JP2011526684A - Copd診断 - Google Patents
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Abstract
− ヒト被験体由来の試料を供与するステップ、
− 上記試料における、カスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK−18)、ヒストン群、ヒートショックプロテイン27(HSP27)、ヒートショックプロテイン70(HSP70)および/またはヒートショックプロテイン90α(HSP90α)の量を決定するステップ、
− ccCK−18、ヒストン群、HSP27、HSP70および/またはHSP90αの量が、健康なヒト被験体におけるccCK−18、ヒストン群、HSP27、HSP70および/またはHSP90αの量と比較して増加している場合に、COPDを診断するステップ、または
− ccCK−18、ヒストン群および/またはHSP70の量が、健康なヒト被験体におけるccCK−18、ヒストン群および/またはHSP70の量と比較して減少している場合に、COPDを発症する危険性があると診断するステップ。
Description
− ヒト被験体由来の試料を供与するステップ、
− 上記試料における、カスパーゼ切断型サイトケラチン−18(caspase-cleaved cytokeratin-18)(ccCK−18)、ヒストン群(histones)、ヒートショックプロテイン27(HSP27)、ヒートショックプロテイン70(HSP70)および/またはヒートショックプロテイン90α(HSP90α)の量を決定するステップ、
− ccCK−18、ヒストン群、HSP27、HSP70および/またはHSP90αの量が、健康なヒト被験体におけるccCK−18、ヒストン群、HSP27、HSP70および/またはHSP90αの量と比較して増加している場合に、COPDを診断するステップ、または
− ccCK−18、ヒストン群および/またはHSP70の量が、健康なヒト被験体におけるccCK−18、ヒストン群および/またはHSP70の量と比較して減少している場合に、COPDを発症する危険性があると診断するステップ。
− COPDに罹患しているヒト被験体由来の試料を供与するステップ、
− 上記試料における、カスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK-18)、ヒストン群、ヒートショックプロテイン27(HSP27)および/またはヒートショックプロテイン70(HSP70)の量を決定するステップ、
− COPDステージIII/IVに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたccCK−18、ヒストン群および/またはHSP27の量と比較して、ccCK−18、ヒストン群、および/またはHSP27の量が減少している場合、および/またはCOPDステージIII/IVに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたHSP70の量と比較して、HSP70の量が増加している場合に、COPDステージI/IIであると診断するステップ、または、
− COPDステージI/IIに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたccCK−18、ヒストン群および/またはHSP27の量と比較して、ccCK−18、ヒストン群、および/またはHSP27の量が増加している場合、および/またはCOPDステージI/IIに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたHSP70の量と比較して、HSP70の量が減少している場合に、COPDステージIII/IVであると診断するステップ。
− ヒト被験体由来の試料を供与するステップ、
− 上記試料におけるカスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK-18)、ヒストン群、ヒートショックプロテイン27(HSP27)および/またはヒートショックプロテイン70(HSP70)の量を決定するステップ、
− 上記ヒト被験体の試料におけるccCK−18、ヒストン群、HSP27および/またはHSP70の量を、上記ヒト被験体の初期の試料において決定された上記ヒト被験体由来の試料におけるccCK−18、ヒストン群、HSP27および/またはHSP70の量と比較するステップ。
図9は、喫煙している試験群においてCOPDを診断するための、HSP27およびHSP70の感度および特異性を表している受信者動作特性(ROC)曲線を示している。
実施例1:
材料および方法:
患者
総数64名の患者を、この場合の対照試験に含んだ。有志で構成された健康な被験者(n=15)、COPDを有していない喫煙者(n=14)、軽度から中等度のCOPDを有している患者(n=19)および重度または極めて重度のCOPDを有している患者(n=16)を、4つの試験群において評価した。患者の特徴を表1に示す。
M30-Apoptosense ELISA(Peviva, Sweden)を用いて、サイトケラチン−18の新たなエピトープM30のレベルを試料において測定した。つまり、このELISAは、抗体、すなわちアポトーシスによって誘導されるサイトケラチン−18の切断後に露呈する新たなエピトープを認識する抗体を用いる。製造業者によると、M30抗原レベルは、リッターあたりの単位(U/L)にて測定し得る。すなわち、1U/Lは、M30認識モチーフの合成されたペプチドの1.24pmolに相当する。ELISAの感度を、25U/Lであると定めた。試験内および試験間の再現性は<10%であった。試料のOD値を標準希釈物のOD値と比較することによって、血清濃度を算出した。
ヒストン−DNA複合体の血清含有量を定量するために、市販のELISAキットを用いた(Roche Applied Science, Germany)。96ウェルマイクロタイトレーションプレートにおいて、ビオチン共役型マウスモノクローナル抗ヒストン抗体(クローンH11−4)およびペルオキシダーゼ共役型マウスモノクローナル抗DNA抗体(クローンMCA−33)と共に、試料を、室温にて2時間にわたってインキュベートした。ウェルを洗浄した後に、ABTS溶液をそれぞれのウェルに加えた。十分な着色が達成されるまで酵素反応をモニタリングし、そしてプレートを405nmにて読み取った。試料ウェルの平均からブランクウェルのOD値を減じることによって、OD値を算出した。
市販の酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)(BenderMedSystems, Austria)を、血清試料における可溶性のカスペース−1/ICEの血清含有量を決定するために用いた。ヒトICEに対するモノクローナル抗体を用いて前もって表面を覆ったマイクロタイトレーションプレートを、試料材料または希釈した標準濃度(400pg/ml〜6.25pg/ml、7段階希釈)と共に、室温にて1.5時間にわたってインキュベートした。プレートを、洗浄バッファーを用いて3回洗浄し、そしてポリクローナルウサギICE抗血清を30分間にわたって加えた。さらなる洗浄ステップ後に、西洋わさびペルオキシダーゼ共役型を30分間適用した。ウェルを洗浄し、そして、TMB基質溶液を、酵素活性を検出するために用いた。硫酸(2N)を用いて反応を停止した。プレートを、Wallac Multilabel counter 1420(PerkinElmer, USA)にて450nmにて読み取った。試料の光学濃度(OD)値を既知の濃度の標準物質のODと比較することによって、濃度を算出した。
我々の試料におけるインターロイキン−1受容体4/ST2(ST2)の血清含有量を決定するために、市販の酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)(R&D Systems, USA)を用いた。マイクロタイトレーションプレートは、ヒトST2に対する捕捉抗体を用いて前もって表面を覆った。プレートを、その後洗浄し、そしてブロッキングした。試料および標準希釈物(2000pg/ml〜31.25pg/ml)を、室温にてインキュベートした。ビオチン化ヤギ抗ヒトIL−1 R4抗体を検出のために用いた。西洋わさびペルオキシダーゼに対して共役したストレプトアビジンの添加後に、TMB基質溶液を酵素活性の検出のために用いた。硫酸(1N)を用いて反応を停止した。プレートを、Wallac Multilabel counter 1420(PerkinElmer, USA)にて、450nmにて読み取った。試料の光学濃度(OD)値を既知の濃度の標準物質のODと比較することによって、濃度を算出した。
全血の遠心分離後に取得された血清試料におけるインターロイキン−10(IL−10)のレベルを定量化するために、ELISA技術(BenderMedSystems, Austria)を用いた。96ウェルプレートを、特異抗原に対するモノクローナル抗体を用いて表面を覆い、そして4℃にて一晩インキュベートした。洗浄ステップ後に、プレートを、試験バッファーを用いて2時間にわたってブロッキングした。さらなる洗浄ステップの後に、試料および規定された抗原濃度を有する標準物質を、製造業者によって記載されているようにインキュベートした。プレートを、その後洗浄し、そして酵素連結型ポリクローナル抗体を用いてインキュベートした。適切な時間のインキュベーションおよびさらなる洗浄ステップの後に、TMB基質溶液を適用した。その後、Wallac Multilabel counter 1420(PerkinElmer, USA)を用いて着色をモニタリングした。得られたO.D.値を、既知の濃度の抗原を有している標準物質のO.D.値から算出した標準曲線と比較した。
全ての結果を算出するために、SPSSソフトウェア(SPSS Inc., USA)を用いた。p値<0.05を、統計的に有意であると考えた。マン−ホイットニーU検定(Mann-Whitney-U-Test)を用いて、グループ間のペアワイズ比較を行った。スピアマン相関係数(Spearman-Correlation-Coefficient)を用いて相関関係を算出した。結果を、複数の試験に対して補正しなかった。
アポトーシス誘導性のカスパーゼ切断型サイトケラチン−18は、COPDを有している患者において増加していた
健康な喫煙者(119.67U/L[93.85〜145.49])の血清含有量と比較して、COPD I&IIを有している患者(294.96U/L[87.81〜502.11],p=0.008)およびCOPD III&IVを有している患者(464.86U/L[79.69〜850.03],p=0.001)における新たなエピトープM30の上昇した血清レベルが示された。健康な対照群は、M30のレベルのわずかな上昇を示したが(284.08U/L[64.26〜503.90])、この違いは統計的に有意ではなかった(図1)。
COPD III&IVを有している患者における平均OD値を、0.43[0.26〜0.60]であると決定した。このレベルは、健康な対照群の血清におけるヒストンのレベル(0.27[0.12〜0.42],p=0.037)およびCOPDを有していない喫煙者におけるヒストンのレベル(0.26[0.08〜0.45],p=0.022)に対して統計的に有意に違っていた。COPD I&IIを有している患者は、血清のヒストン関連DNA断片のレベルが上昇していた(0.40[0.22〜0.59])、しかし他の群と比較して統計的な効果はなかった(図2)。
血清試料におけるICEの濃度は、健康な対照群に関して84.86pg/ml([64.85〜104.87],95%信頼区間[CI])であり、COPDを有していない喫煙者に関して102.76pg/ml[56.59〜148.93]であった。COPD GOLDステージ I&IIを有している患者は、114.56pg/ml[78.98〜150.14]の中程度に高い平均含有量を示し、そして、COPD III&IVを有している患者は、COPD I&IIと比較して、111.87pg/ml[82.21〜141.53]の平均血清レベルを有していた。いずれの群間にも有意な違いは無かった(図3)。
健康な喫煙者の血清含有量(94.01pg/ml[11.57〜176.46])と比較して、COPD I&IIを有している患者におけるST2の血清レベルの上昇を示すことができた(251.80pg/ml[45.74〜457.85],p=0.031)。全ての他の群の比較は、有意な違いを示さなかった;健康な対照群(99.86pg/ml[41.86〜157.86]),COPD III&IV(127.24pg/ml[51.72〜202.75])(図4)。
血清試料におけるIL−10の濃度は、健康な対照群に関して8.84pg/ml([−6.14〜23.81])であり、COPDを有していない喫煙者に関して10.25pg/ml[−3.84〜24.34]であった。COPD GOLDステージI&IIを有している患者は、11.57pg/ml[−8.49〜31.62]の含有量を示し、そしてCOPD III&IVを有している患者は、0.63pg/ml[−0.71〜1.97]のより低い平均血清レベルを有していた。いずれの群間にも有意な違いは無かった(図5)。
慢性閉塞性肺疾患は、肺の組織の慢性的な炎症および他の臓器系の付随する疾患によって特徴付けられる。この過程は、長年の喫煙を通じて主に引き起こされると考えられる。パックイヤー(pack-years)の数と、炎症誘発性カスペース−1 ICE(ICE)の血清濃度との間の強い相関関係を示すことができた。これは、全身性の炎症反応における喫煙習慣の直接の影響を示唆している(図6A)。アポトーシス特異的な可溶性のccCK−18およびヒストン関連DNA断片(ヒストン群)の上昇したレベルを、COPD GOLD I&IIおよびGOLD III&IVを有している患者において見出すことができた(図1、2)。生物活性タンパク質ICEの血清含有量は、ヒストン群のレベルと有意に相関していた(図6B)。アポトーシスを起こしている細胞において、エンドヌクレオソーム活性は、DNAの切断をもたらし、そして、細胞核に対して付着されていない、長いクロマチン断片、H1リッチな短いオリゴヌクレオソームおよびモノヌクレオソーム(ヒストン群と称される)を生成する。アポトーシス特異的なヒストン−DNA複合体の放出は、免疫活性化に起因した恒常的な再構築の結果であると考えられる。
材料および方法
患者
この実施例において用いられた患者のプールは、実施例1において用いられた患者のプールと同じであった。
HSP27、HSP60、およびHSP70のレベルを、細胞内のHSPの定量化に適した酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)キット(Duoset IC; R&D Systems, USA)を用いて決定した。96ウェルマイクロタイタープレートを、1μg/mlの濃度における捕捉抗体を用いて、4℃にて一晩、表面を覆った。プレートのブロッキングの後に、異なる濃度における血清試料および標準タンパク質をウェルに添加した。洗浄ステップの後に、ビオチン標識された抗体を、それぞれのウェルに添加し、そして1時間にわたってインキュベートした。プレートを洗浄し、そしてストレプトアビジン−HRPを添加した。着色反応をテトラメチルベンジジン(TMB; Sigma, USA)を用いて達成し、そして酸停止溶液によって停止した。光学濃度をELISAリーダーにおいて450nmにて測定した。
HSP90αの血清レベルを、市販の既製のELISAキット(Stressgen, USA)を用いて測定した。つまり、抗ヒトHSP90抗体を用いて前もって表面を覆った96ウェルマイクロタイタープレートにおいて、血清試料および標準物質をインキュベートした。洗浄ステップ後に、抗HSP90:HRP共役型抗体を添加し、そしてプレートを24時間にわたってインキュベートした。プレートを洗浄し、そしてTMB基質を加えた。着色を酸停止溶液によって停止し、そして光学濃度を450nmにて決定した。それぞれの試料におけるタンパク質の量を、既知のレベルのHSP90に関して作成した光学濃度値の標準曲線に従って算出した。ELISAの感度は、50pg/mlであると決定した;製造業者によって試験間のばらつきは10%より小さいと述べられている。
マイクロタイタープレートを、20Sプロテアソームのα6−サブユニットに対するモノクローナル抗体(Biomol, USA)を用いて、4℃にて一晩インキュベートした。プレートを洗浄し、そしてリン酸緩衝生理食塩水における1%BSAを用いて、1時間にわたってブロッキングした。血清試料および異なる濃度の標準タンパク質(Biomol)を添加し、その後、プレートを密封し、そして4℃にて24時間にわたってインキュベートした。検出抗体として、20Sプロテアソームα/βサブユニットに対するウサギポリクローナル抗体(Biomol)を添加した;そして洗浄ステップの後で、ペルオキシダーゼ標識されたロバ抗ウサギIgG(Jackson ImmunoResearch, United Kingdom)を用いて、さらに2時間にわたってプレートをインキュベートした。テトラメチルベンジジンは、着色基質として働いた。1N硫酸を添加することによって反応を停止した。プレートを、Wallac Multilabel counter 1420(PerkinElmer, USA)を用いて450nmにて読み取った。
IL−6の血清レベルを、市販のELISAキット(BenderMedSystems, Austria)を用いて決定した。検定を、製造業者の指示に従って実施した。プレートを、ELISAリーダーにおいて450nmにて読み取り、そして、試料の光学濃度値を、既知のIL−6濃度の光学濃度値と比較することによってIL−6含有量を算出した。
全ての結果を算出するために、SPSSソフトウェア(SPSS Inc., USA)を用いた。p値<0.05を、統計的に有意であると考えた。マン−ホイットニーU検定を用いて、グループ間でペアワイズ比較を行った。スピアマン相関係数を用いて相関関係を算出した。
HSP27
HSP27の血清レベルは、健康な対照群において2042.57pg/ml[1599.58〜2485.57](平均値[95%信頼区間])、健康な喫煙者において2199.64[1641.52〜2757.75]、COPD GOLD I−IIにおいて2862.62[2280.49〜3444.74]、およびCOPD GOLD III−IVにおいて3717.58[3079.35〜4355.81]であった。健康な対照群とCOPD I−IIとの間(p=0.025)、健康な対照群とCOPD III−IVとの間(p<0.001)、健康な喫煙者とCOPD III−IVとの間(p=0.001)、およびCOPD I−IIとCOPD III−IVとの間(p<0.001)には、統計的に有意な違いが見出された(図7a)。
HSP60の血清レベルは、健康な対照群において1836.69pg/ml[153.30〜3520.08]、健康な喫煙者において4378.40[−3851.48〜12608.28]、COPD GOLD I−IIにおいて3497.42[−1561.38〜8556.23]、およびCOPD GOLD III−IVにおいて531.81[132.57〜931.05]であった。群間に統計的に有意な違いは見出されなかった(図7b)。
HSP70の血清レベルは、健康な対照群において140.50pg/ml[67.97〜213.04]、健康な喫煙者において108.50[43.30〜173.69]、COPD GOLD I−IIにおいて454.29[327.05〜581.52]、およびCOPD GOLD III−IVにおいて437.92[143.41〜732.42]であった。健康な対照群とCOPD I−IIとの間(p<0.001)、健康な対照群とCOPD III−IVとの間(p=0.009)、健康な喫煙者とCOPD I−IIとの間(p<0.001)、および健康な喫煙者とCOPD III−IVとの間(p<0.001)において統計的に有意な違いが見出された(図7c)。
HSP90αの血清レベルは、健康な対照群において13133.78pg/ml[9791.40〜16476.15]、健康な喫煙者において12827.91[10838.21〜14817.62]、COPD GOLD I−IIにおいて17884.50[13307.14〜22461.85]、およびCOPD GOLD III−IVにおいて17273.02[12573.96〜21972.08]であった。健康な対照群とCOPD I−IIとの間(p=0.025)、および健康な対照群とCOPD III−IVとの間(p=0.049)において統計的に有意な違いが見出された(図7d)。
20Sプロテアソームの血清レベルは、健康な対照群において194.78ng/ml[164.94〜224.62]、健康な喫煙者において188.25[159.26〜217.25]、COPD GOLD I−IIにおいて172.33[133.78〜210.88]、およびCOPD GOLD III−IVにおいて187.50[145.54〜229.46]であった。群間に統計的に有意な違いは見出されなかった(図7e)。
IL−6の血清レベルは、健康な対照群において5.18pg/ml[0.17〜10.19]、健康な喫煙者において1.65[−0.11〜3.42]、COPD GOLD I−IIにおいて7.14[1.19〜13.09]、およびCOPD GOLD III−IVにおいて2.99[0.99〜5.00]であった。健康な喫煙者とCOPD I−IIとの間に統計的に有意な違いが見出された(p=0.017)。
HSP、FEV1%VCおよびIL−6間の相関を図8a〜8dに示す。健康な喫煙者およびCOPDを有している患者のみを含む一変量ロジスティック回帰モデルにおいて、HSP27は、受信者動作特性(ROC)曲線における曲線下面積(AUC)が0.763(0.624〜0.902:95%Cl;p=0.004)であり、そしてHSP70は、AUCが0.885(0.786〜0.983:95%Cl;p<0.001)であった。全ての他の変数は、一変量ロジスティック回帰検定によってもたらされる有意な結果を示さなかった(図9)。
慢性閉塞性肺疾患に罹患している患者は、気管支の気道、末梢の気道、および肺の実質の進行性の炎症を提示している。肺の生検は、自然免疫系および獲得免疫系の一部としての好中球、マクロファージ、およびリンパ球による、末梢気管支組織の広範囲の浸潤を明らかにした。これらの細胞の活性化は、肺の組織の再構築を引き起こすと信じられている。組織の再構築のゆっくりとした進行過程には、かなりの量の細胞の破壊が付随して起こる。COPDにおいて、好中球および細胞傷害性T細胞を含む両方の内因性の因子は、タバコの煙のような外因的な刺激と同様に、組織の破壊の一因となると考えられる。しかし、喫煙の停止によって、炎症性の反応の機能的な障害は変らない。
Claims (15)
- ヒト被験体における慢性閉塞性肺疾患(COPD)またはヒト被験体がCOPDを発症する危険性を診断するための方法であり、以下のステップを包含している方法:
− ヒト被験体由来の試料を供与するステップ、
− 上記試料における、カスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK−18)、ヒストン群、ヒートショックプロテイン27(HSP27)、ヒートショックプロテイン70(HSP70)および/またはヒートショックプロテイン90α(HSP90α)の量を決定するステップ、
− ccCK−18、ヒストン群、HSP27、HSP70および/またはHSP90αの量が、健康なヒト被験体におけるccCK−18、ヒストン群、HSP27、HSP70および/またはHSP90αの量と比較して増加している場合に、COPDを診断するステップ、または
− ccCK−18、ヒストン群および/またはHSP70の量が、健康なヒト被験体におけるccCK−18、ヒストン群および/またはHSP70の量と比較して減少している場合に、COPDを発症する危険性があると診断するステップ。 - さらにインターロイキン−1受容体4(ST2)の量が決定され、
この場合、ST2の量が、健康なヒト被験体におけるST2の量と比較して増加しているときに、COPDであると診断されるか、または
ST2の量が、健康なヒト被験体におけるST2の量と比較して減少しているときに、COPDを発症する危険性があると診断されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 上記試料は、血液、血清または血漿であることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
- 酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)およびウエスタンブロットからなる群から選択される免疫学的検定によって、インターロイキン−1受容体4(ST2)、カスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK−18)、ヒストン群、ヒートショックプロテイン27(HSP27)、ヒートショックプロテイン70(HSP70)および/またはヒートショックプロテイン90α(HSP90α)の量が決定されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 健康なヒト被験体の血液試料におけるインターロイキン−1受容体4(ST2)の量が、好ましくは50〜150pg/ml、好ましくは60〜140pg/ml、より好ましくは70〜130pg/mlの範囲であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
- サイトケラチン−18の新たなエピトープM30として測定される、健康なヒト被験体の血液試料におけるカスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK−18)の量が、200〜350U/l、好ましくは200〜330U/l、より好ましくは250〜300U/lの範囲であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
- 健康なヒト被験体の血液試料におけるヒストン群の量が、COPDに罹患しているヒト被験体の血液試料におけるヒストン群の量よりも、20〜50%少ない、好ましくは25〜40%少ないことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
- 健康なヒト被験体の血液試料におけるヒートショックプロテイン27(HSP27)の量が、1500〜2000pg/ml、好ましくは1600〜2400pg/ml、より好ましくは1700〜2300pg/mlの範囲であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
- 健康なヒト被験体の血液試料におけるヒートショックプロテイン70(HSP70)の量が、50〜200pg/ml、好ましくは70〜190pg/ml、より好ましくは80〜180pg/mlの範囲であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
- 健康なヒト被験体の血液試料におけるヒートショックプロテイン90α(HSP90α)の量が、10,000〜15,000pg/ml、好ましくは11,000〜14,500pg/ml、より好ましくは12,000〜14,000pg/mlの範囲であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
- 試料におけるインターロイキン−1受容体4(ST2)、カスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK−18)、ヒストン群、HSP27、HSP70および/またはHSP90αの量が、健康なヒト被験体におけるST2、ccCK−18、ヒストン群、HSPO27、HSP70および/またはHSP90αの量と比較して、少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%増加している場合に、COPDであると診断されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
- 試料におけるインターロイキン−1受容体4(ST2)、カスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK−18)、ヒストン群、HSP27、HSP70および/またはHSP90αの量が、健康な被験体におけるST2、ccCK−18、ヒストン群、HSP27、HSP70および/またはHSP90αの量と比較して、少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%減少している場合に、COPDを発症する危険性があると診断されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法
- ヒト被験体において、COPDステージI/IIとCOPDステージIII/IVとを識別するための方法であり、下記のステップを包含している方法:
− COPDに罹患しているヒト被験体由来の試料を供与するステップ、
− 上記試料における、カスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK-18)、ヒストン群、ヒートショックプロテイン27(HSP27)および/またはヒートショックプロテイン70(HSP70)の量を決定するステップ、
− COPDステージIII/IVに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたccCK−18、ヒストン群および/またはHSP27の量と比較して、ccCK−18、ヒストン群、および/またはHSP27の量が減少している場合、および/またはCOPDステージIII/IVに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたHSP70の量と比較して、HSP70の量が増加している場合に、COPDステージI/IIであると診断するステップ、または、
− COPDステージI/IIに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたccCK−18、ヒストン群および/またはHSP27の量と比較して、ccCK−18、ヒストン群および/またはHSP27の量が増加している場合、および/またはCOPDステージI/IIに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたHSP70の量と比較して、HSP70の量が減少している場合に、COPDステージIII/IVであると診断するステップ。 - さらにインターロイキン−1受容体4(ST2)の量が決定され、
この場合、ST2の量が、COPDステージIII/IVに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたST2の量と比較して増加しているときに、COPDステージI/IIであると診断されるか、または
ST2の量が、COPDステージI/IIに罹患しているヒト被験体由来の試料において決定されたST2の量と比較して減少しているときに、COPDステージIII/IVであると診断されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。 - ヒト被験体における慢性閉塞性肺疾患(COPD)の進行をモニタリングするための方法であり、以下のステップを包含している方法:
− ヒト被験体由来の試料を供与するステップ、
− 上記試料におけるカスパーゼ切断型サイトケラチン−18(ccCK-18)、ヒストン群、ヒートショックプロテイン27(HSP27)および/またはヒートショックプロテイン70(HSP70)の量を決定するステップ、
− 上記ヒト被験体の上記試料におけるccCK−18、ヒストン群、HSP27および/またはHSP70の量を、上記ヒト被験体の初期の試料において決定された上記ヒト被験体由来の試料におけるccCK−18、ヒストン群、HSP27および/またはHSP70の量と比較するステップ。
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