JP2012005860A - リクライニング椅子における背凭れの傾動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】背凭れ9を起立する方向に付勢する付勢手段Aを、枢軸8の左右方向の2箇所において、枢軸8に、背凭れ9が起立する方向の回動力を付与する左右1対の回動付勢手段B、Bと、この左右の回動付勢手段の間において、枢軸8より直交する方向に延出する腕部26の先端部と支基6とに各端部が連結され、一端に設けた操作ノブ38を作動位置に移動させることにより伸縮可能となり、かつ操作ノブ38を不作動位置に復帰させることにより、伸縮不能となるようにしたガススプリング12とを備えるものとする。
【選択図】図3
Description
この装置は、背凭れを、復帰用の付勢手段の付勢力に抗して傾動し得るようにし、付勢手段を、背凭れと一体となって中心軸線回りに回動する芯材と、外筒と、それらの間に充填された弾性体とを有するゴムトーションスプリングからなる少なくとも1個の単位付勢手段を備えるものとし、背凭れおよび芯材と一体となって回動する円板の一部に放射状の歯を設け、この歯に、操作レバーにより移動させられるようにした係止部材の歯が係脱するようにしてある。
(1) 脚によって支持され、かつ座を支持する支基に枢支した左右方向を向く枢軸に、背凭れを支持する背凭れ支持杆における前方を向く下部の前端部を固着し、前記背凭れ支持杆を、支基に設けた付勢手段により、背凭れが起立する方向に向けて付勢したリクライニング椅子における前記背凭れの傾動装置において、前記付勢手段を、前記枢軸に外嵌され、かつ前記枢軸に、前記背凭れが起立する方向の回動力を付与する左右1対の回動付勢手段と、この左右の回動付勢手段の間において、前記枢軸の左右方向のほぼ中央より直交する方向に延出する腕部の先端部と前記支基とに各端部が連結され、一端に設けた操作ノブを作動位置に移動させることにより伸縮可能となり、かつ前記操作ノブを不作動位置に復帰させることにより、伸縮不能となるようにしたガススプリングとを備えるものとする。
また、上述の従来の装置のように、ゴムトーションスプリングよりなる単位付勢手段と、係止部材に係合する歯を有する円板との煩雑な初期設定作業等が不要であり、回動付勢手段とガススプリングとを、簡単かつ短時間で椅子に組み付けることができる。
さらに、ガススプリングと左右1対の回動付勢手段とをバランスよく支基に装着することができるとともに、背凭れに対して、バランスの取れた付勢力を付与することができる。
図1〜図3に示すように、このリクライニング椅子は、先端部にキャスタ(1)が設けられた放射状をなす5本の脚杆(2)を有する脚体(3)を備えている。脚体(3)の中央には、ガススプリング(4)を備える伸縮式の脚柱(5)が立設されており、脚柱(5)の上端には、支基(6)の後部が固着されている。
図3に示すように、付勢手段(A)は、枢軸(8)を、図2における反時計回り方向に付勢する2個のゴムトーションスプリング(11)(11)からなる回動付勢手段(B)、およびその付勢力調節手段(C)(図7および図11参照)、並びにガススプリング(12)を含むガススプリングユニット(D)を備えている。
この付勢手段(A)については後に詳細に説明することとし、先に、リクライニング椅子全体の概略構成について簡単に説明する。
各傾斜面(17)は、支基(6)における腕部(6b)の先端部上面に形成された後下方に向かって傾斜する傾斜受け面(19)に前後方向に摺動自在に載置されている。
この例では、外れ止め手段(20)は、傾斜面(17)に設けた前後方向を向く長孔(21)と、傾斜受け面(19)に突設され、かつ長孔(21)に摺動自在に嵌合されるとともに、長孔(21)の幅より大きい拡大頭部(22a)を有する有頭軸(22)とを備えるものとしてあるが、長孔(21)を傾斜受け面(19)に設け、かつ有頭軸(22)を傾斜面(17)に設けて実施してもよい。また、図示の例では、有頭軸(22)の軸部に相当する部分を、前後方向を向く垂直板状としてあるが、これを円形軸としてもよい。
また、背凭れ(9)を後傾状態から起立状態に移動させた際には、座(14)は上記と逆に移動し、このときにも、着座者に無理のない快適な移動感を与えることができる。
なお、座(14)の前後位置調節を行わないものにおいては、座(14)の後部を、軸(16)をもって直接左右の背凭れ支持杆(10)(10)における起立腕(10b)(10b)の上部に連結し、かつ座(14)の前部下面を、直接左右の腕部(6b)(6b)の先端部上面に前後方向に摺動可能として装着してもよい。
図7に示すように、付勢手段(A)は、支基(6)の下部に設けられた2個のゴムトーションスプリング(11)(11)からなる回動付勢手段(B)、および支基(6)の上部に設けられた付勢力調節手段(C)、並びにガススプリング(12)を含むガススプリングユニット(D)を備えている。
各ゴムトーションスプリング(11)は、枢軸(8)を芯材とし、かつ枢軸(8)と同心をなすようにして支基(6)に回り止めされた外筒(27)と、この外筒(27)と枢軸(8)との間に充填され、かつ枢軸(8)が外筒(27)に対して中心軸線回りに回動することにより、弾性変形して、枢軸(8)に復帰回動力を付与するようにしたゴム等の弾性体(28)とを備えている。
ガススプリング(12)の前上端部は、ヘッドカバー(36)および左右方向を向く軸(37)をもって、支基本体(6a)の前端中央部に連結されている。
ガススプリング(12)は、その前端部に設けた操作ノブ(38)を作動位置に押動すると、内部のガス圧および内蔵した補助ばねの付勢力により、伸長するように付勢されつつ、伸縮が可能となり、また操作ノブ(38)を不作動位置に復帰させると、伸縮が不能となるようにした公知のものである。
このような構成としても、ゴムトーションスプリング(11)(11)の付勢力が、連結杆(52)を常時後方に引くように作用しており、しかも平面視ハ字状をなす左右1対のリンク(54)(55)の前端同士は、それらの後端同士より常に内方に位置するようにしてあるので、左右のリンク(54)(55)の前端が側方突出部(52b)と基片(52a)との内隅部から外側方に外れることはない。
また、この例では、1対の移動駒(49)(50)が互いに近づき、かつハ字状をなす1対のリンク(54)(55)が互いに閉じる方向に移動することにより、回動付勢手段(B)の付勢力が強まるように設定してあるので、操作軸(46)の1回転当たりの連結杆(52)の前方への移動量が漸次減少し、背凭れの所期付勢力が大となっても、操作軸の回転抵抗は増大することがなく、操作ハンドルを常時軽力で操作することができる。
この操作レバー(56)は、可撓性のアウターチューブ(57)内を挿通するワイヤ(58)を介して、支基(6)の後部に設けた脚柱(5)のガススプリング(4)操作用の作動レバー(図示略)に連結され、操作レバー(56)を外上方に回動させることにより、ガススプリング(4)の操作ノブ(図示略)を作動位置まで押動して、脚柱(5)を自由に伸縮できるようにし、また操作レバー(56)を内下方に復帰回動させることにより、ガススプリング(4)の操作ノブ(図示略)を不作動位置まで復帰させて、脚柱(5)をそのときの伸縮状態で無段階的に停止させることができるようになっている。
また、ガススプリング(12)の操作ノブ(38)を作動位置としたときは、ガススプリング(12)の付勢力により、回動付勢手段(B)の付勢力を助勢することができるので、回動付勢手段(B)を付勢力の小さい小型のものとすることができる。
例えば、回動付勢手段(B)として、ねじりコイルばねを用いたり、単一の、または3個以上のゴムトーションスプリングを用いたりすることができる。
(B)回動付勢手段
(C)付勢力調節手段
(D)ガススプリングユニット
(1)キャスタ
(2)脚杆
(3)脚体
(4)ガススプリング
(5)脚柱
(6)支基
(6a)支基本体
(6b)腕部
(6c)半円筒部
(7)上部カバー
(8)枢軸(芯材)
(8a)角軸部
(9)背凭れ
(9a)背凭れフレーム
(9b)シート材
(10)背凭れ支持杆
(10a)筒部
(10b)起立腕
(11)ゴムトーションスプリング
(12)ガススプリング
(13)下部カバー
(14)座
(14a)座フレーム
(14b)シート材
(15)座受けフレーム
(16)軸
(17)傾斜面
(18)起立壁
(19)傾斜受け面
(20)外れ止め手段
(21)長孔
(22)有頭軸
(22a)拡大頭部
(23)開口
(24)空所
(25)肘掛け
(26)腕部
(27)外筒
(28)弾性体
(29)軸受
(29a)突起
(30)止めねじ
(31)(32)凹部
(33)(34)切欠き
(35)軸
(36)ヘッドカバー
(37)軸
(38)操作ノブ
(39)操作レバー
(40)アウターチューブ
(41)ワイヤ
(42)作動レバー
(43)順ねじ部
(44)逆ねじ部
(45)操作ハンドル
(46)操作軸
(47)(48)雌ねじ孔
(49)(50)移動駒
(51)軸
(52)連結杆
(52a)基片
(52b)側方突出部
(53)軸
(54)(55)リンク
(56)操作レバー
(57)アウターチューブ
(58)ワイヤ
Claims (4)
- 脚によって支持され、かつ座を支持する支基に枢支した左右方向を向く枢軸に、背凭れを支持する背凭れ支持杆における前方を向く下部の前端部を固着し、前記背凭れ支持杆を、支基に設けた付勢手段により、背凭れが起立する方向に向けて付勢したリクライニング椅子における前記背凭れの傾動装置であって、
前記付勢手段を、前記枢軸に外嵌され、かつ前記枢軸に、前記背凭れが起立する方向の回動力を付与する左右1対の回動付勢手段と、この左右の回動付勢手段の間において、前記枢軸の左右方向のほぼ中央より直交する方向に延出する腕部の先端部と前記支基とに各端部が連結され、一端に設けた操作ノブを作動位置に移動させることにより伸縮可能となり、かつ前記操作ノブを不作動位置に復帰させることにより、伸縮不能となるようにしたガススプリングとを備えるものとしたことを特徴とするリクライニング椅子における背凭れの傾動装置。 - 支基における左右方向を向きかつ下面が開口する部分と、その下面に着脱可能に設けた左右1対の下部カバーとの対向部に凹部をそれぞれ形成し、両凹部に、枢軸に外嵌した左右の回動付勢手段を、前記枢軸が前記支基と下部カバーとの両側面の対向縁間を挿通するようにして、それぞれ収容した請求項1記載のリクライニング椅子における背凭れの傾動装置。
- 左右の下部カバー間において、腕部が、枢軸より直交する方向に延出するようにした請求項2記載のリクライニング椅子における背凭れの傾動装置。
- 回動付勢手段が、枢軸を芯材とし、かつ前記枢軸と同心をなすようにして支基に回り止めされた外筒と、この外筒と前記枢軸との間に充填され、かつ枢軸が外筒に対して中心軸線回りに回動することにより、弾性変形して、前記枢軸に復帰回動力を付与するようにした弾性体とを備えている請求項1〜3のいずれかに記載のリクライニング椅子における背凭れの傾動装置。
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