JP2011526064A - ビーム相補スリットの形状を、ビーム形状にマッチングさせることにより、粒子および汚染物質を減少させるためのシステムおよび方法 - Google Patents

ビーム相補スリットの形状を、ビーム形状にマッチングさせることにより、粒子および汚染物質を減少させるためのシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011526064A
JP2011526064A JP2011516292A JP2011516292A JP2011526064A JP 2011526064 A JP2011526064 A JP 2011526064A JP 2011516292 A JP2011516292 A JP 2011516292A JP 2011516292 A JP2011516292 A JP 2011516292A JP 2011526064 A JP2011526064 A JP 2011526064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
ion
ion beam
shape
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011516292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5394483B2 (ja
Inventor
グラント,ジョーン
スプリンター,パトリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Axcelis Technologies Inc
Original Assignee
Axcelis Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Axcelis Technologies Inc filed Critical Axcelis Technologies Inc
Publication of JP2011526064A publication Critical patent/JP2011526064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5394483B2 publication Critical patent/JP5394483B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/05Electron or ion-optical arrangements for separating electrons or ions according to their energy or mass
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/244Detectors; Associated components or circuits therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/02Details
    • H01J2237/022Avoiding or removing foreign or contaminating particles, debris or deposits on sample or tube
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/04Means for controlling the discharge
    • H01J2237/045Diaphragms
    • H01J2237/0455Diaphragms with variable aperture
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/245Detection characterised by the variable being measured
    • H01J2237/24507Intensity, dose or other characteristics of particle beams or electromagnetic radiation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/245Detection characterised by the variable being measured
    • H01J2237/24507Intensity, dose or other characteristics of particle beams or electromagnetic radiation
    • H01J2237/24514Beam diagnostics including control of the parameter or property diagnosed
    • H01J2237/24542Beam profile
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/245Detection characterised by the variable being measured
    • H01J2237/24571Measurements of non-electric or non-magnetic variables
    • H01J2237/24578Spatial variables, e.g. position, distance

Abstract

イオン注入システムは、ビーム経路に沿ったイオンビームを生成するように構成されたイオンソースと、上記イオンビームの質量分析を実行するように構成され、上記イオンソースの下流側に配置された質量分析器と、上記ビーム経路に沿い、かつ、上記質量分析器の下流側に配置されたビーム相補スリットとを含み、上記ビーム相補スリットは、上記イオンビームの断面のビームエンベロープに対応するサイズおよび形状を有している。

Description

本発明は、一般に、イオン注入システムに関し、より具体的には、イオン注入システムにおいて、ビームを規定するスリットの形状を、イオンビームの形状にマッチングさせることにより、粒子や汚染物質を低減するためのシステムおよび方法に関する。
半導体装置の製造では、イオン注入が、ウエハおよび/またはワークピースに対して、不純物類またはドーパントによりドープするために使用される。イオンビーム注入機は、集積回路の製造の間において、n型またはp型の外因性材料を製造するため、または、パッシベーション層類を形成するため、シリコンワークピースをイオンビームにより処理するために使用される。
アンチモン、砒素、または、リンといったソース材料から生成される、注入用のイオンでは、「n型」の外因性材料のワークピースが結果として得られる。一方、「p型」の外因性材料のワークピース類が所望される場合、一般に、ボロン、アルミニウム、または、ガリウムといったソース材料から生成されるイオンが注入される。
イオンビーム注入機は、また、水素、または、ヘリウムといった元素のイオンビームを用いてもよい、非ドーピング適用に使用される。非ドーピング適用の例は、シリコン内に、埋め込まれた水素層を生成し、その後、続く熱処理ステップにて、上記シリコンの上側を除去することによって可能となる、ウエハ分離である。水素発生の一般的なイオン注入システムは、標準的な高電流注入機にて実行される注入の主要なパラメータとは別の、独自のパラメータを有している。そのようなパラメータは、注入エネルギーである。一般的な高電流の注入機と比べて、上記エネルギーが、十分に深い位置に、注入された層を生成するために、より高い。第2に、ドースの要求量が、1×1016イオン/cmから1×1017イオン/cmまでの範囲にて、一般的な注入機より高い。十分に高い生成アウトプットを確保するために、上記高いドース量は、例えば、30ma−60maのビーム電流にて、上記注入システムを動作することを要求する。
半導体処理のための、従来のイオン注入装置は、ワークピース内へ所望するイオン種を注入し、かつ、他の元素から生じるコンタミネーションのレベルを低減するために、元素の質量選択性を要求する。上記マス選択性は、荷電イオンビームを曲げた後、上記ビームを質量選択用の分析スリット(resolving aperture)を通すように、電磁石の使用により達成される。ビームエンベロープおよび電磁石と共に、上記分析スリットのサイズと形状もまた、上記イオン注入機における元素分解能を決定する。上記スリットのサイズと形状は、選択された質量の分析、および上記イオンビームの断面のエンベロープに影響する。
水平方向の分散平面を有する、一般的な高電流の注入機は、イオンビームを不均一にクリップする、長方形の分析スリットを有してデザインされている。質量分析用の電磁石に合わせて、一般に、上記スリットの幅は、上記システムの質量分析を規定する一方、上記スリットの高さは、単に、ワークピースのターゲットの位置での上記ビームの最大高さを規定するのみである。システムは、ワークピースの位置でのイオンビームの最終的なサイズをさらに規定する、上記分析スリットの上流側または下流側に、追加のビーム形成整形用のスリットを有するようにデザインされてもよい。上記各スリットは、一般に、上記ビームが上記各スリットの開口を通過するとき、ビームを、不均一に遮る。
それゆえ、イオン注入システムにおいて、ビームを規定するスリットの形状を、イオンビームの形状にマッチングさせることにより、粒子や汚染物質を低減するための、改善されたシステムおよび方法のための必要性が存在している。
本発明の簡略化された概要を、以下に、本発明に幾つかの観点に関する基本的な理解を提供するために示す。本概要は、広範囲の大要ではなく、本発明の重要で肝要な全ての要素を特定したり、本発明の権利範囲を限定したりすることを意図したものでもない。むしろ、本概要の目的は、後述する本発明のより詳細に説明の前触れとして、簡略化された形態にて、本発明の幾つかの概念を示すものである。
本発明の一観点によれば、イオン注入システムは、ビーム経路に沿った、イオンビームを生成するように構成されたイオンソースを含む。質量分析器が、上記イオンソースの下流側に配置され、上記イオンビームの質量分析を実行するように構成されている。ビーム相補用スリットが、上記質量分析器の下流側に、上記ビーム経路に沿って配置されている。上記ビーム相補用スリットは、上記イオンビームの、断面のビームエンベロープに対応したサイズおよび形状を有している。言い換えると、上記ビーム相補用スリットは、断面のビームエンベロープに対応、つまり、実質的に、上記ビームの断面の形状にマッチしている。上記ビーム相補用スリットの表面は、上記イオンビーム経路の軸に対して直交している。
本発明の他の観点によれば、イオン注入システムは、ビーム経路に沿った、イオンビームを生成するように構成されたイオンソースを含む。質量分析器が、上記イオンソースの下流側に配置され、上記イオンビームの質量分析するように構成されている。分析アッセンブリが、上記質量分析器の下流側に配置されている。上記分析アッセンブリは、プラズマ電子流アッセンブリ、分析スリット、および少なくとも1つのビーム相補用スリットを有している。上記分析アッセンブリは、上記分析スリット、および、上記少なくとも1つのビーム相補用スリットを、互いに特定の間隔にて支持するように構成されている。上記分析スリットは、上記質量分析器の構成要素の下流側に配置され、上記少なくとも1つのビーム相補用スリットは、上記分析スリットの下流側に、上記ビーム経路に沿った位置に配置され、上記イオンビームの断面のエンベロープに対応したサイズおよび形状を有している。
本発明のさらに他の観点によれば、ビーム相補スリットの形状を、ビーム形状にマッチングさせることにより、粒子および汚染物質を減少させるための方法を提供する。上記方法は、(a)イオンビームのソースの各パラメータを選択肢、(b)フィールド強度を有する、質量分析器の各パラメータを選択し、(c)分析スリットの位置を選択し、その後、(d)ビーム相補用スリットが配置される位置において、イオンビームの断面のエンベロープを決定し、(e)イオンビームの断面のエンベロープのほぼ合わせた上記ビーム相補用スリットを作成して、上記ビーム相補用スリットを実装し、(f)重要なイオンビームファクターを測定し、上記測定された重要なイオンビームファクターが許容されない場合、(d)に戻り、上記測定された重要なイオンビームファクターが許容される場合、上記方法が終了する。
以下の説明および添付した各図面は、本発明のさらに詳細なる各観点および各実装を示す。上記各観点および各実装は、本発明の各原理が採用され得る種々の各方法を示すが、上記各方法の幾つかを示すものである。
本発明の一観点によるイオン注入システムの例を示す概略図である。 本発明の一観点による、往復動するアームに搭載されたワークピースを示す、往復動する駆動システムをしめす概略図である。 本発明の一観点によるイオン注入システムに使用される、分析スリットおよびプラズマ電子流(PEF)の外観を示す斜視図である。 本発明の一観点による、分析アッセンブリの一部の外観を示す分解斜視図である。 本発明の一観点による、分析アッセンブリにおける他の一部の外観を示す分解斜視図である。 本発明の一観点による、PEFボックスアッセンブリの外観を示す分解斜視図である。 本発明の一観点による、PEFボックスアッセンブリの外観を示す斜視図である。 本発明の一観点による、ビーム相補スリットの正面図である。 本発明の一観点による、イオン注入システムにおける、上記ビーム相補スリットのサイズおよび形状を調整する方法のフローチャートである。
本発明は、各図面を参照して説明されるであろう。同一の部材番号は、本明細書を通して、同一の機能を有する部材を参照するために使用される。図示された構造は、それらのスケールを必ずしも図示するものではない。
本発明に係るシステムおよび方法は、ビーム相補スリットの形状を、イオンビームの、実際に測定されまたは決定された形状にマッチングさせることにより、粒子および汚染物質を減少させるためのものである。言い換えると、上記ビーム相補用スリットは、断面のビームエンベロープに対応、つまり、実質的に、上記ビームの断面の形状にマッチしている。上記ビーム相補用スリットの表面は、上記イオンビーム経路の軸に対して直交している。
本発明の一観点による、1以上のワークピースの処理のためのイオン注入システム100の例が、図1に示されている。上記システム100は、ビーム相補スリット133を使用し、図示の目的にて表されている、本発明の各観点は、記述されたイオン注入システム100に限定されず、種々な構成の他の好適なイオン注入システムが採用可能なことは認められる。ビーム相補スリット133は、本実施形態では、分析スリット132に加えて使用されることは明らかであろう。
イオン注入システム100は、イオンビーム104に対して、ワークピース(例えば、半導体基板やウエハなど)102を往復動してスキャンして、上記スキャンによって上記ワークピース102内にイオンを注入する。イオン注入システム100は、さらに、例えば、コントローラ150によって制御される。イオン注入システム100の機能、および、ワークピーススキャンニングシステム138は、コントローラ150を介して制御される。
前述したように、本発明の種々な観点は、図1の模範例のシステム100を含むが、それに限定されない何れのタイプのイオン注入装置に対して実装され得る。上記模範例のイオン注入システム100は、ターミナル106、ビームラインアッセンブリ108、およびエンドステーション110を含む。エンドステーション110は、一般に、プロセス室112を形成する。プロセス室112内では、一般に、イオンビーム104は、ワークピース配置部114に配置されたワークピース102の位置に向かう。ターミナル106内のイオン化可能なソース材料からの正の荷電イオンを生成するためのイオンソース116は、電源118から電力が供給される。ソース116は、引き出されイオンビーム120をビームラインアッセンブリ108に供給するものである。イオンソース116は、上記ソースのチェンバーからイオンを取り出すための1以上の取り出し用の電極122を含む。引出し電極122によって、上記取り出されたイオンビームは、上記ビームラインアッセンブリ108に向かうように方向付けられる。
上記イオンを生成するために、イオン化されるドーパントガス(図示せず)が、イオンソース116の生成用のチェンバー内に配置される。上記ドーパントガスは、例えば、ガスソース(図示せず)から供給され得る。電源118に加えて、上記イオンの生成用のチェンバー内に、自由電子を励起するために好適な各機構(何れも図示せず)の何れもが使用され得ることは明らかであろう。上記好適な各機構としては、例えば、RFまたはマイクロ波の励起源、電子ビームインジェクション源、電磁源、および/または、上記チェンバー内にアーク放電を生成するカソード源が挙げられる。励起された電子は、ドーパントガスの分子と衝突することによって、イオンが生成される。一般に、正の荷電イオンが生成される。しかしながら、本明細書の開示は、負の荷電イオンが同様に生成されるシステムにも適用可能である。
ビームラインアッセンブリ108は、例えば、ソース116側に入口126を、かつ、エンドステーション110内の分析スリットアッセンブリ135側に出口128を有するビームガイド124を含む。分析スリットアッセンブリ135は、プラズマ電子流(図示せず)を含み得る。プラズマ電子流は、イオンビームが通過する領域内にて、電子を中和しており、続く各図面により詳細に説明されるであろう。
イオン注入システム100は、ビームの形成用および整形用の各構造を、イオンソース116と、注入ステーションであるエンドステーション110との間に延びて含んでもよい。分析スリットアッセンブリ135の上記ビームの形成用および整形用の各構造は、イオンビーム104を維持し、長く延びた内部の空洞に対して境界を形成、つまり、ビーム104が、注入システムのエンドステーション110へと通過する途中の中間経路を形成する。
イオン注入システム100を動作させるとき、上記中間経路は、ガス分子との衝突の結果として、予め決定されたビーム経路からそらされるイオンの確率を低減するために、減圧され得る。ビームガイド124は、例えば、質量分析器(例えば、質量分析用の磁石)130を含む。質量分析器130は、上記取り出したイオンビームを受け取り、エネルギーと質量との適切な比、つまり、分析スリット132を通してワークピース102に達するイオンのみを通過させる、ダイポール磁力線を生成する。分析スリット132は、ビームラインアッセンブリ108に組み付けられた種々なビームの形成用および整形用のスリット(図示せず)の上流側にあり、さらに、イオンビーム104が所望のビーム経路に沿って、ワークピース102に搬送されるときに、上記イオンビーム104を維持し、境界を付けるように設けられてもよい。
一実施例では、上記所望のイオンビーム134は、ワークピース102に向かって方向付けられる。ワークピース102は、一般に、エンドステーション110に組み付けられたワークピーススキャンニングシステム138を介して配置される。図1に図示されるエンドステーション110は、例えば、「枚葉」式のエンドステーションを含んでもよい。「枚葉」式のエンドステーションは、減圧された処理室112内にて、ワークピースの機械的なスキャンニングを提供する。上記減圧された処理室112内において、ワークピース102(例えば、半導体ワークピース102、ディスプレイパネル、または他のワークピース)は、ワークピーススキャンニングシステム138を介して、1以上の方向にて、上記ビーム経路136を通して、機械的に搬送される。
本発明の一観点の模範例によれば、イオン注入システム100は、概して、安定なものとして、所望するイオンビーム134(例えば、「スポットビーム」または「ペンシルビーム」としても言及される)を提供する。ワークピーススキャンニングシステム138は、概して、安定なイオンビーム104に対して、2つの互いにほぼ直交する各軸に沿って、ワークピース102を搬送する。
バッチ式または他のタイプのエンドステーションが、代わりに採用され得ることを指摘している。複数のワークピース102が、同時にスキャンされ得る。そのようなエンドステーションは、本発明の権利範囲内のものとして考えられる。
他の実施例では、上記システム100は、ワークピース102に対する、1以上のスキャン面に沿って、イオンビーム104をスキャン動作可能な、静電的ビームスキャンニングシステムを含んでもよい。静電的ビームの場合では、ビーム整形用またはビーム規定用のスリットは、上記スキャナの上流側に存在する。さらに、図1は、所定のイオンビーム134を遮るように、ワークピース102を往復動するスキャンアーム140と、イオンビームの各特性を測定するための、当業者であれば公知のファラデーカップ152とを示している。したがって、本発明は、さらに、何れのスキャンされるイオンビーム、および/または、非スキャンのイオンビーム104も、本発明の権利範囲内として考えられる。
本発明の一模範例の観点によれば、イオン注入システム100は、共通の特許権者である米国特許第7,135,691(ヴァンダーポット他)に記載された、イオン注入システムおよびスキャンニング装置を含んでもよく、上記イオン注入システムおよびスキャンニング装置の内容は、本明細書において参照により組み込まれている。その上、イオン注入システム100は、アクセリス社(ビバリー、マサチューセッツ)により製造された、オプチマHDスキャンシステムのような他のシステムを含んでもよい。
図2にてここで参照した本発明の他の実施形態によれば、図2に図示されたものは、本発明の一観点による、正面図として示された、往復動ドライブシステム200である。図2の模範例の往復動ドライブシステム200は、後にて詳述されるように、ワークピース216を、イオンビーム205により、2方向にてスキャン動作可能なものであることが理解されるであろう。本発明の一模範例の観点によれば、往復動ドライブシステム200は、モータ(図示せず)を含む。上記モータは、プロセス室(エンドステーションとしても参照される)に対して動作可能に結合されている。上記プロセス室は、さらに、イオンビーム205を受け入れ可能に設けられている。
上記イオンビーム205は、例えば、スポットまたはいわゆる「ペンシルビーム」の形態を取る、互いに近接した、ほぼ平行な各軌道を共に移動する各イオンのグループを含んでもよく、また、当業者であれば公知な、何れかの好適なイオン注入システム(図示せず)によって形成されたものでもよい各イオンのグループを含んでもよい。上記何れかの好適なイオン注入システムの内容については、本明細書においてさらに検討しない。
本発明によれば、上記プロセス室は、一般に、気密状態の減圧室を含んでもよい。上記プロセス室内の内部環境は、上記プロセス室の外部の外部環境から、一般に、隔離されて動作するようになっている。例えば、上記減圧室は、実質的に低い圧力(例えば、真空)にて、内部環境が維持されるように構成および装備されてもよい。
上記プロセス室は、さらに、1以上のロードロック室に結合されてもよい。ワークピース216は、上記プロセス室の内部環境と、上記外部環境との間にて、上記プロセス室内の真空の実質的な損失無にて、搬送されてもよい。上記プロセス室は、代わりに、一般に、非気密状態のプロセス空間(図示せず)からなるようになっていてもよい。上記プロセス空間は、上記外部環境と一般につながっている。
一実施形態では、上記プロセス室は、上記外部環境に対して回転可能であってもよい。本発明では、ワークピース216を処理するのに使用され得る、何れのプロセス室およびプロセス媒体であってもよい。上記プロセス室は、気密式、非気密式、固定式、または、一時的なものの何れでもよい。以上のような何れのプロセス室およびプロセス媒体も、本発明の権利範囲内と考えられる。プロセス室の一タイプの例示は、米国特許第7,135,691号明細書に記載されている。上記例示も、本明細書において参照により組み込まれている。
図2は、模範例の時計の振り子式の往復動ドライブシステム200を示す。シャフト228の模範例の回転244は、第1軸224を中心としており、スキャンアーム232、エンドエフェクタ278およびワークピース216は、さらに、第1軸224を中心として回転される。したがって、ワークピース216は、イオンビーム205(例えば、第1軸224を中心としたシャフト228の、1以上の円状の対向回転を介して)に対して第1スキャン経路246に沿って往復動され得る。上記イオンビーム205は、図2の紙面内に向かうように図示されている。
第1軸224を中心としたシャフト228の回転244(および/または、対向回転)は、本明細書において後述するように、エンドエフェクタ278を、均一な方法にて振動または往復動するように制御され得るという利点を有する。図2は、さらに、エンドエフェクタ278の回転248が、第2軸240を中心として、上記の回転と同様に、行われることを図示している。エンドエフェクタ278の回転248は、その結果として、第2軸240を中心としたワークピース216の回転は、第1軸224つまりイオンビーム205に対する、ワークピース216の回転方向を維持するために制御され得る(例えば、イオンビーム205に対するワークピース216の回転方向により、三角形250にて示される抽出用の電極が、ワークピース216に対して固定される)。
イオンビーム205からワークピース216内へのイオンの均一な注入といった、ワークピース216を均一に処理するために、第1スキャン経路246に沿って移動するとき、エンドエフェクタ278の制御された、関節によりつながれた動き、つまり、概して、一定の移動速度を維持することが重要である。ワークピース216が、イオンビーム205を通過するとき、エンドエフェクタ278の制御された、関節によりつながれた動き、つまり、概して、一定の移動速度を維持することは、例えば、ワークピース216への、ほぼ均一なイオン注入量を提供する。それゆえ、ワークピース216の均一な処理は、振り子型の動きにおいて、上記ワークピース216が、第1スキャン経路246に沿って移動するとき達成される。
それゆえ、本発明のさらに他の実施形態では、概して一定の速度、つまり、制御された、関節によりつながれた動きは、イオンビーム205を通過するワークピース216の動きに関連した所定のスキャンニング範囲254において所望される。所定のスキャンニング範囲254は、一般に、ワークピース216の物理的な各寸法に関連している(例えば、上記スキャンニング範囲は、ワークピース216の直径より大きい)。本実施例では、所定のスキャンニング範囲254は、ワークピース216の直径にイオンビーム205の幅を足した合計より大きな距離を移動するワークピース216により概して規定される。ワークピース216は、第1スキャン経路246に沿って、イオンビーム205を通過するように移動し、イオンビーム205は、ワークピース216の両端部256間がスキャンされる。
さらに他の実施形態によれば、所定のスキャンニング範囲254内にてワークピース216のための所望される速度プロファイルが規定されてもよい。所望される速度プロファイルは、概して、往復動ドライブシステム200の構成に依存する。例えば、ワークピース216が、スキャンアーム232に対して固定されているか、回転可能であるかに依存して、スキャンアーム232の回転244の概して一定の速度または変化可能速度(それゆえ、第1スキャン経路246に沿ったワークピース216の概して一定の速度または変化可能な速度)が所望されてもよい。
例えば、ワークピース216が、第1スキャン経路246に沿った回転方向を維持するために、スキャンアーム232に対して回転される場合、上記曲線に沿った経路に沿ったワークピース216へのイオンのほぼ均一な注入量を提供するために、所定のスキャンニング範囲254の各端部255の近くにイオンビーム205が達したとき、第1軸224を中心とするスキャンアームの回転速度を変化(例えば、所定のスキャンニング範囲254の各端部に近いところ10%程度の速度を増加)させてもよい。
スキャンアーム232の速度を変化させることの他の代替物として、または、上記変化させることに追加して、イオンビーム電流といったイオンビーム205の各物性を、ワークピース216に対する、概して均一なイオンの注入量を作成するために変化させることも可能である。
上述した各実施形態の一つに示されているように、ワークピース216は、ほぼ、均一にイオンビーム205に曝すために、所定のスキャンニング範囲254内にてほぼ一定の速度を維持すること、一般に望ましい。しかしながら、第1スキャン経路246に沿った、往復動、交互の反転するワークピース216の動きにより、第1軸224を中心としたシャフト228の時計方向および反時計方向(対向回転)の間のように、ワークピース216の加速、減速が不可避である。
それゆえ、スキャンアーム232、エンドエフェクタ278およびワークピース216の加速および減速を適合するために、第1スキャン経路246に沿った、最大の各位置260、262の間の対向する各端部により移動される最大スキャン距離258がさらに規定され得る。上記加速および減速は、イオンビーム205がワークピース216に接触しないとき、または、イオンビーム205の一部がワークピース216に接触しないときの何れにおいても、オーバーシュート領域264において生じ得る。
従来の2次元のスキャンニングシステムでは、ワークピースの移動方向の反転の間、加速および減速の許容可能な量は、慣性力、および慣性力に関連する従来の上記スキャンニングシステムの残部へ伝達される反応応力を最小化するために、ほぼ限定されている。米国特許第7,135,691号明細書は、イオンビームを通過させてワークピースをスキャンするための往復動ドライブを記載し、本明細書において参照によって組み込まれている。
図1、図3、図4A、図4B、図5Aおよび図5Bは、質量分析のための質量分析器(図示せず)および本発明の観点による角度補正を採用しているイオン注入システム100に用いられる分析アッセンブリ300の種々な分解および斜視図である。
図示されていないが、四極レンズまたは他の集束機構が、質量分析器130(図1)の下流側に配置され得て、イオンビーム104(図1)に関するビームのブローアップの衝撃(インパクト)を補償する、つまり軽減する。イオン注入処理から、結果として共通に生じる事件は、ワークピース102の荷電である。上記荷電は、イオンビーム104からの正のイオンが、ワークピース102に打ち込まれ、マスキング層内に蓄積する。このことは、ワークピース102上に過剰な荷電が積み上げられる原因となり、イオンビーム104内にて、荷電のアンバランスを導き、かつ、ビームブローアップとして公知の状態を導き、その結果、ワークピース102を横断する方向のイオン分布の変化を招来する。
上記過剰な荷電の積み上げは、また、ゲート酸化物を含む、表面の酸化物に対してダメージを与え、デバイスの信頼性の問題を導き、その結果、ワークピース102の内部での、絶縁層などの絶縁破壊を生じ、デバイスの歩留りの低下を招く。
図3は、本発明の少なくとも一つの実施形態による分析アッセンブリ300(図1では、アッセンブリ135として図示された)の斜視図である。分析アッセンブリ300については、本明細書において、詳細には説明されないが、当業者には、分析アッセンブリとして公知なものである。分析アッセンブリは、プラズマ電子流(PEF)アッセンブリ302を含む。ワークピース102の荷電は、ワークピース102を、安定で、高密度のプラズマ環境にさらす、プラズマ電子流(PEF)アッセンブリ302を用いて、制御され得る。
荷電の中和システムを通した、イオン注入ステーションへのイオンビームの生成すると共に搬送するための好適な装備は、例えば、米国特許第5,164,599号明細書(ベンベニステ)、米国特許第5,531,420号明細書(ベンベニステ)、米国特許第5,633,506号明細書(ブレーク)、米国特許第5,691,537号明細書(チェン他)、米国特許第5,703,375号明細書(チェン他)に開示されている。
アーク室(図示せず)が、プラズマ電子流(PEF)アッセンブリ302の下に配置され得る。プラズマ電子流(PEF)アッセンブリ302は、図示されているように、PEFボックスベース331(図5)に取り付けられている。アーク室は、フィラメント、ガス導入ポート、アーク室PEFカバー339を含むことができる。取り出し用の穴(ホール)を有するカバー339は、アーク室をPEFボックスの内部表面に対して露出させる。分析アッセンブリ300を、相違する構成にて作成することが可能であり、それら全ての構成が本明細書において本発明として考えられることは明らかである。示された実施形態は、示された実施形態の意味に限定して解釈されるべきではない。
低エネルギーの電子が、アーク室内のプラズマから取り出され、イオンビーム104内に導入される。上記イオンビーム104は、上記電子をワークピース102へ搬送した結果、上記ワークピース102の表面荷電は中和される。上記電子のエネルギーは、上記ワークピース102を負に荷電することを防止するために、十分に低い。
上記イオンが注入されたワークピース102上の正の荷電を中和するためのプラズマ電子流(PEF)アッセンブリ302は、ノコギリ歯状の各側壁312を有する、PEFボックス303を含む。各側壁312は、ノコギリ歯状によって、絶縁性の汚染物質を、上記各側壁の内表面の全体に付着することを防止するが、上記各壁の一部に対してのみ取り付ける。PEFボックス303は、図1に示されるような、イオンビームソース116からプロセス室112へと通過するイオンビーム134(図1)が通る、内部領域222を規定する。
斜視図にて示された、少なくとも一つの実施形態の分析アッセンブリ300が、質量分析器130の出口128(図1)とプロセス室112の間に配置され、プラズマ電子流(PEF)アッセンブリ302、分析スリット304、PEF高電流フィードスルーアッセンブリ306、絶縁体PEFフィティング307、ビームガイド出口シールド308およびビームガイド出口側開口310(図4A)を含む。
分析アッセンブリ300は、さらに、ノーズタワーシールド316により部分的に囲まれたノーズタワー314を含む。ノーズタワー314は、スペーサ318により分析スリット304に結合されている。スペーサ318は、分析スリット304およびノーズタワー314をボルトにて固定する。シールド管スプールタワー320が、スプールタワー322の内部に同軸状に配置され、その配置位置にて機械的に保持されている。上記スプールタワーのt字状端部が、スプールタワー322にボルトにて固定されている。o−リング324(図4A)が、スプールタワー322とタワーリング隔膜マウント326との間に配置され、しっかりと取り付けられている。ビームガイド出口側開口310は、ビームガイド出口シールド308と共に、スプールタワー322の末端部内に対して気密状態にて取り付けられている。
前面側シールドPEF327が、前面側シールドスペーサPEF329に結合され得る。ノコギリ歯状の各側壁312は、PEFボックス基部331のベース(基部)側、PEFボックス上壁337およびPEFバックシールドスペーサ335に取り付けられている。上記取り付けには、スクリューまたはその類似品を含む固定具が使用されている。PEfビームライン出口開口(例えば、グラファイト製)つまりビーム相補スリット330といった、本発明の重要な部品が、PEFバックシールドスペーサ335に結合され得、その結果、ビーム相補スリット330は、分析アッセンブリ300内に適切に配置される。
本発明者らは、ビーム形状(例えば、「バナナ形状」)に緊密に対応するビーム相補スリット330を用いることによって、粒子の数および汚染物質が、極めて減少できたことを認めた。この場合、スリットのサイズおよび形状は固定されている。イオンビームの経路に対して直交する平面に衝突するイオンビームの断面を含む、イオンビームの断面エンベロープを測定するための、一般的な方法が存在している。上記測定は、ビームを垂直方向および水平方向の双方にてスウィープする、分割された各ディテクタを備えたシステムを用いて達成される。
上記方法の代替では、上記測定は、2つの各次元でのイメージを提供するビームにより、プレート内にパターン化されるラセン状のホールを回転させることによってなされ得る。さらに他の方法では、上記イメージは、適切な材料上に、単にビームを焼き付けることによって決定され得る。上記ビームの各端部は、上記ビームの近接位置内へ、フローティング開口を移動させることによって検出され得る。
上記イオンビーム相補スリット330は、数多くの注入製品やシステムに使用され得ることが、当業者には明らかであろう。例えば、イオンリボンビームまたはスキャンされたイオンビームの注入機において、上記イオンビーム相補スリット330は、コリメータまたはスキャン138)図1)の上流側にて使用され得る。上記イオンビーム相補スリット330は、種々な形状やサイズを含み得、それら全てが本発明内と考えられることは当業者であれば明らかであろう。
他の実施形態では、イオンビームの形状およびサイズは、種々なおよび/または電子機械的なシステムを用いて決定され得る。電子機械的なシステムは、センサ類、コントローラシステムおよび取り付け位置にて動的に制御されて変化可能なスリット(図示せず)を含む。上記変化可能なスリットは、上記イオンビーム相補スリットおよびその類似品によって遮断された電流を測定することにより上記ビームの各端部を検出する。本実施形態では、上記変化可能なイオンビーム相補スリット(図示せず)は、上記イオンビームの形状およびサイズを、上記スリットにほぼ合わせるように構成され得る。
質量分析器130の出口の位置のビーム規定用開口123は、ビーム規定用開口123の許容される形状が、上記ビーム内に異常を生じさせる電磁石といった光学素子の一組を通る、イオンソースから生じるビームの放射を、狭い幅および比較的高い高さを備えたスリットに合わすように設定される。上記異常は、例えば、イオンビームが搬送される磁界において、ビーム内の各イオンの軌道の曲率半径が変動するような上記磁界のグラディエント(不均一性、変化)に起因する。
上記スリット状のビームの高さ方向での磁界のグラディエントの他の例として、ソースの磁化または質量分析のダイポールにおける大きなポールギャップといったものは、拡散方向内の位置のビーム内にて、非拡散方向内の位置での機能として、上記スリット状のビームをシフトさせる。上記得られたビーム形状は、上記ダイポールフィールド内のイオンビームの回転の中心に対して曲げられた形状のようになる。
イオンビーム相補スリット330の理想的な開口形状(例えば、バナナ状のスリット)は、イオンビームの形状に合わせて、上記スリット上にて生じるビームとの衝突を最小にする。
逆に、従来のシステムは、上記のようなビーム形状を考慮せず、長方形の質量分析ビーム開口を備えて設定されている。そのようなビーム開口は、寸法において単に合っていないことにより、ビームを過剰にまたは非均一的にクリップする(遮断する、または、抜き取る)。
それゆえ、イオンビーム相補スリット330は、上記ビームの放射形状に合わせて、ビームクリッピングの最適な量を提供するように設定され得る。イオンビーム相補スリット330のサイズや形状は、当業者により知られた何れのイオンビームの形状やサイズに合わせるようにできる。さらに、イオンビーム相補スリット330または他のビーム規定用のスリットは、上述された、実際のビームサイズに緊密に合わせるように上記スリットのサイズを、その取り付け位置にて調整可能な、種々な電子機械的な実施形態において設定可能なものである。
ビームサイズの上記制御方法は、ワークピースを必要な時間を減少させることによってプロセスのスループットを改善し、また、上記プロセス室内のビームの不要な衝突を防止するように上記ビームサイズを限定する。上記ビームサイズの限定の機能に加えて、分析スリットおよび規定用スリットは、イオンビームのエンベロープ内に混入してきた荷電粒子をクリップする(抜き取る)ことが可能となる。それゆえ、上記各端部の上記クリッピングは、上記混入した粒子をブロック(遮断)し、上記ターゲットのプロセス室へ搬送される粒子量を低減する。
最後に、従来の分析用開口およびビーム規定用開口を用いる際の、過剰なビームの衝突は、スパッタされた(飛ばされた)材料を生成し得、二次電子を生成し得る。上記スパッタされた材料は、追加の粒子を生成し得、および/または、以前のプロセスに用いたイオン種からの汚染物質を放出することがある。
それゆえ、本発明の分析スリットおよびビーム規定用スリットは、スパッタされる材料を最小化する一方、十分な、質量分析、ビームカレント、粒子クリッピングを提供するというトレードオフのバランスをとるように設定される。本実施形態では、バナナ形状の半径および長さは、例えば、20keVを超える動作にて生じるビーム損失を、例えば、最小となるように構成されている。
本発明のさらに他の観点によれば、イオンビーム相補スリットのサイズおよび形状をイオンビームのサイズおよび形状に合わせることによる粒子および汚染物質の減少方法は、図7に図示されているように、参照番号700として示されて提供される。方法700は図示され、一連の各動作および各イベントとして後述されるけれども、本発明は、以上のような各動作および各イベント図示された順番によって限定されないことは明らかであろう。例えば、幾つかの各動作は、本発明の1以上の観点に基づき、本明細書において図示されたものおよび/または記載されたものと、相違する順番および/または、異なる動作やイベントと同時であってもよい。
本発明のさらに他の観点によれば、イオンビーム相補スリットのサイズおよび形状をイオンビームのサイズおよび形状に合わせることによる粒子および汚染物質の減少方法は、図7に図示されているように、参照番号700として示されて提供される。方法700は図示され、一連の各動作および各イベントとして後述されるけれども、本発明は、以上のような各動作および各イベント図示された順番によって限定されないことは明らかであろう。例えば、幾つかの各動作は、本発明の1以上の観点に基づき、本明細書において図示されたものおよび/または記載されたものと、相違する順番および/または、異なる動作やイベントと同時であってもよい。
さらに、本発明に係る方法を実行するために、図示されないステップが要求されてもよい。その上、本発明に係る方法は、本明細書において図示され、記載された構造の形成および/または処理と共に実行されてもよく、また、図示されない他の構造と共に実行されてもよい。
上記方法が、他の図1−3、図4A、図4B、図5A、図5Bを参照して以下に説明される。方法700は、例えば、イオンソース116(図1)内のイオンビームパラメータを選択することを備えた702にて開始する。イオンビーム104は、702にて取り出され、質量分析器130に向かって方向付けられる。上記イオンビーム104は、ペンシルビーム、拡散ビーム、リボンビーム、およびそれらの類似品で有り得る。704にて、上記質量分析器130(図1)における、磁界強度などのパラメータが選択される。
706にて、イオン注入システム100内のイオンビーム相補スリット330以外の上記スリットの各位置が選択される。この選択は、708にて、生成されたイオンビーム104がイオン注入システム100内を通して移動することを可能にし、その結果、710にて、上記イオンビーム104のサイズおよび断面の形状が、測定され得、かつ、エンドステーション11において正確に決定される。
本実施形態では、上記イオンビーム相補スリット330は、固定された、つまり一定のサイズおよび形状のものである。本実施形態では、上記形状は、バナナ形状のスリット600であるが、上記スリット600は、何れのイオンビームのサイズおよび断面形状に合わせて作製され得ることは明らかであろう。
前述したように、イオンビームの経路に対して直交する平面に衝突するイオンビームの断面を含むイオンビームの断面のエンベロープを測定するための一般的な方法が存在している。上記測定は、垂直方向および水平方向の双方のビームをスウィープする分割された各ディテクタを備えたシステムを用いて達成され得る。
他の方法では、上記測定は、2つの各次元でのイメージを提供するビームにより、プレート内にパターン化されるラセン状のホールを回転させることによってなされ得る。さらに他の方法では、上記イメージは、適切な材料上に、単にビームを焼き付けることによって決定され得る。上記ビームの各端部は、上記ビームの近接位置内へ、フローティング開口を移動させることによって検出され得る。
さらに他の実施形態では、上記変化可能なイオンビーム相補スリット(図示せず)は、上記イオンビームの形状およびサイズを、上記スリットにほぼ合わせて調整可能なように構成され得る。イオンビームの形状は、電子機械的なシステムを用いて正確に決定され得る。電子機械的なシステムは、センサ類、コントローラシステムおよび取り付け位置にて動的に制御されて変化可能なスリット(図示せず)を含む。上記変化可能なスリットは、上記イオンビーム相補スリットおよびその類似品によって遮断された電流を測定することにより上記ビームの各端部を検出する。
912にて、上記イオンビーム相補スリット330は、イオンビームの断面形状の対応して作製される。つまり、上記イオンビーム相補スリット330の形状は、上記スリットがイオンビームの形状およびサイズに対応するように上記スリットを調製するように構成された電子機械的なシステムを通して生成される。
714にて、イオンビームの重要な各因子が測定され、上記各因子が許容され得ない場合、方法700は、712に戻り、上記各因子が許容される場合、上記方法は終了する。上記イオンビームの重要な各因子は、ビーム電流、粒子、汚染物質などを含む。
本発明は、1以上の各実施例に関して図示され記載されているけれども、各代替物および/または各変形例を、添付された特許請求の範囲の権利範囲および精神から離れない限り、図示された実施例に施してもよい。
特に、上述された各部品や各構造(各ブロック、各ユニット、各エンジン、各アッセンブリ、各デバイス、各回路、各システムなど)、以上の部品を記載するために使用された各語句(「手段」への参照を含む)により実行される種々な各機能に関しては、他の指示が無い限り、上述された部品(例えば、機能的に等価物)の特定された機能を実行する何れの部品または構造にも対応することが意図されている。上記何れの部品または構造は、本明細書において、本発明の図示され、模範例の各実施例に記載の機能を実行する開示された構造と構造的に等価でなくともよい。
さらに、本発明の特別な特徴は、幾つかの各実施例の1つにのみにて開示されていても、そのような特徴は、何れの所定のまたは特定の適用例にとって所望され、かつ有利な他の各実施例の1以上の他の特徴と組み合わされてもよい。本明細書において使用される「模範例」の語句は、ベストまたは最高に対抗されるような例示を暗示することが意図されている。その上、「含有する」、「有する」、「備える」またはそれらの変形の各語句は、本明細書の詳細な説明および特許請求の範囲の何れにも使用され、以上の各語句は、「含む」との語句と同様な意味を包含することが意図されている。

Claims (20)

  1. ビーム経路に沿ったイオンビームを生成するように構成されたイオンソースと、
    上記イオンビームの質量分析を実行するように構成され、上記イオンソースの下流側に配置された質量分析器と、
    上記ビーム経路に沿い、かつ、上記質量分析器の下流側に配置されたビーム相補スリットとを含み、
    上記ビーム相補スリットは、上記イオンビームの断面のビームエンベロープに対応するサイズおよび形状を有している、イオン注入システム。
  2. 上記ビーム相補スリットは、分析スリットの上流側に配置されている、請求項1に記載のイオン注入システム。
  3. 上記ビーム相補スリットは、分析スリットの下流側に配置されている、請求項1に記載のイオン注入システム。
  4. 上記ビーム相補スリットは、上記イオンビームの形状にほぼ合うように、サイズおよび形状に関して、電子機械的に制御されている、請求項1に記載のイオン注入システム。
  5. 上記ビーム相補スリットは、ほぼバナナ形状である、請求項1に記載のイオン注入システム。
  6. 上記イオンビームの形状は、電子機械的なシステムを用いて正確に決定されるものであり、
    上記電子機械的なシステムは、各センサ、コントロールシステム、および、取り付け位置にて動的に制御されて変化可能なスリットを有し、
    上記電子機械的なシステムは、上記変化可能なスリットにより遮られる電流を測定することによって上記イオンビームの各端部を検出するように構成され、上記変化可能なスリットのサイズおよび形状を調整するものである、請求項1に記載のイオン注入システム。
  7. 上記イオンビームの断面のビームエンベロープは、
    上記イオンビームを垂直方向および水平方向の双方にてスウィープする分割された各ディテクタを備えたシステムを用いて測定され、
    2つの各次元での上記イオンビームのイメージを提供するように構成され、プレート内にパターン化される、回転するラセン状のホールを用いて測定され、
    材料上に、単にビームを焼き付けて測定され、または、
    イオンビームの近接位置内へ、フローティング開口を移動させることによって上記イオンビームの各端部を検出することによって測定される、請求項1に記載のイオン注入システム。
  8. ビーム経路に沿ったイオンビームを生成するように構成されたイオンソースと、
    上記イオンビームの質量分析を実行するように構成され、上記イオンソースの下流側に配置された質量分析器と、
    上記質量分析器の下流側に配置され、プラズマ電子流アッセンブリ、分析スリット、および、少なくとも1つのビーム相補スリットとを有する分析アッセンブリとを含み、
    上記分析アッセンブリは、上記分析スリット、および、上記少なくとも1つのビーム相補スリットとを所定の間隔にて支持するように構成され、
    上記分析スリットは、上記質量分析器の部品の下流側に配置され、
    上記少なくとも1つのビーム相補スリットは、上記ビーム経路に沿った、上記分析スリットから下流側にあり、
    上記少なくとも1つのビーム相補スリットは、上記イオンビームの断面のエンベロープに対応するサイズおよび形状を有している、イオン注入システム。
  9. 上記少なくとも1つのビーム相補スリットは、上記分析スリットの上流側に配置されている、請求項8に記載のイオン注入システム。
  10. 上記少なくとも1つのビーム相補スリットは、上記分析スリットの下流側に配置されている、請求項8に記載のイオン注入システム。
  11. 上記少なくとも1つのビーム相補スリットは、変更可能に構成され、上記イオンビームの断面のエンベロープにほぼ対応するサイズおよび形状に、電子機械的に制御され得るものである、請求項8に記載のイオン注入システム。
  12. 上記少なくとも1つのビーム相補スリットは、ほぼバナナ形状である、請求項8に記載のイオン注入システム。
  13. 上記イオンビームの形状は、電子機械的なシステムを用いて正確に決定されるものであり、
    上記電子機械的なシステムは、各センサ、コントロールシステム、および、取り付け位置にて動的に制御されて変化可能なスリットを有し、
    上記電子機械的なシステムは、上記変化可能なスリットにより遮られる電流を測定することによって上記イオンビームの各端部を検出するように構成され、上記変化可能なスリットのサイズおよび形状を調整するものである、請求項8に記載のイオン注入システム。
  14. ビーム相補スリットのサイズをイオンビームのサイズおよび形状に合わせることによって粒子および汚染物質を低減する方法であって、
    (a)イオンビームのソースの各パラメータを選択し、
    (b)質量分析器の、フィールド強度を含む各パラメータを選択し、
    (c)分析スリットの位置を選択し、
    (d)イオンビームの断面のエンベロープを決定し、
    (e)上記イオンビームの断面のエンベロープとほぼ同じビーム相補スリットを作製し、かつ、上記ビーム相補スリットを実装し、
    (f)イオンビームの重要な各因子を測定し、
    上記測定されたイオンビームの重要な各因子が許容されない場合、(e)に戻り、
    方法を終了する、方法。
  15. 上記ビーム相補スリットを、上記分析スリットの上流側とする、請求項14に記載の方法。
  16. 上記ビーム相補スリットを、上記分析スリットの下流側とする、請求項14に記載の方法。
  17. 上記ビーム相補スリットを、ほぼバナナ形状とする、請求項14に記載の方法。
  18. 上記イオンビームの形状を、電子機械的なシステムを用いて正確に決定し得、
    上記電子機械的なシステムは、各センサ、コントロールシステム、および、取り付け位置にて動的に制御されて変更可能なスリットを有し、
    上記変更可能なスリットは、上記ビーム相補スリットにより遮られる電流を測定することによって上記イオンビームの各端部を検出する、請求項14に記載の方法。
  19. 上記イオンビームの断面のビームエンベロープを、
    上記イオンビームを垂直方向および水平方向の双方にてスウィープする分割された各ディテクタを備えたシステムを用いて測定する、
    2つの各次元での上記イオンビームのイメージを提供するように構成され、プレート内にパターン化される、回転するラセン状のホールを用いて測定する、
    材料上に、単にビームを焼き付けて測定する、または、
    イオンビームの近接位置内へ、フローティング開口を移動させることによって上記イオンビームの各端部を検出することによって測定する、請求項14に記載の方法。
  20. 上記ビーム相補スリットを、変更可能に構成し、上記イオンビームの断面のエンベロープにほぼ対応するサイズおよび形状に、電子機械的に制御し得る、請求項14に記載の方法。
JP2011516292A 2008-06-25 2009-06-23 ビーム相補スリットの形状を、ビーム形状にマッチングさせることにより、粒子および汚染物質を減少させるためのシステムおよび方法 Active JP5394483B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/146,122 US7977628B2 (en) 2008-06-25 2008-06-25 System and method for reducing particles and contamination by matching beam complementary aperture shapes to beam shapes
US12/146,122 2008-06-25
PCT/US2009/003739 WO2010008467A2 (en) 2008-06-25 2009-06-23 System and method for reducing particles and contamination by matching beam complementary aperture shapes to beam shapes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011526064A true JP2011526064A (ja) 2011-09-29
JP5394483B2 JP5394483B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=41226186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011516292A Active JP5394483B2 (ja) 2008-06-25 2009-06-23 ビーム相補スリットの形状を、ビーム形状にマッチングさせることにより、粒子および汚染物質を減少させるためのシステムおよび方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7977628B2 (ja)
EP (1) EP2304764A2 (ja)
JP (1) JP5394483B2 (ja)
KR (1) KR101653731B1 (ja)
CN (1) CN102067269A (ja)
WO (1) WO2010008467A2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8208601B2 (en) * 2008-08-13 2012-06-26 Oncology Tech Llc Integrated shaping and sculpting unit for use with intensity modulated radiation therapy (IMRT) treatment
WO2011060133A1 (en) * 2009-11-12 2011-05-19 Oncology Tech Llc Beam modifying devices for use with particle beam therapy systems
US8669539B2 (en) * 2010-03-29 2014-03-11 Advanced Ion Beam Technology, Inc. Implant method and implanter by using a variable aperture
KR101769493B1 (ko) * 2011-12-23 2017-08-30 주식회사 원익아이피에스 기판처리장치 및 그를 가지는 기판처리시스템
CN105097460A (zh) * 2014-05-09 2015-11-25 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种解决离子注入机路径污染的方法
US9697989B2 (en) * 2015-02-26 2017-07-04 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Method for generating parameter pattern, ion implantation method and feed forward semiconductor manufacturing method
US10730082B2 (en) * 2016-10-26 2020-08-04 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Apparatus and method for differential in situ cleaning
US9953801B1 (en) * 2016-11-29 2018-04-24 Axcelis Technologies, Inc. Two-axis variable width mass resolving aperture with fast acting shutter motion
US11049691B2 (en) * 2017-12-21 2021-06-29 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Ion beam quality control using a movable mass resolving device
US11574796B1 (en) 2021-07-21 2023-02-07 Applied Materials, Inc. Dual XY variable aperture in an ion implantation system

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0287450A (ja) * 1988-09-24 1990-03-28 Hitachi Ltd イオン打込装置
JP2007273368A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Ihi Corp イオン注入装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4578589A (en) 1983-08-15 1986-03-25 Applied Materials, Inc. Apparatus and methods for ion implantation
US4943728A (en) 1989-02-28 1990-07-24 Eaton Corporation Beam pattern control system for an ion implanter
US5311028A (en) * 1990-08-29 1994-05-10 Nissin Electric Co., Ltd. System and method for producing oscillating magnetic fields in working gaps useful for irradiating a surface with atomic and molecular ions
US5306920A (en) 1992-11-23 1994-04-26 Motorola, Inc. Ion implanter with beam resolving apparatus and method for implanting ions
GB2344214B (en) 1995-11-08 2000-08-09 Applied Materials Inc An ion implanter with improved beam definition
GB2343546B (en) 1995-11-08 2000-06-21 Applied Materials Inc An ion implanter with deceleration lens assembly
GB9522883D0 (en) 1995-11-08 1996-01-10 Applied Materials Inc An ion implanter and method of ion implantation
US5959305A (en) 1998-06-19 1999-09-28 Eaton Corporation Method and apparatus for monitoring charge neutralization operation
JP3690517B2 (ja) * 2002-02-28 2005-08-31 住友イートンノバ株式会社 イオン注入方法及びイオン注入装置
AU2002950505A0 (en) * 2002-07-31 2002-09-12 Varian Australia Pty Ltd Mass spectrometry apparatus and method
US6770888B1 (en) 2003-05-15 2004-08-03 Axcelis Technologies, Inc. High mass resolution magnet for ribbon beam ion implanters
US6879109B2 (en) 2003-05-15 2005-04-12 Axcelis Technologies, Inc. Thin magnetron structures for plasma generation in ion implantation systems
JP4438325B2 (ja) 2003-06-10 2010-03-24 ソニー株式会社 荷電粒子の強度分布測定方法および装置、並びに半導体製造装置
US6992311B1 (en) 2005-01-18 2006-01-31 Axcelis Technologies, Inc. In-situ cleaning of beam defining apertures in an ion implanter
US7885032B1 (en) * 2006-03-06 2011-02-08 Seagate Technology Llc Apparatus and method for bulk erasure of disk drives
JP4492591B2 (ja) 2006-07-25 2010-06-30 日新イオン機器株式会社 イオン注入装置およびその調整方法
US7227160B1 (en) 2006-09-13 2007-06-05 Axcelis Technologies, Inc. Systems and methods for beam angle adjustment in ion implanters

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0287450A (ja) * 1988-09-24 1990-03-28 Hitachi Ltd イオン打込装置
JP2007273368A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Ihi Corp イオン注入装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR101653731B1 (ko) 2016-09-02
US7977628B2 (en) 2011-07-12
WO2010008467A3 (en) 2010-03-18
EP2304764A2 (en) 2011-04-06
US20090321632A1 (en) 2009-12-31
KR20110040864A (ko) 2011-04-20
CN102067269A (zh) 2011-05-18
JP5394483B2 (ja) 2014-01-22
WO2010008467A2 (en) 2010-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5394483B2 (ja) ビーム相補スリットの形状を、ビーム形状にマッチングさせることにより、粒子および汚染物質を減少させるためのシステムおよび方法
US7994488B2 (en) Low contamination, low energy beamline architecture for high current ion implantation
KR101354633B1 (ko) 이온 비임의 자기식 스캐닝 및 교정 시스템
JP5652583B2 (ja) ハイブリッド結合及び二重機械式走査構造を有するイオン注入システム及び方法
US7227160B1 (en) Systems and methods for beam angle adjustment in ion implanters
US7915597B2 (en) Extraction electrode system for high current ion implanter
JP2007525811A (ja) イオンビーム電流の調整
EP2206137A1 (en) Plasma electron flood for ion beam implanter
US20160189917A1 (en) Systems and methods for beam angle adjustment in ion implanters with beam decelaration
US8803110B2 (en) Methods for beam current modulation by ion source parameter modulation
TWI778990B (zh) 具有快速作用的遮閉器動作的雙軸可變寬度之質量解析孔隙
KR20210099036A (ko) 고 처리량 스캔된 빔 이온 주입기용 스캔 및 교정자 자석 디자인
KR20200021503A (ko) 드리프트 및 감속 모드들에서 빔 각도 제어를 가지는 이온 주입 시스템
KR0143433B1 (ko) 이온주입기
TWI829821B (zh) 電極系統、離子源及離子植入系統
TW201101364A (en) System and method for reducing particles and contamination by matching beam complementary aperture shapes to beam shapes

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5394483

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250