JP2012009980A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012009980A JP2012009980A JP2010142331A JP2010142331A JP2012009980A JP 2012009980 A JP2012009980 A JP 2012009980A JP 2010142331 A JP2010142331 A JP 2010142331A JP 2010142331 A JP2010142331 A JP 2010142331A JP 2012009980 A JP2012009980 A JP 2012009980A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subject
- image
- unit
- imaging
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
【解決手段】撮像装置100であって、背景内に被写体が存在する被写体存在画像から被写体を検出する被写体検出部5bと、当該被写体存在画像内で、検出された被写体が包囲される被写体包囲領域を設定する被写体枠設定部5dと、設定された被写体包囲領域を被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲領域から前記被写体が含まれる被写体領域を抽出する被写体抽出部5eとを備えている。
【選択図】図1
Description
背景内に被写体が存在する被写体存在画像を取得する取得手段と、この取得手段により取得された前記被写体存在画像から被写体を検出する被写体検出手段と、当該被写体存在画像内で、前記被写体検出手段により検出された被写体が包囲される被写体包囲領域を設定する第1設定手段と、この第1設定手段により設定された前記被写体包囲領域を被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲領域から前記被写体が含まれる被写体領域を抽出する抽出手段と、を備えたことを特徴としている。
被写体存在画像を撮像する第1撮像手段を更に備え、前記取得手段は、前記第1撮像手段によって撮像された前記被写体存在画像を取得することを特徴としている。
前記被写体検出手段は、前記第1撮像手段により連続して撮像される前記複数の被写体存在画像において、逐次被写体を検出して追跡する追跡手段を更に備え、前記第1設定手段は、更に、前記追跡手段により逐次追跡される被写体を包囲するように前記被写体包囲領域を逐次設定することを特徴としている。
前記被写体検出手段によって検出された被写体に合焦する合焦手段を更に備え、前記抽出手段は、前記被写体包囲領域内の画像のエッジを検出し、当該エッジにより形成された領域を前記被写体領域として抽出することを特徴としている。
前記被写体存在画像と略同一の画角で被写体が存在しない被写体非存在画像を撮像する第2撮像手段と、この第2撮像手段により撮像された前記被写体非存在画像内で、前記第1設定手段により設定された前記被写体包囲領域に対応する対応領域を設定する第2設定手段と、を更に備え、前記抽出手段は、更に、前記第1設定手段により設定された前記被写体包囲領域と前記第2設定手段により設定された前記対応領域との対応する各画素の差分情報に基づいて、前記被写体包囲領域から前記被写体領域を抽出することを特徴としている。
前記第1撮像手段は、連続した撮像によって略同一の画角の前記被写体存在画像を複数撮像し、前記第1設定手段は、更に、前記第1撮像手段により順次撮像される前記被写体存在画像内で前記被写体包囲領域を逐次設定し、前記第2設定手段は、更に、前記第2撮像手段により撮像された前記被写体非存在画像内で、前記第1設定手段により逐次設定された前記被写体包囲領域に対応する対応領域をそれぞれ設定することを特徴としている。
前記被写体包囲領域の大きさは、前記被写体検出手段により検出される被写体の大きさに応じて可変することを特徴としている。
画像処理装置を用いた画像処理方法であって、背景内に被写体が存在する被写体存在画像を取得する処理と、取得された前記被写体存在画像から被写体を検出する処理と、当該被写体存在画像内で、検出された被写体が包囲される被写体包囲領域を設定する処理と、設定された前記被写体包囲領域を被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲領域から前記被写体が含まれる被写体領域を抽出する処理と、を含むことを特徴としている。
画像処理装置のコンピュータを、背景内に被写体が存在する被写体存在画像を取得する手段、この取得された前記被写体存在画像から被写体を検出する手段、当該被写体存在画像内で、検出された被写体が包囲される被写体包囲領域を設定する手段、この設定された前記被写体包囲領域を被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲領域から前記被写体が含まれる被写体領域を抽出する手段、として機能させることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した実施形態1の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
実施形態1の撮像装置100は、背景内に被写体Sが存在する被写体存在画像Pa内で、被写体Sが包囲される被写体包囲枠Waを設定し、この被写体包囲枠Waを被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲枠Wa内から被写体Sが含まれる被写体領域を抽出する。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、撮像部1と、撮像制御部2と、画像データ生成部3と、メモリ4と、画像処理部5と、記録媒体制御部6と、表示制御部7と、表示部8と、操作入力部9と、中央制御部10とを備えている。
レンズ部1aは、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部1bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成され、レンズ部1aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
なお、図示は省略するが、撮像部1は、レンズ部1aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
このように、撮像部1及び撮像制御部2は、第1撮像手段として、背景内に被写体が存在する被写体存在画像Paを撮像する。また、撮像部1及び撮像制御部2は、背景内に存在する被写体Sを連続して撮像して被写体存在画像Pa1〜Pan(n:自然数;図3(a)〜図3(c)等参照)の画像フレームを逐次生成する。
AF処理部2aは、図示は省略するが、フォーカスモータ等の駆動源と、撮像制御部2からの制御信号に従って駆動源を駆動させるドライバ等を具備している。そして、AF処理部2aは、画像処理部5の被写体検出部5b(後述)により検出された被写体Sや、被写体追跡部5c(後述)により追跡される被写体Sを合焦対象とする。その後、AF処理部2aは、合焦対象の被写体Sの追跡枠をAFエリア(図示略)とし、AFエリア内の画像(被写体S)にフォーカス(ピント)を合わせるようにドライバにより駆動源を駆動させてフォーカスレンズを光軸方向に移動させることにより、レンズ部1aの合焦位置を調整する。
このように、AF処理部2aは、被写体検出部5bにより検出された被写体S及び被写体追跡部5cにより追跡される被写体Sを合焦対象として、レンズ部1aの焦点を調整する合焦手段を構成している。
カラープロセス回路から出力される輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、図示しないDMAコントローラを介して、バッファメモリとして使用されるメモリ4にDMA転送される。
即ち、画像取得部5aは、画像データ生成部3により生成された被写体存在画像Paの画像データをメモリ4から取得する。具体的には、画像取得部5aは、撮像部1により撮像されて画像データ生成部3により逐次生成される被写体存在画像Paの画像データを取得する。
ここで、画像取得部5aは、背景内に被写体Sが存在する被写体存在画像Paを取得する取得手段を構成している。
即ち、被写体検出部5bは、画像取得部5aにより取得された被写体存在画像Paの画像データから、自動合焦処理の合焦対象や被写体追跡処理の追跡対象となる被写体Sを検出する。具体的には、被写体検出部5bは、例えば、顔検出処理、エッジ検出処理、特徴抽出処理等の各種画像処理によって被写体Sの候補となる画像領域(候補領域)を抽出し、抽出された候補領域の中で所定の識別条件を満たすものを被写体Sとして検出する。また、被写体検出部5bは、画像取得部5aにより取得される複数の被写体存在画像Pa、…のうち、一の被写体存在画像Pa、即ち、例えば、被写体存在画像Paを連続して撮像する場合には、1枚目の被写体存在画像Pa1(図3(a)参照)から被写体Sを検出する。
なお、顔検出処理やエッジ検出処理や特徴抽出処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。また、所定の識別条件としては、例えば、「ヒトの顔」や「物体」や「動物」などの形状を基準とするものや、画角全体の画像に対する割合(例えば、半分以上であるか)などの大きさを基準とするものや、明度や彩度が高く鮮やかな(派手な)色合いであるか否かや肌色であるか否かなどの色調を基準とするものや、静止物体であるか動体であるかなどの動き(静動)を基準とするもの等が挙げられる。
即ち、被写体追跡部5cは、画像取得部5aにより取得された一の画像フレームから被写体検出部5bにより検出された被写体Sを追跡対象として設定し、当該追跡対象の被写体Sを隣合う画像フレーム間で動体解析により追跡する。具体的には、例えば、撮像部1により被写体存在画像Paを連続して撮像する場合には、被写体追跡部5cは、画像取得部5aにより取得される複数の被写体存在画像Pa、…のうち、一の被写体存在画像Pa(例えば、1枚目の被写体存在画像Pa1等)から検出された被写体Sを追跡対象として、一の被写体存在画像Paと異なる少なくとも一の被写体存在画像Pa(例えば、2枚目以降の被写体存在画像Pa2等)にて、追跡対象である被写体Sを動体解析により逐次追跡する。
被写体追跡部5cは、被写体検出部5bによる被写体検出処理によって一の画像フレームから被写体Sが検出されると、当該被写体Sと重なるように追跡枠(例えば、矩形枠等;図示略)を設定する。また、被写体追跡部5cは、追跡枠の各隅部の座標を取得し、取得された座標を追跡用座標としてメモリ4に記憶する。
そして、被写体追跡部5cは、追跡枠内の被写体Sの輝度情報や色情報等の画像情報をテンプレートとして、次の画像フレームにて追跡枠の隅部の座標(追跡用座標)近傍の所定の動体探索範囲内を所定方向に走査してマッチングを行い、最も近似性の高い部分を被写体Sとする。その後、被写体追跡部5cは、最も近似性が高いと判定された被写体Sと重なるように追跡枠を設定した後、設定された追跡枠の各隅部の座標を取得して当該座標によりメモリ4の追跡用座標を更新する。さらに、被写体追跡部5cは、追跡枠内の被写体Sの輝度情報や色情報等の画像情報をテンプレートとして更新する。
上記の処理を、被写体追跡部5cは、撮像部1により順次撮像される複数の画像フレームの各々に対して逐次実行することにより、マッチングに用いるテンプレートが更新されていく。そのため被写体Sが経時的に変化しても当該被写体Sを動体として追跡することができる。
このように、被写体検出部5b及び被写体追跡部5cは、撮像部1及び撮像制御部2により連続して撮像される複数の被写体存在画像Pa、…において、逐次被写体Sを検出して追跡する追跡手段を構成している。
即ち、被写体枠設定部5dは、画像取得部5aにより取得される被写体存在画像Pa内で、被写体検出部5bにより検出された被写体Sが包囲される被写体包囲枠Wa(被写体包囲領域)を設定する。具体的には、被写体枠設定部5dは、被写体存在画像Paよりも小さい領域を囲むように被写体包囲枠Waを設定する。例えば、被写体枠設定部5dは、被写体検出部5bにより検出された被写体Sの位置や大きさ、即ち、中心部の座標や上下左右の各端部の座標に基づいて、当該被写体S全体を最小の矩形状の領域で囲むように矩形枠の四隅の座標を指定して、当該座標により形成される被写体包囲枠Waを設定する。また、例えば、被写体枠設定部5dは、被写体追跡部5cにより設定される追跡枠に基づいて、当該追跡枠の各隅部の座標を矩形枠の四隅の座標として被写体包囲枠Waを設定するようにしても良い。なお、被写体包囲枠Waの設定方法は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、例えば、撮像部1により被写体存在画像Paを連続して撮像する場合には、被写体枠設定部5dは、画像取得部5aにより取得される複数の被写体存在画像Pa、…のうち、一の被写体存在画像Pa(例えば、1枚目の被写体存在画像Pa1等)内で、被写体検出部5bにより検出された被写体Sを包囲するように被写体包囲枠Waを設定する。さらに、一の被写体存在画像Paと異なる少なくとも一の被写体存在画像Pa(例えば、2枚目以降の被写体存在画像Pa2等)内で、被写体枠設定部5dは、被写体追跡部5cにより逐次追跡される被写体Sを包囲するように被写体包囲枠Waを逐次設定する。このように、被写体枠設定部5dは、順次撮像される被写体存在画像Pa内で被写体包囲枠Waを逐次設定する。
ここで、被写体追跡部5cにより逐次追跡される被写体Sに対する被写体包囲枠Waの設定方法は、被写体検出部5bにより検出された被写体Sに対する被写体包囲枠Waと同様に、被写体Sの位置や大きさに基づいて被写体包囲枠Waを設定するようにしても良いし、例えば、被写体S(動体)が所定の一方向に移動している場合には、当該被写体Sの移動方向を動きベクトルから予測して被写体包囲枠Waを設定するようにしても良い。このとき、被写体Sの上下方向及び左右方向の動きに加えて、前後方向の動きを予測して、その前後位置に応じて被写体包囲枠Waの大きさを変化させても良い。
従って、画角全体の画像に対して被写体Sの大きさが変化する場合には、被写体枠設定部5dは、当該被写体Sの大きさの変化に応じて被写体包囲枠Waの大きさを可変させる。
このように、被写体枠設定部5dは、被写体存在画像Pa内で、被写体検出部5bにより検出された被写体Sが包囲される被写体包囲領域を設定する第1設定手段を構成している。
即ち、被写体抽出部5eは、被写体存在画像Pa内で被写体枠設定部5dにより設定された被写体包囲枠Wa内から被写体Sが含まれる被写体領域を検出して抽出する。具体的には、被写体抽出部5eは、例えば、メモリ4に一時記憶されている各被写体存在画像Paを取得した後、当該被写体存在画像Paの被写体包囲枠Wa内の画像データに対して所定の微分フィルタを用いて微分演算を行って、当該被写体包囲枠Wa内にて濃度や色に急激な変化があるところを被写体Sの縁を表す線(エッジ)Eとして検出するエッジ検出処理を行う(図4(b)参照)。そして、被写体抽出部5e、エッジEにより形成された領域、即ち、検出された複数のエッジEのうち、最も外側の縁部を構成するエッジEにより囲まれた内側の領域を、被写体領域として被写体画像Gを抽出する。
なお、被写体領域の抽出に、エッジ検出処理を用いるようにしたが、一例であって被写体領域の抽出方法はこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能であり、例えば同一の画角で撮像した被写体が存在する画像と被写体が存在しない画像との差分によって、被写体画像Gを抽出するようにしてもよい。
ここで、被写体抽出部5eは、被写体枠設定部5dにより設定された被写体包囲領域を被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲領域から被写体Sが含まれる被写体領域を抽出する抽出手段を構成している。
即ち、記録媒体制御部6は、画像処理部5の符号化部(図示略)により所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式等)で符号化された記録用の画像データを記録媒体Mに記録させる。また、記録媒体制御部6は、被写体切り抜き画像Pgの画像データを領域情報生成部5fにより生成されたアルファマップと対応付けて、当該被写体切り抜き画像Pgの画像データの拡張子を「.jpe」として記録媒体Mに記録する。
具体的には、表示制御部7は、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、中央制御部10の制御下にてメモリ4から読み出されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから定期的に読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部8に出力する。
図2は、被写体切り抜き処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図3(a)〜図3(c)は、被写体切り抜き処理に係る被写体存在画像Paの一例を模式的に示す図であり、図4(a)〜図4(c)は、被写体切り抜き処理に係る画像の一例を模式的に示す図である。
被写体切り抜き処理は、ユーザによる操作入力部9の選択決定ボタンの所定操作に基づいて、メニュー画面に表示された複数の撮像モードの中から被写体切り抜きモードが選択指示された場合に実行される処理である。また、以下の被写体切り抜き処理にあっては、予め被写体存在画像Paの記録枚数(例えば、20枚等)を設定しておくものとする。
次に、中央制御部10は、ユーザによる操作入力部9のシャッタボタンの所定操作に基づいて撮像指示が入力されたか否かを判定する(ステップS2)。ここで、撮像指示が入力されていないと判定されると(ステップS2;NO)、中央制御部10は、処理をステップS1に以降して、ステップS2にて、撮像指示が入力されたと判定されるまで(ステップS2;YES)、当該判定処理を繰り返す。
次に、撮像制御部2のAF処理部2aは、被写体検出部5bにより検出された被写体Sを合焦対象として設定した後、当該合焦対象の被写体Sの検出枠をAFエリアとして、ドライバにより駆動源を駆動させてフォーカスレンズを光軸方向に移動させ、AFエリア内の画像にフォーカスを合わせる自動合焦処理を行う(ステップS5)。
なお、このとき、撮像制御部2は、露出条件(シャッター速度、絞り、増幅率等)やホワイトバランス等の撮像条件を調整しても良い。
続けて、中央制御部10は、AF処理部2aによる自動合焦処理後に撮像された被写体存在画像Paの画像データ、即ち、AF処理部2aによる自動合焦処理後に、画像データ生成部3により生成された被写体存在画像PaのYUVデータをメモリ4に一時記憶させる(ステップS7)。
ここで、所定枚数の被写体存在画像Paを一時記憶していないと判定されると(ステップS8;NO)、被写体追跡部5cは、被写体検出部5bにより検出された被写体Sを追跡対象として設定し、当該追跡対象の被写体Sを画像取得部5aにより取得される隣合う画像フレーム間で動体解析により追跡する追跡処理を行う(ステップS9)。
次に、画像処理部5の被写体枠設定部5dは、新たに撮像された被写体存在画像Pa内で、被写体追跡部5cにより追跡される被写体Sが包囲される被写体包囲枠Wa(図3(b)、(c)等参照)を設定する(ステップS11)。具体的には、被写体枠設定部5dは、例えば、被写体追跡部5cにより追跡される被写体Sの中心部の座標や上下左右の各端部の座標に基づいて、当該被写体S全体を囲むように被写体包囲枠Waを設定する。
ここで、所定枚数の被写体存在画像Paを一時記憶したと判定されると(ステップS8;YES)、画像処理部5の被写体抽出部5eは、メモリ4に一時記憶されている所定枚数の被写体存在画像Paの各々を順次取得して、各被写体存在画像Paの被写体包囲枠Wa内から被写体Sが含まれる被写体領域を検出して、被写体画像Gを抽出する(ステップS12)。具体的には、被写体抽出部5eは、各被写体存在画像Paの被写体包囲枠Wa内の画像データに対してエッジ検出処理を行って(図4(b)参照)、検出された複数のエッジEのうち、最も外側の縁部を構成するエッジEにより囲まれた内側の領域を被写体領域として検出する。そして、被写体抽出部5eは、当該被写体領域内の画像を被写体画像G(図4(c)参照)として抽出する。
続けて、画像処理部5の切り抜き画像生成部5gは、各被写体画像Gを所定の単一色画像と合成した被写体切り抜き画像Pg(図4(c)参照)の画像データを生成する処理を行う(ステップS14)。具体的には、切り抜き画像生成部5gは、被写体存在画像Pa、単一色画像及びアルファマップを読み出してメモリ4に展開した後、被写体存在画像Paの全ての画素について、アルファ値が0の画素については(α=0)、透過させ、アルファ値が0<α<1の画素については(0<α<1)、所定の単一色とブレンディングを行い、アルファ値が1の画素については(α=1)、何もせずに所定の単一色に対して透過させないようにする。
なお、被写体切り抜き画像Pgを記録媒体Mに記録させる前に、表示制御部7は、当該被写体切り抜き画像Pgを表示部8に表示させるようにしても良い。
これにより、被写体切り抜き処理を終了する。
このとき、複数の被写体存在画像Pa、…のうち、一の被写体存在画像Pa(例えば、一枚目の被写体存在画像Pa1等)から被写体Sを検出するとともに、当該一の被写体存在画像Paと異なる少なくとも一の被写体存在画像Pa(例えば、二枚目以降の被写体存在画像Pa2等)にて被写体Sを逐次追跡する。そして、一の被写体存在画像Pa内で検出された被写体Sを包囲するように被写体包囲枠Waを設定するとともに、一の被写体存在画像Paと異なる少なくとも一の被写体存在画像Pa内で逐次追跡される被写体Sを包囲するように被写体包囲枠Waを逐次設定する。従って、被写体存在画像Paを連続して撮像する場合に、各被写体存在画像Paにて被写体Sを包囲する被写体包囲枠Waをそれぞれ設定して、当該被写体包囲枠Waから被写体Sが含まれる被写体領域を抽出することができる。
さらに、検出された被写体S及び逐次追跡される被写体Sを合焦対象として撮像部1の焦点を調整するので、生成される各被写体存在画像Pa内にて被写体Sにピントを合わせることができ、当該被写体存在画像Paの被写体包囲枠Wa内から被写体領域を抽出することにより、ピントの合った被写体画像Gを切り抜くことができる。
以下に、本発明を適用した実施形態2の撮像装置200について図5〜図9を参照して説明する。
実施形態2の撮像装置200は、所定の背景内に被写体Sの存在しない被写体非存在画像Pb(図7(d)参照)内で、被写体包囲枠Waに対応する対応枠Wbを設定し、被写体包囲枠Wa内の画像データ及び対応枠Wb内の画像データの対応する各画素の差分情報に基づいて、被写体包囲枠Waから被写体領域を抽出する。
なお、実施形態2の撮像装置200は、以下に説明する以外の点で上記実施形態1の撮像装置100と略同様の構成をなし、その説明は省略する。
図5に示すように、実施形態2の撮像装置200の画像処理部5は、画像取得部5aと、被写体検出部5bと、被写体追跡部5cと、被写体枠設定部5dと、被写体抽出部5eと、領域情報生成部5fと、切り抜き画像生成部5gとに加えて、対応枠設定部5hと、位置合わせ部5iとを具備している。
即ち、画像取得部5aは、撮像部1による被写体非存在画像Pbの撮像後、画像データ生成部3により生成された被写体非存在画像Pbの画像データを取得する。具体的には、撮像部1は、第2撮像手段として、被写体存在画像Paと略同一の画角で当該被写体存在画像Paの背景と同一の背景内に被写体Sが存在しない被写体非存在画像Pbを撮像する。このとき、撮像制御部2は、例えば、被写体非存在画像Pbをパンフォーカスで撮像するように、被写界深度が最も深くなるように絞りの値を設定するとともに、当該絞りの値に応じて電子撮像部1b1の露光時間及びISO感度を決定する。そして、画像データ生成部3は、撮像部1により撮像された被写体非存在画像Pbの画像データを生成した後、記録媒体制御部6は、画像データ生成部3により生成された被写体非存在画像Pbの画像データを記録媒体Mに記録させる。その後、被写体切り抜き処理にて、画像取得部5aは、記録媒体Mから被写体非存在画像Pbの画像データを取得する。
なお、被写体非存在画像Pbの撮像は、必ずしも被写体存在画像Paの撮像後に行われる必要はなく、被写体非存在画像Pbの撮像後、当該被写体非存在画像Pbの背景と同一の背景内に被写体Sの存在する被写体存在画像Paを撮像するようにしても良い。
このように、画像取得部5aは、被写体存在画像Paの背景と同一の背景内に被写体Sが存在しない被写体非存在画像Pbを取得する。
即ち、対応枠設定部5hは、画像取得部5aにより取得された被写体非存在画像Pb内で、被写体枠設定部5dに設定された被写体包囲枠Waに対応する対応枠(対応領域)Wbを設定する。例えば、対応枠設定部5hは、被写体枠設定部5dにより設定された矩形状の被写体包囲枠Waに基づいて、当該被写体包囲枠Waの四隅の座標を矩形枠の四隅の座標として対応枠Wbを設定する。なお、対応枠Wbの設定方法は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、例えば、撮像部1により略同一の画角の被写体存在画像Paが連続して所定枚数撮像された場合には、対応枠設定部5hは、被写体非存在画像Pb内で、被写体枠設定部5dにより逐次設定された各被写体存在画像Paの被写体包囲枠Waに対応する対応枠Wbをそれぞれ設定する。
ここで、対応枠設定部5hは、被写体非存在画像Pb内で、被写体枠設定部5dにより設定された被写体包囲領域に対応する対応領域を設定する第2設定手段を構成している。
即ち、位置合わせ部5iは、被写体非存在画像Pbの対応枠Wb内の画像データから特徴点を抽出した後、当該特徴点に基づいて、対応枠Wb内の画像データに対する被写体包囲枠Wa内の画像データの各画素の座標変換式(射影変換行列)を算出する。そして、位置合わせ部5iは、当該座標変換式に従って被写体包囲枠Wa内の画像データを座標変換して対応枠Wb内の画像データと位置合わせを行う。また、例えば、撮像部1により被写体存在画像Paが連続して所定枚数撮像された場合には、位置合わせ部5iは、画像取得部5aにより被写体存在画像Paが取得される毎に、各被写体存在画像Paに対して上記の位置合わせ処理を行う。
なお、上記の位置合わせの手法は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。また、例えば、撮像装置200を三脚等を用いて所定位置に固定して撮像した場合などのように、被写体存在画像Paと被写体非存在画像Pbとの背景が略同一となる場合には、被写体存在画像Paの被写体包囲枠Wa内の画像データと被写体非存在画像Pbの対応枠Wb内の画像データとの位置合わせを必ずしも行う必要はない。
即ち、被写体抽出部5eは、位置合わせ部5iにより位置合わせされた被写体存在画像Paの被写体包囲枠Wa内の画像データと被写体非存在画像Pbの対応枠Wb内の画像データとの間で対応する各画素の差分情報を生成し、当該差分情報を基準として被写体包囲枠Wa内から被写体Sが含まれる被写体領域を抽出する。また、例えば、撮像部1により被写体存在画像Paが連続して所定枚数撮像された場合には、被写体抽出部5eは、複数の被写体存在画像Pa、…の各々から被写体領域を抽出する処理を行う。
図6は、撮像処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図7(a)〜図7(d)は、撮像処理に係る画像の一例を模式的に示す図である。
なお、以下の撮像処理にあっては、予め被写体存在画像Paの記録枚数(例えば、20枚等)を設定しておくものとする。
次に、中央制御部10は、上記実施形態1における被写体切り抜き処理と同様に、撮像指示が入力されたか否かを判定する(ステップS22)。ここで、撮像指示が入力されていないと判定されると(ステップS22;NO)、中央制御部10は、処理をステップS21に以降して、ステップS2にて、撮像指示が入力されたと判定されるまで(ステップS22;YES)、当該判定処理を繰り返す。
次に、撮像制御部2のAF処理部2aは、上記実施形態1における被写体切り抜き処理と同様に、被写体検出部5bにより検出された被写体Sを合焦対象として設定した後、当該合焦対象の被写体Sの検出枠をAFエリアとして、AFエリア内の画像にフォーカスを合わせる自動合焦処理を行う(ステップS25)。
ここで、所定枚数の被写体存在画像Paを一時記憶していないと判定されると(ステップS28;NO)、被写体追跡部5cは、上記実施形態1における被写体切り抜き処理と同様に、被写体検出部5bにより検出された被写体Sを追跡対象として設定し、当該追跡対象の被写体Sを隣合う画像フレーム間で動体解析により追跡する追跡処理を行う(ステップS29)。
ここで、所定枚数の被写体存在画像Paを一時記憶したと判定されると(ステップS28;YES)、記録媒体制御部6は、メモリ4に一時記憶されている所定枚数の被写体存在画像Paの各々を順次取得して、各被写体存在画像Paの被写体包囲枠Waの領域情報(例えば、四隅の座標等)と対応付けて一ファイルで記録媒体Mの所定の記録領域に記録させる(ステップS31)。
その後、記録媒体制御部6は、被写体非存在画像Pbの画像データを取得して、記録媒体Mの所定の記録領域に記録させる(ステップS33)。
これにより、撮像処理を終了する。
図8は、被写体切り抜き処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図9(a)〜図9(c)は、被写体切り抜き処理に係る画像の一例を模式的に示す図である。
次に、画像取得部5aは、記録媒体Mから連続して撮像された所定枚数の被写体存在画像Paのうち、一の被写体存在画像Pa(例えば、一枚目の被写体存在画像Pa1等)の画像データ及び被写体包囲枠Waの領域情報(例えば、被写体包囲枠Waの四隅の座標等)を取得する(ステップS42;図9(a)参照)。続けて、画像処理部5の対応枠設定部5hは、被写体包囲枠Waの領域情報に基づいて、被写体非存在画像Pb内で被写体包囲枠Waに対応する対応枠Wb(図9(b)参照)を設定する(ステップS43)。具体的には、対応枠設定部5hは、例えば、矩形状の被写体包囲枠Waの四隅の座標を矩形枠の四隅の座標として被写体非存在画像Pb内で対応枠Wbを設定する。
続けて、位置合わせ部5iは、算出された座標変換式に従って被写体包囲枠Wa内の画像データを座標変換(射影変換)して対応枠Wb内の画像データと位置合わせを行う(ステップS45)。
具体的には、被写体抽出部5eは、被写体存在画像Paの被写体包囲枠Wa内の画像データと被写体非存在画像Pbの対応枠Wb内の画像データの各々に対してローパスフィルタをかけて各画像の高周波成分を除去する。その後、被写体抽出部5eは、ローパスフィルタをかけた被写体包囲枠Wa内の画像データと対応枠Wb内の画像データとの間で対応する各画素について相違度を算出して相違度マップを生成する。続けて、被写体抽出部5eは、各画素に係る相違度マップを所定の閾値で2値化した後、相違度マップから細かいノイズや手ぶれにより相違が生じた領域を除去するために収縮処理を行う。その後、被写体抽出部5eは、ラベリング処理を行って、所定値以下の領域や最大領域以外の領域を除去した後、一番大きな島のパターンを被写体画像Gとして特定し、収縮分を修正するための膨張処理を行う。
続けて、画像処理部5の切り抜き画像生成部5gは、被写体画像Gを所定の単一色画像と合成した被写体切り抜き画像Pg(図9(c)参照)の画像データを生成する処理を行う(ステップS48)。具体的には、切り抜き画像生成部5gは、被写体存在画像Pa、単一色画像及びアルファマップを読み出してメモリ4に展開した後、被写体存在画像Paの全ての画素について、アルファ値が0の画素については(α=0)、透過させ、アルファ値が0<α<1の画素については(0<α<1)、所定の単一色とブレンディングを行い、アルファ値が1の画素については(α=1)、何もせずに所定の単一色に対して透過させないようにする。
ここで、全ての被写体存在画像Paについて処理していないと判定されると(ステップS49;NO)、画像処理部5は、処理対象として次の被写体存在画像Pa(例えば、二枚目の被写体存在画像Pa2等)を指定して、画像取得部5aは、記録媒体Mから当該被写体存在画像Paの画像データ及び被写体包囲枠Waの領域情報を取得する(ステップS50)。その後、画像処理部5は、処理をステップS43に移行して、対応枠設定部5hは、被写体包囲枠Waの領域情報に基づいて、被写体非存在画像Pb内で被写体包囲枠Waに対応する対応枠Wbを設定する(ステップS43)。
上記の処理を、画像処理部5は、ステップS49にて、全ての被写体存在画像Paについて処理したと判定されるまで(ステップS49;YES)、実行する。
なお、被写体切り抜き画像Pgを記録媒体Mに記録させる前に、表示制御部7は、当該被写体切り抜き画像Pgを表示部8に表示させるようにしても良い。
これにより、被写体切り抜き処理を終了する。
このとき、被写体存在画像Pa全体や被写体非存在画像Pb全体を処理対象とする場合に比べて処理対象となるデータ量を削減することができ、被写体領域の抽出にかかる処理負担の軽減を図ることができる。さらに、被写体存在画像Pa全体から被写体領域を抽出する場合に比べて被写体領域以外の領域を相対的に少なくすることができ、被写体領域の特定ミスなどに起因する当該被写体領域以外の領域の抽出の防止を図ることができる。
さらに、このとき、複数の被写体存在画像Pa、…のうち、一の被写体存在画像Pa(例えば、一枚目の被写体存在画像Pa1等)から被写体Sを検出するとともに、当該一の被写体存在画像Paと異なる少なくとも一の被写体存在画像Pa(例えば、二枚目以降の被写体存在画像Pa2等)にて被写体Sを逐次追跡する。そして、一の被写体存在画像Pa内で検出された被写体Sを包囲するように被写体包囲枠Waを設定するとともに、一の被写体存在画像Paと異なる少なくとも一の被写体存在画像Pa内で逐次追跡される被写体Sを包囲するように被写体包囲枠Waを逐次設定する。従って、被写体存在画像Paを連続して撮像する場合に、各被写体存在画像Paにて被写体Sを包囲する被写体包囲枠Waをそれぞれ設定して、当該被写体包囲枠Waから被写体Sが含まれる被写体領域を抽出することができる。
例えば、上記実施形態にあっては、所定枚数の被写体存在画像Pa(静止画像)を連続して撮像するようにしたが、被写体存在画像Paの動画像を所定の記録方式(例えば、Motion−JPEG形式や、MPEG形式等)により撮像しても良い。
さらに、必ずしも被写体存在画像Paを複数撮像する必要はなく、一枚の被写体存在画像Paを静止画像として撮像しても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、取得処理ルーチン、被写体検出処理ルーチン、設定処理ルーチン、抽出処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、取得処理ルーチンにより中央制御部10のCPUを、背景内に被写体Sが存在する被写体存在画像Paを取得する手段として機能させるようにしても良い。また、被写体検出処理ルーチンにより中央制御部10のCPUを、取得された被写体存在画像Paから被写体Sを検出する手段として機能させるようにしても良い。また、設定処理ルーチンにより中央制御部10のCPUを、当該被写体存在画像Pa内で、検出された被写体Sが包囲される被写体包囲領域を設定する手段として機能させるようにしても良い。また、抽出処理ルーチンにより中央制御部10のCPUを、設定された被写体包囲領域を被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲領域から被写体Sが含まれる被写体領域を抽出する手段として機能させるようにしても良い。
1 撮像部
2 撮像制御部
5 画像処理部
5a 画像取得部
5b 被写体検出部
5c 被写体追跡部
5d 被写体枠設定部
5e 被写体抽出部
5h 対応枠設定部
10 中央制御部
Claims (9)
- 背景内に被写体が存在する被写体存在画像を取得する取得手段と、
この取得手段により取得された前記被写体存在画像から被写体を検出する被写体検出手段と、
当該被写体存在画像内で、前記被写体検出手段により検出された被写体が包囲される被写体包囲領域を設定する第1設定手段と、
この第1設定手段により設定された前記被写体包囲領域を被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲領域から前記被写体が含まれる被写体領域を抽出する抽出手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 被写体存在画像を撮像する第1撮像手段を更に備え、
前記取得手段は、前記第1撮像手段によって撮像された前記被写体存在画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記被写体検出手段は、前記第1撮像手段により連続して撮像される前記複数の被写体存在画像において、逐次被写体を検出して追跡する追跡手段を更に備え、
前記第1設定手段は、更に、前記追跡手段により逐次追跡される被写体を包囲するように前記被写体包囲領域を逐次設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記被写体検出手段によって検出された被写体に合焦する合焦手段を更に備え、
前記抽出手段は、
前記被写体包囲領域内の画像のエッジを検出し、当該エッジにより形成された領域を前記被写体領域として抽出することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。 - 前記被写体存在画像と略同一の画角で被写体が存在しない被写体非存在画像を撮像する第2撮像手段と、
この第2撮像手段により撮像された前記被写体非存在画像内で、前記第1設定手段により設定された前記被写体包囲領域に対応する対応領域を設定する第2設定手段と、を更に備え、
前記抽出手段は、更に、
前記第1設定手段により設定された前記被写体包囲領域と前記第2設定手段により設定された前記対応領域との対応する各画素の差分情報に基づいて、前記被写体包囲領域から前記被写体領域を抽出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記第1撮像手段は、連続した撮像によって略同一の画角の前記被写体存在画像を複数撮像し、
前記第1設定手段は、更に、前記第1撮像手段により順次撮像される前記被写体存在画像内で前記被写体包囲領域を逐次設定し、
前記第2設定手段は、更に、前記第2撮像手段により撮像された前記被写体非存在画像内で、前記第1設定手段により逐次設定された前記被写体包囲領域に対応する対応領域をそれぞれ設定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記被写体包囲領域の大きさは、前記被写体検出手段により検出される被写体の大きさに応じて可変することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
背景内に被写体が存在する被写体存在画像を取得する処理と、
取得された前記被写体存在画像から被写体を検出する処理と、
当該被写体存在画像内で、検出された被写体が包囲される被写体包囲領域を設定する処理と、
設定された前記被写体包囲領域を被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲領域から前記被写体が含まれる被写体領域を抽出する処理と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置のコンピュータを、
背景内に被写体が存在する被写体存在画像を取得する手段、
この取得された前記被写体存在画像から被写体を検出する手段、
当該被写体存在画像内で、検出された被写体が包囲される被写体包囲領域を設定する手段、
この設定された前記被写体包囲領域を被写体領域抽出処理の処理対象とし、この被写体包囲領域から前記被写体が含まれる被写体領域を抽出する手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010142331A JP2012009980A (ja) | 2010-06-23 | 2010-06-23 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010142331A JP2012009980A (ja) | 2010-06-23 | 2010-06-23 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012009980A true JP2012009980A (ja) | 2012-01-12 |
Family
ID=45540059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010142331A Pending JP2012009980A (ja) | 2010-06-23 | 2010-06-23 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012009980A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1021408A (ja) * | 1996-07-04 | 1998-01-23 | Canon Inc | 画像抽出装置および方法 |
JP2005250556A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | トリミング処理方法および装置並びにプログラム |
JP2008219696A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Casio Comput Co Ltd | カメラ装置、カメラ装置制御プログラム及びカメラ装置制御方法 |
-
2010
- 2010-06-23 JP JP2010142331A patent/JP2012009980A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1021408A (ja) * | 1996-07-04 | 1998-01-23 | Canon Inc | 画像抽出装置および方法 |
JP2005250556A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | トリミング処理方法および装置並びにプログラム |
JP2008219696A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Casio Comput Co Ltd | カメラ装置、カメラ装置制御プログラム及びカメラ装置制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8472747B2 (en) | Image composition device, image composition method, and storage medium storing program | |
JP5051156B2 (ja) | 画像処理装置及びプログラム | |
JP5625995B2 (ja) | 被写体追跡装置、被写体追跡方法及びプログラム | |
JP4947136B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
US8441554B2 (en) | Image capturing apparatus capable of extracting subject region from captured image | |
JP5939705B2 (ja) | 被写体判定装置、被写体判定方法及びプログラム | |
JP4868046B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
KR101204888B1 (ko) | 디지털 촬영장치, 그 제어방법 및 이를 실행시키기 위한프로그램을 저장한 기록매체 | |
JP5510287B2 (ja) | 被写体検出装置、被写体検出方法及びプログラム | |
JP5504990B2 (ja) | 撮像装置、画像処理装置及びプログラム | |
JP2011066827A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP5402166B2 (ja) | 画像合成装置及びプログラム | |
JP5267279B2 (ja) | 画像合成装置及びプログラム | |
JP5493839B2 (ja) | 撮像装置、画像合成方法及びプログラム | |
JP2011182014A (ja) | 撮像装置、撮像処理方法及びプログラム | |
JP5131399B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP2011041041A (ja) | 撮像装置、撮像方法及びプログラム | |
JP5644180B2 (ja) | 撮像装置、撮像方法及びプログラム | |
JP2012009980A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP2010278701A (ja) | 画像合成装置、画像合成方法及びプログラム | |
JP5807695B2 (ja) | 被写体検出装置、被写体検出方法及びプログラム | |
JP5740934B2 (ja) | 被写体検出装置、被写体検出方法及びプログラム | |
JP5494537B2 (ja) | 画像処理装置及びプログラム | |
JP2011077850A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP5565227B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130510 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130510 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131224 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140422 |