JP2012000034A - 藻場筏 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠浅の海岸に似た藻場を再生し豊かな漁場を構築することのできる藻場筏を提供する。
【解決手段】最上部に間伐材や丸太や板等の木材または竹材で形成された歩行可能な回廊部2を有し、回廊部2の下方に間伐材や丸太や板等の木材または半分に割って割面を上にした割竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向に配した少なくとも一層以上の藻場形成層4を有し、回廊部2から最下層の藻場形成層4にいたるまで段々面積を縮小して形成された採光開口部3を有していることを特徴とする。藻場筏1の側面に間伐材や丸太や板等の木材または割竹材等の竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向または垂直方向に配した囲い5を設けることもできる。
【選択図】図1

Description

この発明は、自然素材を用いて簡単に製作することができ、海や河川や湖沼や池等に浮遊させて設置することにより人工的に遠浅の海に似た環境を作り出し、太陽光線とスペースを効率よく利用して海草や藻やその他の水中植物を繁茂させ、魚や海産物等が産卵、孵化、成長できる“魚のゆりかご”を提供し、水質浄化にも寄与し、豊かな漁場を再生することのできる藻場を構築することのできる藻場筏に関するものである。
近年、海岸の砂浜・遠浅・干潟・湿地・湿原・岩場・岩礁などが埋め立てられ、コンクリートの直立護岸や垂直岸壁になってしまった結果、魚類・海産物の産卵・孵化場所と稚魚から養魚・小魚に育ってゆける“魚のゆりかご”としての機能を有していた藻場が減少・消滅する事態に直面している。藻場は水質浄化、植物プランクトンや動物プランクトンの需給、水中への酸素の供給、魚その他魚介類の食料供給・生育場所・隠れ場所・産卵・孵化・成長“魚のゆりかご”等、水中における生態系の重要な担い手であった。藻場には様々な生き物が集まるため生物多様性が高く、その周辺には豊かな漁場が形成される。自然状態における藻場は、海草・藻は個体が群生することで様々なダメージから身を守り、水の動きを緩和し、魚介類に“魚のゆりかご”を提供することができる。藻場を構成する海草・藻は光合成によって生命を維持している。太陽光線が届く水深は約10mであり、埋立や浚渫によって浅瀬が無くなると、藻場の存続は困難となる。また、プランクトンの異常発生や川からの赤土の流入等によって水中の透明度が低下し、藻場に十分な太陽光線が届かず光合成ができない場合も、藻場の存続は困難となる。藻場が減少・消滅すれば魚介類も減少・消滅し、当然、漁獲量の減少にもつながっている。
従来、藻場を人工的に再生させるには、コンクリートのブロックや柱を用いる方法や、ロープを枠に巻きつける方法(特開2002−113号公報参照。)等があった。人工藻場の設置場所は、水底に直接設置するタイプや、水面から吊下げるタイプ(特開2002−113号公報参照。)等がある。また、従来、魚や海産物を養殖させるには、駕籠の中に種子を入れて数段階にぶら下げる方法や、紐状のロープに種子を付着させる方法や、針金に種子を付着させる方法や、生け簀や養魚池など閉鎖型養殖場の方法等があった。
特開2002−113号公報
上記した従来の人工的な藻場の製作には専門的な知識や技術が必要であり、専門外の人間には容易に製作できない。設置する水域や藻場の条件に合わせて形状を変更調整することは容易でない。コンクリートやロープから伸びた藻の個体が水中に無防備に晒され、自然状態の藻場のような群生をしていないので、様々なダメージで海草・藻が損傷を受けやすく、水の動きを緩和することもできず、魚介類に“魚のゆりかご”を提供することもできない。人工藻場の設置場所が海底である場合、浅瀬が失われた深い海底に設置したのでは太陽光線が届かないので光合成ができない。コンクリートのブロックや柱の側面や枠に巻付けたロープに藻を育成させた場合、一日を通して太陽光線が当たる面と当たらない面ができてしまい、太陽光線の当たらない側に植生された藻の生育が悪くなるため、藻場内に極端な生育ムラが生じる。藻場の再生には海草・藻の個体数が多いほど好ましいが、そのためのスペースの有効利用はほとんどなされていない。藻の生育場所が水平でない場合、自然環境と異なるため、魚介類にとって住みよい環境ではない。海草・藻は垂直にのびる性質があり、垂直面で育成させた場合は藻同士が密着した状態となり擦れ合いを起こしてしまう。コンクリート等の人工素材を用いた藻場は水中環境や生態系に悪影響を及ぼす懸念があり、また、廃棄の際はそのまま自然を破壊する海底廃棄物と化す恐れがある。従来の人工藻場は、材料費および制作費、維持や調整等のメンテナンスにかかる費用、廃棄処分にかかる費用等、すべて高コストである。設置場所によっては、潮流や波や外敵によって藻場が損傷を受ける場合がある。また、上記従来の魚介類の養殖方法は、海草・藻を繁茂させて魚類・海産物の産卵・孵化場所と稚魚から幼魚・小魚に育ってゆける“魚のゆりかご”を設置するものではなかった。
本発明は、上記従来の人工藻場の課題を解決するための藻場筏を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1の藻場筏は、水中に藻場を形成するための浮遊式の藻場筏において、藻場筏の平面外形形状が正方形、長方形、三角形、五角形以上の多角形、円形の中から選択されたいずれか一つであり、藻場筏の最上部には設置時に水面に浮上して歩行が可能である藻場筏の平面外形形状に沿って間伐材や丸太や板等の木材または竹材で形成された回廊部を有し、該回廊部で周囲を囲まれた内側に採光開口部を形成し、該回廊部の下方には藻を植生させるための互いに間隔をあけて配置された少なくとも一層以上の藻場形成層を有し、該藻場形成層は間伐材や丸太や板等の木材または半分に割って割面を上にした割竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向に配し回廊部とほぼ同じ形と大きさの平面外形形状に形成し、藻場形成層が複数ある場合は最下層を除く藻場形成層に採光開口部を形成し、該採光開口部が形成された藻場形成層の外縁から採光開口部までの幅を回廊部の外縁から採光開口部までの幅よりも広く形成しかつ藻場形成層の直下に採光開口部を有する藻場形成層が存在する場合は該直下の藻場形成層の外縁から採光開口部までの幅を直上に配された藻場形成層の外縁から採光開口部までの幅よりも広く形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2の藻場筏は、水中に藻場を形成するための浮遊式の藻場筏において、藻場筏の平面外形形状が正方形、長方形、三角形、五角形以上の多角形、円形の中から選択されたいずれか一つであり、藻場筏の最上部には設置時に水面に浮上して歩行が可能である藻場筏の平面外形形状に沿って間伐材や丸太や板等の木材または竹材で形成された回廊部を有し、該回廊部で周囲を囲まれた内側に採光開口部を形成し、該回廊部の下方には藻を植生させるための互いに間隔をあけて配置された少なくとも一層以上の藻場形成層を有し、該藻場形成層は間伐材や丸太や板等の木材または半分に割って割面を上にした割竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向に配し回廊部とほぼ同じ形と大きさの平面外形形状に形成し、藻場形成層が複数ある場合は最下層を除く藻場形成層に採光開口部を形成し、該採光開口部が形成された藻場形成層の外縁から採光開口部までの幅を回廊部の外縁から採光開口部までの幅よりも広く形成しかつ藻場形成層の直下に採光開口部を有する藻場形成層が存在する場合は該直下の藻場形成層の外縁から採光開口部までの幅を直上に配された藻場形成層の外縁から採光開口部までの幅よりも広く形成し、前記回廊部と藻場形成層を有した藻場筏の側面に間伐材や丸太や板等の木材または割竹材等の竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向または垂直方向に配して囲いを形成したことを特徴とする。
請求項1に記載された藻場筏によれば、主材料は木材、あるいは竹材、あるいは木材と竹材であるため、ほとんど材料費が必要ないため、製作コストが安い。間伐材や廃材を利用することで材料費をさらに低く抑えることができる。木材や竹材で作るので、専門知識や専門技術がない人でも製作することが容易である。設置する水域や藻場の条件に合わせて、藻場の平面外形形状、藻場形成層の深さや層数、回廊部や藻場形成層の外縁から採光開口部までの幅、藻場形成層を構成している複数の木材または竹割材の間隔等を、それぞれ調整して製作することが容易にできる。木材や竹材の浮力を利用して藻場筏を水面に浮遊させることができる。藻場筏を設置できる場所は、近海、海岸、コンクリートの直立護岸や垂直岸壁のある海岸、湖沼、河川、ダム湖、池などである。藻場筏のよって再生可能な藻ないし藻場とは、アマモなどの海藻、ワカメやコンブなどの海草、その他の水中植物であり、設置場所や再生目的によって種類は異なる。藻場形成層の木材または割竹材に植生された藻は稲のように複数の列を作って群生しているので、様々なダメージから互いを守ることができ、水の動き(潮流、波、流れ)を緩和することができ、魚介類に食料供給・生育場所・隠れ場所・産卵・孵化・成長“魚のゆりかご”を提供することができる。藻場筏は常に回廊部が水面に浮上しているので、藻場形成層は太陽光線が届く浅瀬と同じような水深にあり、太陽光線の届かない水深にまで沈むことはない。太陽光線は藻場形成層に対して主に藻場筏の側面からと採光開口部とから入ってくる。採光開口部があるため太陽光線は最下層の藻場形成層まで届く。太陽光線は太陽の動きに伴って向きと角度を変化させるため、藻場を照らす太陽光線も移動する。採光開口部の面積は下層にゆくほど狭くなり、反対に藻場形成層の面積は下層にゆくほど広くなっている。採光開口部は下層にゆくほど狭くなるのは最下層以外の藻場形成層においても効率よく太陽光を受けることができるようにするためである。藻場形成層は間隔を空けた複数の木材または割竹材から成っているので、木材または割竹材の隙間からも太陽光線が木漏れ日のように入るため、下層が完全に影になることはない。採光開口部から入った太陽光線が太陽とともに移動することと、藻場形成層が隙間構造であることと、藻が自然と同じように上に向かってのびていることによって、太陽光線はすべての藻場形成層のすべての藻に届くため、効率の良い受光と光合成が可能であり、極端な生育ムラが生じることはない。多層構造とすることができるため、一定の広さのスペースを有効利用して効率よくより多くの個体数の海草・藻を生育させることができる。藻が水平な藻場形成層に垂直方向に伸び、日中は太陽光線を受けることができるので、天然の遠浅海岸に似た環境となるため、魚介類にとっては非常に生息しやすい“魚のゆりかご”となる。藻場形成層が多層構造となる場合は、層毎に水深や水温や太陽光線の強さが異なるため、より複雑な生態系を持った藻場を形成することができる。藻場筏を設置することによって、天然の藻場を再生することができ、魚介類に“魚のゆりかご”を提供することができ、生態系を復活させることができ、豊かな漁場を取り戻すことが可能となる。自然環境に近い藻場を形成できるため、人工的なメンテナンスを必要としない。木材や竹材は天然素材であるため、水中環境や生態系に悪影響を及ぼす懸念はない。廃棄の際は、陸に上げて燃やすなど簡単に処分することが可能である。材料費、制作費、維持費、最終処分費、いずれも非常に低コストで実施できる。
請求項2に記載された藻場筏によれば、上記請求項1と同じ効果を有し、加えて、囲いの効果により、藻場を外部から保護することができる。設置場所によっては藻場を潮流や波または外敵等から守る必要がでてくる。そうした場合は囲いによって対応することができる。囲いを構成している木材または竹材の間隔は、設置場所や設置目的に応じて調節が可能である。囲いを構成している木材または竹材に、意図的あるいは偶発的に、藻を植生させることも可能である。
以下、本発明に係わる藻場筏を実施するための最良の形態について説明するが、本発明がこれらの形態にのみ限定されるべきものでないことはいうまでもない。
図中1は、平面外形形状が正方形で藻場形成層4が三層構造をした藻場筏である。平面外形形状は長方形、矩形、三角形、五角形以上の多角形、円形などを選択できる。藻場形成層4の層数は設置場所等の条件に合わせて任意に選択可能である。図中2は、間伐材や丸太や板等の木材または竹材で形成された回廊部である。回廊部2は、藻場筏1の平面外形形状に沿って形成されている。回廊部2は藻場筏1の最上層であり、設置状態では表面が水面から露出している。回廊部2の上を人間が立って歩行することができる。回廊部2に囲まれた内側は採光開口部3を形成しており、ここから太陽光線を取り込むことができる。回廊部2の下方には少なくとも一層以上の藻場形成層4を有している。藻場形成層4の平面外形形状は回廊部2と同じである。藻場形成層4が複数の場合は互いに上下の間隔をあけて配置される。藻場形成層4を配置する水深は、設置場所の条件や設置目的に応じて設定することができる。藻場形成層4は、間伐材や丸太や板等の木材または半分に割って割面を上にした割竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向に配し、回廊部2とほぼ同じ形と大きさの平面外形形状に形成する。藻場形成層4に藻を植生させる方法は、たとえば、木材や竹材に直接植生させる、木材や竹材に溝や穴を設けて植生させる、木材や竹材の表面に焼き処理を施して植生させる、木材に形成した溝や割竹材の節で区切られた部屋などに小石を入れて植生させる、その他さまざまあるが、設置場所や設置目的に応じて選択されるべきものであるため限定しない。藻場形成層4が複数ある場合、最下層を除くすべての藻場形成層4に採光開口部3を形成する。採光開口部3が形成された藻場形成層4の外縁から採光開口部3までの幅を回廊部2の外縁から採光開口部3までの幅よりも広く形成し、かつ、藻場形成層4の直下に採光開口部3を有した藻場形成層4が存在する場合は該直下の藻場形成層4の外縁から採光開口部3までの幅を直上に配された藻場形成層4の外縁から採光開口部3までの幅よりも広く形成する。このため、採光開口部3の面積は下層にゆくほど狭くなり、反対に藻場形成層4の面積は下層にゆくほど広くなる。回廊部2から最下層にいたるまで、階段状の構造として最上階層の回廊部2は中央部に広い採光開口部3を広く設けて、階層が下がるに従って採光開口部3を縮小し、太陽光線が最下層まで届く構造である。本実施形態における採光開口部3を有する藻場形成層4は、木材または割竹材を採光開口部3を囲む形に配しているが、これ以外の配し方であってもよい。藻場筏1は木材や竹材で構成されているため水に浮く構造となっている。図示しないが、流されるのを防止するためにロープ等で係留することができる。図中5の点線で表示されている部分は囲いである。囲い5が必要である場合は、藻場筏1の側面に木材または竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向または垂直方向に配して形成する。図1の点線で図示した囲い5は、木材または竹材を垂直方向に配して形成されている。囲い5を構成する木材または竹材を配する間隔は、設置場所や設置目的に応じて設定することができる。上記の回廊部2や藻場形成層4や囲い5を何に固定するかは、設置場所や設置目的に応じて変更可能であるため限定しないが、本実施形態においては四隅の支柱と図示しない横木で作られた枠に固定している。
本発明に係る藻場筏の一実施例をあらわす端面図である。 本発明に係る藻場筏の一実施例をあらわす平面図である。
1 藻場筏
2 回廊部
3 採光開口部
4 藻場形成層
5 囲い

Claims (2)

  1. 水中に藻場を形成するための浮遊式の藻場筏(1)において、
    藻場筏(1)の平面外形形状が正方形、長方形、三角形、五角形以上の多角形、円形の中から選択されたいずれか一つであり、
    藻場筏(1)の最上部には設置時に水面に浮上して歩行が可能である藻場筏(1)の平面外形形状に沿って間伐材や丸太や板等の木材または竹材で形成された回廊部(2)を有し、
    該回廊部(2)で周囲を囲まれた内側に採光開口部(3)を形成し、
    該回廊部(2)の下方には藻を植生させるための互いに間隔をあけて配置された少なくとも一層以上の藻場形成層(4)を有し、
    該藻場形成層(4)は間伐材や丸太や板等の木材または半分に割って割面を上にした割竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向に配し回廊部(2)とほぼ同じ形と大きさの平面外形形状に形成し、
    藻場形成層(4)が複数ある場合は最下層を除く藻場形成層(4)に採光開口部(3)を形成し、
    該採光開口部(3)が形成された藻場形成層(4)の外縁から採光開口部(3)までの幅を回廊部(2)の外縁から採光開口部(3)までの幅よりも広く形成しかつ藻場形成層(4)の直下に採光開口部(3)を有する藻場形成層(4)が存在する場合は該直下の藻場形成層(4)の外縁から採光開口部(3)までの幅を直上に配された藻場形成層(4)の外縁から採光開口部(3)までの幅よりも広く形成したことを特徴とする藻場筏。
  2. 水中に藻場を形成するための浮遊式の藻場筏(1)において、
    藻場筏(1)の平面外形形状が正方形、長方形、三角形、五角形以上の多角形、円形の中から選択されたいずれか一つであり、
    藻場筏(1)の最上部には設置時に水面に浮上して歩行が可能である藻場筏(1)の平面外形形状に沿って間伐材や丸太や板等の木材または竹材で形成された回廊部(2)を有し、
    該回廊部(2)で周囲を囲まれた内側に採光開口部(3)を形成し、
    該回廊部(2)の下方には藻を植生させるための互いに間隔をあけて配置された少なくとも一層以上の藻場形成層(4)を有し、
    該藻場形成層(4)は間伐材や丸太や板等の木材または半分に割って割面を上にした割竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向に配し回廊部(2)とほぼ同じ形と大きさの平面外形形状に形成し、
    藻場形成層(4)が複数ある場合は最下層を除く藻場形成層(4)に採光開口部(3)を形成し、
    該採光開口部(3)が形成された藻場形成層(4)の外縁から採光開口部(3)までの幅を回廊部(2)の外縁から採光開口部(3)までの幅よりも広く形成しかつ藻場形成層(4)の直下に採光開口部(3)を有する藻場形成層(4)が存在する場合は該直下の藻場形成層(4)の外縁から採光開口部(3)までの幅を直上に配された藻場形成層(4)の外縁から採光開口部(3)までの幅よりも広く形成し、
    前記回廊部(2)と藻場形成層(4)を有した藻場筏(1)の側面に間伐材や丸太や板等の木材または割竹材等の竹材を複数適当な間隔を空けて水平方向または垂直方向に配して囲い(5)を形成したことを特徴とする藻場筏。
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