JP2012010908A - 遊技機用基板ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】 主制御基板のROMを偽造ROMへ交換するゴト行為を防止する。
【解決手段】 主制御基板22を収容するケース本体23と、ケース本体23に取り付けられるケースカバー24と、ケース本体23をスロットマシン1に取り付ける本体固定部材25とを備え、ケース本体23及びケースカバー24には、これらをカシメ固定する第1のカシメ部26が形成され、ケース本体23及び本体固定部材25には、これらをカシメ固定する第2のカシメ部28が形成され、第1のカシメ部26及び第2のカシメ部28は、マイクロカプセル型接着剤47がネジ部45に塗布されたネジ部材で螺合され、接着剤は、ネジ部材の螺合時にマイクロカプセルが破壊すると放出して硬化され、該ネジ部45とカシメ部との間には接着剤層が形成されるようにした。
【選択図】 図9

Description

本発明は、遊技機用の制御基板を収容保護する遊技機用基板ケースに関する。
パチンコ店等の遊技店で使用される遊技機の一つとしてスロットマシンがある。スロットマシンは、正面側が開口する本体キャビネットに対して前扉が開閉自在に取り付けられている。本体キャビネットの中には、外周に図柄が描かれた複数のリールや制御基板が取り付けられている。また、前扉には、液晶パネルのような画像表示装置が取り付けられている。
制御基板は、主制御基板と副制御基板とから構成されている。主制御基板は、CPU、ROM及びRAMを備えており、ROMが記憶している遊技プログラムに従ってCPUが演算処理を行い、リールの回転停止制御や当選確率の設定等のように、主に遊技の進行に直接関係する処理を行っている。副制御基板は、遊技の状態に応じて画像表示装置に動画や静止画像などを表示させて遊技者を楽しませるような演出を行う処理を行うものであり、主制御基板と同様にCPU、ROM及びRAMを備えている。
ところで、スロットマシンは、従来から主制御基板のROMを偽造したROM(以下、偽造ROMという。)に付け替えて、不正に遊技媒体を獲得するゴト行為が行われることがあった。そのため、主制御基板を基板ケース内に収容して、この基板ケースごと本体キャビネットに取付固定することにより、ゴト行為が行えないようにする方法が従来から多く採用されている。
一般に、従来の基板ケースは、ベースとカバーとに分割されており、ベースにはベース側封印部材が形成され、カバーにはカバー側封印部材が形成されている。これらベース側封印部材とカバー側封印部材とは、カバーがベースに取り付けられた時に対向するような位置に形成されており、基板ケース内に主制御基板を収容した後に、いわゆるワンウェイネジを用いて両封印部材が締結されて、封印されるように構成されている。
しかし、従来の基板ケースは、特殊工具を用いることによって、締結されたワンウェイネジを操作して緩めることができ、主制御基板のROMを偽造ROMに付け替えるようなゴト行為を防止することが困難であった。そこで、ベース側封印部材又はカバー側封印部材のいずれかに接着剤を収容する接着剤収容部を設け、ワンウェイネジを用いて両封印部材を締結する時に接着剤を破壊し、封印部材内部で接着剤を硬化させてワンウェイネジを緩める方向へ操作しにくくした基板ケースが特許文献1に開示されている。
特開2004−49428号公報
特許文献1に記載の基板ケースは、接着剤収容部を設けるためのスペースがネジ受け部に必要になる。そのため、スペース効率が悪く、基板ケースが大型化してしまうという問題があった。また、近年の遊技機は、電子化が進むことに伴って構成が複雑になってきており、多くの部品が搭載されている。そのため、近年の遊技機では、スペース効率を向上させることが強く求められている。さらに、近年はゴト行為による遊技店の被害が増加する傾向にあるため、不正行為に対して、より強固な対策を施すことも求められている。
本発明は、小型でスペース効率がよく、かつ主制御基板のROMを不正に偽造ROMへ交換するゴト行為を防止することが可能な遊技機用基板ケースを提供することを目的とする。
本発明は、
(1)遊技機用の制御基板を収容保護するための遊技機用基板ケースにおいて、遊技機用の制御基板を収容するケース本体と、ケース本体を覆うように該ケース本体に取り付けられるケースカバーと、ケース本体を遊技機に取り付けるための本体固定部材と、を備え、ケース本体及びケースカバーには、ケース本体とケースカバーとをカシメ固定する第1のカシメ部が形成され、ケース本体、ケースカバー及び本体固定部材には、ケースカバーを取り付けたケース本体と本体固定部材とをカシメ固定する第2のカシメ部が形成され、第1のカシメ部及び第2のカシメ部は、接着剤をマイクロカプセルに封入したマイクロカプセル型接着剤がネジ部に塗布されたネジ部材を用いて螺合され、マイクロカプセルは、ネジ部材が螺合される際に破壊され、接着剤は、マイクロカプセルが破壊されると放出してネジ部とカシメ部との間で硬化し、該ネジ部とカシメ部との間には接着剤層が形成され、ケース本体、ケースカバー、本体固定部材及びネジ部材は、同じ樹脂材料で形成されていることを特徴とする遊技機用基板ケース、
(2)第1のカシメ部又は第2のカシメ部の少なくともいずれかは、ネジ部の基端部から離間する位置にマイクロカプセル型接着剤が塗布されたネジ部材を用いて螺合される上記(1)記載の遊技機用基板ケース、
(3)ネジ部材は、第1のカシメ部及び第2のカシメ部に螺合されている固定ネジ部材と、次回以降の螺合に用いる予備のネジ部材とからなり、ケース本体又はケースカバーには、ネジ部材を収容可能なネジ収容部が形成され、このネジ収容部には予備のネジ部材が収容されており、予備のネジ部材のマイクロカプセル型接着剤の色が固定ネジ部材のマイクロカプセル型接着剤の色と異なるようにした上記(1)又は(2)記載の遊技機用基板ケース、
(4)マイクロカプセル型接着剤が均一な厚さでネジ部に塗布されている上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の遊技機用基板ケース、
を要旨とする。
本発明の遊技機用基板ケースによれば、第1のカシメ部及び第2のカシメ部は、接着剤をマイクロカプセルに封入したマイクロカプセル型接着剤がネジ部に塗布されたネジ部材を用いて螺合され、マイクロカプセルは、ネジ部材が螺合される際に破壊され、接着剤は、マイクロカプセルが破壊されると放出してネジ部とカシメ部との間で硬化し、該ネジ部とカシメ部との間には接着剤層が形成されており、また、ケース本体、ケースカバー、本体固定部材及びネジ部材を同じ樹脂材料で形成しているので、接着剤による接着強度を向上させることが可能になる。そのため、遊技機用基板ケースを開放して偽造ROMに交換するようなゴト行為を確実に防止することができる。また、仮に不正行為を行う者が強引にネジ部材を緩めようとするとネジ部材が破壊され、何らかの不正行為が行われた可能性があることの痕跡を残すことができる。そのため、不正行為が行われたか否かを容易に判別することが可能になる。また、ネジ部材には、ネジ部にマイクロカプセル型接着剤が塗布されているので、基板ケースを小型化することができ、遊技機のスペース効率を向上させることが可能になる。
本発明の実施の形態である遊技機用基板ケースを備えたスロットマシンの外観構成を表す斜視図である。 スロットマシンの本体キャビネットの内部構成を表した正面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 ケース本体及びケースカバーの構成を表した分解斜視図である。 図5において、符号Aの部分を表した部分拡大図である。 図5において、符号Bの部分を表した部分拡大図である。 固定ネジ部材の構成を表した側面図である。 第1のカシメ部をカシメ固定する場合の手順を説明する説明図である。 第2のカシメ部をカシメ固定する場合の手順を説明する説明図である。 第1の変形例の遊技機用基板ケースに係る第1の本体受け部の構成を表した部分拡大図である。 第2の本体受け部の構成を表した部分拡大図である。 第1の本体筒部の内部構成を表した部分拡大図である。 第1の本体筒部の内部構成を表した部分拡大図である。 第1のカシメ部をカシメ固定する場合について説明する説明図で、(a)は第1の本体受け部を第1の本体筒部に嵌合させた状態、(b)は嵌合させた第1の本体受け部及び第1の本体筒部に第1の固定ネジ部材をカシメ固定した状態を表した図である。 第2の変形例の遊技機用基板ケースに係る固定ネジ部材の構成を表した側面図である。 固定ネジ部材により第1のカシメ部をカシメ固定した状態を表した説明図である。 第3の変形例の遊技機用基板ケースに係る固定ネジ部材の構成を表した側面図である。 固定ネジ部材により第1のカシメ部をカシメ固定した状態を表した説明図である。 第4の変形例の遊技機用基板ケースに係る固定ネジ部材の構成を表した側面図である。 固定ネジ部材により第1のカシメ部をカシメ固定した状態を表した説明図である。
本発明の実施の形態について、図面を用いて具体的に説明する。本実施の形態では、本発明に係る遊技機用基板ケースの一例として、スロットマシンに取り付けられる遊技機用基板ケースを用いて説明する。なお、本明細書において遊技機用基板ケースに関して「前側」、「後側」は、遊技機用基板ケースが取り付けられた遊技機を正面から見た場合のそれぞれ正面側(前面側)、裏面側(後面側)を示す。また、遊技機用基板ケースに関して、「上下左右」とは、遊技機用基板ケースが取り付けられた遊技機を正面に見てそれぞれ上側、下側、左側及び右側を示すものとする。また、遊技機に関して「前側」、「後側」及び「上下左右」とは、遊技機を正面から見た場合の正面側、裏面側、上側、下側、左側及び右側を示すものとする。
図1に示すように、スロットマシン1は、前扉2と、前扉2を開閉自在に支持する本体キャビネット3とを備えている。前扉2は、本体キャビネット3の前面側に開閉自在に取り付けられており、本体キャビネット3に対して閉じた場合には、本体キャビネット3の前面側に形成されている開口を塞ぐようになっている。前扉2は、メダルの貯留又は遊技開始時にメダルを投入する投入口4、貯留されているメダルを1枚ずつ掛けることが可能な1ベットボタン5、貯留されているメダルを3枚掛けられるMAXベットボタン6、本体キャビネット3内に収納されている図示しないリールを回転駆動させるためのスタートレバー7、リールの回転を停止する際に操作されるストップボタン8、メダルの払い出しを行う排出口9、及びメダルを受けるための受け皿10を備えている。また、前扉2は表示窓11を有しており、リールの周囲に付されている図柄等(図示せず)が表示窓11を介して視認できるようになっている。なお、図1においては、表示窓11を介して視認可能なリール等の記載は省略する。
図2に示すように、本体キャビネット3は、正面側が開口するように形成された箱状の部材であり、3個のリールが回転自在に取り付けられたリールユニット(図示せず)を収納するための収納棚12が内部に設けられている。また、本体キャビネット3には、メダルを払い出す際に駆動するホッパー装置13や、ホッパー装置13等の各種装置に給電する電源装置14などが収納棚12の下方に配置されている。なお、符号15,16は、前扉2を本体キャビネット3に回動自在に支持するための支持部材、符号17は、前扉2が本体キャビネット3に対して閉じている状態を維持するための係止部である。
また、本体キャビネット3には、遊技機用基板ケースとしての基板ケース21が取付固定されている。基板ケース21は、スロットマシン1の全体的な制御を行う主制御基板22を収容保護するためのもので、本体キャビネット3の背面側の壁部材3aの上部にネジ止め等の方法により取付固定されている。
図3〜図5に示すように、基板ケース21は、ケース本体23、ケースカバー24及び本体固定部材25から構成されており、ケースカバー24とケース本体23とを重ね合わせて組み付け、この組み付けたケース本体23及びケースカバー24をさらに本体固定部材25に取付固定するように構成されている。これらケース本体23及びケースカバー24は、ケース本体23及びケースカバー24に形成された第1のカシメ部26において、固定ネジ部材としての第1の固定ネジ部材27を用いてカシメ固定されている。また、ケース本体23、ケースカバー24及び本体固定部材25は、ケース本体23、ケースカバー24及び本体固定部材25に形成された第2のカシメ部28において、固定ネジ部材としての第2の固定ネジ部材29を用いてカシメ固定されている。なお、図5の符号30aと30bは、第1の固定ネジ部材27及び第2の固定ネジ部材29をネジ止めした後、これら第1及び第2の固定ネジ部材27,29に対して不正行為が行われないようにするためのメクラ部材である。
ケース本体23は、スロットマシン1の主制御基板22を収容し、取付固定するためのもので、ポリカーボネート等の透明な硬質の合成樹脂材料で一体成形されている。図3〜図5に示すように、ケース本体23は、内部には主制御基板収容部31及びネジ収容部32を備え、外部には第1のカシメ部26を構成する第1の本体受け部33,34、及び第2のカシメ部28を構成する挿通部材35が形成されている。
主制御基板収容部31は、スロットマシン1の主制御基板22を収容するスペースである。主制御基板収容部31は、ケース本体23の前側に主制御基板22を収容可能に形成されており、収容された主制御基板22をネジ止め等で取付固定するための図示しない取付部が形成されている。なお、図5における主制御基板22は簡略化して記載する。
ネジ収容部32は、次回以降の螺合に用いる予備のネジ部材36を収容可能なスペースとして形成されている。ネジ収容部32は、主制御基板収容部31と隣接する位置に形成されており、ケースカバー24が取り外されている時に予備のネジ部材36を出し入れすることができるようになっている。なお、本実施の形態のネジ収容部32には、予備のネジ部材36を1個収容しているが、複数個の予備のネジ部材を収容してもよい。また、本実施の形態のネジ収容部32は、ネジ収容部32内において予備のネジ部材36が自由に動ける状態で収容しているが、ネジ収容部32内においてネジ部材を決まった場所に固定した状態で収容するようにしてもよい。また、ネジ収容部32は、ケース本体23又はケースカバー24のいずれかに設けられていればよく、その位置は限定されない。
第1の本体受け部33,34は、ケース本体23の正面視右側に位置する側壁23aの外側から更に右側へ延出する方向に2つ形成されている。図6に示すように、これら第1の本体受け部33,34は、側壁23aの外側から右側へ延出する連結部33a,34aと一体成形されている。また、第1の本体受け部33,34のそれぞれにはネジ孔33b,34bが形成されている。ネジ孔33bは、第1の固定ネジ部材27が螺合可能な形状に形成され、ネジ孔34bは、予備のネジ部材36が螺合可能な形状に形成されている。なお、ネジ孔33b,34bは、貫通孔でもよいし有底孔でもよい。ネジ孔33b,34bが有底孔の場合には、第1の固定ネジ部材27や予備のネジ部材36がネジ孔33b,34bに挿入された時に、孔の底面と第1の固定ネジ部材27の先端部とが当たらない深さのネジ孔を形成することが好ましい。また、本実施の形態では、第1の本体受け部33に第1の固定ネジ部材27を螺合し、第1の本体受け部34に予備のネジ部材36を螺合するように構成しているが、第1の本体受け部34に第1の固定ネジ部材27を螺合し、第1の本体受け部33に予備のネジ部材36を螺合するように構成してもよい。
図7に示すように、挿通部材35は、ケース本体23の側壁23aから延出する方向に形成されている。挿通部材35は、第1の本体受け部33,34よりも上方に形成されており、側壁23aの外側から右側へ延出する連結部35aと一体成形されている。これにより、ケース本体23、第1の本体受け部33,34、連結部33a,34a、挿通部材35及び連結部35aが一体成形されるようになっている。
挿通部材35には、第2の固定ネジ部材29が挿通可能な大きさの貫通孔35bが貫通形成されており、第2の固定ネジ部材29が貫通孔35b内を挿通できるようになっている。また、挿通部材35は、本体固定部材25に対向する後側が開口するコ字形に形成されており、前側、上側及び下側の壁に囲まれた凹部35cが形成されている。凹部35cは、本体固定部材25に取付固定されたときに、該本体固定部材25に形成されたケース本体受け部43(図4参照)と嵌合するようになっている。
図5に示すように、ケースカバー24は、ケース本体23と同じくポリカーボネート等の透明な硬質の樹脂材料で形成されており、ケース本体23に対向する後側が開口するように一体成形された箱形状の部材である。ケースカバー24の後側には、左右逆L字形の切り欠き溝を形成することで、右方向へ延出する係合片24a〜24dが形成されている。係合片24a〜24dは、ケース本体23に形成された図示しない係合受け部と係合することができるように形成されており、ケースカバー24がケース本体23に組み付けられた状態を維持することができるようになっている。本実施の形態では、係合片24a〜24dの先端を係合受け部の左側に近接するように位置させ、その後ケースカバー24をケース本体23に対して右側へ移動させて係合片24a〜24dと係合受け部とを係合し、ケース本体23とケースカバー24とが組み付けられる。
また、ケースカバー24には、ケース本体23に取り付けた時に、該ケース本体23の取付部へ取り付けられた主制御基板22の各種コネクタ22a〜22g(図2参照)とケースカバー24とが干渉しないようにするための開口部が形成されている。主制御基板22のコネクタ22a〜22gは、ケースカバー24がケース本体23に取り付けられると、開口部を通ってケースカバー24の前側に位置するようになり、主制御基板22が動作制御を行うリール等の各種部品や副制御基板等と接続するための配線をケースカバー24の外部から容易に接続することができるようになっている。なお、図2においては、説明の便宜上、コネクタ22a〜22gに接続される配線の記載は省略した。
また、ケースカバー24は、第1のカシメ部26を構成する第1の本体筒部37,38と、第2のカシメ部28を構成する第2の本体筒部39とを有している。これら第1の本体筒部37,38及び第2の本体筒部39は、第1の本体受け部33,34と同じくケースカバー24の正面視右側に位置する側壁24eから右側へ延出する方向に設けられている。また、第1の本体筒部37,38は、第1の本体受け部33,34と同数の2つがケースカバー24に形成されており、これら第1の本体筒部37,38は、ケースカバー24がケース本体23に組み付けられた時に、第1の本体筒部37が第1の本体受け部33と対向配置され、第1の本体筒部38が第1の本体受け部34と対向配置されるように形成されている。また、第1の本体筒部37,38は、ケースカバー24と第1の本体筒部37,38とを連結する連結部37b,38bが、側壁から外側へ延出する方向へ一体成形されている。第1の本体筒部37,38のそれぞれには挿通孔37a,38aが貫通形成されている。また、挿通孔37a,38aは、ケースカバー24がケース本体23に組み付けられた場合に、挿通孔37aがネジ孔33bの前側に位置し、挿通孔38aがネジ孔34bの前側に位置するように形成されており、挿通孔37aは第1の固定ネジ部材27が挿通可能な大きさに形成され、挿通孔38aは予備のネジ部材36が挿通可能な大きさに形成されている。
連結部37b,38bは、組み付け時にケース本体23と対向する側が開口するコ字形に形成されており、ケースカバー24がケース本体23に組み付けられた時に、連結部の周囲の壁部に囲まれた内部空間内に、ケース本体23に形成された連結部33a,34aが嵌合するようになっている。
第2の本体筒部39は、第1の本体受け部33,34と同じくケース本体23の正面視右側に位置する側壁24eから右側へ延出する方向に1つ形成されている。第2の本体筒部39は、第1の本体筒部37,38よりも上方に形成されており、第2の固定ネジ部材29が挿通可能な挿通孔39aが形成されている。また、ケースカバー24と第2の本体筒部39との間には、これらケースカバー24と第2の本体筒部39とを連結する連結部39bが側壁24eから外側へ向けて延出するように一体成形されている。これにより、ケースカバー24は、第1の本体筒部37,38及び連結部37b,38b、並びに第2の本体筒部39及び連結部39bとが一体成形されるようになっている。
本体固定部材25は、ケース本体23をスロットマシン1に取り付けるためのもので、ケース本体23及びケースカバー24と同じくポリカーボネート等の透明な硬質の樹脂材料で形成されている。図3に示すように、本体固定部材25には本体取付部41が形成されている。本体取付部41は、本体固定部材25を本体キャビネット3に取付固定するためのもので、本実施の形態では、本体キャビネット3に対して本体固定部材25の側から本体キャビネット3に対してネジ止め固定するようになっている。また、本体固定部材25には、ケース本体23を取り付けるケース本体取付部42が正面側に形成されている。ケース本体23は、ケース本体取付部42に対して正面側から当接させた後に左右方向へスライド移動させて、本体固定部材25に取付固定されるようになっている。
また、図3及び図4に示すように、本体固定部材25には、第2のカシメ部28を構成するケース本体受け部43が形成されている。ケース本体受け部43は、ケース本体23が本体固定部材25に対して取り付けられた場合に、ケース本体23に形成された挿通部材35と対向するように形成されている。また、ケース本体受け部43にはネジ孔43aが形成されており、このネジ孔43aは、本体固定部材25に取り付けられたケース本体23の挿通部材35に形成されている貫通孔35bと対向する位置に形成されている。ネジ孔43aは、第2の固定ネジ部材29が螺合可能に形成されており、第2の固定ネジ部材29が螺合された時に本体固定部材25とケース本体23、ケースカバー24がカシメ固定されるようになっている。
次に、ネジ部材の構成について説明する。ネジ部材は、第1のカシメ部26及び第2のカシメ部28に螺合されている固定ネジ部材と、次回以降の螺合に用いる予備のネジ部材36とからなり、固定ネジ部材は、第1のカシメ部26にネジ止め固定される第1の固定ネジ部材27と、第2のカシメ部28にネジ止め固定される第2の固定ネジ部材29とからなる。なお、第1の固定ネジ部材27と第2の固定ネジ部材29は構成及び材質が同一であり、また予備のネジ部材36は、第1及び第2の固定ネジ部材29とは接着剤47の色が異なるのみで他の構成及び材質は第1及び第2の固定ネジ部材29と同一であるので、ここでは第1の固定ネジ部材27の構成についてのみ説明する。
図8に示すように、第1の固定ネジ部材27は、ケース本体23、ケースカバー24及び本体固定部材25と同じく、ポリカーボネート等のような硬質の樹脂材料で形成されており、ネジ山が形成されたネジ部45と、ネジ部45の基端部45aに形成されているネジ頭部46から構成されている。また、第1の固定ネジ部材27のネジ部45には、基端部45aから所定距離hだけ離間する位置から先端部45bまでの間に、接着剤をマイクロカプセルに封入したマイクロカプセル型接着剤47がネジ部45に対して均一な厚さで塗布されており、第1の本体受け部33と螺合した際に、第1の固定ネジ部材27と第1の本体筒部37及び第1の本体受け部33との間に接着剤層48が形成されるようになっている。
マイクロカプセル型接着剤47には、接着強度等に優れたエポキシ系接着剤が用いられている。本実施の形態で使用するエポキシ系接着剤は、エポキシ樹脂中にマイクロカプセル化された硬化剤や充填材等を分散させたものである。本実施の形態のマイクロカプセル型接着剤に用いられるエポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノラボック型エポキシ樹脂等が挙げられる。また、マイクロカプセル化された硬化剤としては脂肪族ポリアミン、アミンアダクト、ポリアミド、ポリサルファイド、ポリメルカプタン等が用いられ、特にポリメルカプタンを用いることが好ましい。また、ポリメルカプタンとしては、例えばトリオキサントリメチレンメルカプタン化合物が挙げられる。
マイクロカプセル硬化剤のカプセル部分を構成する薄膜には、例えばセバコイルクロライド溶液と、トリエチレンテトラアミン水溶液の界面重合で得られる油膜からなるものが挙げられる。また、本実施の形態で用いられるマイクロカプセル型接着剤には、シリカ、タルク、マイカ、アルミナ等から構成される充填材を併せて用いることが好ましい。充填材を併せて用いることで、接着剤の塗布形状を安定させることが可能になる。
このマイクロカプセル硬化剤は、平均粒子径が5〜10μmであることが好ましい。平均粒子径を上記範囲内にすることで、マイクロカプセル型接着剤47をネジ部45へ塗布する時に、カプセル部分の破壊が起こりにくく、塗布された接着剤の形状を安定させることが可能になる。また、カプセル部分の厚さは、0.5〜1μmであることが好ましい。螺合時以外の通常に加わるせん断力に対してはカプセル部分の強度を高くし、かつ螺合時に加わるせん断力に対しては、カプセル部分に加わるせん断力によって簡単に破壊させることができ、螺合時にのみカプセル部分を破壊させることで硬化剤の硬化反応を容易に進行させることができる。また、マイクロカプセル型接着剤47は、接着剤の熱硬化特性等のバランスがよいという点から、接着剤中におけるマイクロカプセル硬化剤の含有量は10〜30重量%であることが好ましい。
本実施の形態では、第1の固定ネジ部材27及び第2の固定ネジ部材29のネジ部45に塗布されたマイクロカプセル型接着剤は青色に着色され、予備のネジ部材36のネジ部45に塗布されたマイクロカプセル型接着剤は緑色に着色されており、予備のネジ部材36のマイクロカプセル型接着剤の色が固定ネジ部材のマイクロカプセル型接着剤の色と異なるようになっている。なお、本実施の形態では、第1及び第2の固定ネジ部材27,29に係るマイクロカプセル型接着剤の色と、予備のネジ部材36のマイクロカプセル型接着剤の色は、それぞれの色が青色及び緑色である必要はなく、第1及び第2の固定ネジ部材27,29のマイクロカプセル型接着剤の色と予備のネジ部材36のマイクロカプセル型接着剤の色とが異なる色に着色されていればよい。
次に、第1のカシメ部26のカシメ方法について、図9に基づいて説明する。図9は、ケース本体23にケースカバー24をカシメ固定する方法を表した説明図である。なお、図9においては、便宜上、ネジ孔33b内に形成されているネジ山を省略して記載する。図9(a)に示すように、ケース本体23に対してケースカバー24を組み付ける際、第1の本体筒部37が第1の本体受け部33に対して近接する方向に移動する。そして、図9(b)に示すように第1の本体受け部33と第1の本体筒部37とが嵌合する。その後、第1の固定ネジ部材27を第1の本体筒部37側から挿入する。このとき、第1の固定ネジ部材27は、第1の本体筒部37の挿通孔37aを通った後に第1の本体受け部33に形成されたネジ孔34aにネジ止め固定される。
第1の固定ネジ部材27は、ネジ孔33bにネジ止めされる際に回転しながら挿入されるので、第1の固定ネジ部材27のネジ部45に設けられたマイクロカプセル型接着剤47のマイクロカプセルが円周方向にせん断力を受けて破壊される。このとき、マイクロカプセルの内部に封入された接着剤は、外部に放出して第1の固定ネジ部材27のネジ部45とネジ孔33bとの間に形成される隙間に介在した後に硬化する。また、第1の固定ネジ部材27には、ネジ部45とネジ孔33bとの間に形成される隙間、及び第1の固定ネジ部材27と貫通孔37aとの間に形成される隙間を満たす量のマイクロカプセル型接着剤47がネジ部45に設けられているため、第1の固定ネジ部材27がネジ孔33b内に挿入すると、ネジ部45とネジ孔33bの間に形成される空間が接着剤47で満たされた接着剤層48が形成される。そのため、接着不良などを生じることがなく、第1の固定ネジ部材27を用いて第1の本体筒部37と第1の本体受け部33とを確実にカシメ固定することが可能になる。
図9(c)に示すように、第1の固定ネジ部材27をネジ孔33bにネジ止めした後、メクラ部材30aを第1の本体筒部37に挿入する。このようにメクラ部材30aを挿入することで、第1の固定ネジ部材27のネジ頭部46を第1の本体筒部37内に埋めることができ、第1の固定ネジ部材27を取り外すか、或いは破壊してケースカバー24を取り外すような不正行為を確実に防止することが可能になる。
次に、第2のカシメ部28のカシメ方法について、図10に基づいて説明する。図10は、ケース本体23及びケースカバー24を組み付けた組付体を本体固定部材25にカシメ固定する方法を表した説明図である。なお、図10においては、便宜上、ネジ孔43a内に形成されているネジ山を省略して記載する。図10(a)に示すように、第2のカシメ部28をカシメ固定する場合には、既にケース本体23とケースカバー24とが組み付けられ、第1のカシメ部26がカシメ固定されている。そのため、本体固定部材25にケース本体23及びケースカバー24を取り付ける直前は、ケース本体23に形成された挿通部材35とケースカバー24に形成された第2の本体筒部39とが嵌合した状態になっており、この状態でケース本体受け部43に近接する方向へ移動し、図10(b)に示すように、挿通部材35と第2の本体筒受け部43とが嵌合される。
その後、第2の固定ネジ部材29を第2の本体筒部39側から挿入する。このとき、第2の固定ネジ部材29は、第2の本体筒部39及び挿通部材35に形成された各貫通孔35b,39aを通り、その後にケース本体受け部43に形成されたネジ孔43aにネジ止め固定される。
第2の固定ネジ部材29は、ネジ孔43aにネジ止めされる際に回転しながら挿入される。そのため、第2の固定ネジ部材29に設けられたマイクロカプセル型接着剤29aのマイクロカプセルは、円周方向に作用するせん断力により破壊され、内部に封入された接着剤が外部に放出し、第2の固定ネジ部材29とネジ孔43aとの間に形成される隙間に介在するようになる。また、第2の固定ネジ部材29と、第2の本体筒部39及び挿通部材35に形成された各貫通孔35b,39aとの間に形成される隙間を満たす量のマイクロカプセル型接着剤47がネジ部45に設けられているため、第2の固定ネジ部材29がネジ孔43a内に挿入されると、ネジ部45とネジ孔43aとの間に形成された空間、及びネジ部45と第2の本体筒部39及び挿通部材35に形成された各貫通孔35b,39aとの間に形成された空間に、接着剤47で満たされた接着剤層49が形成される。そのため、第2のカシメ部28においても、接着不良を生じることがなく、第2の固定ネジ部材29を用いて、第2の本体筒部39、挿通部材35及びケース本体受け部43とを確実にカシメ固定することが可能になる。
図10(c)に示すように、第2の固定ネジ部材29をネジ孔43aにネジ止めした後は、第1のカシメ部26と同様に、メクラ部材30bを第2の本体筒部39に挿入する。このようにメクラ部材30bを挿入することで、第2の固定ネジ部材29のネジ頭部46を第2の本体筒部39内に埋めることができ、第2の固定ネジ部材29を破壊する等してケースカバー24やケース本体23を取り外すような不正行為を確実に防止することが可能になる。
このように、本実施の形態の基板ケース21は、第1のカシメ部26によってケース本体23及びケースカバー24がカシメ固定され、さらに第2のカシメ部28によってケース本体23、ケースカバー24及び本体固定部材25がカシメ固定されているので、主制御基板22を不正なものに交換するというような不正行為を確実に防止することが可能になる。また、第1及び第2のカシメ部26,28をカシメ固定する際に、マイクロカプセル型接着剤47をネジ部45に塗布した第1及び第2の固定ネジ部材27,29を用いているので、第1及び第2のカシメ部26,28における接着強度をより向上させることができ、第1及び第2のカシメ部26,28のカシメ固定をより強固にすることが可能になる。
また、マイクロカプセル型接着剤47を上記した構成にすることで、ネジ部45に塗布しやすくすることができ、接着剤をネジ部45に塗布する量を均一にすることができる。そのため、第1及び第2のカシメ部26,28における接着剤による接着力にバラツキが生じることがなく、一定の接着力でカシメ固定をすることが可能になる。
また、基板ケースを構成するケース本体23、ケースカバー24及び本体固定部材25、並びに、第1の固定ネジ部材27、第2の固定ネジ部材29及び予備のネジ部材36が同材料で形成されているので、マイクロカプセル型接着剤47による接着強度をより向上させることが可能になる。
スロットマシン等の遊技機は、機種変更をする場合や外部機関による検査を受ける場合等があり、この場合には主制御基板22を本体キャビネット3から取り外す必要が生じる。このような場合には、本体固定部材25に取り付けられているケース本体23及びケースカバー24を取り外し、さらにケース本体23からケースカバー24を取り外して、主制御基板22を取り出す必要がある。以下においては、主制御基板22を本体キャビネット3から取り外す際の手順について説明する。
この場合には、まず本体固定部材25からケース本体23及びケースカバー24を取り外す。上記の通り、本体固定部材25、ケース本体23及びケースカバー24は、第2のカシメ部28においてカシメ固定されているので、第2のカシメ部28におけるカシメ固定を解除する。この場合には、ニッパー等の工具を用いて、まず第2の本体筒部39及び挿通部材35に形成されている各連結部35a,39bを切断して、第2のカシメ部28におけるカシメ固定を解除する。これにより、本体固定部材25と、ケース本体23及びケースカバー24とのカシメ固定が解除され、本体固定部材25からケース本体23及びケースカバー24を取り外すことが可能になる。
次に、ケース本体23からケースカバー24を取り外す。ケース本体23とケースカバー24は第1のカシメ部26でカシメ固定されているので、第1の本体筒部37及び第1の本体受け部33に形成されている各連結部33a,34aをニッパー等の工具で切断する。これにより、ケース本体23とケースカバー24とのカシメ固定が解除されて、ケース本体23からケースカバー24を取り外すことが可能になる。ケースカバー24を取り外すと、ケース本体23内に収容されている主制御基板22を取り外すことができるようになる。
また、外部機関等による検査を受けた後は、取り外した主制御基板22を一時的に使用するが、この場合には、ケース本体23のネジ収容部32内に収容されている予備のネジ部材36を第1の本体筒部38に挿通して第1の本体受け部34でネジ止め固定する。この予備のネジ部材36を第1の本体受け部34でネジ止めした場合にも、予備のネジ部材36のネジ部に設けられたマイクロカプセル型接着剤47は、ネジ止め時における予備のネジ部材36の回転で作用するせん断力により、マイクロカプセルが破壊して内部の接着剤が放出する。放出した接着剤は、第1の本体筒部38及び第1の本体受け部34と、予備のネジ部材36のネジ部との間に形成される隙間に流れた後に硬化し、予備のネジ部材36のネジ部と、第1の本体筒部38及び第1の本体受け部34との間に接着剤が形成される。ケースカバー24は、この接着剤を形成することにより、より強固に第1の本体筒部38及び第1の本体受け部を接着することが可能になる。
また、予備のネジ部材36を用いて組み付けられたケース本体23とケースカバー24は、本体固定部材25に取付固定される。このように、第2のカシメ部28を切断した後に、ケース本体23及びケースカバー24を本体固定部材25に対して取付固定する場合には、図示しない結束バンドなどを用いて、本体固定部材25に対してケース本体23及びケースカバー24を固定する。
このとき、予備のネジ部材36は、ネジ部材に設けられているマイクロカプセル型接着剤47の色が緑色であり、第1及び第2の固定ネジ部材29のネジ部45に設けられているマイクロカプセル型接着剤47の色である青色とは異なる色になっているので、外部機関による検査等で取り外された主制御基板22を再度取り付けたものであるか否かを視覚的に識別することが可能になる。
また、不正行為を行う者が、主制御基板22のROMを偽造ROMに交換した上でケース本体23及びケースカバー24を再度本体固定部材25に取り付け、予備のネジ部材36を用いてカシメ固定した場合には、マイクロカプセル型接着剤47の色が異なるので、不正行為が行われたことを一見して判別することが可能になる。
次に、本発明の第1の変形例に係る遊技機用基板ケースについて説明する。なお、本変形例に係る遊技機用基板ケースの説明において、上記した遊技機用基板ケースと同一の部分については同一の符号で示し、説明を省略する。図11〜図12に示すように、本変形例の遊技機用基板ケースにおけるケース本体51には、側壁51aから右側へ延出する方向に向けて、第1の本体受け部52,53及び挿通部材54が形成されている。これら第1の本体受け部52,53及び挿通部材54は連結部52a,53a,54aと一体成形されている。また、第1の本体受け部52には、第1の固定ネジ部材27が螺合可能な大きさのネジ孔52bが形成されており、第1の本体受け部53には、予備のネジ部材36が螺合可能な大きさのネジ孔53bが形成されている。また、挿通部材54には、第2の固定ネジ部材29が挿通可能な挿通孔54bが形成されている。さらに、第1の本体受け部52,53及び挿通部材54には、溝部52c,53c,54cが形成されている。これら溝部52c,53c,54cは、図11及び図12における上下方向に向けて、該上下方向の中央部にネジ孔52b,53b,54bが配置されるような位置に形成されている。これら溝部52c,53c,54cは、第1の固定ネジ部材27、予備のネジ部材36又は第2の固定ネジ部材29が螺合した時に、これらネジ部材に塗布された接着剤47を滲入させるようにするためのものである。
次に、ケースカバーに形成された第1の本体筒部56,57及び第2の本体筒部の構成について、図13及び図14に基づいて説明する。図13は、ケースカバーにおいて、第1の本体筒部の部分を拡大し、さらに第1の本体筒部の内部構成を表した部分拡大図であり、図14は、第1の本体筒部の内部構成を後側から見た場合の部分拡大図である。なお、図13においては、第1の本体筒部56,57の一部を切り取って描き、図14においては第1の本体筒部56,57の内部構成を視認できるように、第1の本体筒部56,57の後側の一部を切り取って描いている。なお、図13に示す通り、第1の本体筒部56,57は共に同一の構成であるから、図14においては、第1の本体筒部56のみを記載し、第1の本体筒部56の外側の構成を簡略化して円柱状に記載する。
図13及び図14に示すように、第1の本体筒部56,57は、前後方向の略中央部に、挿通孔56a,57aが設けられた仕切り壁部56b,57bが形成されている。この仕切り壁部56b,57bには、後面側に溝部56c,57cが形成されている。この溝部56c,57cは、図13及び図14における上下方向に向けて形成されており、上下方向の中央部に挿通孔56a,57aが配置され、ケースカバーをケース本体に組み付けた時に、第1の本体受け部52,53に形成された溝部52c,53cと対向するような位置に形成されている。この溝部56cは、第1の固定ネジ部材27が螺合した時に、該第1の固定ネジ部材27に塗布された接着剤47を滲入させるようにするためのものであり、溝部57cは、予備の固定ネジ部材36が螺合した時に、該予備の固定ネジ部材36に塗布された接着剤を滲入させるようにするためのものである。なお、図14における符号58は、ケースカバーをケース本体に組み付けた場合にケース本体の連結部52aが嵌合するように形成された溝部であり、この溝部は第1の本体受け部57にも形成されている。
次に、本変形例の作用について説明する。図15は、本変形例の作用を示す説明図であり、(a)は第1の本体受け部52と第1の本体筒部56とを嵌合させた状態を示す図、(b)は第1の本体受け部52と第1の本体筒部56に第1の固定ネジ部材を螺合した状態を示す図である。なお、図15においては、便宜上、ネジ孔52b内に形成されているネジ山を省略して記載する。図15(a)に示すように、第1の本体受け部52と第1の本体筒部56とを嵌合させると、ネジ孔52bと挿通孔56aとが同一軸上に位置し、さらにこれらネジ孔52bと挿通孔56aとの間に、溝部52cと溝部56cによって空間が形成される。このような状態で第1の固定ネジ部材27を螺合させると、第1の固定ネジ部材27に塗布された接着剤47のマイクロカプセルがせん断方向の力を受けて破壊されてマイクロカプセル内の接着剤が流出する。このとき、流出した接着材は、第1の固定ネジ部材27のネジ部45の外周面とネジ孔52b及び孔部56aの内周面との間に形成された空間のみならず、溝部52cと溝部56cによって形成された空間内にも滲入して硬化し、接着剤層48が形成される。
そのため、本変形例によれば、硬化した接着剤層48によって第1の本体受け部52と第1の固定ネジ部材27のネジ部45の外周面とが接着固定されるとともに、第1の本体筒部56の挿通孔56aと第1の固定ネジ部材27のネジ部45の外周面とが接着固定されるだけでなく、接着剤層48によって第1の本体受け部52と第1の本体筒部56とを第1の固定ネジ部材27を介さずに接着固定することができる。したがって、本変形例に係る遊技機用基板ケースによれば、ケース本体にケースカバーを組み付けた際に第1のカシメ部及び第2のカシメ部におけるケース本体とケースカバーとの接着強度を大幅に向上させることが可能になる。なお、本変形例では、第2のカシメ部をカシメ固定した場合においても同様の効果を得ることが可能である。また、第1の本体受け部と第1の本体筒部に予備の固定ネジ部材を螺合した場合も、本変形例と同様の効果を得ることが可能である。
次に、本実施の形態の第2の変形例について、図16及び図17を用いて説明する。本変形例は、第1の固定ネジ部材、第2の固定ネジ部材及び予備の固定ネジ部材の構成を変形したものである。以下においては、上記した構成と同一の箇所については同一の符号を使用し、説明を省略する。なお、第1の固定ネジ部材、第2の固定ネジ部材は同一の構成であり、第1の固定ネジ部材及び第2の固定ネジ部材と予備の固定ネジ部材とは接着剤47の色が相違するのみで他の構成は同一であるから、本変形例においては、第1の固定ネジ部材についてのみ説明する。
本変形例における第1の固定ネジ部材61は、ケースカバーやケース本体等と同じように、ポリカーボネート等のような硬質の樹脂材料で形成されており、その表面にマイクロカプセル型接着剤が塗布されている。第1の固定ネジ部材61のネジ部62は、先端部62aと基端部62bとで直径が異なるように形成されている。すなわち、ネジ部62の先端部62aの直径をd1、ネジ部62の基端部62bの直径をd2とすると、これらd1とd2の間にはd1>d2の関係にある。なお、ネジ部62に形成されている各ネジ山の外径は同一で、すべてd3となるように形成されている。
次に、本変形例の作用について図17に基づいて説明する。図17は、本変形例の作用を表す図で、第1の本体受け部33、第1の本体筒部37に第1の固定ネジ部材61がカシメ固定された状態を表した図である。なお、図17においては、便宜上、ネジ孔33b内に形成されているネジ山を省略して記載する。このように、本変形例は、第1の固定ネジ部材61のネジ部62の先端部62aの直径d1が基端部62bの直径d2よりも大きくなるように形成されているので、第1の本体受け部33及び第1の本体筒部37をカシメ固定すると、ネジ部62の外周面と第1の本体受け部33及び第1の本体筒部37の内周面との間に形成される接着剤層48の厚さは、ネジ部62の先端部62aよりもネジ部2の基端部62bの方が厚くなる。そのため、第1の本体受け部33及び第1の本体筒部37との間における第1の固定ネジ部材61を螺合が解除される方向へ回転させようとすると、接着剤層48の内周面の上端側の径が下端側の径よりも小さくなっているので、第1の固定ネジ部材61のネジ部62の外周面と接着剤層48の内周面とが互いに当接し、第1の固定ネジ部材61が第1の本体受け部33、第1の本体筒部37に対して上方へ移動するのを阻止させることができる。したがって、本変形例によれば、第1の固定ネジ部材61を第1の本体筒部37から抜くことができなくなり、主制御基板のROMを偽装ROMに交換するような不正行為をより確実に防止することが可能になる。また、仮に不正行為者が過大な力で第1の固定ネジ部材61を回転させようとすると、第1の固定ネジ部材27はネジ部62とネジ頭部63との間で過大なせん断力が加わって破壊する。そのため、不正行為が行われた痕跡を確実に残して、不正行為が行われたことを発見しやすくして、遊技店が過大な不利益を受けることを防止することも可能になる。なお、本変形例も、第2のカシメ部をカシメ固定した場合においても同様の効果を得ることが可能である。また、第1の本体受け部と第1の本体筒部に予備の固定ネジ部材を螺合した場合も、本変形例と同様の効果を得ることが可能である。
次に、本実施の形態の第3の変形例について、図18及び図19を用いて説明する。本変形例は、第1の固定ネジ部材、第2の固定ネジ部材及び予備の固定ネジ部材の構成を変形したものである。以下においては、上記した構成と同一の箇所については同一の符号を使用し、説明を省略する。なお、第1の固定ネジ部材、第2の固定ネジ部材は同一の構成であり、第1の固定ネジ部材及び第2の固定ネジ部材と予備の固定ネジ部材とは接着剤47の色が相違するのみで他の構成は同一であるから、本変形例においては、第1の固定ネジ部材についてのみ説明する。
本変形例における第1の固定ネジ部材71は、ケースカバーやケース本体等と同じように、ポリカーボネート等のような硬質の樹脂材料で形成されており、その表面にマイクロカプセル型接着剤47が塗布されている。第1の固定ネジ部材71のネジ部72は、基端部72aに、直径がネジ部72の外径よりも細くなるように形成された細径部73が形成されている。この細径部73は、ネジ部72の周方向に亘って全体的に形成されている。この先端部72aと基端部72bとで直径が異なるように形成されている。
次に、本変形例の作用について図19に基づいて説明する。図19は、本変形例の作用を表す図で、第1の本体受け部33、第1の本体筒部37に第1の固定ネジ部材71がカシメ固定された状態を表した図である。なお、図19においては、便宜上、ネジ孔33b内に形成されているネジ山を省略して記載する。図19に示すとおり、本変形例は、第1の固定ネジ部材71が第1の本体受け部33及び第1の本体筒部37にネジ止めされると、第1の固定ネジ部材71のネジ部72と、ネジ孔33b及び挿通孔37aとの間に接着剤層48が形成される。そして、この接着剤層48が硬化することによって、カシメ固定が行われている。このようにカシメ固定されている時に、不正行為者が不正目的でカシメ固定を解除させようとして、第1の固定ネジ部材71を回転させようとすると、第1の固定ネジ部材71では、ネジ頭部74は回転する方向に力が加わり、ネジ部72は接着層48によって回転を阻止する方向に力が作用する。そのため、ネジ頭部74とネジ部72との間でねじれが生じ、ネジ部72の基端部72bに形成された細径部において応力集中が発生し、少ないせん断力でも第1の固定ネジ部材71が破壊され、ネジ頭部74とネジ部72とが分離する。そのため、本変形例によれば、不正行為者が不正行為を行った痕跡をより確実に残すことができるとともに、その痕跡を容易に発見することができ、偽造ROMによる不正行為が行われるのを確実に防止することができる。また、このように不正行為が行われるのを防止することによって、不正行為により遊技店が損害を受けることも確実に防止することが可能になる。なお、本変形例も、第2のカシメ部をカシメ固定した場合においても同様の効果を得ることが可能である。また、第1の本体受け部と第1の本体筒部に予備の固定ネジ部材を螺合した場合も、本変形例と同様の効果を得ることが可能である。
次に、本実施の形態の第4の変形例について、図20及び図21を用いて説明する。本変形例は、第1の固定ネジ部材、第2の固定ネジ部材及び予備の固定ネジ部材の構成を変形したものである。以下においては、上記した構成と同一の箇所については同一の符号を使用し、説明を省略する。なお、第1の固定ネジ部材、第2の固定ネジ部材は同一の構成であり、第1の固定ネジ部材及び第2の固定ネジ部材と予備の固定ネジ部材とは接着剤47の色が相違するのみで他の構成は同一であるから、本変形例についても、第1の固定ネジ部材についてのみ説明する。
本変形例における第1の固定ネジ部材81は、ケースカバーやケース本体等と同じように、ポリカーボネート等のような硬質の樹脂材料で形成されており、その表面にマイクロカプセル型接着剤47が塗布されている。第1の固定ネジ部材81のネジ部82には段差部83が形成されており、ネジ部82の基端部82a側の直径d4が先端部82b側の直径d5よりも小径となるように形成されている。以下においては、直径d4の部分を細径部84といい、直径d5の部分を太径部85という。この第1の固定ネジ部材81の細径部84は、段差部83と基端部82aとの間に形成されている。この細径部84は棒状に形成されている。太径部85は、段差部83と先端部82bとの間に形成されており、この太径部85にはネジ山が形成されている。すなわち、第1の固定ネジ部材81のネジ山は、ネジ部82のうち太径部85にのみネジ山が形成されている。また、第1の固定ネジ部材81に塗布されている接着剤47は、太径部85が形成されている部分にのみ塗布されており、細径部84には塗布されないようになっている。
次に本変形例の作用について図21に基づいて説明する。図21は、本変形例の作用を表す図で、第1の本体受け部33、第1の本体筒部37に第1の固定ネジ部材81がカシメ固定された状態を表した図である。なお、図21においては、便宜上、ネジ孔33b内に形成されているネジ山を省略して記載する。図21に示すように、本変形例は、第1の固定ネジ部材81のネジ部82が細径部84と太径部85とから形成されており、細径部はネジ部82の基端部側に形成され、太径部85はネジ部82の先端側に形成されているので、ネジ部82の外周面と第1の本体受け部33及び第1の本体筒部37の内周面との間に形成される接着剤層48の厚さは、太径部85が形成されている側よりも細径部84が形成されている側の方が厚くなる。また、接着剤層48は、厚さが変わる境界となる段差部83が形成されている位置に、該段差部83と当接する面48aが形成される。そのため、第1の固定ネジ部材81は、第1の本体受け部33及び第1の本体筒部37との螺合を解除する方向へ回転させて、該第1の固定ネジ部材81を抜く方向へ移動させようとしても、段差部83と接着剤層48の面48aとが互いに当接しているために、抜く方向へ移動することができなくなる。したがって、本変形例によれば、段差部83と接着剤層48の面48aとを互いに当接させることによって、第1の固定ネジ部材81を第1の本体筒部37から抜くことができなくなり、主制御基板のROMを偽装ROMに交換するような不正行為をより確実に防止することが可能になる。また、仮に不正行為者が過大な力で第1の固定ネジ部材81を回転させようとすると、第1の固定ネジ部材81はネジ部82とネジ頭部87との間で過大なせん断力が加わって破壊する。そのため、不正行為が行われた痕跡を確実に残して、不正行為が行われたことを発見しやすくして、遊技店が過大な不利益を受けることを防止することも可能になる。なお、本変形例では、第2のカシメ部をカシメ固定した場合においても同様の効果を得ることが可能である。また、第1の本体受け部と第1の本体筒部に予備の固定ネジ部材を螺合した場合も、本変形例と同様の効果を得ることが可能である。
以上の通り、変形例の構成及び作用効果について説明したが、本変形例はそれぞれを複合的に使用してもよい。例えば、第1の変形例のように、第1の本体受け部及び第1の本体筒部に溝部を設けながら、第1の固定ネジ部材の形状を第2の変形例又は/及び第3の変形例のようにしてもよい。このように構成することで、ケース本体とケースカバーとをより強固に固定して不正行為を起こし難くすることが可能になるとともに、仮に不正行為が行われた場合には、第1の固定ネジ部材が確実に破壊されるので、不正行為が行われた痕跡を確実に残して遊技店の店員が発見しやすい状態にすることが可能になる。このように、本変形例を複合的に組み合わせることによって、不正行為者による不正行為をより確実に防止することが可能になる。
なお、本実施の形態では、遊技機用基板ケースをスロットマシンに適用した例について説明したが、パチンコ機等のようなスロットマシン以外の遊技機に適用してもよい。
1 スロットマシン
2 前扉
3 本体キャビネット
21 基板ケース
22 主制御基板
23 ケース本体
24 ケースカバー
25 本体取付部材
26 第1のカシメ部
27 第1の固定ネジ部材
28 第2のカシメ部
29 第2の固定ネジ部材
32 ネジ収容部
33,34 第1の本体受け部
35 挿通部材
36 予備のネジ部材
37,38 第1の本体筒部
39 第2の本体筒部
45 ネジ部
45b 基端部
46 ネジ頭部
47 接着剤
48 接着剤層

Claims (4)

  1. 遊技機用の制御基板を収容保護するための遊技機用基板ケースにおいて、
    遊技機用の制御基板を収容するケース本体と、
    ケース本体を覆うように該ケース本体に取り付けられるケースカバーと、
    ケース本体を遊技機に取り付けるための本体固定部材と、を備え、
    ケース本体及びケースカバーには、ケース本体とケースカバーとをカシメ固定する第1のカシメ部が形成され、
    ケース本体、ケースカバー及び本体固定部材には、ケースカバーを取り付けたケース本体と本体固定部材とをカシメ固定する第2のカシメ部が形成され、
    第1のカシメ部及び第2のカシメ部は、接着剤をマイクロカプセルに封入したマイクロカプセル型接着剤がネジ部に塗布されたネジ部材を用いて螺合され、マイクロカプセルは、ネジ部材が螺合される際に破壊され、接着剤は、マイクロカプセルが破壊されると放出してネジ部とカシメ部との間で硬化し、該ネジ部とカシメ部との間には接着剤層が形成され、
    ケース本体、ケースカバー、本体固定部材及びネジ部材は、同じ樹脂材料で形成されていることを特徴とする遊技機用基板ケース。
  2. 第1のカシメ部又は第2のカシメ部の少なくともいずれかは、ネジ部の基端部から離間する位置にマイクロカプセル型接着剤が塗布されたネジ部材を用いて螺合される請求項1記載の遊技機用基板ケース。
  3. ネジ部材は、第1のカシメ部及び第2のカシメ部に螺合されている固定ネジ部材と、次回以降の螺合に用いる予備のネジ部材とからなり、
    ケース本体又はケースカバーには、ネジ部材を収容可能なネジ収容部が形成され、このネジ収容部には予備のネジ部材が収容されており、
    予備のネジ部材のマイクロカプセル型接着剤の色が固定ネジ部材のマイクロカプセル型接着剤の色と異なるようにした請求項1又は2記載の遊技機用基板ケース。
  4. マイクロカプセル型接着剤が均一な厚さでネジ部に塗布されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機用基板ケース。
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