JP2012005737A - スプリンクラー設備における給水制御ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】給水弁部20については、ケース内に2個の電動二方弁21,25を直列に配置し、それら電動二方弁を連結する管路22から分岐した接続管23に手動三方弁28の入口ポートを接続し、その手動三方弁28の一方の出口ポートに消火管3を接続すると共に当該三方弁28の他方の出口ポートに水抜き管29を設け、電動二方弁25の出口部を水抜き管29に接続し、平常時の場合には、水道管に接続される電動二方弁21を閉止して電動二方弁25を開放状態とするように制御し、消火管3に水道水を供給する非常時の場合に、火災感知器からの出力信号に基づいて上流側の電動二方弁21を開放すると共に下流側の電動二方弁25を閉止するように自動制御する。
【選択図】図2
Description
ところで、仮に水抜き弁を閉止することを失念して開放したままの状態とされている場合には、感知器の感知により制御手段が働いて電動開閉弁を開放しても、水道水が消火管に供給されずに水抜き弁を通って排水されてしまって消火に役立たないという事態を生ずる。
このため、電動三方弁を使用する給水制御ユニットでは、スプリンクラーヘッドに連通する消火管に水道水を供給しない平常時の状態において、水道水の一部が電動三方弁から漏れて水抜き管に流れてしまうという問題があった。
前記給水弁部については、ケース内に2個の電動二方弁を直列に配置し、それら電動二方弁を連結する管路から分岐した接続管に手動三方弁の入口ポートを接続し、その手動三方弁の一方の出口ポートに前記消火管を接続すると共に当該三方弁の他方の出口ポートに水抜き管を設け、前記電動二方弁のうちの下流側の電動二方弁の出口部を該水抜き管に接続し、
前記消火管に水道水が供給されない平常時の場合には、前記制御部にて水道管に接続される上流側の電動二方弁を閉止して下流側の電動二方弁を開放状態とするように制御し、かつ、手動三方弁の一方の出口ポートを開放状態に保持し、
他方、前記消火管に水道水を供給する非常時の場合には、前記制御部にて前記火災感知器からの出力信号に基づいて上流側の電動二方弁を開放すると共に下流側の電動二方弁を閉止するように自動制御することを特徴とする。
このスプリンクラー設備における給水制御ユニットは、従来の電動三方弁に代えて2個の電動二方弁を直列に配置する構成を採用することにより、水道水が消火管に供給されない平常時において水道水の一部が電動二方弁から漏れることがなく、水資源の節約を図ることができる。
このスプリンクラー設備における給水制御ユニットは、火災感知器の移報出力信号を給水制御ユニットの制御部に直接入力するように設けているので、自動火災報知設備に使用される火災受信機が不要となり、設備コストの低減を図ることができる。
このスプリンクラー設備における給水制御ユニットは、給水弁部と制御部とを別々に離れた場所に設置することができるので、設置場所等の自由度が高い。
他方、消火管3に水道水を供給する非常時の場合には、制御部12にて熱感知器6や煙感知器7からの移報出力信号に基づいて上流側の電動二方弁21を開放すると共に下流側の電動二方弁25を閉止するように自動制御するスプリンクラー設備における給水制御ユニットUが構成される。
図3(a)に示すように、制御部12にて水道管5に接続される電動二方弁21を閉止して水抜き専用の電動二方弁25を開放状態とするように制御される。そして、手動三方弁28の一方の出口ポート(ロ)については、常に開放状態に保持しておく。
図3(b)に示すように、制御部12にて熱感知器6や煙感知器7からの移報出力信号に基づいて上流側の電動二方弁21を開放すると共に下流側の電動二方弁25を自動的に閉止する。これとほぼ同時に、水道水は電動二方弁21、手動三方弁28を通過しスプリンクラー設備Sの消火管3を通ってスプリンクラーヘッド2に供給される。ついで、建物内の温度が高くなってスプリンクラーヘッド2のノズル(図示せず)を閉塞する半田が溶解したときに、スプリンクラーヘッド2のノズルから放水が開始される。
非常時の消火作業が終了した後に、制御部12のボタン操作により上流側の電動二方弁21を閉止して水抜き用の電動二方弁25を元の平常時の開放状態に復帰させる。これにより、スプリンクラー設備Sの消火管3に滞留した水は、手動三方弁28から電動二方弁25を通って水抜き管29から外部へ排出される。その結果、消火管3に残留する水の腐敗や消火管の腐食等が防止される。
図4に示すように、手動三方弁28を操作して消火管3側のポート(ロ)を「閉」とし、ポート(ハ)を「開」としてから、制御部12のテストボタン15により電動二方弁21を開放させる。これにより、水道水が電動二方弁21から手動三方弁28を通って水抜き管29に導かれて外部へ排出される。
2・・・スプリンクラーヘッド
3・・・消火管
5・・・水道管
6・・・熱感知器(火災感知器)
7・・・煙感知器(火災感知器)
U・・・給水制御ユニット
12・・・制御部
20・・・給水弁部
21,25・・・電動二方弁
28・・・手動三方弁
29・・・水抜き管
Claims (3)
- 家屋の天井に設置されるスプリンクラーヘッドと、そのスプリンクラーヘッドに水道水を供給する消火管と、その消火管と水道管との間に介装される給水弁部と制御部を備えた給水制御ユニットと、熱や煙を感知する火災感知器からなり、その火災感知器から出力される信号によって前記給水弁部の電動弁を開閉作動させるように設けられたスプリンクラー設備において、
前記給水弁部については、ケース内に2個の電動二方弁を直列に配置し、それら電動二方弁を連結する管路から分岐した接続管に手動三方弁の入口ポートを接続し、その手動三方弁の一方の出口ポートに前記消火管を接続すると共に当該三方弁の他方の出口ポートに水抜き管を設け、前記電動二方弁のうちの下流側の電動二方弁の出口部を該水抜き管に接続し、
前記消火管に水道水が供給されない平常時の場合には、前記制御部にて水道管に接続される上流側の電動二方弁を閉止して下流側の電動二方弁を開放状態とするように制御し、かつ、手動三方弁の一方の出口ポートを開放状態に保持し、
他方、前記消火管に水道水を供給する非常時の場合には、前記制御部にて前記火災感知器からの出力信号に基づいて上流側の電動二方弁を開放すると共に下流側の電動二方弁を閉止するように自動制御することを特徴としたスプリンクラー設備における給水制御ユニット。 - 前記火災感知器の移報出力信号を給水制御ユニットの制御部に直接入力するように設けたことを特徴とする請求項1に記載のスプリンクラー設備における給水制御ユニット。
- 前記給水弁部と制御部とを別々に離れた場所に設置することを特徴とする請求項1又は2に記載のスプリンクラー設備における給水制御ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010145904A JP2012005737A (ja) | 2010-06-28 | 2010-06-28 | スプリンクラー設備における給水制御ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010145904A JP2012005737A (ja) | 2010-06-28 | 2010-06-28 | スプリンクラー設備における給水制御ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012005737A true JP2012005737A (ja) | 2012-01-12 |
Family
ID=45536981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010145904A Pending JP2012005737A (ja) | 2010-06-28 | 2010-06-28 | スプリンクラー設備における給水制御ユニット |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2012005737A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH053929A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | Senjiyu Sprinkler Kk | 住宅用スプリンクラー消火設備及び消火設備の自動点検装置 |
JP2008093318A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Nohmi Bosai Ltd | 消火設備 |
JP2009100824A (ja) * | 2007-10-20 | 2009-05-14 | Kage Kogyo:Kk | スプリンクラー装置 |
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2010
- 2010-06-28 JP JP2010145904A patent/JP2012005737A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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