JP2012018546A - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

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徳裕 中村
Toshinobu Nakasu
俊信 中洲
Yasuaki Yamauchi
康晋 山内
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Abstract

【課題】使用するメモリ量をより少なくすることができる画像処理装置、及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】実施形態において、生成部は、ピクセル座標及び輝度で定義される仮想空間において、入力されたピクセル画像の角のピクセルに対応する点を頂点とする、2枚の第1三角形パッチを含むベースメッシュを生成する。第1分割部は、第1三角形パッチの各辺上で選択点を一つずつ選択し、各第1三角形パッチを複数枚の第2三角形パッチの群を含む細分割曲面にする。算出部は、ピクセル画像に対する、第2三角形パッチの群の近似度を算出する。決定部は、近似度に基づいて、仮想空間における挿入点を決定する。第2分割部は、ベースメッシュの各頂点と挿入点とを用いて、ベースメッシュを分割し直す。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置、及び画像処理方法に関する。
写真等のピクセル画像を、三角形面等の幾何学形状であるパッチの集合であるメッシュを用いて近似した近似画像を作成することにより、解像度変換等の画像の加工を行ないやすくする画像処理方法がある。
このような画像処理方法では、ピクセル画像の各ピクセルの輝度に基づいて、輝度情報を持つ複数のパッチでピクセル画像を近似したメッシュを作成する。メッシュを基に近似画像を描画する。
このような画像処理方法では、近似画像の描画するためのメッシュのデータ量を少なくすることができる画像処理方法が望まれている。
特許第4220010号公報
D. Zorin、Subdivision on arbitrary meshes: algorithms and theory、Lecture Notes Series、Singapore、Institute of Mathematical Sciences、2006
本発明が解決しようとする課題は、近似画像の描画するためのメッシュのデータ量を少なくすることができる画像処理装置、及び画像処理方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、生成部と、第1分割部と、算出部と、決定部と、第2分割部とを備える。生成部は、ピクセル座標及び輝度で定義される仮想空間において、入力されたピクセル画像の角のピクセルに対応する点を頂点とする、2枚の第1三角形パッチを含むベースメッシュを生成する。第1分割部は、前記第1三角形パッチの各辺上で選択点を一つずつ選択し、各前記第1三角形パッチを複数枚の第2三角形パッチの群を含む細分割曲面にする。算出部は、前記ピクセル画像に対する、前記第2三角形パッチの群の近似度を算出する。決定部は、前記近似度に基づいて、前記仮想空間における挿入点を決定する。第2分割部は、前記ベースメッシュの各頂点と前記挿入点とを用いて、前記ベースメッシュを分割し直すことを特徴とする。
第1の実施の形態に係る画像処理装置1を表すブロック図。 画像処理装置1の処理を表すフローチャート。 第1の実施の形態における仮想空間を表す図。 ベースメッシュを表す図。 算出部103の第1近似度を算出する処理を表すフローチャート。 算出部103の第2近似度を算出する処理を表すフローチャート。 第2分割部105による分割を表す一例図。 第2分割部105による分割を表す一例図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る画像処理装置1は、ピクセル座標(x,y)及び輝度Icで表現されるピクセル画像を、ピクセル座標(x,y)と輝度Iの座標系(x,y,I)で定義される仮想空間において、近似画像の基となるメッシュ(ベースメッシュ)に変換するものである。
画像処理装置1は、仮想空間において、ベースメッシュを段階的に細分割した細分割曲面にし、近似画像として描画する。
画像処理装置1は、ピクセル画像の輝度に基づいてベースメッシュを作成し、ベースメッシュを細分割曲面にして近似画像を描画する。これにより、近似画像の描画するためのメッシュ(ベースメッシュ)のデータ量を少なくすることができる。
図1は、第1の実施の形態に係る画像処理装置1を表すブロック図である。画像処理装置1は、入力部11と、処理部12と、記憶部13と、描画部14とを備える。処理部12は、生成部101と、第1分割部102と、評価部103と、決定部104と、第2分割部105とを含む。入力部11と処理部12と記憶部13とは、CPU及びCPUが用いるメモリにより実現されてよい。描画部14は、GPU及びGPUが用いるメモリにより実現されてよい。
入力部11は、ピクセル画像(入力画像)を入力する。入力画像は、各ピクセル(x,y)の各色成分cの輝度Ic(例えば、c=R,G,Bである)を含むピクセルデータ(x,y,Ic)を持つ。記憶部13は、入力部11から得られる入力画像を記憶するとともに、生成されるベースメッシュを記憶する。
生成部101は、入力画像全体の角にあたるピクセルのピクセルデータを記憶部13から読みだす。入力画像が四角形である場合、生成部101は、入力画像全体の4つの角(四隅)にある、一の色成分cのピクセルデータP1(x1,y1,Ic1)、P2(x2,y2,Ic2)、P3(x3,y3,Ic3)、P4(x4,y4,Ic4)を記憶部13から読み出す。なお、本実施の形態では、入力画像が四角形である場合について説明する。
生成部101は、仮想空間において、入力画像全体の四隅のピクセルP1(x1,y1,Ic1)、P2(x2,y2,Ic2)、P3(x3,y3,Ic3)、P4(x4,y4,Ic4)を頂点とする。各ピクセルの中心の座標を、各頂点としてよい。
生成部101は、頂点P1〜P4のうち、対角に位置する2組の頂点(例えば、P1とP3、P2とP4)の輝度Icの差が小さい方の頂点間を線分Lで結ぶ。
生成部101は、線分Lの両端である2つ頂点と、他の2つの頂点とを線分で結び、2枚の三角形パッチを含む初期のベースメッシュを生成する(ベースメッシュにおける三角形パッチを第1三角形パッチと呼ぶこととする)。生成部101は、初期のベースメッシュを記憶部13に書き込むとともに、初期のベースメッシュを第1分割部102に出力する。
第1分割部102は、細分割曲面にしたベースメッシュを作成する。まず、第1分割部102は、各第1三角形パッチの各辺上において一の点を選択する。これを選択点Qn(xn,yn,In)(n=1,2,3・・・)と呼ぶこととする。第1分割部102は、初期のベースメッシュに含まれる各第1三角形パッチにおいて、選択点Qnどうしを線分で結び、各第1三角形パッチを4枚の第2三角形パッチの群に分割する。
第1分割部102は、第2三角形パッチ群の輝度の変化が連続的になるように、各選択点Qnを他の頂点の座標(例えば、P1〜P4)に応じて移動させ、各第1三角形パッチを4枚の第2三角形パッチの群で構成される細分割曲面にする。なお、各第1三角形パッチ、各第2三角形パッチは、x及びyの関数I(x,y)として記述される。第1分割部102は、細分割曲面にしたベースメッシュを算出部103に出力する。
また、本実施の形態では、第1三角形パッチを4枚の第2三角形パッチの群に分割したが、これに限られない。同様の方法により、第2三角形パッチをさらに4枚の第3三角形パッチに分割してもよい(この場合、第1三角形パッチは16枚の第3三角形パッチに分割される)。
算出部103は、記憶部13から、入力画像の一の色成分cのピクセルデータ(x,y,Ic)を読み出す。算出部103は、第2三角形パッチの群に含まれる座標(x,y,I)と、第2三角形パッチの群が含むxy座標に対応する入力画像のピクセルデータ(x,y,Ic)とを比較する。
算出部103は、第2三角形パッチの群が近似する部分の入力画像に対する、第2三角形パッチの群の画質の近似度(第1近似度)を算出する。算出部103は、選択点Qnに対応するピクセルQcn(x,y,Icn)の輝度Icnに対する、選択点Qnの輝度の近似度(第2近似度)を選択点Qn毎に算出する。詳細は、後述する。また、算出部103は、第1近似度を算出する際に、第2三角形パッチとの輝度の差が最大となる入力画像のピクセル(最大ピクセルと呼ぶ)Pcmax(xmax,ymax,Icmax)を求める。詳細は、後述する。
算出部103は、第1近似度とピクセルPmaxと第2近似度とを決定部104に渡す。
決定部104は、第1近似度が所定の閾値未満の場合、Pcmax(xmax,ymax,Icmax)を仮想空間における新たな挿入点に採用する。決定部104は、第2近似度が所定の閾値以上の場合、頂点Qcnを新たな挿入点に採用する。決定部104は、採用した挿入点を第2分割部105に通知する。
第2分割部105は、記憶部13からベースメッシュを読み出す。第2分割部106は、ベースメッシュの各頂点P1〜P4と、決定部104が採用した挿入点とから、ベースメッシュを三角形に分割する。
第2分割部105は、分割した新たなベースメッシュを記憶部13に記憶させ、ベースメッシュを更新する。
上記処理を、決定部104が挿入点を新たに採用しなくなるまで繰り返すことにより、近似画像の基となる、最終的なベースメッシュが作成される。
描画部14は、ベースメッシュを輝度の変化が連続的になるように、仮想空間において細分割曲面にして、該ベースメッシュに基づいて入力画像を近似した近似画像を描画する。
以上、本実施の形態の概要について説明した。以下、本実施の形態について詳述する。
図2は、画像処理装置1の処理を表すフローチャートである。
入力部11は、ピクセル画像を入力画像として入力する(S201)。入力画像を記憶部13に書き込む。ピクセル画像は、静止画や、動画の1フレームの画像であっても構わない。
図3は、本実施の形態における仮想空間を表す図である。図3(a)に示すように、生成部101は、入力画像全体の四隅にある、一の色成分cのピクセルP1(x1,y1,Ic1)、P2(x2,y2,Ic2)、P3(x3,y3,Ic3)、P4(x4,y4,Ic4)を記憶部13から読み出し、仮想空間における頂点とする(S202)。
生成部101は、頂点P1〜P4のうち、対角に位置する2組の頂点の輝度Icの差(絶対値)を計算する(S203)。例えば、頂点P1と頂点P3とから、頂点P1の輝度と頂点P3の輝度の差α=|Ic1−Ic3|を計算する。頂点P2と頂点P4とから、頂点P2の輝度と頂点P4の輝度の差β=|Ic2−Ic4|を計算する。
生成部101は、αとβを比較し、輝度の差が小さい方の頂点を線分Lで結ぶ。生成部101は、線分Lの両端の頂点と他の頂点を線分で結ぶことにより、2枚の第1三角形パッチを含む初期のベースメッシュを生成する。(S204)。
例えば、α<βであるとき、生成部101は、図3(b)に示すように、頂点P1と頂点P3とを線分Lで結ぶ。
生成部101は、線分Lの両端の頂点(頂点P1及び頂点P3)と、他の頂点(頂点P2及び頂点P4)とを線分で結ぶことにより、2枚の第1三角形パッチを含む初期のベースメッシュを生成する。
生成部101は、初期のベースメッシュを記憶部13に書き込む。初期のベースメッシュを第1分割部102に渡す。
第1分割部102は、ベースメッシュの各辺上において一の選択点Qnを選択する。第1分割部102は、ベースメッシュに含まれる各第1三角形パッチにおいて、選択点Qnどうしを線分で結び、各第1三角形パッチを4枚の第2三角形パッチの群に分割する。
第1分割部102は、第2三角形パッチの群の輝度の変化が連続的になるように、各選択点Qnを他の頂点の座標(例えば、P1〜P4)に応じて移動させ、各第1三角形パッチを4枚の第2三角形パッチの群で構成される細分割曲面にする(S205)。
例えば、非特許文献1に記載の「Loop細分割」や「Modified Butterfly細分割」の方法により、ベースメッシュの第1三角形パッチを細分割曲面にすることができる。なお、このとき、非特許文献1に記載のように、頂点や辺の種類に応じて細分割の処理の方法を変えてもよい。また、入力画像全体の四隅のピクセルに対応する頂点は、I軸方向のみへ移動させてもよい。その場合、非特許文献1に記載の方法により、該頂点の座標を求め、該頂点のI軸に対応する成分のみを変更すればよい。
図4は、ベースメッシュを表す図である。図4(a)は初期のベースメッシュを表す。図4(b)は細分割曲面にしたベースメッシュを表す。黒丸(●)は、ベースメッシュの頂点を表す。白丸(○)は、選択点Qnを表す。図4(b)では、選択点QnはQ1〜Q5まで存在する。例えば、第1分割部102は、Loop細分割の手法に基づき選択点Qnを選択し、ベースメッシュを細分割曲面にしてよい。第1分割部102は、細分割曲面にしたベースメッシュを算出部103に渡す。
算出部103は、記憶部13から、入力画像の色成分c(ベースメッシュと同じ色成分)のピクセルデータ(x,y,Ic)を読み出す。
算出部103は、各第2三角形パッチの群の第1近似度を算出する(S206)。図5は、算出部103の第1近似度を算出する処理を表すフローチャートである。
算出部103は、第2三角形パッチの群に含まれるxy座標と対応する入力画像のピクセルを判定する(S501)。例えば、算出部103は、入力画像のあるピクセルのxy座標が、第2三角形パッチの群のxy座標に含まれるか否かを判定すればよい。
算出部103は、判定がYESであったピクセルの輝度Ic(x,y)と、xy座標が対応する第2三角形パッチの輝度I(x,y)との差「I(x,y)−Ic(x,y)」をピクセル毎に算出する(S502)。このとき、算出部103は、輝度の差が最大となるピクセルPcmax(xmax,ymax,Icmax)を求める。
算出部103は、輝度の差「I(x,y)−Ic(x,y)」から第1近似度を算出する。算出部103は、例えば、式1を用いて第1近似度を算出してよい。
Figure 2012018546
式1におけるTは、第2三角形パッチ群のxy座標に含まれるピクセルに対してのみ「I(x,y)−Ic(x,y)」の2乗和を計算することを示している。
なお、本実施の形態において、算出部103は、以上のようにして第1近似度を算出したが、これに限られない。算出部103は、入力画像に対する第2三角形パッチの群の画質の近似度を評価することができる手法であれば、いかなる手法を用いて第1近似度を算出しても構わない。
以上、算出部103の第1近似度を算出する処理について説明した。
算出部103は、第2近似度を選択点Qn毎に算出する(S207)。図6は、算出部103の第2近似度を算出する処理を表すフローチャートである。
算出部103は、第2三角形パッチの群に含まれる選択点Qnとxy座標が対応するピクセルを判定する(S601)。選択点Qnのxy座標が整数でない場合は、例えば、xy座標が最も近い位置のピクセルを、選択点Qnとxy座標が対応するピクセルとしてもよい(例えば、ニアレストネイバー法等を用いる)。
算出部103は、第2三角形パッチの群に含まれる頂点の輝度I(x,y)と、選択点Qnに対応するピクセルQcnの輝度Icnの差「I(x,y)−Icn(x,y)」を、第2近似値として、選択点Qn毎に算出する(S602)。
以上、算出部103の第2近似度を算出する処理について説明した。
算出部103は、第1近似度と、第2近似度と、ピクセルPcmax(xmax,ymax,Icmax)とを決定部104に出力する。
決定部104は、第1近似度が所定の閾値未満であるか否かを判定する(S208)判定がYESの場合、点Pcmax(xmax,ymax,Icmax)を後述の第2分割部105が用いる挿入点に採用する(S209)。判定がNOの場合、座標Pcmax(xmax,ymax,Icmax)を挿入点に採用せず、次のステップS210に遷移する。
決定部104は、第2近似度が所定の閾値以上となった選択点Qnにxy座標が対応するピクセルQcnを後述の第2分割部105が用いる挿入点に採用する(S210)。
決定部104は、ピクセルPcmax又はピクセルQcnの少なくとも一点を挿入点に採用したか否かを判定する(S211)。判定がYESの場合、決定部104は、採用した挿入点を第2分割部105に渡す。
第2分割部105は、記憶部13から、ベースメッシュを読み出す。第2分割部105は、ベースメッシュの各頂点(P1〜P4)と採用された挿入点とを用いて、各点のxy座標がDelaunay三角形分割の規則に従って、ベースメッシュを分割し直す。Delaunay三角形分割とは、各三角形の外接円が他の点を内部に含まない三角形に分割することをいう。
図7は、第2分割部105による分割を表す一例図である。図7(a)は分割前、図7(b)は分割後を表す。図7では、Pcmaxが挿入点として採用された例を示す。第2分割部105は、ベースメッシュの頂点P1〜P4と、挿入点Pcmaxとが、Delaunay三角形分割の規則に従って、ベースメッシュを三角形に分割する。例えば、本例において第2分割部105は、ベースメッシュを△P1P2Pcmaxと、△P2P3Pcmaxと、△P3P4Pcmaxと、△P4P1Pcmaxとの、4枚の第1三角形パッチに分割する。
図8は、第2分割部105による分割を表す他の一例図である。図8(a)は分割前、図8(b)は分割後を表す。図8では、Qc3(選択点Q3に対応する)及びPcmaxが挿入点として採用された例を示す。第2分割部105は、ベースメッシュの頂点P1〜P4と、選択点Qc3と、挿入点Pcmaxとが、Delaunay三角形分割の規則に従って、ベースメッシュを三角形に分割する。例えば、本例において第2分割部105は、ベースメッシュを△P1P2Pcmaxと、△P2P3Qc3と、△P2Qc3Pcmaxと、△Qc3P4Pcmaxと、△P4P1Pcmaxとの、5枚の第1三角形パッチに分割する。
第2分割部105は、分割し直した、新たなベースメッシュを記憶部13に記憶させ、ベースメッシュを更新する。第2分割部105は、分割したベースメッシュを第1分割部102に渡し、ステップS205に遷移する。
ステップS211での判定がNOの場合、ベースメッシュの分割が終了したことを描画部14に通知する。
描画部14は、ステップS211での判定がNOの場合の時点におけるベースメッシュを記憶部13から読み出す。描画部14は、表示すべき画像の大きさに応じて、ベースメッシュをx軸及びy軸方向に拡大・縮小する。
描画部14は、ベースメッシュを第1分割部102と同様の方法により、仮想空間において、予め決められた回数分割し、細分割曲面にする。
描画部14は、細分割曲面にしたベースメッシュを輝度I(x,y)に基づいて近似画像を描画する(S213)。
なお、入力画像が複数の色成分cを持つカラー画像ある場合、ステップS202〜ステップS213の処理を色成分c毎に行うことにより、カラー画像の近似画像を描画することができる。
本実施の形態では、入力画像を四角形のピクセル画像として説明したが、他の多角形の画像であっても構わない。この場合、生成部101は、多角形の画像全体の各頂点にあたるピクセルから、ベースメッシュを生成してよい。
また、算出部103は、ステップS206の処理とステップS207の処理とを、逆の順序で行っても構わない。また、算出部103は、ステップS206の処理とステップS207の処理とを並行して行っても構わない。また、どちらか一方の近似度のみを算出しても構わない。
本実施の形態により、近似画像の描画するためのメッシュのデータ量を少なくすることができる。また、入力画像をより良く近似することができる。
(変形例)
本実施の形態の変形例における画像処理装置は、入力画像がRGBの色成分を持つカラー画像である場合に、各色成分の輝度Icではなく、輝度信号Yを用いてベースメッシュを作成する点が異なる。
入力画像がRGBの色成分を持つカラー画像である場合、入力部11は、入力画像の色成分RGBを輝度信号Yに変換し、記憶部13に記憶する。
その後の処理(ステップS202〜S212)は、同様に行う。
描画部14は、記憶部13から入力画像を読み出し、入力画像の色成分RGBと、ベースメッシュの輝度信号Yとに基づいて、近似画像を描画する。
これにより、色成分毎にベースメッシュを作成する処理コスト及びメモリの使用量を少なくすることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、決定部104による、ステップS210における選択点の挿入点への採用方法が第1の実施形態の場合と異なる。
決定部104は、第2近似度が低い順に、所定の数だけ選択点を選ぶ。決定部104は、選んだ各選択点が、所定の閾値以上であるか否かを判定する。決定部104は、所定の閾値以上である選択点に対応するピクセルを挿入点に採用する。
なお、決定部104が選ぶ選択点の数は、予め決められていてもよい。または、ベースメッシュの第1三角形パッチの面積に応じて決定部104が決定してもよい。
以上の方法で、挿入点の数を制御することにより、最終的に作成するベースメッシュのデータ量を抑えることができる。
以上、上述した実施の形態により、近似画像の描画するためのメッシュのデータ量を少なくすることができる画像処理装置、及び画像処理方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 画像処理装置
11 入力部
12 処理部
13 記憶部
14 描画部
101 生成部
102 第1分割部
103 算出部
104 決定部
105 第2分割部

Claims (6)

  1. ピクセル座標及び輝度で定義される仮想空間において、
    入力されたピクセル画像の角のピクセルに対応する点を頂点とする、2枚の第1三角形パッチを含むベースメッシュを生成する生成部と、
    前記第1三角形パッチの各辺上で選択点を一つずつ選択し、各前記第1三角形パッチを複数枚の第2三角形パッチの群を含む細分割曲面にする第1分割部と、
    前記ピクセル画像に対する、前記第2三角形パッチの群の近似度を算出する算出部と、
    前記近似度に基づいて、前記仮想空間における挿入点を決定する決定部と、
    前記ベースメッシュの各頂点と前記挿入点とを用いて、前記ベースメッシュを分割し直す第2分割部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記算出部は、
    前記ピクセル画像の各ピクセルの輝度と、前記第2三角形パッチの輝度との差分から、前記第2三角形パッチの群が近似する部分の前記ピクセル画像に対する、前記第2三角形パッチの群の画質の近似度を表す第1近似度を算出し、
    さらに前記差分が最大となる最大ピクセルを求め、
    前記決定部は、
    前記第1近似度が所定の閾値未満の場合、前記仮想空間において、前記最大ピクセルに対応する点を挿入点に決定する
    ことを特徴とする、請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記算出部は、
    前記選択点に対応する前記ピクセルの輝度に対する、前記選択点の輝度の近似度を表す第2近似度を算出し、
    前記決定部は、
    前記第2近似度が所定の閾値以上の場合、前記仮想空間において、前記選択点に対応する前記ピクセルを挿入点に決定する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記仮想空間において、
    前記ベースメッシュを細分割曲面にし、前記細分割曲面にした前記ベースメッシュの輝度に基づいて、前記ピクセル画像を近似した近似画像を描画する描画部
    をさらに備えること
    を特徴とする、請求項1乃至3記載の画像処理装置。
  5. 前記決定部は、
    前記仮想空間における前記第1三角形パッチの面積の大きさに応じて、挿入可能とする前記挿入点の数を制限すること
    を特徴とする、請求項4記載の画像処理装置。
  6. コンピュータ・ソフトウェアにより実現される画像処理方法であって、
    ピクセル座標及び輝度で定義される仮想空間において、
    入力されたピクセル画像の角のピクセルに対応する点を頂点とする、2枚の第1三角形パッチを含むベースメッシュを生成し、
    前記第1三角形パッチの各辺上で選択点を一つずつ選択し、各前記第1三角形パッチを複数枚の第2三角形パッチの群を含む細分割曲面にし、
    前記ピクセル画像に対する、前記第2三角形パッチの群の近似度を算出し、
    前記近似度に基づいて、前記仮想空間における挿入点を決定し、
    前記ベースメッシュの各頂点と前記挿入点とを用いて、前記ベースメッシュを分割し直すことを特徴とする画像処理方法。
JP2010155284A 2010-07-07 2010-07-07 画像処理装置、及び画像処理方法 Pending JP2012018546A (ja)

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