JP2012014944A - 温度ヒューズ、温度ヒューズ取付方法および保護装置 - Google Patents

温度ヒューズ、温度ヒューズ取付方法および保護装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、配線基板に温度ヒューズを取り付ける際にリードへの機械的ストレスがかかることが防止され、正確に位置決めされた状態で配線基板に取り付けることが可能な温度ヒューズを提供すること、また、該温度ヒューズを用いた温度ヒューズ取付方法を提供すること、さらには、該温度ヒューズを用いた保護装置を提供することにある。
【解決手段】
本発明の温度ヒューズ1は、発熱体20および複数のランドが設けられた基板10の発熱体20近傍に配置され、可溶金属が内蔵された略筒状のヒューズ本体2と、ヒューズ本体2の両端からそれぞれ延出し、可溶金属と電気的に接続する一対の略L字状のリード3とを有する。温度ヒューズ1は、リード3が、温度ヒューズ1を基板10に取り付ける際にリード3にかかる応力を緩和する応力緩和部を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、温度ヒューズ、温度ヒューズ取付方法および保護装置に関し、より詳しくは、各種電子機器が備える電池ユニットに用いられる温度ヒューズ、該温度ヒューズの取付方法および該温度ヒューズを用いた保護装置に関する。
近年、携帯電話やノートパソコン等の携帯電子機器では、リチウムイオン二次電池等の充電可能な電池が用いられており、この電池電源を用いて携帯電子機器を操作するための電池ユニットが各種携帯電子機器に備えられている。
このような電池ユニットは、例えば、電池と、電池から携帯電子機器の電子回路に電源を供給したり、充電器等から電池に充電を行うスイッチング装置とを有している。
このようなスイッチング装置としては、機器を操作する際に電池から携帯電子機器の電子回路に電源を供給するとともに、電池を充電する際に充電器等から電池に充電を行うためのFET等のスイッチング素子と、それに加え、万が一、電子回路に短絡等が生じて、スイッチング素子に過電流が流れて異常発熱した場合に、異常発熱を検出して電池からの電源供給を遮断する温度ヒューズとが基板(配線基板)に設けられたものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。このような構成のスイッチング装置は、温度ヒューズが設けられることにより、携帯電子機器の電子回路に短絡等が生じた際に機器や電池の損傷等を未然に防ぐための保護装置として機能する。
このような保護装置(スイッチング装置)を製作する際には、まず、配線基板に設けられたランドにスイッチング素子の端子をはんだ付けして、配線基板にスイッチング素子を実装する。
そして、配線基板に実装されたスイッチング素子の近傍にスイッチング素子と接触するように熱伝導性樹脂を塗布する。
その後、温度ヒューズのヒューズ本体の両端から延出した一対の略L字状のリードの先端がランド上に位置するように、温度ヒューズのヒューズ本体を熱伝導性樹脂に埋め込んで配線基板上に配置し、リードの先端を作業者がはんだごてを使用しランドにはんだ付けすることにより保護装置が完成する。
しかしながら、上記の保護装置の製作工程において、温度ヒューズが何ら位置決めされておらず不安定な状態にあることから、温度ヒューズのリードの先端を作業者がはんだごてを使用しランドにはんだ付けする際に、リードに無理な応力がかかってしまうと、温度ヒューズの取り付け位置がズレたり、ヒューズ本体とリードの接続部分が破損したりしてしまうことがある。そのため、配線基板に温度ヒューズを取り付ける際にリードへの機械的ストレスがかかることが防止され、正確に位置決めされた状態で配線基板に取り付けることが可能な温度ヒューズが望まれる。
特開平11−330665号公報
本発明は、上記従来の問題点を鑑みたものであり、その目的は、配線基板に温度ヒューズを取り付ける際にリードへの機械的ストレスがかかることが防止され、正確に位置決めされた状態で配線基板に取り付けることが可能な温度ヒューズを提供すること、また、該温度ヒューズを用いた温度ヒューズ取付方法を提供すること、さらには、該温度ヒューズを用いた保護装置を提供することにある。
このような目的は以下の(1)〜(7)の本発明により達成される。
(1) 発熱体および複数のランドが設けられた基板の該発熱体近傍に配置され、可溶金属が内蔵された略筒状のヒューズ本体と、
該ヒューズ本体の両端からそれぞれ延出し、前記可溶金属と電気的に接続する一対の略L字状のリードとを有する温度ヒューズであって、
各リードは、前記ヒューズ本体から直線状に伸びた第1部分と、前記基板に設けられた前記複数のランドの一部に接続され、前記第1部分から略直角に伸びた第2部分とを有し、
前記リードは、温度ヒューズを前記基板に取り付ける際に前記リードにかかる応力を緩和する応力緩和部を有することを特徴とする温度ヒューズ。
(2) 前記第1部分は、前記ヒューズ本体側に、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板から空隙を置いて位置する延出部と、前記第2部分側に、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板と接触する基板接触部と、前記延出部と前記基板接触部との間の段差とを有し、
前記第2部分は、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板に接触し、
前記応力緩和部は、前記第1部分の前記段差および前記基板接触部と前記第2部分とを含む上記(1)に記載の温度ヒューズ。
(3) 上記(1)に記載の前記温度ヒューズを前記基板に取り付ける方法であって、
前記発熱体が前記複数のランドが設けられた側の面に設けられた状態の基板を準備する工程と、
前記基板上の前記発熱体近傍に、前記発熱体と接触するように熱伝導性樹脂を塗布する工程と、
前記温度ヒューズの前記各リードの第2部分の先端が前記ランド上に位置するように、前記温度ヒューズの前記ヒューズ本体を前記基板上の前記発熱体近傍に塗布された前記熱伝導性樹脂の一部に埋め込んで、前記ヒューズ本体を前記基板の前記発熱体近傍に配置する工程と、
前記各リードの第2部分の先端を、前記ランドにはんだ付けする工程とを有し、
前記各リードの第2部分の先端を、前記ランドにはんだ付けする工程において、前記温度ヒューズの前記リードの前記応力緩和部が前記リードにかかる応力を緩和することを特徴とする温度ヒューズ取付方法。
(4) 前記ヒューズ本体を前記基板の前記発熱体近傍に配置する際に、前記各リードの第1部分と第2部分との角部分を内側および外側から保持可能な治具を用いる上記(3)に記載の温度ヒューズ取付方法。
(5) 前記各リードの第2部分の先端を前記ランドにはんだ付けする工程は、前記はんだの熱を前記第2部分から放熱可能な治具を用いて行う上記(3)または(4)に記載の温度ヒューズ取付方法。
(6) 複数のランドが設けられた基板と、
該基板の前記複数のランドが設けられた側の面に設けられた発熱体と、
前記基板上の前記発熱体近傍に、該発熱体と接触するように塗布された熱伝導性樹脂と、
前記基板の該発熱体近傍に塗布された熱伝導性樹脂に埋め込まれることにより前記発熱体近傍に配置され、可溶金属が内蔵された略筒状のヒューズ本体と、該ヒューズ本体の両端からそれぞれ延出し、前記可溶金属と電気的に接続する一対の略L字状のリードとを有する温度ヒューズとを有し、
前記温度ヒューズの各リードは、前記ヒューズ本体から直線状に伸びた第1部分と、前記基板に設けられた前記複数のランドの一部に接続される前記第1部分から略直角に伸びた第2部分とを有し、
前記リードは、前記温度ヒューズを前記基板に装着する際に前記リードにかかる応力を緩和する応力緩和部を有することを特徴とする保護装置。
(7) 前記第1部分は、前記ヒューズ本体側に、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板から空隙を置いて位置する延出部と、前記第2部分側に、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板と接触する基板接触部と、前記延出部と前記基板接触部との間の段差とを有し、
前記第2部分は、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板に接触し、
前記応力緩和部は、前記第1部分の前記段差および前記基板接触部と前記第2部分とを含む上記(6)に記載の保護装置。
本発明によれば、基板(配線基板)に温度ヒューズを取り付ける際にリードへの機械的ストレスがかかることが防止され、温度ヒューズを正確に位置決めされた状態で配線基板に取り付けることができる。また、温度ヒューズのリードへの機械的ストレスを確実に防止することができるため、温度ヒューズを用いた保護装置の生産性を優れたものとすることができる。
本発明の温度ヒューズの好適な実施形態の上面図である。 図1に示す温度ヒューズをA方向から見た際の側面図である。 図1に示す温度ヒューズを用いた本発明の保護装置の好適な実施形態の上面図である。 図3に示す保護装置をB方向から見た際の側面図である。
以下、本発明の温度ヒューズ、温度ヒューズ取付方法、および保護装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて説明する。
まず、本発明の温度ヒューズおよび該温度ヒューズを用いた本発明の保護装置について説明する。
図1は、本発明の温度ヒューズの好適な実施形態の上面図、図2は、図1に示す温度ヒューズをA方向から見た際の側面図、図3は、図1に示す温度ヒューズを用いた保護装置の好適な実施形態の上面図、図4は、図3に示す保護装置をB方向から見た際の側面図である。
なお、以下の説明では、図2および図4の上側を「上側」と言い、図2および図4の下側を「下側」と言う。
図3、図4に示す保護装置100は、図示しない複数のランドやコンデンサや抵抗等の素子が上面に設けられた基板10上に、FET等のスイッチング素子で構成される発熱体20と、温度ヒューズ1とが設けられた構成を有している。
基板10は、例えば、紙フェノール基板、紙エポキシ基板、ガラス入りエポキシ樹脂基板等の配線基板であり、上下面には、銅等によって図示しない複数の配線パターンが形成されている。この配線パターンは、基板10の上面に形成された複数のランドと電気的に接続されている。
発熱体20は、FET等のスイッチング素子である。発熱体20の端子21は、基板10の上面に設けられたランドにはんだ付けによって実装されており、発熱体20は、配線パターンを介して電池(図示せず)および機器(各種携帯電子機器)の電子回路(図示せず)に接続している。
温度ヒューズ1は、略筒状のヒューズ本体2と、ヒューズ本体2の両端からそれぞれ延出した一対の略L字状のリード3、3とを有している。
ヒューズ本体2は、発熱体20近傍に配置されており、略筒状のセラミック等の筒内に、図示しない可溶金属が内蔵された構成を有している。この筒内に内蔵された可溶金属は、その両端側で各リード3と電気的に接続している。また、このような可溶金属の構成材料としては、所望の溶断(溶融)温度範囲に合わせて適宜選択されるが、例えば、Sn−In−Ag系合金等の低融点金属が用いられる。
なお、保護装置100では、後述するように、発熱体20を基板10に実装した後に、発熱体20近傍に発熱体20と接触するように熱伝導性樹脂4が塗布されており、ヒューズ本体2は、熱伝導性樹脂4の一部41に埋め込まれて基板10に配置されている。すなわち、ヒューズ本体2も、発熱体20と同様に熱伝導性樹脂4と接触している。これにより、保護装置100では、万が一、機器の電子回路に短絡等が生じ、発熱体20に過電流が流れて発熱体20が異常発熱した際に、発熱体20の熱が熱伝導性樹脂4を介してヒューズ本体2に伝わることによって、ヒューズ本体2の筒内の可溶金属が溶断し、電池からの発熱体20や機器の電子回路への電源供給が遮断される。これにより、保護装置100は、携帯電子機器の電子回路に短絡等が生じた際に機器や電池の損傷等を未然に防ぐ機能を有する。
また、各リード3は、図1、図3に示すように、ヒューズ本体2から直線状に伸びた第1部分31と、第1部分31から略直角に伸びた第2部分32とを有しており、第2部分32の先端321が基板10に設けられた複数のランドの一部にはんだ付けによって接続されている。
各リード3の第1部分31は、図2、図4に示すように、ヒューズ本体2の両端からそれぞれ延出し、温度ヒューズ1が基板10に取り付けられた状態で基板10から空隙を置いて位置する延出部311と、第2部分32の基端に接続され、温度ヒューズ1が基板10に取り付けられた状態で基板10と接触する基板接触部312とを有しており、延出部311と基板接触部312との間に段差313が形成されている。すなわち、各リード3の第1部分31は、ヒューズ本体2側に設けられた延出部311と、第2部分32側に設けられた基板接触部312と、延出部311と基板接触部312とを連結する段差313とを有している。
また、各リード3の第2部分32は、温度ヒューズ1が基板10に取り付けられた状態で、第1部分31の基板接触部312の一方の端部から基板10と平行に伸びており、第1部分31の基板接触部312と同様に基板10と接触している。
各リード3を上記のような構成にすることにより、温度ヒューズ1を基板10に取り付ける際に(各リード3の第2部分32の先端を、ランドにはんだ付けする工程において、温度ヒューズ1の各リード3の先端を作業者がはんだごてを使用しランドにはんだ付けする際に)、各リード3にかかる応力が、第1部分31の段差313および基板接触部312と第2部分32とで緩和される。すなわち、第1部分31の段差313および基板接触部312と第2部分32とが、温度ヒューズ1を基板10に取り付ける際にリード3にかかる応力を緩和する応力緩和部として機能する。このように、各リード3の第1部分31の基板接触部312および第2部分32全体が、基板10と平行に、かつ接触しているため、基板10に温度ヒューズ1を取り付ける際に、各リード3の第2部分32の先端321を安定した状態でランド上に位置させることができる。その結果、各リード3に無理な応力がかかることなく第2部分32の先端321をランドに容易にはんだ付けすることができる。
よって、本発明の温度ヒューズ1では、リードにかかる無理な応力により、温度ヒューズの取り付け位置がズレたり、ヒューズ本体とリードの接続部分が破損してしまうといった不具合を確実に防止することができる。その結果、温度ヒューズ1を正確に位置決めされた状態で基板10に取り付けることができる。
さらに、温度ヒューズ1の各リード3は、第1部分31の延出部311と基板接触部312との間に段差313を形成することにより、段差313を形成しないリードに比べてリードの全長を長くすることができる。
このように、各リード3の全長を長くすることにより、ランド上にはんだ付けされる第2部分32の先端321からヒューズ本体2までの距離が長くなる。そのため、後述する各リード3の第2部分32をランドにはんだ付けする工程において、はんだの熱がヒューズ本体2まで伝わりづらくなり、ヒューズ本体2の筒内の可溶金属が溶断するのを確実に防止することができる。
また、段差313により基板10から各リード3の第1部分31の延出部311までの高さをコンデンサや抵抗等の回路素子の高さよりも高くすることで、基板10上に配置されたコンデンサや抵抗等の回路素子との干渉を確実に防止することができる。
なお、上述したような形状を有する各リード3の形成方法は特に限定されないが、各種金属をプレス加工および曲げ加工を駆使して容易に複雑な形状に形成することが可能なフォーミング加工を用いるのが好ましい。これにより、温度ヒューズのリードを、上述したようなリード3の形状に容易に加工することができる。
次に、上述した温度ヒューズ1を基板10に取り付ける方法(本発明の温度ヒューズ取付方法)について説明する。
まず、発熱体20が複数のランドが設けられた上側の面に設けられた状態(発熱体20が実装された状態)の基板10を準備する。
次に、基板10上の発熱体20近傍に、発熱体20と接触するように熱伝導性樹脂4を塗布する。この熱伝導性樹脂4としては、例えば、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン系樹脂等の接着剤を用いることができる。
次に、温度ヒューズ1の各リード3の第2部分32の先端321が所定のランド上に位置するように、温度ヒューズ1のヒューズ本体2を基板10上の発熱体20近傍に塗布された熱伝導性樹脂の一部41に埋め込んで、ヒューズ本体2を基板10の発熱体20近傍に配置する。その際、塗布された熱伝導性樹脂4が完全に硬化する前にヒューズ本体2を熱伝導性樹脂の一部41に埋め込むようにする。
また、本工程において、各リード3の第1部分31と第2部分32との角部分を内側および外側から保持可能な治具を用いるのが好ましい。これにより、ヒューズ本体2を基板10の発熱体20近傍に配置する際に、温度ヒューズ1の位置ズレを確実に防止することができ、後述する各リード3のはんだ付けの際に、各リード3の第2部分32の先端321をより正確な位置でランドにはんだ付けすることができる。また、このような治具を用いることにより、温度ヒューズ1の各リード3が、基板10上に配置された発熱体20以外のコンデンサや抵抗等の回路素子に干渉するのを確実に防止することができる。
次に、温度ヒューズ1の各リード3の第2部分32の先端321を、作業者がはんだごてを使用し所定のランドにはんだ付けする。これにより、温度ヒューズ1を基板10に取り付けることができる。
また、本工程は、はんだ付けを行う際のはんだの熱を各リード3の第2部分32から放熱可能な治具を用いて行うのが好ましい。これにより、各リード3の第2部分32をランドにはんだ付けする際に、はんだの熱によって、ヒューズ本体2の筒内の可溶金属が溶断するのを確実に防止することができる。特に、保護装置100の設計上、各リード3の第1部分31の長さを短くする必要がある場合でも、このような治具を用いることにより、ヒューズ本体2の筒内の可溶金属が溶断するのを確実に防止することができる。
1…温度ヒューズ 2…ヒューズ本体 3…リード 31…第1部分 311…延出部 312…基板接触部 313…段差 32…第2部分 321…先端 4…熱伝導性樹脂 41…絶縁性液体伝導性樹脂の一部 10…基板(配線基板) 20…発熱体 21…端子 100…保護装置

Claims (7)

  1. 発熱体および複数のランドが設けられた基板の該発熱体近傍に配置され、可溶金属が内蔵された略筒状のヒューズ本体と、
    該ヒューズ本体の両端からそれぞれ延出し、前記可溶金属と電気的に接続する一対の略L字状のリードとを有する温度ヒューズであって、
    各リードは、前記ヒューズ本体から直線状に伸びた第1部分と、前記基板に設けられた前記複数のランドの一部に接続される前記第1部分から略直角に伸びた第2部分とを有し、
    前記リードは、温度ヒューズを前記基板に取り付ける際に前記リードにかかる応力を緩和する応力緩和部を有することを特徴とする温度ヒューズ。
  2. 前記第1部分は、前記ヒューズ本体側に、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板から空隙を置いて位置する延出部と、前記第2部分側に、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板と接触する基板接触部と、前記延出部と前記基板接触部との間の段差とを有し、
    前記第2部分は、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板に接触し、
    前記応力緩和部は、前記第1部分の前記段差および前記基板接触部と前記第2部分とを含む請求項1に記載の温度ヒューズ。
  3. 請求項1に記載の前記温度ヒューズを前記基板に取り付ける方法であって、
    前記発熱体が前記複数のランドが設けられた側の面に設けられた状態の基板を準備する工程と、
    前記基板上の前記発熱体近傍に、前記発熱体と接触するように熱伝導性樹脂を塗布する工程と、
    前記温度ヒューズの前記各リードの第2部分の先端が前記ランド上に位置するように、前記温度ヒューズの前記ヒューズ本体を前記基板上の前記発熱体近傍に塗布された前記熱伝導性樹脂の一部に埋め込んで、前記ヒューズ本体を前記基板の前記発熱体近傍に配置する工程と、
    前記各リードの第2部分の先端を、前記ランドにはんだ付けする工程とを有し、
    前記各リードの第2部分の先端を、前記ランドにはんだ付けする工程において、前記温度ヒューズの前記リードの前記応力緩和部が前記リードにかかる応力を緩和することを特徴とする温度ヒューズ取付方法。
  4. 前記ヒューズ本体を前記基板の前記発熱体近傍に配置する際に、前記各リードの第1部分と第2部分との角部分を内側および外側から保持可能な治具を用いる請求項3に記載の温度ヒューズ取付方法。
  5. 前記各リードの第2部分の先端を前記ランドにはんだ付けする工程は、前記はんだの熱を前記第2部分から放熱可能な治具を用いて行う請求項3または4に記載の温度ヒューズ取付方法。
  6. 複数のランドが設けられた基板と、
    該基板の前記複数のランドが設けられた側の面に設けられた発熱体と、
    前記基板上の前記発熱体近傍に、該発熱体と接触するように塗布された熱伝導性樹脂と、
    前記基板の該発熱体近傍に塗布された熱伝導性樹脂に埋め込まれることにより前記発熱体近傍に配置され、可溶金属が内蔵された略筒状のヒューズ本体と、該ヒューズ本体の両端からそれぞれ延出し、前記可溶金属と電気的に接続する一対の略L字状のリードとを有する温度ヒューズとを有し、
    前記温度ヒューズの各リードは、前記ヒューズ本体から直線状に伸びた第1部分と、前記基板に設けられた前記複数のランドの一部に接続される前記第1部分から略直角に伸びた第2部分とを有し、
    前記リードは、前記温度ヒューズを前記基板に装着する際に前記リードにかかる応力を緩和する応力緩和部を有することを特徴とする保護装置。
  7. 前記第1部分は、前記ヒューズ本体側に、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板から空隙を置いて位置する延出部と、前記第2部分側に、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板と接触する基板接触部と、前記延出部と前記基板接触部との間の段差とを有し、
    前記第2部分は、前記温度ヒューズを前記基板に取り付けた状態で前記基板に接触し、
    前記応力緩和部は、前記第1部分の前記段差および前記基板接触部と前記第2部分とを含む請求項6に記載の保護装置。
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