JP2012007427A - 肘坪および肘坪の取付方法 - Google Patents

肘坪および肘坪の取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 木製柱に取付けられる肘坪10の位置調整を容易化する。
【解決手段】肘坪10は、差込部材20と、建具取付部材22と、回転軸部材24とを備える。差込部材20は、木製柱の収容穴の中に少なくとも一部が挿入される。建具取付部材22は、建具を取付ける。回転軸部材24は、差込部材20に対して建具取付部材22が相対回転できるように差込部材20と建具取付部材22とを連結する。肘坪10は、全ねじボルト50と、一対の閉塞部60とをさらに備える。全ねじボルト50は、孔用雄ねじ部80を有している。孔用雄ねじ部80は、部材貫通孔40の内周面の雌ねじ部400にねじ込まれる。閉塞部60は、全ねじボルト50が部材貫通孔40および収容穴を貫通しているときに差込部材20を挟むように全ねじボルト50へ接続されると、柱貫通孔の軸方向における全ねじボルト50の動きを拘束し、かつ、柱貫通孔を閉塞する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、肘坪および肘坪の取付方法に関し、特に、木製柱に取付けられる肘坪の位置調整を容易化できる肘坪および肘坪の取付方法に関する。
木製柱に建具を取付けるために古来用いられてきた蝶番を肘坪と称する。非特許文献1は、そのような肘坪の一例を示す。
非特許文献1に開示された肘坪は、取付に大変な手間がかかるという問題点がある。以下、その理由を説明する。
非特許文献1に開示された肘坪はおよそ次のような工程によって取付けられる。まず、木製柱の正面(この場合、門の外側を向いている面のこと)に、肘坪を取付けるための四角形の穴を開ける。次に、その四角形の穴に肘坪を挿入する。次に、肘坪のコ字型部分に建具を取付ける。次に、建具がうまく開閉するように肘坪の位置を調整する。このとき、必要に応じて肘坪と四角形の穴との間に楔を打ち込む。最後に、木製柱の側面(この場合、正面の隣面、すなわち、建具と向かい合う面のこと)に、目釘を通すための下孔を開け、そこに目釘を打ち込んで肘坪を木製柱に固定する。これらの工程の中で、肘坪の位置を調整する工程に大変な手間がかかる。
肘坪は木製柱の四角形の穴に挿入されているものである。そのため、肘坪の位置を調整するためには、四角形の穴の奥へ肘坪を押込むこと、そこから肘坪を少し引き抜くこと、および、楔を打つことが必要である。このときの肘坪の移動量は、作業者の試行錯誤によって決定される。この試行錯誤と、一つ一つの作業が多くの作業量を有することとが、手間の原因の一つとなる。
特許文献1は、このような問題点を解決し得る蝶番を開示する。この蝶番は、カバー本体と持ち送りと門扉固定部材とから構成されている。カバー本体は柱などに固定される。持ち送りの一端がカバー本体内に挿入される。持ち送りの他端が門扉固定部材に接続されている。持ち送りと門扉固定部材とがピンによって接続されているので、門扉固定部材はピンを中心に回ることができる。前述した持ち送りの一端には、カバー本体の外から挿入された調整ボルトがねじ込まれる。さらに、持ち送りには、調整ボルトの軸方向と直交する方向から、調整ビスがねじ込まれる。この調整ビスもカバー本体の外からねじ込まれる。このとき、調整ボルトを回転させることにより調整ボルトの軸方向に持ち送りを移動させることができる。調整ビスを回転させることにより、調整ビスの軸方向(調整ボルトの軸方向と直交する方向)に持ち送りを移動させることができる。
特許文献1に開示された発明によると、持ち送りの位置を微調整することで、門扉の取付作業を容易化することができる。
株式会社エイト、[online]、[平成22年6月3日検索]、インターネット〈URL:http://www.interactjp.com/eight/spec3.htm〉 特開平10−131653号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明には、木製柱に取付けられる肘坪に適用し難いという問題があった。以下、その理由を説明する。
木製柱に取付けられるような肘坪は、たとえば100年以上といった極めて長期間にわたる耐久性を求められることがある。
一方、特許文献1にかかる蝶番を木製柱に取付ける場合には、その木製柱の側面に木ねじによってカバー本体を固定することとなる。このような構造では、極めて長期間にわたる耐久性を確保できない。
木製柱そのものを特許文献1に開示されたカバー本体代わりに用いることも考えられる。この場合、木製柱の隣り合う側面に1つずつ孔を開け、それらの孔の一方に調整ボルトを挿入する。それらの孔の他方に調整ビスを挿入する。調整ビスが挿入される孔の内径は調整ビスの外径より大きくしておく。調整ボルトと調整ビスとは持ち送りにねじ込まれる。これにより、木製柱の側面に木ねじによってカバー本体を取付ける必要がなくなる。
しかしながら、木製柱そのものを特許文献1に開示されたカバー本体の代わりに用いる場合、結局は持ち送りの位置調整に手間がかかるという問題が生じる。木製柱そのものを特許文献1に開示されたカバー本体の代わりに用いる場合、持ち送りのうち木製柱の内部に入っている部分を木製柱に開けた穴から覗いて見ることが容易と限らない。夕暮れ、曇り空、あるいは日陰といった状況の場合、そうでない場合に比べ、木製柱に開けた穴からその奥を覗いても何も見えない可能性は高くなる。木製柱に開けた穴からその奥を覗いても何も見えなければ、木製柱に開けた穴の奥に調整ビスをねじ込むための孔が位置しているか否かを判断することは難しい。このような場合には、持ち送りに調整ビスをねじ込むことができない。調整ビスをねじ込むことができなければ、結局、持ち送りの位置調整に手間がかかる。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、木製柱に取付けられる肘坪の位置調整を容易化できる肘坪および肘坪の取付方法を提供することにある。
図面を参照して本発明の肘坪および肘坪の取付方法を説明する。なお、この欄で図中の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであって、内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
上記目的を達成するために本発明のある局面に従うと、肘坪10は、木製柱12、ならびに、建具14を接続する。木製柱12には、収容穴150および柱貫通孔154が設けられている。柱貫通孔154は、収容穴150と交差する孔である。肘坪10は、差込部材20と、建具取付部材22と、回転軸部材24とを備える。差込部材20は、木製柱12の収容穴150の中に少なくとも一部が挿入される。差込部材20は、部材貫通孔40を有する。建具取付部材22は、建具14を取付ける。回転軸部材24は、差込部材20に対して建具取付部材22が相対回転できるように差込部材20と建具取付部材22とを連結する。肘坪10は、位置調整部材50と、一対の閉塞部60とをさらに備える。位置調整部材50は、柱貫通孔154の中に配置される。位置調整部材50は、部材貫通孔40および収容穴150を貫通する。閉塞部60は、位置調整部材50が部材貫通孔40および収容穴150を貫通しているときに差込部材20を挟むように位置調整部材50へ接続されると、柱貫通孔154の軸方向における位置調整部材50の動きを拘束し、かつ、柱貫通孔154を閉塞する。部材貫通孔40の内周面には雌ねじ部400が設けられている。位置調整部材50は、孔用雄ねじ部80を有している。孔用雄ねじ部80は、部材貫通孔40の内周面の雌ねじ部400にねじ込まれる。
部材貫通孔40が収容穴150の中で柱貫通孔154に対向しているとき、柱貫通孔154を光が通る。柱貫通孔154が木製柱12を貫通しているためである。光が通るので、柱貫通孔154の一端からその中を覗いてみると、柱貫通孔154の奥に部材貫通孔40が位置しているか否かが容易に分かる。このため、部材貫通孔40の雌ねじ部400に位置調整部材50の孔用雄ねじ部80を容易にねじ込むことができる。雌ねじ部400に孔用雄ねじ部80がねじ込まれると、閉塞部60の接続完了前に位置調整部材50を動かすことで、差込部材20の位置を容易に調整できる。その結果、木製柱12に取付けられる肘坪10の位置調整を容易化できる。しかも、柱貫通孔154は閉塞部60によって閉塞される。
また、上述した閉塞部60は、被覆部90と、引掛部材92とを有することが望ましい。被覆部90は、柱貫通孔154の開口部を覆う。引掛部材92は、位置調整部材50に接続され、かつ、柱貫通孔154の軸方向の力を位置調整部材50が受けたとき、木製柱12のうち柱貫通孔154の開口部を取り囲む部分160に引っ掛かって位置調整部材50の動きを拘束する。
この場合、引掛部材92は、木製柱12の表面に常時大きな力を加え続ける必要がない。そのため、木製柱12がそれほど硬くない木材でできていても、木製柱12の表面が損傷を受ける可能性は低くなる。さらに、柱貫通孔154の両端の開口部は被覆部90によって覆われる。これにより、木製柱12の内部を保護できる。
もしくは、上述した引掛部材92がナットであることが望ましい。この場合、位置調整部材50にはナットがねじ込まれるナット用雄ねじ部82が設けられる。
この場合、長期間使用した後、木製柱12の経年変化によって木製柱12とナットとの間に隙間ができても、そのナットを締め直すことで肘坪10のガタツキを抑えることができる。その結果、引掛部材92がナットでない場合に比べ、長期間にわたり、位置調整部材50の動きを拘束する機能を維持できる。
本発明の他の局面に従うと、肘坪10の取付方法は、木製柱12の表面に収容穴150を設ける工程と、収容穴150に肘坪10の一部を挿入する工程と、肘坪10に建具14を取付ける工程と、肘坪10の位置を調整する位置調整工程とを備える。肘坪10が、差込部材20と、建具取付部材22と、回転軸部材24とを備える。差込部材20は、木製柱12の収容穴150の中に少なくとも一部が挿入される。差込部材20は、部材貫通孔40を有する。建具取付部材22は、建具14を取付ける。回転軸部材24は、差込部材20に対して建具取付部材22が相対回転できるように差込部材20と建具取付部材22とを連結する。肘坪10は、位置調整部材50と、一対の閉塞部60とをさらに備える。位置調整部材50は、部材貫通孔40および収容穴150を貫通する。閉塞部60は、位置調整部材50に接続される。部材貫通孔40の内周面には雌ねじ部400が設けられている。位置調整部材50は、孔用雄ねじ部80を有している。孔用雄ねじ部80は、部材貫通孔40の内周面の雌ねじ部400にねじ込まれる。位置調整工程は、位置調整部材50を動かすことで、孔用雄ねじ部80と部材貫通孔40の雌ねじ部400とを介して差込部材20の位置を調整する工程を有する。肘坪10の取付方法は、木製柱12の表面に収容穴150を設けてから収容穴150に肘坪10を挿入するまでの間に、収容穴150と交差する柱貫通孔154を木製柱12に設ける工程と、柱貫通孔154を木製柱12に設けた後、柱貫通孔154を通って部材貫通孔40の雌ねじ部400に孔用雄ねじ部80がねじ込まれるよう、部材貫通孔40および収容穴150に位置調整部材50を貫通させる工程と、部材貫通孔40および収容穴150に位置調整部材50を貫通させた後、差込部材20を挟むように位置調整部材50へ閉塞部60を接続することで、柱貫通孔154の軸方向における位置調整部材50の動きを拘束し、かつ、柱貫通孔154を閉塞する工程とをさらに備える。
部材貫通孔40が収容穴150の中で柱貫通孔154に対向しているとき、柱貫通孔154を光が通る。光が通るので、柱貫通孔154の一端からその中を覗いてみると、柱貫通孔154の奥に部材貫通孔40が位置しているか否かが容易に分かる。このため、部材貫通孔40に位置調整部材50を貫通させる工程において、部材貫通孔40の雌ねじ部400に位置調整部材50の孔用雄ねじ部80を容易にねじ込むことができる。雌ねじ部400に孔用雄ねじ部80がねじ込まれると、閉塞部60の接続完了前に位置調整部材50を動かすことで、差込部材20の位置を容易に調整できる。その結果、木製柱12に取付けられる肘坪10の位置調整を容易化できる。しかも、柱貫通孔154は閉塞部60によって閉塞される。
本発明によれば、木製柱に取付けられる肘坪の位置調整を容易化できる。
門の外観を示す図である。 本発明の実施形態にかかる肘坪の斜視図である。 本発明の実施形態にかかる木製柱の一部を示す図である。 本発明の実施形態にかかる肘坪が接続された木製柱および開き戸の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[肘坪の用途の説明]
図1は、門の外観を示す図である。図1に示すように、ある種の門は、4つの肘坪10と、一対の木製柱12と、一対の開き戸14(本実施形態においては、この開き戸14を上述した建具の一例として示す)とを備える。肘坪10は、木製柱12と開き戸14とに接続される。本実施形態の場合、1つの開き戸14には2つの肘坪10が接続される。肘坪10が接続されることで、開き戸14が開閉できる。
[肘坪の構造の説明]
図2は、本実施形態にかかる肘坪10の斜視図である。図2を参照しつつ、本実施形態にかかる肘坪10について説明する。
本実施形態にかかる肘坪10は、差込部材20と、建具取付部材22と、回転軸部材24と、全ねじボルト50(本実施形態においては、この全ねじボルト50を上述した位置調整部材の一例として示す)と、一対の閉塞部60と、表側座金70と、裏側座金72と、裏側袋ナット74とを備える。図2には、一対の閉塞部60のうち片方のみを図示している。差込部材20は木製柱12に挿入される。差込部材20は、開き戸14の荷重を木製柱12に伝える部材である。建具取付部材22は、開き戸14を取付ける部材である。建具取付部材22は、コ字型部分100を有する。このコ字型部分100に開き戸14の框が嵌まり、釘と図示しないボルトとで固定される。回転軸部材24は、差込部材20に対して建具取付部材22が相対回転できるように、差込部材20と建具取付部材22とを連結する部材である。全ねじボルト50は、木製柱12の中における差込部材20の位置を調整するための部材である。閉塞部60は、全ねじボルト50の双方の端部82(本実施形態においては、全ねじボルト50の端部82を上述したナット用雄ねじ部の一例として示す)に接続される。表側座金70と裏側座金72と裏側袋ナット74との説明は、後に行う。
差込部材20は、軸受30と、フラットバー32と、深さ調整部34とを有する。軸受30は、回転軸部材24を支える。フラットバー32は、木製柱12に挿入される構造材である。深さ調整部34は、フラットバー32の挿入深さを調整する部分である。
フラットバー32にはボルト貫通孔40(本実施形態においては、このボルト貫通孔40を上述した部材貫通孔の一例として示す)が設けられる。ボルト貫通孔40の内周面には、雌ねじ部400が形成される。本実施形態にかかる肘坪10の取付が完了したとき、上述した全ねじボルト50の中央部分80(本実施形態においては、この中央部分80を上述した孔用雄ねじ部の一例として示す)はこの雌ねじ部400にねじ込まれている。
本実施形態においては、深さ調整部34は断面円形の棒材である。本実施形態においては、その棒材の先端に調整用雄ねじ340が設けられている。
閉塞部60は、側面座金90(本実施形態においては、この側面座金90を上述した被覆部の一例として示す)と、側面側袋ナット92(本実施形態においては、この側面側袋ナット92を上述した引掛部材の一例として示す)とを有する。側面側袋ナット92は、全ねじボルト50の動きを拘束する。側面座金90は、側面側袋ナット92の座金である。本実施形態にかかる側面座金90の外形は菱形である。
[肘坪の取付方法の説明]
図3は、木製柱12の一部を示す図である。図4は、本実施形態にかかる肘坪10が取付けられたときの木製柱12および開き戸14の断面図である。図3および図4を参照しつつ、本実施形態にかかる肘坪10の取付方法を説明する。
まず、作業者は、木製柱12の正面(木製柱12の表面のうち、門の外側を向いている面)に、肘坪10を取付けるため、収容穴150を開ける。図3から明らかな通り、本実施形態における収容穴150は四角形をしている。
収容穴150が開いたら、作業者は、図示しないドリルで、収容穴150の底から木製柱12の裏面(木製柱12の表面のうち、門の内側を向いている面)まで突き抜けるように、底部連通孔152を開ける。
底部連通孔152が開いたら、作業者は、木製柱12の側面(木製柱12の表面のうち、開き戸14に向かい合う面およびその裏側にあたる面)に、収容穴150と交差するよう木製柱12を貫通する、柱貫通孔154を開ける。この柱貫通孔154を全ねじボルト50が通る。本実施形態において、この柱貫通孔154の内径は、全ねじボルト50の外径より大きい。このため、柱貫通孔154に全ねじボルト50を通した後も、差込部材20の挿入深さは調整できる。
柱貫通孔154が開いたら、作業者は、まず肘坪10のフラットバー32を表側座金70に通してから、そのフラットバー32を収容穴150に差込む。このとき、柱貫通孔154の一端からその中を覗いていると、まず深さ調整部34が収容穴150の奥へ入っていくのが見え、その後、ボルト貫通孔40を通して木製柱12の向こう側が見える。ちなみに、夕方その他木製柱12の向こう側が見えにくい状況のときには、木製柱12の向こう側でライトを照らすとよい。これにより、そのライトの光が柱貫通孔154を通るので、ボルト貫通孔40を通してその光が見えることとなる。木製柱12の向こう側が見えたら、作業者は、木製柱12の側面から柱貫通孔154の中を通してボルト貫通孔40および収容穴150に全ねじボルト50を貫通させる。途中、ボルト貫通孔40の雌ねじ部400に全ねじボルト50の中央部分80をねじ込む。なお、全ねじボルト50の端部82は木製柱12の両端からはみ出させる。このとき、深さ調整部34先端の調整用雄ねじ340は底部連通孔152を通って木製柱12の裏面から突出している。
全ねじボルト50が貫通したら、作業者は、表側座金70を木製柱12に図示しない釘で打付ける。これにより、表側座金70は収容穴150とフラットバー32との隙間を塞ぐこととなる。表側座金70が打付けられたら、深さ調整部34先端を裏側座金72の孔に通す。
図1に示す4つの肘坪10をすべてについてここまでの作業が終了したら、作業者は、コ字型部分100に開き戸14の框を嵌める。開き戸14の框が嵌まったら、作業者は、図示しないボルトでコ字型部分100に開き戸14の框を仮に固定する。本来4本のボルトを固定のために使用するとすれば、このとき使用されるボルトは3本以下である。
開き戸14の双方についてここまでの作業が完了したら、作業者は、上述した深さ調整部34に図示しない六角ナット(上述した裏側袋ナット74ではない)をねじ込み、この六角ナットを締付けることによって差込部材20の挿入深さを調整する。
差込部材20の挿入深さが調整されたら、作業者は、まず、全ねじボルト50の端部82それぞれに側面座金90を通す。それが終了したら、作業者は、図示しない六角ナット(上述した側面側袋ナット92ではない)を端部82それぞれに取付ける。作業者は、これらの六角ナットを、それぞれ、木製柱12の表面から適宜離れた位置で、端部82に仮溶接(タック溶接とも言う)する。作業者は、これらの六角ナットを回して(つまり全ねじボルト50にトルクを与えて)差込部材20の左右方向(つまり全ねじボルト50の軸方向)の位置を調整する。より具体的に述べると、このとき、作業者は、双方の六角ナットのうち差込部材20を引き寄せたい側の六角ナットを回してこの六角ナットを側面座金90の表面に接触させた後、これをさらに締める。これにより、回された六角ナットがある側に差込部材20が引き寄せられる。ちなみに、木製柱12の表面から離れている六角ナットを回すことで、全ねじボルト50の木製柱12の側面からの突出量を調整できる。
差込部材20の位置調整は、図1に示した4つの肘坪10すべてについて行う。4つの肘坪10すべてについて差込部材20の位置調整が完了したか否かの目安は、双方の開き戸14を軽く開閉できるか否かである。4つの肘坪10すべてについて正しく差込部材20の位置を調整できていれば、肘坪10にかかる開き戸14の荷重がいずれもほぼ均等となるので、双方の開き戸14を軽く開閉できる。差込部材20の位置調整が完了したら、作業者は、調整用雄ねじ340にねじ込まれた六角ナットを外す。六角ナットを外すための具体的方法は特に限定されるものではないが、たとえば、サンダ(sander)によって六角ナットの仮溶接された部分を削り取るという方法がある。六角ナットを外したら、深さ調整部34の先端を切断する。深さ調整部34の先端が切断されたら、作業者は、そこに裏側袋ナット74をねじ込む。これにより、裏側座金72は裏側袋ナット74によって木製柱12に押さえつけられることとなる。木製柱12に押さえつけられるので、裏側座金72は底部連通孔152と深さ調整部34との隙間を塞ぐこととなる。
深さ調整部34の先端が裏側袋ナット74で塞がれた後、作業者は、全ねじボルト50から六角ナットをすべて外す。この六角ナットを外すための具体的方法も特に限定されるものではない。したがって、たとえば、調整用雄ねじ340にねじ込まれた六角ナットを外す場合と同様に、全ねじボルト50と六角ナットとの間の仮溶接部分をサンダによって削り取るという方法を用いてよい。六角ナットが外されたら、作業者は、必要があれば、全ねじボルト50を切断する。全ねじボルト50の一端のみ、木製柱12表面からの突出量が大き過ぎれば、その一端を切断する。全ねじボルト50の両端の突出量が大き過ぎれば、両端を切断する。両端の突出量が適切であれば、切断の必要はない。このようにして、全ねじボルト50の木製柱12の側面からの突出量を適切に調整する。全ねじボルト50の突出量が適切に調整されたら、作業者は、全ねじボルト50の両端に側面側袋ナット92をねじ込む。
図1に示す4つの肘坪10をすべてについてここまでの作業が終了したら、作業者は、コ字型部分100へ仮に固定されていた開き戸14の框に、まだ使用されていなかったボルト(図示せず)を通す。その後、釘によって開き戸14の框をコ字型部分100へ完全に固定する。これで、肘坪10の取付作業は終了する。図4にこのときの木製柱12および開き戸14の断面を示す。図4から明らかな通り、側面座金90と側面側袋ナット92とは、差込部材20を挟んで配置されるよう、柱貫通孔154の中の全ねじボルト50へ接続されていることとなる。
このとき、側面座金90は、側面側袋ナット92によって、木製柱12にめり込まない程度に、そこに押さえつけられることとなる。木製柱12に押さえつけられるので、側面座金90は柱貫通孔154の開口部を覆うこととなる。ちなみに、開き戸14が開閉することによって柱貫通孔154の軸方向の力を全ねじボルト50が受けたとき、側面側袋ナット92は、木製柱12のうち柱貫通孔154の開口部を取り囲む部分160(図3参照)に側面座金90を介して引っ掛かり、全ねじボルト50の動きを拘束することとなる。
なお、木製柱12が経年変形した結果として側面側袋ナット92が緩んだ場合、これを再度締めることで、肘坪10を固定し直すことができる。このとき、上述したのと同様の方法で、全ねじボルト50の木製柱12表面からの突出量を適切に調整できる。
[本実施形態にかかる肘坪の効果]
以上のようにして、本実施形態にかかる肘坪10およびその取付方法は、柱貫通孔154を覗いたとき木製柱12の反対側が見えるか否かという簡単な方法によって差込部材20の大体の差込深さを調整できる。これにより、ボルト貫通孔40に全ねじボルト50を容易に貫通させることができる。全ねじボルト50を容易に貫通させることができるので、差込部材20の位置調整を容易に行うことができる。しかも、本実施形態にかかる肘坪10は、木製柱12の中に差込部材20の少なくとも一部が挿入され、この差込部材20によって開き戸14の荷重を木製柱12に伝える構造なので、極めて長期間にわたる耐久性を確保できる。
また、本実施形態の場合、部材貫通孔40に全ねじボルト50がねじ込まれた後、柱貫通孔154の軸方向における、その全ねじボルト50の動きは、側面側袋ナット92によって拘束される。これにより、柱貫通孔154の軸方向における差込部材20の動きを拘束できる。しかも、本実施形態にかかる肘坪10において、側面側袋ナット92は、側面座金90を介して柱貫通孔154の開口部を取り囲む部分160に引っ掛かる、引掛部材に過ぎない。側面側袋ナット92が引掛部材に過ぎないので、ボルトとナットとの締め付け力によって差込部材20を固定し続ける構造に比べ、門が完成した後も木製柱12が受け続ける負担を大きく減らすことができる。木製柱12が受け続ける負担を大きく減らすことができるので、木製柱12がそれほど硬くない木材でできていても、木製柱12の表面に側面座金90がめり込むなどして損傷を受ける可能性は低くなる。
また、部材貫通孔40に位置調整部材50がねじ込まれた後、柱貫通孔154の両端の開口部は側面座金90によって覆われる。これにより、雨水などといった木製柱12の耐久性を低下させるものから木製柱12の内部を保護できる。
さらに、本実施形態にかかる肘坪10は、長い間に木製柱12が経年変形した結果として側面側袋ナット92が緩んだ場合にも、肘坪10を容易に固定し直すことができる。
[変形例の説明]
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよいのはもちろんである。
例えば、側面側袋ナット92によって差込部材20の左右方向の位置を固定する構造に代え、割りピンその他同様の機能を有する引掛部材を用いてもよい。割りピンを用いる場合、中央部分に雄ねじを設けた棒材の両端にいくつか孔をあけ、その孔に割りピンを通すことで、その棒材の動きを抑えることができる。
また、全ねじボルト50に代え、中央に雄ねじが設けられた棒材を用いてもよい。この場合、その長さは、木製柱12の双方の側面から突出するほどの長さでなくともよい。この場合、適当なジグをその棒材の端に接続して、その棒材によって差込部材20の位置とその棒材の位置とを調整するとよい。ジグと棒材とを接続するための具体的な構造が特に限定されないことは言うまでもない。たとえば、棒材の端に断面が六角形の穴を設け、ジグの先端の形状を六角柱にすることが考えられる。この場合、ジグを押すことで差込部材20を移動させることができ、ジグにトルクを与えることで棒材の位置を調整できる。なお、この場合、柱貫通孔154の両端に詰め物をすることでその棒材の動きを拘束し、かつ、柱貫通孔154を閉塞してもよい。
また、全ねじボルト50の端部82それぞれに六角ナットを仮溶接することに代えて、六角ナットを端部82それぞれに2つずつ取付け、いわゆるダブルナットとしてもよい。
また、側面座金90の外形は菱形に限定されない。ただし、上述したとおり、柱貫通孔154の内径は、差込部材20の挿入深さを調整できるよう、全ねじボルト50の外径より大きくなっている。このため、側面座金90は、柱貫通孔154の開口部を覆い得るような大きなものであることが好ましい。つまり、側面座金90の孔の縁から側面座金90の外周部分の縁までの幅の最小値が、柱貫通孔154と全ねじボルト50との間にできる隙間の最大値より大きいことが好ましい。側面座金90単独で柱貫通孔154の開口部を覆うことができないのであれば、他の部材と組み合わされることで柱貫通孔154の開口部を覆い得ることが好ましい。
10 肘坪
12 木製柱
14 開き戸
20 差込部材
22 建具取付部材
24 回転軸部材
32 フラットバー
34 深さ調整部
40 ボルト貫通孔
50 全ねじボルト
60 閉塞部
80 中央部分
82 端部
90 側面座金
92 側面側袋ナット
150 収容穴
152 底部連通孔
154 柱貫通孔
400 雌ねじ部

Claims (4)

  1. 収容穴および前記収容穴と交差する柱貫通孔が設けられている木製柱、ならびに、建具を接続し、
    前記木製柱の収容穴の中に少なくとも一部が挿入され、部材貫通孔を有する差込部材と、
    前記建具を取付ける建具取付部材と、
    前記差込部材に対して前記建具取付部材が相対回転できるように前記差込部材と前記建具取付部材とを連結する回転軸部材とを備える肘坪であって、
    前記肘坪は、
    前記柱貫通孔の中に配置され、前記部材貫通孔および前記収容穴を貫通する位置調整部材と、
    前記位置調整部材が前記部材貫通孔および前記収容穴を貫通しているときに前記差込部材を挟むように前記位置調整部材へ接続されると、前記柱貫通孔の軸方向における前記位置調整部材の動きを拘束し、かつ、前記柱貫通孔を閉塞する、一対の閉塞部とをさらに備え、
    前記部材貫通孔の内周面には雌ねじ部が設けられており、
    前記位置調整部材は、前記部材貫通孔の内周面の雌ねじ部にねじ込まれる孔用雄ねじ部を有していることを特徴とする、肘坪。
  2. 前記閉塞部は、
    前記柱貫通孔の開口部を覆う被覆部と、
    前記位置調整部材に接続され、かつ、前記柱貫通孔の軸方向の力を前記位置調整部材が受けたとき、前記木製柱のうち前記柱貫通孔の開口部を取り囲む部分に引っ掛かって前記位置調整部材の動きを拘束する、引掛部材とを有することを特徴とする、請求項1に記載の肘坪。
  3. 前記引掛部材がナットであり、
    前記位置調整部材には、前記ナットがねじ込まれるナット用雄ねじ部が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の肘坪。
  4. 木製柱の表面に収容穴を設ける工程と、
    前記収容穴に肘坪の一部を挿入する工程と、
    前記肘坪に建具を取付ける工程と、
    前記肘坪の位置を調整する位置調整工程とを備え、
    前記肘坪が、
    前記木製柱の収容穴の中に少なくとも一部が挿入され、部材貫通孔を有する差込部材と、
    前記建具を取付ける建具取付部材と、
    前記差込部材に対して前記建具取付部材が相対回転できるように前記差込部材と前記建具取付部材とを連結する回転軸部材とを備える、肘坪の取付方法であって、
    前記肘坪は、
    前記部材貫通孔および前記収容穴を貫通する位置調整部材と、
    前記位置調整部材に接続される、一対の閉塞部とをさらに備え、
    前記部材貫通孔の内周面には雌ねじ部が設けられており、
    前記位置調整部材は、前記部材貫通孔の内周面の雌ねじ部にねじ込まれる孔用雄ねじ部を有しており、
    前記位置調整工程は、前記位置調整部材を動かすことで、前記孔用雄ねじ部と前記部材貫通孔の雌ねじ部とを介して前記差込部材の位置を調整する工程を有し、
    前記肘坪の取付方法が、
    前記木製柱の表面に前記収容穴を設けてから前記収容穴に肘坪を挿入するまでの間に、前記収容穴と交差する柱貫通孔を前記木製柱に設ける工程と、
    前記柱貫通孔を前記木製柱に設けた後、前記柱貫通孔を通って前記部材貫通孔の雌ねじ部に前記孔用雄ねじ部がねじ込まれるよう、前記部材貫通孔および前記収容穴に前記位置調整部材を貫通させる工程と、
    前記部材貫通孔および前記収容穴に前記位置調整部材を貫通させた後、前記差込部材を挟むように前記位置調整部材へ前記閉塞部を接続することで、前記柱貫通孔の軸方向における前記位置調整部材の動きを拘束し、かつ、前記柱貫通孔を閉塞する工程とをさらに備えることを特徴とする、肘坪の取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0140929Y2 (ja) * 1982-03-17 1989-12-05
JPH0542599U (ja) * 1991-05-29 1993-06-08 松下電工株式会社 木製門柱

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