JP6032745B2 - 蓄電システム - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電システムに関する。
従来の蓄電システムとして、例えば特許文献1には図5に示す蓄電システム101が開示されている。同図に示すように、蓄電システム101は、AC側が系統Gおよび特定負荷R1に接続されたDC/ACインバータ104と、DC/ACインバータ104のDC側に一方のDC側が接続されたDC/DCコンバータ103とからなるパワーコンディショナ装置102を備えている。
DC/DCコンバータ103の他方のDC側には太陽電池Sが接続されており、DC/DCコンバータ103とDC/ACインバータ104とを接続する電力線には蓄電池Bが接続されている。また、DC/ACインバータ104と系統Gとを接続する電力線には、スイッチ105が介装されている。
この蓄電システム101では、閉(オン)状態のスイッチ105を介して系統Gの電力が特定負荷R1および蓄電池Bに供給され、特定負荷R1が駆動されたり、蓄電池Bが充電されたりする。また、この蓄電システム101では、予め蓄えられた蓄電池Bの電力または太陽電池Sによって得られた電力が特定負荷R1に供給され、特定負荷R1において必要となる電力の全てが蓄電池Bまたは太陽電池Sによって賄われることもある。
特開平6−266455号公報
ところで、上記蓄電システム101を含む従来の蓄電システムは、逆電力継電器をさらに備え、逆電力継電器により逆潮流(系統に電力が回生されること)が検出されると解列用スイッチ(図5のスイッチ105)が直ちに開(オフ)状態となるように構成されているのが一般的である。
開(オフ)状態となった解列用スイッチは、通常、所定時間(例えば、300秒)経過後に閉(オン)状態に戻る。しかしながら、従来の蓄電システムでは、解列用スイッチを閉(オン)状態に戻した途端に逆電力継電器により再び逆潮流が検出される場合が多く、かかる場合、解列用スイッチは再び開(オフ)状態となる。このように、従来の蓄電システムでは、解列用スイッチの開閉動作の繰り返し(以下、チャタリング)が起こってしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、逆潮流を検出した後に、解列のためのスイッチ(開閉器)がチャタリングを起こしてしまうのを防ぐことができる蓄電システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る蓄電システムは、
発電手段および蓄電池からの直流入力電力を交流出力電力に変換して特定負荷および一般負荷に供給するDC/AC動作と、系統からの交流入力電力を直流出力電力に変換して前記蓄電池に供給するAC/DC動作とを行うDC/ACインバータと、
DC/ACインバータと特定負荷とを接続する第1電力線と、
第1電力線から分岐して一般負荷および系統に接続される第2電力線と、
系統への逆潮流を検出するための逆電力継電器と、
逆電力継電器で逆潮流が検出されたときに開く、第2電力線に介装された開閉器と、
少なくともDC/ACインバータのDC/AC動作を制御する制御部と、
第1電力線の電力を測定する第1電力測定手段と、
を備えた蓄電システムであって、
DC/ACインバータは、DC/AC動作時に、制御部により設定された出力指令値に応じた交流出力電力を出力し、
制御部は、
逆電力継電器で逆潮流が検出されるまで、出力指令値を発電手段の全発電電力値または蓄電池の放電電力値に設定する一方、
逆電力継電器で逆潮流が検出されて開閉器が開くと、開閉器が再び閉じた後に逆電力継電器で逆潮流が検出されないように、出力指令値を第1電力測定手段で測定された特定負荷の消費電力値に設定し、前記交流出力電力を制限しながら前記DC/AC動作を制御することを特徴とする。
この構成によれば、制御部は、逆電力継電器で逆潮流が検出されて開閉器が開くと、開閉器が再び閉じた後に逆電力継電器で逆潮流が検出されないように、交流出力電力を制限しながらDC/AC動作を制御するので、開閉器がチャタリングを起こしてしまうのを防ぐことができる。
本発明によれば、逆潮流を検出した後に、解列のための開閉器がチャタリングを起こしてしまうのを防ぐことができる蓄電システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る蓄電システムのブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る蓄電システムの状態遷移図である。 本発明の第2実施形態に係る蓄電システムのブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る蓄電システムのブロック図である。 従来の蓄電システムのブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る蓄電システムの好ましい実施形態について説明する。
[第1実施形態]
(蓄電システムの構成)
図1に、本発明の第1実施形態に係る蓄電システム1Aを示す。同図に示すように、蓄電システム1Aは、パワーコンディショナ装置2Aと、第1電力測定手段8と、逆電力継電器RPRとを備えている。
パワーコンディショナ装置2Aは、太陽電池Sに接続されたDC/DCコンバータ3と、DC/ACインバータ4と、DC/ACインバータ4と一般負荷R2および系統Gとを接続する第2電力線L2と、第2電力線L2から分岐して特定負荷R1に接続された第1電力線L1と、DC/DCコンバータ3とDC/ACインバータ4とを接続する第3電力線L3と、第3電力線L3から分岐して蓄電池Bに接続された第4電力線L4と、DC/DCコンバータ3およびDC/ACインバータ4を制御する制御部7Aとを備えている。
DC/ACインバータ4は、太陽電池Sおよび蓄電池Bからの直流入力電力を交流出力電力に変換して特定負荷R1および一般負荷R2に供給するDC/AC動作(回生動作)と、系統Gからの交流入力電力を直流出力電力に変換して蓄電池Bに供給するAC/DC動作(力行動作)とを行う。DC/ACインバータ4は、制御部7Aにより設定された出力指令値に従って、DC/AC動作時に出力指令値に応じた交流出力電力を出力する。また、DC/ACインバータ4は、AC/DC動作時に出力指令値に応じた直流出力電力を出力する。
第2電力線L2には、本発明の「開閉器」に相当する電磁接触器(MC)5が介装されている。また、第1電力線L1にも、電磁接触器(MC)6が介装されている。これらの電磁接触器5、6は、制御部7Aの制御下で、開(オフ)状態と閉(オン)状態とに切り替わるよう構成されており、通常、閉(オン)状態とされている。
逆電力継電器RPRは、系統Gへの逆潮流を検出するものであり、逆潮流を検出すると制御部7Aに検出信号を出力する。制御部7Aは、逆電力継電器RPRからの検出信号が入力されると、電磁接触器5、6を開(オフ)状態に切り替える。これにより、パワーコンディショナ装置2Aが系統Gから解列されるため、系統Gへの逆潮流が止まる。
第1電力測定手段8は、所定時間毎に第1電力線L1の電力、すなわち、その時間において特定負荷R1に供給されている電力を測定し、測定結果を制御部7Aに出力する。制御部7Aは、後述するように、第1電力測定手段8の測定結果に応じてDC/ACインバータ4の出力指令値を変更しつつ(交流出力電力を制限しつつ)、DC/ACインバータ4のDC/AC動作を制御する。
(蓄電システムの動作)
続いて、蓄電システム1Aの動作について、図2に示す状態遷移図を参照しながら説明する。なお、この状態遷移図では、電磁接触器5、6、制御部7A、第1電力測定手段8、逆電力継電器RPR、太陽電池S、特定負荷R1、一般負荷R2、系統Gの図示を省略している。
状態1では、DC/DCコンバータ3から出力された太陽電池Sの発電電力が、DC/ACインバータ4のAC側から交流出力電力として出力されている。DC/ACインバータ4の出力指令値Psetは、蓄電池Bに接続された第4電力線L4の電力がゼロになるように(蓄電池Bの放電電力がDC/ACインバータ4のDC側に供給されないように)、太陽電池Sの全発電電力値(PV)に設定される。状態1では、蓄電池Bの残量は十分にあるものとする。
状態1において、蓄電池Bの残量が不足してくると、制御部7Aは、DC/DCコンバータ3を動作させたまま、DC/ACインバータ4を停止させる。これにより、蓄電システム1Aは状態2となる。状態2では、太陽電池Sの発電電力により蓄電池Bが充電される。
一方、状態1において、DC/ACインバータ4の交流出力電力(=太陽電池Sの全発電電力)が特定負荷R1および一般負荷R2の消費電力を超えると、超えた分の交流出力電力が系統Gに回生されるので、逆電力継電器RPRにより逆潮流が検出される。逆電力継電器RPRで逆潮流が検出されると、制御部7Aは、電磁接触器5、6を開(オフ)状態にするとともにDC/DCコンバータ3およびDC/ACインバータ4を停止させる。これにより、蓄電システム1Aは状態3となる。
状態3に移行してから所定時間(例えば、300秒)が経過すると、制御部7Aは、電磁接触器5、6を閉(オン)状態に戻すとともにDC/ACインバータ4をDC/AC動作させる。これにより、蓄電システム1Aは状態4となり、蓄電池Bの放電電力がDC/ACインバータ4のAC側から交流出力電力として出力される。
状態4では、制御部7Aは、逆電力継電器RPRで再び逆潮流が検出されないように出力指令値Psetを変更して、交流出力電力を制限する。具体的には、出力指令値Psetが第1電力測定手段8で測定された値、すなわち特定負荷R1の消費電力値(Load1)に設定される。このため、状態4では、逆電力継電器RPRで逆潮流が検出されることはなく、当然ながら、電磁接触器5、6がチャタリングを起こすこともない。なお、状態4では、DC/ACインバータ4の交流出力電力は全て特定負荷R1に供給されるため、一般負荷R2には系統Gからの電力が供給されることとなる。
状態4において、蓄電池Bの残量が不足して蓄電池Bの放電電力で特定負荷R1の消費電力を賄うことができなくなると、蓄電池Bを充電するために、制御部7AはDC/DCコンバータ3を動作させる。これにより、蓄電システム1Aは状態5となる。状態5では、太陽電池Sの発電電力の一部が充電電力として蓄電池Bに供給され、残りの発電電力がDC/ACインバータ4のAC側から交流出力電力として出力される。状態5においても、出力指令値Psetは特定負荷R1の消費電力値(Load1)に設定されるので、逆電力継電器RPRで再び逆潮流が検出されることはない。なお、状態5では、太陽電池Sが、特定負荷R1の消費電力を賄えるだけの電力を発電しているものとする。
状態5において、太陽電池Sの全発電電力値(PV)が特定負荷R1の消費電力値(Load1)を下回ると(ただし、太陽電池Sの発電電力が予め設定された所定値以上、本実施形態では100W以上とする。すなわち、PV≧100Wの場合)、太陽電池Sの全発電電力を特定負荷R1に供給するために、制御部7Aは出力指令値Psetを太陽電池Sの全発電電力値(PV)に設定する。これにより、蓄電システム1Aは状態6となる。状態6では、太陽電池Sの全発電電力がDC/ACインバータ4のAC側から交流出力電力として出力され、特定負荷R1に供給される。また、状態6では、系統Gからの電力も特定負荷R1に供給される。
状態5および状態6において太陽電池Sの発電電力が上記の予め設定された所定値(100W)を下回るか、状態6において蓄電池Bの残量がさらに不足してくると、蓄電池Bを充電するために、制御部7AはDC/ACインバータ4を一旦停止させ(状態7)、その後すぐにDC/ACインバータ4をAC/DC動作させる。これにより、系統Gの電力で蓄電池Bが充電される(状態8)。
また、蓄電池Bの残量が十分にあり、かつ太陽電池Sが発電できない場合(状態9の場合)、蓄電池Bの放電電力がDC/ACインバータ4のAC側から交流出力電力として出力される。この状態9では、DC/ACインバータ4の出力指令値Psetは蓄電池Bの放電電力値(peak)に設定される。
状態9において、逆電力継電器RPRで逆潮流が検出されると、制御部7Aは、電磁接触器5、6を開(オフ)状態にするとともにDC/DCコンバータ3およびDC/ACインバータ4を停止させる。これにより、蓄電システム1Aは状態10となる。
状態10に移行してから所定時間(例えば、300秒)が経過すると、制御部7Aは、電磁接触器5、6を閉(オン)状態に戻すとともにDC/ACインバータ4をDC/AC動作させる。これにより、蓄電システム1Aは状態11となり、蓄電池Bの放電電力がDC/ACインバータ4のAC側から交流出力電力として出力される。
状態11では、出力指令値Psetが特定負荷R1の消費電力値(Load1)に設定され、交流出力電力が制限される。このため、状態11では、状態4と同様に、逆電力継電器RPRで逆潮流が検出されることはなく、当然ながら、電磁接触器5、6がチャタリングを起こすこともない。
状態11において蓄電池Bの残量が不足してくると、蓄電池Bを充電するために、制御部7AはDC/ACインバータ4を一旦停止させ(状態7)、その後すぐにDC/ACインバータ4をAC/DC動作させる。これにより、系統Gの電力で蓄電池Bが充電される(状態8)。なお、状態8において充電が完了すると、蓄電システム1Aは待機状態になるか、状態1(または状態9)に移行する。
結局、蓄電システム1Aでは、逆電力継電器RPRで逆潮流が検出されて電磁接触器5、6が開くと(状態3、10)、制御部7Aが出力指令値Psetを特定負荷R1の消費電力値(Load1)に設定するので、交流出力電力が制限される。したがって、本実施形態に係る蓄電システム1Aによれば、逆電力継電器RPRで再び逆潮流が検出されることがなくなるので、電磁接触器5、6がチャタリングを起こしてしまうのを防ぐことができる。
[第2実施形態]
図3に、本発明の第2実施形態に係る蓄電システム1Bを示す。同図に示すように、蓄電システム1Bは、第1電力測定手段8の替わりに第2電力測定手段9を備えている点において、第1実施形態に係る蓄電システム1Aと異なっている。
第2電力測定手段9は、所定時間毎に一般負荷R2と系統Gの間における第2電力線L2の電力(回生電力)を測定し、測定結果を制御部7Bに出力する。
制御部7Bは、逆電力継電器RPRで逆潮流が検出されるまで、第1実施形態における制御部7Aと同様に、DC/ACインバータ4の出力指令値Psetを太陽電池Sの全発電電力値(PV)や蓄電池Bの放電電力値(peak)に設定する。
一方、逆電力継電器RPRで逆潮流が検出された後は、制御部7Bは、逆電力継電器RPRで再び逆潮流が検出されないように、出力指令値Psetを変更する。具体的には、制御部7Bは、第2電力測定手段9で測定される回生電力がゼロになるように出力指令値Psetを設定する。これにより、出力指令値Psetは、特定負荷R1の消費電力値(Load1)と一般負荷R2の消費電力値(Load2)の合計値(Load1+Load2)に等しくなる。
結局、蓄電システム1Bでは、逆電力継電器RPRで逆潮流が検出されて電磁接触器5、6が開くと、第2電力測定手段9で測定される回生電力がゼロになるように交流出力電力が制限される。したがって、本実施形態に係る蓄電システム1Bによれば、逆電力継電器RPRで再び逆潮流が検出されることがなくなるので、電磁接触器5、6がチャタリングを起こしてしまうのを防ぐことができる。
また、蓄電システム1Bでは、出力指令値Psetが特定負荷R1および一般負荷R2の消費電力値(Load1+Load2)に等しくなるので、交流出力電力が制限された状態においても、系統Gの電力を使用することなく、太陽電池Sおよび蓄電池Bの少なくとも一方の電力により特定負荷R1および一般負荷R2の消費電力を賄うことができる。
[第3実施形態]
図4に、本発明の第3実施形態に係る蓄電システム1Cを示す。同図に示すように、蓄電システム1Cは、第2電力測定手段9の替わりに第2逆電力継電器RPR2を備えている点において、第2実施形態に係る蓄電システム1Bと異なっている。
第1逆電力継電器RPR1は、第2実施形態における逆電力継電器RPRに相当し、系統Gに回生される回生電力が予め設定された第1閾値(例えば、5kVA)以上のときに、逆潮流が発生しているとして制御部7Cに第1検出信号を出力する。第1閾値は、電力会社によって決められた逆潮流の許容値(例えば、契約受電電力の5%)に設定される。
一方、第2逆電力継電器RPR2は、回生電力が第1閾値よりも低く設定された第2閾値(例えば、3kVA)以上のときに、制御部7Cに第2検出信号を出力する。
制御部7Cは、第1逆電力継電器RPR1から第1検出信号が入力されると、電磁接触器5、6を開(オフ)状態に切り替えるが、第2逆電力継電器RPR2から第2検出信号が入力されても、電磁接触器5、6を開(オフ)状態に切り替えることはない。
また、制御部7Cは、第1逆電力継電器RPR1で逆潮流が検出される(第1検出信号が入力される)までは、第2検出信号が入力されたか否にかかわらず、DC/ACインバータ4の出力指令値Psetを太陽電池Sの全発電電力値(PV)や蓄電池Bの放電電力値(peak)に設定する。
一方、第1逆電力継電器RPR1で逆潮流が検出された後は、制御部7Cは、第2検出信号が入力される度に交流出力電力を予め決められた規則に従って低下させる。具体的には、制御部7Cは、第2検出信号が入力されると、出力指令値Psetを一旦半減させ、その後段階的に出力指令値Psetを上げていく。出力指令値Psetを上げていく過程で第2検出信号が入力されると、制御部7Cは、再び出力指令値Psetを半減させる。
結局、蓄電システム1Cでは、第1逆電力継電器RPR1で逆潮流が検出されて電磁接触器5、6が開くと、回生電力が第2閾値を超えないように交流出力電力が制限される。したがって、本実施形態に係る蓄電システム1Cによれば、第1逆電力継電器RPR1で再び逆潮流が検出されることがなくなるので、電磁接触器5、6がチャタリングを起こしてしまうのを防ぐことができる。
[変形例]
以上、本発明に係る蓄電システムの好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記第1実施形態では、DC/ACインバータ4のDC/AC動作として、太陽電池Sの発電電力が交流出力電力として出力される動作(状態1)と、蓄電池Bの放電電力が交流出力電力として出力される動作(状態9)について説明したが、DC/ACインバータ4は、当然ながら、太陽電池Sの発電電力と蓄電池Bの放電電力とを併せて交流出力電力として出力することもできる。
また、上記第1実施形態では、逆電力継電器RPRで逆潮流が検出されると、制御部7Aは、電磁接触器5、6を開(オフ)状態にし、所定時間経過後に電磁接触器5、6を閉(オン)状態に戻しているが、これに替えて、電磁接触器5、6を開(オフ)状態にした後、特定負荷R1への電力供給を確保するために電磁接触器6のみを開(オフ)状態に戻すとともにDC/ACインバータ4をDC/AC動作させ、所定時間経過後に電磁接触器6を一旦開(オフ)状態にしてから電磁接触器5、6を閉(オン)状態に戻してもよい。
さらに、上記第3実施形態では、制御部7Cは、第2検出信号が入力されると出力指令値Psetを一旦半減させ、その後段階的に上げているが、出力指令値Psetの下げ方や上げ方は任意に変更できる。
また、上記各実施形態では、発電手段として太陽電池Sを用いたが、自然エネルギーを利用して発電することができる風力発電機や水力発電機等を発電手段として用いることもできる。
さらに、上記各実施形態では、2つの電磁接触器5、6が介装されているが、少なくとも電磁接触器5が介装されていれば、パワーコンディショナ装置2A(2Bまたは2C)を系統Gから解列できる。なお、解列のための開閉器としては、電磁接触器以外のものを用いてもよい。
1A、1B、1C 蓄電システム
2A、2B、2C パワーコンディショナ装置
3 DC/DCコンバータ
4 DC/ACインバータ
5、6 電磁接触器
7A、7B、7C 制御部
8 第1電力測定手段
9 第2電力測定手段
RPR 逆電力継電器
RPR1 第1逆電力継電器
RPR2 第2逆電力継電器
S 太陽電池
B 蓄電池
G 系統
R1 特定負荷
R2 一般負荷

Claims (1)

  1. 発電手段および蓄電池からの直流入力電力を交流出力電力に変換して特定負荷および一般負荷に供給するDC/AC動作と、系統からの交流入力電力を直流出力電力に変換して前記蓄電池に供給するAC/DC動作とを行うDC/ACインバータと、
    前記DC/ACインバータと前記特定負荷とを接続する第1電力線と、
    前記第1電力線から分岐して前記一般負荷および前記系統に接続される第2電力線と、
    前記系統への逆潮流を検出するための逆電力継電器と、
    前記逆電力継電器で逆潮流が検出されたときに開く、前記第2電力線に介装された開閉器と、
    少なくとも前記DC/ACインバータの前記DC/AC動作を制御する制御部と、
    前記第1電力線の電力を測定する第1電力測定手段と、
    を備えた蓄電システムであって、
    前記DC/ACインバータは、前記DC/AC動作時に、前記制御部により設定された出力指令値に応じた前記交流出力電力を出力し、
    前記制御部は、
    前記逆電力継電器で逆潮流が検出されるまで、前記出力指令値を前記発電手段の全発電電力値または前記蓄電池の放電電力値に設定する一方、
    前記逆電力継電器で逆潮流が検出されて前記開閉器が開くと、前記開閉器が再び閉じた後に前記逆電力継電器で逆潮流が検出されないように、前記出力指令値を前記第1電力測定手段で測定された前記特定負荷の消費電力値に設定し、前記交流出力電力を制限しながら前記DC/AC動作を制御する
    ことを特徴とする蓄電システム。
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