JP2011526484A - 無機触媒を用いる炭水化物含有材料の分解 - Google Patents

無機触媒を用いる炭水化物含有材料の分解 Download PDF

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Abstract

本発明は炭水化物含有材料を無機触媒で解重合する方法であって、a.所定のモノマーまたはオリゴマー構成単位を炭水化物含有材料から放つために、炭水化物含有材料を無機触媒で処理すること;b.工程aで生成された所定のモノマーまたはオリゴマー構成単位を炭水化物含有材料の残りから分離することの工程を含む方法に関する。好ましくは、工程aで用いられる無機触媒はテクトシリケート、フィロシリケートまたはハイドロタルサイト、より好ましくはゼオライトまたはベントナイトを含む。炭水化物含有材料はLCBをさらに含むのが好ましく、所定のモノマーまたはオリゴマー構成単位はグルコース、キシロース、アラビノースおよびそれらのオリゴマーであるのが好ましい。本発明の他の側面は溶解促進剤を無機触媒と組み合わせて用いることである。
【選択図】なし

Description

本発明は、炭水化物含有材料を無機触媒で処理する方法に関する。
再生可能資源からの化学構成単位のバイオ製造は世界的な化石石油化学原料の不足の結果ますます重要になってきている。化学製品のバイオ製造に好ましい出発材料は再生可能な植物バイオマスからのものである。
天然の炭水化物含有材料は「バイオマス」と一般に呼ばれる生体高分子のグループにおける最も重要な代表例である。植物の光合成による年間世界生産は1.3×10トンと見積もられる。
バイオ製品の現在の製造法は、主に油、糖およびデンプンのような食物および動物飼料産業からの基質に基づく。第1世代原料の大部分は化学組成が明確に規定され、構造的な複雑性は低い。これらの基質はさらに比較的高純度で得られ、不純物はほんの少量である。それらの利用は技術的および商業的に魅力的であるが、生物化学的方法に第1世代原料を用いることは食品産業の絶えず増加する世界的需要との厳しい競合状態にあるので、それらを大規模で継続利用することは保証されない。
上記の第1世代原料に代わる基質は木材および木材関連廃棄物、トウモロコシおよび小麦のわら、草本作物のような森林および農業分野からの残留物並びに都市固形廃棄物である。これらは主にセルロース、ヘミセルロースおよびリグニンからなり、リグノセルロースバイオマス(LCB)と呼ばれる。これらの代替基質は食糧として用いることができない植物材料である。
LCBはその複雑な化学的および構造的組成の点で生物学的第1世代原料とは異なる。LCBの主成分はセルロース(約35〜50重量%)、ヘミセルロース(約20〜35重量%)およびリグニン(約10〜25重量%)のような高分子物質である。セルロースは、上記のいずれもが植物世界において広範囲に分布し且つ他の構成物質と共に通常生じるβ−1,4−グリコシド結合グリコースモノマーからなる多糖類に関係する。天然のセルロースは約8,000〜12,000グルコース単位からなり、1.3〜2.0百万の相対分子量に相当する。精製されたセルロースは水および大部分の有機溶媒に不溶性の無色物質である。セルロースは決して個別の鎖としては生じず、むしろ平行に並んだ多数の鎖ミクロフィブリルの結晶質凝集体として常に生じる。
炭水化物含有材料に基づく有用な化学物質および構成単位を製造するためには、(i)それらを十分な純度で製造すること、および(ii)費用効果の高い方法で製造することが重要である。
商業的に有用な生成物は炭水化物含有材料から一般に製造することができる。解重合生成物は、例えば化学合成およびバイオテクノロジー変換における、さらなる生成物の製造のための原料として役立ち、化学、化粧品または医薬産業および食品産業において用いられる。
特に、セルロースのような炭水化物含有材料からの解重合によって得られるグルコースは、ソルビトール、ラクテートおよびエタノールのような高品質の化学中間生成物の製造用の多用途出発材料である。キシロースおよびアラビノースのようなヘミセルロース部分から得られるペント−ス糖はキシリトールおよびアラビトールのような高品質糖アルコール用出発材料として役立つ。
セルロースの天然構造はセルロースの解重合に対して高い抵抗性をもたらす。このことは、化学的解重合および酵素学的解重合の両方、並びに微生物解重合に当てはまる。
酵素または酸は、炭水化物含有材料が解重合される多くの一般的な方法において使用される。
セルロースをグルコースへ変換する最も古い方法は、酸加水分解に基づく(Grethlein(1978),Chemical Breakdown of Cellulosic Material,J.Appl.Chem.Biotechnol.28:296−308)。この方法では、セルロースを溶解するために濃縮酸が室温で用いられる。セルロースオリゴマーをグルコースモノマーに変換するために、1%濃度の酸への希釈および1〜3時間の100〜120℃への加熱がその後行われる。この方法はグルコースが高収量で生じるが、酸の回収がこの方法の商業的な問題となっている。同様な問題はセルロース変換に有機溶媒を用いる場合に生じる。
米国特許第5,221,357号明細書および米国特許第5,536,325号明細書には、希釈酸が高温で用いられるリグノセルロース含有材料を酸加水分解してグルコースを得る2段階法が記載されている。該文献の方法において、第1段階では、ヘミセルロースが解重合されてキシロースおよび他の糖が得られ、第2段階では、セルロースが解重合されてグルコースが得られる。酸の含有率が低いため化学物質回収の商業的必要性が少なくなるものの、達成される最高グルコース含有率は低い。この文献には、使用セルロースのわずか55%であることが記載されている。
機械的および/または化学的前処理および酵素加水分解が含まれるセルロース変換法がさらに開発された。前処理の目的は、繊維構造を壊し、出発材料が加水分解工程で用いられるセルロース酵素に受け入れられやすいように改善することにある。機械的前処理には圧力、練磨、磨砕、攪拌、シュレッディング、圧縮/膨張または他の機械的作用の使用が一般に含まれる。機械的前処理としては、熱、しばしば蒸気、酸、灰汁および溶媒の使用が通常挙げられる。前処理と酵素加水分解のこの組み合わせは高コストであり、これまで商業的に競争力がなかった。
特開2006−129735号公報では、一般に100℃より高く、300℃より低い温度で炭素触媒を加えたセルロース含有材料を、触媒解重合法を用いてグルコースに変換する。
米国特許第5,221,357号明細書 米国特許第5,536,325号明細書 特開2006−129735号公報
ジャーナル・オブ・アプライド・ケミストリー・アンド・バイオテクノロジー(J.Appl.Chem.Biotechnol.),1978年,第28巻,pp.296−308
本発明の技術的な目的は、従って、炭水化物含有材料を高濃度でかつ穏やかな反応条件でより短い鎖並びにモノマーおよびオリゴマー炭水化物に解重合するための、商業的に魅力的でかつ環境に配慮した方法を開発することである。
特に、技術的な課題は、従来技術の不利な点および欠点を回避することになる、LCBから有用な化学構成単位を生成する方法を提供することにある。
本発明は、LCBのようなポリマーまたはオリゴマー炭水化物含有材料からなる基本的化学物質または化学構成単位を生成する方法に関する。本方法では、炭水化物含有材料を無機触媒、好ましくはテクトシリケート、フィロシリケートまたはハイドロタルサイトと溶媒系中で接触させて、可溶性モノマーまたはオリゴマー構成単位を炭水化物含有材料から放出させる。
従来技術から生じる問題は、炭水化物含有材料を適当な無機触媒と接触させ、より短い鎖およびモノマーおよびオリゴマー炭水化物への変換を適切な溶媒系および穏やかな周囲条件で行う本発明によって解消される。
第1の側面では、本発明は、(a)炭水化物含有材料を無機触媒で処理すること、(b)所定のモノマーまたはオリゴマー構成単位を触媒によって高分子量炭水化物含有材料から放出させること;および(c)工程(b)で生成された所定のモノマーまたはオリゴマー構成単位を炭水化物含有材料の残りから分離すること、の各工程を含む、炭水化物含有材料の触媒処理法を提供する。
本発明の1つの利点は、炭水化物含有材料の解重合に高価な酵素を必要としないことである。
さらに好ましい側面および態様については以下に記載する。
本発明による方法の第1工程では、所定のモノマーまたはオリゴマー構成単位を炭水化物含有材料から放出させるために炭水化物含有材料を無機触媒で処理する。
「炭水化物含有材料」という用語には、炭水化物を含有する純粋な物質、各種炭水化物の混合物、並びに炭水化物を含有する物質の複合混合物が含まれる。炭水化物含有材料にはさらに、限定されないが、森林および農業および食品処理産業からの廃棄物並びに都市廃棄物が含まれる。特に、「リグノセルロースバイオマス」すなわち「LCB」は炭水化物含有材料の範囲に入る。これには、セルロース、ヘミセルロースおよびリグニンを含む炭水化物含有材料が含まれる。LBCの不溶性部分はかなりの量の高分子物質、例えばセルロース、キシラン、マンナンおよびガラクタンを含有する。それはさらに、リグニン、アラビノキシラン、グルコロノキシラン、グルコマンナンおよびキシログルカンのような高分子物質を含有する。
農業からのLCBには、限定されないが、小麦のわら、トウモロコシのわら、反芻動物からの排出物、糖圧縮ケーク、糖ビートパルプおよび草本材料、例えば大麦の草、Sericea Lespedeua Seralaおよびスーダングラスが含まれる。森林からの廃棄物の形のLCBには、限定されないが、樹皮、ウッドチップおよび木材切断くずが含まれる。食品産業からの原料の形のLCBには、限定されないが、果物パルプ、リュウゼツラン残留物、コーヒーかすおよび油圧搾廃棄物、例えばナタネ圧搾ケークおよび圧搾廃水が含まれる。パルプおよび製紙産業からの原料の形のLCBには、限定されないが、パルプおよび製紙工場廃水が含まれる。都市廃棄物からの原料の形のLCBには、限定されないが、紙廃棄物、野菜残渣および果物残渣が含まれる。
本発明の好ましい態様では、炭水化物含有材料には、セルロースおよび/またはへミセルロース、特に1種以上のLCBを含有する材料が含まれる。
炭水化物含有材料は触媒での本発明の処理の前に微粉砕してもよい。
無機触媒は、好ましくは不純物イオンでドープされたシリケートまたはクレーであることが好ましい。
本発明で用いる「テクトシリケート」という用語には、本技術分野における当業者に公知のどのようなテクトシリケート、特にどのようなゼオライトも含まれる。多くのテクトシリケート、特にゼオライトの考えられる構造および例は、例えば、Wibergによる“Holleman−Wiberg,Lehrbuch der Anorganischen Chemie” 91−100版,Walter de Gruyter & Co.,1985,ISBN3−11−007511−3,pp.776−778で説明されている。ゼオライトおよびそれらの代表は、“Rompp−Lexikon Chemie”J.Falbe,M.Regitz編集,10版,1999,Georg Thieme Verlag,ISBN3−13−107830−8,p.5053ffでさらに説明されている。
特に、「テクトシリケート」という用語には、二酸化ケイ素の網状構造においてケイ素原子が部分的に他の原子、特にアルミニウムに入れ代わっている全ての化合物が含まれる。テクトシリケートのケイ素の、好ましくは少なくとも1%、好ましくは少なくとも5%、より好ましくは少なくとも8%、より好ましくは少なくとも12%がアルミニウム原子に入れ代わっている。さらに、テクトシリケート、特にゼオライトは、空洞および/または空洞を少なくとも部分的に互いにつなぐ溝を有していてもよく、ここで、空洞の直径は例えば350〜1300pmであり、溝の直径は例えば180〜800pmである。特に、1種以上のテクトシリケートには1種以上のゼオライトまたはゼオライトとさらなるテクトシリケートとの混合物が含まれていてもよい。
特に、無機触媒は、例えば任意の他のテクトシリケートに加えて、1種以上のゼオライトを含んでいてもよく、あるいはこれらからなっていてもよい。好ましい態様では、無機触媒には、繊維ゼオライト、リーフゼオライト、キュービックゼオライト、MFI構造タイプのゼオライト、ゼオライトA、ゼオライトX、ゼオライトYおよびそれらの混合物よりなる群から選択される1種以上のゼオライトが含まれる。例えば、繊維ゼオライトには、とりわけ、ナトロライト、ローモンタイト、モルデン沸石、トムソン沸石、リーフゼオライトが含まれ、リーフゼオライトには、とりわけ、ヒューランダイト、スチルバイトが含まれ、キュービックゼオライトには、とりわけ、フォージャサイト、チャバザイトおよびグメリン沸石が含まれる。
天然のゼオライトが得られる可能性並びに合成ゼオライトの製造法は本技術分野における当業者に公知である。MFI構造を有し、Si/Al原子比が約8〜45の合成ゼオライトの製造法は、例えば国際公開第01/30697号に記載されている。
本発明で用いる「フィロシリケート」という用語には、本技術分野における当業者に公知のどのようなフィロシリケートも、特にどのようなスメクチックシリケートも含まれる。例えば、“Rompp−Lexikon Chemie”J.Falbe,M.Regitz編集,10版1998/1999,Georg Thieme Lerlag,ISBN3−13−107830−8,p.3328/3329およびp.4128を参照することができる。
特に好ましいフィロシリケートは、主な鉱物がモンモリロン石および他のモンモリロン石含有フィロシリケート並びに他のスメクチッククレー鉱物、例えばバイデライト、サポナイト、グローコナイト、ノントロナイトおよびヘクトライトであるベントナイトである。
本発明により用いられるフィロシリケートまたはベントナイトは70〜80重量%のモンモリロン石を含有するのが好ましい。特に好ましいベントナイトは酸活性化ベントナイトである。同様に特に好ましいベントナイトはアルカリ活性化ベントナイトである。
意外なことに、ベントナイトは触媒解重合に必要な濃度および温度範囲の点から公知の炭素触媒と比較して著しく改善された性質を示す。本発明の方法における解重合に必要な触媒の量も公知の炭素触媒よりも著しく少ない。
「ハイドロタルサイト」という用語は本技術分野における当業者によく知られており、合成アルミニウム/マグネシウムヒドロキシカーボネートを指す。
本発明の目的のため、無機触媒がAlの他に第3族の元素、例えばGa、BまたはInを含有するならば、好ましい態様では有利である。H、Na+、Li、K、Rb、Cs、NH4+、Mg2+、Ca2+、Sr2+およびBaを、3価構成陽イオンによって生成される過剰の陰電荷に対する対イオンとして、触媒に含有させてもよい。触媒はSiの他に第4族の元素、例えばTi、GeまたはSnをさらに含有していてもよい。
本発明の好ましい態様では、本技術分野における当業者に公知の方法を用いる前に、無機触媒は不純物イオンまたは不純物原子でドープされる。不純物イオンまたは不純物原子はそれらの塩の水性、有機または有機−水性溶液の形の湿式化学手段による触媒の塩水での含浸によって付与することができる。湿式化学処理の後は一般に約100℃で真空乾燥し、その後すぐに約400〜800℃、しかしながら、好ましくは600℃より下で、例えば0.1〜24時間焼成する。より高温でガス状である化合物を触媒上で気相から分離することで、不純物イオンはさらにまた乾式化学手段によって触媒に付与することもできる。ニッケル、コバルト、白金、パラジウム、ガリウムまたはインジウムが不純物イオンとして用いるのが好ましい。白金は特にゼオライト触媒に、ガリウムはベントナイト触媒に特に適していることが証明されている。
不純物イオンでのドーピングはシリケートまたはクレー材料の重量に基づいて0.1〜10重量%、特に好ましくは0.2〜5重量%の量で行うのが好ましい。
本発明では、活性炭は無機触媒としてみなさない。好ましい態様では、少なくとも1つのC−H結合を有する触媒を無機触媒からさらに除外する。
触媒は、粒子状で、特に好ましくは1〜100μmの粒子サイズで存在するのが好ましい。
本発明の方法では、触媒は炭水化物含有材料に対して1〜20重量%、好ましくは2〜15重量%、特に好ましくは6〜12重量%の量で用いるのが好ましい。
本発明の目的のため、解重合が低い温度および圧力で行われると有利である。温度は、好ましくは20〜400℃、特に好ましくは20〜150℃、特に好ましくは100〜140℃である。圧力は、好ましくは0〜200バール、特に好ましくは0〜5バールである。
さらに好ましい態様では、炭水化物含有材料は溶媒系中に存在する。溶媒系は1種以上の有機または無機溶媒を含むのが好ましい。そこでは、水または2〜6個の炭素原子を有するアルコールが特に好ましい。
本発明のさらに好ましい態様では、溶媒系は、洗浄剤のような可溶化剤を好ましくは含有する水性系である。さらに好ましい態様では、溶媒系は少なくとも1種の酸、特に強い無機酸、より好ましくは塩酸(HCl)または硫酸をさらに含有する。溶媒系中の酸の量は溶媒系の全量に対して、好ましくは約0.1〜5重量%、より好ましくは約0.5〜2重量%である。溶媒は炭水化物含有材料1kg当たり1〜10リットル、好ましくは2〜5リットルの量で加えるのが好ましい。
単一の無機触媒の代わりに、2種以上の無機触媒の混合物および溶媒系を用いるのも有利である。
「可溶化剤」という用語には、セルロース含有材料の液体溶媒系中における溶解性を高める全ての洗浄剤が含まれる。特に、これには非イオン、陰イオン、陽イオンおよび両性洗浄剤が含まれる。特に、好適な陰イオン洗浄剤にはアルキル(エーテル)スルフェート、例えばラウリルスルフェートまたはラウリルエーテルスルフェートが含まれる。非イオン洗浄剤には特にポリエチレンエーテルまたはポリプロピレンエーテル、例えばTween20またはTriton−X並びにトリエタノールアミンが含まれる。洗浄剤は溶媒に対して0.1〜0.5重量%の量で用いるのが好ましい。
本発明では、モノマーまたはオリゴマー構成単位が炭水化物含有材料から放出される。「モノマーまたはオリゴマー構成単位」という用語は、無機触媒を用いて炭水化物含有材料から放出されるモノマーまたはオリゴマー生成物を指す。「オリゴマー」という用語には少なくとも2および/または20以下のモノマー単位を有する化合物が含まれる。「放出する」または「解重合する」という用語は、物理的、化学的または触媒法、例えば加水分解、酸化または還元解重合並びに本技術分野における当業者に公知の別の方法による、高分子物質の可溶性モノマーまたはオリゴマー構成単位への変換を指す。
1つの好ましい態様では、工程(b)で炭水化物含有原料から放出される所定ののモノマーまたはオリゴマー構成単位は、グルコース、キシロース、アラビノースおよび/またはモノマーグルコース構成単位から構成されるオリゴマーである。
触媒での処理の後、モノマーおよび/またはオリゴマー構成単位は炭水化物含有材料の残りから分離される。例えば水を溶媒として用いるとき、これらの構成単位は溶媒に可溶性であり、そのため、可溶性構成ストーンの液体/固体分離による分離は、水性媒質中で不溶性炭水化物含有原料から行うことができる。
可溶性および不溶性成分の分離法は本技術分野における当業者に公知であり、沈降、デカンテーション、濾過、マイクロ濾過、限外濾過、遠心分離、揮発性生成物の蒸発および有機溶媒での抽出のような方法が含まれる。1つの好ましい態様では、物理的−化学的処理工程には水性溶媒、有機溶媒またはいずれかの組み合わせまたはこれらの混合物での、好ましくはエタノールまたはグリセリンでの処理が含まれる。
本発明のさらなる側面は、炭水化物含有材料の処理、特に解重合における、無機触媒、特にテクトシリケート、フィロシリケート、ハイドロタルサイトおよびそれらの混合物よりなる群から選択される無機触媒の使用に関する。
実施例を参照して本発明を以下でさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1:
1gのセルロース(AvicelPH−101;Fluka,Buchs)を、1%HClを加えまたは加えずに、無機触媒としての100mgのゼオライトWessalith DAY P(Degussa/Evonic,エッセン)および2ml希釈HOと圧力容器(5ml)中に懸濁させ、20℃で1分間攪拌した。次に、この混合物を120℃に20分間加熱した。混合物を室温に冷却した後、固体および液体相を遠心分離によって分離した。固体相中のセルロース含有率は乾燥後の重量測定で測定し、液体相中のグルコース含有率はHPLC(Aminex HPX−87C;Bio−Rad,ミュンヘン)によって測定した。グルコースの収率は触媒を加えなかった方法と比較してモル基準で35%まで増加した。
実施例2:
10gのセルロース(AvicelPH−101;Fluka,Buchs)を、1%HClを加えまたは加えずに、酸で脱アルミニウム化したベントナイト(Tonsil Supreme 110F,Sud−Chemie,ミュンヘン)および20ml希釈HOと圧力容器(5ml)中に懸濁させ、20℃で1分間攪拌した。次に、この混合物を135℃に20分間加熱した。混合物を室温に冷却した後、固体および液体相を遠心分離によって分離した。固体相中のセルロース含有率は乾燥後の重量測定で測定し、グルコース含有率はHPLC(Aminex HPX−87C;Bio−Rad,ミュンヘン)によって測定した。液体相中のグルコースの収率は触媒を加えなかった方法と比較してモル基準で27%まで増加した。
実施例3:
1gのゼオライトWessalith DAY P(Degussa/Evonic,エッセン)を100mgのPTCl(Sigma Aldrich,ミュンヘン)とビブロミル中で2時間にわたって激しく混合した。その後、混合物を550℃の温度で焼成した。加熱温度は10K/分であった。1gのセルロース(AvicelPH−101;Fluka,Buchs)を、1%HClを加えまたは加えずに、上記のようにドープした100mgのゼオライトおよび2ml希釈HOと圧力容器(5ml)中に懸濁させ、20℃で1分間攪拌した。次に、この混合物を100℃に20分間加熱した。混合物を室温に冷却した後、固体および液体相を遠心分離によって分離した。固体相中のセルロース含有率は乾燥後の重量測定で測定し、グルコース含有率はHPLC(Aminex HPX−87C;Bio−Rad,ミュンヘン)によって測定した。液体相中のグルコースの収率は触媒を加えなかった方法と比較してモル基準で56%まで増加した。
実施例4:
酸で脱アルミニウム化したベントナイト(Tonsil Supreme 110F,Sud−Chemie,ミュンヘン)1gに、20μlの25%濃度硫酸ガリウム溶液を噴霧した。含浸ベントナイトを120℃で24時間乾燥させた。1gのセルロース(AvicelPH−101;Fluka,Buchs)を、1%HClを加えまたは加えずに、上記のようにGa置換されたベントナイト100mgおよび2ml希釈HOと圧力容器(5ml)中に懸濁させ、20℃で1分間攪拌した。次に、この混合物を110℃に20分間加熱した。混合物を室温に冷却した後、固体および液体相を遠心分離によって分離した。固体相中のセルロース含有率は乾燥後の重量測定で測定し、グルコース含有率はHPLC(Aminex HPX−87C;Bio−Rad,ミュンヘン)によって測定した。液体相中のグルコースの収率は触媒を加えなかった方法と比較してモル基準で75%まで増加した。
実施例5:
実施例4からのベントナイト100mgを、1gのセルロース(AvicelPH−101;Fluka,Buchs)、および洗浄剤(0.25%Triton−X 100)を含有する希釈HO2mlと圧力容器(5ml)中に懸濁させ、20℃で1分間攪拌した。次に、この混合物を110℃に20分間加熱した。混合物を室温に冷却した後、固体および液体相を遠心分離によって分離した。固体相中のセルロース含有率は乾燥後の重量測定で測定し、グルコース含有率はHPLC(Aminex HPX−87C;Bio−Rad,ミュンヘン)によって測定した。液体相中のグルコースの収率は洗浄剤を加えなかった方法と比較してモル基準で50%まで増加した。
実施例6:
10gのセルロース(AvicelPH−101;Fluka,Buchs)を、1gの酸性ベントナイト(Tonsil Supreme 110F,Sud−Chemie,ミュンヘン)および1%(w/w)HSOを含む希釈HO20mlと圧力容器中に懸濁させ、20℃で1分間攪拌した。次に、この混合物を135℃に20分間加熱した。混合物を室温に冷却した後、固体および液体相を遠心分離によって分離した。固体相中のセルロース含有率は乾燥後の重量測定で測定し、グルコース含有率はHPLC(Aminex HPX−87C;Bio−Rad,ミュンヘン)によって測定した。液体相中のグルコースの収率は触媒を加えなかった方法と比較してモル基準で22%まで増加した。

Claims (10)

  1. 炭水化物含有材料を無機触媒で処理する方法であって、
    a.所定のモノマーまたはオリゴマー構成単位を炭水化物含有材料から放出させるために、炭水化物含有材料を無機触媒で処理すること;
    b.工程aで生成された所定のモノマーまたはオリゴマー構成単位を炭水化物含有材料の残りから分離すること
    の工程を含む方法。
  2. テクトシリケート、フィロシリケートまたはハイドロタルサイトが触媒として用いられる、請求項1に記載の方法。
  3. ゼオライトまたはベントナイトが触媒として用いられる、請求項1または2に記載の方法。
  4. ドープされた無機触媒が用いられる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 炭水化物含有材料が少なくとも1つの物理的、化学的または物理化学的工程であらかじめ処理される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 炭水化物含有材料の処理が溶媒系中の無機触媒を用いて行われる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 溶媒系が少なくとも1種の可溶化剤を含有する、請求項6に記載の方法。
  8. 溶媒系が少なくとも1種の酸、特に強い無機酸、より好ましくは塩酸を含有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 溶媒系中の酸の量が、溶媒系の全量に対して約0.1〜5重量%、より好ましくは約0.5〜2重量%である、請求項8に記載の方法。
  10. テクトシリケート、フィロシリケート、ハイドロタルサイトおよびそれらの混合物からなる群から選択される無機触媒の処理、特に炭水化物含有材料の解重合への使用。
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