JP2011528975A - 自動食器洗い機の作動方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、第1の加熱手段によって流体が少なくとも2回加熱される、自動食器洗い機(GS)、例えば家庭用自動食器洗い機の作動方法に関する。本発明によれば、第1の加熱手段として空気加熱器(HZ)を使用される。
Description
本発明は、請求項1の上位概念に記載されている自動食器洗い機、殊に家庭用自動食器洗い機の作動方法に関する。
複数のプログラムステップ、例えば事前すすぎ、洗浄、中間すすぎ、仕上げすすぎ、洗浄された被洗浄物の乾燥などを有する洗浄プログラムを実行する自動食器洗い機が公知である。幾つかのプログラムステップ、例えば事前すすぎまたは洗浄を実行している間に、フローヒータとして構成されている加熱手段によって流体が加熱される。流体は、フローヒータによって2回加熱される同一の流体であるか、2つの流体である。フローヒータを用いた加熱によって流体が急速に加熱されるが、これによって非常にデリケートな被洗浄物には非常に大きな負荷が掛かる。
本発明の課題は、殊にデリケートな被洗浄物に掛かる熱負荷を低減することである。
本発明は、第1の加熱手段によって流体が少なくとも2回加熱される、自動食器洗い機、殊に家庭用自動食器洗い機の作動方法を基礎とする。
本発明によれば、第1の加熱手段として空気加熱器が使用される。すなわち、空気加熱器が洗浄プログラムの実行中に少なくとも2回作動され、1つの流体または2つの流体が加熱される。これによって、被洗浄物を傷めない加熱が実現される。
1つの実施形態においては、第2の加熱手段として水加熱器が使用される。これによって、洗浄プログラム実行時間が延長させることなく、さらに高速な加熱が実現される。
1つの実施形態においては、空気加熱器を用いた加熱の実行中に少なくとも部分的に、可逆性の脱水素可能な乾燥剤、例えばゼオライトの脱着が行われる。したがって脱着は2つのフェーズで行われ、これら2つのフェーズは例えばポンピングおよび補充による流体の完全または部分的な交換によって相互に隔てられている。つまり、第1のプログラムステップの実行時間が完全な脱着を達成するには十分ではない場合であっても、乾燥剤の完全な脱着は保証されている。
本方法の1つの実施形態においては、複数のプログラムステップが実行され、第1の加熱手段が少なくとも2つのプログラムステップの実行中に少なくとも一時的に作動される。
さらに1つの実施形態においては、第2の加熱手段が1つのプログラムステップの実行中に少なくとも一時的にしか作動されない。したがって、非常にエネルギ効率の良い自動食器洗い機の作動が実現される。
1つの実施形態においては、少なくとも2つのプログラムステップの間に、ポンピングおよび補充による少なくとも1回の少なくとも部分的な流体の交換が行われる。
さらに1つの実施形態においては、第1のプログラムステップとして、洗剤を用いずとも洗浄効果のある事前すすぎが実行され、第2のプログラムステップとして、洗剤を用いる洗浄効果のある洗浄が実行される。これによって被洗浄物の殊に強力な洗浄を実施することができる。何故ならば、プログラムステップ事前すすぎの実行中に既に被洗浄物には加熱された流体がかけられるからである。
1つの実施形態においては、第1のプログラムステップとして、洗剤を用いる洗浄効果のある洗浄が実行され、第2のプログラムステップとして、仕上げ剤を用いる仕上げすすぎが実行される。これにより被洗浄物を非常に良好に乾燥させることができる。何故ならば、プログラムステップ乾燥が実行される前に、プログラムステップ仕上げすすぎの実行中に、加熱された流体が被洗浄物にかけられるからである。
1つの実施形態においては、第1の加熱手段を用いて流体が、実質的に35℃〜50℃、殊に40℃〜45℃の最大温度に加熱される。この温度に達することにより、プログラムステップ事前すすぎの実行中に改善された洗浄効果を達成することができる、および/または、プログラムステップ乾燥の実行中に改善された乾燥能力を達成することができる。
1つの実施形態においては、第2の加熱手段を用いて流体が、実質的に45℃〜80℃、有利には55℃〜75℃の最大温度に加熱される。つまり、乾燥剤の実質的に完全な脱着が保証される。
1つの実施形態においては、第1のプログラムステップの実行中の第1の加熱手段の作動時間は、第2のプログラムステップの実行中の作動時間に比べて2〜6倍、有利には3〜4倍長い。
さらに本発明の課題は、流体を少なくとも2回加熱する第1の加熱手段を備えた自動食器洗い機、殊に家庭用自動食器洗い機によって解決される。本発明によれば、第1の加熱手段は空気加熱器として構成されている。
本発明による自動食器洗い機の実施形態は従属請求項に記載されている。
以下では、図面を参照しながら本発明ならびにその実施形態を詳細に説明する。
まず図1を参照しながら説明する。
この実施例においては家庭用自動食器洗い機として構成されている自動食器洗い機GSは、洗浄タンクとして使用される内部空間IRを有し、この内部空間IRを自動食器洗い機GSにおいて旋回可能な開き戸(図示せず)を用いて、被洗浄物の出し入れのために開閉することができる。自動食器洗い機GSの内部空間IRには、洗浄すべき被洗浄物を収容するためのラックGKが設けられており、このラックGKは被洗浄物の出し入れを容易にするために自動食器洗い機GSの内部空間IRから取り出すことができる。
ラックGKに収容された被洗浄物を洗浄するために、自動食器洗い機GSの内部空間IRには、スプレーアームSAとして構成されており、被洗浄物に流体をかける手段が設けられている。流体は例えば洗剤が混ぜられた水であるか、仕上げ剤が混ぜられた水であり、したがって洗浄効果を生じさせるものであるか、縞状の跡が残らない乾燥を行うためのものである。被洗浄物から流れ落ちた流体は、自動食器洗い機GSの内部空間IRの底部領域に配置されている水溜部PSに集められる。
スプレーアームSAは供給管ZLを介して流体が循環するように循環ポンプUPと接続されており、この循環ポンプUPは自動食器洗い機GSの内部空間IRの下方にある底部構成要素群BOの中で、自動食器洗い機GSの他の構成要素の近傍に配置されている。作動時、すなわち循環ポンプUPの運転時に、循環ポンプUPは水溜部PS内に集められた流体を吸い上げ、その流体を供給管ZLを介してスプレーアームSAへと搬送する。循環ポンプUPの作動によって循環される流体を加熱するために、循環ポンプUPには流体を加熱するための水加熱部WZが組み込まれている。これとは異なり、循環ポンプUPの横に別個のフローヒータまたは他の水加熱器を設けることもできる。自動食器洗い機GSの内部空間IRを排水するために排水ポンプLPが設けられている。排水ポンプLPもやはり流体が流れるように水溜部PSと接続されており、さらにこの排水ポンプLPを排水管ELによって家庭側の排水ネットワークに接続することができる。
さらに自動食器洗い機GSは吸着乾燥系を有し、この吸着乾燥系を用いて、ラックGRに収容されている洗浄済みの被洗浄物を洗浄プログラムの実行終了時に乾燥させることができる。このために底部構成要素群BOの中には吸着コンテナSBが設けられており、この吸着コンテナSBは通風ダクトLKを介して空気が流れるように吸込口EIと接続されており、また強制的な空気流を形成するために送風機LTが設けられている。吸込口EIを介して吸気され、また送風機LTによって吸着コンテナへと搬送された空気を再び自動食器洗い機GSの内部空間に供給するために、自動食器洗い機GSの内部空間IRの底部領域には空気吐出開口部AUが設けられている。
洗浄された被洗浄物を乾燥させるために、空気が送風機LTによって自動食器洗い機GSの内部空間IRから吸い込まれ、吸着コンテナSBを通過し、空気吐出開口部AUを介して自動食器洗い機GSの内部空間IRへと再び案内される。循環する空気を乾燥させるために、吸着コンテナSB内には発熱乾燥を行うための乾燥剤が設けられている。この乾燥剤は可逆性の脱水素可能な乾燥剤、例えばゼオライトであり、この種の乾燥剤は吸湿性の特性に基づき水を吸収し、それと同時に熱エネルギを放出する。循環する空気はこの放出された熱エネルギによって加熱される。これによって、循環する空気の湿気吸収能力がさらに高められる。乾燥工程の終了時には、ある程度の量の流体が乾燥剤ZEOに蓄積されている。
新たな洗浄プログラムの実行時に乾燥剤ZEOの吸収能力を再生するために空気加熱器HZが設けられている。空気加熱器HZはこの実施例において吸着コンテナSB内に配置されている。しかしながら、空気加熱器を吸着コンテナSB外に配置することも可能である。例えば、吸着コンテナSBに搬送される空気を加熱するために、空気加熱器を通風ダクトLK内に配置することもできる。乾燥剤ZEOに蓄積された流体を脱着させるために、送風機LTによって形成された空気流が加熱され、それにより乾燥剤ZEOに蓄積された水を再び解放することができる温度に乾燥剤ZEOを加熱することができる。
以下ではさらに図2から図4を参照する。
自動食器洗い機GSは、洗浄すべき被洗浄物を洗浄および乾燥するために、連続して実行される複数のプログラムステップからなる洗浄プログラムを実行する。この種のプログラムを複数のプログラムステップ、事前すすぎV、洗浄R、中間すすぎZ、仕上げすすぎKおよび乾燥Tから構成することができる。個々のプログラムステップ、例えば事前すすぎVまたは中間すすぎZを省略することも可能であるが、他方では個々のステップ、例えば中間すすぎZを複数回実行することも可能である。事前すすぎVの実行中に、例えば被洗浄物には洗剤が混ぜられていない水がかけられる。事前すすぎVは加熱されていない水を用いて実行されるか、ヒータによって加熱された水を用いて実行される。このために水タンク(図示せず)に蓄積された水を使用することができる。この種の水タンクを熱伝性に自動食器洗い機の周辺に接続することができるので、水タンクに一時的に蓄積されている流体、例えば家庭側の供給系からの水を室温に暖めることができる。プログラムステップ洗浄Rにおいては、被洗浄物の洗浄が洗剤の混ぜられた水をかけることによって行われる。すなわち、プログラムステップ洗浄の実行中に洗剤が加えられる。さらには流体が加熱され、したがって洗剤の洗浄効果が高められる。プログラムステップ洗浄Rは加熱フェーズP1,P2と、それに続く後洗浄フェーズNAとから構成されており、加熱フェーズP1,P2においては、流体が所定の最大温度に達するまで自動食器洗い機GSにおいて加熱手段によって加熱され、後洗浄フェーズNAにおいては、加熱手段が停止され、緩慢に冷たくなる流体が循環ポンプUPによって循環される。プログラムステップ中間すすぎZにおいては、被洗浄物に流体がかけられ、付着汚れが自動食器洗い機GSから排出される。後続のプログラムステップは、プログラムステップ乾燥Tの準備のための仕上げすすぎKであり、この仕上げすすぎKでは仕上げ剤が混ぜられた水が循環ポンプによって循環され、洗浄された被洗浄物にスプレーアームSAを介してかけられる。続いてプログラムステップ乾燥Tが実行され、このプログラムステップ乾燥Tでは、被洗浄物にもはや流体はかけられず、送風機LTの作動によって、自動食器洗い機GSの内部空間IRおよび吸着コンテナSBを通って循環する空気流が形成される。個々のプログラムステップ間に、流体を完全に、または少なくとも部分的に交換することができる。すなわち、自動食器洗い機GSは排水ポンプLPおよび排水管ELによって排水され、家庭側の供給系と接続されている供給管(図示せず)によって改めて再度充填される。
図2による洗浄プログラムを実行する場合、プログラムステップ洗浄Rにおいてのみ流体の加熱が行われる。開始温度T0から出発して、先ず第1のフェーズP1の間に循環ポンプUPを用いて循環される流体が吸着コンテナSB内の空気加熱器HZによって最大温度T1に加熱され、それと同時に送風機LTによって自動食器洗い機GSの内部空間IRを通って循環される空気流が形成される。空気加熱器HZによって吸着コンテナSB内の乾燥剤ZEOが加熱され、この乾燥剤ZEOに蓄積された水が乾燥剤ZEOから脱着され、自動食器洗い機GSの内部空間IRに設けられている空気吐出開口部AUを介して搬送される温度になる。空気加熱器HZの作用によってこの流体が加熱され、したがって循環ポンプUPによって既に循環されている流体と混ざることにより、自動食器洗い機GSの内部空間IR内の流体全体が加熱される。空気加熱器HZによってプログラムステップ洗浄R中に第1の温度T1までの加熱が行われることによって以下のことが保証されている。すなわち、乾燥剤ZEOを自動食器洗い機GSの内部空間IRからの比較的冷たい乾燥した空気の循環によって確実かつ完全に脱着することができる。流体の加熱が行われる第1のプログラム部分において脱着過程が実施される固定的な洗浄プログラムを実行する代わりに、択一的な実施例においては、脱着が実施される時点を決定するために脱着過程に影響を及ぼすパラメータを評価することもできる。パラメータとして空気温度および給水温度が考えられる。例えば、脱着過程をプログラムステップ洗浄または仕上げすすぎにおいて実行することができるか、または、好適であるならば、プログラムステップ事前すすぎにおいても実行することができる。
空気加熱器HZを用いて脱着を行う間に、自動食器洗い機GSの内部空間IRに設けられている空気吐出開口部AUが冷却されるので、空気加熱器HZの加熱能力に起因して空気吐出開口部AUが過度に加熱されて過熱障害が生じることはない。
このために、空気加熱器HZの作動中に、すなわちフェーズP1の間に循環ポンプUPが作動されるので、循環ポンプUPによって流体が水溜部PSから供給管を介してスプレーアームSAへと搬送される。これによってスプレーアームが回転され、空気吐出開口部AU、殊にこの空気吐出開口部AUを覆うキャップに流体が吹き掛けられることによって空気吐出開口部AUの冷却が行われる。
プログラムステップ洗浄Rの後続のフェーズP2においては、水加熱器WZを用いて流体が第1の温度T1から第2の温度T2に加熱される。
プログラムステップ洗浄Rの実行中の洗浄効果を高めるために、循環ポンプUPの回転数を増大することによって、スプレーアームSAから噴射される水の噴射圧力が高められる。このために、プログラムステップ洗浄Rにおける後洗浄フェーズNAの間に、例えば時点t1(図2を参照されたい)において、循環ポンプUPによって循環される流体の量が注ぎ足しステップによって増大され、続いて、循環条件下で再び循環ポンプUPが運転されるまで、すなわち駆動中に気泡が吸い込まれなくなるまで、循環ポンプUPの回転数が連続的に高められる。気泡が吸い込まれる場合には、循環ポンプUPの搬送能力が低下し、不所望なノイズが発生する。これによって、乾燥剤ZEOに蓄積されていたが脱着中に解放された流体の量を継ぎ足すべき流体の量の決定の際に考慮し、したがって所要総水量を低減して洗浄性能を改善することができる。
プログラムステップ仕上げすすぎKとプログラムステップ乾燥Tの間に水切りフェーズABが設けられており(図2を参照されたい)、この水切りフェーズABにおいては、洗浄された被洗浄物に付着している流体、すなわち仕上げ剤が混ぜられた水を重力によって被洗浄物から滴り落とし、自動食器洗い機GSの内部空間IRの水溜部PSに集めることができる。これによって、吸着乾燥系によって吸収される流体の量は低減され、ひいてはプログラムステップ乾燥Tの持続時間も短縮される。
この水切りフェーズABの前、すなわちプログラムステップ仕上げすすぎKの終了時に排水過程が行われ、この排水過程においては、仕上げ剤が混ぜられた流体が排水ポンプLPによって排水管ELを介して家庭側の排水系へと搬送される。水切りフェーズABにおいては循環ポンプUPも排水ポンプLPも作動しておらず、さらには送風機LTもしくは前述の加熱器HZ,WZのいずれも作動していない。この水切りフェーズABの終了後に、送風機LTの運転を開始することによってプログラムステップ乾燥Tが開始され、自動食器洗い機GSの内部空間IRおよび吸着コンテナSBを通って循環する空気流が形成され、ラックGK内の洗浄された被洗浄物が乾燥される。プログラムステップ乾燥Tの終了時に、排水ポンプLPを用いて別の排水過程が行われ、残存する流体が排水管ELを介して自動食器洗い機GSから家庭側の排水系に搬送される。これとは異なり、付加的または代替的に、プログラムステップ乾燥Tの開始時に別の排水過程を行うこともできる。
図3および図4による洗浄プログラムにおいては、第1のプログラムステップであるプログラムステップ事前すすぎVにおいて流体が加熱される。このために、上述したように送風機LTを用いて自動食器洗い機GSの内部空間IRおよび吸着コンテナSBを通って循環する空気流が形成されるフェーズP1’の間に、流体が空気加熱器HZを用いて開始温度T0から温度T1’へと加熱される。温度T1’に達すると、空気加熱器HZは停止される。この時点においては、乾燥剤ZEOはまだ完全には脱着されていない。すなわち、乾燥剤ZEOにはある程度の量の水がまだ蓄積されている。この残存する水を乾燥剤ZEOから脱着させるために、したがってプログラムステップ乾燥Tの開始時に再び完全な水吸収能力のある乾燥剤ZEOを使用できるようにするために、後続のプログラムステップ洗浄Rにおいては先ず流体が空気加熱器HZによって温度T1に加熱され、続けて水加熱器の作動によって温度T2に加熱される。すなわち、吸着コンテナSB内の乾燥剤ZEOの脱着フェーズはこの実施例において2段階であり、2つのプログラムステップ、すなわちプログラムステップ事前すすぎVとプログラムステップ洗浄Rに分配されている。
温度のさらなる上昇によって洗浄効果を高めるために別のフェーズP3を設けることができ(図3を参照されたい)、この別のフェーズP3の間に水加熱器WZを用いて流体が温度T3へとさらに加熱される。
プログラムステップTの終了時の乾燥結果をさら改善するために、図3および図4による実施例においては、プログラムステップ仕上げすすぎKの実行中に流体が加熱される。このために、フェーズP4の間に水加熱器WZを用いて、水または仕上げ剤が混ぜられた水である流体が温度T4に加熱される。これとは異なり、例えばそれまでのプログラム経過では完全に行われなかった脱着が完了するために、水加熱器WZの代わりに空気加熱器HZを使用することもできる。さらには、別のフェーズP5の間に流体を温度T5までさらに加熱し、吸着乾燥系を用いた乾燥が改善される。
AB 水切りフェーズ、 AU 空気吐出開口部、 BO 底部構成要素群、 EI 吸込口、 EL 排水管、 GK ラック、 GS 自動食器洗い機、 HZ 空気加熱器、 IR 内部空間、 LK 通風ダクト、 LP 排水ポンプ、 LT 送風機、 NA 後洗浄フェーズ、 P1’ フェーズ1’, P1 フェーズ1、 P2 フェーズ2、 P3 フェーズ3、 P4 フェーズ4、 P5 フェーズ5、 PS 水溜部、 SA スプレーアーム、 SB 吸着コンテナ、 t1 注ぎ足し時点、 T0 開始温度、 T1’,T1,T2,T3,T4,T5 温度、 UP 循環ポンプ、 WZ 水加熱器、 ZEO 乾燥剤、 ZL 供給管
Claims (24)
- 第1の加熱手段によって流体が少なくとも2回加熱される自動食器洗い機(GS)、例えば家庭用自動食器洗い機の作動方法において、
第1の加熱手段として空気加熱器(HZ)を使用することを特徴とする、自動食器洗い機の作動方法。 - 第2の加熱手段として水加熱器(WZ)を使用する、請求項1記載の方法。
- 前記空気加熱器(HZ)を用いた加熱の実行中に、少なくとも部分的に、吸着乾燥系の可逆性の脱水素可能な乾燥剤(ZEO)、例えばゼオライトの脱着を行う、請求項1または2記載の方法。
- 複数のプログラムステップ(V,R,Z,K,T)を実行し、前記第1の加熱手段を、少なくとも1つのプログラムステップ(V,R,K)の実行中に少なくとも一時的に少なくとも2回作動させる、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- 複数のプログラムステップ(V,R,Z,K,T)を実行し、前記第1の加熱手段を、少なくとも2つのプログラムステップ(V,R,K)の実行中に少なくとも一時的に作動させる、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- 前記第2の加熱手段を、1つのプログラムステップ(R)の実行中に少なくとも一時的にのみ作動させる、請求項2から4までのいずれか1項記載の方法。
- 少なくとも2つのプログラムステップ(V,R,K)の間に、ポンピングおよび補充による少なくとも1回の少なくとも部分的な液体の交換を行う、請求項5または6記載の方法。
- 第1のプログラムステップとして、洗剤を用いずとも洗浄効果のある事前すすぎ(V)を実行し、第2のプログラムステップとして、洗剤を用いる洗浄効果のある洗浄(R)を実行する、請求項5から7までのいずれか1項記載の方法。
- 第1のプログラムステップとして、洗剤を用いる洗浄(R)を実行し、第2のプログラムステップとして、仕上げ剤を用いる仕上げすすぎ(K)を実行する、請求項5から7までのいずれか1項記載の方法。
- 前記第1の加熱手段を用いて、実質的に35℃〜50℃、例えば40℃〜45℃の最大温度に流体を加熱する、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
- 前記第2の加熱手段を用いて、実質的に45℃〜80℃、例えば55℃〜75℃の最大温度に流体を加熱する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
- 第1のプログラムステップ(V,R,K)の実行中の第1の加熱手段の作動時間は、第2のプログラムステップ(R,K)の実行中の作動時間に比べて2倍から6倍、例えば3倍から4倍長い、請求項5から11までのいずれか1項記載の方法。
- 流体を少なくとも2回加熱する第1の加熱手段を備えた自動食器洗い機(GS)、例えば家庭用自動食器洗い機において、
前記第1の加熱手段は空気加熱器(HZ)として構成されていることを特徴とする、自動食器洗い機(GS)。 - 第2の加熱手段は水加熱器(WZ)として構成されている、請求項13記載の自動食器洗い機(GS)。
- 前記空気加熱器(HZ)を用いた加熱の実行中に、少なくとも部分的に、吸着乾燥系の可逆性の脱水素可能な乾燥剤(ZEO)、例えばゼオライトの脱着が行われる、請求項13または14記載の自動食器洗い機(GS)。
- 複数のプログラムステップ(V,R,Z,K,T)が実行され、前記第1の加熱手段は、少なくとも1つのプログラムステップ(V,R,K)の実行中に少なくとも一時的に少なくとも2回作動される、請求項13から15までのいずれか1項記載の自動食器洗い機(GS)。
- 複数のプログラムステップ(V,R,Z,K,T)のうちの少なくとも2つのプログラムステップ(V,R,K)において流体が加熱され、前記第1の加熱手段は、少なくとも2つのプログラムステップ(V,R,K)の実行中に少なくとも一時的に作動される、請求項13から15までのいずれか1項記載の自動食器洗い機(GS)。
- 前記第2の加熱手段は、1つのプログラムステップ(R)の実行中に少なくとも一時的にのみ作動される、請求項14から17までのいずれか1項記載の自動食器洗い機(GS)。
- 少なくとも2つのプログラムステップ(V,R,K)の間に、ポンピングおよび補充による少なくとも1回の少なくとも部分的な液体の交換が行われる、請求項16から18までのいずれか1項記載の自動食器洗い機(GS)。
- 第1のプログラムステップは、洗剤を用いずとも洗浄効果のある事前すすぎ(V)であり、第2のプログラムステップは、洗剤を用いる洗浄効果のある洗浄(R)である、請求項16から19までのいずれか1項記載の自動食器洗い機(GS)。
- 第1のプログラムステップは、洗剤を用いる洗浄効果のある洗浄(R)であり、第2のプログラムステップは、仕上げ剤を用いる仕上げすすぎ(K)である、請求項16から19までのいずれか1項記載の自動食器洗い機(GS)。
- 前記第1の加熱手段を用いて、実質的に35℃〜50℃、例えば40℃〜45℃の最大温度に流体が加熱される、請求項13から21までのいずれか1項記載の自動食器洗い機(GS)。
- 前記第2の加熱手段を用いて、実質的に45℃〜80℃、例えば55℃〜75℃の最大温度に流体が加熱される、請求項13から22までのいずれか1項記載の自動食器洗い機(GS)。
- 第1のプログラムステップ(V,R,K)の実行中の第1の加熱手段の作動時間は、第2のプログラムステップ(R,K)の実行中の作動時間に比べて2倍から6倍、例えば3倍から4倍長い、請求項16から23までのいずれか1項記載の自動食器洗い機(GS)。
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