JP2012008623A - プレイリスト作成装置、プレイリスト作成方法、及びプレイリスト作成プログラム - Google Patents

プレイリスト作成装置、プレイリスト作成方法、及びプレイリスト作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】好適な曲順のプレイリストを作成することができるプレイリスト作成装置、プレイリスト作成方法、及びプレイリスト作成プログラムを提供する。
【解決手段】楽曲抽出部は、所定の分類カテゴリに属する楽曲を、楽曲格納部に格納されている楽曲の中から複数抽出する。プレイリスト作成部は、楽曲抽出部が抽出した複数の楽曲それぞれについて、その複数の楽曲中における楽曲特徴量の平均度合い、または、所定の分類カテゴリ中における楽曲特徴量の平均度合いを算出し、その平均度合いに基づいて、複数の楽曲の内の、最も平均的な楽曲特徴量の楽曲を最初に再生する再生順序のプレイリストを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の楽曲をグループ化し、再生順を定めたものであるプレイリストを作成するプレイリスト作成装置、プレイリスト作成方法、及びプレイリスト作成プログラムに関するものである。
近年、画像、音楽、映像等のデジタルコンテンツを、ハードディスクドライブ等の大容量記憶装置に格納し、利用することが広く行われている。それに伴って、多数のコンテンツの中から所望のコンテンツを取り出す検索技術や、コンテンツを自動的に分類・整理する技術への要望が高まっており、そのような分野の技術が開発されている。
例えば、特許文献1においては、音響特徴量と、書誌情報とを用いて、楽曲を雰囲気で表す言葉である印象語に分類することによって、雰囲気を指定することで所望の楽曲を検索することの出来る装置が開示されている。
特開2007−122442号公報
特許文献1では、楽曲を音響特徴量と、書誌情報とを用いることで、楽曲を雰囲気ごと(文献中では印象語)のグループに分類する。ユーザはその雰囲気を指定することで、聴きたい気分の楽曲グループを再生することが可能となる。ところで、同一のグループに属する楽曲といえども、グループに含まれる楽曲は様々であるので、「グループの有する雰囲気にピッタリ当てはまる曲」から、「あまり当てはまりの良くない曲」まで、様々な楽曲が登録される可能性がある。すなわち、最初に再生される楽曲が、そのグループにあまり当てはまりの良くない楽曲である場合、そのグループがどういった楽曲がグルーピングされているのか、ユーザがすぐに判断できない可能性がある。特に、アーティストや年代などによる、客観的情報によって作成されるグループとは異なり、雰囲気などの主観的影響の受けるグループでは、実際に視聴しないと、どのような雰囲気の楽曲がグルーピングされているのかの判断が困難である。そのため、最初に再生される楽曲は、なるべくグループを代表する楽曲を再生した方が好ましい。しかしながら、従来の技術では、同一のグループの楽曲をどのような順で再生すれば良いかについては記載されていない。
そこで本発明は、カテゴリ単位でプレイリストを作成する場合に、好適な曲順でプレイリストを作成することができるプレイリスト作成装置、プレイリスト作成方法、及びプレイリスト作成プログラムを提供することを目的とする。
本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、複数の楽曲を所定の再生順序で再生するためのプレイリストを作成するプレイリスト作成装置において、所定の分類カテゴリに属する楽曲を、楽曲格納部に格納されている楽曲の中から複数抽出する楽曲抽出部(31)と、前記楽曲抽出部(31)が抽出した複数の楽曲それぞれについて、前記複数の楽曲中における楽曲特徴量の平均度合い、または、前記所定の分類カテゴリ中における楽曲特徴量の平均度合いを算出し、その平均度合いに基づいて、前記複数の楽曲の内の、最も平均的な楽曲特徴量の楽曲を最初に再生する再生順序のプレイリストを作成するプレイリスト作成部(33)とを備えることを特徴とするプレイリスト作成装置を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、複数の楽曲を所定の再生順序で再生するためのプレイリストを作成するプレイリスト作成方法において、所定の分類カテゴリに属する楽曲を、楽曲格納部に格納されている楽曲の中から複数抽出する楽曲抽出ステップ(S20)と、前記楽曲抽出ステップ(S20)において抽出した複数の楽曲それぞれについて、前記複数の楽曲中における楽曲特徴量の平均度合い、または、前記所定の分類カテゴリ中における楽曲特徴量の平均度合いを算出し、その平均度合いに基づいて、前記複数の楽曲の内の、最も平均的な楽曲特徴量の楽曲を最初に再生する再生順序のプレイリストを作成するプレイリスト作成ステップ(S40)とを有することを特徴とするプレイリスト作成方法を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、コンピュータに、所定の分類カテゴリに属する楽曲を、楽曲格納部に格納されている楽曲の中から複数抽出する楽曲抽出ステップ(S20)と、前記楽曲抽出ステップ(S20)において抽出した複数の楽曲それぞれについて、前記複数の楽曲中における楽曲特徴量の平均度合い、または、前記所定の分類カテゴリ中における楽曲特徴量の平均度合いを算出し、その平均度合いに基づいて、前記複数の楽曲の内の、最も平均的な楽曲特徴量の楽曲を最初に再生する再生順序のプレイリストを作成するプレイリスト作成ステップ(S40)とを実行させることを特徴とするプレイリスト作成プログラムを提供する。
本発明のプレイリスト作成装置、プレイリスト作成方法、及びプレイリスト作成プログラムによれば、カテゴリ単位でプレイリストを作成する場合に、好適な曲順でプレイリストを作成することができる。
本発明の一実施形態のプレイリスト作成装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態のプレイリスト作成装置1の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の分類カテゴリ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の一実施形態の楽曲特徴量格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の一実施形態のプレイリスト格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の一実施形態の重心算出部及び楽曲抽出部の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の登録楽曲ID読込ルーチンを示すサブフローチャートである。 本発明の一実施形態の2次元楽曲特徴量ベクトルと、重心の一例を示す図である。 本発明の一実施形態のプレイリスト作成部及び楽曲抽出部の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、下記のように、幾つか例を示して説明する。なお、以下の説明で、プレイリストとは、複数の楽曲をグループ化し、その複数の楽曲の再生順序を定めたものであるとする。
図1は、本発明の実施の形態1におけるプレイリスト作成装置の構成例である。
図1において、本実施の形態1のプレイリスト作成装置1は、入力部10と、格納部20と、分類カテゴリ指定部30と、楽曲抽出部31と、重心算出部32と、プレイリスト作成部33とを含んで構成されている。格納部20は、例えば、ハードディスクやメモリのような高速アクセスが可能な大容量記録媒体を用いることができる。また、格納部20は、楽曲格納部21と、分類カテゴリ格納部22と、楽曲特徴量格納部23と、プレイリスト格納部24とを有している。なお、図1では、機能ブロック図によりハードウエア的に構成して示しているが、プレイリスト作成装置1は、CPUや、メモリ、ハードディスクドライブ等を具備する通常のコンピュータを使って、ソフトウェア的に構成するようにしてもよい。なお、格納部20は一つの記録媒体で構成してもよいし、複数の記録媒体で構成してもよい。
図2は、図1に示すプレイリスト作成装置1の動作の概要の一例を示すフローチャートである。図1に示すプレイリスト作成装置1の動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、分類カテゴリ指定部30は、入力部10から、プレイリストとして作成する分類カテゴリの指定を受け付ける(ステップS10)。次に、楽曲抽出部31は、ステップS10で指定された分類カテゴリに属する楽曲を、楽曲格納部に格納されている楽曲の中から複数抽出する(ステップS20)。
次に、重心算出部32は、楽曲特徴量格納部23に格納された楽曲特徴量に基づいて、ステップS10で指定された分類カテゴリの楽曲特徴量の代表値、または、ステップS20において抽出した複数の楽曲の楽曲特徴量の代表値算出する(ステップS30)。なお、本実施の形態においては、重心算出部32は、後述するように、楽曲特徴量の重心を算出することで、楽曲特徴量の代表値を算出している。なお、重心算出部32は、楽曲抽出部31が抽出した複数の楽曲のみにおける楽曲特徴量の代表値を算出してもよいし、指定された分類カテゴリ全体における楽曲特徴量の代表値を算出するようにしてもよい。
なお、代表値とは、各楽曲の平均度合いを算出するための基準となる値であり、本実施の形態においては、重心を示す楽曲特徴量である。また、楽曲特徴量が1種類であれば、代表値は、各楽曲の楽曲特徴量を単に平均した値であってもよい。
次に、プレイリスト作成部33は、抽出した楽曲それぞれの楽曲特徴量の平均度合いを算出し、その平均度合いに基づいて、ステップS20で抽出した楽曲それぞれの再生順序を決定し、その順序で再生されるプレイリストを作成する(ステップS40)。作成されたプレイリストは、プレイリスト格納部24に格納される。以上が、プレイリスト作成装置1の動作の概要である。
なお、楽曲特徴量の平均度合いとは、楽曲が有する楽曲特徴量がどの程度平均的であるかを示す度合いである。また、楽曲特徴量の平均度合いが大きいとは、楽曲特徴量が平均的であることを示し、本実施の形態においては、楽曲特徴量が、重心算出部32が算出した楽曲特徴量の代表値(重心)に近いことを意味する。また、楽曲特徴量の平均度合いが小さいとは、楽曲特徴量が平均的ではないことを示し、本実施の形態においては、楽曲特徴量が、重心算出部32が算出した楽曲特徴量の代表値(重心)から遠いことを意味する。
続いて、各部の詳細な説明を行う。入力部10は、選択や決定などの動作を行える、マウスやキーボードといった入力デバイスである。
楽曲格納部21は、楽曲本体のデジタルデータと、各楽曲のデジタルデータを一意に識別するための識別子である楽曲IDとを格納する。楽曲IDは、1、2、3といった数値でも良いし、URI(Uniform Resource Identifier)などを用いても良い。また、楽曲本体のデジタルデータ及び楽曲IDは、楽曲格納部21に格納せず、LANやバスなどを介して接続される外部装置から取得するようにしても良い。この場合は、その外部装置が、楽曲格納部21として機能することとなる。また、楽曲IDのみをプレイリスト作成装置1が格納するようにしてもよい。
分類カテゴリ格納部22は、楽曲IDと、その楽曲の分類情報を示す分類カテゴリIDとを関連付けて格納する。図3は、分類カテゴリ格納部22のフォーマットの一例を示す図である。同図において、楽曲ID「楽曲ID1」の分類カテゴリは、“ロック”、“明るい”、“80年代”であり、楽曲ID「楽曲ID2」の分類カテゴリは、“ダンス”、“スタイリッシュ”、“90年代”であることを示している。また、図3では、楽曲ID1つに対し、分類カテゴリが3種類設定されているが、分類カテゴリは1種類以上設定されていれば良い。また、図3では、分類カテゴリを“ロック”や“明るい”といった文字で表現しているが、分類カテゴリを一意に識別するような数値によるIDを割り振ることで表現しても良い。このように分類カテゴリは、楽曲の雰囲気、楽曲が作成された年代、楽曲が属するジャンル、などで表される。なお、楽曲格納部21と同様に、外部装置に分類カテゴリ格納部22としての機能を持たせてもよい。
楽曲特徴量格納部23は、楽曲IDと、楽曲特徴量とを関連付けて格納する。楽曲特徴量とは、楽曲の平均パワーや、テンポ、ビート強度、ビートパターンなどといった、楽曲の音楽的特徴を数値で表したものである。これらの楽曲特徴量は、楽曲の音響信号を取得して、特開平6−290574号公報に記載されているような方法によって算出されたものを格納することを基本とするが、設計者が直接数値を入力しても良い。また、楽曲特徴量の種類は、1種類以上であれば良い。図4は、楽曲特徴量格納部23のフォーマットの一例を示すものである。同図において、楽曲ID「楽曲ID1」の楽曲特徴量は、平均パワーが“60dB”、テンポが“180bpm”であり、ビート存在率が“0.85”であり、楽曲ID「楽曲ID2」の楽曲特徴量は、平均パワーが“40dB”、テンポが“120bpm”、ビート存在率が“0.21”であることを示している。なお、dB(decibel)は音量を示す単位であり、bpm(beats per minute)は1分当たりのビート数を示す単位である。また、ビート存在率とは、楽曲からある所定サイズの区間を切り出した時、その区間にビートが存在する確率を示したものである。なお、楽曲格納部21と同様に、外部装置に楽曲特徴量格納部23としての機能を持たせてもよい。
プレイリスト格納部24は、プレイリストを識別するためのプレイリストIDと、プレイリストタイトルと共に、プレイリストに属する楽曲IDを、そのプレイリストにおける再生順序がわかるように、プレイリストの再生順序の順に格納する。図5は、プレイリスト格納部24に格納されたプレイリストの一例を示すものである。同図において、プレイリストID「プレイリストID1」は、プレイリストタイトルが“明るいプレイリスト”であり、プレイリストに属する楽曲IDは、再生される順番に“楽曲ID1”、“楽曲ID4”、“楽曲ID7”、“楽曲ID10”の4曲が格納されている。なお、“楽曲ID1”、“楽曲ID4”、“楽曲ID7”、“楽曲ID10”の4曲は、「明るい」という分類カテゴリに属する楽曲であるとする。
分類カテゴリ指定部30は、プレイリストとして作成する分類カテゴリの指定を、入力部10から受け付ける。ここで指定された分類カテゴリを、以下、指定分類カテゴリとする。
楽曲抽出部31は、指定分類カテゴリに属する楽曲を、楽曲格納部21に格納されている楽曲の中から複数抽出する。なお、楽曲抽出部31は、指定分類カテゴリに属する全ての楽曲を抽出してもよいし、所定数の楽曲のみを抽出してもよい。なお、楽曲抽出部31が抽出した楽曲の楽曲IDを、以降、登録楽曲IDと称す。また、楽曲抽出部31が抽出した全ての楽曲の集まりを登録楽曲群と称す。
重心算出部32は、楽曲抽出部31が抽出した複数の楽曲の楽曲IDと、その複数の楽曲の楽曲特徴量の値に基づいて、登録楽曲群の楽曲特徴量の重心を算出する。
図6は、重心算出部32及び楽曲抽出部31の動作を示すフローチャートであり、以下、フローチャートを利用しながら楽曲抽出部31及び重心算出部32の説明を行う。
まず、楽曲抽出部31は、分類カテゴリ格納部22から、指定分類カテゴリを基に登録楽曲IDを読み出す(ステップS21)。この処理は、図7のフローチャートに示す登録楽曲ID読込ルーチンを実行する。ここで、図7を用いて登録楽曲ID読込ルーチンについて説明する。
登録楽曲IDを読み出すために、まず、楽曲抽出部31は、ループ処理を開始する(ステップS100)。図7のステップS100は、ループ処理を表す記号であり、ループAは、開始値1のループカウンタkが、ループを繰り返す毎に1ずつ増加し、終了値Nになるまでループを繰り返すことを示している。終了値Nは、一例として分類カテゴリ格納部22に格納されたデータカラムの総数とする。
次に、楽曲抽出部31は、分類カテゴリ格納部22を参照して、k番目の楽曲ID(楽曲IDk)に対応する分類カテゴリ情報を読み込む(ステップS101)。
次に、楽曲抽出部31は、ステップS22で読み込んだ分類カテゴリ情報を基に、楽曲IDkが、指定分類カテゴリに属しているかどうかを判断する(ステップS102)。もし、楽曲IDkが指定分類カテゴリに属しているならばステップS103に進み、そうでなければ、ステップS104に進む。図3に示す分類カテゴリ格納部の例を基に具体例を示すと、指定分類カテゴリが“明るい”である場合、楽曲ID1は、分類カテゴリ“明るい”に属しているので、指定分類カテゴリに属していると判断されるが、楽曲ID2は、分類カテゴリ“明るい”に属していないため、指定分類カテゴリに属していないと判断される。
次に、楽曲抽出部31は、指定分類カテゴリに属していると判断された楽曲IDを、登録楽曲IDとして、メモリなどに一時的に保管する(ステップS103)。
次に、楽曲抽出部31は、ループカウンタkを1増加させ、ループを繰り返す(ステップS104)。もし、ループカウンタkがNになると、ループを終了する。
以上が、図7に示す登録楽曲ID読込ルーチンの説明である。
なお、楽曲抽出部31は、図7に示すように、楽曲格納部21に格納されている全ての楽曲を対象に、登録楽曲IDの読込みを行うようにしてもよいし、登録楽曲IDの数が、所定の数になったら、登録楽曲IDの読込みを終了するようにしてもよい。
このように、楽曲抽出部31は、指定分類カテゴリに属していると判断した楽曲IDを、登録楽曲IDとして、メモリなどに一時的に保管することにより、指定された分類カテゴリに属する楽曲を複数抽出する。
図6の説明に戻り、重心算出部32は、登録楽曲IDそれぞれに対応する楽曲特徴量ベクトルを、楽曲特徴量格納部23から取得する(ステップS22)。楽曲特徴量格納部23の説明で前述したように、本実施の形態においては、1つの楽曲IDは、複数の楽曲特徴量を有する。以後、1つの楽曲IDに対する楽曲特徴量全体を、楽曲特徴量ベクトルFと称し、k番目の登録楽曲IDkに対応する特徴量ベクトルをFkとする。なお、一例として、図4の楽曲ID1の場合、楽曲特徴量ベクトルFは、F={60,180,0.8}である。
次に、重心算出部32は、登録楽曲群の楽曲特徴量の重心Gを、ステップS22で読み込んだ楽曲特徴量ベクトルFに基づいて計算する(ステップS23)。重心Gは、登録楽曲IDの総数(登録楽曲群に含まれる曲の数)をMとして、以下の数1で求められる。
Figure 2012008623
数1に示す通り、重心Gは、楽曲特徴量ベクトルFと同一の次元数を有する。
ここで、3つの2次元楽曲特徴量ベクトルF1、F2、F3の重心G0を求める具体例を示す。各特徴量ベクトルの座標を、F1=(1,5)、F2=(2,1)、F3=(6,3)とすると、重心G0は、G0=(1+2+6,5+1+3)/3=(9/3,9/3)=(3,3)と求められる。図8は、F1、F2、F3、及びG0を、それぞれ2次元座標上に示した図である。図8では、白丸が各楽曲特徴量ベクトルの座標位置であり、黒丸が重心を示している。以上が、重心算出部32の説明である。このように、重心算出部32は、登録楽曲群における特徴量ベクトルの重心を算出することで、登録楽曲群の楽曲特徴量の代表値を算出している。
なお、楽曲抽出部31が指定分類カテゴリに属する全ての楽曲を抽出した場合、重心算出部32は、楽曲格納部21に格納されている楽曲の内の、指定分類カテゴリに属する楽曲全てを対象とした重心を算出することとなる。つまり、この場合、重心算出部32は、分類カテゴリにおける楽曲特徴量の代表値を算出する。
次に、プレイリスト作成部33は、登録楽曲群の楽曲特徴量の代表値(重心G)を基準に、登録楽曲IDに対応する各楽曲の楽曲特徴量の平均度合いを算出することで、各楽曲IDの再生順序を決定し、その再生順にプレイリストを作成する。図9は、プレイリスト作成部33及び楽曲抽出部31の動作を示すフローチャートであり、以下、フローチャートを利用しながらプレイリスト作成部33の説明を行う。
まず、楽曲抽出部31が、分類カテゴリ格納部22から、指定分類カテゴリを基に登録楽曲IDを読み出す(ステップS31)。この処理は、前述の図7に示す登録楽曲ID読込ルーチンと同様であるため、説明を省略する。また、本実施の形態において、ステップS31において抽出した楽曲は、図6のステップS21にて抽出した楽曲(登録楽曲群)と同じ楽曲であるとする。この場合はステップS31を省略することができる。
次に、プレイリスト作成部33は、重心算出部32によって算出される登録楽曲群の楽曲特徴量の重心Gと、楽曲抽出部31によって読み出した登録楽曲IDに対応するそれぞれの楽曲の楽曲特徴量ベクトルとの距離Dをそれぞれ計算する(ステップS32)。楽曲特徴量ベクトルF、及び重心Gの次元数をXとすると、登録楽曲IDkの距離Dkは、以下の数2によって求められる。
Figure 2012008623
次に、プレイリスト作成部33は、距離Dが短い順に、対応する登録楽曲IDを並べ、その順に再生されるようにプレイリストを作成する(ステップS33)。そして、作成したプレイリストを、プレイリスト格納部24に格納する。なお、図5に示すプレイリスト格納部24の一例のように、プレイリストにタイトルを付ける場合は、指定分類カテゴリのカテゴリ名に基づく命名を行うことが好ましい。例えば、プレイリスト作成部33は、指定分類カテゴリ名が「楽しい」であった場合、後ろに「プレイリスト」という文字を付け加え、「楽しいプレイリスト」をプレイリストタイトル名にするといった処理を行う。
ここで、図8に示す3つの特徴量ベクトルF1,F2,F3について、距離Dを求めて曲順を決定する例を示す。2次元楽曲特徴量ベクトルF1、F2、F3と、重心G0との距離を、数2によってそれぞれ求めると、
D(F1,G0)=2.828
D(F2,G0)=2.236
D(F3,G0)=3.000
となる。この結果より、重心G0からの距離Dが短い順に楽曲特徴量ベクトルを並べると、F2、F1、F3の順となる。そして、プレイリスト作成部33は、それぞれの楽曲特徴量ベクトルに対応する楽曲IDの順に、プレイリストを作成する。つまり、プレイリスト作成部33は、楽曲特徴量ベクトルF2に対応する楽曲、楽曲特徴量ベクトルF1に対応する楽曲、楽曲特徴量ベクトルF3に対応する楽曲、の順に再生される再生順序のプレイリストを作成する。以上がプレイリスト作成装置1の説明である。
このように、プレイリスト作成部33は、登録楽曲群における楽曲特徴量に基づく重心Gと、登録楽曲IDに対応する楽曲特徴量ベクトルそれぞれとの距離Dを計算することで登録楽曲群に含まれる楽曲(登録楽曲IDに対応する楽曲)それぞれの、楽曲特徴量の平均度合いを算出している。
本実施の形態のプレイリスト作成装置1によると、登録楽曲群の中で最も平均的な楽曲特徴量の楽曲から再生することが出来るため、ユーザは、そのプレイリストに格納された曲がどのような雰囲気を有するのかをすぐに理解することが出来る。
また、登録楽曲群の楽曲特徴量の重心に近い順(距離Dが短い順)に楽曲を再生するため、再生曲が進んでいくにつれて、徐々に楽曲の印象の変化が大きくなるような曲順を、ユーザに提供することが出来る。
また、分類カテゴリとその楽曲特徴量の代表値(例えば重心)を関連付けて格納した平均楽曲特徴量格納部(図示せず)を備えるようにしてもよい。このようにした場合、プレイリスト作成部33は、その平均楽曲特徴量格納部を参照することで、指定分類カテゴリの楽曲特徴量の代表値を取得することができ、その取得した楽曲特徴量の代表値を基準として、楽曲抽出部31が抽出した登録楽曲群それぞれの楽曲特徴量の平均度合いを算出することができる。
なお、この場合、プレイリスト作成部33は、プレイリストによって再生される楽曲それぞれについて、指定分類カテゴリおける楽曲特徴量の平均度合いを算出することとなる。
この場合、登録楽曲群における平均度合いとは多少異なる場合があるが、登録楽曲群は、分類カテゴリに基づいて抽出されているため、このような処理を行う場合でも、ユーザは、そのプレイリストに格納された曲がどのような雰囲気であるのかをすぐに理解することが出来る。このように、平均楽曲特徴量格納部を備えることで演算負荷を低減することができる。
また、プレイリスト作成部33は、少なくとも、距離Dが最も短い楽曲が最初に再生されるプレイリストを作成すればよい。そのようにすることで、ユーザは、どのような雰囲気の曲が含まれているプレイリストなのかをすぐに理解することが出来る。
ただし、プレイリスト作成部33が、楽曲特徴量が平均的である楽曲ほど、先の再生順序となるようなプレイリストを作成するようにすれば、再生曲が進んでいくにつれて、徐々に楽曲の印象の変化が大きくなるため、ユーザにプレイリストに含まれる楽曲の雰囲気をすぐに示すことができるとともに、ユーザを飽きさせることのないプレイリストを提供することができる。
また、登録楽曲群の楽曲特徴量の重心Gと、登録楽曲IDに対応する楽曲特徴量ベクトルそれぞれとの距離Dを用いて、各楽曲の楽曲特徴量の平均度合いを算出することが好ましいが、楽曲特徴量の平均度合いを算出する方法はこれに限定されるものではない。
ただし、楽曲特徴量をベクトルとして扱い、登録楽曲群の楽曲特徴量の重心Gと、登録楽曲IDに対応する楽曲特徴量ベクトルそれぞれとの距離Dを用いて、各楽曲の楽曲特徴量の平均度合いを算出することで、複数の種類の楽曲特徴量を有する楽曲であっても、比較的容易に楽曲特徴量の平均度合いを算出することができる。
なお、本実施の形態において、プレイリスト作成装置1内部に楽曲格納部21が配置されており、ここに楽曲データが格納されている例について説明したが、前述したように、プレイリスト作成装置外部の装置に配置して、LANやバスなどを介して取得できるようにしても良い。
1 プレイリスト作成装置
10 入力部
20 格納部
21 楽曲格納部
22 分類カテゴリ格納部
23 楽曲特徴量格納部
24 プレイリスト格納部
30 分類カテゴリ指定部
31 楽曲抽出部
32 重心算出部
33 プレイリスト作成部

Claims (5)

  1. 複数の楽曲を所定の再生順序で再生するためのプレイリストを作成するプレイリスト作成装置において、
    所定の分類カテゴリに属する楽曲を、楽曲格納部に格納されている楽曲の中から複数抽出する楽曲抽出部と、
    前記楽曲抽出部が抽出した複数の楽曲それぞれについて、前記複数の楽曲中における楽曲特徴量の平均度合い、または、前記所定の分類カテゴリ中における楽曲特徴量の平均度合いを算出し、その平均度合いに基づいて、前記複数の楽曲の内の、最も平均的な楽曲特徴量の楽曲を最初に再生する再生順序のプレイリストを作成するプレイリスト作成部と
    を備えることを特徴とするプレイリスト作成装置。
  2. 前記プレイリスト作成部は、前記平均度合いが大きい楽曲であるほど、先の再生順序となるようなプレイリストを作成することを特徴とする請求項1記載のプレイリスト作成装置。
  3. 前記楽曲抽出部が抽出した複数の楽曲の楽曲特徴量ベクトルの重心を算出する重心算出部を備え、
    前記プレイリスト作成部は、前記重心に基づいて、前記平均度合いを算出することを特徴とする請求項1または2に記載のプレイリスト作成装置。
  4. 複数の楽曲を所定の再生順序で再生するためのプレイリストを作成するプレイリスト作成方法において、
    所定の分類カテゴリに属する楽曲を、楽曲格納部に格納されている楽曲の中から複数抽出する楽曲抽出ステップと、
    前記楽曲抽出ステップにおいて抽出した複数の楽曲それぞれについて、前記複数の楽曲中における楽曲特徴量の平均度合い、または、前記所定の分類カテゴリ中における楽曲特徴量の平均度合いを算出し、その平均度合いに基づいて、前記複数の楽曲の内の、最も平均的な楽曲特徴量の楽曲を最初に再生する再生順序のプレイリストを作成するプレイリスト作成ステップと
    を有することを特徴とするプレイリスト作成方法。
  5. コンピュータに、
    所定の分類カテゴリに属する楽曲を、楽曲格納部に格納されている楽曲の中から複数抽出する楽曲抽出ステップと、
    前記楽曲抽出ステップにおいて抽出した複数の楽曲それぞれについて、前記複数の楽曲中における楽曲特徴量の平均度合い、または、前記所定の分類カテゴリ中における楽曲特徴量の平均度合いを算出し、その平均度合いに基づいて、前記複数の楽曲の内の、最も平均的な楽曲特徴量の楽曲を最初に再生する再生順序のプレイリストを作成するプレイリスト作成ステップと
    を実行させることを特徴とするプレイリスト作成プログラム。
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