JP2012008788A - 商品コード読取装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】商品コードの二度読みをより確実に防止する。
【解決手段】商品コード読取装置は、撮像画像取込部1611と、コード検出部1612と、復号部1613と、コード追跡部1614と、復号制御部1615とを備える。撮像画像取込部1611は、撮像したフレーム画像を順次取り込む。コード検出部1612は、取り込まれたフレーム画像に含まれるコードシンボルを検出する。復号部1613は、検出されたコードシンボルから商品コードを復号する。コード追跡部1614は、順次取り込まれたフレーム画像から時系列的に検出されるコードシンボルをもとに、復号が行われたコードシンボルを追跡する。復号制御部1615は、追跡中のコードシンボルにかかる復号を実行させないように制御する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、商品コード読取装置及びプログラムに関する。
従来、スーパーマーケット等では、商品に添付されたバーコードや二次元コード(例えばQRコード(登録商標))等のコードシンボルをCCDイメージセンサ等のデジタルカメラによって撮像し、その撮像した画像から検出したコードシンボルを検出して復号することで商品コードを読み取る商品コード読取装置が用いられている。
上述した従来の商品コード読取装置では、撮像した画像から商品コードを読み取った後にインターバルタイムを設けて次の商品コードの読み取りを行うことで同一のコードシンボルによる商品コードの二度読みを防止している。しかしながら、従来の商品コード読取装置では、デジタルカメラの撮像範囲に長くコードシンボルが留まってしまうと二度読みが行われてしまうなど、商品コードの二度読みを防止するには十分ではなかった。
上述した課題を解決するために、本発明の実施形態は、画像取込手段と、コード検出手段と、復号手段と、コード追跡手段と、送信抑制手段とを備えることを特徴とする商品コード読取装置である。また、本発明の実施形態は、画像取込手段と、コード検出手段と、復号手段と、コード追跡手段と、復号制御手段とを備えることを特徴とする商品コード読取装置である。また、本発明の実施形態は、商品コード読取装置のコンピュータを、画像取込手段と、コード検出手段と、復号手段と、コード追跡手段と、送信抑制手段として機能させるためのプログラムである。また、本発明の実施形態は、商品コード読取装置のコンピュータを、画像取込手段と、コード検出手段と、復号手段と、コード追跡手段と、復号制御手段として機能させるためのプログラムである。
画像取込手段は、撮像手段が撮像したフレーム画像を順次取り込む。コード検出手段は、取り込まれたフレーム画像に含まれるコードシンボルを検出する。復号手段は、検出されたコードシンボルから商品コードを復号する。コード追跡手段は、順次取り込まれたフレーム画像から時系列的に検出されるコードシンボルをもとに、復号手段による復号が行われたコードシンボルを追跡する。送信抑制手段は、コード追跡手段が追跡中のコードシンボルにかかる商品コードの送信を抑制する。復号制御手段は、コード追跡手段が追跡中のコードシンボルにかかる復号手段による復号を実行させないように制御する。
図1は、チェックアウトシステムを示す斜視図である。 図2は、POS端末及び商品コード読取装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態にかかるCPUの機能構成を示すブロック図である。 図4は、本実施形態にかかる商品コード読取装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、読取領域におけるバーコードの検出及び追跡の一連の流れを例示する概念図である。 図6は、他の実施形態にかかるCPUの機能構成を示すブロック図である。 図7は、他の実施形態にかかる商品コード読取装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下では、チェックアウトシステムを例に本実施形態にかかる商品コード読取装置及びプログラムを図面を参照して説明する。チェックアウトシステムは、一取引にかかる商品の登録、精算を行うPOS端末などある。本実施形態は、飲食店やスーパーマーケット等の店舗に導入されたチェックアウトシステムへの適用例である。
図1は、チェックアウトシステム1を示す斜視図である。図1に示すように、チェックアウトシステム1は、一取引にかかる商品の登録、精算を行うPOS端末11を備える。POS端末11は、チェックアウト台51上のドロワ21上面に載置されている。ドロワ21は、POS端末11によって開放動作の制御を受ける。POS端末11の上面には、オペレータ(ユーザ)によって押下操作されるキーボード22が配置されている。キーボード22を操作するオペレータから見てキーボード22よりも奥側には、オペレータに向けて情報を表示する表示デバイス23が設けられている。表示デバイス23は、その表示面23aに情報を表示する。表示面23aには、タッチパネル26が積層されている。表示デバイス23よりもさらに奥側には、顧客用表示デバイス24が回転自在に立設されている。顧客用表示デバイス24は、その表示面24aに情報を表示する。なお、図1に示す顧客用表示デバイス24は、表示面24aを図1中手前側に向けているが、表示面24aが図1中奥側に向くように顧客用表示デバイス24を回転させることによって、顧客用表示デバイス24は顧客に向けて情報を表示する。
POS端末11が載置されているチェックアウト台51とL字を形成するようにして、横長テーブル状のカウンタ台151が配置されている。カウンタ台151の上面には、荷受面152が形成されている。荷受面152には、バーコードBCが付された商品Aを収納する買物カゴ153が載置される。買物カゴ153は、顧客によって持ち込まれる第1の買物カゴ153aと、第1の買物カゴ153aから商品コード読取装置101を挟んだ位置に位置付けられる第2の買物カゴ153bとに分けて考えることができる。
カウンタ台151の荷受面152には、POS端末11とデータ送受信自在に接続された商品コード読取装置101が設置されている。商品コード読取装置101は、薄型矩形形状のハウジング102を備える。ハウジング102の正面には読取窓103が配置されている。ハウジング102の上部には、表示・操作部104が取り付けられている。表示・操作部104には、タッチパネル105が表面に積層された表示デバイス106が設けられている。表示デバイス106の右隣にはキーボード107が配設されている。キーボード107の右隣には、図示しないカードリーダのカード読取溝108が設けられている。オペレータから見て表示・操作部104の裏面左奥側には、顧客に情報を提供するための顧客用表示デバイス109が設置されている。顧客用表示デバイス109の表示面には、顧客用タッチパネル109aが積層されている。
顧客によって持ち込まれた第1の買物カゴ153aには、一取引にかかる商品Aが収納されている。商品Aには、その商品Aに関する商品コードが符号化されたバーコードBCが貼付されている。商品Aは、オペレータの手によって第2の買物カゴ153bへと移動される。この移動過程で、バーコードBCが商品コード読取装置101の読取窓103に向けられる。この際、読取窓103の奥側に配置された撮像部164(図2参照)はバーコードBCを撮像する。商品コード読取装置101では、撮像部164により撮像された画像に含まれるバーコードBCを検出してデコード(復号)することで、商品Aに関する商品コードを読み取る。バーコードBCとして記述された商品コードは、商品Aを特定するために商品ごとに割り当てられたコードであり、一例として13桁の数字であるJANコードである。なお、本実施形態ではコードシンボルとしてバーコードBCを例に説明するが、コードシンボルはQRコード(登録商標)等の二次元コードであってもよいことは言うまでもない。
図2は、POS端末11及び商品コード読取装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。POS端末11は、情報処理を実行する情報処理部としてのマイクロコンピュータ60を備える。マイクロコンピュータ60は、各種演算処理を実行し各部を制御するCPU61(Central Processing Unit)に、ROM62(Read Only Memory)とRAM63(Random Access Memory)とがバス接続されて構成されている。
POS端末11のCPU61には、前述したドロワ21、キーボード22、表示デバイス23、タッチパネル26、顧客用表示デバイス24がいずれも各種の入出力回路(いずれも図示せず)を介して接続されている。これらは、CPU61による制御を受ける。
キーボード22は、「1」、「2」、「3」…等の数字や「×」という乗算の演算子が上面に表示されているテンキー22d、仮締めキー22e、及び締めキー22fを含む。
POS端末11のCPU61には、HDD64(Hard Disk Drive)が接続されている。HDD64には、プログラムや各種ファイルが記憶されている。HDD64に記憶されているプログラムや各種ファイルは、POS端末11の起動時に、その全部又は一部がRAM63にコピーされてCPU61により順次実行される。HDD64に記憶されているプログラムの一例は、商品販売データ処理用のプログラムPRである。HDD64に記憶されているファイルの一例は、ストアコンピュータSCから配信されて格納されているPLUファイルF1である。PLUファイルF1は、商品ごとにユニークに割り当てられた商品コードごとに、その商品の名称、単価、商品分類などの商品に関する情報を格納するファイルである。
POS端末11のCPU61には、ストアコンピュータSCとデータ通信を実行するための通信インターフェース25が入出力回路(図示せず)を介して接続されている。ストアコンピュータSCは、店舗のバックヤード等に設置されている。ストアコンピュータSCのHDD(図示せず)には、POS端末11に配信されるPLUファイルF1が格納されている。
さらに、POS端末11のCPU61には、商品コード読取装置101との間でデータ送受信を可能にする接続インターフェース65が接続されている。したがって、接続インターフェース65は、商品コード読取装置101に接続している。また、POS端末11のCPU61には、レシートなどに印字を行うプリンタ66が接続されている。POS端末11は、CPU61の制御のもと、一取引の取引内容をレシートに印字する。
商品コード読取装置101も、マイクロコンピュータ160を備える。マイクロコンピュータ160は、CPU161にROM162とRAM163とがバス接続されて構成されている。ROM162には、CPU161によって実行されるプログラムが記憶されている。CPU161には、撮像部164が各種の入出力回路(いずれも図示せず)を介して接続されている。撮像部164は、CPU161によって動作が制御される。表示・操作部104は接続インターフェース176を介してPOS端末11に接続されている。表示・操作部104はPOS端末11のCPU61によって動作が制御される。
撮像部164は、CCDイメージセンサやCOMSイメージセンサなどであり、CPU161の制御の下で読取窓103からの撮像を行う。例えば撮像部164では30fpsの動画像の撮像を行う。撮像部164が所定のフレームレートで順次撮像したフレーム画像はRAM163に保存される。
さらに、CPU161には、POS端末11の接続インターフェース65に接続して、POS端末11との間でデータ送受信を可能にする接続インターフェース175が接続されている。CPU161の制御の下、商品コード読取装置101の撮像部164によって撮像された画像から読み取られた商品コードは、接続インターフェース175を介して出力され、接続インターフェース65を介してPOS端末11に入力される。
次に、CPU161がプログラムを順次実行することで実現される商品コード読取装置101の機能部について、図3を参照して説明する。図3は、CPU161の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、CPU161は、プログラムを順次実行することにより、撮像画像取込部1611、コード検出部1612、復号部1613、コード追跡部1614、復号制御部1615としての機能を備える。
撮像画像取込部1611は、撮像部164が撮像してRAM163に保存されたフレーム画像を順次取り込む。撮像画像取込部1611によるフレーム画像の取り込みは、RAM163に保存された順に行われる。コード検出部1612は、撮像画像取込部1611により取り込まれたフレーム画像に含まれるコードシンボルを検出する。具体的には、取り込まれたフレーム画像からパターンマッチング技術によるバーコードBCの検出や、所定のファインダパターンから二次元コードの検出などを行う。復号部1613は、コード検出部1612が検出したコードシンボルから商品コードを復号する。
コード追跡部1614は、順次取り込まれたフレーム画像から時系列的に検出されるコードシンボルをもとに、復号部1613による復号がおこなわれたコードシンボルを追跡する。この追跡は、復号部1613による復号がおこなわれたコードシンボルが複数ある場合は、それぞれについて行われるものであってよい。
具体的には、コード追跡部1614は、時系列的に検出されるコードシンボルのフレーム画像中における位置の移り変わりを追尾してコードシンボルの追跡を行う。例えば、前述した商品Aの移動過程でバーコードBCの撮像が行われた場合、第1の買物カゴ153a側から第2の買物カゴ153b側に向けてバーコードBCの位置が逐次遷移するフレーム画像が取得されることとなる。したがって、コード追跡部1614は、復号部1613による復号がおこなわれたコードシンボルのフレーム画像中における位置をRAM163に記憶し、それ以降のフレーム画像で検出されたコードシンボルの位置と、RAM163に記憶された位置とが近接するコードシンボルを追跡中のコードシンボルとする。なお、RAM163に記憶される追跡中のコードシンボルの位置は、新たに検出が行われる度に更新(スタック)される。
また、コード追跡部1614は、予め設定されたフレーム数、追跡中のコードシンボルが検出されない場合、そのコードシンボルの追跡を終了する。このフレーム数は、例えば撮像部164による撮像が30fpsで行われている場合、15フレーム程度であってよい。このようにコードシンボルの追跡を終了させることで、撮像部164の読取エリアから外れたコードシンボルの追跡を終了させることができ、新たに検出すべきコードシンボルが追跡中のコードシンボルとされてしまうことを防止できる。
また、コード追跡部1614は前記のごとく、フレーム画像で検出されたコードシンボルの位置と、RAM163に記憶された位置とが近接しているか否かによって、追跡中のコードシンボルであるか否かを判断する。しかし、例えば、追跡中に外光の写り込みなどによってバーコードBCの検出に失敗すると、次のフレーム画像では検出したコードシンボルの位置と、RAM163に記憶された位置とが大きく離れてしまい、追跡に失敗してしまう。これを回避するために、RAM163に過去5点の位置と時刻を記録しておき、過去の位置から現在のフレーム画像における位置を推定し、この推定位置と現在のフレーム画像で検出されたコードシンボルの位置とが近接しているか否かによって、追跡中のコードシンボルであるか否かを判断してもよい。過去5点の位置と時刻は新たに検出が行われる度に更新される。なお、現在位置の予測には線形予測フィルタ(例えば、カルマン・フィルタ)などを用いる。
復号制御部1615は、復号部1613による復号を制御する。具体的には、復号制御部1615は、コード追跡部1614が追跡中のコードシンボルにかかる復号部1613による復号を実行させないように制御する。例えば、復号制御部1615は、コード検出部1612により検出されたコードシンボルの中で、コード追跡部1614が追跡中であるコードシンボル以外のコードシンボルにかかる位置情報などを復号部1613に出力する。これにより、復号部1613では、コード追跡部1614が追跡中であるコードシンボル以外のコードシンボルについての復号が位置情報をもとに行われ、コード追跡部1614が追跡中のコードシンボルにかかる復号は行われないこととなる。このように、一度復号が行われてコード追跡部1614が追跡中であるコードシンボルについては復号が行われないように制御することで、例えば撮像部164の読取エリアに長くコードシンボルが留まってしまう場合であっても、商品コードの二度読みを防止できる。一般にデータ量の多いコードシンボルの復号に用する処理時間は、フレーム画像からコードシンボルを検出するのに要する時間よりも長いことから、一度復号したコードシンボルについては復号を行わないようにすることで、処理時間の短縮を図ることができる。
次に、商品コード読取装置101の動作について詳細に説明する。図4は、商品コード読取装置101の動作の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、POS端末11による商品登録の開始などに応じて処理が開始されると、CPU161は、撮像部164に撮像オン信号を出力して撮像部164による撮像を開始する(S1)。次いで、撮像画像取込部1611は、撮像部164が撮像してRAM163に保存されたフレーム画像を取り込む(S2)。次いで、コード検出部1612は、撮像画像取込部1611により取り込まれたフレーム画像に含まれるコードシンボルを検出する(S3)。
次いで、復号制御部1615は、S3においてコードシンボルの検出が有ったか否かを判定する(S4)。コードシンボルの検出が無かった場合(S4:NO)は、S2へ処理を戻して次のフレーム画像に対する処理を行う。
コードシンボルの検出が有った場合(S4:YES)、復号制御部1615は、検出されたコードシンボルがコード追跡部1614により追跡中のコードシンボルであるか否かを判定する(S5)。検出されたコードシンボルが追跡中のコードシンボルでない場合(S5:NO)、復号制御部1615は検出されたコードシンボルの位置情報を復号部1613へ出力し、復号部1613は検出されたコードシンボルを復号する(S6)。次いで、コード追跡部1614は、検出されたコードシンボルの撮像画像における位置をRAM163に記憶させて、検出されたコードシンボルの追跡を開始する(S7)。
なお、S6の復号により読み取られた商品コードは、CPU161の制御の下、POS端末11へ通知される。POS端末11では、通知された商品コードをもとにPLUファイルF1を参照することで、一取引にかかる商品登録が行われる。
検出されたコードシンボルが追跡中のコードシンボルである場合(S5:YES)、コード追跡部1614は、検出されたコードシンボルの撮像画像における位置をもとに、RAM163に記憶されている、追跡中のコードシンボルの撮像画像における位置を更新する(S8)。
S7、S8に次いで、コード追跡部1614は、追跡中のコードシンボルの検出が予め設定された所定のフレーム数行われているか否かを判定する(S9)。追跡中のコードシンボルの検出が所定のフレーム数行われていない場合(S9:YES)、コード追跡部1614は、追跡中であるコードシンボルの追跡を終了する(S10)。追跡中のコードシンボルの検出が所定のフレーム数行われている場合(S9:NO)、コード追跡部1614は、追跡中であるコードシンボルの追跡を継続する。
次いで、CPU161は、POS端末11から商品登録の終了通知などによる業務終了の有無を判定する(S11)。業務を継続する場合(S11:NO)、CPU161は、S2へ処理を戻して次のフレーム画像に対する処理を継続させる。業務を終了する場合(S11:YES)、CPU161は、撮像部164に撮像オフ信号を出力して撮像部164による撮像を終了し(S12)、処理を終了する。
図5は、読取領域RにおけるバーコードBCの検出及び追跡の一連の流れを例示する概念図である。図5に示すように、撮像部164の読取領域Rの右側から左側に商品Aが移動する過程で、最初にバーコードBCが検出されたフレーム画像でバーコードBCの復号が行われる。この復号が行われたバーコードBCについては、コード追跡部1614による追跡が開始される。追跡中のバーコードBCについては、以後のフレーム画像で検出されたとしても復号は行われない。これにより、商品コードの二度読みが防止されることとなる。そして、商品Aが読取領域Rの右側へ抜けて、数フレームバーコードBCが検出されない状態が続くことで、コード追跡部1614による追跡が終了することとなる。
次に他の実施形態として、追跡中のコードシンボルにかかる商品コードの送信を抑制する場合について説明する。なお、前述した実施形態の同じ要素については、同じ符号を付してその説明は省略する。
図6は、他の実施形態にかかるCPU161の機能構成を示すブロック図である。図6に示すように、CPU161は、前述した実施形態における復号制御部1615に代わって送信制御部1616を備える構成である。
送信制御部1616は、復号部1613により復号された商品コードのPOS端末11への送信を制御する。具体的には、送信制御部1616は、コード追跡部1614が追跡中であるコードシンボルを復号した商品コードの送信を抑制する。なお、コード追跡部1614が追跡中でないコードシンボルを復号した商品コードについては、POS端末11へ送信するように制御する。
図7は、他の実施形態にかかる商品コード読取装置101の動作の一例を示すフローチャートである。図7に示すように、他の実施形態では、コード検出部1612により検出されたコードシンボルを復号部1613で復号する(S41)。次いで、送信制御部1616は、検出されたコードシンボルが追跡中のコードシンボルであるか否かを判定し(S5)、追跡中でない場合(NO)には復号された商品コードをPOS端末11へ送信する(S61)。追跡中である場合(S5:YES)には、送信制御部1616により復号された商品コードの送信は抑制されることとなり、追跡中のコードシンボルの撮像画像における位置の更新のみがコード追跡部1614により行われる(S8)。
上述した処理により、送信制御部1616は、コード検出部1612により検出されたコードシンボルの中で、コード追跡部1614が追跡中であるコードシンボル以外のコードシンボルを復号した商品コードを接続インターフェース175を介してPOS端末11に出力する。このように、コード追跡部1614が追跡中であるコードシンボルについては復号した商品コードの送信が抑制されることで、例えば撮像部164の読取エリアに長くコードシンボルが留まってしまう場合であっても、商品コードの二度読みを防止できる。
なお、本実施形態の商品コード読取装置101で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。本実施形態の商品コード読取装置101で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の商品コード読取装置101で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の商品コード読取装置101で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の商品コード読取装置101で実行されるプログラムは、上述した各部(撮像画像取込部1611、コード検出部1612、復号部1613、コード追跡部1614、復号制御部1615、送信制御部1616)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、撮像画像取込部1611、コード検出部1612、復号部1613、コード追跡部1614、復号制御部1615、送信制御部1616が主記憶装置上に生成されるようになっている。
1 チェックアウトシステム
11 POS端末
101 商品コード読取装置
103 読取窓
153 買物カゴ
153a 第1の買物カゴ
153b 第2の買物カゴ
160 マイクロコンピュータ
161 CPU
162 ROM
163 RAM
164 撮像部
175 接続インターフェース
1611 撮像画像取込部
1612 コード検出部
1613 復号部
1614 コード追跡部
1615 復号制御部
1616 送信制御部
BC バーコード
A 商品
R 読取エリア
特開平06−223271公報

Claims (6)

  1. 撮像手段が撮像したフレーム画像を順次取り込む画像取込手段と、
    取り込まれた前記フレーム画像に含まれるコードシンボルを検出するコード検出手段と、
    検出された前記コードシンボルから商品コードを復号する復号手段と、
    前記商品コードを外部装置へ送信する送信手段と、
    順次取り込まれた前記フレーム画像から時系列的に検出されるコードシンボルをもとに、前記復号手段による復号が行われた前記コードシンボルを追跡するコード追跡手段と、
    前記コード追跡手段が追跡中のコードシンボルにかかる前記商品コードの送信を抑制する送信抑制手段と、
    を備えることを特徴とする商品コード読取装置。
  2. 撮像手段が撮像したフレーム画像を順次取り込む画像取込手段と、
    取り込まれた前記フレーム画像に含まれるコードシンボルを検出するコード検出手段と、
    検出された前記コードシンボルから商品コードを復号する復号手段と、
    順次取り込まれた前記フレーム画像から時系列的に検出されるコードシンボルをもとに、前記復号手段による復号が行われた前記コードシンボルを追跡するコード追跡手段と、
    前記コード追跡手段が追跡中のコードシンボルにかかる前記復号手段による復号を実行させないように制御する復号制御手段と、
    を備えることを特徴とする商品コード読取装置。
  3. 前記コード追跡手段は、予め設定されたフレーム数、順次取り込まれた前記フレーム画像から追跡中の前記コードシンボルが検出されない場合は、当該コードシンボルの追跡を終了すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の商品コード読取装置。
  4. 前記コード追跡手段は、時系列的に検出されたコードシンボルの過去の位置から現在の位置を予測して追跡を行うこと、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の商品コード読取装置。
  5. 商品コード読取装置のコンピュータを、
    撮像手段が撮像したフレーム画像を順次取り込む画像取込手段と、
    取り込まれた前記フレーム画像に含まれるコードシンボルを検出するコード検出手段と、
    検出された前記コードシンボルから商品コードを復号する復号手段と、
    前記商品コードを外部装置へ送信する送信手段と、
    順次取り込まれた前記フレーム画像から時系列的に検出されるコードシンボルをもとに、前記復号手段による復号が行われた前記コードシンボルを追跡するコード追跡手段と、
    前記コード追跡手段が追跡中のコードシンボルにかかる前記商品コードの送信を抑制する送信抑制手段と、
    して機能させるためのプログラム。
  6. 商品コード読取装置のコンピュータを、
    撮像手段が撮像したフレーム画像を順次取り込む画像取込手段と、
    取り込まれた前記フレーム画像に含まれるコードシンボルを検出するコード検出手段と、
    検出された前記コードシンボルから商品コードを復号する復号手段と、
    順次取り込まれた前記フレーム画像から時系列的に検出されるコードシンボルをもとに、前記復号手段による復号が行われた前記コードシンボルを追跡するコード追跡手段と、
    前記コード追跡手段が追跡中のコードシンボルにかかる前記復号手段による復号を実行させないように制御する復号制御手段と、
    して機能させるためのプログラム。
JP2010143924A 2010-06-24 2010-06-24 商品コード読取装置及びプログラム Expired - Fee Related JP5221599B2 (ja)

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