JP2012003722A5 - - Google Patents
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前記目的を果たすため、本発明のタッチパネルの一態様は、互いに対向配置された第1の基板と第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられ、一方の方向に互いに並列に配列された複数の第1の抵抗膜と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられ、前記一方の方向に対して垂直な他方の方向に互いに並列に配列された複数の第2の抵抗膜と、前記第1の基板と前記第1の抵抗膜との間における複数の位置に設けられ、前記第1の基板と前記第2の基板のうちのタッチされる一方の基板のタッチされた部分の荷重によって前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜との間を導通させる複数の突起状接点と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に封入された絶縁性液体と、前記複数の第1の抵抗膜にそれぞれ電気的に接続された複数の第1のスイッチと、前記複数の第2の抵抗膜にそれぞれ電気的に接続された複数の第2のスイッチと、前記複数の第1の抵抗膜と前記複数の第2の抵抗膜とにそれぞれ電圧を印加し、前記第1又は前記第2の基板に対してタッチされた部分での前記複数の第1の抵抗膜と前記複数の第2の抵抗膜とのうちいずれかの前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜との導通により生じる電圧に基づいて前記タッチされた部分の座標を検出するタッチパネル駆動回路と、を具備する、ことを特徴とする。
また、前記目的を果たすため、本発明のタッチパネル付き表示装置の一態様は、前記タッチパネルを表示パネル上に設けた、ことを特徴とする。
この液晶の表示パネル1は、TN型、STN型、非ツイストのホモジニアス型、垂直配向型、ベンド配向型、強誘電性又は反強誘電性の液晶表示パネルのいずれでもよい。表示パネル1は、一対の基板の各内面にそれぞれ複数の画素を形成するための電極を設けたものに限らず、一対の基板のいずれか一方の内面に、複数の画素を形成するための第1の電極と、それよりも液晶層側に第1の電極と絶縁して形成された複数の細長電極部を有する第2の電極と、を設け、第1の電極と第2の電極との間に横電界(基板面に沿う方向の電界)を生じさせて液晶分子の配向状態を変化させる横電界制御型のものでもよい。表示パネル1は、液晶表示パネルに限らず、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示パネル等でもよい。
タッチパネル10は、表示パネル1の観察側に配置される。具体的にタッチパネル10は、表示パネル1の観察側に設けられた偏光板5の外面に対して接着層7により貼付けられる。この接着層7は、後述のタッチエリア29を囲むように枠状に配置される。この接着層7は、透明な粘着材又は樹脂から成る。
このタッチパネル10は、図2乃至図6及び図9に示すように一対の光透過性の基板(透明基板)11,12と、X軸方向に沿って互いに並列に形成された複数の第1の抵抗膜(以下、第1の配線パターン(ITOパターン)と称する)、例えば12本の第1の配線パターン50−1〜50−12と、Y軸方向に沿って互いに並列に形成された複数の第2の抵抗膜(以下、第2の配線パターン(ITOパターン)と称する)、例えば9本の第2の配線パターン51−1〜51−9と、複数の突起状接点15と、複数の絶縁性スペーサ17と、枠状のシール材24と、絶縁性液体28と、から成る。
このタッチパネル10は、図2乃至図6及び図9に示すように一対の光透過性の基板(透明基板)11,12と、X軸方向に沿って互いに並列に形成された複数の第1の抵抗膜(以下、第1の配線パターン(ITOパターン)と称する)、例えば12本の第1の配線パターン50−1〜50−12と、Y軸方向に沿って互いに並列に形成された複数の第2の抵抗膜(以下、第2の配線パターン(ITOパターン)と称する)、例えば9本の第2の配線パターン51−1〜51−9と、複数の突起状接点15と、複数の絶縁性スペーサ17と、枠状のシール材24と、絶縁性液体28と、から成る。
タッチ側基板11と反対側基板12との各内面には、それぞれ内面全体に亘ってSiO2膜が設けられている。これらSiO2膜上には、それぞれ図9に示すように上記第1の配線パターン50−1〜50−12と上記第2の配線パターン51−1〜51−9とが成膜されている。
複数の突起状接点15は、第1と第2の配線パターン50−1〜50−12、51−1〜51−9のうちの一方の抵抗膜、例えば図9に示すように第1の配線パターン50−1〜50−12上の複数の位置で、かつ第1の配線パターン50−1〜50−12の膜面から予め定めた高さに突出させて設けられている。これら突起状接点15の高さの方向は、タッチ側基板11と反対側基板12との対向する方向と同一である。これら突起状接点15は、例えば図6に示すようにタッチ側基板11に対するタッチを受けたときの押圧力によるタッチ側基板11に撓み変形が生じると、この撓み変形により第2の配線パターン51−1〜51−9に接触し、この接触によりタッチした部分で第1の配線パターン50−1〜50−12と第2の配線パターン51−1〜51−9とを導通させる。
複数の絶縁性スペーサ17は、タッチ側基板11と反対側基板12との対向する基板面上において各突起状接点15の設けられた位置を除いた複数の位置に設けられている。これら絶縁性スペーサ17は、それぞれタッチ側基板11と反対側基板12との間の間隙の大きさを各突起状接点15の高さに相当する間隔よりも大きく規定する。これら絶縁性スペーサ17は、タッチ側基板11と反対側基板12とのうちの一方の基板、例えば図5に示すようにタッチ側基板11の内面上に設けられ、反対側基板12の内面に当接する。これら絶縁性スペーサ17は、それぞれ柱状に形成されている。
具体的に各絶縁性スペーサ17は、複数の突起状接点15が設けられたタッチ側基板11の内面に設けられた第1の配線パターン50−1〜50−12の上に設けられている。これら絶縁性スペーサ17は、第1の配線パターン50−1〜50−12上のうちの突起状接点15が省かれた各位置に1個ずつ設けられている。これら絶縁性スペーサ17が設けられた各部分は、それぞれ第1の配線パターン50−1〜50−12と第2の配線パターン51−1〜51−9とが接触しない無接点部となる。図3に示すように絶縁性スペーサ17を黒く塗り潰し、突起状接点15と絶縁性スペーサ17とを区別し易いように図示する。
図7及び図8は絶縁性スペーサ17の密度に対する検知荷重を示すものである。図7は各絶縁性スペーサ17の高さが2.5μm、各突起状接点15の高さが2.0μm、各絶縁性スペーサ17と各突起状接点15の高低差Δdが0.5μmの場合であり、図8は各絶縁性スペーサ17の高さが3.0μm、各突起状接点15の高さが2.0μm、各絶縁性スペーサ17と各突起状接点15の高低差Δdが1.0μmの場合を示す。タッチ側基板11のガラス厚さが、0.20mm、0.30mm、及び0.40mmである場合に、各絶縁性スペーサ17を、タッチ側基板11と反対側基板12との互いに対向する面内に100mm2あたり25個、44個、100個、200個及び400個の密度で配置して実験を行った。ここで、各突起状接点15は、100mm2あたり100個の密度で配置してあり、各絶縁性スペーサ17と各突起状接点15は、基部の直径が30μmで形成されている。
なお、各絶縁性スペーサ17と各突起状接点15との高低差Δdは、Δd=0.75〜1.25μm、望ましくは高低差Δdは、Δd=1.0μmに形成されている。タッチ側基板11の厚さは、0.15〜0.25mmの範囲、望ましくは厚さ0.20mmに形成されている。各絶縁性スペーサ17は、タッチ側基板11と反対側基板12との互いに対向する面内に密度25〜400個/100mm2、望ましくは密度44個/100mm2で配置されている。これにより、タッチ側基板11におけるタッチによる撓み変形量も所定の範囲にすることができ、タッチ側基板11は、タッチ側基板11に対する指先30等のタッチが離れると、直ちに撓み変形が無くなり、元の平面状に戻ることができる。
枠状のシール材24は、図4に示すようにタッチ側基板11と反対側基板12との周縁部を液体注入口26を除いて全周に亘ってシールし、これらタッチ側基板11と反対側基板12との間隙の大きさを保持する。しかるに、タッチ側基板11と反対側基板12とは、各絶縁性スペーサ17を反対側基板12の内面に当接させることにより当該各基板11,12の間隙を各絶縁性スペーサ17の長さに対応する間隔に規定し、この間隔を規定した状態でシール材24を硬化し、当該各基板11,12をシール材24を介して接合する。
このシール材24には、図3に示すようにタッチ側基板11と反対側基板12とのいずれか一方の内面上に液体注入口26が設けられている。この液体注入口26は、反対側基板12の張出部12aが形成された側とは反対側の縁部に対応する辺部を部分的に欠落させて形成されている。
このシール材24には、図3に示すようにタッチ側基板11と反対側基板12とのいずれか一方の内面上に液体注入口26が設けられている。この液体注入口26は、反対側基板12の張出部12aが形成された側とは反対側の縁部に対応する辺部を部分的に欠落させて形成されている。
絶縁性液体28は、タッチ側基板11と反対側基板12との間のシール材24により囲まれた間隙に封入されている。絶縁性液体28の封入は、図示しない密閉されたチャンバ内において行われる。チャンバ内は、真空状態にされる。液体注入口26が絶縁性液体28中に浸される。この状態でチャンバ内は大気圧に戻される。これにより、チャンバ内と、タッチ側基板11と反対側基板12との間の間隙内と、の圧力差によって絶縁性液体28は、液体注入口26を通してタッチ側基板11と反対側基板12との間の間隙に注入されて充填される。液体注入口26は、絶縁性液体28の充填後に封止樹脂27によって封止される。
座標検出回路72は、電圧計55により測定された電圧のタイミングと、第1のスイッチ52−1〜52−12と第2のスイッチ54−1〜54−9との開閉タイミングと、からタッチ部分T1、T2のXY座標を検出する。
絶縁性液体28は、タッチ側基板11の屈折率と反対側基板12の屈折率と略同一の屈折率を有する。例えば絶縁性液体28の屈折率nLCは、複屈折性の殆ど無い(nLC=1.4)を有する。絶縁性液体28は、例えば液晶を用いる。この絶縁性液体28は、タッチ側基板11と反対側基板12及び第1の配線パターン50−1〜50−12と第2の配線パターン51−1〜51−9との光の屈折率の差が例えば0.1以下の透明な液体である。すなわち、タッチ側基板11と反対側基板12及び第1の配線パターン50−1〜50−12と第2の配線パターン51−1〜51−9との屈折率は、約1.5である。絶縁性液体28は、約1.4〜1.6の範囲の屈折率を有する。この絶縁性液体28は、タッチ側基板11と反対側基板12及び第1の抵抗膜13と第2の抵抗膜14の屈折率により近い屈折率、つまり約1.4の屈折率を有しているのが好ましい。
絶縁性液体28は、タッチ側基板11の屈折率と反対側基板12の屈折率と略同一の屈折率を有する。例えば絶縁性液体28の屈折率nLCは、複屈折性の殆ど無い(nLC=1.4)を有する。絶縁性液体28は、例えば液晶を用いる。この絶縁性液体28は、タッチ側基板11と反対側基板12及び第1の配線パターン50−1〜50−12と第2の配線パターン51−1〜51−9との光の屈折率の差が例えば0.1以下の透明な液体である。すなわち、タッチ側基板11と反対側基板12及び第1の配線パターン50−1〜50−12と第2の配線パターン51−1〜51−9との屈折率は、約1.5である。絶縁性液体28は、約1.4〜1.6の範囲の屈折率を有する。この絶縁性液体28は、タッチ側基板11と反対側基板12及び第1の抵抗膜13と第2の抵抗膜14の屈折率により近い屈折率、つまり約1.4の屈折率を有しているのが好ましい。
本実施の形態では、絶縁性液体28は、常温で光学的に等方性な液晶、例えば5℃以上の温度においてアイソトロピック相を示す液晶(N−I点が5℃未満のネマティック液晶)をタッチ側基板11と反対側基板12との間隙に封入される。このような特性の液晶としては、具体的に2つから3つのシクロヘキサンまたはベンゼン環と、その両端にアルキル基を有し、誘電異方性を持たない液晶材料を用いることができる。
ここで、タッチパネル10のタッチ側基板11と反対側基板12との間に空気層を形成した場合と、本タッチパネル10のように屈折率1.4を有する絶縁性液体28を封入した場合と、を比較する。
図11に示すように空気層が形成されている場合における複数の配線パターン(ITOパターン)の有るところと無いところとの透過率の比TITO無し/TITO有りは、下記の式(1)に示すように1.10と大きくなる。なお、n0は空気の屈折率、nGはタッチ側と反対側基板(ガラス)11,12の屈折率、nITOは複数の配線パターン(ITOパターン)の屈折率、nLCは絶縁性液体28の屈折率である。
図11に示すように空気層が形成されている場合における複数の配線パターン(ITOパターン)の有るところと無いところとの透過率の比TITO無し/TITO有りは、下記の式(1)に示すように1.10と大きくなる。なお、n0は空気の屈折率、nGはタッチ側と反対側基板(ガラス)11,12の屈折率、nITOは複数の配線パターン(ITOパターン)の屈折率、nLCは絶縁性液体28の屈折率である。
これに対して図12に示すように、本タッチパネル10のようにタッチ側基板11の屈折率と反対側基板12の屈折率と略同一の屈折率1.4を有する絶縁性液体28を封入すると、複数の配線パターン(ITOパターン)、すなわち第1の配線パターン50−1〜50−12と第2の配線パターン51−1〜51−9との有るところと無いところとの透過率の比TITO無し/TITO有りは、下記の式(2)に示すように1.05と小さくなる。
このように上記第1の実施の形態によれば、タッチ側基板11の屈折率と反対側基板12の屈折率と略同一の屈折率1.4を有する絶縁性液体28を封入することにより、これらタッチ側基板11と反対側基板12と絶縁性液体28との間で界面反射が殆どなくなる。これにより、タッチパネル10に形成されている複数の配線パターン(ITOパターン)である第1の配線パターン50−1〜50−12と第2の配線パターン51−1〜51−9とが見えにくくなる。この結果、タッチパネル10の操作がし易くなる。
絶縁性液体28の屈折率は、タッチ側基板11の屈折率と反対側基板12の屈折率と略同一であればよいので、例えば1.4〜1.6の範囲でも、タッチ側基板11と反対側基板12と絶縁性液体28との間で界面反射が殆どなくなり、タッチパネル10に形成されている第1の配線パターン50−1〜50−12と第2の配線パターン51−1〜51−9とが見えにくくなることが可能である。
又、各絶縁性スペーサ17と各突起状接点15とを高低差Δd=0.75〜1.25μm、望ましくは高低差Δd=1.0μmに形成し、タッチ側基板11を厚さ0.15〜0.25mmの範囲、望ましくは厚さ0.20mmに形成し、かつ各絶縁性スペーサ17をタッチ側基板11と反対側基板12との互いに対向する面内に密度25〜400個/100mm2、望ましくは密度44個/100mm2に形成して配置するので、タッチ側基板11におけるタッチによる撓み変形量も所定の範囲にすることができ、タッチ側基板11は、タッチ側基板11に対する指先30等のタッチが離れると、直ちに撓み変形が無くなり、元の平面状に戻ることができる。
タッチ側基板11に対するタッチによる撓み変形量も所定の範囲なので、タッチ側基板11と反対側基板12との間のシール材24により囲まれ、絶縁性液体28が封入された間隙の容積の変化も所定の範囲であり、タッチによる荷重を受けたときの当該荷重が絶縁性液体28を伝わることによるタッチ部分以外でのタッチ側基板11の変形も所定の範囲である。
タッチ側基板11に対するタッチによる撓み変形量も所定の範囲なので、タッチ側基板11と反対側基板12との間のシール材24により囲まれ、絶縁性液体28が封入された間隙の容積の変化も所定の範囲であり、タッチによる荷重を受けたときの当該荷重が絶縁性液体28を伝わることによるタッチ部分以外でのタッチ側基板11の変形も所定の範囲である。
(第2の実施形態)
図13はタッチパネル10の一部分の拡大断面図を示す。このタッチパネル10は、タッチ側基板11と反対側基板12とのうちの反対側基板12の内面上の複数の位置にそれぞれ複数の突起16を設け、反対側基板12の内面上及び各突起16上に第2の配線パターン51−1〜51−9を形成している。反対側基板12の第2の配線パターン51−1〜51−9の上には、複数の絶縁性スペーサ17が設けられている。他の構成は、上記第1の実施の形態と同一である。
図13はタッチパネル10の一部分の拡大断面図を示す。このタッチパネル10は、タッチ側基板11と反対側基板12とのうちの反対側基板12の内面上の複数の位置にそれぞれ複数の突起16を設け、反対側基板12の内面上及び各突起16上に第2の配線パターン51−1〜51−9を形成している。反対側基板12の第2の配線パターン51−1〜51−9の上には、複数の絶縁性スペーサ17が設けられている。他の構成は、上記第1の実施の形態と同一である。
(第3の実施形態)
図14はタッチパネル10の一部分の拡大断面図を示す。このタッチパネル10は、タッチ側基板11と反対側基板12とのうちの一方、例えばタッチ側基板11の内面上に複数の突起16を設け、タッチ側基板11の内面上及び各突起16上に第1の配線パターン50−1〜50−12を形成している。反対側基板12の第2の配線パターン51−1〜51−9の上には、複数の絶縁性スペーサ17が設けられている。他の構成は、上記第1の実施の形態と同一である。
図14はタッチパネル10の一部分の拡大断面図を示す。このタッチパネル10は、タッチ側基板11と反対側基板12とのうちの一方、例えばタッチ側基板11の内面上に複数の突起16を設け、タッチ側基板11の内面上及び各突起16上に第1の配線パターン50−1〜50−12を形成している。反対側基板12の第2の配線パターン51−1〜51−9の上には、複数の絶縁性スペーサ17が設けられている。他の構成は、上記第1の実施の形態と同一である。
(第4の実施形態)
図15はタッチパネル10の一部分の拡大断面図を示す。このタッチパネル10は、上記第1乃至第3の実施の形態における複数の絶縁性スペーサ17に代えて複数の球状スペーサ17aを設けている。これら球状スペーサ17aは、突起状接点15の高さよりも大きい直径を有する。これら球状スペーサ17aは、タッチ側基板11と反対側基板12との間の間隙を各突起状接点15の高さよりも大きい値に規定する。他の構成は、上記第1の実施の形態と同一である。
図15はタッチパネル10の一部分の拡大断面図を示す。このタッチパネル10は、上記第1乃至第3の実施の形態における複数の絶縁性スペーサ17に代えて複数の球状スペーサ17aを設けている。これら球状スペーサ17aは、突起状接点15の高さよりも大きい直径を有する。これら球状スペーサ17aは、タッチ側基板11と反対側基板12との間の間隙を各突起状接点15の高さよりも大きい値に規定する。他の構成は、上記第1の実施の形態と同一である。
Claims (8)
- 互いに対向配置された第1の基板と第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられ、一方の方向に互いに並列に配列された複数の第1の抵抗膜と、
前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられ、前記一方の方向に対して垂直な他方の方向に互いに並列に配列された複数の第2の抵抗膜と、
前記第1の基板と前記第1の抵抗膜との間における複数の位置に設けられ、前記第1の基板と前記第2の基板のうちのタッチされる一方の基板のタッチされた部分の荷重によって前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜との間を導通させる複数の突起状接点と、
前記第1の基板と前記第2の基板との間に封入された絶縁性液体と、
前記複数の第1の抵抗膜にそれぞれ電気的に接続された複数の第1のスイッチと、
前記複数の第2の抵抗膜にそれぞれ電気的に接続された複数の第2のスイッチと、
前記複数の第1の抵抗膜と前記複数の第2の抵抗膜とにそれぞれ電圧を印加し、前記第1又は前記第2の基板に対してタッチされた部分での前記複数の第1の抵抗膜と前記複数の第2の抵抗膜とのうちいずれかの前記第1の抵抗膜と前記第2の抵抗膜との導通により生じる電圧に基づいて前記タッチされた部分の座標を検出するタッチパネル駆動回路と、を具備する、
ことを特徴とするタッチパネル。 - 前記絶縁性液体は、前記第1の基板と前記第2の基板との間の界面反射を低減することを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
- 前記第1の基板と前記第2の基板と前記絶縁性液体との屈折率は、1.4〜1.6の範囲を有することを特徴とする請求項2記載のタッチパネル。
- 前記第1の基板と前記第2の基板とは、それぞれ屈折率1.4を有するガラス板から成り、前記絶縁性液体は、屈折率1.4を有する液晶から成る、
ことを特徴とする請求項3記載のタッチパネル。 - 前記絶縁性液体は、前記第1の基板及び前記第2の基板と、前記第1の抵抗膜及び前記第2の抵抗膜と、の光の屈折率の差が0.1以下の透明な液体であることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
- 前記タッチパネル駆動回路は、前記複数の第1のスイッチのうちのいずれか1つのスイッチを第1の一定期間毎に順次閉じ、且つ、前記一定期間内に、前記複数の第2のスイッチのうちいずれか1つのスイッチを第2の一定期間毎に順次閉じることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
- 前記複数の第1の抵抗膜と前記複数の第2の抵抗膜とのうちのいずれかが導通したときの電圧を測定する電圧計と、
前記電圧計により測定された電圧と、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの開閉タイミングと、に基づいて少なくとも1箇所の前記タッチ部分の座標を検出する座標検出回路と、
を有することを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。 - 請求項1乃至6のうちいずれか1項記載のタッチパネルを表示パネル上に設けた、
ことを特徴とするタッチパネル付き表示装置。
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