JP2012013462A - 燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トレー7と液体燃料センサー8とを有し、前記トレー7は底面部と上板部50とを備え、底面部と上板部50は少なくとも一部分が分離した状態で取り付けられ、底面部と上板部50の間に隙間及び開口を形成可能又は常時形成するものであり、前記隙間は一方端が開放された開口を有するものであって、液体燃料センサー8又は前記液体燃料センサーの周辺部材は固定部35を有し、当該固定部35は前記底面部と上板部50の間に開口から挿入可能な燃焼装置を提供する。
【選択図】図6
Description
そこで本発明者らは、液体燃料センサーを備えた燃料溜まり部をトレー上に形成し、当該トレーを燃焼装置の液体燃料が漏洩する虞のある部分の直下に配置する構成を考えた。
この構成によると、液体燃料の漏洩が発生する位置と液体燃料センサーの位置が近いため、液体燃料の漏洩が発生した際に漏洩した液体燃料が素早く液体燃料センサーに到達する。そのことにより短時間で液体燃料の漏洩を感知することができる。
またこの構成によると、液体燃料の漏洩が発生する位置と燃料溜まり部の位置とが近く、これらの間に位置する部材がない又は少ないため、漏洩した液体燃料をより確実に燃料溜まり部内へ滴下させることができる。このため、漏洩した液体燃料が燃料溜まり部の外部へ流れ出ることなく確実に液体燃料センサーまで到達するため、液体燃料の漏洩を正確に感知することができる。
さらに、従来技術のように燃料溜まり部にねじ孔を空けてしまうと、当該ねじ孔から液体燃料が下方へ漏れてしまう虞がある。ここで燃焼装置の液体燃料が漏洩する虞のある部分の下側には、漏れた液体燃料がかかることにより深刻な事故が発生してしまう燃焼器のような機器が位置する場合がある。したがって、燃料溜まり部が高い液密性を維持した状態で液体燃料センサーを取付ける必要があった。
また、ネジ止め等による取付けとは異なり、液体燃料センサーをスライドさせるだけでトレーから着脱できるため着脱作業が容易である。このことによりメンテナンス時等における液体燃料センサーの交換作業を簡易化できる。
さらにまた、液体燃料センサーの固定部を底面部と上板部の間に挟み込んで固定するため、ねじ孔等の孔や溝をトレーに形成する必要が無い。したがって、トレーに設けた孔等から液体燃料が漏れ出てしまうことがない。
また本発明は、液体燃料センサーの取付けにねじ孔等の孔を形成しないため、トレーに設けた孔等から液体燃料が漏れ出ることがなく、トレーが高い液密性を維持できるという効果がある。
トレー7は、図2,3に示されるように、底面部18の縁部分を立壁部20で囲んだ角皿状の部材であり、正面視が略矩形状となっている(図3)。
ここで底面部18に注目すると、底面部18には形状の異なる3つの凹部たる第1燃料溜まり部21、第2燃料溜まり部22、第3燃料溜まり部23がそれぞれ形成され、これら3つの凹部と凹部に対して高い位置にある高位置部19に区画されている。そして、高位置部19の一部分に突起部24が設けられている。
また立壁部20に注目すると、その一部に、トレー7の立ち壁部20で囲まれた部分と外部とを連通する放出部25が設けられている。
このとき、第2燃料溜まり部22の片側の端部分22bにおいて、その延び方向の先端部分76が丸みを帯びた形状(図3)となっている。
さらに、第2燃料溜まり部22のもう一方の端部分22cにおいて、中央部分22aから離れた位置の端部は、第3燃料溜まり部23と連続している。そして、この第3燃料溜まり部23と連続している部分には隆起部26が形成されており、隆起部26は第2燃料溜まり部22の他の底部分に対して緩やかに盛り上がっており、山なりになっている。
そして第2燃料溜まり部22全体において、その高位置部19と連続する縁部分77は丸みを帯びており、当該縁部分は周囲となだらかに連続している。
中段部分27は、第3燃料溜まり部23の底部分の一部を略直方体状に隆起させて形成されるものである。このとき中段部分27の天面は、第3燃料溜まり部23の他の部分より高い位置にあり、高位置部19より低い位置にある。加えて、中段部分27の縁部分81、即ち、高位置部19及び第3燃料溜まり部23の他の底部分と連続する部分もまた丸みを帯びており、当該縁部分81はそれら周囲となだらかに連続している。
なお、第3燃料溜まり部23はトレー7の底面部18における角部分であって、前述した第1燃料溜まり部21が位置する角部分と隣り合う角部分に位置している。詳しくは、第1燃料溜まり部21が位置する角部分とトレー7の長手方向(図3におけるX方向)の位置が略同じであって、短手方向(図3におけるX方向に直交する方向)の位置が異なる角部分に位置している。また、この角部分には放出部25が形成されている。
ここで、2つの突起部53と2つの貫通孔54はそれぞれ取付け部材50の長手方向(図7におけるX方向)対称に配されており、取付け部材50は長手方向対称(左右対称)の部材となっている。
加えて、突出部51の中心部分は幅方向(突出方向に対して垂直な方向であり、図7におけるY方向)で対向する面を貫通する貫通孔が設けられており、当該貫通孔は開口形状が台形状となっている。
このように突起部24と貫通孔54を挿通することにより、スポット溶接S等を実施する際に固着作業が容易になる。即ち、固着作業前の位置決めが容易であり、且つ固着作業中の部材の位置ずれ等を防止できる。
このとき、図11に示されるように、取付け部材50と中段部分27の間に形成される隙間60は、取付け部材50の先端側(図11における手前側)が開放されて外部と連続している。このとき隙間60と外部との境界となる略長方形状の面(図11において取付け部材50及び中段部分27並びに2点鎖線で囲まれている面)が隙間60の開口59となる。
またこのとき、この隙間60には取付け部材50の突起部53が位置しており、当該隙間60の上側(図10におけるY方向上側)から下側へ向かって突出している。
また2つの中段部分27は離れた位置にあり、その間には空間が形成されている。加えて、取付け部材50の先端側は互いに離間し、その間に空間が形成されている。このことから、2つの隙間60の間には上側(図10におけるY方向上側)が開放され、下側が第3燃料溜まり部23の底部分で閉塞される収容空間61が形成されている。
加えて、この状態(突起部53が固定部35の上面へ乗り上げた状態)から固定部35をさらにスライドさせる際に、突起部53と固定部35の上面の接触面積を少なくすることができるため、摩擦力を減少することができる。このことにより、突起部53が固定部35の上面へ乗り上げた状態から、固定部35の貫通孔37に突起部53を落とし込むまで液体燃料センサー8をスライドさせる際、当該スライド動作を容易に行うことができる。
またこのとき、図12で示されるように、フレーム部材29の4つの壁部の内の1つの壁部は、取付け部材50の突出部51(図7参照)によって取り外し方向(図6におけるZ方向手前側)へ押圧されている。
なお帯状の結束帯は、複数の部材(付属部材)に限らず1つの部材(付属部材)のみに巻き付けてもよい。また、トレー7上の部材とそれらに属する付属部材とを結束させてもよい。このとき、帯状の結束帯には金属線をビニールで被覆したもの等適宜なものが使用されるものとする。
また、燃料の漏れの虞のある機器から離れた位置にトレー7を配してもよい。即ち、漏斗や樋の様な別部材を介し、液体燃料をトレー7に導入する構成であってもよい。
例えば、第1の嵌合部として液体燃料センサー8の固定部35に突起を設け、第2の嵌合部として、取付け部材50に当該突起に嵌合する貫通孔や有底穴、窪みや溝等を形成する構成であってもよい。
また、図17に示されるように、液体燃料センサー8の固定部35に四角形状の切り起こしを形成して第1の嵌合部92とし、トレー7の立壁部20から略垂直に突出する平板状の上板部87の底面部分に対し、開口が四角形状の有底穴を形成することで第2の嵌合部93としてもよい。
このような嵌合部88は、液体燃料センサー8の固定部35を開口59から隙間60に挿入する際にはその動作を妨げず、液体燃料センサー8の固定部35を隙間60から開口59へ向かう方向へ移動する際には、係合部88が固定部35に当接してその移動を阻止する。
例えば、底面部18に中段部分27を形成せず、第3燃料溜まり部23の深さをより浅くして、底面部18と第3燃料溜まり部23の間に隙間60を形成してもよい。
また、図17乃至19に示されるように、底面部18に高低差のない構成でも構わない。
例えば、図19で示されるように、上板部98の片側端部のみをスポット溶接Sで固着して、上板部98を凹凸の無いトレー7の底面部18に取り付けてもよい。このようにすると、液体燃料センサー8を取付けていない状態において上板部98は底面部18に密着し、上板部98と底面部18との間に隙間及び開口は形成されない。また液体燃料センサー8が取り付けられる際には、上板部98の片側(スポット溶接Sで固着されていない側)端部が持ち上がり、上板部98と底面部18の間に隙間が形成されると共に、持ち上がった側の端部近傍が隙間の開口となる。
つまり隙間60及び開口59は、液体燃料センサー8を着脱する際、及び液体燃料センサーをトレー7に取付けた状態において形成されていればよい。
4 バーナ(燃焼部)
5 燃料供給手段
7 トレー
8 液体燃料センサー
18 底面部
19 高位置部
35 固定部
37 貫通孔(第1の嵌合部)
50 取付け部材(上板部)
51 突出部(押圧片)
53 突起部(第2の嵌合部)
59 開口
60 隙間
Claims (6)
- 燃焼部と燃焼部に対して液体燃料を供給する燃料供給手段を有する燃焼装置であって、
トレーと液体燃料センサーとを有し、
前記トレーは底面部と上板部とを備え、底面部と上板部は少なくとも一部分が分離した状態で取り付けられ、底面部と上板部の間に隙間を形成可能又は常時形成するものであり、
前記隙間は一方端が開放された開口を有するものであって、
液体燃料センサー又は前記液体燃料センサーの周辺部材は固定部を有し、当該固定部は前記底面部と上板部の間に前記開口から挿入可能であるものであることを特徴とする燃焼装置。 - 前記液体燃料センサー又は前記液体燃料センサーの周辺部材には第1の嵌合部が形成され、前記トレーには前記第1の嵌合部と対になる第2の嵌合部が形成されるものであって、第1の嵌合部と第2の嵌合部とが嵌合し、前記液体燃料センサーの前記開口側へ向かう移動を阻止することを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
- 前記第1の嵌合部と第2の嵌合部はいずれか一方が貫通孔であり、他方が半球状の突起であることを特徴とする請求項2に記載の燃焼装置。
- 前記トレーの底面部は高位置部と、当該高位置部に対して低い位置にあって高位置部と連続する低位置部とを有し、前記上板部は平板状であり、高位置部に取付けられて低位置部との間に前記隙間を形成するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の燃焼装置。
- 前記液体燃料センサーは2つの固定部を有しており、2つ固定部は互いに離反する方向へ突出する平板状の部材であって、固定部の一部は底面部と上板部の間に挿入可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の燃焼装置。
- 前記上板部は押圧片を備え、当該押圧片は第1の嵌合部と第2の嵌合部を嵌合した状態で液体燃料センサーを押圧することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の燃焼装置。
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