JP2012016261A - 系統連系システム、及び分配器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、太陽電池から系統への逆潮流を可能としつつ、電池から系統への逆潮流を確実に防止できる系統連系システムを提供すること。
【解決手段】太陽電池に接続される第1DC/ACコンバーター23の出力が供給される第1出力線路24と商用電力系統11及び負荷15をつなげる電力線13とが第1の点25にて接続され、蓄電池4に接続される第2DC/ACコンバーター33の出力が供給される第2出力線路35と電力線13とが第2の点36にて接続され、第1の点25は、電力線13上における第2の点36よりも商用電力系統11側に配置され、第2出力線路35上を流れる電流を実質的に遮断状態にする遮断機構37を設け、電力線13上にて、第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知した場合に、遮断機構37を作動させる。
【選択図】図1
【解決手段】太陽電池に接続される第1DC/ACコンバーター23の出力が供給される第1出力線路24と商用電力系統11及び負荷15をつなげる電力線13とが第1の点25にて接続され、蓄電池4に接続される第2DC/ACコンバーター33の出力が供給される第2出力線路35と電力線13とが第2の点36にて接続され、第1の点25は、電力線13上における第2の点36よりも商用電力系統11側に配置され、第2出力線路35上を流れる電流を実質的に遮断状態にする遮断機構37を設け、電力線13上にて、第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知した場合に、遮断機構37を作動させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、太陽電池を系統に連系させた系統連系システム、及び分配器に関する。
近年、太陽電池で発電された出力を直流/交流変換器(パワーコンディショナ、インバータなど)により系統と連系させて、太陽電池の出力あるいは系統からの電力を負荷に供給すると共に、夜間などの特定の時間帯に系統からの電力を電池などに貯蔵し必要に応じて放電するようにした系統連系システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の系統連系システムでは、系統と連系していることから、太陽電池の発電電力が負荷の消費電力よりも小さい場合はこの発電電力と系統から補われる電力とが負荷で消費される。また、太陽電池の発電電力が負荷の消費電力よりも大きい場合は負荷で消費されなかった余剰電力が系統に逆潮流電力として供給される。
一方、太陽電池が発電をしない夜間などの時間帯には、系統の電力で蓄電池を充電し、昼間にこの電力を放電させて昼間に負荷による消費電力のピークを抑制している。
この種の系統連系システムでは、系統と連系していることから、太陽電池の発電電力が負荷の消費電力よりも小さい場合はこの発電電力と系統から補われる電力とが負荷で消費される。また、太陽電池の発電電力が負荷の消費電力よりも大きい場合は負荷で消費されなかった余剰電力が系統に逆潮流電力として供給される。
一方、太陽電池が発電をしない夜間などの時間帯には、系統の電力で蓄電池を充電し、昼間にこの電力を放電させて昼間に負荷による消費電力のピークを抑制している。
ところで、従来のものでは、太陽電池の発電電力と系統の電力とを合わせて負荷へ供給しているが、さらに蓄電池に充電されたエネルギーも負荷へ供給しようとした場合、太陽電池の発電電力は、新しく創り出される電力であり、その余剰電力については、系統を介して広く活用することが望まれているものの、蓄電池に蓄えられたエネルギーから得られる電力は、系統から充電したものであり再度系統へ逆潮流させることは望まれていない。このため、蓄電池の放電電力を逆潮流させることなく、太陽電池の発電電力を逆潮流させることを可能とするような機器が模索されていた。
また、太陽電池と蓄電池との両方を備える系統連系システムがあり、これら太陽電池の発電電力と蓄電池の放電電力とを一旦まとめた後インバータ回路で交流電力に変換して系統および負荷へ供給するように構成されていた。このように構成された系統連系システムでは系統へ逆潮流する有効電流を検出し、逆潮流が生じた際にインバータ回路で交流電力に変換される電力量を減らして対応を行っていたが、系統連系システムとしてはじめから全体が設計されており、例えば既存の太陽電池の発電システムに蓄電池システムを後付けするような構成ができず逆潮流が生じた際の両電池の連系が取れない場合があり汎用性が悪いものであった。
また、太陽電池と燃料電池との両方を備える系統連系システムもあり、逆潮流が生じた際には燃料電池の出力を小さくしているが、燃料電池の出力調整の応答性は悪く、逆潮流検知の設定値を余裕を持って設定する必要があり燃料電池の稼働効率が抑制される場合があった。さらにリレー接片などを用いて燃料電池の出力を強制的に遮断して、燃料電池の応答遅れに対応した際には、この期間に燃料電池から出力される電力を抵抗などの発熱負荷で吸収する必要があり、効率低下を抑制できないものであった。
また、太陽電池と蓄電池との両方を備える系統連系システムがあり、これら太陽電池の発電電力と蓄電池の放電電力とを一旦まとめた後インバータ回路で交流電力に変換して系統および負荷へ供給するように構成されていた。このように構成された系統連系システムでは系統へ逆潮流する有効電流を検出し、逆潮流が生じた際にインバータ回路で交流電力に変換される電力量を減らして対応を行っていたが、系統連系システムとしてはじめから全体が設計されており、例えば既存の太陽電池の発電システムに蓄電池システムを後付けするような構成ができず逆潮流が生じた際の両電池の連系が取れない場合があり汎用性が悪いものであった。
また、太陽電池と燃料電池との両方を備える系統連系システムもあり、逆潮流が生じた際には燃料電池の出力を小さくしているが、燃料電池の出力調整の応答性は悪く、逆潮流検知の設定値を余裕を持って設定する必要があり燃料電池の稼働効率が抑制される場合があった。さらにリレー接片などを用いて燃料電池の出力を強制的に遮断して、燃料電池の応答遅れに対応した際には、この期間に燃料電池から出力される電力を抵抗などの発熱負荷で吸収する必要があり、効率低下を抑制できないものであった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、太陽電池などから系統への逆潮流を可能としつつ、電池から系統への逆潮流を確実に防止できる系統連系システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、商用電力の系統のラインから負荷へ交流電力を供給する電力線に再生可能エネルギーを第1のインバータ回路で系統と同じ周波数の交流電力に変換した後重畳可能に成されている当該電力線に、電池に蓄電されたエネルギーを第2のインバータ回路で系統と同じ周波数の交流電力に変換した後第1のインバータ回路が交流電力を電力線へ重畳する点より負荷側の電力線に重畳可能に構成し、第2のインバータが交流電力を電力線へ重畳する点から第1のインバータ回路が交流電力を電力線へ重畳する点に向かって有効電流が流れた際に第2のインバータ回路から電力線へ交流電力を重畳させない保護機能を備えることを特徴とする。
この構成において、有効電流は電流検知器で検知するものである。
また、この構成において、電流検出器が有効電流を検知した際には、第2インバータ回路から出力させる交流電力が電力線に至る途中に設けた開閉機構を開状態とするようにしても良い。
また、電流検出器が有効電流を検知した際には、開閉機構が開状態になる前に第2インバータ回路は、有効電流の大きさに基づいて電力線へ重畳する交流電力の量を減じる動作を行うようにしても良い。
また、電池は、再生可能エネルギーを及び/又は系統から供給される交流電力を用いて充電されるようにしても良い。
また、電池は、リチウムイオン電池であっても良い。
本発明の分配器は、再生可能エネルギーを系統と同期した交流電力に変換した後、系統へ重畳させる系統連系システムの再生可能エネルギーを交流電力に変換して系統へ重畳させる重畳エネルギーと蓄電池の充電に用いる充電エネルギーとに分配することを特徴とする。
また、分配器には手動操作で前記再生可能エネルギーを前記重畳エネルギーと前記充電エネルギーとに切り換え可能とする構成を備えてもよい。
また、系統につながる負荷で消費されるエネルギーを検出し、当該エネルギーと再生可能エネルギーとの差のエネルギーを充電エネルギーとして分配を可能とする構成を備えてもよい。
また、再生可能エネルギーは太陽電池で発電されるエネルギーであり、当該エネルギーのうち重畳エネルギーの量は与えられた信号に基づくエネルギー量であり、太陽電池で発電されるエネルギーの量が最大値若しくは最大値付近に至るように充電エネルギーの量を可変調整するMPPT制御部を備えてもよい。
本発明の系統連系システムは、商用電力の系統のラインから負荷へ交流電力を供給する電力線に再生可能エネルギーを第1のインバータ回路で系統と同じ周波数の交流電力に変換した後重畳可能に成されている当該電力線に、電池に蓄電されたエネルギーを第2のインバータ回路で系統と同じ周波数の交流電力に変換した後電力線に重畳可能に構成し、再生エネルギーが負荷で消費されるエネルギーを上回った際に、第2のインバータ回路からの電力線への交流電力の重畳を停止し再生エネルギーによる電池の充電を開始させる制御部を備えることを特徴とする。
また、制御部は手動操作により有効に機能するように成してもよい。
本発明によれば、太陽電池から系統への逆潮流を可能としつつ、電池から系統への逆潮流を確実に抑制することができる。また、逆潮流に相当するエネルギーを電池へ充電することによっても逆潮流を確実に抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るシステム1の構成を示す図である。
この図1に示すシステム1は、再生可能エネルギー(例えば太陽電池)21を電力源として、電力会社から供給される商用電力系統(系統)11に交流電力を重畳する系統連系システムが既存している。この既存の系統連系システムに電池(蓄電池)4の放電電力をエネルギー源として系統11に交流電力を重畳するシステムが追加設置されている。系統11からの交流電力(例えば、単相2線式、50Hzの交流電力)は分電盤12の下流側の電力線13を介して負荷15に供給される。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るシステム1の構成を示す図である。
この図1に示すシステム1は、再生可能エネルギー(例えば太陽電池)21を電力源として、電力会社から供給される商用電力系統(系統)11に交流電力を重畳する系統連系システムが既存している。この既存の系統連系システムに電池(蓄電池)4の放電電力をエネルギー源として系統11に交流電力を重畳するシステムが追加設置されている。系統11からの交流電力(例えば、単相2線式、50Hzの交流電力)は分電盤12の下流側の電力線13を介して負荷15に供給される。
太陽電池21の発電電力は分配器22を介して第1DC/ACコンバーター(第1インバータ回路)23に供給されてこのコンバーター23で交流電力に変換された後第1出力線路24を経て電力線13の第1の点25でこの電力線13に重畳され、系統11からの電力と合わせて負荷15へ供給されるように構成されている。この時、第1DC/ACコンバーター23から第1の点25に重畳される電力、すなわち太陽電池21で発電される電力が負荷の消費電力より大きいときは、このまま太陽電池の21の発電を続けるとこの負荷に対する余剰電力が分電盤12を経て系統11へ自動的に逆潮流される(売電される)。
蓄電池4に蓄電されたエネルギーは第2DC/ACコンバーター(第2インバータ回路)33で交流電力に変換された後、第2出力線路35、この線路上の開閉機構の一例であるリレー34の稼働接片(図示せず)を介して電力線13の第2の点に重畳される。第2の点36は電力線13において第1の点25より負荷15よりに設けられており、蓄電池4に蓄電されたエネルギーから得られる電力は系統11からの電力、太陽電池21で発電された電力と合わせて負荷15へ供給されることになる。
分配器22は、太陽電池21で発電された電力を、第1DC/ACコンバーター23及び/又は充電器31に分配して出力できるように構成されている。分配器22は(1)手動操作により太陽電池21の発電電力の出力先を第1DC/ACコンバーター23又は充電器31のいずれかに直接切り換える接片構造を有しているもの、(2)電子回路により太陽電池21の発電電力を第1DC/ACコンバーター23と充電器31とに夫々所定の分配比に基づいて出力する構成を有しているもの、(3)さらに信号に基づく電力量を太陽電池21の発電電力から第1DC/ACコンバーター23に出力し、残りの電力量を充電器31へ出力すると共にこの充電器31への出力を調節して太陽電池21を最大出力または最大出力付近で発電させるMPPT(Maximum Power Point Tracking)動作を行うものである。
蓄電池4は、直列及び/又は並列に相互接続された複数の電池モジュールと、電池モジュールの温度や電圧を監視するコントローラとを備える組電池である。電池モジュールは、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池等の二次電池モジュールであり、本実施形態ではリチウムイオン二次電池モジュールを用いた場合について説明する。
このコントローラは、電池モジュールの温度を検出し、検出した温度が所定値を上回った場合の電流遮断、直列に接続された複数の電池モジュールの両端電圧の検出、検出した電圧値に基づくRSOC(残容量比率)の算出、RSOCのデータの出力等を行う。
このコントローラは、電池モジュールの温度を検出し、検出した温度が所定値を上回った場合の電流遮断、直列に接続された複数の電池モジュールの両端電圧の検出、検出した電圧値に基づくRSOC(残容量比率)の算出、RSOCのデータの出力等を行う。
充電器31は、分配器22から太陽電池21で発電された電力が供給されると共に、整流器32を介して電力線13に接続され電力線13から交流電力を直流電力に整流平滑した後の電力が供給される。充電器31は、整流器32から出力される直流電力、または、分配器22を介して太陽電池21から得られる電力で蓄電池4を充電する。尚、例えば、この充電は定電流充電方式から定電圧充電方式へ切り替えて行う通常の充電方法であり詳細の説明は省略する。
系統連系システム1は、太陽電池21が発電する昼間の時間帯では、太陽電池21が発電した電力と商用電力系統11の電力とにより負荷15へ電力を供給する。ここで、太陽電池21の発電電力が負荷15の使用する電力よりも小さい場合、太陽電池21の発電電力は全て負荷15に供給されて消費される。負荷15の使用電力に対し太陽電池21の発電電力の不足分は、商用電力系統11からの電力で補われるが、蓄電池4に充電されたエネルギーが十分であれば、この電力の不足分を蓄電池4の放電電力で補うことが可能になる。一方、太陽電池21の発電電力と蓄電池の放電電力4との和が負荷15の使用電力よりも大きい場合、余剰電力が発生する。この余剰電力のうち太陽電池21の発電による電力を系統11に逆潮流電力として供給する。このような蓄電池4の充放電制御、太陽電池21の発電電力の逆潮流制御については、後述する制御部51の制御下実行されている。また、この余剰電力が生じる場合は第2インバータ33からの電力線13への交流電力の重畳を停止し、この余剰電力を蓄電池4へ充電しても良く。この充電されたエネルギーは任意に必要な時に交流電力へ変換して電力線13へ重畳させても良くまた専用の交流線へ出力しても良い。
ところで、太陽電池の発電電力は、新しく創り出される電力であり、その余剰電力については、系統へ供給し、広く活用することが望まれているものの、蓄電池に系統11の電力を蓄えた場合は、逆潮流させずに負荷において消費されることが望ましい。
このため、本構成のシステムは、太陽電池21から商用電力系統11に逆潮流させることを可能としつつ、蓄電池4から商用電力系統11への逆潮流を確実に防止するために、遮断機構(開閉機構)37を備えている。
尚、太陽電池21で発電された電力で分配器22を介して充電器31に供給される電力は蓄電池に充電した後、任意のタイミングで負荷15に消費させることができる。例えば系統11の電力供給が不足する場合や不安定な場合は、この電力不足や停電などの不安定さに対応して任意の期間に交流電力を出力するように構成しても良いものである。
遮断機構37は、リレー34と、このリレー34の開閉動作を指示する制御部51と、電力線13上を第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知する電流検知器52とを備えて構成される。
リレー34は、第2DC/ACコンバーター33と第2の点36との間の第2出力線路35上に設けられた機械式のスイッチであり、このリレー34が開くことにより、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4が商用電力系統11から解列される。
電流検知器52は、電力線13における第1の点25と第2の点36との間に設けられ、第2の点36から第1の点25への電流の流れ、すなわち、蓄電池4からの逆潮流を検知するものであり、制御部51に接続されている。制御部51は、系統連系システム1全体を制御するコントローラであり、各機器と接続されている。
次に、蓄電池4から商用電力系統11への逆潮流を防止する遮断機構37の動作を説明する。図2は、遮断機構37の動作を示すフローチャートである。
制御部51は、逆潮流検出タイミングであるか否かを判別する(ステップS1)。本実施形態では、逆潮流検出タイミングとは、メインのプログラム(図示せず)から逆流検知を行う割り込みのフラグがあるか否かの判断でありメインプログラムの1サイクル中に1回実行される、また、第2DC/ACコンバーター33が再起動した直後に検出を実行するタイミングを含む。
この判別において、逆潮流検出タイミングでなければ(ステップS1;No)、処理を終了し、逆潮流検出タイミングであれば(ステップS2;Yes)、電流検知器52によって、逆潮流が検出されるか否かを判別する(ステップS2)。電流検知器52が逆潮流を検出しない場合(ステップS2;No)には、処理を終了する。一方、電流検知器52が逆潮流を検出した場合(ステップS2;Yes)には、制御部51は、リレー34を開成する(ステップS3)。これにより、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4が商用電力系統11から解列されることにより、蓄電池4から放電された放電電力(エネルギー)が商用電力系統11に逆潮流することを確実に防止できる。また、第2DC/ACコンバーター33は、商用電力系統11から解列されたことを検出して停止する。ステップS2での判断は電流検出器52が検出する電流の移動平均値が所定の値を超えたか否かによって判断される。例えば電流検出器52にC.T.(カレントトランス)を用いた場合は、C.T.の出力電圧をA/D(アナログ/デジタル)変換回路を用いてマイコン等の制御素子内に取り込みこのデジタル化された電圧値の移動平均の値を電流の値に置換えて設定値を比較しても良い。この時電流の方向は電圧の変化から判断する位相(θ)の進み方向に基づいて判断できるものである。設定値はゼロに近ければ判断のレスポンスは向上するが、のノイズ等の瞬時変化による誤動作が生じることがあるので設置の環境条件によって適に設定するものである。この設定値は所定の幅内で選択できるスイッチ等を設けても良いものである。
また、この電流検知器52で第1連携点から第2連携点へ流れる電流値(ステップS2でNoを判断した際の電流値)を同時に検出し後記する制御に用いるものである。
続いて、制御部51は、リレー34を開成してから所定時間(例えば、5分)経過したか否かを判別する(ステップS4)。この所定時間は、負荷15での使用電力量の変動が安定すると見込まれる時間である。系統連系システム1の運転中に、蓄電池4の放電電力が逆潮流する場合として、負荷15での使用電力量が急激に減少し、蓄電池4及び太陽電池21からの供給電力量が余剰となった場合が想定される。
この場合、上記したステップS3で説明したように、リレー34を開成することにより、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4が商用電力系統11から解列される。この解列した状態が長時間保持されると、負荷15での使用電力量が増加して太陽電池21の発電量よりも大きくなると、商用電力系統11からの電力が負荷15に供給され続けることとなり、電力の使用効率が低下する。このため、早急にリレー34を閉じて、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4を商用電力系統11に連系させることが望ましいが、短い時間で連系させた場合には、負荷15での使用電力量の変動が安定しておらず、蓄電池4の放電電力が再び逆潮流すると考えられる。
このため、本構成では、これらに鑑み、負荷15での使用電力量の変動が安定すると見込まれる所定時間が経過していない場合(ステップS4;No)には、この所定時間が経過するまで待機し、所定時間が経過した場合(ステップS4;Yes)には、制御部51は、リレー34を閉成する(ステップS5)とともに、第2DC/ACコンバーター33の出力を、逆潮流が生じる直前の出力よりも減じて再起動させる(ステップS6)。ここで、制御部51は、第2DC/ACコンバーター33の出力を減じて(例えば、逆潮流が生じる直前の出力の70〜80%)再起動させるため、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4を商用電力系統11に再び連系させたとしても、蓄電池4の放電電力が逆潮流するような状態を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる系統連系システム1は、太陽電池21と、太陽電池21で発電されたエネルギーを交流電力に変換し、太陽電池21と商用電力系統11とを連系して商用電力系統11に接続される負荷15へ交流電力を供給する第1DC/ACコンバーター23と、蓄電池4と、蓄電池4から放電されるエネルギーを交流電力に変換し、蓄電池4と商用電力系統11とを連系し、負荷15へ交流電力を供給する第2DC/ACコンバーター33と、を備え、第1DC/ACコンバーター23の出力が供給される第1出力線路24と商用電力系統11及び負荷15をつなげる電力線13とが第1の点25にて接続され、第2DC/ACコンバーター33の出力が供給される第2出力線路35と電力線13とが第2の点36にて接続され、第1の点25は、電力線13上における第2の点36よりも商用電力系統11側(または、第2の点36は、電力線13上における第1の点25よりも負荷15側)に配置され、第2出力線路35上を流れる電流を実質的に遮断状態にする遮断機構37を設け、遮断機構37は、第1の点25と第2の点36との間で電力線13に設けられた電流検知器52と、第2DC/ACコンバーター33と第2の点36との間で第2出力線路35に設けられたリレー34と、電流検知器52が第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知した際に、リレーを開成する制御部51とを備えた。
この構成によれば、電流検知器52が第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知した場合に、制御部51がリレー34を開成することにより、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4が商用電力系統11から解列され、蓄電池4から放電された放電電力が商用電力系統11に逆潮流することを確実に防止できる。ここで、電流検知器52は、電力線13における商用電力系統11側に位置する第1の点25と、負荷15側に位置する第2の点36との間に設けられているため、電流検知器52によって第2の点36から第1の点25への電流の流れる電流(逆潮流する電流)を直接検出することができる。尚、この逆潮流は蓄電池4の放電電力によるものとみなすことができる。また、太陽電池21から出力された電力が流れる第1出力線路24が第1の点25に接続されているため、リレー34を開成したとしても、太陽電池21の発電電力を商用電力系統11に逆潮流させることが可能となる。さらに、リレー34は、第2DC/ACコンバーター33と第2の点36との間の第2出力線路35に設けているため、このリレー34を開成しても電力線13が遮断されることはなく、太陽電池21及び/または商用電力系統11から負荷15に電力の供給を維持できる。
また、本実施形態によれば、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4を商用電力系統11に再び連系させる際に、制御部51は、第2DC/ACコンバーター33の出力を減じて再起動させるため、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4を商用電力系統11に再び連系させたとしても、蓄電池4の放電電力が逆潮流する蓋然性を低くすることができる。
次に、別の実施形態について説明する。
この別の実施形態にかかる系統連系システム10では、遮断機構40の構成及び動作が上記した実施形態と異なる。このため、上記実施形態と同一の構成を有するものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
この別の実施形態にかかる系統連系システム10では、遮断機構40の構成及び動作が上記した実施形態と異なる。このため、上記実施形態と同一の構成を有するものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態にかかる遮断機構40は、図3に示すように、第1の点25と第2の点36との間で電力線13に設けられた電流検知器52と、電流検知器52が第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知した際に、第2DC/ACコンバーター33から出力される交流電力をゲートブロック(遮断)するように当該第2DC/ACコンバーター33を制御する制御部51とを備える。また、第2DC/ACコンバーター33と第2の点36との間の第2出力線路35には、リレー34が設けられ、このリレー34は制御部51の指示により開閉動作される。このリレー34は、第2DC/ACコンバーター33をゲートブロックすることに加えて、当該リレー34を開成することにより、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4を確実に商用電力系統11から解列させるものである。
次に、遮断機構40の動作を説明する。図4は、この動作を示すフローチャートである。制御部51は、逆潮流検出タイミングであるか否かを判別する(ステップS11)。
この判別において、逆潮流検出タイミングでなければ(ステップS11;No)、処理を終了し、逆潮流検出タイミングであれば(ステップS11;Yes)、電流検知器52によって、逆潮流が検出されるか否かを判別する(ステップS12)。電流検知器52が逆潮流を検出しない場合(ステップS12;No)には、処理を終了する。一方、電流検知器52が逆潮流を検出した場合(ステップS12;Yes)には、制御部51は、第2DC/ACコンバーター33をゲートブロック、すなわち、第2DC/ACコンバーター33の出力が0となるように当該第2DC/ACコンバーター33の動作を制御する(ステップS13)。これにより、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4が商用電力系統11から解列されることにより、蓄電池4から放電された放電電力が商用電力系統11に逆潮流することを確実に防止できる。この場合、制御部51は、リレー34を開成することで、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4を機械的に商用電力系統11から切り離すことが望ましい。
続いて、制御部51は、第2DC/ACコンバーター33をゲートブロックしてから所定時間(例えば、5分)経過したか否かを判別する(ステップS14)。この所定時間は、負荷15での使用電力量の変動が安定すると見込まれる時間である。この判別において、第2DC/ACコンバーター33をゲートブロックしてから所定時間が経過していない場合(ステップS14;No)には、この所定時間が経過するまで待機し、所定時間が経過した場合(ステップS14;Yes)には、制御部51は、リレー34を閉成するとともに、第2DC/ACコンバーター33のゲートブロックを解除する(ステップS15)。ここで、ゲートブロックの解除に伴い、第2DC/ACコンバーター33の出力を、逆潮流が生じる直前の出力よりも減じて(例えば、逆潮流が生じる直前の出力の70〜80%)制御することが望ましい。
この別の実施形態にかかる系統連系システム10は、太陽電池21と、太陽電池21が出力する直流電力を交流電力に変換し、太陽電池21と商用電力系統11とを連系して商用電力系統11に接続される負荷15へ交流電力を供給する第1DC/ACコンバーター23と、蓄電池4と、蓄電池4が出力する直流電力を交流電力に変換し、蓄電池4と商用電力系統11とを連系し、負荷15へ交流電力を供給する第2DC/ACコンバーター33と、を備え、第1DC/ACコンバーター23の出力が供給される第1出力線路24と商用電力系統11及び負荷15をつなげる電力線13とが第1の点25にて接続され、第2DC/ACコンバーター33の出力が供給される第2出力線路35と電力線13とが第2の点36にて接続され、第1の点25は、電力線13上における第2の点36よりも商用電力系統11側に配置され、第2出力線路35上を流れる電流を実質的に遮断状態にする遮断機構40を設け、遮断機構40は、第1の点25と第2の点36との間で電力線13に設けられた電流検知器52と、電流検知器52が第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知した際に、第2DC/ACコンバーター33から出力される交流電力をゲートブロックするように当該第2DC/ACコンバーター33を制御する制御部51とを備えた。
この構成によっても、電流検知器52が第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知した場合に、制御部51が第2DC/ACコンバーター33から出力される交流電力をゲートブロックすることにより、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4が商用電力系統11から解列され、蓄電池4から放電された放電電力が商用電力系統11に逆潮流することを確実に防止できる。ここで、電流検知器52は、電力線13における商用電力系統11側に位置する第1の点25と、負荷15側に位置する第2の点36との間に設けられているため、電流検知器52によって第2の点36から第1の点25への電流の流れが検出された場合には、この逆潮流が蓄電池4の放電電力によるものとみなすことができる。また、太陽電池21から出力された電力が流れる第1出力線路24が電力線13における第1の点25に接続されているため、第2DC/ACコンバーター33から出力される交流電力をゲートブロックされたとしても、太陽電池21の発電電力を商用電力系統11に逆潮流させることが可能となる。さらに、制御部51が、第2DC/ACコンバーター33のゲートブロック、及びゲートブロックの解除を行うため、当該ゲートブロックの解除に伴い、第2DC/ACコンバーター33の出力を、逆潮流が生じる直前の出力よりも減じて(例えば、逆潮流が生じる直前の出力の70〜80%)制御することができる。これによれば、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4を商用電力系統11に再び連系させたとしても、蓄電池4の放電電力が逆潮流する蓋然性を低くすることができる。
次に、別の実施形態について説明する。
この別の実施形態にかかる系統連系システム20では、遮断機構50の構成及び動作が上記した実施形態と異なる。このため、上記実施形態と同一の構成を有するものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
この別の実施形態にかかる系統連系システム20では、遮断機構50の構成及び動作が上記した実施形態と異なる。このため、上記実施形態と同一の構成を有するものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態にかかる遮断機構50は、図5に示すように、第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知する電流検知器55Aを有し、第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知した際に、第2出力線路35を流れる電流を遮断する逆電力継電器(RPR)55を備える。この逆電力継電器55は、第2DC/ACコンバーター33と第2の点36との間の第2出力線路35に設けられ、この逆電力継電器55に接続される電流検知器55Aが電力線13における第1の点25と第2の点36との間に設けられる。この逆電力継電器55は、電流検知器55Aが逆電流を検知した際に開成して第2出力線路35を流れる電流を遮断するようになっている。また、この図5には記載を省略しているが、系統連系システム20全体の制御を行う制御部を備えている。
次に、遮断機構50の動作を説明する。図6は、この動作を示すフローチャートである。まず、逆電力継電器55が動作するか否かを判別する(ステップS21)。この判別において、逆電力継電器55が動作しない、すなわち、電流検知器55Aが逆潮流を検出しない場合(ステップS21;No)には処理を終了する。一方、逆電力継電器55が動作する場合、すなわち電流検知器55Aが逆潮流を検出した場合(ステップS21;Yes)には、この逆潮流の検出に伴って逆電力継電器55が開成されることにより、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4が商用電力系統11から解列されることにより、蓄電池4から放電された放電電力が商用電力系統11に逆潮流することを確実に防止できる。また、第2DC/ACコンバーター33は、商用電力系統11から解列されたことを検出して停止する(ステップS22)。
続いて、逆電力継電器55は、内蔵する計時手段(図示略)に基づき、逆電力継電器55が動作してから所定時間(例えば、5分)経過したか否かを判別する(ステップS23)。この所定時間は、負荷15での使用電力量の変動が安定すると見込まれる時間である。この判別において、逆電力継電器55が動作してから所定時間が経過していない場合(ステップS23;No)には、この所定時間が経過するまで待機し、所定時間が経過した場合(ステップS23;Yes)には、逆電力継電器55は自己復帰して当該逆電力継電器55を閉成する(ステップS24)。
続いて、第2DC/ACコンバーター33は、内蔵する自己の制御ユニットにより、当該第2DC/ACコンバーター33が商用電力系統11に連系したことを検出し、第2DC/ACコンバーター33の出力を減じて(例えば、逆潮流が生じる直前の出力の70〜80%)再起動される。このため、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4を商用電力系統11に再び連系させたとしても、蓄電池4の放電電力が逆潮流する蓋然性を低くすることができる。
この実施形態にかかる系統連系システム20は、太陽電池21と、太陽電池21が出力する直流電力を交流電力に変換し、太陽電池21と商用電力系統11とを連系して商用電力系統11に接続される負荷15へ交流電力を供給する第1DC/ACコンバーター23と、蓄電池4と、蓄電池4が出力する直流電力を交流電力に変換し、蓄電池4と商用電力系統11とを連系し、負荷15へ交流電力を供給する第2DC/ACコンバーター33と、を備え、第1DC/ACコンバーター23の出力が供給される第1出力線路24と商用電力系統11及び負荷15をつなげる電力線13とが第1の点25にて接続され、第2DC/ACコンバーター33の出力が供給される第2出力線路35と電力線13とが第2の点36にて接続され、第1の点25は、電力線13上における第2の点36よりも商用電力系統11側に配置され、第2出力線路35上を流れる電流を実質的に遮断状態にする遮断機構50を設け、遮断機構50は、第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知する電流検知器55Aを有し、第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知した際に、第2出力線路35を流れる電流を遮断する逆電力継電器55を備える。
この構成によっても、電流検知器55Aが第2の点36から第1の点25へ流れる有効電力を検知すると、逆電力継電器55が開成して第2出力線路35を流れる電流を遮断することにより、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4が商用電力系統11から解列され、蓄電池4から放電された放電電力が商用電力系統11に逆潮流することを確実に防止できる。ここで、電流検知器52は、電力線13における商用電力系統11側に位置する第1の点25と、負荷15側に位置する第2の点36との間に設けられているため、電流検知器52によって第2の点36から第1の点25への電流の流れが検出された場合には、この逆潮流が蓄電池4の放電電力によるものとみなすことができる。また、太陽電池21から出力された電力が流れる第1出力線路24が第1の点25に接続されているため、逆電力継電器55が開成したとしても、太陽電池21の発電電力を商用電力系統11に逆潮流させることが可能となる。さらに、第2DC/ACコンバーター33は、逆電力継電器55の開成、閉成動作に基づいて、自己的に停止または起動するため、再起動する際に、第2DC/ACコンバーター33の出力を、逆潮流が生じる直前の出力よりも減じて(例えば、逆潮流が生じる直前の出力の70〜80%)制御することができる。これによれば、第2DC/ACコンバーター33及び蓄電池4を商用電力系統11に再び連系させたとしても、蓄電池4の放電電力が逆潮流する蓋然性を低くすることができる。
図1において、分配器22は太陽電池21で発電されたエネルギーを第1DC/ACコンバーター23と第2DC/ACコンバーター33との分配するものであり、前記した(1)手動切り替え、(2)所定比率による分配、(3)負荷での電力消費量に基づく分配がある。(1)手動切り替えは、手動スイッチにより第1DC/ACコンバーター23と第2DC/ACコンバーター33とのいずれかに太陽電池21で発電されたエネルギーを供給するものであり汎用の切り替えスイッチなどを用いることができるので詳細な説明は省略する。この切り替えスイッチを操作することにより、太陽電池が発電を行っていれば任意のタイミングまたは期間に蓄電池への充電が可能になるものであり、例えば日中に蓄電池を充電し夜間に放電させることが可能になる。尚、この切り替えスイッチの操作と連動させて充電器が作動するように構成すれば別途充電器を作動させる操作を省略できるものである。
図7は(2)所定の比率による分配及び(3)負荷15の消費電力に基づく分配を可能と成した分配器の構成を示す説明図であり、太陽電池21で発電されたエネルギーは第1昇圧回路 60と第2昇圧回路70とに並列供給される。太陽電池21のエネルギーはその大きさを電流検出器80の検出する電流Iと電圧検出器81が検出する電圧Vとの積P(=V×I)で発電電力として得ることができる。
第1昇圧回路60は絶縁トランス61を用いたスイッチング電源を構成し、この絶縁トランス61の2次側の出力を整流平滑回路62で整流・平滑した後の電流と電圧の積(P1)が一定になるように絶縁トランス61の1次側の入力を所定周期でON/OFF動作するスイッチング素子63のONデューティをフィードバック制御するものである。整流平滑回路62はダイオードとコンデンサとによる半波整流回路を図示しているが全波整流回路を用いても良いものである。この積P1(第1DC/ACコンバーター23へ供給される電力)は電流検出器52で検出される負荷15で消費される電流と系統の電圧とを掛けた積で表させる電力に変換効率による損失分を補って設定される値である。すなわち、負荷15で消費される電力にほぼ等しくなるように設定されているものである。この負荷15で消費される電力は第1DC/ACコンバーター23が電流値と電圧値から算出し信号値として分配器22に供給しても良く、また制御部51にこの信号を出力する機能を設けても良い。
太陽電池21で発電されるエネルギーを分配制御しない場合はリレーの常閉接片90を閉じ、この第1昇圧回路をバイパスして太陽電池21で発電されたエネルギーを直接第1DC/ACコンバーター23へ出力することが可能であり、手動のスイッチ等に応答してこの常閉接片90が開くものである。尚、常閉接片90を用いることにより分配器22の基本状態(初期状態)は太陽電池の発電エネルギーを第1DC/ACコンバーター23に全て供給する状態である。この時、後記する第2昇圧回路70は停止している。
第2昇圧回路70は第1昇圧回路60と同様に絶縁トランス71を用いたスイッチング電源を構成し、この絶縁トランス71の2次側の出力を整流平滑回路62と同様な構成の整流平滑回路72で整流・平滑した後充電器31へ出力するものである。絶縁トランス71の1次側の入力を所定周期でON/OFFするスイッチング素子73でスイッチングして絶縁トランスの2次側へ出力するものである。太陽電池21の出力電力Pが最大若しくは最大値付近に成るようにスイッチング素子73のONデューティを可変制御するMPPT制御がなされる。この第2昇圧回路の出力は充電器31で蓄電池4へ充電されるものである。
従って、太陽電池21で発電されたエネルギーは負荷15が必要とする分が第1DC/ACコンバーター23で電力線13に重畳され、残りのエネルギーは系統へ逆潮流されることなく蓄電池4の充電に用いられるものである。
第1DC/ACコンバーター23は前段に昇圧回路があり後段に単相のフルブリッジのインバータ回路を有した汎用型の系統連系装置を用いることができるので詳細は省略する。第2DC/ACコンバーター33も同様に昇圧回路とインバータ回路とを有した汎用型の系統連系装置を用いることができるので詳細は省略するが、第1DC/ACコンバーター23はMPPT制御を行うが第2DC/ACコンバーター33はMPPT制御を必要としない点が相違している。蓄電池4に充電されたエネルギーは、設定若しくは操作により任意期間、任意のタイミングで第2DC/ACコンバーター33を介して電力線13に重畳することができる。
尚、整流回路32は例えば4個のダイオードによる全波整流回路と平滑コンデンサで構成することができるものであるが、充電器31に合わせて適に昇圧/降圧回路を設けても良いものである。
太陽電池21の発電エネルギーを分配器で第1DC/ACコンバーター23と充電器31とへ所定の比率で分配する際は第2昇圧回路70でMPPT動作を行いながら太陽電池の出力P1のうち所定の比率分が第1昇圧回路60へ分配されるように第1昇圧回路60のスイッチング素子63のONデューティを制御するのが良い。または、第1昇圧回路60のスイッチング素子63のONデューティと第2昇圧回路70のスイッチング素子73のONデューティとの所定の比率で固定し、この比率を保ったまま太陽電池21の発電電力が最大になるように可変制御することも可能である。この場合、日中などに電力線13へ交流電力を重畳しながら蓄電池4への充電が可能になるものである。また第1昇圧回路60を停止し同時に常閉接片90を開けば太陽電池21で発電されたエネルギーは全て蓄電池4の充電に用いられるものである。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、上記実施形態は具体的な適用例を示したもので、本発明はこれに限定されるものではない。また、上記実施形態では、蓄電池4への充電を行う際には、整流器32、充電器31を介して行う構成について説明したが、これに限るものではなく、第2DC/ACコンバーター33として双方向のDC/ACコンバーターを採用し、このDC/ACコンバーターを通じて、蓄電池4の充電を実施可能とする構成としても良い。
その他、負荷15の種類や、具体的な系統連系システム1,10,20の各部の仕様及び細部構成については任意に変更可能である。
1,10,20 系統連系システム
4 蓄電池(電池)
11 商用電力系統(系統)
13 電力線
15 負荷
21 太陽電池(太陽電池)
23 第1DC/ACコンバーター(第1インバータ回路)
24 第1出力線路
25 第1の点
33 第2DC/ACコンバーター(第2インバータ回路)
34 リレー(電流遮断器)
34 第2出力線路
36 第2の点
37,40,50 遮断機構(開閉機構)
51 制御部(制御手段)
52 電流検知器
55 逆電力継電器
55A 電流検知器
60 第1昇圧回路
70 第2昇圧回路
80 電流検出器
81 電圧検出器
90 常閉接片
4 蓄電池(電池)
11 商用電力系統(系統)
13 電力線
15 負荷
21 太陽電池(太陽電池)
23 第1DC/ACコンバーター(第1インバータ回路)
24 第1出力線路
25 第1の点
33 第2DC/ACコンバーター(第2インバータ回路)
34 リレー(電流遮断器)
34 第2出力線路
36 第2の点
37,40,50 遮断機構(開閉機構)
51 制御部(制御手段)
52 電流検知器
55 逆電力継電器
55A 電流検知器
60 第1昇圧回路
70 第2昇圧回路
80 電流検出器
81 電圧検出器
90 常閉接片
Claims (12)
- 商用電力の系統のラインから負荷へ交流電力を供給する電力線に再生可能エネルギーを第1のインバータ回路で前記系統と同じ周波数の交流電力に変換した後重畳可能に成されている当該電力線に、電池に蓄電されたエネルギーを第2のインバータ回路で前記系統と同じ周波数の交流電力に変換した後第1のインバータ回路が交流電力を前記電力線へ重畳する点より前記負荷側の前記電力線に重畳可能に構成し、第2のインバータが交流電力を前記電力線へ重畳する点から第1のインバータ回路が交流電力を前記電力線へ重畳する点に向かって有効電流が流れた際に第2のインバータ回路から前記電力線へ交流電力を重畳させない保護機能を備えることを特徴とする系統連系システム。
- 前記有効電流は電流検知器で検知することを特徴とする請求項1に記載の系統連系システム。
- 前記電流検出器が前記有効電流を検知した際には、第2インバータ回路から出力させる交流電力が前記電力線に至る途中に設けた開閉機構を開状態とすることを特徴とする請求項2に記載の系統連系システム。
- 前記電流検出器が前記有効電流を検知した際には、前記開閉機構が開状態になる前に前記第2インバータ回路は、前記有効電流の大きさに基づいて前記電力線へ重畳する交流電力の量を減じる動作を行うことを特徴とする請求項3に記載の系統連系システム。
- 前記電池は、前記再生可能エネルギーを及び/又は系統から供給される交流電力を用いて充電されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の系統連系システム。
- 前記電池はリチウムイオン電池であることを特徴とする請求項5に記載の系統連系システム。
- 再生可能エネルギーを系統と同期した交流電力に変換した後、前記系統へ重畳させる系統連系システムの前記再生可能エネルギーを交流電力に変換して前記系統へ重畳させる重畳エネルギーと蓄電池の充電に用いる充電エネルギーとに分配することを特徴とする分配器。
- 手動操作で前記再生可能エネルギーを前記重畳エネルギーと前記充電エネルギーとに切り換え可能とする構成を備えることを特徴とする請求項7に記載の分配器。
- 前記系統につながる負荷で消費されるエネルギーを検出し、当該エネルギーと前記再生可能エネルギーとの差のエネルギーを前記充電エネルギーとして分配を可能とする構成を備えることを特徴とする請求項7に記載の分配器。
- 前記再生可能エネルギーは太陽電池で発電されるエネルギーであり、当該エネルギーのうち前記重畳エネルギーの量は与えられた信号に基づくエネルギー量であり、前記太陽電池で発電されるエネルギーの量が最大値若しくは最大値付近に至るように前記充電エネルギーの量を可変調整するMPPT制御部を備えることを特徴とする請求項9に記載の分配器。
- 商用電力の系統のラインから負荷へ交流電力を供給する電力線に再生可能エネルギーを第1のインバータ回路で前記系統と同じ周波数の交流電力に変換した後重畳可能に成されている当該電力線に、電池に蓄電されたエネルギーを第2のインバータ回路で前記系統と同じ周波数の交流電力に変換した後前記電力線に重畳可能に構成し、前記再生エネルギーが前記負荷で消費されるエネルギーを上回った際に、第2のインバータ回路からの前記電力線への交流電力の重畳を停止し前記再生エネルギーによる前記電池の充電を開始させる制御部を備えることを特徴とする系統連系システム。
- 前記制御部は手動操作により有効に機能するように成すことを特徴とする請求項11に記載の系統連系システム。
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