JP2012013728A - 画像表示装置 - Google Patents

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善雄 梅田
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Abstract

【課題】必要に応じて部分的に動画像の高精細化を図ることができる画像表示装置を提供すること。
【解決手段】内挿画像生成部(112)と、表示領域に画像を順次表示する液晶パネル(160)と、液晶パネルに背面から光を照射するバックライト(170)と、を備え、液晶パネルは、表示領域の全体において入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1表示状態と、表示領域の第1区分領域において入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示するとともに第1区分領域とは別の第2区分領域において第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2表示状態と、を切替えて画像を表示し、バックライトは、第1表示状態に対応する第1発光状態と、第2表示状態に対応する第2発光状態と、を切替えて発光する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイ等のバックライトを有する画像表示装置に関する。
ホールド型表示方式であるアクティブ型液晶表示装置は、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置などのインパルス型表示方式に比べて、ちらつきが少なく目が疲れにくいという利点がある。
その一方で、ホールド型表示方式での動画表示に関しては、動画像がフレーム間で動く画素数にわたって積分された画像として知覚され、この画像の動きによって生じる積分が画像のぼけを発生させる、ということが報告されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。その理由としては、人間の視覚特性では通常、数10ミリ秒以内の光刺激がほぼ完全に積分されて知覚される点と、4〜5度/秒以内の動きは眼球運動のみで追従可能である点などが挙げられる。
上記のような動画表示における画像の不自然さを改善する方式として、内挿画像信号を前後の入力画像信号から動き適応的に生成し、生成された内挿画像信号を当該2つの入力画像信号とともに順次使用して画像を表示する画像補間方式が、報告されている(例えば、特許文献1および特許文献3参照)。
ここで、画像補間方式に基づく従来の画像表示方法について説明する。なお、以下の図13の説明においては、バックライトは常時発光しているものとし、順次書込みに伴って画像が表示されるものとする。
図13(a)は、従来の画像表示方法の第1の例として、1080ラインの走査線を有する画像表示装置における2倍速駆動を示す。具体的には、表示フレームレートが入力フレームレートの2倍に高速化される2倍速線順次駆動を下部に示すとともに、比較のために、表示フレームレートが高速化されず入力フレームレートに等しい線順次駆動(以下「等速線順次駆動」という)を上部に示す。なお、以下の説明において、入力フレームレートは、画像表示装置の画像プロセッサに入力される入力画像信号のレートをフレーム数単位で表すものであり、表示フレームレートは、画像表示装置の表示パネルから出力される画像のレートをフレーム数単位で表すものである。
図13(a)上部に示される等速線順次駆動では、入力画像信号に基づく画像(以下「元画像」という)として複数のフレーム(第1フレームおよび第2フレーム)が順次表示される。これに対し図13(a)下部に示される2倍速線順次駆動では、入力画像信号に基づく元画像として複数のフレーム(第1フレームおよび第2フレーム)が表示される。これに加えて、入力画像信号から得られた内挿画像信号に基づく画像(以下「補間画像」という)として中間フレーム(第1中間フレームおよび第2中間フレーム)がフレーム間に内挿されて表示される。
このように、2倍速線順次駆動では、1フレームの元画像に対して1フレームの補間画像が追加的に表示されるので、表示フレームレートが入力フレームレートの2倍となる。したがって、画面に表示されている動画像において、第1フレームと第2フレームとの間の第1中間フレームを内挿することにより、画像のぼけを低減することができる。
図13(b)は、従来の画像表示方法の第2の例として、1080ラインの走査線を有する画像表示装置における4倍速駆動を示す。具体的には、表示フレームレートが入力フレームレートの4倍に高速化される4倍速線順次駆動を下部に示すとともに、比較のために、等速線順次駆動を上部に示す。
図13(b)上部に示される等速線順次駆動では、元画像として複数のフレーム(第1フレームおよび第2フレーム)が順次表示される。これに対し図13(b)下部に示される4倍速線順次駆動では、元画像として複数のフレーム(第1フレームおよび第2フレーム)が表示される。これに加えて、補間画像として複数の中間フレーム(第1中間フレーム、第1中間フレーム、第1中間フレーム、第2中間フレーム、第2中間フレームおよび第2中間フレーム)がフレーム間に内挿されて表示される。
このように、4倍速線順次駆動では、1フレームの元画像に対して3フレームの補間画像が追加的に表示されるので、表示フレームレートが入力フレームレートの4倍となる。したがって、4倍速線順次駆動は、2倍速線順次駆動よりもさらに画像のぼけを低減することができる。
特許第3295437号公報 特開平9−325715号公報 特許第3884885号公報
しかしながら、上記従来の画像表示方法において、入力フレームレートよりも高いフレームレートでの表示を実現するには、走査速度の高速化が必要となる。
例えば、等速線順次駆動の場合、入力フレームレートが60Hzであると仮定すると、60Hzの垂直走査周波数で走査が行われる。よって、1080ラインの走査線を有する画像表示装置では、走査線1ラインあたりの走査時間であるライン走査周期は、約15.4μsとなる。
これに対し、2倍速線順次駆動の場合、同一仮定条件下では、120Hzの垂直走査周波数で走査を行う必要がある。よって、1080ラインの走査線を有する画像表示装置では、ライン走査周期は約7.7μsとなる。
同様に、4倍速線順次駆動の場合、同一仮定条件下では、240Hzの垂直走査周波数で走査を行う必要がある。よって、1080ラインの走査線を有する画像表示装置では、ライン走査周期は約3.9μsとなる。
このように、表示フレームレートを2倍、4倍、さらにそれ以上へと高速化するためには、全ての走査線のライン走査周期を1/2倍、1/4倍、さらにそれ以下へと短縮化する必要がある。すなわち、フレームレートの倍数とライン走査周期とは反比例の関係にある。しかし、走査線の走査速度には、表示パネルの応答性に依存する限界値があり、限界値を超えた高速での走査は困難である。したがって、上記従来の画像表示方法で用いられる倍速線順次駆動では、高フレームレート駆動が実現困難であり、動画像のぼけ低減などの高精細化に一定の限界がある。
本発明の目的は、必要に応じて部分的に動画像の高精細化を図ることができる画像表示装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像表示装置は、入力画像信号から内挿画像信号を生成する内挿画像生成部と、背面からの光を変調して表示領域に画像を表示する液晶パネルであって、入力画像信号に基づく元画像および内挿画像信号に基づく補間画像の少なくとも一方を含む画像を順次表示する液晶パネルと、前記液晶パネルに背面から光を照射するバックライトと、を備え、前記液晶パネルは、前記表示領域の全体において前記入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1表示状態と、前記表示領域の第1区分領域において前記入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示するとともに前記第1区分領域とは別の第2区分領域において前記第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2表示状態と、を切替えて画像を表示し、前記バックライトは、前記第1表示状態に対応する第1発光状態と、前記第2表示状態に対応する第2発光状態と、を切替えて発光する。
本発明によれば、必要に応じて部分的に動画像の高精細化を図ることができる画像表示装置を提供することができる。
画像表示装置の構成を示すブロック図 液晶パネルの構成を説明するための構成図 バックライトの構成を説明するための構成図 実施の形態1おける第1表示状態を説明する説明図 実施の形態1おける第2表示状態を説明する説明図 実施の形態1における別の第2表示状態を説明する説明図 実施の形態1おけるさらに別の第2表示状態を説明する説明図 実施の形態2おける第2表示状態を説明する説明図 実施の形態3おける第2表示状態を説明する説明図 実施の形態4おける第1表示状態を説明する説明図 実施の形態4おける第2表示状態を説明する説明図 実施の形態5おける第2表示状態を説明する説明図 従来の画像表示方法を示す図
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
<1.画像表示装置の構成>
図1は、本実施の形態に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。画像表示装置100は、画像プロセッサ110と、パネル制御回路120と、バックライト制御回路130と、パネルドライバ140と、LED(Light Emitting Diode)ドライバ150と、液晶パネル160と、バックライト170と、を備えている。
画像プロセッサ110は、特徴検出回路111と内挿画像生成回路112とを有する。画像プロセッサ110は、入力画像信号を入力する。画像プロセッサ110は、入力画像信号に基づいて内挿画像信号を生成し、パネル制御回路120およびバックライト制御回路130に対して入力画像信号および内挿画像信号を出力する。また、画像プロセッサ110は、特徴検出回路111で検出した特徴量情報をパネル制御回路120およびバックライト制御回路130に対して出力する。
特徴検出回路111は、入力画像信号の特徴量として、液晶パネル160の個別表示領域161〜165(詳細は後述)の各々における画像の動き量を検出する。本実施の形態において画像の動き量とは、画像の動きの早さをいう。具体的には、連続する入力画像信号間における動きベクトルを検出し、その動きベクトルの大きさに基づいて動き量を判断する。
内挿画像生成回路112は、順次入力される入力画像信号に対して内挿画像信号生成処理を行う。ここで、内挿画像生成回路112により行われる内挿画像信号生成処理の一例について説明する。
内挿画像生成回路112は、入力画像信号を順次入力する。入力画像信号は内挿画像信号処理回路112内のメモリ(図示せず)に一時的に格納される。内挿画像生成回路112は、先に入力された入力画像信号とその入力画像信号の直後に入力された入力画像信号とから、1つ以上の内挿画像信号を生成する。各入力画像信号は、液晶パネル160の表示領域の全体領域をカバーする情報量を有するが、そこから生成される内挿画像信号は、表示領域の全体領域をカバーする情報量を有するものであっても一部領域のみをカバーする情報量を有するものであってもよい。
一部領域のみをカバーする情報量を有する内挿画像信号を生成する場合、各入力画像信号から、表示領域の一部領域に対応する部分を抽出して、抽出された部分に含まれる情報に基づいて、その一部領域のみをカバーする情報量の内挿画像信号を生成する。あるいは、各入力画像信号から、全体領域をカバーする情報量の内挿画像信号を暫定的に生成し、そこから、表示領域の一部領域に対応する部分を最終的な内挿画像信号として切り出す。
なお、内挿画像信号によりカバーされる、表示領域の一部領域は、特徴検出回路111により検出される特徴量に基づいて、動き適応的に選択される。例えば、検出した動き量からテロップであることを検出し、当該テロップを含む一部領域が設定されてもよい。
また、内挿画像生成回路112は、入力画像信号および生成した内挿画像信号に基づいて位相信号を生成する。ここで、位相信号は、上方の走査線から下方の走査線に向かって進む順次走査の開始位置を示すものである。例えば、第1ラインから走査を開始すべきであることが示されたり、第217ラインから走査を開始すべきであることが示されたりする。
そして、内挿画像生成回路112は、入力画像信号、内挿画挿信号、および位相信号をパネル制御回路120およびバックライト制御回路130に出力する。
このようにして、内挿画像信号生成部112により内挿画像信号生成処理が行われる。なお、上記内挿画像信号生成処理は、入力画像信号が入力される度に行われる。また、上記内挿画像信号生成処理は、予め記憶媒体(図示せず)に記憶された内挿画像信号生成プログラムを画像プロセッサ110に実行させることによって、実現される。
パネル制御回路120は、入力される画像信号(入力画像信号あるいは内挿画像信号)や位相信号に基づいて、パネルドライバ140の駆動を制御する。具体的には、液晶パネル160が有するデータ線への画像信号の供給タイミングの制御や、走査線への書込みタイミングの制御などの制御信号を生成し、パネルドライバ140に出力する。
また、パネル制御回路120は、特徴検出回路111で検出した特徴量情報に基いて、液晶パネル160が第1表示状態と第2表示状態とを切替えて表示するように制御する。第1表示状態とは、液晶パネル160の表示領域の全体において入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する表示状態である。また、第2表示状態とは、液晶パネル160の表示領域の第1区分領域において入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示するとともに、第1区分領域とは別の第2区分領域において、第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する表示状態である。第1表示状態と第2表示状態の動作の詳細については後述する。
パネルドライバ140は、データ線(ソース線とも言う)を駆動するソースドライバ(図示せず)と、走査線(ゲート線とも言う)を駆動するゲートドライバ(図示せず)とを有する。パネルドライバ140は、パネル制御部120からの制御に基づいて、データ線および走査線を駆動する。
図2は、液晶パネル160の構成を説明するための構成図である。液晶パネル160は、垂直方向に区切られた5つの個別表示領域161〜165からなる表示領域を有している。なお、図2中において、各個別表示領域は、点線で区切られている。液晶パネル160は、水平方向に延びる1080本の走査線166−1〜166−1080と、垂直方向に延びる1920本のデータ線167−1〜167−1920とを有している。液晶パネル160は、各走査線と各データ線の交差位置に液晶セルを持つ画素を形成している。データ線167−1〜167−1920には、画像信号が供給される。そして、走査線166−1〜166−1080が同一ライン毎の画素を順次書込み走査することで、画像信号に応じた画像を表示領域に表示することができる。
個別表示領域161は、走査線166−1〜166−216に対応する領域である。個別表示領域162は、走査線166−217〜166−432に対応する領域である。個別表示領域163は、走査線166−433〜166−648に対応する領域である。個別表示領域164は、走査線166−649〜166−864に対応する領域である。個別表示領域165は、走査線166−865〜166−1080に対応する領域である。
液晶パネル160は、パネル制御回路120によって、各走査線166の走査タイミングと各データ線167の画像信号供給タイミングとが制御される。特に、液晶パネル160は、書込み走査のタイミングが個別表示領域毎に変更可能に制御される。
バックライト制御回路130は、入力される画像信号(入力画像信号あるいは内挿画像信号)や位相信号に基づいて、LEDドライバ150の駆動を制御する。具体的には、バックライト制御回路130は、LEDへ電流供給タイミングや供給電流値、供給期間などの制御信号を生成し、LEDドライバ150に出力する。言い換えると、バックライト制御回路130は、LEDの発光タイミングや発光ピーク輝度、発光期間などを制御する。
また、バックライト制御回路130は、特徴検出回路111で検出した特徴量情報に基づいて、バックライト170が第1表示状態に対応する第1発光状態と、第2表示状態に対応する第2発光状態と、を切替えて発光するように制御する。
LEDドライバ150は、バックライト170が備える複数のLEDを駆動する駆動回路である。LEDドライバ150は、バックライト制御回路130からの制御に基づいて、後述する個別発光領域毎のLEDを駆動する。
図3は、バックライト170の構成を説明するための構成図である。バックライト170は、垂直方向に区切られた5つの個別発光領域171〜175からなる発光領域を有している。バックライト170は、光源である複数のLED176が横一列に配置された基板177を、垂直方向に多数並べて形成されている。
個別発光領域171は、個別表示領域161に対応する領域であって、個別表示領域161の背面に光を照射する。個別発光領域172は、個別表示領域162に対応する領域であって、個別表示領域162の背面に光を照射する。個別発光領域173は、個別表示領域163に対応する領域であって、個別表示領域163の背面に光を照射する。個別発光領域174は、個別表示領域164に対応する領域であって、個別表示領域164の背面に光を照射する。個別発光領域175は、個別表示領域165に対応する領域であって、個別表示領域165の背面に光を照射する。
バックライト170は、バックライト制御回路130によって、個別発光領域毎の発光タイミングや発光ピーク輝度、発光期間が制御される。
以上、本実施の形態の画像表示装置100の構成について説明した。
<2.画像表示装置の動作>
次いで、画像表示装置100の動作について説明する。なお、本実施の形態およびこれ以降の実施の形態においては、説明の簡略化のため、入力フレームレート60Hzを前提条件とするが、本発明は別の条件下での走査駆動動作にも適用可能である。
図4は、画像表示装置100の第1表示状態を説明する説明図である。第1表示状態は、特徴検出回路111で検出した各個別表示領域の動き量(動きの早さ)の差が、所定量以下である場合の表示状態である。すなわち、表示領域の全体として、動き量が均一に近い画像の場合の表示状態である。
図4(a)は、液晶パネル160への画像信号の書込みタイミングを示している。図4(a)の横軸は時間を示しており、縦軸は表示領域の垂直方向位置、すなわち走査線位置を示している。図4(a)の最上部は、走査線166−1(第1ライン)の位置を示し、最下部は、走査線166−1080(第1080ライン)の位置を示している。図中S1〜S3は、それぞれ第1元画像信号、第2元画像信号、第3元画像信号の書込み走査タイミングを示している。なお、以下の説明において、元画像とは、入力画像信号に基づく画像をいう。また、補間画像とは、内挿画挿信号に基づく画像をいう。
まず、時刻t10で第1元画像信号の個別表示領域161に対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−1〜走査線166−216まで書込まれる。続いて、時刻t111で個別表示領域162に対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−217〜走査線166−432まで書込まれる。続いて、時刻t112で個別表示領域163に対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−433〜走査線166−648まで書込まれる。続いて、時刻t113で個別表示領域164に対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−649〜走査線166−864まで書込まれる。続いて、時刻t114で個別表示領域165に対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−865〜走査線166−1080まで書込まれる。このようにして、第1元画像信号の書込み走査が完了する。
同様にして時刻t20で第2元画像信号の個別表示領域に対応する書込みが始まる。以下の書込み走査は第1元画像信号の場合と同様である。また、同様にして時刻t30で第3元画像信号の個別表示領域に対応する書込みが始まる。以下の書込み走査は第1元画像信号の場合と同様である。
図4(b)は、バックライト170の発光状態を示している。より詳しくは、図4(a)に示す液晶パネル160の第1表示状態に対応した第1発光状態を示している。なお、液晶パネル160は、バックライト170が発光している状態で、画像が表示される。図4(b)の横軸は時間を示しており、縦軸は各個別発光領域の輝度を示している。また、図4(b)において、各個別発光領域の発光タイミングをより分かりやすくするため、参考までに図4(a)の書込み走査タイミングS1〜S3を点線で重ね書きしている。
まず、第1元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t111の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する(図4(b)におけるL11)。本実施の形態において、応答期間Rtは、1フレーム期間の40%に相当する期間である。そして、個別発光領域171は、第2元画像信号の書込みが始まるt20の直前まで発光を継続する。すなわち、本実施の形態において、個別発光領域171の発光期間は、1フレーム期間の40%に相当する期間である。また、第1元画像信号の個別表示領域162への書込み走査が完了した後(t112の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域172が発光を開始する(L12)。そして、個別発光領域172は、時刻t211の直前まで発光を継続する。また、第1元画像信号の個別表示領域163への書込み走査が完了した後(t113の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域173が発光を開始する(L13)。そして、個別発光領域173は、時刻t212の直前まで発光を継続する。また、第1元画像信号の個別表示領域164への書込み走査が完了した後(t114の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域174が発光を開始する(L14)。そして、個別発光領域174は、時刻t213の直前まで発光を継続する。また、第1元画像信号の個別表示領域165への書込み走査が完了した後(t20の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域175が発光を開始する(L15)。そして、個別発光領域175は、時刻t214の直前まで発光を継続する。このようにして、第1元画像信号の書込みに対して応答期間Rt遅れながら各個別発光領域が順次発光する。
同様にして、第2元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t211の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する(L21)。以下の順次発光動作は第1元画像信号に対する動作と同様である。また、同様にして、第3元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t311の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する。以下の順次発光動作は第1元画像信号に対する動作と同様である。
このようにして、本実施の形態のバックライト170は、第1発光状態において、液晶パネル160の表示領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで個別発光領域の各々を順次発光する。すなわち、液晶パネル160では、表示領域の全体において入力画像信号の入力フレームレートと同じレートで画像を表示する。このとき、入力フレームレートが60Hzであるのに対し、各個別発光領域の発光もまた60Hzの発光レートで発光する。具体的には、全ての個別発光領域は、入力画像信号の1フレーム期間の40%に相当する発光期間(発光デューティ40%)で、順次発光している。
次に、図5を用いて画像表示装置100の第2表示状態について説明する。図5は、画像表示装置100の第2表示状態を説明する説明図である。第2表示状態は、特徴検出回路111で検出した各個別表示領域の動き量(動きの早さ)の差が、所定量以上である場合の表示状態である。本実施の形態においては、個別表示領域165の動き量が、その他の個別表示領域の動き量よりも所定値以上大きい(動きが早い)場合について説明する。すなわち、個別表示領域161〜164が、入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1区分領域の一例であり、個別表示領域165が、第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2区分領域の一例である。本実施の形態においては、第1区分領域の一例である個別表示領域161〜164では、入力フレームレートと同じ60Hzで画像を表示し、第2区分領域の一例である個別表示領域165では、第1区分領域よりも高い120Hzで画像を表示するものとする。
図5(a)は、液晶パネル160への画像信号の書込みタイミングを示している。ここで、第2表示状態においては、第2区分領域に対して高いレートで画像を表示する必要がある。そのため、液晶パネル160への画像信号の書込み走査は、図4(a)に示した書込み走査と比べて速くなっている。
まず、時刻t10で第1元画像信号の個別表示領域161に対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−1〜走査線166−216まで書込まれる。続いて、時刻t121で個別表示領域162に対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−217〜走査線166−432まで書込まれる(S11)。なお、時刻t121は、図4(a)の時刻t111よりも早い時刻である。そして、時刻t122で個別表示領域163と個別表示領域164とを飛ばして、個別表示領域165に対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−865〜走査線166−1080まで書込まれる(S12)。そのあと、時刻t123で個別表示領域163に戻って、対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−433〜走査線166−648まで書込まれる。続いて、時刻t124で個別表示領域164に対応する書込みが始まる。ここでは、走査線166−649〜走査線166−865まで書込まれる(S13)。このようにして、第1元画像信号の書込み走査が完了する。
ここで、時刻t125から再度個別表示領域165に対する書込みが始まる。ここでは、走査線166−865〜走査線166−1080まで書込まれる(S14)。このとき書き込まれる画像信号は、第1補完画像信号である。第1補完画像信号は、第1元画像と第2元画像の間の内挿画像として生成された補完画像である。このようにして、入力画像信号の1フレーム期間内で、動き量の大きい個別表示領域165のみの書込み走査の回数を倍増させることができる。つまり、個別表示領域165のみの表示レートを上げることができる。
同様にして時刻t20で第2元画像信号の個別表示領域に対応する書込みが始まる。以下の書込み走査は第1元画像信号および第1補完画像信号の場合と同様である。また、同様にして時刻t30で第3元画像信号の個別表示領域に対応する書込みが始まる。以下の書込み走査は第1元画像信号および第1補完画像信号の場合と同様である。
図5(b)は、バックライト170の発光状態を示している。より詳しくは、図5(a)に示す液晶パネル160の第2表示状態に対応した第2発光状態を示している。なお、液晶パネル160は、バックライト170が発光している状態で、画像が表示される。図5(b)において、各個別発光領域の発光タイミングをより分かりやすくするため、参考までに図5(a)の書込み走査タイミングを点線で重ね書きしている。
まず、第1元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t121の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する(L11)。本実施の形態において、個別発光領域171は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。また、第1元画像信号の個別表示領域162への書込み走査が完了した後(t122の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域172が発光を開始する(L12)。そして、個別発光領域172は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。続いて、個別表示領域163および個別表示領域164への書込みを飛ばして、第1元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t123の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域175が発光を開始する(L15a)。実施の形態において、個別発光領域175は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。続いて、第1元画像信号の個別表示領域163への書込み走査が完了した後(t124の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域173が発光を開始する(L13)。そして、個別発光領域173は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。続いて、第1元画像信号の個別表示領域164への書込み走査が完了した後(t125の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域174が発光を開始する(L14)。そして、個別発光領域174は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。
本実施の形態における第2表示状態では、第1元画像信号の書込み走査に加えて、個別表示領域165に対する第1補完画像信号の書込み走査が行われる。従って、第1補完画像信号の個別表示領域165への書込み走査が完了した後(t20の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域175が再度発光を開始する(L15b)。そして、個別発光領域175は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。このようにして、第1元画像信号の書込み走査および第1補完画像信号に書込み走査に遅れながら各個別発光領域が順次発光する。
同様にして、第2元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t221の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する。以下の順次発光動作は第1元画像信号および第1補完画像信号に対する動作と同様である。また、同様にして、第3元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t321の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する。以下の順次発光動作は第1元画像信号および第1補完画像信号に対する動作と同様である。
このようにして、本実施の形態のバックライト170は、第2発光状態において、第1区分領域に相当する個別表示領域161〜164の画像の表示レートに合わせた発光レートで、対応する個別発光領域171〜174を順次発光する。そして、バックライト170は、第2区分領域に相当する個別表示領域165の画像の表示レートに合わせた発光レートで、対応する個別発光領域175を順次発光する。
すなわち、第1区分領域に相当する個別表示領域161〜164の表示レートが60Hzであるのに対し、対応する各個別発光領域171〜174もまた60Hzの発光レートで発光する。具体的には、個別発光領域171〜174は、入力画像信号の1フレーム期間の40%に相当する発光期間(発光デューティ40%)で、順次発光している。そして、第2区分領域に相当する個別表示領域165の表示レートが120Hzであるのに対し、対応する各個別発光領域175もまた120Hzの発光レートで発光する。具体的には、個別発光領域175は、入力画像信号の1フレーム期間の20%に相当する発光期間(発光デューティ40%)で、順次発光している。
ここで、画像表示装置100は、バックライト170の第1発光状態および第2発光状態のいずれにおいても、個別表示領域への画像信号の書込み走査中は、対応する個別発光領域を発光しない。そして、個別表示領域の書込み走査後に、対応する個別発光領域を発光している。液晶パネル160が有する液晶は、書込み走査を行った後、完全に応答するまでに時間を要する。バックライト170が個別表示領域の書込み走査後に発光することにより、液晶の応答が不十分な場合に視認される画像の劣化を低減することができる。
また、画像表示装置100は、単位時間当たりに発光している個別発光領域の数が一定になるように、個別発光領域毎の発光開始タイミング(発光位相)が制御されている。具体的には、第1発光状態である図4(b)、および第2発光状態である図5(b)のいずれにおいても、ある時刻に発光している個別発光領域の数が、常に2つになるように発光開始タイミングが制御されている。特に、第2発光状態である図5(b)においては、個別表示領域の書込み完了から個別発光領域の発光開始期間である応答期間を、個別発光領域毎に調整し、単位時間当たりに発光している個別発光領域の数が一定になるように制御している。言い換えると、個別発光領域毎に発光タイミングを調整し、単位時間当たりに発光している個別発光領域の数が一定になるように制御している。このような発光タイミングの制御を行うことで、画面の表示輝度の変動を低減することができる。
なお、上述した説明においては、第2表示状態において、個別表示領域161〜164が、入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1区分領域であり、個別表示領域165が、第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2区分領域である場合について説明したが、もちろん第1区分領域および第2区分領域を別の個別表示領域の組合せとすることができる。例えば、図6は、画像表示装置100の第2表示状態の他の例を示す説明図である。図6では、個別表示領域161〜162、164〜165が、第1区分領域であり、個別表示領域163が第2区分領域である。図6(a)は、液晶パネル160への画像信号の書込みタイミングを示しており、図6(b)は、バックライト170の発光状態を示している。このような例によれば、個別表示領域163を120Hzの表示レートで表示し、他の個別表示領域を60Hzの表示レートで表示することができる。
また、図7は、画像表示装置100の第2表示状態のさらに別の例を示す説明図である。図7では、個別表示領域162〜165が、第1区分領域であり、個別表示領域161が第2区分領域である。図7(a)は、液晶パネル160への画像信号の書込みタイミングを示しており、図7(b)は、バックライト170の発光状態を示している。このような例によれば、個別表示領域161を120Hzの表示レートで表示し、他の個別表示領域を60Hzの表示レートで表示することができる。また、同様にして図5〜図7に例示した以外の個別発光領域を第2区分領域とすることも可能である。
なお、第2区分領域における補完画像信号の書込み走査は、第2区分領域における書込み走査の間隔ができる限り均等な間隔となるようなタイミングで書込まれることが好ましい。上述した図5〜図7では、第2区分領域における書込み走査の間隔が均等になっている。すなわち、画像表示装置100は、元画像や補完画像を均等な間隔で表示する。このように補完画像の内挿位置が均等となることで、より動画像の表示を滑らかに行うことができる。
<3.まとめ>
以上のように、本実施の形態1に係る画像表示装置100は、入力画像信号から内挿画像信号を生成する内挿画像生成回路112と、背面からの光を変調して表示領域に画像を表示する液晶パネル160であって、入力画像信号に基づく元画像および内挿画像信号に基づく補間画像の少なくとも一方を含む画像を順次表示する液晶パネル160と、液晶パネル160に背面から光を照射するバックライト170と、を備える。液晶パネル160は、表示領域の全体において入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1表示状態で画像を表示する。また、液晶パネル160は、表示領域の第1区分領域において入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示するとともに第1区分領域とは別の第2区分領域において第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2表示状態で画像を表示する。液晶パネル160は、第1表示状態と第2表示状態と、を切替えて画像を表示する。バックライト170は、第1表示状態に対応する第1発光状態と、第2表示状態に対応する第2発光状態と、を切替えて発光する。
これにより、必要に応じて、第1区分領域よりも第2区分領域の動画像の高精細化を図ることができる画像表示装置を提供することができる。
また、液晶パネル160の表示領域は、少なくとも垂直方向に分割された複数の個別表示領域161〜165を有している。そして、バックライト170は、複数の個別表示領域161〜165の各々に背面から光を照射する複数の個別発光領域171〜175を有している。バックライト170は、第1発光状態では、表示領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで個別発光領域の各々を順次発光させる。また、バックライト170は、第2発光状態では、第1区分領域に相当する個別表示領域に対しては、第1区分領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで対応する個別発光領域を順次発光し、第2区分領域に相当する個別表示領域に対しては、第2区分領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで対応する個別発光領域を順次発光する。
これにより、第1区分領域および第2区分領域それぞれの表示レートに応じた発光レートでバックライト170の発光が行われ、各区分領域でより好ましく動画像の高精細化を図ることができる。
また、バックライト170は、第1発光状態および第2発光状態では、個別表示領域への画像信号の書込み走査中は、対応する前記個別発光領域を発光せず、個別表示領域の書込み走査後に、対応する前記個別発光領域を発光することが好ましい。これにより、液晶の応答が不十分な場合に視認される画像の劣化を低減することができる。
また、バックライト170は、単位時間当たりの発光領域の発光輝度が一定となるように、個別発光領域の毎の発光位相および発光ピーク輝度が制御されることが好ましい。あるいは、バックライト170は、単位時間当たりに発光している個別発光領域の数が一定になるように個別発光領域毎の発光位相が制御されることが好ましい。これにより、画面の表示輝度の変動を低減することができる。
また、本実施の形態の画像表示装置100は、入力画像信号の特徴量を検出する特徴量検出回路111を備える。液晶パネル160は、特徴量に基づいて第1表示状態と第2表示状態とを切り替えて画像を表示するとともに、バックライト160は、特徴量に基づいて第1発光状態と第2発光状態とを切替えて発光することが好ましい。これにより、画像の特徴量に応じて適応的に動画像の高精細化を図ることができる。
また、特徴量検出回路111は、個別表示領域毎の画像の動き量を特徴量として検出してもよい。このとき、液晶パネル160は、動き量が他の個別表示領域に比べて所定量以上大きい個別表示領域がある場合に、動き量の大きい当該個別表示領域を第2区分領域として、第1表示状態から第2表示状態へ切り替えて画像を表示することが好ましい。これにより、より高い表示レートが必要な、動き量の多い個別表示領域に対して、表示レートを上げることができる。
また、特徴量検出回路111は、個別表示領域毎のテロップの有無を特徴量として検出してもよい。このとき、液晶パネルは、テロップが存在する個別表示領域がある場合に、当該個別表示領域を第2区分領域として、第1表示状態から前記第2表示状態へ切り替えて画像を表示することが好ましい。これにより、より高い表示レートが必要な、テロップを有する個別表示領域に対して、表示レートを上げることができる。
なお、特徴量としては、個別表示領域毎の画像の動き量やテロップの有無の他、個別表示領域毎における所定値以上の動き量を有する画像部分の面積や、個別表示領域毎の画像信号の輝度情報、あるいはユーザーによる第2区分領域の選択情報などを用いてもよい。
なお、本実施の形態において、第2区分領域の表示レートは、第1区分領域の表示レートの2倍であったが、これに限られない。例えば、第2区分領域に内挿する補間画像の数を増やすことで、第2区分領域の表示レートをより高めてもよい。この場合、バックライト170の対応する個別発光領域の発光レートも同様に高めればよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る画像表示装置について説明する。本実施の形態に係る画像表示装置の構成は、図1に示す実施の形態1と同様である。本実施の形態においては、実施の形態1と比較して、第2表示状態におけるバックライトの発光タイミングが異なる。以下の説明において、本実施の形態に係る画像表示装置100の第1表示状態は、図4で説明した実施の形態1と同様であるので省略する。
図8は、本実施の形態に係る画像表示装置100の第2表示状態を説明する説明図である。第2表示状態は、特徴検出回路111で検出した各個別表示領域の動き量(動きの早さ)の差が、所定量以上である場合の表示状態である。本実施の形態においては、個別表示領域165の動き量が、その他の個別表示領域の動き量よりも所定値以上大きい(動きが早い)場合について説明する。すなわち、個別表示領域161〜164が、入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1区分領域の一例であり、個別表示領域165が、第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2区分領域の一例である。本実施の形態においては、第1区分領域の一例である個別表示領域161〜164では、入力フレームレートと同じ60Hzで画像を表示し、第2区分領域の一例である個別表示領域165では、第1区分領域よりも高い120Hzで画像を表示するものとする。
図8(a)は、液晶パネル160への画像信号の書込みタイミングを示している。ここで、図8(a)に示す書込み走査は、図5(a)の書込み走査と同様であるので、説明を省略する。
図8(b)は、バックライト170の発光状態を示している。より詳しくは、図8(a)に示す液晶パネル160の第2表示状態に対応した第2発光状態を示している。なお、液晶パネル160は、バックライト170が発光している状態で、画像が表示される。図8(b)において、各個別発光領域の発光タイミングをより分かりやすくするため、参考までに図8(a)の書込み走査タイミングを点線で重ね書きしている。
まず、第1元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t121の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する(L11)。本実施の形態において、個別発光領域171は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。また、第1元画像信号の個別表示領域162への書込み走査が完了した後(t122の後)、同じく応答期間Rt経過後に個別発光領域172が発光を開始する(L12)。そして、個別発光領域172は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。続いて、個別表示領域163および個別表示領域164への書込みを飛ばして、第1元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t123の後)、同じく応答期間Rt経過後に個別発光領域175が発光を開始する(L15a)。実施の形態において、個別発光領域175は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。続いて、第1元画像信号の個別表示領域163への書込み走査が完了した後(t124の後)、同じく応答期間Rt経過後に個別発光領域173が発光を開始する(L13)。そして、個別発光領域173は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。続いて、第1元画像信号の個別表示領域164への書込み走査が完了した後(t125の後)、同じく応答期間Rt経過後に個別発光領域174が発光を開始する(L14)。そして、個別発光領域174は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。
本実施の形態における第2表示状態では、第1元画像信号の書込み走査に加えて、個別表示領域165に対する第1補完画像信号の書込み走査が行われる。従って、第1補完画像信号の個別表示領域165への書込み走査が完了した後(t20の後)、同じく応答期間Rt経過後に個別発光領域175が再度発光を開始する(L15b)。そして、個別発光領域175は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。このようにして、第1元画像信号の書込み走査および第1補完画像信号に書込み走査に遅れながら各個別発光領域が順次発光する。
同様にして、第2元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t221の後)、同じく応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する。以下の順次発光動作は第1元画像信号および第1補完画像信号に対する動作と同様である。また、同様にして、第3元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t321の後)、同じく応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する。以下の順次発光動作は第1元画像信号および第1補完画像信号に対する動作と同様である。
このようにして、本実施の形態のバックライト170は、第2発光状態において、第1区分領域に相当する個別表示領域161〜164の画像の表示レートに合わせた発光レートで、対応する個別発光領域171〜174を順次発光する。そして、バックライト170は、第2区分領域に相当する個別表示領域165の画像の表示レートに合わせた発光レートで、対応する個別発光領域175を順次発光する。
本実施の形態では、実施の形態1と異なり、第2発光状態において、個別表示領域の書込み走査後、対応する個別発光領域が発光するまでの期間(Rt)が一定となるように、個別発光領域の各々を発光する。個別発光領域が発光するまでの応答期間が個別発光領域毎に異なる場合、個別表示領域毎に液晶の応答状態が異なるタイミングで画像が表示され、画像が劣化する場合がある。本実施の形態では、このような個別発光領域毎の発光タイミングの違いによる画像の劣化を低減することができる。なお、本実施の形態では、実施の形態1のように単位時間当たりに発光している個別発光領域の数が一定ではない。従って、画像の輝度変動の低減という点では、実施の形態1が好ましい。
なお、本実施の形態の発光タイミングを維持したまま、各個別発光領域のピーク輝度値を個別に制御することで、実施の形態1と本実施の形態の双方の効果を得てもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る画像表示装置について説明する。本実施の形態に係る画像表示装置の構成は、図1に示す実施の形態1と同様である。本実施の形態においては、実施の形態1と比較して、第2表示状態におけるバックライトの発光、つまり第2発光状態が異なる。以下の説明において、本実施の形態に係る画像表示装置の100第1表示状態は、図4で説明した実施の形態1と同様であるので省略する。
図9は、本実施の形態に係る画像表示装置100の第2表示状態を説明する説明図である。第2表示状態は、特徴検出回路111で検出した各個別表示領域の動き量(動きの早さ)の差が、所定量以上である場合の表示状態である。本実施の形態においては、個別表示領域165の動き量が、その他の個別表示領域の動き量よりも所定値以上大きい(動きが早い)場合について説明する。すなわち、個別表示領域161〜164が、入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1区分領域の一例であり、個別表示領域165が、第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2区分領域の一例である。本実施の形態においては、第1区分領域の一例である個別表示領域161〜164では、入力フレームレートと同じ60Hzで画像を表示し、第2区分領域の一例である個別表示領域165では、第1区分領域よりも高い120Hzで画像を表示するものとする。
図9(a)は、液晶パネル160への画像信号の書込みタイミングを示している。ここで、図9(a)に示す書込み走査は、図5(a)の書込み走査と同様であるので、説明を省略する。
図9(b)は、バックライト170の発光状態を示している。より詳しくは、図9(a)に示す液晶パネル160の第2表示状態に対応した第2発光状態を示している。
本実施の形態においては、バックライト170は、第2発光状態においては、全ての個別発光領域が常時発光している。すなわち、画像表示装置100が、第1表示状態から第2表示状態に切替わると、バックライト170は、全ての個別発光領域を常時発光させる。画像表示装置100は、第1表示状態においては表示レートに応じた発光レートで、書込み走査に遅れてバックライト170が順次発光する。従って、液晶の応答に起因する動画の劣化を低減することができる。しかし、第2表示状態においてバックライト170を第1表示状態と同様の発光状態とすると、書込み走査に対する個別発光領域の発光タイミングが第2区分領域だけ異なることになる。結果として、第2表示状態において、第1区分領域と第2区分領域との境界が視認される場合があり、好ましくない。本実施の形態では、第2表示状態においては、バックライト170を全ての個別発光領域で常時点灯させることで、これを低減することができる。
なお、本実施の形態において、第2発光状態における個別発光領域の発光ピーク輝度は、第1発光状態のときよりも小さくなっている。具体的には、図5(b)で示す個別発光領域の発光ピーク輝度に対して、図9(b)で示す個別発光領域の発光ピーク輝度は、40%のピーク輝度となっている。つまり、第1発光状態と第2発光状態とで、個別発光領域の各々の発光輝度(時間平均的な発光輝度)が変化しないように発光ピーク輝度と発光期間が制御されている。このことによって、第1発光状態と第2発光状態とで、個別発光領域から発光する輝度は時間平均的に均一に保つことができ、切替え時の画面の輝度変動を低減することができる。
以上のように、本実施の形態において、バックライト170は、第1発光状態では、表示領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで個別発光領域の各々を順次発光し、第2発光状態では、全ての前記個別発光領域を常時発光する。これにより、第1表示状態と第2表示状態のそれぞれに好適なバックライトの発光を行うことができる。
また、バックライト170は、第1発光状態では、個別表示領域への画像信号の書込み走査中は、対応する前記個別発光領域を発光せず、個別表示領域への書込み走査後に、対応する前記個別発光領域を発光させることが好ましい。これにより、第1表示状態においては、液晶の応答が不十分な場合に視認される画像の劣化を低減することができる。
また、バックライト170は、第1発光状態と第2発光状態とで、個別発光領域の各々の発光輝度が変化しないように発光ピーク輝度と発光期間が制御されることが好ましい。これにより、第1発光状態と第2発光状態との切替え時の画面の輝度変動を低減することができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る画像表示装置について説明する。本実施の形態に係る画像表示装置の構成は、図1に示す実施の形態1と同様である。本実施の形態においては、実施の形態1と比較して、第1表示状態および第2表示状態における液晶パネル160の表示レート、バックライト170の発光レートが異なる。
図10は、本実施の形態に係る画像表示装置100の第1表示状態を説明する説明図である。第1表示状態は、特徴検出回路111で検出した各個別表示領域の動き量(動きの早さ)の差が、所定量以下である場合の表示状態である。すなわち、表示領域の全体として、動き量が均一に近い画像の場合の表示状態である。
図10(a)は、液晶パネル160への画像信号の書込みタイミングを示している。図4(a)の最上部は、走査線166−1(第1ライン)位置を示し、最下部は、走査線166−1080(第1080ライン)を示している。図中S1、S2は、それぞれ第1元画像信号および第2元画像信号の書込み走査タイミングを示しており、S12は、第1補完画像信号の書込み走査タイミングを示している。ここで、第1元画像信号は、実施の形態1の半分の時間で書込み走査が行われ、続いて第1補完画像信号の書込み走査が同じ速度で行われている。つまり、入力フレームレートの1フレーム期間である時刻t10〜t20の間に第1元画像と第1補完画像とが書き込まれている。すなわち、本実施の形態の画像表示装置は、第1表示状態において、120Hzの表示レートで画像を表示する。
まず、時刻t10で第1元画像信号の個別表示領域161に対応する書込みが始まる。このときの書込み走査は図4(a)で示す実施の形態1のときの2倍の速度で行われる。そして、時刻t10〜t20の中間時刻において第1元画像信号の書込み走査が完了する。続いて、第1補完画像信号の個別表示領域161に対応する書込みが始まる。そして、時刻t20において第1補完画像信号の書込み走査が完了する。
同様にして時刻t20で第2元画像信号の個別表示領域に対応する書込みが始まる。以下の書込み走査は第1元画像信号の場合と同様である。
図10(b)は、バックライト170の発光状態を示している。より詳しくは、図10(a)に示す液晶パネル160の第1表示状態に対応した第1発光状態を示している。基本的な動作は、実施の形態1と同様であり、第1元画像信号の書込みに対して応答期間Rt遅れながら各個別発光領域が順次発光する。そして、第1補完画像信号の書込みに対して応答期間Rt遅れながら各個別発光領域が順次発光する。本実施の形態において、応答期間Rtは、入力画像信号の1フレーム期間の20%に相当する期間である。また、本実施の形態において、各個別発光領域の発光期間は、入力画像信号の1フレーム期間の20%に相当する期間である。
このようにして、本実施の形態のバックライト170は、第1発光状態において、液晶パネル160の表示領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで個別発光領域の各々を順次発光する。すなわち、液晶パネル160では、表示領域の全体において入力画像信号の入力フレームレートの2倍のレートで画像を表示する。このとき、入力フレームレートが60Hzであるのに対し、液晶表示パネル160の表示レートは120Hzである。また、各個別発光領域の発光もまた120Hzの発光レートで発光する。
次に、図11を用いて本実施の形態に係る画像表示装置100の第2表示状態について説明する。図11は、画像表示装置100の第2表示状態を説明する説明図である。第2表示状態は、特徴検出回路111で検出した各個別表示領域の動き量(動きの早さ)の差が、所定量以上である場合の表示状態である。本実施の形態においては、個別表示領域165の動き量が、その他の個別表示領域の動き量よりも所定値以上大きい(動きが早い)場合について説明する。すなわち、個別表示領域161〜164が、入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1区分領域の一例であり、個別表示領域165が、第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2区分領域の一例である。本実施の形態においては、第1区分領域の一例である個別表示領域161〜164では、入力フレームレートの2倍の120Hzで画像を表示し、第2区分領域の一例である個別表示領域165では、第1区分領域よりも高い240Hzで画像を表示するものとする。
図11(a)は、液晶パネル160への画像信号の書込みタイミングを示している。ここで、第2表示状態においては、第2区分領域に対して高いレートで画像を表示する必要がある。そのため、液晶パネル160への画像信号の書込み走査は、図10(a)に示した書込み走査と比べて速くなっている。
本実施の形態における画像表示装置100の基本的な動作は、実施の形態1と同様であるが、内挿される補完画像が多い点が異なっている。図5(a)で示す実施の形態1において、第1元画像信号の書込み走査と第1補完画像信号の書込み走査が時刻t20で完了している。これに対して、本実施の形態においては、同様の第1元画像信号の書込み走査と第1補完画像信号の書込み走査が、時刻t122で完了する。続いて、同様の書込み走査によって、第1補完画像信号の書込み走査が各個別表示領域対して行われ、第1補完画像信号の書込み走査が個別表示領域165に対して行われる。このときの第1補完画像信号の書込み走査が完了する時刻がt20となっている。
このようにして、入力画像信号の1フレーム期間内で、表示領域全体の画像の表示レートを2倍にした上で、特に動き量の大きい個別表示領域165のみの書込み走査の回数をさら倍増させることができる。つまり、個別表示領域165のみの表示レートを4倍に上げることができる。
図11(b)は、バックライト170の発光状態を示している。より詳しくは、図11(a)に示す液晶パネル160の第2表示状態に対応した第2発光状態を示している。基本的な動作は、図5(b)に示す実施の形態1と同様であるが、書込み走査が速いことに対応して、各個別発光領域の発光タイミングや発光期間が速くなっている。
このようにして、本実施の形態のバックライト170は、第2発光状態において、第1区分領域に相当する個別表示領域161〜164の画像の表示レートに合わせた発光レートで、対応する個別発光領域171〜174を順次発光する。そして、バックライト170は、第2区分領域に相当する個別表示領域165の画像の表示レートに合わせた発光レートで、対応する個別発光領域175を順次発光する。
すなわち、第1区分領域に相当する個別表示領域161〜164の表示レートが120Hzであるのに対し、対応する各個別発光領域171〜174もまた120Hzの発光レートで発光する。そして、第2区分領域に相当する個別表示領域165の表示レートが240Hzであるのに対し、対応する各個別発光領域175もまた240Hzの発光レートで発光する。
このように、本実施の形態の画像表示装置100では、第1表示状態の液晶パネル160の表示領域全体、および第2表示状態の第1区分領域において、入力画像信号のフレームレートよりも高い表示レートで画像を表示し、第2表示状態の第2区分領域において、部分的にそれよりも高いフレームレートで画像を表示させるような場合にも適応することができる。もちろん、第1区分領域が120Hz、第2区分領域が240Hzに限られるものではない。さらに高い表示レート、発光レートとなるように補間画像の内挿を行ってもよい。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5に係る画像表示装置について説明する。本実施の形態に係る画像表示装置の構成は、図1に示す実施の形態1と同様である。本実施の形態においては、実施の形態1と比較して、第2表示状態における第2区分領域が、複数の個別発光領域からなる点が異なる。以下の説明において、本実施の形態における画像表示装置100の第1表示状態は、図4で説明した実施の形態1と同様であるので省略する。
図12は、本実施の形態に係る画像表示装置100の第2表示状態を説明する説明図である。第2表示状態は、特徴検出回路111で検出した各個別表示領域の動き量(動きの早さ)の差が、所定量以上である場合の表示状態である。本実施の形態においては、個別表示領域162〜164の動き量が、その他の個別表示領域の動き量よりも所定値以上大きい(動きが早い)場合について説明する。すなわち、個別表示領域161と165が、入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1区分領域の一例であり、個別表示領域162〜164が、第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2区分領域の一例である。本実施の形態においては、第1区分領域の一例である個別表示領域161と165では、入力フレームレートと同じ60Hzで画像を表示し、第2区分領域の一例である個別表示領域162〜164では、第1区分領域よりも高い120Hzで画像を表示するものとする。
図12(a)は、液晶パネル160への画像信号の書込みタイミングを示している。ここで、第2表示状態においては、第2区分領域に対して高いレートで画像を表示する必要がある。そのため、液晶パネル160への画像信号の書込み走査は、図4(a)に示した書込み走査と比べて速くなっている。
まず、時刻t10で第1元画像信号の個別表示領域161に対応する書込みが始まり、個別表示領域165まで全個別表示領域の書込み走査が行われる。続いて、時刻t135から再度個別表示領域162に対する書込みが始まる。ここでは、個別表示領域162〜164まで書込まれる。このとき書き込まれる画像信号は、第1補完画像信号である。第1補完画像信号は、第1元画像と第2元画像の間の内挿画像として生成された補完画像である。このようにして、入力画像信号の1フレーム期間内で、動き量の大きい個別表示領域162〜164の書込み走査の回数を倍増させることができる。つまり、個別表示領域162〜164の表示レートを上げることができる。
同様にして時刻t20で第2元画像信号の個別表示領域に対応する書込みが始まる。以下の書込み走査は第1元画像信号および第1補完画像信号の場合と同様である。また、同様にして時刻t30で第3元画像信号の個別表示領域に対応する書込みが始まる。以下の書込み走査は第1元画像信号および第1補完画像信号の場合と同様である。
図12(b)は、バックライト170の発光状態を示している。より詳しくは、図12(a)に示す液晶パネル160の第2表示状態に対応した第2発光状態を示している。なお、液晶パネル160は、バックライト170が発光している状態で、画像が表示される。図12(b)において、各個別発光領域の発光タイミングをより分かりやすくするため、参考までに図12(a)の書込み走査タイミングを点線で重ね書きしている。
まず、第1元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後(t131の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域171が発光を開始する。本実施の形態において、個別発光領域171は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。また、第1元画像信号の個別表示領域162への書込み走査が完了した後(t132の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域172が発光を開始する。そして、個別発光領域172は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。続いて、第1元画像信号の個別表示領域163への書込み走査が完了した後(t133の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域173が発光を開始する。実施の形態において、個別発光領域173は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。続いて、第1元画像信号の個別表示領域164への書込み走査が完了した後(t134の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域174が発光を開始する。そして、個別発光領域174は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。続いて、第1元画像信号の個別表示領域165への書込み走査が完了した後(t135の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域175が発光を開始する。そして、個別発光領域175は、1フレーム期間の40%に相当する期間、発光を継続する。
本実施の形態における第2表示状態では、第1元画像信号の書込み走査に加えて、個別表示領域162〜164に対する第1補完画像信号の書込み走査が行われる。従って、第1補完画像信号の個別表示領域162への書込み走査が完了した後(t136の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域172が再度発光を開始する。そして、個別発光領域172は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。同様に、第1補完画像信号の個別表示領域163への書込み走査が完了した後(t137の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域173が再度発光を開始する。そして、個別発光領域173は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。同様に、第1補完画像信号の個別表示領域164への書込み走査が完了した後(t20の後)、応答期間Rt経過後に個別発光領域174が再度発光を開始する。そして、個別発光領域174は、1フレーム期間の20%に相当する期間、発光を継続する。このようにして、第1元画像信号の書込み走査および第1補完画像信号に書込み走査に遅れながら各個別発光領域が順次発光する。
同様にして、第2元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後、個別発光領域171が発光を開始する。以下の順次発光動作は第1元画像信号および第1補完画像信号に対する動作と同様である。また、同様にして、第3元画像信号の個別表示領域161への書込み走査が完了した後、個別発光領域171が発光を開始する。以下の順次発光動作は第1元画像信号および第1補完画像信号に対する動作と同様である。
このようにして、本実施の形態のバックライト170は、第2発光状態において、第1区分領域に相当する個別表示領域161と165の画像の表示レートに合わせた発光レートで、対応する個別発光領域171と165を順次発光する。そして、バックライト170は、第2区分領域に相当する個別表示領域162〜164の画像の表示レートに合わせた発光レートで、対応する個別発光領域172〜174を順次発光する。
すなわち、第1区分領域に相当する個別表示領域161と165の表示レートが60Hzであるのに対し、対応する各個別発光領域171と175もまた60Hzの発光レートで発光する。そして、第2区分領域に相当する個別表示領域162〜164の表示レートが120Hzであるのに対し、対応する各個別発光領域172〜174もまた120Hzの発光レートで発光する。
本実施の形態においては、第2表示状態における第2区分領域を複数の個別表示領域となっている。このような形態によれば、必要に応じて部分的に動画像の高精細化を図る際に、実施の形態1に比べて広い範囲の動画像の高精細化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、第2区分領域が個別表示領域162〜164の例を説明したが、他の個別表示領域の組合せであってもかまわない。また、3つの個別表示領域に限られず。動き量に応じて第2区分領域の数を適応的に変更してもよい。
なお、上述した各実施の形態においては、画像表示装置が有する個別表示領域および個別発光領域の数はいずれも5つであったが、他の数の個別表示領域および個別発光領域を有するものであってもよい。
また、バックライトは、LEDを光源として有するものに限られない。例えば、冷陰極管を複数本水平方向に延在させるように配置してもよい。
本発明は、液晶ディスプレイ等のバックライトを用いた画像表示装置の画質改善に好適である。
100 画像表示装置
110 画像プロセッサ
111 特徴検出回路
112 内挿画像生成回路
120 パネル制御回路
130 バックライト制御回路
140 パネルドライバ
150 LEDドライバ
160 液晶パネル
161〜165 個別表示領域
166 走査線
167 データ線
170 バックライト
171〜175 個別発光領域
176 LED
177 基板

Claims (12)

  1. 入力画像信号から内挿画像信号を生成する内挿画像生成部と、
    背面からの光を変調して表示領域に画像を表示する液晶パネルであって、入力画像信号に基づく元画像および内挿画像信号に基づく補間画像の少なくとも一方を含む画像を順次表示する液晶パネルと、
    前記液晶パネルに背面から光を照射するバックライトと、を備え、
    前記液晶パネルは、前記表示領域の全体において前記入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示する第1表示状態と、前記表示領域の第1区分領域において前記入力画像信号の入力フレームレート以上のレートで画像を表示するとともに前記第1区分領域とは別の第2区分領域において前記第1区分領域に比べて高いレートで画像を表示する第2表示状態と、を切替えて画像を表示し、
    前記バックライトは、前記第1表示状態に対応する第1発光状態と、前記第2表示状態に対応する第2発光状態と、を切替えて発光する、
    画像表示装置。
  2. 前記表示領域は、少なくとも垂直方向に分割された複数の個別表示領域を有し、
    前記バックライトは、前記複数の個別表示領域の各々に背面から光を照射する複数の個別発光領域からなる発光領域を有し、
    前記バックライトは、
    前記第1発光状態では、前記表示領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで前記個別発光領域の各々を順次発光し、
    前記第2発光状態では、全ての前記個別発光領域を常時発光する、
    請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記バックライトは、
    前記第1発光状態では、前記個別表示領域への画像信号の書込み走査中は、対応する前記個別発光領域を発光せず、前記個別表示領域への書込み走査後に、対応する前記個別発光領域を発光させる、
    請求項2記載の画像表示装置。
  4. 前記バックライトは、前記第1発光状態と前記第2発光状態とで、前記個別発光領域の各々の発光輝度が変化しないように発光ピーク輝度と発光期間が制御される、
    請求項2記載の画像表示装置。
  5. 前記表示領域は、少なくとも垂直方向に分割された複数の個別表示領域を有し、
    前記バックライトは、前記複数の個別表示領域の各々に背面から光を照射する複数の個別発光領域を有し、
    前記第1発光状態では、前記表示領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで前記個別発光領域の各々を順次発光させ、
    前記第2発光状態では、前記第1区分領域に相当する前記個別表示領域に対しては、前記第1区分領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで対応する前記個別発光領域を順次発光し、前記第2区分領域に相当する前記個別表示領域に対しては、前記第2区分領域の画像の表示レートに合わせた発光レートで対応する前記個別発光領域を順次発光する、
    請求項1記載の画像表示装置。
  6. 前記バックライトは、
    前記第1発光状態および前記第2発光状態では、前記個別表示領域への画像信号の書込み走査中は、対応する前記個別発光領域を発光せず、前記個別表示領域の書込み走査後に、対応する前記個別発光領域を発光する、
    請求項5記載の画像表示装置。
  7. 前記バックライトは、単位時間当たりの前記発光領域の発光輝度が一定となるように、前記個別発光領域の毎の発光位相および発光ピーク輝度が制御される、
    請求項5記載の画像表示装置。
  8. 前記バックライトは、単位時間当たりに発光している前記個別発光領域の数が一定になるように前記個別発光領域毎の発光位相が制御される、
    請求項5記載の画像表示装置。
  9. 前記バックライトは、前記個別表示領域の書込み走査後、対応する前記個別発光領域が発光するまでの期間が一定となるように、前記個別発光領域の各々を発光する、
    請求項6記載の画像表示装置。
  10. 前記入力画像信号の特徴量を検出する特徴量検出部を備え、
    前記液晶パネルは、前記特徴量に基づいて前記第1表示状態と前記第2表示状態とを切り替えて画像を表示し、
    前記バックライトは、前記特徴量に基づいて前記第1発光状態と前記第2発光状態とを切替えて発光する、
    請求項1記載の画像表示装置。
  11. 前記表示領域は、少なくとも垂直方向に分割された複数の個別表示領域を有し、
    前記バックライトは、前記複数の個別表示領域の各々に背面から光を照射する複数の個別発光領域を有し、
    前記特徴量検出部は、前記個別表示領域毎の画像の動き量を特徴量として検出し、
    前記液晶パネルは、前記動き量が他の個別表示領域に比べて所定量以上大きい個別表示領域がある場合に、動き量の大きい当該個別表示領域を前記第2区分領域として、前記第1表示状態から前記第2表示状態へ切り替えて画像を表示する、
    請求項10記載の画像表示装置。
  12. 前記表示領域は、少なくとも垂直方向に分割された複数の個別表示領域を有し、
    前記バックライトは、前記複数の個別表示領域の各々に背面から光を照射する複数の個別発光領域を有し、
    前記特徴量検出部は、前記個別表示領域毎のテロップの有無を特徴量として検出し、
    前記液晶パネルは、テロップが存在する個別表示領域がある場合に、当該個別表示領域を前記第2区分領域として、前記第1表示状態から前記第2表示状態へ切り替えて画像を表示する、
    請求項10記載の画像表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001339A (ja) * 2012-03-22 2016-01-07 キヤノン株式会社 光源装置およびその制御方法、液晶表示装置

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