced方式のシステム、WiMAX、Wi−Fi方式のシステム等に適用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数式を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数式は単なる一例に過ぎず適切な如何なる数式が使用されてもよい。実施例又は項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に用意されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
21 CC内受信環境情報受信部
22 CC間受信環境情報受信部
23 サービスクラス情報受信部
24 ユーザ利用状況情報受信部
25 メトリック情報計算部
26 メトリック情報更新部
27 メトリック情報格納部
28 無線リソース割当部
29 通信部

Claims (13)

  1. キャリアアグリゲーションにより複数のコンポーネントキャリアを用いて通信するユーザ装置に無線リソースを割り当てる基地局であって、
    ユーザ装置からフィードバックされた各コンポーネントキャリア内の周波数ブロック単位の無線品質情報と、
    ユーザ装置に割り当てているコンポーネントキャリア全体の無線品質情報とを
    分離して利用することが可能である基地局であって、
    それらの無線品質情報を元にして、それぞれのスケジューリングメトリックを計算する手段を有し、
    2つ以上のこれらのスケジューリングメトリックを利用して、コンポーネントキャリア毎に、前記スケジューリングメトリックに応じてユーザ装置に無線リソースを割り当てる割当部と、
    を有する基地局。
  2. 前記スケジューリングメトリックを計算する手段が、
    ユーザ装置からフィードバックされた各コンポーネントキャリア内の周波数ブロック単位の無線品質情報またはその無線品質情報から算出されるスループット情報から第1のメトリックを算出する第1算出部と、
    前記ユーザ装置に割り当てられているコンポーネントキャリア数及び/又は各コンポーネントキャリア全体の無線品質情報または該当するコンポーネントキャリア全体の無線品質情報から推測されるスループット情報から第2のメトリックを算出する第2算出部と、
    前記ユーザ装置が利用するサービスクラスに応じて決定される第3のメトリックを求める第3算出部と、
    前記ユーザ装置による通信サービスの利用状況に応じて決定される第4のメトリックを求める第4算出部と、
    前記第1のメトリックと、前記第2ないし第4のメトリックの内の1つ以上とを合成することで、前記ユーザ装置のスケジューリングメトリックを算出するメトリック算出部と
    を有する請求項1の基地局。
  3. 前記メトリック算出部は、前記第1のメトリックと、前記第2ないし第4のメトリックの内の1つ以上とを加算することで、前記ユーザ装置のスケジューリングメトリックを算出する、請求項1または2記載の基地局。
  4. 前記メトリック算出部は、前記第1のメトリックと、前記第2ないし第4のメトリックの内の1つ以上とを乗算することで、前記ユーザ装置のスケジューリングメトリックを算出する、請求項1または2記載の基地局。
  5. 前記第1算出部が算出する第1のメトリックは、プロポーショナルフェアネス法、MAX/CI法又はラウンドロビン法によるスケジューリングにおいて使用されるメトリックである、請求項1ないし3の何れか請求項1または2に記載の基地局。
  6. 前記第2算出部が算出する第2のメトリックは、コンポーネントキャリア数分の1である第1の値、又はコンポーネントキャリア毎の無線品質の総和に対する個々のコンポーネントキャリアの無線品質である第2の値により表現される、請求項1ないし5の何れか1項に記載の基地局。
  7. 前記第3算出部が算出する或るコンポーネントキャリアについての第3のメトリックは、リアルタイム型のサービスクラスの場合は大きな値をとり、ベストエフォート型のサービスクラスの場合は小さな値をとる、請求項1ないし6の何れか1項に記載の基地局。
  8. 前記第4算出部が算出する第4のメトリックは、過去に多くの通信を行ったユーザほど小さな値をとる、請求項1ないし7の何れか1項に記載の基地局。
  9. 前記第1算出部は、サブフレーム毎に前記第1のメトリックを更新する請求項1ないし8の何れか1項に記載の基地局。
  10. 前記第2算出部は、ユーザ装置に対するコンポーネントキャリアの割り当て状況が変わった場合に、第2のメトリックを更新する、請求項1ないし9の何れか1項に記載の基地局。
  11. 前記第3算出部は、ユーザに提供するサービスクラスが決まった場合に、第3のメトリックを更新する、請求項1ないし10の何れか1項に記載の基地局。
  12. 前記第4算出部は、一定期間毎に及び/又はユーザの契約更新時に第4のメトリックを更新する、請求項1ないし11の何れか1項に記載の基地局。
  13. キャリアアグリゲーションにより複数のコンポーネントキャリアを用いて通信するユーザ装置に無線リソースを割り当てる基地局における方法であって、
    ユーザ装置について第1ないし第4のメトリックを算出し、
    前記第1のメトリックと、前記第2ないし第4のメトリックの内の1つ以上とを合成することで、前記ユーザ装置のスケジューリングメトリックを算出し、
    コンポーネントキャリア毎に、前記スケジューリングメトリックに応じてユーザ装置に無線リソースを割り当て、
    無線リソースの割当情報をユーザ装置に通知するステップ
    を有し、前記第1のメトリックは、前記ユーザ装置からフィードバックされた各コンポーネントキャリア内の周波数ブロック単位の無線品質情報、またはその無線品質情報から推測されるスループット情報から算出され、
    前記第2のメトリックは、前記ユーザ装置に割り当てられているコンポーネントキャリア数及び/又は各コンポーネントキャリア全体の無線品質またはそのコンポーネントキャリアに対する無線品質から推測されるスループット情報から算出され、
    前記第3のメトリックは、前記ユーザ装置が利用するサービスクラスに応じて決定され、
    前記第4のメトリックは、前記ユーザ装置による通信サービスの利用状況に応じて決定される、基地局における方法。
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