JP2012016124A - 半導体回路及びdc−dcコンバータ - Google Patents

半導体回路及びdc−dcコンバータ Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズを抑制し、かつ電力効率の良い半導体回路及びDC−DCコンバータを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、ハイサイドスイッチと、前記ハイサイドスイッチと直列に接続された整流素子と、前記ハイサイドスイッチをオンまたはオフに制御する制御回路と、ローサイド回路と、を備えた半導体回路が提供される。前記ローサイド回路は、前記整流素子の両端に接続され、前記ハイサイドスイッチがオンのとき導通を遮断し、前記ハイサイドスイッチがオフのとき前記整流素子と逆方向に電流を流すことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体回路及びDC−DCコンバータに関する。
降圧型DC−DCコンバータにおいては、ハイサイド及びローサイドスイッチを交互にオン/オフしてインダクタを駆動する同期整流方式と、ハイサイドスイッチのみをオン/オフするチョッパ方式とが用いられている。チョッパ方式においては、ハイサイドスイッチがオフのときのインダクタの回生電流は整流素子を流れ、同期整流方式のようにローサイドスイッチのドライブ電流による電力損失がない。そのため、軽負荷時の効率を重視する用途において採用されることが多い。
特開2007−221922号公報
しかし、チョッパ方式においては、回生電流が0になる不連続モードの場合、インダクタを駆動するスイッチングラインがハイインピーダンスの状態になり、スイッチングラインにノイズが誘起される。また、そのノイズの周波数成分は、DC−DCコンバータの動作周波数と異なるため、フィルタで除去するのが困難である。
本発明の実施形態は、ノイズを抑制し、かつ電力効率の良い半導体回路及びDC−DCコンバータを提供する。
実施形態によれば、ハイサイドスイッチと、前記ハイサイドスイッチと直列に接続された整流素子と、前記ハイサイドスイッチをオンまたはオフに制御する制御回路と、ローサイド回路と、を備えた半導体回路が提供される。前記ローサイド回路は、前記整流素子の両端に接続され、前記ハイサイドスイッチがオンのとき導通を遮断し、前記ハイサイドスイッチがオフのとき前記整流素子と逆方向に電流を流すことを特徴とする。
第1の実施形態に係る半導体回路及び第2の実施形態に係るDC−DCコンバータの構成を例示する回路図である。 DC−DCコンバータの主要な信号のタイミングチャートであり、(a)は、ローサイド回路の制御電圧V2、(b)はスイッチングラインの電圧Vsw、(c)はインダクタの電流ILl、(d)はハイサイドスイッチの電流IM1、(e)は整流素子の電流ID1、(f)はローサイド回路の電流IQ1である。 ローサイド回路の他の構成を例示する回路図である。 半導体回路及びDC−DCコンバータの他の構成を例示する回路図である。 ローサイド回路の他の構成を例示する回路図である。 ローサイド回路の他の構成を例示する回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るDC−DCコンバータ及び第2の実施形態に係る半導体回路の構成を例示する回路図である。
DC−DCコンバータ1は、電源電圧Vinを半導体回路2に入力して、半導体回路2のハイサイドスイッチM1に接続されたインダクタL1に出力電圧Voutを出力するスイッチング電源回路である。
インダクタL1の一端は、半導体回路2のスイッチングラインSWを介してハイサイドスイッチM1に接続される。インダクタL1の他端は、出力ラインOutに接続される。出力ラインOutと接地との間に、帰還回路3、平滑コンデンサC1、負荷回路4がそれぞれ接続される。
インダクタL1は、半導体回路2により駆動され、出力ラインOutに出力電圧Voutを生成する。出力電圧Voutは、平滑コンデンサC1で平滑化される。また、帰還回路3により出力電圧Voutから電圧Vfbが生成され、電圧Vfbは、半導体回路2の制御回路5に帰還される。
なお、図1においては、帰還回路3は、抵抗R1、R2で構成され、半導体回路2には、抵抗R2の両端の間の電圧Vfbを帰還している。しかし、出力電圧Voutを電圧Vfbとして、半導体回路2に帰還してもよい。
(第2の実施形態)
半導体回路2においては、電源ラインInとスイッチングラインSWとの間にハイサイドスイッチM1が接続される。ハイサイドスイッチM1と直列に整流素子D1が接続される。整流素子D1は、ハイサイドスイッチM1と接地との間に接続される。
ハイサイドスイッチM1は制御回路5によりオンまたはオフに制御される。なお、図1においては、ハイサイドスイッチM1はPチャンネル形MOSFET(以下、PMOS)で構成されている。そのため、制御回路5から出力されるハイサイドスイッチM1の制御電圧V1は、負論理である。
整流素子D1の両端に、ローサイド回路6が接続される。ローサイド回路6は、ハイサイドスイッチM1と接地との間に、整流素子D1と並列に接続される。ローサイド回路6は、ハイサイドスイッチM1がオンのとき両端の導通を遮断し、ハイサイドスイッチM1がオフのとき整流素子D1と逆方向に電流を流す回路である。
図1においては、ローサイド回路6は、第1のバイポーラトランジスタQ1と、第1のバイポーラトランジスタQ1のベースとコレクタとの間に接続された第1のスイッチ素子M4、第1のバイポーラトランジスタQ1のベースとエミッタとの間に接続された第2のスイッチ素子M5により構成している。なお、ローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1は、npnトランジスタで構成されている。
第1のスイッチ素子M4は、ハイサイドスイッチM1がオンのときオフし、ハイサイドスイッチM1がオフのときオンする。また、第2のスイッチ素子M5は、ハイサイドスイッチM1がオンのときオンし、ハイサイドスイッチM1がオフのときオフする。
従って、第1のバイポーラトランジスタQ1は、ハイサイドスイッチM1がオンのときは、ベースとエミッタとが接地に接続され、整流素子D1と同一方向に電流を流すpnダイオードと等価になる。また、第1のバイポーラトランジスタQ1は、ハイサイドスイッチM1がオフのときは、ベースとコレクタとがスイッチングラインSWに接続され、整流素子D1と逆方向に電流を流すpnダイオードと等価になる。従って、ハイサイドスイッチM1がオフのときは、整流素子D1と第1のバイポーラトランジスタQ1とに同時に電流が流れることはない。
第1及び第2のスイッチ素子M4、M5は、制御回路5から出力される制御電圧V2で制御される。
制御電圧V2は、ハイサイドスイッチM1と第1のバイポーラトランジスタQ1とが同時にオフするデッドタイムの期間だけパルス幅が短い点を除けば、ハイサイドスイッチM1の制御電圧V1と同相である。
制御電圧V2は、ハイサイドスイッチM1がオンのときローレベルであり、ハイサイドスイッチM1がオフのときハイレベルである。制御電圧V2は、インバータINV1により反転されて第2のスイッチ素子M5の制御端子に入力される。また、インバータINV1の出力は、インバータINV2により反転されて第1のスイッチ素子M4の制御端子に入力される。なお、第1のスイッチ素子M4の制御端子には、制御回路5の制御電圧V2を入力してもよい。
図1においては、制御回路5として、電流モード制御の構成を例示しているが、電圧モード制御でもよい。
出力ラインOutから帰還回路3を介して帰還された電圧Vfbと基準電圧Vrefとの誤差を誤差増幅回路9で増幅して、駆動回路8に入力する。また、電流検出回路7は、検出トランジスタM2によりハイサイドスイッチM1の電流IM1を検出して、駆動回路8に入力する。なお、電流検出回路7は、ハイサイドスイッチM1の電流IM1を検出することにより、インダクタL1の電流IL1を検出している。
駆動回路8は、誤差の正負に応じて、ハイサイドスイッチM1のオンの期間が短くまたは長くなるように、インダクタL1の電流IL1を規定値に制限しつつハイサイドスイッチM1のオンの期間のデューティ比を制御する。
従って、インダクタL1の電流IL1が制御され、出力電圧Voutが所定の一定値に制御される。
図2は、DC−DCコンバータの主要な信号のタイミングチャートであり、(a)は、ローサイド回路の制御電圧V2、(b)はスイッチングラインの電圧Vsw、(c)はインダクタの電流ILl、(d)はハイサイドスイッチの電流IM1、(e)は整流素子の電流ID1、(f)はローサイド回路の電流IQ1である。
図2においては、インダクタL1の電流IL1が0になる期間がある電流不連続モードの場合のDC−DCコンバータ1の主要な信号の波形図を模式的に表している。
次に、図1、図2(a)〜(f)を参照しつつ、DC−DCコンバータ1及び半導体回路2の動作について説明する。
制御電圧V2がローレベルのとき(図2(a))、ハイサイドスイッチM1はオンであり、スイッチングラインSWの電圧Vswは、電源電圧Vinになる(図2(b))。ハイサイドスイッチM1の電流IM1は増加し(図2(c))、インダクタL1の電流IL1は増加する(図2(d))。
このとき、整流素子D1には逆電圧がかかり、整流素子D1の電流ID1は、流れない(図2(e))。また、上記のとおり、ローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1は、第2のスイッチ素子M5によりベースとエミッタとが接続され、整流素子D1と同一方向に電流が流れるpnダイオードと等価な状態になっている。従って、第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1は、流れない(図2(f))。
制御電圧V2がハイレベルに変化すると(図2(a))、ハイサイドスイッチM1はオフになり、ハイサイドスイッチM1の電流IM1は、流れない(図2(d))。このとき、インダクタL1の誘起電圧により、スイッチングラインSWの電圧Vswは、負になり(図2(b))、インダクタL1には電流IL1が回生電流として流れ続ける(図2(c))。
ローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1は、ハイサイドスイッチM1がオフのとき、第1のスイッチ素子M4によりベースとコレクタとが接続され、整流素子D1と逆方向に電流が流れるpnダイオードと等価になっている。そのため、このインダクタL1の電流IL1(図2(c))は、整流素子D1の電流ID1から供給され、第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1は流れない(図2(e)、(f)の破線Pで囲んだ部分)。回生電流は、接地、整流素子D1、インダクタL1の経路を流れる。
また、第1のバイポーラトランジスタQ1のコレクタ・エミッタ間には、ほぼpnダイオードの順方向電圧がかかるため、第1のバイポーラトランジスタQ1は飽和領域に入らない。
インダクタL1に蓄積されたエネルギーは回生電流を流すことにより減少し、誘起電圧の絶対値は減少して0になる(図2(b))。そのため、インダクタL1の電流IL1は減少して0になり(図2(c))、整流素子D1の電流ID1も減少して0になる(図2e))。
誘起電圧が0になった後も、負荷回路4には、出力電圧Voutが供給されており、負荷回路4には出力電流Ioutが流れ続ける。この出力電流Ioutは、平滑コンデンサC1から供給される。インダクタL1には、整流素子D1の電流ID1による回生電流と逆方に、出力ラインOutからスイッチングラインSWの方向に電流IL1が流れる(図2(c))。
スイッチングラインSWの電圧Vswは正になり(図2(b))、整流素子D1の電流ID1は、流れず(図2(e))、ローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1が流れる(図2(f))。
このとき、回生電流は、平滑コンデンサC1、インダクタL1、ローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1、接地の経路を流れる。
制御電圧V2はローレベルに変化し(図2(a))、上記の動作が繰り返される。
ローサイド回路6においては、第1のバイポーラトランジスタQ1が、飽和領域で動作することを回避しているため、蓄積時間を極力抑えることができる。デッドタイムを短縮でき、高速動作が可能である。
上記のとおり、半導体回路2及びDC−DCコンバータ1においては、制御電圧V2がローレベルのときは、ハイサイドスイッチM1がオンして、スイッチングラインSWは電源ラインInに接続される。また、制御電圧V2がハイレベルのときは、整流素子D1またはローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1が導通して、スイッチングラインSWは接地に接続される。スイッチングラインSWは、ハイインピーダンスの状態にならない。
従って、半導体回路2及びDC−DCコンバータ1によれば、スイッチングラインSWのノイズを抑制することができる。
さらに、ハイサイドスイッチM1がオフのときにインダクタL1を回生電流が流れる場合は、整流素子D1またはローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1のいずれかのみに流れる。整流素子D1の電流IQ1が流れているときは、ローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1は流れず、第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1が流れることによる電力損失が減少する。
また、ローサイド回路6は、第1及び第2のスイッチ素子M4、M5により、第1のバイポーラトランジスタQ1のベースに電流を流している。ローサイド回路6の駆動電流は、第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1の1/hfeに減少する。ここで、hfeは、第1のバイポーラトランジスタQ1の電流増幅率である。
なお、電流不連続モードの場合の動作について説明したが、電流連続モードの場合は、ローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1は流れず、チョッパ方式の動作になる。
また、図1においては、ローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1としてnpnトランジスタを用いた構成を例示した。しかし、内部制御回路及びロジック回路を電源電圧Vinで直接駆動する低電圧回路などにおいては、pnpトランジスタを用いることもできる。
図3は、ローサイド回路の他の構成を例示する回路図である。
図3に表したように、ローサイド回路6aにおいては、第1のバイポーラトランジスタQ1aをpnpトランジスタで構成している。
ローサイド回路6aは、第1のバイポーラトランジスタQ1aと、第1のバイポーラトランジスタQ1aのベースとコレクタとの間に接続された第1のスイッチ素子M4、第1のバイポーラトランジスタQ1aのベースとエミッタとの間に接続された第2のスイッチ素子M5により構成している。
第1のスイッチ素子M4は、ハイサイドスイッチM1がオンのときオフし、ハイサイドスイッチM1がオフのときオンする。また、第2のスイッチ素子M5は、ハイサイドスイッチM1がオンのときオンし、ハイサイドスイッチM1がオフのときオフする。
従って、第1のバイポーラトランジスタQ1aは、ハイサイドスイッチM1がオンのときは、ベースとエミッタとがスイッチングラインSWに接続され、整流素子D1と同一方向に電流を流すpnダイオードと等価になる。また、第1のバイポーラトランジスタQ1aは、ハイサイドスイッチM1がオフのときは、ベースとコレクタとが接地に接続され、整流素子D1と逆方向に電流を流すpnダイオードと等価になる。従って、ハイサイドスイッチM1がオフのときは、整流素子D1と第1のバイポーラトランジスタQ1aとに同時に電流が流れることはない。
ローサイド回路6aにおいても、図1に表したローサイド回路6と同様に、第1及び第2のスイッチ素子M4、M5は、インバータINV1、INV2を介して、制御回路5から出力される制御電圧V2で制御される。
従って、半導体回路2のローサイド回路6の代わりにローサイド回路6aを用いても、半導体回路2及びDC−DCコンバータ1と同様の効果を得ることができる。
図4は、半導体回路及びDC−DCコンバータの他の構成を例示する回路図である。なお、図1と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図4に表したように、半導体回路2a及びDC−DCコンバータ1aにおいては、ハイサイドスイッチM1aをNチャンネル形MOSFET(以下、NMOS)で構成している。
また、ハイサイドスイッチM1aを駆動するために、電圧生成回路10を備えている点が、図1に表した半導体回路2及びDC−DCコンバータ1と異なる。
電圧生成回路10においては、電源ラインInに接続された内部レギュレータ11の出力は、ダイオードD2を介して第1のコンデンサC2の一端及び駆動回路8に接続される。第1のコンデンサC2の他端は、スイッチングラインSWに接続されている。なお、ダイオードD2は、逆流防止のために挿入されている。
半導体回路2aにおいては、ハイサイドスイッチM1aがオフのときは、整流素子D1またはローサイド回路6のいずれかが導通状態になる。そのため、スイッチングラインSWはハイインピーダンスの状態にならない。スイッチングラインSWの電圧Vswは、ハイサイドスイッチM1aがオンのとき、ほぼ電源電圧Vinになり、ハイサイドスイッチM1aがオフのとき、整流素子D1またはローサイド回路6の低電圧になる。
ハイサイドスイッチM1aがオフのとき、第1のコンデンサC2は内部レギュレータ11の出力で充電される。また、ハイサイドスイッチM1aがオンのとき、第1のコンデンサC2に充電された電荷で駆動回路8に電圧Vbootを供給する。電圧生成回路10は、電源電圧Vinを入力して、ブートストラップ方式で電源電圧Vinを昇圧した電圧Vbootを生成する。
無負荷時の場合や入出力電圧差が大きい場合などには、ハイサイドスイッチM1aがオンする期間が短くなりデューティ比が小さくなり、さらに数周期の間、ハイサイドスイッチM1aのオンを休止する場合(パルススキップモード)がある。
しかし、この場合も、スイッチングラインSWの電圧Vswは、ローサイド回路6の定電圧になり、スイッチングラインSWがハイインピーダンスの状態にならない。そのため、第1のコンデンサC2への充電は確実に行われる。
また、電流連続モードの場合、ローサイド回路6の第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1は流れない。そのため、第1のバイポーラトランジスタQ1は整流素子D1と無関係に、第1のコンデンサC2を充電するのに必要な最小限のサイズに設定することができる。
図5は、ローサイド回路の他の構成を例示する回路図である。なお、図1と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図5に表したように、ローサイド回路6bは、図1に表したローサイド回路6に第1のバイポーラトランジスタQ1の過電流検出回路13を追加した構成である。
過電流検出回路13は、ハイサイドスイッチM1がオフのときの、第1のバイポーラトランジスタQ1のコレクタとエミッタとの間の電圧と規定値Vref2との差を検出してローサイド回路6bの過電流を検出する。なお、第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1が流れている場合、第1のバイポーラトランジスタQ1はベースとコレクタとが接続された状態であり、コレクタとエミッタとの間の電圧は、ベース・エミッタ間電圧Vbeにほぼ等しい。
図5においては、過電流検出回路13は、第1のバイポーラトランジスタQ1のコレクタとエミッタとの間に、スイッチ素子M8を介して抵抗R3が接続される。スイッチ素子M8は、NMOSで構成され、そのゲートは、第1のスイッチ素子M4の制御端子に接続される。
ハイサイドスイッチM1がオフのとき、制御電圧V2はハイレベルであり、第1のスイッチ素子M4とともにスイッチ素子M8もオンになる。
第1のバイポーラトランジスタQ1のコレクタとエミッタとの間の電圧は、スイッチ素子M8を介して比較回路14の反転端子に入力される。比較回路14の非反転端子には、規定値としてVref2が入力される。なお、比較回路14の反転端子は、抵抗R3を介して接地に接続され、スイッチ素子M8がオフのときの電位を固定している。
スイッチングラインSWが電源ラインに短絡した場合などに、第1のバイポーラトランジスタQ1に過電流が流れると、第1のバイポーラトランジスタQ1のコレクタとエミッタとの間の電圧は上昇する。コレクタとエミッタとの間の電圧が規定値Vref2よりも上昇したとき、比較回路14の出力信号V3が反転してハイレベルになり、過電流を検出することができる。出力信号V3がハイレベルのとき、ローサイド回路6を遮断することにより、過電流から保護することができる。
なお、コレクタとエミッタとの間の電圧は、ほぼベース・エミッタ間電圧Vbeに等しいため、比較回路14の反転端子に入力される抵抗R3の両端の電圧VR3は、VR3≒Vbe(通常動作時)となる。
第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1は、素子特性、温度依存性、及びこれらの特性のばらつきに依存するため、通常動作で過電流検出回路が誤動作しないよう、十分マージンを持った規定値Vref2の設定が必要になる。
なお、比較回路14としては、コンパレータを用いることができる。また、インバータなどの論理回路、CMOSなどのトランジスタのゲート・ソース間電圧のしきい値電圧との比較なども、規定値の値によっては可能である。
この規定値Vref2は、第1のスイッチ素子M4のドレインに抵抗を挿入することで高電圧の方向に緩和することができる。
図6は、ローサイド回路の他の構成を例示する回路図である。なお、図5と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図6に表したように、ローサイド回路6cは、図5に表したローサイド回路6bの第1のスイッチ素子M4のドレインに抵抗R4を追加した構成である。
再度図2(b)に戻ると、破線で表したように、第1のバイポーラトランジスタQ1の電流IQ1が流れると、そのベース電流は抵抗R4を流れる。そのため、抵抗R4の電圧降下により、スイッチングラインSWの電圧Vswは上昇する。
従って、比較回路14の反転端子に入力される抵抗R3の両端の電圧VR3は、第1のバイポーラトランジスタQ1のベース電流をIbとして、VR3≒Vbe+R4×Ibになる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1a DC−DCコンバータ
2、2a 半導体回路
3 帰還回路
4 負荷回路
5 制御回路
6、6a〜6c ローサイド回路
7 電流検出回路
8 駆動回路
9 誤差増幅回路
10 電圧生成回路
11 内部レギュレータ
13 過電流検出回路
14 比較回路
C1 平滑コンデンサ
C2 第1のコンデンサ
D1 整流素子
D2 ダイオード
In 電源ライン
INV1、INV2 インバータ
L1 インダクタ
M1、M1a ハイサイドスイッチ
M2 検出トランジスタ
M4 第1のスイッチ素子
M5 第2のスイッチ素子
M8 スイッチ素子
Out 出力ライン
Q1、Q1a 第1のバイポーラトランジスタ
R1〜R4 抵抗
SW スイッチングライン

Claims (5)

  1. ハイサイドスイッチと、
    前記ハイサイドスイッチと直列に接続された整流素子と、
    前記ハイサイドスイッチをオンまたはオフに制御する制御回路と、
    前記整流素子の両端に接続され、前記ハイサイドスイッチがオンのとき導通を遮断し、前記ハイサイドスイッチがオフのとき前記整流素子と逆方向に電流を流すローサイド回路と、
    を備えたことを特徴とする半導体回路。
  2. 前記ハイサイドスイッチに接続され、前記ハイサイドスイッチの駆動電源を供給する第1のコンデンサを有する内部電源回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体回路。
  3. 前記ローサイド回路は、
    第1のバイポーラトランジスタと、
    前記第1のバイポーラトランジスタのベースとコレクタとの間に接続され、前記ハイサイドスイッチがオンのときオフし、前記ハイサイドスイッチがオフのときオンする第1のスイッチ素子と、
    前記第1のバイポーラトランジスタのベースとエミッタとの間に接続され、前記ハイサイドスイッチがオンのときオンし、前記ハイサイドスイッチがオフのときオフする第2のスイッチ素子と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体回路。
  4. 前記ローサイド回路は、
    前記ハイサイドスイッチがオフのときの前記第1のバイポーラトランジスタのコレクタとエミッタとの間の電圧と規定値との差を検出してローサイド回路の過電流を検出する過電流検出回路をさらに有することを特徴とする請求項3記載の半導体回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体回路と、
    前記ハイサイドスイッチに接続されたインダクタと、
    前記インダクタの出力電圧を前記制御回路に帰還する帰還回路と、
    を備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112736859A (zh) * 2020-12-29 2021-04-30 联合汽车电子有限公司 过流诊断处理电路以及低边驱动电路

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CN112736859B (zh) * 2020-12-29 2024-04-26 联合汽车电子有限公司 过流诊断处理电路以及低边驱动电路

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