JP2012012961A - 車両のエンジンカバー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンカバー40に対し車両前方から衝撃荷重が作用したときに、そのエンジンカバー40と該エンジンカバー40の車両後上方側に配設された燃料系部品(コネクタ27)との干渉を防止する。
【解決手段】エンジンカバー40に対し車両前方から衝撃荷重が作用したときに、該エンジンカバー40が燃料系部品(コネクタ27)に当接するのを阻止するように、該エンジンカバー40の車両後上方側への移動を規制するエンジンカバー移動規制手段(規制部材51)を設けるとともに、エンジンカバー40の車両前側部分に、該エンジンカバー40の上面に形成された意匠段差形状部50に沿ってスリット52を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両前部に形成されたエンジンルーム内に搭載されたエンジンの上方を覆うように、該エンジンに固定されたエンジンカバーを備えた車両のエンジンカバー構造に関する技術分野に属する。
従来より、車両前部のエンジンルーム内に搭載されるエンジンのシリンダヘッドカバーの上方を覆うエンジンカバーを設け、このエンジンカバーによりエンジンからの放射音の低減やエンジンルーム内の見栄えの向上を図るようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のエンジンカバー装置は、出力軸が車幅方向に延びるように横置き搭載されたエンジンと、燃料フィルタが配置されたダッシュパネルに対向するエンジンの側面における該燃料フィルタと同じ高さ位置に配置されたEGRバルブ等の補機類とを備え、エンジンカバーを支持する取付ブラケットをエンジンの車両後方位置に取付け、この取付ブラケットに補機類の車両後方を覆うプロテクタを装着している。
このエンジンカバー装置では、車両に対しての斜め前方や車幅方向中心から何れか一側に偏った前方から衝撃荷重がエンジンに作用して、エンジンを支持する左右のエンジンマウント位置が車両前後方向に相対的にずれたときに、取付ブラケットに装着されたプロテクタによりEGRバルブ等の補機類が同じ高さ位置の燃料フィルタに直接干渉することを防止している。
特開2007−177713号公報
ところで、近年では、広い車室空間を確保するために、エンジンルーム内に配設される各種部品や補機類等を、エンジンルームを出来る限りコンパクトにするように配設される。この場合、エンジンの上方を覆うエンジンカバーの車両後上方側に、車体側燃料配管とエンジン側燃料配管とを接続する燃料コネクタ等のような比較的小型の燃料系部品が配設される場合がある。
このような配設構造を採用した場合において、車両の前面衝突時に、エンジンカバーに対し、車両前方から後方へ向かう衝撃荷重が作用したとすると、エンジンカバーがエンジンから外れて車両後上方側へ移動する可能性がある。すなわち、エンジンカバーは、エンジンに対する固定の容易性から、エンジンの上側位置からエンジンに対して押圧してエンジンに係合させることにより固定されることが多く、このため、上記衝撃荷重を受けたエンジンカバーがエンジンから外れて車両後上方側へ移動し易くなる。このようにエンジンカバーが車両後上方側へ移動すると、その車両後上方側に配設された燃料系部品と干渉する虞がある。
ここで、特許文献1のエンジンカバー装置では、車両の衝突時に、エンジンカバーをエンジンに固定する取付ブラケットを利用して、補機類と燃料系部品としての燃料フィルタとの干渉を防止することができる。
しかしながら、このエンジンカバー装置では、車両衝突時の衝撃荷重により車体に対してエンジンが移動したとき、補機類と燃料系部品との間にプロテクタを介在させて補機類と燃料系部品との干渉を防止しているものの、エンジンカバーと燃料系部品との干渉を防止することについて一切検討されておらず、エンジンカバーと燃料系部品との干渉を防止することは困難である。
上記のようにエンジンカバーと燃料系部品とが干渉した場合、燃料系部品がエンジンカバーに比べて強度が低い材料で構成されていたとすると、燃料系部品に影響を及ぼす虞がある。また、燃料系部品を、エンジンカバーに比べて強度が高い材料で構成したとしても、エンジンカバーの車両後上方側への移動に伴って、燃料系部品がダッシュパネルまで移動して、エンジンカバーとダッシュパネルとに干渉する虞がある。よって、エンジンカバーと燃料系部品との干渉を防止することが強く求められている。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンカバーに対し車両前方から衝撃荷重が作用したときに、そのエンジンカバーと該エンジンカバーの車両後上方側に配設された燃料系部品との干渉を防止しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、車両前部に形成されたエンジンルーム内に搭載されたエンジンの上方を覆うように、該エンジンに固定されたエンジンカバーを備えた車両のエンジンカバー構造を対象として、上記エンジンに固定された状態における上記エンジンカバーの車両後上方側に配設された燃料系部品と、上記エンジンカバーに対し車両前方から衝撃荷重が作用したときに、該エンジンカバーが上記燃料系部品に当接するのを阻止するように、該エンジンカバーの車両後上方側への移動を規制するエンジンカバー移動規制手段とを備え、上記エンジンカバーの車両前側部分には、該エンジンカバーの上面に形成された意匠段差形状部に沿ってスリットが設けられている、という構成にした。
上記の構成により、エンジンカバーに対し車両前方から衝撃荷重が作用したときに、エンジンカバー移動規制手段によってエンジンカバーの車両後上方側への移動が規制されて、エンジンカバーと燃料系部品との干渉が防止される。また、エンジンカバーの車両前側部分にスリットが設けられているので、エンジンカバーの車両前側部分が上記衝撃荷重により変形し易くなって、この変形により上記衝撃荷重の一部が吸収されて、エンジンカバーとエンジンカバー移動規制手段との間に生じる衝撃力を緩和することができる。これにより、エンジンカバー移動規制手段の破損や変形を防止することができ、エンジンカバー移動規制手段によるエンジンカバーの車両後上方側への移動規制が確実に行えるようになる。また、エンジンカバーがエンジンカバー移動規制手段に当接したときのエンジンカバー自体の破損も防止することができる。さらに、スリットは、意匠段差形状部に沿って設けられていることで目立ち難くなり、エンジンカバーの見栄えを維持することができる。
上記車両のエンジンカバー構造において、上記エンジンカバーの下面における車両前側部分には、該エンジンカバーを上記エンジンに固定するための前側固定部が設けられており、上記スリットは、上記エンジンカバーにおいて上記前側固定部よりも車両前側に形成されている、ことが好ましい。
このことにより、エンジンカバーにおける前側固定部よりも車両前側部分が自在に変形することができる部分であるので、この部分をスリットにより変形し易くして、エンジンカバーに対する車両前方からの衝撃荷重を効果的に吸収することができるようになる。
上記車両のエンジンカバー構造において、上記エンジンカバーの下面における車両後側部分には、該エンジンカバーを上記エンジンに固定するための後側固定部が設けられ、上記エンジンには、上記後側固定部の車両後上方側への移動を規制した状態で該後側固定部を固定するエンジン側固定部が設けられており、上記エンジンカバー移動規制手段は、上記エンジンカバーの後側固定部と上記エンジン側固定部とによって構成されている、ことが好ましい。
このことで、エンジンカバーの後側固定部が、エンジン側固定部によって車両後上方側への移動を規制された状態で固定されているので、エンジンカバーに対し車両前方から衝撃荷重が作用したときに、後側固定部とエンジン側固定部とによって、エンジンカバーが車両後上方側へ移動し難くなる。また、エンジンカバー移動規制手段を、元々エンジンカバーの固定に必要なエンジンカバーの後側固定部及びエンジン側固定部によって構成するので、エンジンカバーの移動規制のための部材を別途に設ける必要はなくなり、コストの低減化を図ることができる。
上記車両のエンジンカバー構造において、上記燃料系部品は、樹脂製の燃料コネクタである、ことが好ましい。
このような樹脂製の燃料コネクタは、エンジンカバーとの干渉によえる影響を受け易いので、本発明の作用効果を有効に発揮することができる。
以上説明したように、本発明の車両のエンジンカバー構造によると、エンジンカバーに対し車両前方から衝撃荷重が作用したときに、該エンジンカバーが上記燃料系部品に当接するのを阻止するように、該エンジンカバーの車両後上方側への移動を規制するエンジンカバー移動規制手段を設けるとともに、エンジンカバーの車両前側部分に、該エンジンカバーの上面に形成された意匠段差形状部に沿ってスリットを設けたことにより、エンジンカバーの見栄えを維持しつつ、エンジンカバーと該エンジンカバーの車両後上方側に配設された燃料系部品との干渉を防止することができる。
本発明の実施形態1に係るエンジンカバー構造が適用された車両の前部に形成されたエンジンルーム内を示す斜視図である。 エンジン及び該エンジンに固定された状態のエンジンカバーを示す平面図である。 エンジン及び該エンジンに固定された状態のエンジンカバーを示す、車両左側から見た側面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 エンジンを示す斜視図である。 エンジンカバーの裏面(エンジンに固定された状態の下面)を示す斜視図である。 エンジンカバーの裏面を示す底面図である。 エンジンカバーの後部周辺を示す要部斜視図である。 エンジンカバーの左前側部分を拡大して示す平面図である。 図9のX−X断面図である。 本発明の実施形態2を示す図2相当図である。 図11のXII−XII線断面図である。 実施形態2を示す図8相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るエンジンカバー構造が適用された車両1の前部に形成されたエンジンルーム2内を示す。以下、この車両1についての前、後、左及び右をそれぞれ、単に前、後、左及び右という。また、図面において車両1の前側を矢印Frで記載している。
上記エンジンルーム2の左右両側の側部には、前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム3が配設されている(図1では、右側のフロントサイドフレーム3しか見えていない)。エンジンルーム2の後端は、ダッシュパネル4により車室5と仕切られ、このダッシュパネル4に上記両フロントサイドフレーム3の後端部が結合されている。両フロントサイドフレーム3の上側には、前後方向に延びる左右一対のエプロン部材6がそれぞれ配設され、これら両エプロン部材6の内側に、左右一対のサスペンションタワー7がそれぞれ形成されている。各フロントサイドフレーム3には、その先端部に形成されたクラッシュカン(図示省略)や前後方向中間部に形成された、折れ起点となるビード部(図示省略)等の衝撃吸収部が設けられ、車両1の前面衝突時に、フロントサイドフレーム3の変形により車室5へ伝達される衝撃荷重を低減するように構成されている。
エンジンルーム2の上方は、前下がり傾斜でかつ車幅方向外側ほど下がるように形成された傾斜状のボンネット8(図3及び図4参照)により開閉可能に覆われている。このエンジンルーム2の内部には、直列4気筒エンジン9と、該エンジン9に連結されたトランスミッション(図示省略)と、エンジン9や各種制御系装置を制御する電子ユニット10と、バッテリ11と、エアクリーナ12と、その他の種々の機構や部品とが収容配置されている。
エンジン9は、吸気カムシャフト(図示省略)と排気カムシャフト(図示省略)とを備えたDOHC型の動弁機構を有する多気筒(本実施形態では、4気筒)ガソリンエンジンである。このエンジン9は、出力軸が車幅方向に延びるようエンジンルーム2内に横置きに搭載されていて、複数箇所でエンジンマウント(図示省略)を介して上記一対のフロントサイドフレーム3に対して支持されている。図3に示すように、エンジン9は、上側ほど後方に位置するよう後傾状にスラント配置されている。これにより、ボンネット8を車両1の低い位置に配置することができて、低ボンネット化を図っている。
図3〜図5に示すように、エンジン9は、車幅方向に4つの気筒(図示省略)を有するシリンダブロック13と、このシリンダブロック13の上部に組付けられたシリンダヘッド14と、このシリンダヘッド14の上部に組付けられたポリアミド系合成樹脂(例えば、PA66)製のシリンダヘッドカバー15と、シリンダブロック13の下部に組付けられたオイルパン(図示省略)とを備えている。また、このエンジン9には、該エンジン9の上方を覆うエンジンカバー40が固定されている。以下の説明において、エンジンカバー40についての前、後、左、右、上及び下は、それぞれ、エンジンカバー40がエンジン9に固定された状態での前、後、左、右、上及び下のことである。
シリンダヘッド14には、合成樹脂製の吸気マニホールド16と、鋳鉄製の排気マニホールド17と、バキュームポンプ18と、燃料を各気筒に対応したインジェクタ(図示省略)に供給可能な燃料ポンプ19と、パワステアリングポンプ(図示省略)と、カムアングルセンサ(図示省略)とが取り付けられている。
吸気マニホールド16の各吸気通路は、車両1の側面視で(車幅方向から見て)、シリンダヘッド14から前側に突出するように湾曲した湾曲形状に形成されていて、その下流端部がシリンダヘッド14の前側側壁部に形成された各気筒に対応する吸気ポートにそれぞれ接続され、上流端部がシリンダブロック13の前側側壁部に設置されたサージタンク20にそれぞれ接続されている。エアクリーナ12(図1参照)とサージタンク20に装着されたスロットルボディ21とが、吸気通路22(図1参照)により接続されている。
図5に示すように、吸気マニホールド16には、エンジンカバー40をエンジン9に固定するための左右2つの係合部23が一体形成されている。左側の係合部23は、左から1番目と2番目の吸気通路間でかつシリンダヘッド14の前側側壁部の近傍位置において、上方へ向けて立設され、右側の係合部23は、左から3番目と4番目の吸気通路間でかつシリンダヘッド14の前側側壁部の近傍位置において、上方へ向けて立設されている。各係合部23は、上側先端部に設けられた球状の嵌合部23aと、この嵌合部23aを下側から支持する支持部23bとで構成されている。
排気マニホールド17の各排気通路は、上流端部が各気筒に対応してシリンダヘッド14の後側側壁部に形成された排気ポートにそれぞれ接続されている。各排気通路は、下流側位置で一旦集合され、この集合部が、エンジン9の後方位置に配置された触媒24に接続されている。
シリンダヘッド14の左側側壁部には、バキュームポンプ18及び燃料ポンプ19が保持されている。バキュームポンプ18は、その後側に回転自在に配置された排気カムシャフトの左側端部をシリンダヘッド14の左側外方まで延長した延長シャフト部分の先端側に形成されたカム部(図示省略)により負圧を発生可能に構成されている。
燃料ポンプ19は、バキュームポンプ18とシリンダヘッド14の左側側壁部との間に設けられ、バキュームポンプ18と同様に、排気カムシャフトの延長シャフト部分に形成されたカム部(図示省略)により燃料を導入・排出可能に構成されている。燃料ポンプ19は、燃料を導入するための導入パイプ19aと、燃料を各インジェクタに供給するための排出パイプ19bとを備えている(図3及び図5参照)。
上記燃料ポンプ19に対して、車両1の後部に配設された燃料タンクから燃料が供給される。すわわち、燃料タンクの燃料は、一端部が、ダッシュパネル4に配置された燃料フィルタ(図示省略)に接続された金属製の燃料供給パイプ25と、一端部が、この燃料供給パイプ25の他端部に接続されかつ他端部が上記導入パイプ19aに接続された合成樹脂製のエンジン側ホース26とを通って、燃料ポンプ19へ供給される。
上記燃料供給パイプ25は、ダッシュパネル4の前側近傍位置で上方に立ち上がった後、エンジン1との干渉を避けるように、前側に向かって上方に傾斜して延びている。図2及び図3に示すように、燃料供給パイプ25の上記他端部(下流側端部)は、エンジンカバー40の車幅方向中央(エンジン1の車幅方向中央と略一致する)よりも左側位置において、エンジンカバー40(後述の傾斜部54)の後上方側に位置している。
燃料供給パイプ25の上記他端部は、エンジン側ホース26の一端部(上流側端部)と合成樹脂製のコネクタ27(燃料系部品)を介して接続されている。このコネクタ27は、エンジンカバー40の上面とボンネット8の下面との間の高さ位置に配置されている。
上記コネクタ27は、燃料供給パイプ25とエンジン側ホース26との着脱を可能にするものであって、詳細な図示は省略するが、接続孔を備えたコネクタ本体と、コネクタ本体に嵌合可能なリテーナと、シール部材と、ストッパリングと、シールリップとを備えたものである。それ故、サービス時の燃料供給パイプ25とエンジン側ホース26との着脱作業が容易であり、作業効率を高めることができる。
エンジン側ホース26は、その上流側端部(コネクタ27の配設位置)から車幅方向の右側へ延びた後、エンジン1の車幅方向中央よりも右側位置で折り返して左側へ延びて、下流側端部が上記導入パイプ19aに接続されている。エンジン側ホース26における上記折り返し部分よりも下流側の部分が、シリンダヘッド14(シリンダヘッドカバー15)に固定されたクリップ29により支持されている。これにより、エンジン9と燃料供給パイプ25との間に相対移動が生じた場合でも、エンジン側ホース26の折り返し部分の変形により、その相対移動を吸収することができる。
上記シリンダヘッドカバー15は、シリンダヘッド14の上方を覆うようにシリンダヘッド14に装着されている。シリンダヘッドカバー15は、吸気カムシャフトに対応して形成された車幅方向に延びるカムカバーとしての第1膨出部15aと、第1膨出部15aよりも後側に位置し、排気カムシャフトに対応して形成された車幅方向に延びるカムカバーとしての第2膨出部15bと、シリンダヘッド14へオイルを注入可能な開口を備えたオイル注入部30と、オイルレベルゲージ33を装着可能なゲージ装着部32とが一体的に形成されている(図3〜図5参照)。
第1膨出部15aと第2膨出部15bとの間には、各気筒の燃焼室に応じて車幅方向に並ぶ4つのプラクホールが設けられ、各プラクホールに点火プラグ(図示省略)がそれぞれ装着されている。第2膨出部15b内の上部空間には、複数のバッフルプレートにより仕切られたオイルセパレータ空間が形成されている。
オイル注入部30は、第1膨出部15aの車幅方向略中央部分に形成されている。オイル注入部30は、第1膨出部15aの上面から上方へ突出した筒状部30aを有している。この筒状部30aの上端部内周面にはねじ溝が設けられており、フィラーキャツプ31が筒状部30aの上端開口を閉塞するように螺合されている。
ゲージ装着部32は、第1膨出部15aにおけるオイル注入部30の右側部分に形成されている。ゲージ装着部32は、第1膨出部15aの上面から上方へ突出した筒状部32aを有している。この筒状部32aの上端部に、オイルレベルゲージ33が該筒状部32aの上端開口を閉塞するように装着されている。
また、シリンダヘッドカバー15には、上記エンジンカバー40をエンジン9に固定するための2つの保持部34,35が一体的に形成されている。保持部34は、シリンダヘッドカバー15の前部の右側端部に配置され、エンジンカバー40に形成された後述の係合部49の嵌合部49aと嵌合可能な略テーパ状の凹部34cを有するマウントラバー部34aと、シリンダヘッドカバー15の上面から上方へ突出しかつマウントラバー部34aを支持する支持部34bとを有している。保持部35は、シリンダヘッドカバー15の後部の車幅方向中央よりも左寄りの位置に配置され、保持部34と同様に、エンジンカバー40に形成された後述の係合部48の嵌合部48aと嵌合可能な略テーパ状の凹部35cを有するマウントラバー部35aと、シリンダヘッドカバー15の上面から上方へ突出しかつマウントラバー部35aを支持する支持部35bとを有している。上記マウントラバー部34a,35aの凹部34c,35cは上向きに開口している。
上記エンジンカバー40は、ガラス繊維等を含有したポリアミド系合成樹脂(例えば、PA6)製であって、コネクタ27よりも強度が高い材料からなる。このエンジンカバー40は、図2、図6及び図7に示すように、エンジン9の車幅方向中央部の上方を覆う中央部41と、エンジン9の左側部分の上方を覆う左側側部42と、エンジン9の右側部分の上方を覆う右側側部43とが互いに一体的に形成されてなる。
図2に示すように、エンジンカバー40は、平面視で、吸気マニホールド16の前端近傍位置からシリンダヘッド14の後側側壁部の上方に亘って設けられ、前側に向かって車幅方向の幅が狭くなる(左側側部42及び右側側部43の幅は殆ど変化しない一方、中央部41の幅が狭くなる)略左右対称の台形形状に構成されている。エンジンカバー40の前側部分は、前下がりに傾斜しており、後側部分は、略水平に延びている(僅かに前下がりに傾斜している)。
中央部41の上面の高さは、意匠的な観点から、左側側部42及び右側側部43の上面の高さよりも低くされている。これにより、エンジンカバー40の上面において、中央部41と左側側部42との境界部及び中央部41と右側側部43との境界部には、それぞれ、車幅方向に段差を生じさせるような、前後方向に延びる意匠段差形状部50が形成されることになる。また、エンジンカバー40の上面の前側部分には、断面V字状の溝部51が意匠段差形状部50に沿って前後方向に延びるように形成されている(図9及び図10参照)。この各溝部51の底部における後述の保持部47よりも前側部分には、意匠段差形状部50(溝部51)に沿って前後方向に延びるスリット52が設けられている(図9及び図10参照)。このスリット52の幅は、意匠的な観点から、出来る限り小さいことが好ましく、成形可能な最小限の幅とすればよい。
中央部41の後端は、平面視で、左側側部42及び右側側部43の後端よりも前側に位置する。また、中央部41の後部は、後側に向かって高さが低くなる傾斜部54とされている。この傾斜部54の左側部分の後上方側に、上記コネクタ27が位置している。すなわち、コネクタ27は、エンジン9に固定された状態におけるエンジンカバー40の後上方側に配設されている。
中央部41は、その上面に下側に凹むように形成された略楕円形状の凹陥部44と、この凹陥部44に形成された円形の第1開口部45と、凹陥部44に第1開口部45に隣接するように形成された第2開口部46と、中央部41の下面の前側部分に車幅方向に並ぶように形成された2つの保持部47と、中央部41の下面の後側部分に形成された係合部48とを備えている。
図2に示すように、凹陥部44は、オイル注入部30及びゲージ装着部32の上方位置に対応して形成されている。サービスホールとしての第1開口部45は、オイル注入部30を閉塞するフィラーキャツプ31と対向する位置(エンジン9の車幅方向略中央位置)に位置していて、フィラーキャツプ31を挿入可能に構成されている。また、サービスホールとしての第2開口部46は、ゲージ装着部32を閉塞するオイルレベルゲージ33と対向する位置に位置していて、オイルレベルゲージ33を挿入可能に構成されている。
上記2つの保持部47は、吸気マニホールド16に形成された左右2つの係合部23とそれぞれ係合可能に形成されている。各保持部47は、係合部23の嵌合部23aと嵌合可能な略テーパ状の凹部47cを有するマウントラバー部47aと、中央部41の下面から下方へ突出しかつマウントラバー47aを支持する支持部47bとを有している。各保持部47のマウントラバー部47aの凹部47cは、下向きに開口している。
上記係合部48は、シリンダヘッドカバー15に形成された上記保持部35と係合可能に形成されている。この係合部48は、保持部35のマウントラバー部35aの凹部35cと嵌合可能な球状の嵌合部48aと、中央部41の下面から下方へ突出しかつ嵌合部48aを支持する支持部48bとを有している。
右側側部43の右側端部の前後方向略中央には、係合部49が形成されている。この係合部49は、シリンダヘッドカバー15に形成された上記保持部34と係合可能に形成されている。係合部49は、保持部34のマウントラバー部34aの凹部34cと嵌合可能な球状の嵌合部49aと、右側側部43の下面から下方へ突出しかつ嵌合部49aを支持する支持部49bとを有している。
このようにエンジンカバー40は、該エンジンカバー40の2つの保持部47及び係合部48,49がエンジン9側の2つの係合部23及び保持部35,34にそれぞれ係合することによって、エンジン9に固定される。これらの係合は、エンジンカバー40をエンジン9の上側位置(シリンダヘッドカバー15の上側位置)からエンジン9(シリンダヘッドカバー15)に対して押圧することで行うことができて、容易である。尚、エンジンカバー40の2つの保持部47は、エンジンカバー40をエンジン9に固定するための前側固定部に相当する。
図2、図4、図5及び図8に示すように、上記シリンダヘッドカバー15の第2膨出部15bにおけるエンジンカバー40の中央部41後端の直ぐ後方位置には、上方に突出して2つの板状の金属製規制部材61をそれぞれ支持する2つの規制部材支持部62(図8参照)が車幅方向に間隔をあけて形成されている。これら2つの規制部材支持部62の車幅方向における位置は、エンジンカバー40の中央部41の左側部分及び右側部分にそれぞれ相当する(2つの規制部材61の車幅方向における位置も同様である)。各規制部材支持部62の高さ位置は、中央部41の後端の高さ位置よりも高い。また、各規制部材支持部62の後面には、車幅方向から見て三角形状のリブ62a(図8参照)が形成されている。尚、図8では、燃料供給パイプ25の記載を省略している。
上記2つの規制部材支持部62の先端面(上面)に、上記2つの規制部材61がボルト63によりそれぞれ取付固定されている。各規制部材61は、各規制部材支持部62の先端面に取付固定される取付部61aと、この取付部61aの前側に位置し、中央部41の傾斜部54とコネクタ27との間の高さ位置において、中央部41の傾斜部54の上面と略平行に、前側に向かって上側に傾斜して延びる規制部61bとを有している。上記取付部61aの後部は、規制部材支持部62の上側位置から規制部材支持部62の後面を覆うように折れ曲がっている。この取付部61aにおける規制部材支持部62の後面を覆う部分には、上記リブ62aとの干渉を避けるために切欠き部61cが形成されている。上記規制部61bは、エンジンカバー40に対し前方から衝撃荷重が作用したときに、該エンジンカバー40がコネクタ27に当接するのを阻止するように、該エンジンカバー40の車両後上方側への移動を規制する。すなわち、規制部材61は、本発明のエンジンカバー移動規制手段を構成する。
上記規制部61bの車幅方向両端部は、下側(エンジンカバー40側)に折り曲げられた折曲部61d(図8参照)とされ、この折曲部61dは、取付部61aの車幅方向両端部にまで延設されている。このような折曲部61dにより、規制部61bに対して下側から衝撃力が作用しても、規制部61bが上側へ折れ曲がり難くなっている。また、各規制部材支持部62のリブ62aにより、各規制部材支持部62が規制部材61を介して後向きの衝撃力を受けても、各規制部材支持部62が後側へ倒れ難くなっている。
ここで、車両1の前面衝突時において、フロントサイドフレーム3に設けられたクラッシュカン等の衝撃吸収機構が作動し、吸気マニホールド16の前端部分の潰れ変形が生じて、エンジンカバー40に対し前方から後方へ向かう衝撃荷重が作用したとする。このエンジンカバー40は、その前側部分が前下がりに傾斜しているため、上記衝撃荷重によって、エンジンカバー40の前後方向中間部が前端部及び後端部よりも上方に突出するように湾曲しようとし、これにより、エンジンカバー40の2つの保持部47及び係合部48,49と、エンジン9側の2つの係合部23及び保持部35,34とのそれぞれの係合が外れて、エンジンカバー40がエンジン9に対して後上方側へ移動しようとする。この移動後に、エンジンカバー40の中央部41の傾斜部54が規制部材61の規制部61b(詳しくは、折曲部61dの下面)に当接して、エンジンカバー40の後上方側への移動が規制される。この結果、エンジンカバー40のコネクタ27への当接が阻止される。尚、中央部41の傾斜部54の上面と規制部61b(折曲部61dの下面)との間の隙間量を所定値よりも小さくすることで、係合部48が保持部35から外れる前に、中央部41の傾斜部54が規制部61bに当接するようにすることができ、エンジンカバー40の後上方側への移動規制をより確実に行えるようになる。
本実施形態では、上記のようにエンジンカバー40の後上方側への移動が規制されることで、エンジンカバー40とコネクタ27との干渉を防止することができる。
また、エンジンカバー40の前側部分(保持部47よりも前側部分)には、スリット52が設けられているので、その前側部分が上記衝撃荷重により、下側に曲がるような変形が生じ易くなる。すなわち、スリット52がなければ、断面V字状の溝部51によって、エンジンカバー40の前側部分の剛性が高くなっていて、その前側部分が下側に曲がるような変形は生じ難いが、スリット52により剛性が低下して容易に変形するようになる。この変形により上記衝撃荷重の一部が吸収されて、エンジンカバー40と規制部材61の規制部61bとの間に生じる衝撃力を緩和することができる。この衝撃力の緩和により、上記折曲部61dと相俟って、規制部61bが上側へ折れ曲がり難くなり、規制部材61によるエンジンカバー40の後上方側への移動規制が確実に行われるようになる。また、エンジンカバー40が規制部61bに当接したときのエンジンカバー40自体の破損も防止することができる。さらに、スリット52は、意匠段差形状部50に沿って設けられていることで目立ち難くなり、エンジンカバー40の見栄えを維持することができる。
(実施形態2)
図11〜図13は、本発明の実施形態2を示し、エンジンカバー40の中央部41における傾斜部54の上面に、車幅方向に間隔をあけて2つの係合部56を設けるとともに、シリンダヘッドカバー15の第2膨出部15bに、これら2つの係合部56とそれぞれ係合する2つの保持部38を設けたものである。尚、図13では、燃料供給パイプ25の記載を省略している。
本実施形態では、上記実施形態1における保持部34,35、係合部48,49、規制部材61及び規制部材支持部62は存在しない。その他の構成は、上記実施形態1と同様である。
上記2つの係合部56(2つの保持部38)は、車幅方向において、上記実施形態1における2つの規制部材61とそれぞれ略同じ位置にある。各係合部56は、球状の嵌合部56aと、傾斜部54の上面から後側に向かって突出し、その先端にて嵌合部56aを支持する支持部56bとを有している。
各保持部38は、各係合部56の嵌合部56aと嵌合可能な略テーパ状の凹部38c(図12参照)を有するマウントラバー部38aと、シリンダヘッドカバー15の上面から上方へ突出しかつマウントラバー部38aを支持する支持部38bとを有している。支持部38bは、前後方向から見て、上部が切り欠かれた略C字状をなし、その内部にマウントラバー部38aが挿入されて支持される。
本実施形態では、マウントラバー部38aの凹部38cは、前側に開口しており、係合部56の嵌合部56aを凹部38cの前側から挿入することで凹部38cと嵌合させる。これにより、エンジンカバー40をエンジン9に固定するには、先ず、エンジンカバー40を、2つの係合部56の嵌合部56aがそれぞれ2つのマウントラバー部38aの凹部38cの前側に位置するようにセットした状態で、エンジンカバー40を後側へ押圧することで2つの係合部56と2つの保持部38との係合をそれぞれ行い、次いで、エンジンカバー40の前側部分を下側に押圧して、2つの係合部23と2つの保持部47との係合をそれぞれ行う。
係合部56と保持部38とが係合した状態では、係合部56は、保持部38に対して前側にしか移動することができないため、保持部38は、係合部56(エンジンカバー40)の後上方側への移動を規制した状態で該係合部56(エンジンカバー40)を固定することになる。これにより、本実施形態では、係合部56と保持部38とによってエンジンカバー移動規制手段が構成されることになる。また、係合部56は、エンジンカバー40の下面における後側部分に設けられた、エンジンカバー40をエンジン9に固定するための後側固定部に相当し、保持部38は、その後側固定部の後上方側への移動を規制した状態で該後側固定部を固定するエンジン側固定部に相当する。
したがって、本実施形態では、エンジンカバー40に対し前方から後方へ向かう衝撃荷重が作用したときに、係合部56が保持部38から外れ難く、係合部56と保持部38とによって、エンジンカバー40の後上方側への移動が規制される。この結果、エンジンカバー40とコネクタ27との干渉を防止することができる。よって、上記実施形態1のように規制部材61を設ける必要はなくなり、コストの低減化を図ることができる。
また、上記実施形態1と同様に、エンジンカバー40の前側部分(保持部47よりも前側部分)には、意匠段差形状部50に沿ってスリット52が設けられているので、エンジンカバー40の前側部分の変形により上記衝撃荷重の一部が吸収されて、係合部56と保持部38との間に生じる衝撃力を緩和することができる。この衝撃力の緩和により、係合部56又は保持部38が破損し難くなり、エンジンカバー40の後上方側への移動規制が確実に行われるようになる。よって、エンジンカバー40の見栄えを維持しつつ、エンジンカバー40とコネクタ27との干渉を防止することができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態1及び2では、意匠段差形状部50は、車幅方向に段差を生じさせるものであって、前後方向に延びているが、意匠段差形状部50は、どのような方向に段差を生じさせるものであってもよい。例えば前後方向に段差を生じさせる(車幅方向に延びる)意匠段差形状部50を設けた場合には、スリット52を、その意匠段差形状部50に沿って車幅方向に延びるように形成すればよい。このスリット52により、エンジンカバー40におけるスリット52よりも前側部分が、衝撃荷重により下側に曲がるように変形する。
また、エンジンカバー40の車両後上方側に配設される燃料系部品としては、コネクタ27に限らず、例えば燃料フィルタであってもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、エンジンルーム内のエンジンの上方を覆うように、該エンジンに固定されたエンジンカバーの車両後上方側に燃料系部品が配設されている場合に有用である。
1 車両
2 エンジンルーム
9 エンジン
27 コネクタ(燃料系部品)
38 保持部(エンジン側固定部)(エンジンカバー移動規制手段)
40 エンジンカバー
47 保持部(前側固定部)
50 意匠段差形状部
52 スリット
56 係合部(後側固定部)(エンジンカバー移動規制手段)
61 規制部材(エンジンカバー移動規制手段)

Claims (4)

  1. 車両前部に形成されたエンジンルーム内に搭載されたエンジンの上方を覆うように、該エンジンに固定されたエンジンカバーを備えた車両のエンジンカバー構造であって、
    上記エンジンに固定された状態における上記エンジンカバーの車両後上方側に配設された燃料系部品と、
    上記エンジンカバーに対し車両前方から衝撃荷重が作用したときに、該エンジンカバーが上記燃料系部品に当接するのを阻止するように、該エンジンカバーの車両後上方側への移動を規制するエンジンカバー移動規制手段とを備え、
    上記エンジンカバーの車両前側部分には、該エンジンカバーの上面に形成された意匠段差形状部に沿ってスリットが設けられていることを特徴とする車両のエンジンカバー構造。
  2. 請求項1記載の車両のエンジンカバー構造において、
    上記エンジンカバーの下面における車両前側部分には、該エンジンカバーを上記エンジンに固定するための前側固定部が設けられており、
    上記スリットは、上記エンジンカバーにおいて上記前側固定部よりも車両前側に形成されていることを特徴とする車両のエンジンカバー構造。
  3. 請求項1又は2記載の車両のエンジンカバー構造において、
    上記エンジンカバーの下面における車両後側部分には、該エンジンカバーを上記エンジンに固定するための後側固定部が設けられ、
    上記エンジンには、上記後側固定部の車両後上方側への移動を規制した状態で該後側固定部を固定するエンジン側固定部が設けられており、
    上記エンジンカバー移動規制手段は、上記エンジンカバーの後側固定部と上記エンジン側固定部とによって構成されていることを特徴とする車両のエンジンカバー構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両のエンジンカバー構造において、
    上記燃料系部品は、樹脂製の燃料コネクタであることを特徴とする車両のエンジンカバー構造。
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