JP2012015997A - トポロジ検出システムおよび中継装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ルータ10は、各スイッチングハブA,B,C,DにおけるMACアドレステーブルの内容(つまり、ポート番号及びMACアドレスの対応関係)に相当する応答パケットを各スイッチングハブA,B,C,Dから受け取り、この内容に基づいて、自ネットワークの物理トポロジを検出することができる。つまり、相互認識フェーズにおいてトポロジ検出のために自ネットワーク内で伝送される情報が、各スイッチングハブA,B,C,DにおけるMACアドレステーブルの内容の一部のデータで足りるから、ネットワークの通信トラヒックが比較的小さくて済む。また、自ネットワーク内で伝送される情報が、このようなポート番号及びMACアドレスの対応関係に相当する内容に過ぎないから、特殊な通信プロトコルを用意する必要がない。
【選択図】図1
Description
前記第2の要求手段による要求に応じて送信されてくる応答から、前記第1の取得手段により取得した装置識別情報によって識別される各々の前記送信元において前記他のノードと繋がっているポートのポート識別情報および当該他のノードの装置識別情報を取得する第2の取得手段と、前記第2の取得手段により取得された前記ポート識別情報および前記装置識別情報に基づいて、前記ツリー構造のネットワークにおける各階層に属するノードの装置識別情報と、当該ノードにおいて他のノードと繋がっているポートのポート識別情報とによって表される物理トポロジを検出するトポロジ検出手段とを備える中継装置を提供する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。通信システムは、少なくとも3以上のノードを含むツリー構造のネットワークであり、ルートに相当するノードとしてデータの中継を行う第1の中継装置であるルータ10と、そのルータ10の配下に接続され、このネットワーク内でデータの中継を行う第2の中継装置であるスイッチングハブA,B,C,Dとを備えている。ルータ10及びスイッチングハブA,B,C,Dは、それぞれ複数のポートPを備えており、これらのポートPどうしの間が通信線によって接続されている。また、各々のスイッチングハブA,B,C,DのポートPには、ユーザによって操作されるパーソナルコンピュータなどの通信端末(図示略)も接続されている。なお、ポートPに付された番号は、そのポートに割り当てられたポート識別情報であるポート番号を意味している。
スイッチングハブB,C,Dの構成は、MACアドレス及びMACアドレステーブルの内容を除いて、スイッチングハブAの構成と同じである。
なお、第1の中継装置に相当するルータ10および第2の中継装置に相当するスイッチングハブA,B,C,D以外のノード(たとえばユーザによって操作されるパーソナルコンピュータ等の通信端末)は、トポロジ検出用のものである旨を示す値がヘッダ部の「タイプ」に設定されているパケットを無視するものとする。
第2実施形態の構成は第1実施形態と同じであり、第2実施形態が第1実施形態と異なるのは通信システム全体の動作である。図9は、第2実施形態に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である。この通信システムの動作は、システム全体による相互認識フェーズと、ルータ10によるトポロジ検出フェーズという、2つのフェーズに大別される。まず、相互認識フェーズは、ルータ10の制御部11(要求手段)が自ネットワークのノード群に対し、各ノードの存在を検出するためのリクエストパケット(第1のパケット)を同報送信することで開始される(ステップS1)。リクエストパケットが同報送信されるタイミングは、例えば定期的なタイミングや、ユーザがUI部15を操作して相互認識フェーズの開始を指示したタイミングなどである。各々のスイッチングハブA,B,C,Dの制御部21は、このリクエストパケットをいずれかのポートが受信すると、そのポート以外のポートから他のスイッチングハブへとこのパケットを転送することで、それぞれのスイッチングハブA,B,C,Dにリクエストパケットが行き渡ることになる。
<変形例1>
上述した図4および図9の処理は、ルータ10がスイッチングハブA,B,C,Dの存在を検出するためのリクエストパケットを同報送信することで開始されていたが、この処理を開始する契機は、ルータ10によるものに限らず、スイッチングハブによるものであってもよい。例えば、自ネットワークに新たなスイッチングハブが接続されるときには、通信線がそのスイッチングハブのいずれかのポートに挿入されるから、そのスイッチングハブの制御部はこの挿入を電気的に検知し、この検知後に、ヘッダ部のタイプにトポロジ検出用のパケットである旨を示す値を設定し、ペイロード部のパケット種別を上述した1〜4以外の値(たとえば「0」)としたパケットをブロードキャストする。そして、ルータ10がこのパケットを受け取ると、上記のようなリクエストパケットを自ネットワーク内に同報送信する。他のスイッチングハブは、ペイロード部のパケット種別の値(「0」)を読み取るが、この値で示される種別のパケットは無視するようになっている。自ネットワークに新たなスイッチングハブが接続されると、物理トポロジの内容が変わるが、上記のようにすれば、物理トポロジの内容が変わったタイミングで、その物理トポロジを検出することができる。ただし、自ネットワークからスイッチングハブが取り外された場合にも物理トポロジを検出する必要に鑑みれば、相互認識フェーズを開始する契機としては、スイッチングハブが接続されたことによるものと、ルータ10からの定期的なタイミング又はユーザ操作に基づくリクエストによるものとを併用することが望ましい。
実施形態では、ネットワークに含まれるノードとして、ルータとスイッチングハブと呼ばれる2種類の中継装置を例示していたが、これらの中継装置の名称・種類は実施形態の例示に限らず、要するに、ツリー構造のルートに相当するノードとしてデータの中継を行う第1の中継装置と、他のノードとの間で通信を行う複数のポートを有し当該ポートを用いてデータの中継を行うノードである複数の第2の中継装置であればよい。例えば、第2の中継装置は、リピータなどと呼ばれる中継装置であってもよい。 また、中継装置の識別情報である装置識別情報は、MACアドレスに限定されるわけではなく、ネットワーク内のデータ中継時に各中継装置を識別するために用いられる装置識別情報であればよい。
実施形態では、制御部11が各スイッチングハブから受信した情報を基に装置接続情報テーブルを生成し、さらに階層推定テーブルを生成して物理トポロジを検出していたが、階層推定テーブルなるものを生成して揮発性記憶部12に記憶することは必ずしも必須ではない。要するに、制御部11は、各スイッチングハブから受信した情報を基に装置接続情報テーブルを生成したのち、実施形態で階層推定テーブルを用いて説明した原理や考え方に沿って、物理トポロジ、つまり自ネットワークのツリー構造における各階層に属するスイッチングハブのMACアドレスと、各々のスイッチングハブにおいて他のスイッチングハブが繋がっているポートのポート番号とによって表される物理トポロジを検出すればよい。
上述した実施形態におけるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で、ルータ10等の第1の中継装置およびスイッチングハブA,B,C,D等の第2の中継装置に提供し得る。この場合には、記録媒体を読み取るインタフェースをこれらの中継装置に設ければよい。また、ネットワーク経由でこれらの中継装置にダウンロードさせることも可能である。
上述した実施形態では、ルータ10が問い合わせパケット(第3のパケット)を送信する際に、問い合わせ先のスイッチングハブが繋がっている他のスイッチングハブのMACアドレス(装置識別情報)を設定した通知データを送信し、これを受信したスイッチングハブは、通知データにてMACアドレスが示された他のスイッチングハブが繋がっているポートのポート番号を回答パケット(第4のパケット)の通知データに設定して返信していた。
これに対して、各々のスイッチングハブが、問い合わせパケット(第3のパケット)における上記の「他のスイッチングハブ」に相当する情報を記憶しておき、ルータ10から「他のスイッチングハブ」を特定しない問い合わせパケットを受信すると、自身が記憶している当該「他のスイッチングハブ」のMACアドレスと「他のスイッチングハブ」が繋がっているポートのポート番号とを合わせて、回答パケット(第4のパケット)の通知データとしてもよい。そのために、各々のスイッチングハブは、揮発性記憶部22(記憶手段)に上述したMACアドレステーブルとは別に、「応答MACアドレステーブル」を記憶する。「応答MACアドレステーブル」とは、応答パケット(第2のパケット)を受信したポート番号とその応答パケットの送信元のノード(すなわち「他のスイッチングハブ」)のMACアドレスとを登録したものである。「応答MACアドレステーブル」は、電源投入時等の初期状態では空欄になっていて、スイッチングハブの制御部21は、他のスイッチングハブから応答パケットを受信すると、当該応答パケットの送信元MACアドレスを応答MACアドレステーブルに記述する。
例えば上述の実施形態において、ルータ10の制御部11(第1の要求手段)がリクエストパケット(第1のパケット)を送信し、それに対して各スイッチングハブの制御部21(第1の応答手段)が応答パケット(第2のパケット)を送信した後において、各スイッチングハブの応答MACアドレステーブルは、以下のようになる。すなわち、スイッチングハブAの応答MACアドレステーブルには、スイッチングハブB、スイッチングハブC、スイッチングハブDのMACアドレスが記憶される。これは、スイッチングハブB、スイッチングハブC、スイッチングハブDから送信される応答パケットがスイッチングハブAを経由してルータ10に到達して、制御部11(第1の取得手段)により取得されるからである。同様にして、スイッチングハブBは、スイッチングハブDからの応答パケットを中継するため、スイッチングハブBの応答MACアドレステーブルにはスイッチングハブDのMACアドレスが記憶される。一方、スイッチングハブCおよびスイッチングハブDは、他のスイッチングハブからの応答パケットを中継しないため、スイッチングハブCおよびスイッチングハブDの応答MACアドレステーブルは空欄のままである。
ルータの制御部11(第2の要求手段)は、取得した応答パケットに含まれているMACアドレスによって識別される各々のスイッチングハブに対して、そのスイッチングハブにおいていずれかのポートに繋がっているスイッチングハブのMACアドレスおよび当該ポートのポート番号を要求するべく、問い合わせパケット(第3のパケット)を送信する。
そして、各スイッチングハブA,B,C,Dの制御部21(第2の応答手段)は、ルータ10から問い合わせパケットを受信すると、自身の応答MACアドレステーブルに記憶されたMACアドレスと当該MACアドレスに対応するポート番号とを通知データとした回答パケット(第4のパケット)をルータ10に返す。ポート番号は、通常のMACアドレステーブルを参照して求めてもよいし、他のスイッチングハブから応答パケットを受信した際に応答MACアドレステーブルに他のスイッチングハブのMACアドレスと当該応答パケットを受信したポートのポート番号とを対応づけて記憶しておいてもよい。なお、このときの問い合わせパケット(第3のパケット)においては、当該パケットが問い合わせパケットであることが分かればよいので、そのペイロード部の「通知データ」は使用されない。このため、通知データは例えば「0」としておく。あるいは、通知データを送信すること自体を行わない、つまりペイロード部に通知データが含まれないという態様であってもよい。
こうして全ての回答パケットが送信された後のルータ10の装置接続情報テーブルは、図11のようになる。ルータ10は、図11の装置接続情報テーブルの内容に基づいて階層を推定することで、上述の実施形態と同様の階層推定テーブル(図6)を得て階層構造のトポロジを検出することができる。このような変形例によれば、スイッチングハブからルータ10へ送信する回答パケットは、トポロジ検出に必要なMACアドレスとポート番号の組合せのみですむ。
以上の説明では、ルータおよびスイッチングハブのみがリクエストパケットあるいは問い合わせパケットに対する応答を行うものとして説明したが、他のネットワークノード(たとえばパーソナルコンピュータ等の通信端末)もこれらに応答して応答パケットや回答パケットを送信するようにしてもよい。
Claims (10)
- 少なくとも3以上のノードを含むツリー構造のネットワークにおいてルートに相当するノードとしてデータの中継を行う第1の中継装置と、当該ネットワークにおいて他のノードとの間で通信を行う複数のポートを有し当該ポートを用いてデータの中継を行うノードである複数の第2の中継装置とを備え、前記ネットワークにおける物理トポロジを検出するトポロジ検出システムであって、
前記第1の中継装置が、前記ネットワークに含まれるノード群に対して、当該第1の中継装置の装置識別情報を含む第1のパケットを送信し、
各々の前記第2の中継装置が、前記複数のポートのいずれかのポートが前記第1のパケットを受信すると、当該第1のパケットを受信したポートをアップリンクポートとし、当該アップリンクポートのポート識別情報と、自装置の装置識別情報とを含む第2のパケットを、前記アップリンクポートから前記第1の中継装置に宛てて送信し、他の前記第2の中継装置から送信された当該第2のパケットを受信した場合には、当該第2のパケットを前記第1の中継装置に宛てて転送し、
前記第1の中継装置が、各々の前記第2の中継装置から送信又は転送されてくる前記第2のパケットを受信し、
前記第1の中継装置が、前記第2のパケットの送信元である前記第2の中継装置に対して、当該第2の中継装置のどのポートに他の前記第2の中継装置が繋がっているかを問い合わせる第3のパケットを送信し、
各々の前記第2の中継装置が、前記第3のパケットを受信すると、他の前記第2の中継装置が繋がっているポートのポート識別情報と、自装置の装置識別情報とを含む第4のパケットを、前記第1の中継装置に宛てて送信し、
前記第1の中継装置が、受信した前記第2のパケットおよび前記第4のパケットに含まれている前記装置識別情報及び前記ポート識別情報に基づいて、各々の前記第2の中継装置が有するポートのポート識別情報と、当該ポートに繋がっている他の前記第2の中継装置の装置識別情報とを対応付けて記憶手段に記憶し、
前記第1の中継装置が、前記記憶手段に記憶されている内容に基づいて、前記ネットワークのツリー構造における各階層に属する前記第2の中継装置の装置識別情報と、各々の前記第2の中継装置において他の第2の中継装置が繋がっているポートのポート識別情報とによって表される物理トポロジを検出する
ことを特徴とするトポロジ検出システム。 - 少なくとも3以上のノードを含むツリー構造のネットワークにおいてルートに相当するノードとしてデータの中継を行う第1の中継装置と、当該ネットワークにおいて他のノードとの間で通信を行う複数のポートを有し当該ポートを用いてデータの中継を行うノードである複数の第2の中継装置とを備え、前記ネットワークにおける物理トポロジを検出するトポロジ検出システムであって、
前記第1の中継装置が、前記ネットワークに含まれるノード群に対して第1のパケットを送信し、
各々の前記第2の中継装置が、前記複数のポートのいずれかのポートが前記第1のパケットを受信すると、当該第1のパケットを受信したポートをアップリンクポートとし、当該アップリンクポートのポート識別情報と自装置の装置識別情報とを含む第2のパケットを、前記アップリンクポートから前記第1の中継装置に宛てて送信し、他の前記第2の中継装置から送信された前記第2のパケットを前記アップリンクポート以外のポートが受信した場合には、当該ポートのポート識別情報を、受信した前記第2のパケットに含めて、前記アップリンクポートから前記第1の中継装置に宛てて転送し、
前記第1の中継装置が、各々の前記第2の中継装置から送信又は転送されてくる前記第2のパケットを受信し、
前記第1の中継装置が、受信した前記第2のパケットに含まれている前記装置識別情報及び前記ポート識別情報に基づいて、各々の前記第2の中継装置が有するポートのポート識別情報と、当該ポートに繋がっている他の前記第2の中継装置の装置識別情報とを対応付けて記憶手段に記憶し、
前記第1の中継装置が、前記記憶手段に記憶されている内容に基づいて、前記ネットワークのツリー構造における各階層に属する前記第2の中継装置の装置識別情報と、各々の前記第2の中継装置において他の第2の中継装置が繋がっているポートのポート識別情報とによって表される物理トポロジを検出する
ことを特徴とするトポロジ検出システム。 - 前記第1の中継装置が物理トポロジを検出する場合に、
前記記憶手段に記憶されている内容を参照して、
前記アップリンクポート以外のポートに他の全ての第2の中継装置が繋がっている第2の中継装置が属する階層が、前記第1の中継装置を除いて前記ネットワークにおける最上位層であることを特定し、
前記最上位層に属すると特定された第2の中継装置以外の第2の中継装置が属する階層を最上位層から1つ下の層であると仮定した後に、他の第2の中継装置が有する前記アップリンクポート以外のポートに自身が繋がっている第2の中継装置を検出し、当該第2の中継装置が属する階層を1つ下げていくことで、各々の第2の中継装置が属する階層を特定し、
各々の前記第2の中継装置について特定した階層を用いて物理トポロジを検出する
ことを特徴とする請求項1また2記載のトポロジ検出システム。 - 前記第1の中継装置は、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの第1層である物理層から第3層であるネットワーク層までの階層において複数のネットワークを論理的に接続してデータの中継を行う中継装置であり、
前記第2の中継装置は、OSI参照モデルの第1層である物理層から第2層であるデータリンク層までの階層において複数のノードを論理的に接続してデータの中継を行う中継装置であり、
前記第2の中継装置の装置識別情報は、当該第2の中継装置に割り当てられたMAC(Media Access Control)アドレスである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトポロジ検出システム。 - ツリー構造のネットワークにおいてルートに相当するノードとしてデータの中継を行う中継装置であって、
自装置の配下のネットワークに含まれるノード群に対して、当該ノードにおいて自装置に繋がっているポートのポート識別情報および当該ノードの装置識別情報を要求する第1の要求手段と、
前記ノードから前記要求に応じて送信されてくる応答から、前記ポート識別情報と当該応答の送信元の装置識別情報を取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された装置識別情報によって識別される各々の前記送信元に対して、前記第1の取得手段により取得された他の装置識別情報によって識別される他のノードと繋がっているポートのポート識別情報を要求する第2の要求手段と、
前記第2の要求手段による要求に応じて送信されてくる応答から、前記第1の取得手段により取得した装置識別情報によって識別される各々の前記送信元において前記他のノードと繋がっているポートのポート識別情報および当該他のノードの装置識別情報を取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得された前記ポート識別情報および前記装置識別情報に基づいて、前記ツリー構造のネットワークにおける各階層に属するノードの装置識別情報と、当該ノードにおいて他のノードと繋がっているポートのポート識別情報とによって表される物理トポロジを検出するトポロジ検出手段と
を備える中継装置。 - ツリー構造のネットワークにおいてデータの中継を行う中継装置であって、
前記ネットワークに含まれる他のノードとの間で通信を行う複数のポートと、
前記ポートに繋がっている前記他のノードの装置識別情報を当該ポートのポート情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
前記ネットワークにおいてルートに相当するノードであるルートノードから、自装置において当該ルートノードに繋がっているポートのポート識別情報の要求がいずれかの前記ポートによって受信されると、当該要求を受信したポートのポート識別情報を前記ルートノードに送信する第1の応答手段と、
前記ルートノードからの前記要求に応答して前記他のノードから当該ルートノードに対して送信されたポート識別情報がいずれかの前記ポートによって受信されると、当該ポート識別情報をいずれかの前記ポートから前記ルートノードに転送する転送手段と、
前記ルートノードから送信され、自装置において前記他のノードに繋がっているポートの問い合わせがいずれかの前記ポートによって受信されると、前記記憶手段に記憶された装置識別情報のうち、前記他のノードに相当する装置識別情報に対応付けられたポート識別情報をいずれかの前記ポートから前記ルートノードに送信する第2の応答手段と
を備える中継装置。 - ツリー構造のネットワークにおいてルートに相当するノードとしてデータの中継を行う中継装置であって、
自装置の配下のネットワークに含まれるノード群に対して、当該ノードにおいて自装置と繋がっているポートのポート識別情報、当該ノードの装置識別情報、当該ノードにおいて前記中継装置と繋がっているポート以外のポートのポート識別情報、および、当該ポート識別情報によって識別されるポートに繋がっている他のノードの装置識別情報を要求する要求手段と、
前記要求手段による要求に対する応答を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した応答から、前記装置識別情報および前記ポート識別情報を取得して記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された装置識別情報およびポート識別情報に基づいて、前記ツリー構造のネットワークにおける各階層に属するノードの装置識別情報と当該ノードが他のノードと繋がっているポートのポート識別情報とによって表される物理トポロジを検出するトポロジ検出手段と
を備える中継装置。 - ツリー構造のネットワークにおいてデータの中継を行う中継装置であって、
前記ネットワークに接続される他のノードとの間で通信を行う複数のポートと、
前記ポートに繋がっている前記他のノードの装置識別情報を当該ポートのポート識別情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
前記ネットワークにおいてルートに相当するノードであるルートノードから、自装置において前記ルートノードと繋がっているポートのポート識別情報、自装置の装置識別情報、自装置において前記ルートノードと繋がっているポート以外のポートのポート識別情報、および、当該ポート識別情報によって識別されるポートに繋がっている他のノードの装置識別情報についての要求をいずれか前記ポートが受信すると、当該ポートのポート識別情報、自装置の装置識別情報、前記記憶手段に記憶された他のノードの装置識別情報およびポート識別情報をいずれかの前記ポートから前記ルートノードに送信する応答手段と
を備える中継装置。 - ツリー構造のネットワークにおいてルートに相当するノードとしてデータの中継を行う中継装置であって、
自装置の配下のネットワークに含まれるノード群に対して、当該ノードにおいて自装置に繋がっているポートのポート識別情報および当該ノードの装置識別情報を要求する第1の要求手段と、
前記ノードから前記要求に応じて送信されてくる応答から、前記ポート識別情報と当該応答の送信元の装置識別情報を取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された装置識別情報によって識別される各々の前記送信元に対して、当該送信元においていずれかのポートに繋がっている他のノードの装置識別情報および当該ポートのポート識別情報を要求する第2の要求手段と、
前記第2の要求手段による要求に応じて送信されてくる応答から、前記第1の取得手段により取得した装置識別情報によって識別される各々の前記送信元において前記他のノードと繋がっているポートのポート識別情報および当該他のノードの装置識別情報を取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得された前記ポート識別情報および前記装置識別情報に基づいて、前記ツリー構造のネットワークにおける各階層に属するノードの装置識別情報と、当該ノードにおいて他のノードと繋がっているポートのポート識別情報とによって表される物理トポロジを検出するトポロジ検出手段と
を備える中継装置。 - ツリー構造のネットワークにおいてデータの中継を行う中継装置であって、
前記ネットワークに含まれる他のノードとの間で通信を行う複数のポートと、
前記ネットワークにおいてルートに相当するノードであるルートノードから、自装置において当該ルートノードに繋がっているポートのポート識別情報の要求がいずれかの前記ポートによって受信されると、当該要求を受信したポートのポート識別情報を前記ルートノードに送信する第1の応答手段と、
前記ルートノードからの前記要求に応答して前記他のノードから当該ルートノードに対して送信されたポート識別情報がいずれかの前記ポートによって受信されると、当該受信をしたポートのポート識別情報と前記他のノードの装置識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記ルートノードから送信され、自装置において前記他のノードに繋がっているポートの問い合わせがいずれかの前記ポートによって受信されると、前記記憶手段に記憶されたポート識別情報および装置識別情報をいずれかの前記ポートから前記ルートノードに送信する第2の応答手段と
を備える中継装置。
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