JP2012002398A - 蓄放熱装置 - Google Patents

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Abstract

【構成】 蓄放熱装置10は、潜熱蓄熱材を封入した複数の蓄熱体12を含み、潜熱蓄熱材の潜熱を利用して蓄熱および放熱を行う。蓄熱体12は、たとえば、空気通路30を形成した状態で厚み方向に重ねて縦置きされると共に、上下方向に複数段に積み上げられた状態で蓄熱室16内に配置される。そして、蓄放熱装置10では、下流側の蓄熱体の内容積に対する表面積の比率αが、上流側の蓄熱体のαよりも大きくされる。これによって、潜熱蓄熱材への蓄熱速度が低下する下流側においても、表面部の潜熱蓄熱材だけでなく、潜熱蓄熱材の全体を利用して蓄熱できるようになる。
【効果】 下流側の潜熱蓄熱材も効果的に機能させることができ、蓄放熱装置が備える潜熱蓄熱材の全体を利用して蓄熱できるので、蓄熱性能に優れる。
【選択図】 図2

Description

この発明は蓄放熱装置に関し、特にたとえば潜熱蓄熱材の潜熱を利用して蓄熱および放熱を行う、蓄放熱装置に関する。
従来技術の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の技術は、潜熱蓄熱材(PCM:Phase Change Material)が相変化に伴って吸収または放出する潜熱を利用して、温室内を所定温度に保つ温調装置(蓄放熱装置)である。特許文献1の技術では、潜熱蓄熱材を収納した蓄熱体を板状に形成すると共に、上方から下方に流れる空気の流れ方向に沿うように、蓄熱体を立姿勢で設置することによって、潜熱蓄熱材と空気との熱交換を効率良く行えるようにしている。また、厚み方向に並列に重ねた蓄熱体を複数段に積み上げることによって、装置の小型化を図っている。
特開昭59−195036号公報 [F24D 11/00]
潜熱蓄熱材への蓄熱時には、装置内に流入した空気は、潜熱蓄熱材と熱交換して徐々に冷やされるので、下流側の空気は上流側の空気よりも低温となる。したがって、下流側に位置する蓄熱蓄熱材においては、空気の温度と潜熱蓄熱材の相変化温度との温度差が小さくなるので、蓄熱速度が低下し、熱交換が非効率となってしまう。このため、天候などによっては、下流側の潜熱蓄熱材は、表面近傍のものが利用されるだけとなってしまうことが多く、全ての潜熱蓄熱材を相変化させて蓄熱することが難しかった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、蓄放熱装置を提供することである。
この発明の他の目的は、蓄熱性能に優れる、蓄放熱装置を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明などは、本発明の理解を助けるために後述する実施の形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、潜熱蓄熱材の潜熱を利用して蓄熱および放熱を行う蓄放熱装置において、潜熱蓄熱材を封入した板状体であって、空気通路を形成した状態で厚み方向に重ねられると共に空気通路を通る空気の流れ方向に対して1段または複数段に配置される蓄熱体、および空気通路に空気の流れを生じさせる送風機を備え、空気の流れ方向における下流側の蓄熱体の内容積に対する表面積の比率を上流側の蓄熱体の内容積に対する表面積の比率よりも大きくしたことを特徴とする、蓄放熱装置である。
第1の発明では、蓄放熱装置(10)は、潜熱蓄熱材を封入した板状の蓄熱体(12)を含み、たとえば、昼間の高気温時に空気熱を蓄熱し、夜間の低気温時に放熱することによって、温室内の気温の変動を抑える。蓄熱体は、たとえば箱体(16,32)内に収容され、空気通路(30)を形成した状態で厚み方向に重ねて配置されると共に、空気の流れ方向に対して1段または複数段に配置される。送風機(24)は、外部から空気通路に流入し、空気通路を通って外部に排出される空気の流れを生じさせる。また、空気の流れ方向における下流側の蓄熱体の内容積に対する表面積の比率α(α=表面積/内容積)は、上流側の蓄熱体のαよりも大きくされる。つまり、下流側の蓄熱体の平均厚みは、上流側の蓄熱体の平均厚みよりも小さくされる。たとえば、空気の流れ方向に沿って蓄熱体を複数段に配置する場合には、下流側の段の蓄熱体を全体的に薄く形成することによってそのαが大きくされ、厚み方向に並べる下流側の段の蓄熱体の数が上流側の段の蓄熱体の数よりも多くされたり、蓄熱体の側壁(42)に凹凸形状を形成することを利用して、下流側の段の蓄熱体のαが大きくされたりする。また、たとえば、蓄熱体を空気の流れ方向に沿って1段のみ配置する場合には、蓄熱体の下流側部分の平均厚みを上流側部分の平均厚みよりも小さくする等して、蓄熱体の下流側部分のαが上流側部分のαよりも大きくされる。これによって、潜熱蓄熱材への蓄熱速度が低下する下流側においても、表面部の潜熱蓄熱材だけでなく、潜熱蓄熱材の全体を利用して蓄熱できるようになり、蓄熱効率が高まる。
第1の発明によれば、下流側の潜熱蓄熱材も効果的に機能するようになり、蓄放熱装置が備える潜熱蓄熱材の全体を利用して蓄熱できるので、蓄熱性能に優れる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、下流側の潜熱蓄熱材の相変化温度を、上流側の潜熱蓄熱材の相変化温度よりも低くしたことを特徴とする。
第2の発明では、下流側の潜熱蓄熱材の相変化温度は、たとえば空気通路(30)を流れる空気の温度低下に合わせて、上流側の潜熱蓄熱材の相変化温度よりも低く調整される。下流側の潜熱蓄熱材の相変化温度を低く設定することによって、下流側に位置する潜熱蓄熱材においても、潜熱蓄熱材の相変化温度と空気の温度との温度差を維持でき、潜熱蓄熱材への蓄熱速度の低下を防止できる。
第2の発明によれば、下流側の潜熱蓄熱材における蓄熱速度の低下を防止できるので、潜熱蓄熱材への蓄熱効率をより高めることができ、より優れた蓄熱性能を発揮できる。
この発明によれば、下流側の潜熱蓄熱材も効果的に機能させることができ、蓄放熱装置が備える潜熱蓄熱材の全体を利用して蓄熱できるので、蓄熱性能に優れる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例である蓄放熱装置を蓄熱体の厚み方向から見た様子を示す概略断面図である。 図1の蓄放熱装置を蓄熱体の横方向から見た様子を示す概略断面図である。 蓄熱体の一例を示す図解図である。 蓄熱体の配置状態を概略的に示す図解図である。 蓄熱体の他の一例を示す図解図である。 (A)は、蓄熱体のさらに他の一例を示す図解図であり、(B)は、(A)の蓄熱体を厚み方向に連結した状態を示す図解図である。 蓄熱体のさらに他の一例を示す図解図であり、(A)は、蓄熱体を斜め上方から見た様子を示し(B)は、蓄熱体を横方向から見た様子を示す。
図1を参照して、この発明の一実施例である蓄放熱装置10は、潜熱蓄熱材を封入した蓄熱体12を含み、たとえば、ビニルハウスやガラス室などの温室に設置される。そして、潜熱蓄熱材が相変化に伴って吸収または放出する潜熱を利用して、たとえば、昼間の高気温時に空気熱を蓄熱し、夜間の低気温時に放熱することによって、温室内の気温の変動を抑える。
図1および2に示すように、蓄放熱装置10は、排気室14および蓄熱室16を備える。排気室14および蓄熱室16は、アルミニウム等の金属およびポリエチレン等の合成樹脂などの適宜の材料によって形成される箱体であって、排気室14と蓄熱室16との隔壁18には、矩形の連通孔20が形成される。また、蓄熱室16の天頂部22は、網状や格子状などに形成され、この天頂部22を介して蓄熱室16の内部は外部(温室内の空気)と連通する。
排気室14の内部には、シロッコファン等の送風機24が設けられる。送風機24は、排気室14の外部まで延びる排気ダクト26およびチャッキダンパ28等を備え、排気室14内の空気を外部に排出することによって、蓄熱室16内(具体的には蓄熱体12間の空気通路30)を通る、上方から下方に向かって流れる空気流を発生させる。
蓄熱室16の内部には、厚み方向に重ねて縦置きされると共に、上下方向に複数段に積み上げられた蓄熱体12が配置される。この実施例では、複数の蓄熱体12をコンテナボックス32内に収容し、そのコンテナボックス32を積み上げることによって、3段の蓄熱体12を蓄熱室16内に配置している。
具体的には、コンテナボックス32は、アルミニウム等の金属およびポリエチレン等の合成樹脂などの適宜の材料によって形成される。コンテナボックス32は、四方に設けられる側壁34によって角筒状に形成され、その上方および下方は開放されている。また、側壁34の下端には、内側に向かって突出するパネル支持部36が設けられる。コンテナボックス32内には、複数(たとえば10−30枚)の蓄熱体12が、所定間隔の隙間(空気通路30)を開けた状態で、厚み方向に並列に重ねて縦置きされる。
図3に示すように、蓄熱体12は、厚みが一様の平板状容器であって、その内部には潜熱蓄熱材が封入される。蓄熱体12は、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂によって形成され、その成形には、ブロー成形や射出成形などが用いられる。蓄熱体12の上部には、注入口40が設けられ、この注入口40は、蓄熱体12内に潜熱蓄熱材を充填した後に密封される。また、蓄熱体12には、対向する2枚の側壁42同士を連結する1または複数(この実施例では9つ)の連結部44が形成される。連結部44は、たとえば蓄熱体12を厚み方向に貫通する管状に形成され、封入した潜熱蓄熱材が固体に相変化して膨張または収縮したときに、側壁42が湾曲変形してしまうことや、潜熱蓄熱材の自重により蓄熱体12の下部が膨らんでしまうことを防止する。さらに、蓄熱体12の一方の側壁42の表面隅部には、4つの突起部46が形成される。この突起部46は、蓄熱体12を厚み方向に重ねて配置したときに、隣り合う蓄熱体12の側壁42間に所定間隔の空気通路30を形成する(図2参照)。突起部46の高さ、つまり空気通路30の幅は、たとえば5−10mmである。
蓄熱体12の外形寸法は、たとえば、縦100−400mm、横100−400mm、平均厚み10−30mmである。なお、ここでいう平均厚みとは、上述の連結部44および突起部46を除く部分の厚みの平均をいい、厚みが一様の平板状に形成されるこの実施例の蓄熱体12の場合は、平均厚みは各部分の厚みと一致し、凹凸を有する場合は、それら凹凸を含めた平均の厚みとなる。また、蓄熱体12の側壁42などの肉厚は、蓄熱体12の大きさや材質などに応じて適宜設定されるが、潜熱蓄熱材と空気との熱交換を速やかに行うために、その形状および実用可能な強度を保持できる最小の肉厚に設定するとよい。
潜熱蓄熱材としては、従来公知のものを適宜用いるとよく、たとえば、塩化カルシウム6水和塩および硫酸ナトリウム10水和塩などの無機水和物を好適に用いることができる。この潜熱蓄熱材には、所望の相変化温度に調整するための融点調整剤が適宜添加される。潜熱蓄熱材の相変化温度は、設置環境において求められる温度に適宜調整され、特に限定されないが、温室に設置される場合には、10−25℃、好ましくは15−20℃に調整される。具体的には、この実施例では、潜熱蓄熱材の相変化温度は、18℃に調整されている。また、潜熱蓄熱材には、耐久性を高めるために、過冷却防止剤および相分離防止剤などの添加剤を添加することもできる。
図1および2に戻って、蓄熱体12を収容したコンテナボックス32を蓄熱室16内に配置する際には、隔壁18の連通孔20を介して排気室14内とコンテナボックス32内とが連通するように、隔壁18上に下段のコンテナボックス32が配置される。そして、スペーサ38を介して中段および上段のコンテナボックス32がその上に積み重ねられる。スペーサ38は、矩形の枠体であって、金属や合成樹脂などの適宜の材料によって形成される。図示は省略するが、スペーサ38の側縁部には、コンテナボックス32の横方向のずれを防止するための係止部が設けられる。この係止部は、たとえば、コンテナボックス32の外側面の4つの角部に沿うように、スペーサ38の側縁部から上方および下方に突出するL字状の突起である。ただし、スペーサ38または係止部は必ずしも設けられる必要はない。たとえば、コンテナボックス32の側壁34の上端および下端に対して、互いに係合する係合部を設けておくことによって、コンテナボックス32を安定的に位置決めして積み上げるようにしてもよい。
このような蓄放熱装置10では、送風機24を作動させると、排気室14内の空気が外部に排出され、それに応じて外部の空気が天頂部22から蓄熱室16内に流入する。天頂部22から流入した空気は、コンテナボックス34内、つまり隣り合う蓄熱体12間に形成される空気通路30を通り、排気室14から送風機24を介して外部に排出される。すなわち、送風機24を作動させると、空気通路30を通る、上方から下方に向かって流れる空気流が発生する。この際、潜熱蓄熱材の相変化温度より高温となる昼間の高気温時には、蓄熱体12内の潜熱蓄熱材は、空気から熱を奪う。これによって、空気通路30を通る空気は、下流側に向かうに従い徐々に冷やされ、温室内が冷房される。
ここで、潜熱蓄熱材と空気との熱交換速度は、その温度差に比例する。一方、空気通路30を通る空気は、下流側に向かうに従い徐々に冷やされ、その温度は潜熱蓄熱材の相変化温度に近づいていく。したがって、下流側の潜熱蓄熱材においては、潜熱蓄熱材への蓄熱速度が低下するため、中心部の潜熱蓄熱材が利用され難い状態となってしまう。つまり、下流側の潜熱蓄熱材は、上流側の潜熱蓄熱材と比較して効果的に機能し難い。
そこで、この実施例では、図2および4に示すように、下流側の段の蓄熱体12を全体的に薄くしてその平均厚みを上流側の段の蓄熱体12の平均厚みよりも小さくすると共に、厚み方向に並べる下流側の段の蓄熱体12の数を上流側の段の蓄熱体12の数よりも多くするようにした。言い換えると、下流側の段の蓄熱体12の内容積(潜熱蓄熱材の内容量)に対する表面積の比率α(α=表面積/内容積,以下、単にαという場合がある。)を、上流側の段の蓄熱体12のαよりも大きくした。たとえば、この実施例では、上段の蓄熱体12aの平均厚みが25mmであり、中段の蓄熱体12bの平均厚みが20mmであり、下段の蓄熱体12cの平均厚みが15mmである。また、1つのコンテナボックス32内に収容する蓄熱体12の数、つまり厚み方向に重ねる蓄熱体12の数は、たとえば、上段が15枚、中段が18枚、下段が23枚である。これによって、潜熱蓄熱材への蓄熱速度が低下する下流側の段の蓄熱体12においても、表面部の潜熱蓄熱材だけでなく、中心部の潜熱蓄熱材にも蓄熱できるようになる。つまり、下流側の段の蓄熱体12も効果的に機能するようになり、蓄放熱装置10が備える潜熱蓄熱材の全体を利用して蓄熱できるので、蓄熱性能が高まる。
なお、潜熱蓄熱材の相変化温度より低温となる夜間の低気温時には、蓄熱体12内の潜熱蓄熱材は空気に熱を与えるので、空気通路30を通る空気は、下流側に向かうに従い徐々に温められ、温室内が暖房される。この場合も、空気通路30を通る空気の温度は、下流側に向かうに従い潜熱蓄熱材の相変化温度に近づいていくため、潜熱蓄熱材からの放熱速度は低下する。しかし、蓄熱時と同様に、この実施例では、下流側の段の蓄熱体12においても効率的に熱交換を行うことができるので、潜熱蓄熱材に蓄えた全ての熱を効果的に放熱できる。
この実施例によれば、空気の流れ方向において下流側の段に位置する蓄熱体12の平均厚みを、上流側の段に位置する蓄熱体12の平均厚みよりも小さくして、下流側の段の蓄熱体12の数を上流側の段の蓄熱体12の数より多くした。言い換えると、下流側の段の蓄熱体12の内容積に対する表面積の比率αを、上流側の段の蓄熱体12のαより大きくした。このため、下流側の段の蓄熱体12においても、表面部の潜熱蓄熱材だけでなく、中心部の潜熱蓄熱材も利用して蓄熱できる。すなわち、下流側の段の蓄熱体12(つまり下流側の潜熱蓄熱材)も効果的に機能するようになり、蓄放熱装置10が備える潜熱蓄熱材の全体を利用して効率的に蓄熱できるので、蓄熱性能に優れる。
なお、全段の蓄熱体12を薄くして蓄熱体12の数を多くすると、蓄放熱装置10の製造コストが嵩んでしまう。しかし、この実施例のように、高温の空気と熱交換する上流側の段の蓄熱体12は厚くし、低温の空気と熱交換する下流側の段の蓄熱体12は薄くすることによって、蓄熱体12の枚数増によるコストの増加を抑えつつ、蓄熱性能を高めることができる。
なお、上述の実施例では、蓄熱体12を厚みが一様の平板状に形成したが、これに限定されない。たとえば、図5に示すように、蓄熱体12の側壁42には、蓄熱体12の縦方向に沿って延びる山部50と谷部52とを交互に配置した、波形の凹凸形状を形成することもできる。これによって、蓄熱体12の表面積を大きくできるので、潜熱蓄熱材への蓄熱効率をより高めることができる。なお、蓄熱体12の側壁42の凹凸形状は、図5で示した形状に限定されず、適宜の凹凸形状を採用できる。たとえば、山部50および谷部52を角形にすることもできるし、山型突起をドット状に分散配置することもできる。また、図5に示す蓄熱体12では、対向する側壁42に形成される山部50同士および谷部52同士が対向するように凹凸形状を形成しているが、山部50と谷部52とが対向するように形成することもできる。また、一方の側壁42のみに凹凸形状を形成することもできる。
また、上述の実施例では、蓄熱体12の対向する側壁42同士を平行に設けた、つまり、空気の流れ方向において蓄熱体12の厚みが同じになるようにしたが、蓄熱体12の下流側部分の厚みを上流側部分の厚みよりも小さくするようにしてもよい。たとえば、蓄熱体12の対向する側壁42同士が下流側に向かうに従い徐々に近づくように、側壁42を傾斜状や階段状などに形成するとよい。これによって、1つの蓄熱体12が備える潜熱蓄熱材の全体をより利用し易くなるので、蓄放熱装置10全体としてもより効率的に蓄熱できるようになり、蓄熱性能により優れるようになる。
さらに、上述の実施例では、蓄熱体12を合成樹脂によって形成したが、蓄熱体12の材質は特に限定されない。たとえば、アルミニウムやステンレス等の金属によって蓄熱体12を形成することもできる。ただし、耐食性、耐薬品性、コストおよび重量などを考慮すると、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂を用いることが好ましい。
また、潜熱蓄熱材としてパラフィンを用いる場合には、パラフィンをゴムまたは合成樹脂に練り込んで板状に成形し、その板状体をアルミラミネート等の被覆材で被覆したものを蓄熱体12として用いることもできる。
さらに、上述の実施例では、隣り合う蓄熱体12の側壁42間に空気通路30を形成するために、蓄熱体12に突起部46を形成したが、空気通路30を形成する方法はこれに限定されない。たとえば、蓄熱体12に突起部46を形成する代わりに、コンテナボックス32の側壁34内面に所定間隔ごとに並ぶ溝を設けておき、その溝に蓄熱体12を嵌め込むように配置することによって、蓄熱体12間に空気通路30を形成することもできる。
また、上述の実施例では、各蓄熱体12の潜熱蓄熱材の相変化温度を全て同じに設定したが、これに限定されず、下流側に位置する蓄熱体12の潜熱蓄熱材の相変化温度を、上流側に位置する蓄熱体12の潜熱蓄熱材の相変化温度よりも低くすることもできる。具体的には、図4を参照して、たとえば、潜熱蓄熱材の相変化温度を、上段の蓄熱体12aでは18℃とし、中段の蓄熱体12bでは16℃とし、下段の蓄熱体12cでは14℃とする。このように、空気通路30を通る空気の温度低下に合わせて潜熱蓄熱材の相変化温度を低く設定することによって、下流側に位置する蓄熱体12においても、潜熱蓄熱材の相変化温度と空気の温度との温度差を維持でき、潜熱蓄熱材への蓄熱速度の低下を防止できる。したがって、蓄放熱装置10は、潜熱蓄熱材への蓄熱効率をより高めることができ、より優れた蓄熱性能を発揮できる。
さらに、上述の実施例では、空気の流れ方向に対して3段となるように蓄熱体12(コンテナボックス32)を配置したが、これに限定されず、蓄熱体12は2段に配置してもよいし、4段以上に配置してもよい。また、図1で見て、コンテナボックス32を横方向や奥方向にさらに並べる、つまり複数段複数列となるようにコンテナボックス32を蓄熱室16内に配置することもできる。言い換えると、蓄熱体12は、厚み方向、縦方向および横方向のそれぞれに並べるように配置することもできる。なお、潜熱装置10が備える潜熱パネル12の総数、つまり蓄放熱装置10全体としての潜熱蓄熱材の総量は、設置環境、たとえば蓄放熱装置10を設置する温室の大きさや地域の気候などに応じて適宜設定するとよい。
また、蓄熱体12を収容する箱体は、空気通路30を形成した状態で厚み方向に重ねて蓄熱体12を配置でき、かつ空気の流れ方向に沿って複数段に蓄熱体12を配置できる構成であればよく、上述の実施例のような、蓄熱体12を収容したコンテナボックス32を蓄熱室16内に配置する態様に限定されない。たとえば、コンテナボックス32を用いる代わりに、蓄熱体12の角部を係合支持するL字状の締結具や帯状の締結具などを利用して、蓄熱体12を厚み方向に連結して一体化し、その連結体を枠体状のスペーサ等を介して複数段に積み上げて蓄熱室16内に配置するようにしてもよい。この場合は、蓄熱室16が直接に蓄熱体12を収容する箱体となる。また、たとえば、図1に示す蓄放熱装置10では、上下方向に積み上げたコンテナボックス32が蓄熱体12を収容する箱体としての機能を有するので、蓄熱室16は必ずしも設ける必要はない。
さらに、蓄熱体12の一部を箱体として機能させることによって、蓄熱体12を収容する箱体を設けないようにすることもできる。たとえば、図6(A)に示すように、蓄熱体12の側壁42の横方向両縁部に対して、厚み方向両側に突出して縦方向の全長に亘って延びる突出部54を形成する。また、突出部54には、厚み方向に連通するボルト孔56を形成しておき、図6(B)に示すように、隣り合う蓄熱体12の突出部54同士が密着するように、寸切ボルト58等で連結して一体化する。そして、その連結体を枠体状のスペーサ等を介して複数段に積み上げるようにするとよい。図6に示す蓄熱体12では、突出部54が箱体の側壁として機能するため、蓄熱体12を箱体に収容することなく、空気通路30を好適に形成できる。なお、図示は省略するが、図6に示す蓄熱体12にも、注入口40や連結部44等が適宜形成される。また、突出部54は、厚み方向の両側に突出するように形成したが、片側に突出させるようにしてもよい。さらに、図5に示す蓄熱体12と同様に側壁42に対して凹凸を形成することもできるし、蓄熱体12の下流側部分の厚みを上流側部分の厚みよりも小さくすることもできる。もちろん、図6に示す蓄熱体12の連結体を箱体に収容することもできる。
また、上述の実施例では、蓄熱体12を上下方向に複数段にしたが、これに限定されない。蓄熱体12は、蓄熱時の空気の流れ方向に沿って複数段であればよく、横方向または斜め方向に複数段としてもよい。なお、送風機24は、空気流の下流側に設けてもよいし、上流側に設けてもよい。
さらに、上述の実施例では、蓄熱体12の平均厚みを下流側の段になるごとに段階的に変えたが、これに限定されず、最下流側の蓄熱体12の平均厚みが、最上流側の蓄熱体12の平均厚みよりも小さければよい。具体例を挙げると、蓄熱体12が3段の場合には、上流側の2段の平均厚みを25mmとし、下流側の1段の平均厚みを20mmとするようにしてもよいし、或いは、上流側の1段の平均厚みを25mmとし、下流側の2段の平均厚みを20mmとするようにしてもよい。
また、同じ段の蓄熱体12の全てを同じ平均厚みにする必要はなく、空気の流れ難い位置、たとえば厚み方向に重ねた両側部分に位置する蓄熱体12の平均厚みを、空気の流れ易い位置、たとえば中央部分に位置する蓄熱体12の平均厚みより小さくすれば、より効率的に蓄熱できる。この場合には、少なくとも、厚み方向に重ねられる最下流側の蓄熱体12の平均厚みの平均値が、最上流側の蓄熱体12の平均厚みの平均値よりも小さくされる。
また、上述の実施例では、下流側の段の蓄熱体12を全体的に薄くすることによって、その平均厚みを小さくした、つまり内容積に対する表面積の比率αを大きくした。すなわち、上述の実施例では、下流側の段の蓄熱体12において、蓄熱体12の収容に要する厚み方向の幅を小さくし、それに応じて厚み方向に並べる蓄熱体12の数を多くしている。しかし、蓄熱体12を全体的に薄くする代わりに、或いは全体的に薄くすると共に、蓄熱体12の側壁42に凹凸形状を形成することを利用して、下流側の段の蓄熱体12のαを大きくすることもできる。たとえば、上流側の段には図3に示すような平板状の蓄熱体12を配置し、下流側の段には図5に示すような凹凸形状を有する蓄熱体12を配置することによって、下流側に位置する蓄熱体12のαを、上流側に位置する蓄熱体12のαよりも大きくしてもよい。また、たとえば、凹凸形状の山部の高さ、ピッチおよび形状などを適宜変更することによって、下流側の段になるごとに蓄熱体12のαを小さくすることもできる。なお、側壁42に凹凸形状を形成することを利用して下流側の段の蓄熱体12のαを大きくする場合には、蓄熱体12の収容に要する厚み方向の幅は、必ずしも下流側の段の蓄熱体12において小さくならないので、厚み方向に並べる下流側の段の蓄熱体12の数と上流側の段の蓄熱体12の数とが同数になる場合もある。
さらに、上述の実施例ではいずれも、空気の流れ方向に沿って蓄熱体12を複数段に配置し、下流側の段の蓄熱体12のαを大きくする態様について説明したが、この発明の他の実施例として、空気の流れ方向に沿って蓄熱体12を1段のみ配置することもできる。蓄熱体12を1段のみ配置する場合には、蓄熱体12の下流側部分のαが、上流側部分のαよりも大きくなるようにされる。言い換えると、蓄熱体12の下流側部分の平均厚みが、上流側部分の平均厚みよりも小さくされる。たとえば、蓄熱体12の対向する側壁42同士が下流側に向かうに従い徐々に近づくように、側壁42が傾斜状や階段状などに形成される。このように、空気の流れ方向に対して蓄熱体12を1段のみ配置して、蓄熱体12の下流側部分のαを大きくする場合でも、下流側の段の蓄熱体12のαを大きくする場合と同様に、下流側の潜熱蓄熱材が効果的に機能するようになるので、蓄熱効率を高めることができる。すなわち、潜熱蓄熱材への蓄熱速度が低下する下流側部分においても、表面部の潜熱蓄熱材だけでなく、潜熱蓄熱材の全体を利用して蓄熱できるようになるので、蓄熱性能に優れる。
また、単体で平均厚み(またはα)が変化する蓄熱体12、つまり蓄熱体12の下流側部分の平均厚みが、上流側部分の平均厚みよりも小さくされる蓄熱体12の他の実施例として、図7に示すような蓄熱体12を採用することもできる。図7に示す蓄熱体12では、対向する側壁42同士が下流側に向かうに従い徐々に近づくように、傾斜状に形成にされる。また、蓄熱体12の上端部60では、2つの側壁42同士が流線形状に連結される。さらに、側壁42のそれぞれには、側壁42から厚み方向に突出して、蓄熱体12の上部から下端まで縦方向に延びる、1または複数の脚部62が形成される。対向する側壁42に設けられる脚部62の頂部間の厚み方向の距離は、蓄熱体12の上部の厚みとほぼ同じに設定される。なお、脚部62の内部には、潜熱蓄熱材を封入することもできるし、潜熱蓄熱材を封入しない(つまり脚部62を合成樹脂等の壁材のみで形成する)こともできる。
図7に示す蓄熱体12によれば、上記のような脚部62を形成したので、コンテナボックス32等の箱体内に蓄熱体12を設置し易くなる。また、蓄熱体12の上端部60を流線形状に形成したので、空気通路30を通る空気の流れがよくなり、より効率的に空気と潜熱蓄熱材との熱交換を行えるようになる。
なお、図示は省略するが、図7に示す蓄熱体12にも、注入口40や連結部44等が適宜形成される。また、図7において2つの側壁42は非対称となっているが、2つの側壁42を左右対称に形成してもよい。さらに、脚部62は、厚み方向の両側に突出するように形成したが、片側の側壁42のみに脚部62を形成することもできる。たとえば、一方の側壁42を鉛直方向に延びるように形成し、他方の傾斜状に形成される側壁42のみに脚部62を形成するようにしてもよい。さらに、図5に示す蓄熱体12と同様に側壁42に対して凹凸を形成することもできる。また、蓄熱体12の上端部60を流線形状に形成する態様は、図3、5および6等に示す他の蓄熱体12においても適用可能である。
また、上記のように単体で平均厚みが変化する蓄熱体12を複数段に配置することもできる。この場合には、下流側の段の蓄熱体12の平均厚みを上流側の段の蓄熱体12の平均厚みより小さくしてもよいし、下流側の段と上流側の段とに同じ平均厚みを有する蓄熱体12を用いてもよい。
また、蓄熱体12を1段のみ配置する場合においても、蓄熱体12内に横方向に延びる仕切り壁を設け、蓄熱体12の内部を区画することによって、下流側部分の潜熱蓄熱材の相変化温度を、上流側部分の潜熱蓄熱材の相変化温度よりも低くすることもできる。たとえば、仕切り壁によって蓄熱体12の内部を3つに区画し、上流側部分の潜熱蓄熱材の相変化温度を18℃とし、中央部分の潜熱蓄熱材の相変化温度を16℃とし、下流側部分の潜熱蓄熱材の相変化温度を14℃とするとよい。このように、空気通路30を通る空気の温度低下に合わせて潜熱蓄熱材の相変化温度を低く設定することによって、下流側部分の潜熱蓄熱材においても、潜熱蓄熱材の相変化温度と空気の温度との温度差を維持でき、潜熱蓄熱材への蓄熱速度の低下を防止できる。したがって、蓄放熱装置10は、潜熱蓄熱材への蓄熱効率をより高めることができ、より優れた蓄熱性能を発揮できる。
また、上述の実施例では、蓄放熱装置10を温室に設置して、昼間の高気温時に空気熱を蓄熱し、夜間の低気温時に放熱するようにしたが、蓄放熱装置10の設置場所および使用方法は、これに限定されない。たとえば、蓄放熱装置10は、安価な深夜電力を用いて発熱させたヒータからの熱を潜熱蓄熱材に蓄熱し、昼間にヒータの発熱を停止して潜熱蓄熱材から放熱させる暖房装置として用いることもできる。
なお、この発明において、板状とは、縦および横の大きさと比較して厚みが小さい形状をいい、表面が平面となっている形状だけでなく、表面に凹凸を含む形状、表面が緩い湾曲面となっている形状も含む概念として使用している。
さらに、上で挙げた寸法や数などの具体的数値はいずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …蓄放熱装置
12 …蓄熱体
16 …蓄熱室
24 …送風機
30 …空気通路
32 …コンテナボックス

Claims (2)

  1. 潜熱蓄熱材の潜熱を利用して蓄熱および放熱を行う蓄放熱装置において、
    前記潜熱蓄熱材を封入した板状体であって、空気通路を形成した状態で厚み方向に重ねられると共に、前記空気通路を通る空気の流れ方向に対して1段または複数段に配置される蓄熱体、および
    前記空気通路に前記空気の流れを生じさせる送風機を備え、
    前記空気の流れ方向における下流側の前記蓄熱体の内容積に対する表面積の比率を、上流側の前記蓄熱体の内容積に対する表面積の比率よりも大きくしたことを特徴とする、蓄放熱装置。
  2. 前記下流側に位置する潜熱蓄熱材の相変化温度を、前記上流側に位置する潜熱蓄熱材の相変化温度よりも低くしたことを特徴とする、請求項1記載の蓄放熱装置。
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