JP7250128B2 - 通信方法および装置 - Google Patents

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Description

本出願は、通信技術の分野に関し、詳細には、通信方法および装置に関する。
ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムに直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplex、OFDM)技術が導入され、2つの基本動作モード、すなわち、周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)および時分割複信(time division duplex、TDD)がさらにサポートされている。
LTE FDDシステムには、フレーム構造1(frame structure type 1、FS1)が使用される。FDDシステムでは、上り伝送と下り伝送に異なる搬送波周波数が使用され、上り伝送と下り伝送の両方に同じフレーム構造が使用される。各搬送波において、長さ10msの無線フレームは、長さ1msの10個のサブフレームを含み、各サブフレームは、長さ0.5msの2つのスロットに分割される。上りデータ送信および下りデータ送信のためのTTIは1msである。LTE TDDシステムでは、フレーム構造2(FS2)が使用される。TDDシステムでは、上り伝送と下り伝送とに同じ周波数の異なるサブフレームや異なるスロットが使用される。FS2では、各10msの無線フレームが2つの5msの半フレームを含み、各半フレームが5つの1msのサブフレームを含む。FS2におけるサブフレームは、下りサブフレーム、上りサブフレーム、および特殊サブフレーム、の3タイプに分類される。各特殊サブフレームは、下り伝送スロット(Downlink Pilot Time Slot、DwPTS)、ガード区間(Guard Period、GP)、および上り伝送スロット(Uplink Pilot Time Slot、UpPTS)、の3つの部分を含む。各半フレームは、少なくとも1つの下りサブフレームと、少なくとも1つの上りサブフレームと、最大1つの特殊サブフレームとを含む。LTE TDDシステムにおける下りサブフレームが例として使用される。通常のサイクリックプレフィックス(cyclic prefix、CP)が使用される場合、1つのスロットは、7つのOFDMシンボルを含む。したがって、時間領域の観点から、各サブフレームは14個のOFDMシンボルを含み、各シンボルは1/14msを占める。
LTEシステムの帯域幅は比較的大きく、送信電力は比較的高い。ゆえに、単一搬送波の電力消費は比較的高い。電力消費を低減するために、いくつかのサブフレームについて、全帯域幅範囲内のそれらのサブフレームで送信されるべきデータがなく、共通参照信号(common reference signal、CRS)などの共通信号のみが含まれる場合、シンボルの省電力が行われ得、すなわち、電力増幅器(power amplifier、PA)は、サブフレーム内でCRSが位置するシンボルに対して作用し、PAは別のシンボルでは使用不可にされ、それによって電力の浪費を低減する。
しかしながら、共通電力増幅器のシナリオ(すなわち、同じ基地局に属する複数のセルが同じPAを共用する)では、複数のセルに1つのサブフレームで送信すべきデータがない場合にのみ、シンボルの省電力が行われることができる。ゆえに、シンボルの省電力の有効割合が比較的低い。したがって、共通電力増幅器のシナリオにおける基地局の省電力の利益をどのように改善するかがさらに検討される必要がある。
これを考慮して、本出願の実施形態は、ネットワークデバイスの省電力の利益を改善するための通信方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は通信方法を提供する。この方法は、以下を含む。
ネットワークデバイスが、第1の時間領域単位で、ネットワークデバイスのM個のセルにおける第2の時間領域単位でのN台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであるかどうかを判定し、M個のセルは同じリモート無線ユニットRRUを共用する。
ネットワークデバイスが、N台のスケジュール対象の端末のうちのK台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであると判定し、K台のスケジュール対象の端末がM個のセルのうちのP個のセルに別々に位置しており、P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、各セルに対応する事前設定電力閾値以下である場合、ネットワークデバイスは、K台のスケジュール対象の端末のデータをP個のセルの第2の時間領域単位で送信し、M、N、P、およびKは1以上の整数であり、KはN以下であり、PはM以下である。
前述の方法において、M個のセルが同じRRUを共用するシナリオ(すなわち、共通電力増幅器のシナリオ)について、ネットワークデバイスの電力消費を削減するための方法が提案される。ネットワークデバイスは、M個のセル内のN台のスケジュール対象の端末のデータの遅延感度および各セルの事前設定電力閾値に基づいて、第2の時間領域単位で送信されるべきデータを決定して(例えば、遅延に敏感なデータを第2の時間領域単位で送信し、遅延に鈍感なデータの送信を遅延させて)、ネットワークデバイスの省電力の利益が改善されることができるようにする。
1つの可能な設計では、RRUは複数の送信チャネルを含み、ネットワークデバイスが、K台のスケジュール対象の端末のデータを、P個のセルの第2の時間領域単位で送信することは、ネットワークデバイスが、複数の送信チャネルの電力負担能力およびP個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力に基づいて、複数の送信チャネルのうちの一部を介してK台のスケジュール対象の端末のデータを送信し、それら一部の送信チャネル以外の複数の送信チャネル内の送信チャネルを使用不可にすること、を含む。
1つの可能な設計では、それら一部の送信チャネルの各々でK台のスケジュール対象の端末のデータを送信するための電力が、P個のセルすべてで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計のW倍であり、Wの値は、それら一部の送信チャネルの数に基づいて取得される。
言い換えると、ネットワークデバイスがK台のスケジュール対象の端末のデータを送信するときに、一部の送信チャネルのみが使用される。したがって、ネットワークデバイスは、各送信チャネルの送信電力を増加させることができ、それによってカバレッジエリアの縮小を効果的に回避する。
1つの可能な設計では、この方法は、ネットワークデバイスが、P個のセルのうちの第1のセルで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、第1のセルに対応する事前設定電力閾値よりも大きいと判定した場合、ネットワークデバイスが、N台のスケジュール対象の端末のデータを、M個のセルの第2の時間領域単位で送信すること、をさらに含む。
1つの可能な設計では、この方法は、ネットワークデバイスが、N台のスケジュール対象の端末のすべてのデータが遅延に鈍感なデータであると判定した場合、ネットワークデバイスが、M個のセルの第2の時間領域単位でのデータの送信を停止すること、をさらに含む。
1つの可能な設計では、ネットワークデバイスが、M個のセルの第2の時間領域単位でのデータの送信を停止することは、ネットワークデバイスが、第2の時間領域単位で、アイドルシンボルに対応する送信チャネルを使用不可にすること、を含む。
このようにして、遅延に鈍感なデータの送信が遅延され、M個のセルのすべての第2の時間領域単位でデータが送信されないので、シンボルに基づいて第2の時間領域単位ですべての送信チャネルが使用不可にされることができ、それによって電力消費を削減する。
1つの可能な設計では、この方法は、ネットワークデバイスが、各スケジュール対象の端末が位置するセルで各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力を取得すること、をさらに含む。
P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力は、各セルで、各セル内の1台または複数のスケジュール対象の端末の遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計である。
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は装置を提供する。装置は、ネットワークデバイスであり得るか、またはネットワークデバイスに配置された半導体チップであり得る。装置は、第1の態様の様々な可能な実施態様を実施する機能を有する。この機能は、ハードウェアによって実施され得るか、またはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実施され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のユニットまたはモジュールを含む。
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は装置を提供する。装置は、プロセッサとメモリとを含む。メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成される。装置が動作すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行して、装置が、第1の態様の可能な設計による方法を行うことを可能にする。
第4の態様によれば、本出願の一実施形態は通信システムをさらに提供する。通信システムは、第1の態様の任意の設計によるネットワークデバイスを含み、1台または複数の端末をさらに含み得る。
第5の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによる方法を行うことをできるようにされる。
第6の態様によれば、本出願の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作すると、コンピュータは、第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を行うことをできるようにされる。
本出願の上記その他の態様は、以下の実施形態の説明においてより明確かつ理解しやすくなる。
本出願の一実施形態が適用可能なシステムアーキテクチャの概略図である。 本出願の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構造図である。 本出願の一実施形態による無線周波数装置の概略構造図である。 本出願の一実施形態によるベースバンド装置の概略構造図である。 本出願の一実施形態によるベースバンド装置の別の概略構造図である。 本出願の一実施形態による可能なシナリオの概略図である。 本出願の一実施形態による別の可能なシナリオの概略図である。 本出願の一実施形態による通信方法に対応する概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による通信方法の全体的な概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による図1dに基づく実行プロセスの例を示す図である。 本出願の一実施形態による図1eに基づく実行プロセスの例を示す図である。 本出願の一実施形態による図1dに基づく別の実行プロセスの例を示す図である。 本出願の一実施形態による図1eに基づく別の実行プロセスの例を示す図である。 本出願の一実施形態による装置の可能な例示的なブロック図である。 本出願の一実施形態による装置の概略図である。
本出願の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、以下で添付の図面を参照して本出願を詳細にさらに説明する。
当業者のより適切な理解を助けるために、本出願のいくつかの用語がまず説明される。
(1)ネットワークデバイス:ネットワークデバイスは、端末と通信するデバイス、例えば、基地局や基地局コントローラであり得る。ネットワークデバイスは、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供し得、そのカバレッジエリア(セル)に位置する端末デバイスと通信し得る。ネットワークデバイスは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications、GSM)もしくは符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システムにおける基地局(base transceiver station、BTS)であり得るか、または広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))システムにおけるノードB(NodeB、NB)であり得るか、またはLTEシステムにおける進化型NodeB(evolved NodeB、eNBまたはeNodeB)であり得るか、またはクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであり得る。あるいは、ネットワークデバイスは、中継ノード、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、もしくは将来の5Gネットワークにおけるネットワーク機器、例えば、新無線(new radio、NR)におけるgNodeB(gNodeBもしくはgNB)もしくは送受信点(transmission receiving point/transmission reception point、TRP)であり得るか、またはネットワークデバイスは、将来の進化型公衆陸上移動網(public land mobile network、PLMN)ネットワークにおけるネットワークデバイスであり得る。これは、本出願の実施形態では限定されない。
(2)端末(または端末デバイス):端末は、無線送受信機能を有し、陸上で配置され得るデバイスであり、屋内または屋外デバイス、ハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス、または車載デバイスを含む。端末は、水面(船など)や空中(例えば、航空機、気球、衛星など)にも配置されることができる。端末は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線受信/送信機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末、拡張現実(augmented reality、AR)端末、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、運輸安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末などであり得る。本出願の実施形態では、適用シナリオは限定されない。場合によっては、端末は、ユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末、UEユニット、UE局、移動局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、UE端末、端末デバイス、無線通信デバイス、UEエージェント、UE装置などとも呼ばれ得る。
(3)本出願の実施形態における第1、第2、および様々な番号は、単に説明の都合上で区別されるにすぎず、本出願の実施形態の範囲を限定するためのものではなく、順序を指示しない。「および/または」という用語は、関連付けられた対象を記述するための関連付け関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する、の3つの場合を表し得る。「少なくとも1つ」は、1つまたは複数を意味する。少なくとも2つは、2つ以上を意味する。「少なくとも1つ」、「いずれか1つ」、またはこれらの類似表現は、単一の項目(部分)または複数の項目(部分)の任意の組み合わせを含む、それらの項目の任意の組み合わせを意味する。例えば、a、b、またはcの少なくとも1つ(の部分またはタイプ)は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、またはa-b-cを指示し得、a、b、およびcは単数または複数であり得る。
図1aに示されるシステムアーキテクチャは、ネットワークデバイス(例えば、ネットワークデバイス101)と、端末(例えば、端末1020、端末1021、端末1022、および端末1023)とを含む。図1aは単に、システムアーキテクチャの簡単な概略図であることを理解されたい。システムアーキテクチャ内のネットワークデバイスの台数および端末の台数は、本出願のこの実施形態では限定されない。ネットワークデバイスおよび端末に加えて、本出願のこの実施形態が適用可能なシステムアーキテクチャは、コアネットワークデバイス、無線中継デバイス、または無線バックホールデバイスなどの別のデバイスをさらに含み得る。これについても本出願のこの実施形態では限定されない。加えて、本出願のこの実施形態のネットワークデバイスは、すべての機能を1つの独立した物理デバイスに統合してもよく、または機能を複数の独立した物理デバイス上に分散させてもよい。これについても本出願のこの実施形態では限定されない。加えて、本出願のこの実施形態の端末は、無線方式でネットワークデバイスに接続されてもよい。
前述のシステムアーキテクチャが適用可能である通信システムは、時分割複信-ロングタームエボリューション(time division duplexing-long term evolution、TDD LTE)、周波数分割複信-ロングタームエボリューション(frequency division duplexing-long term evolution、FDD LTE)、ロングタームエボリューション-アドバンスト(long term evolution-advanced、LTE-A)、および様々な将来の進化型の無線通信システム、例えば、5G NR通信システムを含むが、これらに限定されない。
本出願の実施形態に記載されるシステムアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するためのものであり、本出願の実施形態で提供される技術的解決策に対する限定を構成するものではない。通信システムアーキテクチャが進化し、新しいサービスシナリオが出現するにつれて、本出願の実施形態で提供される技術的解決策は、同様の技術的問題にも適用可能であることを、当業者は知るであろう。
図1aに示されるシステムアーキテクチャにおいて、ネットワークデバイスは、ベースバンド装置および無線周波数装置を含み得る。図1bは、ネットワークデバイスの概略構造図である。無線周波数装置は、ベースバンド装置からリモートに独立して実施され得るか、またはベースバンド装置に統合され得るか、または一部のリモート部分がベースバンド装置に統合される。例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)通信システムでは、ネットワークデバイス(eNB)がベースバンド装置と無線周波数装置とを含む。無線周波数装置は、ベースバンド装置に対してリモートに配置され得る。例えば、リモート無線ユニット(remote radio unit、RRU)が、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)に対してリモートに配置される。
無線周波数装置は、無線周波数信号を受信するための(受信チャネルと呼ばれ得る)1つまたは複数の無線周波数チャネルと、無線周波数信号を送信するための(送信チャネルと呼ばれ得る)1つまたは複数の無線周波数チャネルとを含み得る。送信チャネルが例として使用される。図1cに、リモート無線ユニット内の2つの送信チャネルを示す。各送信チャネルは、アナログデジタル変換モジュール、電力増幅器、フィルタ、周波数混合器、電力増幅器、フィルタ、およびアンテナスイッチモジュールを連続して含み得る。すなわち、ベースバンド装置によって生成された信号が、アナログデジタル変換モジュール、電力増幅器、フィルタ、周波数混合器、電力増幅器、フィルタ、およびアンテナスイッチモジュールを連続して通過した後にアンテナに送られ、送信される。
図1cは、アンテナスイッチモジュールによって選択され、信号を送信するために使用される2つの無線周波数チャネルのみを示していることに留意されたい。実際の実施の間に、無線周波数装置で信号を送信するために使用される無線周波数チャネルの数は、本出願のこの実施形態では特に限定されない。例えば、1つ、2つ、または4つの無線周波数チャネルがあり得る。加えて、図1cは、信号を送信するために使用される無線周波数チャネルのみを示している。実際の適用に際して、無線周波数装置は、信号を受信するために使用される無線周波数チャネルをさらに含む。加えて、無線周波数装置の無線周波数チャネルは、図1cに示されるアナログデジタル変換モジュールを含まない場合もある。この場合、アナログデジタル変換モジュールは、ベースバンド装置に統合され得る。図1cに示される無線周波数チャネルは、単なる具体例であり、無線周波数チャネルの物理的構造は本出願のこの実施形態では厳密に限定されない。加えて、具体的な実施の間に、複数の無線周波数チャネルがいくつかのデバイスを共用してもよい。例えば、2つの無線周波数チャネルが1つのフィルタまたは周波数混合器を共用してもよい。これについては本出願のこの実施形態では特に限定されない。
一例では、ベースバンド装置は、ネットワークデバイスの各セルのスケジューラ、例えば、図1dに示されるように、セル1のスケジューラ、セル2のスケジューラ、…、およびセルqのスケジューラを含み得る。例えば、セル1のスケジューラ、セル2のスケジューラ、…、およびセルqのスケジューラにおける任意の2つのスケジューラが互いに通信し得る。別の例では、ベースバンド装置は、ネットワークデバイスの各セルのスケジューラと中央スケジューラ、例えば、図1eに示されるように、セル1のスケジューラ、セル2のスケジューラ、…、およびセルqのスケジューラと中央スケジューラとを含み得る。セル1のスケジューラ、セル2のスケジューラ、…、およびセルqのスケジューラにおける任意の2つのスケジューラが互いに通信し得、セル1のスケジューラ、セル2のスケジューラ、…、およびセルqのスケジューラの各々が、中央スケジューラと通信し得る。以下では主に、図1dに示されるケースを説明のための例として使用する。
本出願のこの実施形態では、各セルのスケジューラは、セルのデータスケジューリング、例えば、データの送信またはデータの受信を完了するように構成され得る。これについては特に限定されない。中央スケジューラは、各セルのデータスケジューリングを調整するように構成され得る。これについては特に限定されない。
図1aに示されるシステムアーキテクチャにおいて、ネットワークデバイス101は、3つのセル、すなわち、セル1、セル2、およびセル3で構成されている。端末1020および端末1021はセル1に位置しており、端末1022はセル2に位置しており、端末1023はセル3に位置している。
1つの可能なシナリオでは、セルごとに、セルに対応する無線周波数チャネルが無線周波数装置に存在する。無線周波数チャネルがゲート制御されるとき、無線周波数チャネルは、セルの信号を送信するために使用され得る。ここで、これは、セルごとに、ネットワークデバイスにおいてセルに対応する無線周波数チャネルパラメータのグループがあることとしても理解され得る。無線周波数チャネルパラメータのグループは、図1cに示される無線周波数チャネル内のいくつかのモジュールのソフトウェア構成パラメータであり得る。例えば、無線周波数チャネルパラメータは、アンテナスイッチモジュールのゲーティングパラメータとして理解され得るか、またはフィルタや、周波数混合器や、電力増幅器などのデバイスの電源オンパラメータもしくはイネーブルパラメータとして理解され得るか、またはフィルタや、周波数混合器や、電力増幅器などのデバイスの別のパラメータとして理解され得る。無線周波数チャネルがセルに対応する無線周波数チャネルパラメータを使用して構成された後、無線周波数チャネルは、セルの信号を送信するようにゲート制御され得る。このシナリオでは、無線周波数チャネルがゲート制御された後、無線周波数チャネルは、ただ1つのセルの信号を送信するために使用される。図1fに示されるように、無線周波数装置内の2つの送信チャネルがセル1の信号を送信するために選択される。このようにして、セルのサブフレームで、ネットワークデバイスは、データが送信されないシンボルを動的に検出し、データが送信されないシンボルに対応する送信チャネルを使用不可にして、ネットワークデバイスの電力消費を削減する。
別の可能なシナリオでは、ネットワークデバイスの複数のセルが同じRRUを共用し得る。さらに、複数のセルはRRU内の無線周波数チャネルを共用し得、言い換えると、複数のセルはRRU内の電力増幅器を共用する。この場合、無線周波数チャネルが選択された後、無線周波数チャネルは、複数のセルの信号を送信するために使用され得る。例えば、セル1、セル2、およびセル3は、RRU内の無線周波数チャネルを共用する。サブフレームで、セル1が端末1020にデータaを送信する必要があり、セルbが端末1022にデータbを送信する必要があり、セルcが端末1023にデータcを送信する必要がある場合、図1gに示されるように、無線周波数装置に含まれるj個の送信チャネルの各々が、データa、データb、およびデータcを送信する。このシナリオでは、1つの送信チャネルが複数のセルの信号を送信するために使用され得る。したがって、複数のセルに同じサブフレームで送信すべきデータがない場合にのみ、シンボルの省電力が行われることができる。ゆえに、シンボルの省電力の有効割合が比較的低く、ネットワークデバイスの省電力の利益が比較的低い。本出願のこの実施形態でセルが端末にデータを送信することは、ネットワークデバイスがセル内の端末にデータを送信することを意味し得、これら2つのケースは互いに置き換わり得ることに留意されたい。
これに基づき、本出願の一実施形態は、ネットワークデバイスの省電力の利益を改善するために、通信方法を提供する。
実施形態1
図2は、本出願の一実施形態による通信方法に対応する概略フローチャートである。図2に示されるように、この方法は以下のステップを含む。
ステップ201:ネットワークデバイスが、第1の時間領域単位で、ネットワークデバイスのM個のセルにおける第2の時間領域単位でのN台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであるかどうかを判定する。
ここで、時間領域単位は、伝送時間間隔(transmission time interval、TTI)であり得る。一例では、TTIの時間は、1サブフレームの時間、すなわち、1msであり得る。第1の時間領域単位は、第2の時間領域単位の前に位置し得る。一例では、第1の時間領域単位は、第2の時間領域単位に隣接する、第2の時間領域単位よりも早い時間領域単位であり得る。例えば、第1の時間領域単位がn番目の時間領域単位である場合、第2の時間領域単位は(n+1)番目の時間領域単位であり得る。あるいは、第1の時間領域単位と第2の時間領域単位とは同じ時間領域単位であってもよい。以下では、第1の時間領域単位が第20のユニットの前に位置する例のみを使用して説明する。
例えば、M=3であり、ネットワークデバイスの3つのセルは同じRRUを共用し得る。一例(略して例1)では、ネットワークデバイスは、3つのセルで構成され得、3つのセルは同じRRUを共用するように構成される。別の例(略して例2)では、ネットワークデバイスは、複数(4以上)のセルでも構成され得、複数のセルのうちの3つが同じRRUを共用するように構成される。これについては本出願のこの実施形態では特に限定されない。以下では、説明のための例として例1に記載されるケースのみを使用する。
本出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、第2の時間領域単位でM個のセルのスケジュール対象情報を取得し得、第2の時間領域単位でのM個のセルのスケジュール対象情報は、第2の時間領域単位でのM個のセルのN台のスケジュール対象の端末のデータの遅延属性情報を含み得る。N台のスケジュール対象の端末の各スケジュール対象の端末のデータの遅延属性情報は、各スケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであるかどうかを指示するために使用される。このようにして、ネットワークデバイスは、N台のスケジュール対象の端末のデータの遅延属性情報に基づいて、N台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであるかどうかを判定し得る。任意選択で、スケジュール対象情報は、N台のスケジュール対象の端末の各スケジュール対象の端末が位置するセルで各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力をさらに含み得る。別の可能な例では、スケジュール対象情報は、他の内容をさらに含み得ることが理解されよう。これについては特に限定されない。
以下では、スケジュール対象情報が、N台のスケジュール対象の端末の各スケジュール対象の端末のデータの遅延属性情報と、各スケジュール対象の端末が位置するセルで各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力とを含む例を使用してスケジュール対象情報を説明する。
(1)スケジュール対象の端末のデータの遅延属性情報
ネットワークデバイスは、スケジュール対象の端末のデータの遅延属性情報に基づいて、スケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであるかどうかを判定し得る。本出願のこの実施形態では、遅延に敏感なデータは、第2の時間領域単位で送信される必要があるデータであり得、遅延に鈍感なデータは、第2の時間領域単位で送信される必要がないデータ、言い換えると、第2の時間領域単位の後の時間領域単位で送信され得るデータであり得る。
一例では、スケジュール対象の端末の遅延属性情報は、スケジュール対象の端末のデータのサービス品質クラス識別子(QoS class identifier、QCI)を含み得、任意選択で、スケジュール対象の端末のデータの遅延時間をさらに含み得る。
表1に示されるように、QCIは1~9の範囲であり、異なるリソースタイプ、異なる優先順位、異なる遅延、および異なるパケット損失率に別々に対応する。
Figure 0007250128000001
表1から、サービスは、主に、GBR(Guaranteed Bit Rate、保証ビットレート)タイプとNon-GBR(Non-Guaranteed Bit Rate、非保証ビットレート)タイプ、の2つのタイプに分類され得ることが分かる。従来のビデオサービスなどのGBRタイプのサービスは、遅延に関する比較的厳しい要件を有し、比較的高いパケット損失率を許容する。ウェブブラウジングサービスやダウンロードサービスなどのNon-GBRタイプのサービスは、情報完全性に関する比較的厳しい要件を有し、比較的高いパケット損失率を許容しない。例えば、ネットワークデバイスが、送信対象のデータはそのQCIが1~4であるGBRタイプのサービスまたはそのQCIが5であるNon-GBRタイプのサービスに属すると判定した場合、ネットワークデバイスは、スケジュール対象の端末のデータは遅延に敏感なデータであると判定し得る。ネットワークデバイスが、スケジュール対象の端末は、そのQCIが6~9であるNon-GBRタイプのサービスに属すると判定し、遅延時間が遅延時間閾値未満である場合、ネットワークデバイスは、スケジュール対象の端末のデータは遅延に鈍感なデータデータであると判定し得る。ネットワークデバイスが、スケジュール対象の端末は、そのQCIが6~9であるNon-GBRタイプのサービスに属すると判定し、遅延時間が遅延時間閾値以上である場合、ネットワークデバイスは、スケジュール対象の端末のデータは遅延に敏感なデータであると判定し得る。すなわち、遅延時間閾値は、そのQCIが6~9であるNon-GBRタイプのサービスのデータに設定され得る。遅延時間が遅延時間閾値以上である場合、データは、過度な遅延を回避するように、遅延に敏感なデータである。
遅延時間閾値は、実際の要件に従って当業者によって設定され得、特に限定されない。例えば、異なる遅延時間閾値が異なるQCI(6~9)を有するNon-GBRタイプのサービスのデータに設定され得る。例えば、そのQCIが6であるNon-GBRタイプのサービスでは、遅延時間閾値はx1時間領域単位であり、そのQCIが7であるNon-GBRタイプのサービスでは、遅延時間閾値は(x1に等しくない)x2時間領域単位である。あるいは、同じ遅延時間閾値が異なるQCI(6~9)を有するNon-GBRタイプのサービスのデータに設定されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
例えば、端末aのデータが、そのQCIが6であるNon-GBRタイプのサービスに属し、データの遅延時間は1時間領域単位であり、そのQCIが6であるNon-GBRタイプのサービスのデータの遅延時間閾値は1時間領域単位であるので、端末aのデータは遅延に敏感なデータである。別の例では、端末bのデータが、そのQCIが7であるNon-GBRタイプのサービスに属し、データの遅延時間は2時間領域単位であり、そのQCIが7であるNon-GBRタイプのサービスのデータの遅延時間閾値は2時間領域単位であるので、端末bのデータは遅延に鈍感なデータであり、言い換えると、端末bのデータは第2の時間領域単位で送信される必要がない。さらに、端末bのデータが第2の時間領域単位(例えば、(n+1)番目の時間領域単位)で送信されない場合、端末bのデータの遅延時間は1時間領域単位である(すなわち、(n+2)番目の時間領域単位)での端末bのデータは依然として遅延に鈍感なデータであり、言い換えると、端末bのデータは、(n+2)番目の時間領域単位で送信される必要がない)。端末bのデータが第2の時間領域単位の後の時間領域単位((n+2)番目の時間領域単位)で依然として送信されない場合、端末bのデータの遅延時間は2時間領域単位であり、端末bのデータは(n+3)番目の時間領域単位で遅延に敏感なデータになり、言い換えると、端末bのデータは(n+3)番目の時間領域単位で送信される必要がある。
(2)各スケジュール対象の端末が位置するセルで各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力
ネットワークデバイスは、各スケジュール対象の端末のデータバッファ情報およびチャネル情報に基づいて、各スケジュール対象の端末が位置するセルで各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力を決定し得る。各スケジュール対象の端末のデータバッファ情報は、各スケジュール対象の端末のデータ量を含み得、チャネル情報は、チャネル品質情報を含み得る。任意選択で、チャネル情報は、他の情報(例えば、チャネルタイプ)をさらに含み得る。本出願のこの実施形態では、チャネル情報がチャネル品質情報を含む例のみが説明に使用されている。
本出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、複数の特定の実施態様においてスケジュール対象の端末のデータバッファ情報およびチャネル情報を取得し得る。1つの可能な実施態様では、端末がネットワークデバイスに、端末のデータバッファ情報およびチャネル情報を報告し得る。例えば、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスのカバレッジエリアに位置する(すなわち、M個のセルのカバレッジエリアに位置する)端末に参照信号を送信し得る。これに対応して、端末は、参照信号に基づいてチャネル品質情報を決定し、チャネル品質情報をネットワークデバイスに報告し得る。参照信号は、チャネル測定またはチャネル品質推定を行うために使用され得る。一例では、参照信号は、セル固有の参照信号(cell-specific reference signal、CRS)、復調参照信号(demodulation reference signal、DMRS)、チャネル状態情報参照信号(channel state information-reference signal、CSI-RS)などであり得る。これについては特に限定されない。参照信号に基づいて端末によって決定されるチャネル品質情報は、参照信号受信電力(Reference Signal Received Power、RSRP)、参照信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)、およびチャネル品質情報(channel quality indication、CQI)、のいずれか1つまたは任意の組み合わせを含み得る。別の可能な実施形態では、チャネル品質情報は、他の内容をさらに含み得る。これについては特に限定されない。以下では、チャネル品質情報がCQIである例を説明のために使用する。
例えば、M=3であり、3つのセルは、セル1、セル2、およびセル3である。N=4であり、4台のスケジュール対象の端末は、端末a、端末b、端末c、および端末dである。端末aおよび端末bはセル1に位置しており、端末bはセル2に位置しており、端末cはセル3に位置している。各スケジュール対象の端末のデータバッファ情報およびチャネル情報が表2に記載されている。
Figure 0007250128000002
また、ネットワークデバイスが、各スケジュール対象の端末のデータバッファ情報およびチャネル情報に基づいて、各スケジュール対象の端末が位置するセルで各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力を決定する複数の特定の実施態様もあり得る。1つの可能な実施態様では、端末(例えば、端末a)について、CQIは、通常、1~15の値を有し、異なる値は異なる変調符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)に対応する。ネットワークデバイスは、端末aによって報告されたCQIに対応するMCSに基づいて、リソースブロック(resource block、RB)で伝送することができるデータの(例えば、TBSizeで表された)量を取得し、次いで、端末aのデータの(例えば、Xとして表された)量に基づいて、端末aのデータを送信するために必要なRBの数(X/TBSize)を取得して、P0*(X/TBSize)である端末aのデータを送信するために必要とされる電力をさらに取得し得る。
例えば、各スケジュール対象の端末が位置するセルで各スケジュール対象の端末のデータを送信するのに必要な、ネットワークデバイスによって決定される電力が、表3に記載されている。
Figure 0007250128000003
ステップ202:ネットワークデバイスが、N台のスケジュール対象の端末のうちのK台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであると判定し、K台のスケジュール対象の端末がM個のセルのうちのP個のセルに別々に位置しており、P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、各セルに対応する事前設定電力閾値以下である場合、ネットワークデバイスは、K台のスケジュール対象の端末のデータをP個のセルの第2の時間領域単位で送信する。
M、N、P、およびKは1以上の整数であり、KはN以下であり、PはM以下である。
ステップ201の説明に基づく一例では、ネットワークデバイスは、第2の時間領域単位でM個のセルのスケジュール対象情報に基づいて表4に記載される情報を取得する。
Figure 0007250128000004
表4から、端末aおよび端末cのデータは遅延に敏感なデータであり、端末bおよび端末dのデータは遅延に鈍感なデータであることが分かる。K台のスケジュール対象の端末は、端末aおよび端末cであり、P個のセルは、端末aが位置するセル1および端末cが位置するセル2である。セル1によって遅延に敏感なデータ(すなわち、端末aのデータ)を送信するために必要とされる電力は10Wであり、セル2によって遅延に敏感なデータ(すなわち、端末cのデータ)を送信するために必要とされる電力は10Wである。
セルで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力は、そのセル(例えば、セルa)で、そのセル内の1台または複数のスケジュール対象の端末の遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計であることに留意されたい。例えば、セルaがスケジュール対象の端末eおよびスケジュール対象の端末fを含む場合(スケジュール対象の端末eのデータとスケジュール対象の端末fのデータはどちらも遅延に敏感なデータであり、セルaでスケジュール対象の端末eのデータを送信するために必要とされる電力およびスケジュール対象の端末fのデータを送信するために必要とされる電力が、それぞれ、10Wおよび20Wである場合)、セルaで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力は、30W(10W+20W)である。
以下で、各セルに対応する事前設定電力閾値を説明する。
ネットワークデバイスの無線周波数装置はg(例えば、g=8)個の送信チャネルを有し、各送信チャネルの電力負担容量は100Wであると仮定する。セル1に対応する最大送信電力は30Wであり、セル2に対応する最大送信電力は40Wであり、セル3に対応する最大送信電力は30Wである。一例では、データが第2の時間領域単位で送信されるときの使用不可にされる送信チャネルの数がmであり、データを送信するために使用される送信チャネルの数がn(m+n=g)である場合、セル1に対応する事前設定電力閾値はn/g*30Wであり得、セル2に対応する事前設定電力閾値はn/g*40Wであり得、セル3に対応する事前設定電力閾値はn/g*30Wであり得る。データを送信するために使用される送信チャネルの数に基づく各セルに対応する事前設定電力閾値の複数の可能な値があり得ることが分かる。
8つの送信チャネルを例として使用すると、1/2の送信チャネル(すなわち、4つの送信チャネル)が使用不可にされる場合、セル1に対応する事前設定電力閾値は1/2*30W=15Wになり得、セル2に対応する事前設定電力閾値は1/2*40W=20Wになり得、セル3に対応する事前設定電力閾値は1/2*30W=15Wになり得る。3/4の送信チャネル(すなわち、6つの送信チャネル)が使用不可にされる場合、セル1に対応する事前設定電力閾値は1/4*30W=7.5Wになり得、セル2に対応する事前設定電力閾値は1/4*40W=10Wになり得、セル3に対応する事前設定電力閾値は1/4*30W=7.5Wになり得る。図5に示されるように。
Figure 0007250128000005
セル1で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力は(15Wより小さい)10Wであり、セル2で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力は(20Wより小さい)10Wである。すなわち、P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力は、各セルに対応する事前設定電力閾値以下である。したがって、ネットワークデバイスは、K台のスケジュール対象の端末のデータを、P個のセルの第2の時間領域単位で送信し得る。任意選択で、ネットワークデバイスは、第2の時間領域単位で遅延に鈍感なデータを送信しない場合もある。
さらに、前述の決定では、各セルで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力は、データを送信するために使用される送信チャネルの数が4であるときの各セルに対応する事前設定電力閾値と比較される。したがって、ネットワークデバイスが、K台のスケジュール対象の端末のデータを、P個のセルの第2の時間領域単位で送信するときに、ネットワークデバイスは、複数の送信チャネルの電力負担容量およびP個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力に基づいて、複数の送信チャネルの一部の送信チャネル(すなわち、4つの送信チャネル)を介してK台のスケジュール対象の端末のデータを送信し、それら一部の送信チャネル以外の複数の送信チャネル内のチャネルを使用不可にし得る(すなわち、4つの送信チャネルを使用不可にし得る)。
本出願のこの実施形態では、4つの送信チャネルの各々でK台のスケジュール対象の端末のデータを送信するための電力は、P個のセルすべてで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計のW倍であり得る。Wの値は、それら一部の送信チャネルの数に基づいて取得される。例えば、前述の例におけるそれら一部の送信チャネルの数が4である場合、Wの値は、g/n=2であり得る。前述の例において、P個のセルすべてで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計は、10+10=20Wである。したがって、各送信チャネルでK台のスケジュール対象の端末のデータを送信するための電力は、2*20W=40Wである。言い換えると、ネットワークデバイスがK台のスケジュール対象の端末のデータを送信するときに、一部の送信チャネルのみが使用される。したがって、ネットワークデバイスは、各送信チャネルの送信電力を増加させることができ、それによってカバレッジエリアの縮小を効果的に回避する。
前述の例では、セル1で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が(7.5Wより大きい)10Wである、すなわち、データを送信するために使用される送信チャネルの数が2であるときに、セル1で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力がセル1に対応する事前設定電力閾値よりも大きいために、P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力は、各セルに対応する事前設定電力閾値以下であるという条件が満たされないことに留意されたい。別の可能な例では、データを送信するために使用される送信チャネルの数が2であるときに、セル1で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力がセル1に対応する事前設定電力閾値(7.5W)より小さく、セル2で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力がセル1に対応する事前設定電力閾値(10W)より小さい、すなわち、P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、各セルに対応する事前設定電力閾値以下である場合、ネットワークデバイスはやはり、K台のスケジュール対象の端末のデータを、P個のセルの第2の時間領域単位で送信し得る。さらに、K台のスケジュール対象の端末のデータをP個のセルの第2の時間領域単位で送信するときに、ネットワークデバイスは、6つの送信パスを使用不可にし、K台のスケジュール対象の端末のデータを2つの送信チャネルを使用して送信し得る。
本出願のこの実施形態では、データを送信するために使用される送信チャネルの数が2であるときに、P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力は、各セルに対応する事前設定電力閾値以下である。データを送信するために使用される送信チャネルの数が4であるときに、P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力はやはり、各セルに対応する事前設定電力閾値以下である。この場合、一例では、ネットワークデバイスは、電力消費がより効果的に削減されることができるように、前者を選択し得る、すなわち、遅延に敏感なデータを、2つの送信チャネルを使用して送信し得る。ネットワークデバイスは、代替として、遅延に敏感なデータを送信するために4つの送信チャネルを選択してもよく、これによっても電力消費を削減することができることが理解されよう。これについては本出願のこの実施形態では特に限定されない。
ステップ201の説明に基づく別の例では、ネットワークデバイスは、第2の時間領域単位でM個のセルのスケジュール対象情報に基づいて表6に記載される情報を取得する。
Figure 0007250128000006
表6から、端末aおよび端末cのデータは遅延に敏感なデータであり、端末bおよび端末dのデータは遅延に鈍感なデータであることが分かる。K台のスケジュール対象の端末は、端末aおよび端末cであり、P個のセルは、端末aが位置するセル1および端末cが位置するセル2である。セル1によって遅延に敏感なデータ(すなわち、端末aのデータ)を送信するために必要とされる電力は20Wであり、セル2によって遅延に敏感なデータ(すなわち、端末cのデータ)を送信するために必要とされる電力は10Wである。
セル1で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、表5でセル1に対応する各事前設定電力閾値よりも大きい20Wであるため、この場合、ネットワークデバイスは、N台のスケジュール対象の端末のデータを、M個のセルの第2の時間領域単位で送信し得る。本出願のこの実施形態では、セルに対応する複数の事前設定電力閾値がある場合、セル1で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力がセル1に対応する事前設定電力閾値よりも大きいことは、セル1で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力がセル1に対応する各事前設定電力閾値よりも大きいことを意味し得ることに留意されたい。
ステップ201の説明に基づく別の例では、ネットワークデバイスは、第2の時間領域単位でM個のセルのスケジュール対象情報に基づいて表7に記載される情報を取得する。
Figure 0007250128000007
表7から、端末a、端末b、端末c、および端末dのデータは遅延に鈍感なデータであることが分かる。この場合、ネットワークデバイスは、M個のセルの第2の時間領域単位でのデータの送信を停止し得る(言い換えると、スケジューリングを停止し得る)。例えば、ネットワークデバイスは、第2の時間領域単位で、アイドルシンボルに対応する送信チャネルを使用不可にし得る。具体的には、ネットワークデバイスは、その時間領域単位のCRSが位置するシンボルにおいてPAに対して作用し、PAが別のシンボルにおいて使用不可にされて、遅延に鈍感なデータの送信を遅延させることによってM個のセルの第2の時間領域単位でデータが送信されないようになる。したがって、シンボルに基づいて第2の時間領域単位でのすべての送信チャネルが使用不可にされることができ、電力消費が削減される。
以下に留意されたい。(1)前述の内容は、M個のセルに第2の時間領域単位でのスケジュール対象の端末がある例を使用して説明されている。ネットワークデバイスが、第1の時間領域単位で、M個のセルに第2の時間領域単位でのスケジュール対象の端末がないと判定した場合、ネットワークデバイスは、電力消費を削減するように、M個のセルの第2の時間領域単位でのデータの送信を停止し得ることが理解されよう。(2)上記は、例として複数のセルを使用して説明されている。本出願のこの実施形態の方法は、ネットワークデバイスの省電力の利益を改善する効果を達成するように、1つのセル(M=1)のシナリオにも適用可能であり得る。
実施形態2
図3は、本出願の一実施形態による通信方法の全体的な概略フローチャートである。図3に示されるように、本方法は以下のステップを含む。
ステップ301:ネットワークデバイスが、第1の時間領域単位で、第2の時間領域単位でのM個のセルのスケジュール対象情報を取得する。
ここで、第2の時間領域単位でのM個のセルのスケジュール対象情報は、第2の時間領域単位でのM個のセルのN台のスケジュール対象の端末のデータの遅延属性、および各スケジュール対象の端末が位置するセルで各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力を含み得る。
ステップ302:ネットワークデバイスが、N台のスケジュール対象の端末のデータの遅延属性に基づいて、N台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであるかどうかを判定し、N台のスケジュール対象の端末のデータ内の少なくとも1台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータである場合、ステップ303を行うか、またはN台のスケジュール対象の端末のすべてのデータが遅延に鈍感なデータである場合、ステップ304を行う。
ステップ303:遅延に鈍感なデータを除外した後、ネットワークデバイスが、各セルで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、各セルに対応する事前設定電力閾値以下であるかどうかを判定し、各セルで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、各セルに対応する事前設定電力閾値以下である場合、ステップ305を行うか、または各セルで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、各セルに対応する事前設定電力閾値より大きい場合、ステップ306を行う。
ステップ304:ネットワークデバイスが、M個のセルの第2の時間領域単位でのデータの送信を停止する。
ステップ305:ネットワークデバイスが、M個のセルの第2の時間領域単位で遅延に敏感なデータを送信し、任意選択で、遅延に鈍感なデータを送信しない。
ステップ306:ネットワークデバイスが、M個のセルの第2の時間領域単位でN台のスケジュール対象の端末のデータを送信する。
前述のステップ番号は、実行手順の一例にすぎず、ステップの実行順序に対する限定を構成しないことが理解されよう。
上記では、通信方法の実行手順をネットワークデバイスの観点から説明していることに留意されたい。本出願のこの実施形態では、ステップ301からステップ306は、具体的には、無線周波数装置と共同してベースバンド装置(例えば、ベースバンド装置内の各セルのスケジューラや中央スケジューラ)によって行われ得る。
例えば、M個のセルは、セル1、セル2、およびセル3を含み、N台のスケジュール対象の端末は、端末a、端末b、端末c、および端末dを含み、端末aおよび端末bはセル1に位置しており、端末cはセル2に位置しており、端末dはセル3に位置している。
図1dに示される構造に基づく一例では、図4を参照して、セル1のスケジューラが例として使用される。ステップ301で、セル1のスケジューラは、第2の時間領域単位でM個のセルのスケジュール対象情報を取得し得る。例えば、セル1のスケジューラは、端末aおよび端末bのデータの遅延属性情報と、セル1で端末aのデータを送信するために必要とされる電力と、セル1で端末bのデータを送信するために必要とされる電力とを直接取得し得、セル2のスケジューラによって送信された端末cのデータの遅延属性情報と、セル2で端末cのデータを送信するために必要とされる電力とを受け取り、セル3のスケジューラによって送信された端末dのデータの遅延属性情報と、セル3で端末dのデータを送信するために必要とされる電力とを受け取り得る。さらに、例として表4に記載される情報を使用すると、セル1のスケジューラは、ステップ302およびステップ303の判定動作を行うことによってセル1のスケジューリングポリシー(すなわち、セル1の第2の時間領域単位で遅延に敏感なデータを送信すること)を取得し、セル1のスケジューリングポリシーを、無線周波数装置と共同して実行する、すなわち、端末aのデータを送信する。上記では、図4に示されるセル1のスケジューラの実行プロセスを例として使用していることが理解されよう。セル1以外のセル(セル2およびセル3)のスケジューラも、前述のプロセスを別々に実行し得、詳細は繰り返し説明されない。
図1eに示される構造に基づく別の例では、図5を参照すると、中央スケジューラは、スケジューリングポリシーを決定し、セル1、セル2、およびセル3のスケジューラのスケジューリングポリシーを送信し得る。具体的には、ステップ301で、中央スケジューラは、第2の時間領域単位でのM個のセルのスケジュール対象情報を取得し、例えば、端末aのものである、セル1のスケジューラによって送信された遅延属性情報と、セル1で端末aのデータを送信するために必要とされる電力と、セル1で端末bのデータを送信するために必要とされる電力とを受け取り、セル2のスケジューラによって送信された端末cのデータの遅延属性情報と、セル2で端末cのデータを送信するために必要とされる電力とを受け取り、セル3のスケジューラによって送信された端末dのデータの遅延属性情報と、セル3で端末dのデータを送信するために必要とされる電力とを受け取り得る。さらに、例として表4に記載される情報を使用すると、中央スケジューラによって決定されたスケジューリングポリシーは、セル1で端末aのデータを送信し、セル2で端末cのデータを送信することであり、スケジューリングポリシーは各セルのスケジューラに送信されるので、各セルのスケジューラは、スケジューリングポリシーに従って無線周波数装置と共同して対応する動作を行い得る。
図4および図5は、図1dおよび図1eに示される2つの構造における可能な実行プロセスの例にすぎず、1つまたはいくつかのステップの実行時に対する限定を構成しないことに留意されたい。例えば、図4に示されるセル1のスケジューラは、第1の時間領域単位でデータスケジューリングを同時に行い、第2の時間領域単位でセル1のスケジューリングポリシーを決定し得る。これについては特に限定されない。図4の別の例では、セル1のスケジューラは、第1の時間領域単位で、第2の時間領域単位での各セルのスケジュール対象情報を取得し、第2の時間領域単位でセル1のスケジューリングポリシーを決定し、第2の時間領域単位でスケジューリングポリシーをさらに実行し得る。あるいは、セル1のスケジューラは、図6に示されるように、第1の時間領域単位で、第2の時間領域単位での各セルのスケジュール対象情報を取得し、第2の時間領域単位で、第2の時間領域単位でのセル1のスケジューリングポリシーを決定し、第2の時間領域単位でスケジューリングポリシーをさらに実行し得る。図5の別の例では、中央スケジューラは、第1の時間領域単位で、第2の時間領域単位での各セルのスケジュール対象情報を取得し、スケジューリングポリシーを決定し、スケジューリングポリシーを各セルのスケジューラに送信し得るので、各セルのスケジューラは、第2の時間領域単位でスケジューリングポリシーを実行する。あるいは、中央スケジューラは、図7に示されるように、第1の時間領域単位で、第2の時間領域単位での各セルのスケジュール対象情報を取得し、第2の時間領域単位でスケジューリングポリシーを決定し、スケジューリングポリシーを各セルのスケジューラに送信し得るので、各セルのスケジューラは、第2の時間領域単位でスケジューリングポリシーを実行し得る。
上記では、主に、ネットワークデバイスと端末との間のインタラクションの観点から、本出願で提供される解決策を説明している。前述の機能を実装するために、ネットワークデバイスは、機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含み得ることが理解されよう。本明細書に開示の実施形態に記載される例と組み合わせて、本発明では、ユニット、アルゴリズムステップが、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアの組み合わせによって実施され得ることを、当業者は容易に理解するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、それともコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、技術的解決策の個々の用途および設計上の制約に依存する。当業者であれば、個々の用途ごとに様々な方法を使用して記載の機能を実施し得るが、それらの実施態様が本発明の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
統合ユニットが使用される場合、図8が、本出願の一実施形態による装置の可能なブロック図の一例である。装置800は、ソフトウェアの形態で存在し得る。装置800は、処理部802と通信部803とを含み得る。処理部802は、装置800の動作を制御および管理するように構成される。通信部803は、装置800が別のネットワークエンティティと通信するのを支援するように構成される。装置800は、装置800のものであるプログラムコードおよびデータを格納するように構成された、記憶部801をさらに含み得る。
処理部802は、汎用中央処理装置(central processing unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号処理(digital signal processing、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、または別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、またはそれらの組み合わせなどのプロセッサまたはコントローラであり得る。処理部802は、本発明で開示される内容を参照して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実施または実行し得る。プロセッサは、計算機能を実施するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組み合わせや、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせなどであり得る。通信部803は、通信インターフェース、送受信機、送受信回路などであり得、通信インターフェースは一般名であり、特定の実施態様時の複数のインターフェースを含み得る。記憶部801は、メモリであり得る。
装置800は、前述の実施形態のいずれか1つのネットワークデバイスであり得るか、またはネットワークデバイスに配置された半導体チップであり得る。処理部802は、装置800が、前述の方法例でのネットワークデバイスの動作を行うのを支援し得、通信部803は、装置800とスケジュール対象の端末との間の通信を支援し得る。
具体的には、一実施形態において、処理部は、第1の時間領域単位で、ネットワークデバイスのM個のセルにおける第2の時間領域単位でのN台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであるかどうかを判定し、M個のセルが同じリモート無線ユニットRRUを共用する、ように構成される。
送受信部は、処理部が、N台のスケジュール対象の端末のK台のスケジュール対象の端末のデータは遅延に敏感なデータであると判定し、K台のスケジュール対象の端末がM個のセルのうちのP個のセルに別々に位置しており、P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、各セルに対応する事前設定電力閾値以下である場合、K台のスケジュール対象の端末のデータをP個のセルの第2の時間領域単位で送信し、M、N、P、およびKが1以上の整数であり、KがN以下であり、PがM以下である、ように構成される。
1つの可能な設計では、RRUは、複数の送信チャネルを含む。
送受信部は、複数の送信チャネルの電力負担能力およびP個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力に基づいて、複数の送信チャネルのうちの一部を介してK台のスケジュール対象の端末のデータを送信し、それら一部の送信チャネル以外の複数の送信チャネル内の送信チャネルを使用不可にする、ように特に構成される。
1つの可能な設計では、それら一部の送信チャネルの各々でK台のスケジュール対象の端末のデータを送信するための電力が、P個のセルすべてで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計のW倍であり、Wの値は、それら一部の送信チャネルの数に基づいて取得される。
1つの可能な設計では、送受信部は、処理部が、P個のセルのうちの第1のセルで遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、第1のセルに対応する事前設定電力閾値よりも大きいと判定した場合、N台のスケジュール対象の端末のデータを、M個のセルの第2の時間領域単位で送信する、ようにさらに構成される。
1つの可能な設計では、送受信部は、処理部が、N台のスケジュール対象の端末のすべてのデータが遅延に鈍感なデータであると判定した場合、M個のセルの第2の時間領域単位でのデータの送信を停止する、ようにさらに構成される。
1つの可能な設計では、送受信部は、第2の時間領域単位で、アイドルシンボルに対応する送信チャネルを使用不可にするように特に構成される。
1つの可能な設計では、処理部は、各スケジュール対象の端末が位置するセルで各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力を取得し、P個のセルの各々で遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、各セルで、各セル内の1台または複数のスケジュール対象の端末の遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計である、ようにさらに構成される。
図9は、本出願による装置の概略図である。装置は、前述の実施形態におけるネットワークデバイスであり得る。装置900は、プロセッサ902と、通信インターフェース903と、メモリ901とを含む。任意選択で、装置900は、バス904をさらに含み得る。通信インターフェース903、プロセッサ902、およびメモリ901は、通信線904を使用して互いに接続され得る。通信線904は、周辺機器相互接続(peripheral component interconnect、略称PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture、略称EISA)バスなどであり得る。通信線904は、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現を簡単にするために、図9ではバスを表すために1本の太線のみが使用されているが、これは1本のバスのみまたは1種類のバスのみがあることを意味するものではない。
プロセッサ902は、CPU、マイクロプロセッサ、ASIC、または本出願の解決策でのプログラム実行を制御するように構成された1つもしくは複数の集積回路であり得る。
通信インターフェース903は、送受信機のような任意の装置であり得、別のデバイス、またはイーサネット、RAN、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)、もしくは有線アクセスネットワークなどの通信ネットワークと通信するように構成される。
メモリ901は、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)もしくは静的情報および命令を格納することができる別のタイプの静的記憶デバイス、またはランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)もしくは情報および命令を格納することができる別のタイプの動的記憶デバイスであり得るか、または電気的消去可能プログラム可能読取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取り専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)もしくは別のコンパクトディスク記憶、または光ディスク記憶(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態のしかるべきプログラムコードを保持または格納するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体であり得るが、これに限定されない。メモリは、独立して存在し得、通信線904を使用してプロセッサに接続される。あるいは、メモリは、プロセッサと一体化されていてもよい。
メモリ901は、本出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、プロセッサ902は、コンピュータ実行可能命令の実行を制御する。プロセッサ902は、本出願の前述の実施形態で提供されるセッション処理方法を実施するために、メモリ901に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。
任意選択で、本出願のこの実施形態のコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードとも呼ばれ得る。これについては本出願のこの実施形態では特に限定されない。
前述の実施形態の全部または一部が、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用して実施され得る。実施形態を実施するためにソフトウェアが使用される場合、実施形態は、完全に、または部分的に、コンピュータプログラム製品の形態で実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータでロードおよび実行されると、本出願の実施形態による手順または機能の全部または一部が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納され得るか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(DSL))方式または無線(例えば、赤外線、電波、もしくはマイクロ波)方式で送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合した、サーバやデータセンタなどのデータ記憶デバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(Solid State Disk、SSD))などであり得る。
本出願の実施形態に記載されている様々な例示的な論理ユニットおよび回路は、記載の機能を、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラム論理装置、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組み合わせの設計を使用して実施し、または動作させ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得る。任意選択で、汎用プロセッサはまた、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、デジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、1つもしくは複数のマイクロプロセッサとデジタル信号プロセッサコア、または任意の他の同様の構成などの、コンピューティング装置の組み合わせによって実施されてもよい。
本出願の実施形態に記載される方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアユニット、またはそれらの組み合わせに直接組み込まれ得る。ソフトウェアユニットは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、CD-ROM、または当技術分野の任意の他の形の記憶媒体に格納され得る。例えば、記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るように、プロセッサに接続し得る。あるいは、記憶媒体はさらにプロセッサに統合されていてもよい。プロセッサおよび記憶媒体はASICに配置され得、ASICは端末デバイスに配置され得る。あるいは、プロセッサと記憶媒体とは、端末デバイスの異なる構成要素に配置されていてもよい。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされ得、これにより一連の動作およびステップがコンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実行されて、コンピュータ実施処理を生成する。したがって、コンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実行された命令は、フローチャートの1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つもしくは複数のブロックにおける特定の機能を実施するためのステップを提供する。
本出願は特定の特徴およびその実施形態に関して説明されているが、明らかに、本出願の趣旨および範囲から逸脱することなく、それらの実施形態の様々な改変および組み合わせが行われ得る。これに対応して、明細書および添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって定義される本出願の例示的な説明にすぎず、本出願の範囲を包含する任意のまたはすべての改変、変形、組み合わせまたは均等物のいずれかまたはそれら全部とみなされる。明らかに、当業者は、本出願の趣旨および範囲から逸脱することなく、本出願に対して様々な改変および変形を加えることができる。本出願は、本出願のこれらの改変および変形を、それらが添付の特許請求の範囲およびそれと均等な技術によって定義される保護範囲に入る限りにおいて包含することを意図されている。
101 ネットワークデバイス
800 装置
801 記憶部
802 処理部
803 通信部
900 装置
901 メモリ
902 プロセッサ
903 通信インターフェース
904 バス/通信線
1020 端末
1021 端末
1022 端末
1023 端末

Claims (15)

  1. 通信方法であって、前記方法は、
    ネットワークデバイスが第1の時間領域単位で、前記ネットワークデバイスのM個のセルにおける第2の時間領域単位でのN台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであるかどうかを判定するステップであって、前記M個のセルが同じリモート無線ユニット(RRU)を共用する、ステップと、
    前記ネットワークデバイスが、前記N台のスケジュール対象の端末のうちのK台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであると判定し、前記K台のスケジュール対象の端末が前記M個のセルのうちのP個のセルに別々に位置しており、
    前記P個のセルの各々で前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、前記セルに対応する事前設定電力閾値以下である場合、前記ネットワークデバイスが、前記K台のスケジュール対象の端末の前記データを前記P個のセルの第2の時間領域単位で送信し、
    前記P個のセルの各々で前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる前記電力が、前記セルに対応する事前設定電力閾値より大きい場合、前記ネットワークデバイスが、前記N台のスケジュール対象の端末の前記遅延に敏感なデータを前記M個のセルにおける第2の時間領域単位で送信するステップであって、
    MおよびPが1以上の整数であり、NおよびKは2以上の整数であり、KがN以下であり、PがM以下であり、
    遅延に敏感なデータであると判定されなかったデータは、遅延に鈍感なデータであり、その送信は、遅延に敏感なデータの送信よりも遅延させられる、ステップと
    を含む、通信方法。
  2. 前記RRUが複数の送信チャネルを含み、
    前記ネットワークデバイスが、前記K台のスケジュール対象の端末の前記データを、前記P個のセルの第2の時間領域単位で送信する前記ステップが、
    前記ネットワークデバイスが、前記複数の送信チャネルの電力負担能力および前記P個のセルの各々で前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる前記電力に基づいて、前記複数の送信チャネルのうちの一部を介して前記K台のスケジュール対象の端末のデータを送信し、前記一部の送信チャネル以外の前記複数の送信チャネル内の送信チャネルを使用不可にするステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記一部の送信チャネルの各々で前記K台のスケジュール対象の端末の前記データを送信するための電力が、前記P個のセルすべてで前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計のW倍であり、
    Wの値が、前記一部の送信チャネルの数に基づいて取得される、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記方法が、
    前記ネットワークデバイスが、前記N台のスケジュール対象の端末のすべての前記データが遅延に鈍感なデータであると判定した場合、前記ネットワークデバイスが、前記M個のセルの前記第2の時間領域単位での前記データの送信を停止するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ネットワークデバイスが、前記M個のセルの前記第2の時間領域単位での前記データの送信を停止する前記ステップが、
    前記ネットワークデバイスが前記第2の時間領域単位で、アイドルシンボルに対応する送信チャネルを使用不可にするステップ
    を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記方法が、
    前記ネットワークデバイスが、各スケジュール対象の端末が位置するセルで前記各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力を取得するステップであって、
    前記P個のセルの各々で前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる前記電力が、前記セルで、前記セル内の1台または複数のスケジュール対象の端末の遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計である、ステップ
    をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 装置であって、前記装置が、処理部と、送受信部とを含み、
    前記処理部が、第1の時間領域単位で、ネットワークデバイスのM個のセルにおける第2の時間領域単位でのN台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであるかどうかを判定し、前記M個のセルが同じリモート無線ユニット(RRU)を共用する、ように構成され、
    前記送受信部が、前記処理部が、前記N台のスケジュール対象の端末のK台のスケジュール対象の端末のデータが遅延に敏感なデータであると判定し、前記K台のスケジュール対象の端末が前記M個のセルのうちのP個のセルに別々に位置しており、
    前記P個のセルの各々で前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力が、前記セルに対応する事前設定電力閾値以下である場合、前記K台のスケジュール対象の端末の前記データをP個のセルの第2の時間領域単位で送信し、
    前記P個のセルの各々で前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる前記電力が、前記セルに対応する事前設定電力閾値より大きい場合、前記ネットワークデバイスが、前記N台のスケジュール対象の端末の前記遅延に敏感なデータを前記M個のセルにおける第2の時間領域単位で送信し、
    MおよびPが1以上の整数であり、NおよびKは2以上の整数であり、KがN以下であり、PがM以下であり、
    遅延に敏感なデータであると判定されなかったデータは、遅延に鈍感なデータであり、その送信は、遅延に敏感なデータの送信よりも遅延させられる、ように構成される、
    装置。
  8. 前記RRUが複数の送信チャネルを含み、
    前記送受信部が、
    前記複数の送信チャネルの電力負担能力および前記P個のセルの各々で前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる前記電力に基づいて、前記複数の送信チャネルのうちの一部を介して前記K台のスケジュール対象の端末の前記データを送信し、前記一部の送信チャネル以外の前記複数の送信チャネル内の送信チャネルを使用不可にする、
    ように特に構成される、請求項7に記載の装置。
  9. 前記一部の送信チャネルの各々で前記K台のスケジュール対象の端末の前記データを送信するための電力が、前記P個のセルすべてで前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計のW倍であり、
    Wの値が、前記一部の送信チャネルの数に基づいて取得される、
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記送受信部が、前記処理部が、前記N台のスケジュール対象の端末のすべての前記データが遅延に鈍感なデータであると判定した場合、前記M個のセルの前記第2の時間領域単位での前記データの送信を停止する、ようにさらに構成される、請求項7に記載の装置。
  11. 前記送受信部が、
    前記第2の時間領域単位で、アイドルシンボルに対応する送信チャネルを使用不可にする、
    ように特に構成される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記処理部が、
    各スケジュール対象の端末が位置するセルで前記各スケジュール対象の端末のデータを送信するために必要とされる電力を取得し、
    前記P個のセルの各々で前記遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる前記電力が、前記セルで、前記セル内の1台または複数のスケジュール対象の端末の遅延に敏感なデータを送信するために必要とされる電力の合計である、
    ようにさらに構成される、請求項7から11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 装置であって、前記装置が、プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納され、前記プロセッサ上で実行され得る命令とを含み、前記命令が実行されると、前記装置が、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を行うことをできるようにされる、装置。
  14. 命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータが、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を行うことをできるようにされる、コンピュータ可読記憶媒体。
  15. コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作すると、前記コンピュータが、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を行うことができるようにされる、コンピュータプログラム。
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