JP2012017547A - 装飾表示カーペット - Google Patents

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Abstract

【課題】 基布の表面にパイルが設けられたカーペットに貫通した開口部を設け、この開口部に表示部材を装着させた装飾表示カーペットにおいて、表示部材が歩行等の邪魔になるということがなく、優れた装飾性と表示性が安定して得られるようにする。
【解決手段】 基布11の表面にパイル12が設けられたカーペット10に貫通した開口部13を設け、この開口部に表示部材20を装着させるにあたり、表示部材に、開口部を閉塞するようにしてカーペットの基布の裏面に装着される開口部より大きくなったベースプレート部21と、このベースプレート部からカーペットの基布における開口部を貫通するように設けられる支持部22と、この支持部の上に装着される表示プレート部23とを設け、この表示プレート部がカーペットの基布の上面とパイルの先端との間に位置するようにした。
【選択図】 図5

Description

この発明は、カーペットに装飾性と表示性を付与した装飾表示カーペットに係り、特に、基布の表面にパイルが設けられたカーペットに貫通した開口部を設け、この開口部に表示部材を装着させて、装飾性と表示性とを高めるようにした装飾表示カーペットに関するものである。
従来から、カーペットにおける装飾性や表示性を付与するため、特許文献1、2に示されるように、カーペットの表面におけるパイルの上に、有色塗料、発光性塗料、夜光塗料等の各種の塗料を塗布又は印刷により付与して、カーペットの表面に文字、図形、模様等の所定形状になった表示部を設け、カーペットの装飾性や表示性を高めるようにしたものが提案されている。
しかし、特許文献1、2に示されるように、カーペットの表面におけるパイルの上に、各種の塗料を塗布又は印刷により付与して、所定形状になった表示部を設けるようにした場合、塗料がパイル間に入り込んでしまい、塗料を所定形状に適切に付与することが困難になり、またこのようなカーペットを床等に敷設して使用していると、歩行などにより表示部が次第に摩耗して、装飾性や表示性がすぐに低下するという問題があった。
また、従来においては、特許文献3、4に示されるように、カーペット等の敷物に点字鋲や誘導用マーカーを取り付けて、視覚障害者等の誘導を行うようにしたものが提案されている。
しかし、特許文献3、4に示されるものにおいては、点字鋲や誘導用マーカーが、カーペット等の敷物の上に突出するように取り付けられるため、人が歩行時に、このように突出した点字鋲や誘導用マーカーに躓いたり、またこれによって点字鋲や誘導用マーカーが破損したりするという問題があり、さらにこのような点字鋲や誘導用マーカーを取り付けることによって、カーペットの装飾性を高まめるということは期待できなかった。
特開2002−142956号公報 実用新案登録第3001016号公報 特許第4079500号公報 特開2001−348826号公報
この発明は、カーペットに装飾性と表示性を付与するようにした装飾表示カーペットにおける上記のような様々な問題を解決することを課題とするものである。
特に、この発明においては、基布の表面にパイルが設けられたカーペットに貫通した開口部を設け、この開口部に表示部材を装着させて、装飾性と表示性とを高めるようにした装飾表示カーペットにおいて、表示部材が歩行等の邪魔になるということがなく、優れた装飾性と表示性が安定して得られるようにすることを課題とするものである。
この発明においては、上記のような課題を解決するため、基布の表面にパイルが設けられたカーペットに貫通した開口部が設けられ、この開口部に表示部材が装着されてなる装飾表示カーペットにおいて、上記の表示部材が、上記の開口部を閉塞するようにしてカーペットの基布の裏面に装着される開口部より大きくなったベースプレート部と、このベースプレート部からカーペットの基布における開口部を貫通するように設けられる支持部と、この支持部の上に装着される表示プレート部とを有し、この表示プレート部がカーペットの基布の上面とパイルの先端との間に位置するようにした。
ここで、カーペットの開口部に装着された表示部材がずれたりするのを抑制するためには、この表示部材における支持部をカーペットの基布における開口部の口縁に密接する形状に形成することが好ましく、また上記の表示部材における表示性や装飾性を高める等の目的で、上記の表示プレート部をカーペットの開口部よりも大きくすることが好ましい。
さらに、上記の表示部材における表示性や装飾性を高めるためには、上記の表示プレート部として、表面が金属光沢を有するものを用いることが好ましい。
また、この発明における装飾表示カーペットにおいて、上記のカーペットの種類は特に限定されないが、組み合わせや部分的な交換等が容易に行えるようにするためには、所定大きさの矩形状になったタイルカーペットを用いることが好ましい。
また、上記の装飾表示カーペットを敷設した場合に、この装飾表示カーペットがずれたり、表示部材のベースプレート部による装飾表示カーペットの浮き上がりを防止するため、上記の基布の裏面に裏打ち材を設けることが好ましい。
この発明における装飾表示カーペットにおいては、上記のようにカーペットに貫通して設けられた開口部に表示部材を装着させるにあたり、カーペットの基布に設けられた開口部より大きくなった表示部材のベースプレート部を、この開口部を閉塞するようにしてカーペットの基布の裏面に装着させるようにしたため、この表示部材がカーペットに設けられた開口部から簡単に外れるということがなくなる。
また、カーペットの基布における開口部を貫通するようにして表示部材に設けられた支持部の上に、表示プレート部を装着させるにあたり、この表示プレート部がカーペットの基布の上面とパイルの先端との間に位置するようにしたため、この装飾表示カーペットを床等に敷設して、その上を歩行する場合等に、この表示プレート部に躓いたり、この表示プレート部が破損したり、摩耗したりするのが抑制され、長期にわたって安全に使用できると共に、表示プレート部による装飾性や表示性が低下するのも抑制され、さらに表示プレート部より上に突出されたパイルによって表示プレート部の周縁部が部分的に隠れ、表示プレート部とカーペッとの一体性が高まって、装飾性がさらに向上されるようになる。
この結果、この発明における装飾表示カーペットにおいては、表示部材が歩行等の邪魔になるということがなく、優れた装飾性と表示性が安定して得られるようになる。
本発明の一実施形態に係る装飾表示カーペットに使用するカーペットにおいて、平面形状が正方形状になった開口部を設けた状態を示した概略平面図である。 図1に示したカーペットの概略底面図である。 図1に示したカーペットの部分断面説明図である。 上記の実施形態に係る装飾表示カーペットにおいて、カーペットに設けられた開口部に装着させる表示部材を示し、(A)は概略平面図、(B)は概略正面図である。 上記の実施形態に係る装飾表示カーペットにおいて、カーペットに設けられた開口部に表示部材を装着させた状態を示した部分断面説明図である。 上記の実施形態に係る装飾表示カーペットの変更例を示し、表示部材の支持部に設けられた収容凹所に発光体を収容させた状態を示した部分断面説明図である。 上記の実施形態に係る装飾表示カーペットに使用するカーペットにおいて、平面形状が長方形状になった開口部を設けた状態を示した部分説明図である。 図7に示したカーペットにおける開口部に装着させる表示部材を示した概略平面図である。 上記の実施形態に係る装飾表示カーペットに使用するカーペットにおいて、平面形状が円形状になった開口部を設けた状態を示した部分説明図である。 図9に示したカーペットにおける開口部に装着させる表示部材を示した概略平面図である。 上記の実施形態に係る装飾表示カーペットに使用するカーペットにおいて、平面形状が矢印状になった開口部を設けた状態を示した部分説明図である。 図11に示したカーペットにおける開口部に装着させる表示部材を示した概略平面図である。
以下、この発明の実施形態に係る装飾表示カーペットを添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る装飾表示カーペットは、特に下記の実施形態に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態における装飾表示カーペットにおいては、図1〜図3に示すように、カーペット10として、基布11の表面にパイル12が植設されると共に、その裏面に裏打ち材15が設けられて所定大きさの矩形状になったタイルカーペット10を用いた。そして、このタイルカーペット10の中央部に、平面形状が正方形状になった開口部13を貫通するようにして設けると共に、裏打ち材15に設けられた開口部13の各角部に拡開用の切込み14を設けるようにした。なお、カーペットはこのような矩形状タイルカーペット10に限定されず、長尺状になったものや、面積が広いものであってもよい。
ここで、上記のタイルカーペット10の基布11としては、織布又は不織布等のシート体からなり、上記のパイル12を十分に植設、保持でき且つ破損などを生じない強度的にも優れたものであればよく、特にその素材は限定せず、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン等の合成繊維や、セルロース、ウール等の天然繊維を1種又は2種以上組み合わせたものを使用することができる。
また、上記の基布11の表面に設けるパイル12には、一般にナイロン,ポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂繊維が用いられ、このパイル12は、図に示すようなカットパイルであっても、ループパイルであってもよいが、カットパイルは、パイルの倒れこみにより開口部13の周縁部を部分的に隠して意匠性を向上させる効果が高いので、より好ましい。パイル長は、4〜8mmが望ましく、5.5〜6.5mmがより望ましい。パイル長が長すぎると、本発明の表示部材の装着が困難になる上、表示部材がパイルに埋もれて視認しにくくなるため意匠性も低下する。一方、パイル長が短すぎると、表示部材がパイルから突出して見えるようになり意匠性が低下するだけでなく、表示部材がパイルから突出しやすくなり、歩行者が躓く虞が生じる。
また、裏打ち材15は、合成樹脂やゴムなどからなる単層のものであってよいが、この実施形態においては、パイル12が植設された基布11を安定的に固定するための合成樹脂ペーストゾル等からなる結合層15aを基布11の裏面に設けると共に、この結合層15aの裏面にガラス繊維製ヤーンの網状体等からなる補強布15bを設け、さらにこの補強布15bの裏面に、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂や、SBR、NBR等の合成ゴム等からなるバッキング材15cを設けている。このような構成とすることによって、開口部13を本発明の表示部材を装着するのに適した深さに形成することができる。さらに、補強布15bを設けることによって、開口部の13の形状変化と裏打ち材15のそりを抑えることができる。
一方、タイルカーペット10に設けられた開口部13に装着させる表示部材20としては、図4(A),(B)に示すように、タイルカーペット10の基布11の裏面に装着される開口部13より大きい略正方形状になったベースプレート部21の上に、平面形状が上記の裏打ち材15における開口部13と略同じ大きさ又は若干小形になった略正方形状の支持部22を接着剤などで取り付け、さらにこの支持部22の上に接着剤や両面テープなどでこの支持部22や開口部13より少し大きくなった略正方形状の表示プレート部23を装着させたものを用いるようにした。
そして、この実施形態における装飾表示カーペットにおいて、上記の表示部材20をタイルカーペット10に設けられた開口部13に装着させるにあたっては、タイルカーペット10の裏打ち材15に設けられた開口部13を上記の切込み14によって広くした状態で、表示プレート部23が装着された支持部22を開口部13内に差し込み、図5に示すように、支持部22を基布11に設けられた開口部13と密接するようにして貫通させ、上記のベースプレート部21が裏打ち材15の裏面において開口部13を閉塞するようにして、このベースプレート部21を裏打ち材15の裏面に装着させると共に、上記の支持部22の上に装着された表示プレート部23を、タイルカーペット10の裏打ち材15の上面とパイル12の先端との間に位置させるようにした。
ここで、裏打ち材15が柔軟性を有する樹脂材等で構成されているので、表示部材20の支持部22を裏打ち材15に設けられた開口部13と密着して装着することができ、表示部材20が安定的に固定される。また、裏打ち材15に補強布15bを設けた場合は、温度変化や経時変化などによって開口部13の形状が変動することが抑えられるので、表示部材20の支持部22はより安定して固定されることになる。補強布15bは、また温度変化や経時変化による裏打ち材15のそりも抑えることができるので、表示部材20のベースプレート部21は、裏打ち材15の裏面により安定的に装着される。
なお、この実施形態においては、上記の表示部材20として、上記のベースプレート部21と支持部22と表示プレート部23とを予め一体に装着させたものを用いるようにしたが、表示プレート部23を分離させ、上記のように支持部22を裏打ち材15に設けられた開口部13と密接するようにして貫通させた後、この支持部22の上に表示プレート部23を装着させるようにすることもできる。
ここで、上記の表示部材20におけるベースプレート部21としては、裏打ち材15の裏面に装着させた場合に、タイルカーペット10が浮き上がるのを抑制すると共に、このベースプレート部21が割れたりするのを抑制するため、厚みが薄く且つ強度に優れた樹脂プレート等を用いることが好ましい。ここで、ベースプレート部21の厚みは、好ましくは、0.3〜0.6mm、より好ましくは、0.45〜0.55mmであり、薄すぎると表示部材20を保持するのに十分な強度が得られず、厚すぎるとタイルカーペット10が浮き上がり、場合によっては形状変化を生じる場合がある。また、ベースプレート部21の大きさは、支持部22、表示プレート部23のサイズに合わせて適宜設定すれば良いが、支持部22から周面が0.3〜0.6mm、より好ましくは、0.45〜0.55mm延伸しているのが望ましい。この延伸幅が小さいと、支持部22が開口部13からすり抜けて脱落する虞が生じ、大きすぎるとタイルカーペット10との密着性の低下や割れの発生が起こりやすくなる。ベースプレート部21の材質としては、強度に優れたものならば何でも良いが、硬質塩化ビニル樹脂は、柔軟性が高い上に強度に優れ、かつ安価で最も望ましい。
なお、このベースプレート部21は上記の裏打ち材15の裏面に接着させなくても、接着させてもよいが、タイルカーペット10が床面に着脱する際などに曲がった場合に、このベースプレート部21が割れたりするのを防止するためには、ベースプレート部21を裏打ち材15の裏面に接着させないようにすることが好ましい。
また、上記の支持部22としては、この装飾表示カーペットを床等に敷設して、その上を歩行する場合等に破損することがないように、強度の高い樹脂ブロック等を用いることが好ましい。ここで、樹脂ブロックとしては、強度に優れたものならば何でも良いが、硬質塩化ビニル樹脂は、強度に優れ、かつ安価で最も望ましい。ここで、支持部22の高さは、裏打ち材15の厚みによって適宜設定されるが、裏打ち材15よりも高く、パイル長の上に表示プレート部23が突出しないように設定する必要がある。通常、裏打ち材15より2.5〜3.2mm突出するように設けるのが望ましく、2.7〜2.9mm突出するように設けるのがより望ましい。突出量が小さ過ぎると、表示部材20がタイルカーペット10のパイル12に埋没して意匠性が低下し、逆に突出量が大き過ぎると、歩行者が表示部材20につまずく虞が生じる。
また、上記の表示プレート部23としては、装飾表示カーペットにおける装飾性や表示性を高めるため、その表面が金属光沢を有するものを用いることが好ましく、例えば、金属板や、表面に塗装やメッキなどにより金属膜を形成した樹脂プレート等を用いることができる。なお、金属板としては、ステンレス材が錆びにくく、強度も高いので、長期間に渡って光沢を維持し意匠性を保つことができるので、最も望ましい。
ここで、上記のようにして表示部材20をタイルカーペット10に設けられた開口部13に装着させたこの実施形態の装飾表示カーペットにおいては、裏打ち材15に設けられた開口部13より大きくなったベースプレート部21が、この開口部13を閉塞するようにして裏打ち材15の裏面に装着されると共に、上記の支持部22が裏打ち材15に設けられた開口部13と密接するようにして貫通されているため、この表示部材20がタイルカーペット10に設けられた開口部13から簡単に外れたり、表示部材20が開口部13内においてずれたりするということがなくなる。
また、表示部材20における表示プレート部23が、タイルカーペット10の裏打ち材15の上面とパイル12の先端との間に位置しているため、この装飾表示カーペットを床等に敷設して、その上を歩行する場合等に、この表示プレート部23に躓いたり、この表示プレート部23が破損したり、摩耗したりするのが抑制され、長期にわたって安全に使用できると共に、表示プレート部23による装飾性や表示性が低下するのも抑制されるようになる。
さらに、この表示プレート部23より上に突出されたタイルカーペット10のパイル22によって、表示プレート部23の周縁部が部分的に隠れるようになり、表面が金属光沢を有する表示プレート部23を用いた場合、この金属光沢の表示プレート部23とタイルカーペット10とが一体的に見えるようになり、優れた装飾性が得られるようになる。特に、パイル22にカットパイルを用いた場合は、パイルの倒れこみにより表示プレート部23の周縁部が部分的に隠す効果を高めることとなり、より好ましい。
なお、この実施形態における表示部材20においては、表面が金属光沢を有する表示プレート部23を用いるようにしたが、夜間等における表示性や装飾性を高めるために、上記の表示プレート部23の表面に蓄光材料を塗布させるようにしたり、図6に示すように、上記の支持部22の上面部に収容凹所22aを設け、この収容凹所22a内に発光ダイオードなどの発光体24を収容させる共に、上記の表示プレート部23に透光性の材料を用い、発光体24からの光が表示プレート部23を通して見えるようにしたりすることもできる。
また、この実施形態の装飾表示カーペットにおいては、タイルカーペット10の中央部に正方形状になった1つの開口部13を貫通するように設けると共に、この開口部13に対応させて、平面形状が略正方形状になった表示部材20を用いるようにしたが、タイルカーペット10に設ける開口部13の形状、位置、大きさ、数等は特に限定されず、またこの開口部13に装着させる表示部材20も、上記の開口部13の形状、大きさ等に対応させて適宜変更することができる。但し、開口部13を設ける位置は、タイルカーペット10の端部から25mm以上、望ましくは、50mm以上離間させて設ける方が良い。開口部13の位置をタイルカーペット10の端部に近づけすぎると、ベースプレート部21によってタイルカーペット10の端部が持ち上がり反りを生じる場合がある。
また、開口部13の形状の変形例としては、例えば、図7に示すように、平面形状が長方形状のものを上げることができる。表示部材20は、タイルカーペット10に設けた長方形状の開口部13に対応させて、図8に示すような平面形状が略長方形状のベースプレート部21と支持部22と表示プレート部23とで構成されたものを用いる。このように、長方形状の表示部材20を用いるとタイルカーペットの織り目に沿った形態配置することができ、カーペットの織り目と相まって、ライン状、又は、市松状の配置パターンを創出することができる。
他に、図9に示すように、タイルカーペット10に平面形状が円形状になった開口部13を設けると共に、この開口部13に対応させて、図10に示すように、平面形状が円形状になったベースプレート部21と支持部22と表示プレート部23とで構成された表示部材20を用いるようにすることもできる。円形状プレートを表示部材として用いると、タイルカーペットに対する方向性が無くなるので、織り目方向に関係なく配置することが可能となる。
さらに、上記の実施形態における装飾表示カーペットと同様にして、タイルカーペット10に設けられた様々な形状の開口部13に、それぞれ対応する形状の表示部材20を装着させるようにすることができる。例えば、図11及び図12に示すように、タイルカーペット10に設ける開口部13を矢印状等の様々な形状に形成すると共に、ベースプレート部21と支持部22と表示プレート部23とを、開口部13に対応した矢印状等の平面形状に形成した表示部材20を用い、このような表示部材20をタイルカーペット10の開口部13に装着させるようにすることもできる。なお、矢印状の表示部材20が設けられたタイルカーペット10を一定のパターンに従って配置することによって、歩行者の誘導経路や避難経路の表示に用いることができる。
また、上記のような装飾表示カーペットを床等に敷設するにあたり、異なる形状になった表示部材20が装着された複数種の装飾表示カーペットを適当に組み合わせて敷設することにより、装飾性等に優れた床等の施工も行えるようになる。
また、この実施形態においては、カーペット10として、所定大きさの矩形状になったタイルカーペット10を用いるようにしたが、使用するカーペット10の種類は特に限定されず、長尺状のロールカーペットであってもよい。
10 タイルカーペット(カーペット)
11 基布
12 パイル
13 開口部
14 切込み
15 裏打ち材
15a 結合層
15b 補強布
15c バッキング材
20 表示部材
21 ベースプレート部
22 支持部
22a 収容凹所
23 表示プレート部
24 発光体

Claims (6)

  1. 基布の表面にパイルが設けられたカーペットに貫通した開口部が設けられ、この開口部に表示部材が装着されてなる装飾表示カーペットにおいて、上記の表示部材が、上記の開口部を閉塞するようにしてカーペットの基布の裏面に装着される開口部より大きくなったベースプレート部と、このベースプレート部からカーペットの基布における開口部を貫通するように設けられる支持部と、この支持部の上に装着される表示プレート部とを有し、この表示プレート部がカーペットの基布の上面とパイルの先端との間に位置することを特徴とする装飾表示カーペット。
  2. 請求項1に記載の装飾表示カーペットにおいて、上記の表示部材における支持部が上記の基布における開口部の口縁に密接する形状に形成されると共に、上記の表示プレート部がカーペットの開口部よりも大きいことを特徴とする装飾表示カーペット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の装飾表示カーペットにおいて、上記の表示プレート部の表面が金属光沢を有することを特徴とする装飾表示カーペット。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の装飾表示カーペットにおいて、上記のカーペットの基布に設けられた開口部に拡開用の切込みが設けられていることを特徴とする装飾表示カーペット。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の装飾表示カーペットにおいて、上記のカーペットが所定大きさの矩形状になったタイルカーペットであることを特徴とする装飾表示カーペット。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の装飾表示カーペットにおいて、上記のカーペットにおける基布の裏面に裏打ち材が設けられてなることを特徴とする装飾表示カーペット。
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